JPH063090B2 - クリーンルームの開閉扉 - Google Patents

クリーンルームの開閉扉

Info

Publication number
JPH063090B2
JPH063090B2 JP63261109A JP26110988A JPH063090B2 JP H063090 B2 JPH063090 B2 JP H063090B2 JP 63261109 A JP63261109 A JP 63261109A JP 26110988 A JP26110988 A JP 26110988A JP H063090 B2 JPH063090 B2 JP H063090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
hanging
clean room
pair
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63261109A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02108778A (ja
Inventor
明 望月
善雄 長屋
毅 木村
啓伸 青山
農夫男 秋山
三浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KENTETSU KK
Kajima Corp
Original Assignee
NIPPON KENTETSU KK
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KENTETSU KK, Kajima Corp filed Critical NIPPON KENTETSU KK
Priority to JP63261109A priority Critical patent/JPH063090B2/ja
Publication of JPH02108778A publication Critical patent/JPH02108778A/ja
Publication of JPH063090B2 publication Critical patent/JPH063090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は精密機器,電子部品,医薬品等の製造に際して
使用される清浄化空間、所謂クリーンルームの開閉扉に
関する。
〈従来の技術〉 クリーンルームは現在電子工業,医薬品工業,バイオテ
クノロジィー産業等において超清浄度の環境を確保する
ものとして使用されている。
当該クリーンルーム内を超清浄度に保つ為には、通常空
気をHEPAフィルターを通して室内に循環させてい
る。
このクリーンルームには人に出入口及び物品の取入れ,
取出し等の適宜大きさの開口が設けられており、この開
口には開閉扉が取付けられる。開閉扉は閉戸時に常にエ
アータイトの状態となる様に構成されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 通常出入りの開口に設けられる前記開閉戸としては引き
戸形式、若しくは開き戸形式のものがある。何れにして
もこの種の吊り戸及び開き戸自体は手動によって開閉さ
れる。
一方クリーンルームの気流方式において、例えば垂直,
水平層流方式による場合がある。この層流方式において
は、上記出入りの開口に設けられた吊り戸,開き戸によ
る室内側凹凸が気流速度のバラツキを招き、クリーンル
ーム内の層流に乱気流を生じさせる。この乱気流によっ
て床や壁面から汚染物質が再飛散して清浄度を低下をさ
せている。その為上記開閉扉は常に室内側壁面に対し凹
凸を生じない様に平滑な状態で閉戸されなければならな
い。しかし開閉扉自体の自重は大きく、且つ手動によっ
て開閉されるので、常に平滑状態とはならず乱気流の発
生を十分に防止できる状態となっていない。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、空気
が循環するクリーンルームの開口を開閉するために設け
られ空気の循環により発生する気流に対抗できる自重を
備えた吊り戸と、吊り戸の上部に設けられ上枠内に架設
されたレールに従って吊り戸を走行させる走行機構とか
ら構成され、走行機構にドアエンジンからの駆動力を与
えて吊り戸を移動させ、閉戸した際に吊り戸を開口内に
収めることによって、吊り戸と開口の室内側周囲壁面と
を略面一の状態にするクリーンルームの開閉扉である。
〈作用〉 ドアエンジンの駆動力によって吊り戸は自動的に開閉さ
れ、しかも閉戸した際は確実に開口内に収められるので
平滑な天井と内壁面、更に吊り戸と開口の周囲壁面とが
夫々平滑状となり、クリーンルーム室内においては、直
流,水流層流方式何れにおいても乱気流を生じることが
ない。よって床,壁等から汚染物質を再飛散することが
なくなり高度の清浄度が得られることになる。
〈実施例〉 以下図面に基づき本発明のクリーンルームの開閉扉を詳
細に説明する。
第1図は、クリーンルームCRの出入り開口Oを説明す
る図である。すなわち側壁W,W及び下り壁W
よって出入りの開口Oが形成され、上部に上枠Wを介
して吊り戸1が配設される。この吊り戸1は図面向かっ
て右側に走行することにより開戸し、同左側に走行する
ことによって閉戸する。第2図は第1図におけるX−X
線矢視断面概略図である。側壁W,Wは何れもスチ
ール,アルミ,ステンレス等の板材を適宜パネル状に折
曲し、内部に芯材として硬質ウレタン注入発泡材,ペー
パーコア,メタルコア等を内蔵させて断熱,防音の機能
を果す。
一方吊り戸1も略同材料及び同厚のパネル体を成してい
る。後述する様にこの吊り戸1は開戸状態においては、
一点鎖線で示す位置状態から更に右側に寄る。又閉戸状
態では実線の位置状態となって側壁W,Wの枠に設
けられたガスケットG,Gに当接した状態で開口O
内に収められ、所謂エアータイトの状態となる。
次に第1図のY−Y矢視断面概略図である第3図によっ
て、吊り戸1の走行機能と引き寄せ機能、更には振れ止
め機能を説明する。
下り壁Wの下側には上枠Wが設けられ、この上枠W
はクリーンルーム室内側CRIで側壁W,W及び
下り壁Wと略面一の状態となっている。クリーンルー
ム室外CROにおいては閉戸状態となった吊り戸1は、
その厚み分丈突出する。一方上枠Wにおいては、吊り
