JPH0742460A - 吊り戸装置 - Google Patents

吊り戸装置

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JPH0742460A
JPH0742460A JP21219093A JP21219093A JPH0742460A JP H0742460 A JPH0742460 A JP H0742460A JP 21219093 A JP21219093 A JP 21219093A JP 21219093 A JP21219093 A JP 21219093A JP H0742460 A JPH0742460 A JP H0742460A
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door
doors
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Akira Tokumura
晃 徳村
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊り戸装置によって仕切られた内方空間の気
密性を高めた吊り戸装置を提供する。 【構成】 吊り戸装置1は、開口部100の上面に取り
付けられた上レール10と、上レール10内を移動する
ローラー部22とローラー部22を支持する支持部24
と支持部24を上下方向にスライド可能に保持し戸30
と着脱可能な保持部26を有する移動部材20と、保持
部26を戸30の左右上端部に嵌め込むことにより吊ら
れる戸30と、上レール10と対向する床パネル84に
取り付けられた下レール40と、戸30の左右下端部に
設けられ下面部に出没自在のガイド部材とにより構成さ
れ、戸30および支持部24の上面部には上部気密材6
0が上レール40上面と摺着可能にそれぞれ形成され、
レール40上面との隙間を埋める。戸30の下面部には
下部気密材66が床パネル84と摺着可能に形成され床
パネル84との隙間を埋める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊り戸装置に関し、特
に吊り戸装置によって仕切られる内方空間の気密性を高
める吊り戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等建築物に設置する吊り戸装
置として、図5に示すものが知られている。
【0003】図5は壁部140と床部142より画成さ
れる開口部に、従来の吊り戸装置を並設して形成された
一組の引違い戸を示す断面図である。
【0004】吊り戸装置は、壁部140上面に木ねじ1
50により取り付けられた並列する同等な2連の上レー
ル102,102より成る一組の上レールと、それぞれ
の上レール102内に収納された移動部材120と、ド
ア130の上端面の両端部付近に取り付けられた移動部
材120の受け金物122に、移動部材120を差し込
むことにより、吊り上げられた戸130とにより構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の吊り戸装置では、以下のような問題が生じた。
【0006】戸130を閉めた時でも、戸130の上端
面と上レール102との間および戸130の下端面と床
部142との間に隙間が生じるために、その隙間から暖
気または冷気が逃げ、暖冷房効率が悪いという問題があ
った。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は吊り戸装置を介した内方と外方との空気
の流通を妨げ、吊り戸装置によって仕切られた内方空間
の気密性を高めた吊り戸装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、躯体に取り付けられた上レールと、
前記レール内を移動可能に設けられた移動部材と、前記
移動部材によって吊られた戸とより成る吊り戸装置にお
いて、前記戸は、上端面に連続形成され、前記上レール
上面部に摺接する上部気密材と、下端面に連続形成さ
れ、床面に摺接する下部気密材とを有することを特徴と
している。
【0009】第2の発明は、前記移動部材は、前記上レ
ール内に収納され、レール内を移動可能なローラー部
と、前記ローラー部を支持し、上面に上レール上面部に
摺接する気密材を備える支持部と、前記支持部を上下方
向にスライド可能に保持し、前記戸の上端部に着脱可能
に嵌合する保持部とを有することを特徴としている。
【0010】第3の発明は、前記上レールと対向する床
面上に取り付けられた下レールと、前記戸下端部に出没
自在に取り付けられ、突出状態で前記下レールに係合し
移動可能なガイド部材とを備えることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】第1の発明においては、吊り戸装置の戸は、戸
の上端面に連続形成された、前記上端面と上レール上面
部との間を埋める上部気密材を、戸の下端面に連続形成
された前記下端面と床部との間を埋める下部気密材を有
することにより、隙間からの空気の流通を妨げ、吊り戸
装置によって仕切られる空間の気密性を高める。
【0012】第2の発明においては、移動部材が上下に
スライドすることにより、戸の高さ調節が可能でより確
実に隙間を埋めることができ、さらに移動部材の支持部
上にも気密材を設けることにより、より確実に空気の流
通を妨げることができる。
【0013】また、移動部材と戸が着脱可能に形成され
ることにより、吊り戸装置の組み立ておよび取り外しが
容易になり、作業性が向上する。
【0014】第3の発明においては、吊り戸装置の横ぶ
れを防止し、戸が横ぶれすることによる気密性の低下を
防止する。
【0015】またガイド部材を出没自在に形成すること
により、吊り戸装置の組み立ておよび取り外しが容易に
なり、作業性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0017】図1は、パネル工法を用いた建築物の開口
部100に、実施例に係る吊り戸装置1より構成される
一組の引違い戸を示す断面図である。
【0018】開口部100は床パネル84と、床パネル
84上に立設された壁パネル82、82とその間に設け
られた小壁パネル80とにより画成されていて、開口部
100の外側と内側には化粧枠88が嵌められている。
【0019】吊り戸装置1は、開口部100の上面部に
調整剤86を介して木ねじ70により取り付けられた上
レール10と、床パネル84上の上レール10と対向す
る位置に、木ねじ70により取り付けられた下レール4
0と、前記上レール10内に移動可能に収納された移動
部材20と、前記移動部材20と着脱可能で移動部材2
0によって吊られる戸30とにより構成されている。
【0020】上レール10および下レール40は同等の
2本のレールが連設されて構成された引違い戸用のもの
である。
【0021】移動部材20は、図2に示すように、4個
のローラーより成るローラー部22と、戸30内に嵌め
込まれて移動部材20と戸30とを連結する箱状の保持
部26と、前記ローラー部22を支持しローラー部22
と保持部26とを連結するT字状の支持部24とにより
構成されている。
【0022】ローラー部22は上レール10内に収納さ
れ、ローラー部22が上レール10内を移動することに
より、吊り戸装置1は戸30の開閉を行う。
【0023】支持部24の上面にはモヘア60cが設け
られている。
【0024】戸30は、戸本体32と戸本体32の両側
面部に取り付けられる吊戸引手34とより構成されてい
る。
【0025】戸本体32の左右の上端部には、上方と側
方が開口した凹部状の切り込み部36が設けられてい
て、前記保持部26と対応した移動部材受金物28が取
り付けられている。
【0026】また戸本体32の上面部の前記切り込み部
36、36との間には、上方突出部33aが連続形成さ
れ、上方突出部33aの上面には、モヘア60aが設け
られている。
【0027】戸本体32の下面部の側部付近には、下方
に突出したモヘア66aが連続形成されている。
【0028】吊戸引手34の上面部には、戸本体32の
上方突出部33aの高さおよび幅と略等しい上方突出部
33bが連続形成されていて、その上面にはモヘア60
bが設けられている。
【0029】吊戸引手34の下面部の側部付近には、下
方に突出したモヘア66bが連続形成されている。
【0030】移動部材20と戸30との連結は、まず戸
本体32の移動部材受金物28に移動部材20の保持部
26を嵌め込み、固定ねじ72により取り付けることに
より、戸本体32が吊られ、次に戸本体32の側面部に
吊戸引手34を取り付けることにより行われる。
【0031】吊戸引手34と移動部材20および戸本体
32が連結されると、モヘア60b、60c、60aが
ほぼ隙間なく直線状に並び、このモヘア60a,60
b,60cにより上レール上面部と戸30の隙間を埋め
る上部気密材60が形成される。
【0032】また吊戸引手34と戸本体32が連結され
ると、モヘア66b、66aがほぼ隙間なく直線状に並
び、このモヘア66b,66aにより床面と戸30との
隙間を埋める下部気密材66が形成される。
【0033】上部気密材60と下部気密材66は、吊り
戸装置1により仕切られた内方と外方の空気の流通を妨
げる。
【0034】また、吊戸引手34の左右の両下端部に
は、ガイド部材収容金物52が吊戸引手34内に嵌め込
まれていて、前記金物内にはガイド部材50が吊戸引手
34の下面部の厚さ方向中心位置に出没自在に設けられ
ている。
【0035】ガイド部材50は、突出状態で下レール4
0に係合し、下レール40上を移動することにより、戸
30の横ぶれを防止するためのもので、吊り戸装置1に
よる気密性はより高まる。
【0036】さらにガイド部材50が、出没自在に形成
されていることにより、戸30の取り付けおよび取り外
し作業が容易になり、作業性が向上する。
【0037】例えば、移動部材20のローラー部22が
磨耗し交換が必要で戸30を取り外したい時は、まずガ
イド部材50を吊戸引手34内に収納して、ガイド部材
50と下レール40との係合状態を解き、次に戸30と
保持部26とを取り外せば、戸30を容易に外すことが
できる。
【0038】次に移動部材20による戸30の高さ調節
機能について説明する。
【0039】移動部材20の支持部24は吊戸引手34
の側面より取り付けられた端部にビスキャップ74を被
せた調整用ねじ76と連動し、調整用ねじ76を回転さ
せることにより支持部24が上下方向にスライドする。
【0040】図3(A)、(B)に示すように、移動部
材20に戸30を取り付けた時、上レール10の上面部
と上部気密材60との間に隙間が生じた場合には、図4
(A)、(B)に示すように、支持部24を下方向にス
ライドさせることにより、保持部26と連結固定された
戸30は上がることになる。
【0041】よって、上レール10の上面部と上部気密
材60との間に生じた隙間を解消することができる。
【0042】この機能を有することにより、吊り戸装置
1による気密性をより高めることが可能である。