戸1の上部に一対の走行機構2,2が設けられている
(第4図参照)。この走行機構2は∩状の軸受フランジ
21に夫々2本の車軸22,22を配設するとともに、各車軸2
2に戸車23が所謂四輪式に取付けられる。そのうち一本
の車軸22には後述する如くスライドベアリング軸受を介
して吊り戸1が取付けられる。又他方の車軸22に取付け
られた戸車23は、単にレール24から外れるのを防止する
為のものである。
これ等各戸車23は各々上枠W内で且つ開口Oに対して
平行に架設された一対のレール24上に載置される。前述
の如く一体の車軸22にはスライドベアリング軸受25がス
ライド自在に装着され、このスライドベアリング軸受25
に対し、ブラケット11及び吊り元12を介して吊り戸1が
取付けられる。このスライドベアリング軸受25を装着し
た車軸22においては、吊り戸1を平行に走行させる為戸
車23のスロット孔23aに軸承される(第5図参照)。
斯かる構成の走行機構2において、上記軸受フランジ21
がドアエンジン3に連結されている。すなわちドアエン
ジン3のホイール31とウエッブ21aとをチェーンやベル
ト32により連結させている。
次に第4図乃至第7図によって引き寄せ機構4を説明す
る。
引き寄せ機構4としては、上枠Wの下面にガイド板41
を配設し、このガイド板41に設けたガイド溝42内に、吊
り元12に設けたガイド車43を配置して吊り戸1の閉戸時
における引き寄せ及び開戸時における解放を行う。又吊
り戸1の下部においては第3図に示す如く、室内側側壁
の近傍床面に設けたガイドローラ51を振れ止めカバー13
のスライド溝(図示せず)に嵌挿して成る振れ止め機構
5で吊り戸1の振れを防止する。
次に吊り戸1の走行と引き寄せ駆動を説明する。
先ず図示しない開閉釦をONしてドアエンジン3を駆動さ
せ、その駆動力をチェーンやベルト32により伝達して走
行機構2により開口O方向に引き寄せる。すると、レー
ル24上の戸車23を介して吊り戸1は(第1図の左側方向
に)走行する。そして究極には吊り戸1の左端部が戸枠
に当接する。この当接に際して第7図に示す如くガイド
車43はガイド溝42の平行走行部42aから斜行部42bに沿っ
て矢印方向すなわち第6図の一点鎖線に示す軌跡に沿っ
て移動し、且つスライドベアリング軸受25が車軸22上を
図例の如くスライドする。よって吊り戸1は二点鎖線で
示す状態で側壁W,W及び下り壁W内に収められ
閉戸する。これによりクリーンルーム室内CRIにおい
ては、上記側壁W,W及び下り壁W、更には吊り
戸1の各室内側面が略面一の状態となる。又吊り戸1の
下面に設けたガスケットGを図示しないリンク式落し
込み装置によって落し込めば、各ガスケットG,G
とともにこのガスケットGにより出入り開口Oの周囲
はエアータイトの状態に維持される。
このように、閉戸した状態では吊り戸1の各室内側面が
略面一の状態であるため、気流の乱流もなく気流速度も
安定し、ドアエンジン3等から発生するゴミを再飛散さ
せることがない。
一方吊り戸1を開けるには前記とは逆に開閉釦をONして
ドアエンジン3を逆回動させる。すると上述したとは逆
の走行により吊り戸1は開戸される。
〈発明の効果〉 以上説明した如く本発明の開閉扉は、開閉をドアエンジ
ンの駆動力によって行うので確実に開閉動作が行われ
る。特に吊り戸を閉戸するに際し、吊り戸の走行ととも
に開口内へ確実に引き寄せできるので室内側の各面は面
一となる。よって層流方式においては乱気流等を生ずる
こともなく更にクリーンルーム内で気流速度のバラツキ
もなく、壁,床,およびドアエンジン等から発生する汚
染物質が再飛散することもないので、極めて高い清浄度
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、クリーンルームの出入り開口を示す図、 第2図は、第1図におけるX−X線矢視断面概略図、 第3図は、同Y−Y矢視断面概略図、 第4図は、走行機構を説明する平断面概略図、 第5図は、同側断面概略図、 第6図は、引き寄せ機構を説明する平断面概略図、 第7図は、走行機構の動作を示す図である。 1…吊り戸,2…走行機構, 21…軸受フランジ, 22…車軸, 23…戸車, 24…レール,25…スライドベアリング軸受, 3…ドアエンジン,4…引き寄せ機構, 41…ガイド板,42…ガイド溝, 43…ガイド車,5…振れ止め機構, CR…クリーンルーム, CRI…クリーンルーム室内, CRO…クリーンルーム室外, W,W…側壁,W…下り壁, W…上枠,O…開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 毅 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 青山 啓伸 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鉄株式会社船橋製作所内 (72)発明者 秋山 農夫男 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鉄株式会社船橋製作所内 (72)発明者 佐藤 三浩 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鉄株式会社船橋製作所内 (56)参考文献 実開 平1−67278(JP,U) 実開 昭52−28518(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気が循環するクリーンルームの開口を開
    閉するために設けられ前記空気の循環により発生する気
    流に対抗できる自重を備えた吊り戸と、 前記吊り戸の上部に設けられ該吊り戸を走行させる走行
    機構とから構成されるものであって、 前記走行機構は、前記吊り戸の上部に設けられた上枠内
    に架設され一対のレールとガイド溝とを備えたガイド板
    と、 前記一対のレールに沿って走行する一対の戸車を車軸を
    介して保持するための∩状の軸受フランジと、 前記軸受フランジにベルトを介して接続され前記一対の
    戸車を前記一対のレールに沿って走行させるドアエンジ
    ンと、 前記車軸の軸方向に沿って移動自在の設けられ下方に前
    記吊り戸が吊られた状態に設けられるスライドベアリン
    グ軸受と、 前記ガイド溝内に配置され、かつ前記スライドベアリン