【0043】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内において種々の変形実施例が可能である。
【0044】例えば、気密材は空気の流通を妨げ、かつ
摺動性を有する材質であれば、モヘアに限らずスポンジ
など種々の材質を取り得る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吊り戸装
置においては、戸の上端面に連続形成された、前記上端
面と上レール上面部との隙間を埋める上部気密材を、戸
の下端面に連続形成された前記下端面と床部との隙間を
埋める下部気密材を有することにより、隙間からの空気
の流通を妨げ、吊り戸装置によって仕切られる空間の気
密性を高めることができる。
【0046】また、移動部材が上下にスライドすること
により、戸の高さ調節が可能で、より確実に隙間を埋め
ることができ、さらに移動部材の支持部上にも気密材を
設けることにより、より確実に空気の流通を妨げること
ができる。
【0047】また、移動部材と戸が着脱可能に形成され
ることにより、吊り戸装置の組み立ておよび取り外しが
容易になり、作業性を向上させることができる。
【0048】下レール内を移動するガイド部材を有する
ことにより、吊り戸装置の横ぶれを防止し、戸が横ぶれ
することによる気密性の低下を防止することができる。
【0049】またガイド部材を出没自在に形成すること
により、吊り戸装置の組み立ておよび取り外しが容易に
なり、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る吊り戸装置を示す断面図であ
る。
【図2】本実施例に係る吊り戸装置を示す部分斜視図で
ある。
【図3】同図(A)は高さ調節前の上レールと移動部材
および戸を示す部分正面図であり、同図(B)は同図
(A)のa−a切断面における部分断面図である。
【図4】同図(A)は高さ調節後の上レールと移動部材
および戸を示す部分正面図であり、同図(B)は同図
(A)のa−a切断面における部分断面図である。
【図5】従来の吊り戸装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吊り戸装置 10 上レール 20 移動部材 22 ローラー部 24 支持部 26 保持部 30 戸 33a,33b 上方突出部 40 下レール 50 ガイド部材 60 上部気密材 64 モヘア 66 下部気密材 70 木ねじ 86 床パネル 100 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体に取り付けられた上レールと、前記
    レール内を移動可能に設けられた移動部材と、前記移動
    部材によって吊られた戸とより成る吊り戸装置におい
    て、 前記戸は、 上端面に連続形成され、前記上レール上面部に摺接する
    上部気密材と、 下端面に連続形成され、床面に摺接する下部気密材とを
    有することを特徴とする吊り戸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の吊り戸装置において、 前記移動部材は、 前記上レール内に収納され、レール内を移動可能なロー
    ラー部と、 前記ローラー部を支持し、上面に上レール上面部に摺接
    する気密材を備える支持部と、 前記支持部を上下方向にスライド可能に保持し、前記ド
    アの上端部に着脱可能に嵌合する保持部とを有すること
    を特徴とする吊り戸装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の吊り戸装
    置において、 前記上レールと対向する床面上に取り付けられた下レー
    ルと、 前記ドア下端部に出没自在に取り付けられ、突出状態で
    前記下レールに係合し移動可能なガイド部材とを備える
    ことを特徴とする吊り戸装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002357054A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Okamura Corp 移動式パネルにおける遮蔽構造
US7267332B2 (en) 2004-12-06 2007-09-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Hydraulic vibration isolation device
KR101110872B1 (ko) * 2010-07-30 2012-02-15 안중식 연동형 슬라이딩 도어의 착탈 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002357054A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Okamura Corp 移動式パネルにおける遮蔽構造
US7267332B2 (en) 2004-12-06 2007-09-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Hydraulic vibration isolation device
KR101110872B1 (ko) * 2010-07-30 2012-02-15 안중식 연동형 슬라이딩 도어의 착탈 장치

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