    グ軸受と前記吊り戸との間に設けられ前記一対の戸車の
    走行に伴う前記車軸の移動と連動して該スライドベアリ
    ング軸受を前記軸方向に移動させるとともに前記ガイド
    溝に沿って該吊り戸を移動させるためのガイド車とから
    構成され、 前記ガイド溝は、前記吊り戸を開戸する際に前記ガイド
    車を前記クリーンルームの側壁と略平行に移動させるた
    めの平行走行部と、前記吊り戸を閉戸する際に前記ガイ
    ド車を該平行走行部から前記クリーンルームの開口の側
    壁の方向へ少なくとも該吊り戸の厚さ以上移動させるた
    めの斜行部とを備えていることを特徴とするクリーンル
    ームの開閉扉。
JP63261109A 1988-10-17 1988-10-17 クリーンルームの開閉扉 Expired - Lifetime JPH063090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63261109A JPH063090B2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 クリーンルームの開閉扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63261109A JPH063090B2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 クリーンルームの開閉扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02108778A JPH02108778A (ja) 1990-04-20
JPH063090B2 true JPH063090B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=17357212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63261109A Expired - Lifetime JPH063090B2 (ja) 1988-10-17 1988-10-17 クリーンルームの開閉扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063090B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2076477C (en) * 1992-08-21 1995-11-07 Jean-Pierre Gingras Door closure for refrigeration housing
US6497072B2 (en) * 1997-01-10 2002-12-24 Frip Ab Sliding panel for longitudinal and lateral movement in a frame structure
JP2015009270A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 日立建機株式会社 レーザー加工ヘッド

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523088U (ja) * 1975-06-24 1977-01-10
JPS5811995B2 (ja) * 1975-07-23 1983-03-05 イズミ マサヒコ セイキクホウホウ
JPS58143961U (ja) * 1982-03-24 1983-09-28 三菱電機株式会社 エレベ−タかごのドア−装置
JPS5996268U (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 松下電工株式会社 扉のストツパ−取付装置
JPH01105889A (ja) * 1987-10-19 1989-04-24 Kajima Corp クリーンルーム
JPH0167278U (ja) * 1987-10-22 1989-04-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02108778A (ja) 1990-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0632572A (ja) エレベータのかごの戸
JPH063090B2 (ja) クリーンルームの開閉扉
US6336248B1 (en) Suspension system for sliding door
KR100187643B1 (ko) 문화재 전시용 밀폐형 진열장
JPH0552399B2 (ja)
JP3388458B2 (ja) クリーンエレベータ
JP3240509B2 (ja) 建築物の出入口用の吊戸装置
JP2003097168A (ja) シートシャッター装置およびこれを用いたエアシャワーシステム
JP2001328780A (ja) 垂直型クリーン搬送装置
JPH07176587A (ja) クリーンルームにおける垂直搬送装置
JPH102148A (ja) ドア開閉装置および開閉ドアによる入口装置
JP3085580B2 (ja) スクリーン装置
JPS5829250Y2 (ja) スライデイングドア−,プリ−ツドア−のドア−装置
JP3077109U (ja) 扉装置
JP2004218383A (ja) 気密ドア装置
JP2007186889A (ja) 開口部装置
JP2520819Y2 (ja) 上吊扉用のレール構造
JP2579288B2 (ja) 横引障子の移動収納装置
JP3065621U (ja) 両引き引戸装置
NL1012494C2 (nl) Samenstel van ten minste twee naast elkaar gelegen ruimten, voorzien van middelen voor het daarin opbouwen en onderhouden van een drukverschil.
JPS59163887U (ja) 大形冷凍庫等のスライデイングドア
JPH0532616Y2 (ja)
KR200277870Y1 (ko) 환기창의 개폐장치
JPS642109Y2 (ja)
JP2559745Y2 (ja) 引き戸付き間仕切り壁