JP2003090175A - 上げ下げ窓 - Google Patents
上げ下げ窓Info
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Abstract
上げ下げ窓において、縦枠を共通化できてコストを低減
でき、意匠性も向上できる上げ下げ窓の提供。 【解決手段】 上げ下げ窓は、上枠、下枠および左右の
縦枠30を四周枠組みして形成された窓枠と、窓枠内に
組み込まれた障子とを備える。縦枠30は、縦枠本体3
1と、縦枠本体31から突設された室内側ガイド片32
と、縦枠本体31から突設された中仕切片33とを備え
る。中仕切片33の室外側には、面材を保持するFIX
窓用アタッチメント45と、外障子をガイドするガイド
用アタッチメント50とが選択的に着脱可能にされてい
る。各アタッチメント45,50を交換することで、各
形式の上げ下げ窓を構成できるので、縦枠30を共通化
でき、その分、コストも低減できて意匠性も向上でき
る。
Description
部等に設けられる上げ下げ窓に関する。
方が可動障子とされたダブルハング式の上げ下げ窓や、
一方が可動障子で他方が固定障子とされたシングルハン
グ式の上げ下げ窓が知られている。この際、ダブルハン
グ式の上げ下げ窓の縦枠は、可動障子がガイドされるガ
イド溝が2列設けられ、各ガイド溝で各障子を案内して
いた。一方、シングルハング式の上げ下げ窓の縦枠は、
ガイド溝は1列のみであり、固定障子のガラスを保持す
る保持溝が別途設けられていた。このため、従来は、シ
ングルハング式およびダブルハング式の上げ下げ窓にお
いて、縦枠はそれぞれ構造が異なっていた。
下げ窓では、各サッシ窓の種類毎に縦枠の構造が異なる
ため、例えばアルミの押出形材等からなる縦枠の断面形
状を異ならせる必要があり、金型等もそれぞれの縦枠用
に用意しなければならず、製造コストが高いという問題
があった。一方、特開昭58−160488号公報に
は、2列の溝が形成された縦枠を用いて、シングルハン
グ式およびダブルハング式の上げ下げ窓を構成できるよ
うにして、縦枠を共通化した上げ下げ窓が開示されてい
る。しかしながら、この縦枠によって、シングルハング
式の上げ下げ窓を構成すると、例えば、内障子を可動タ
イプとし、室外側の溝の上半分にFIX窓用のガラスを
固定した際に、室外側の溝の下半分が無駄になってしま
うという問題がある。特に、不要な溝が残っていること
は、その分、材料コストが増加するとともに、外観意匠
を低下させてしまうという問題もある。さらに、この上
げ下げ窓では、縦枠の溝を、直接ガラスを保持できるよ
うに比較的小さな幅寸法で形成しているので、可動障子
は、ガラスの上下両端を保持する上下框は設けられてい
るものの、左右端部を保持する竪框が無く、ガラス部分
が直接前記溝内部に挿入された特殊な構成の障子にする
必要がある。この点でも、コストが高くなるとともに、
ガラス部分が縦枠に接触して傷つくおそれもある。
およびダブルハング式の各上げ下げ窓において、縦枠を
共通化することができてコストを低減できるとともに、
意匠性も向上することができる上げ下げ窓を提供するこ
とにある。
おいては、可動障子を移動させるための方式としては、
いわゆる電車窓タイプ、つまり縦枠側にロック孔を複数
形成し、可動障子にレバー錠を設け、このレバー錠を各
ロック孔に順次係合させることで、障子の開閉高さ位置
を変更するラッチタイプと、縦枠部分に配置したバラン
サーによって、可動障子を自由な高さ位置に停止できる
ようにしたバランサータイプとが通常用いられる。一
方、ダブルハング式の上げ下げ窓における障子移動方式
としては、各可動障子毎に1組のバランサーを設けて、
個別に移動可能に構成したバランサータイプと、滑車お
よびワイヤを用いて各障子を連結し、各障子が連動して
移動するように構成したツルベタイプ(滑車タイプ)と
が通常用いられる。このため、従来の上げ下げ窓の縦枠
は、シングルハング式およびダブルハング式のハング形
式による構造の相違に加えて、障子の可動方式毎にも構
造が相違しており、製造コストがより一層高くなるとい
う問題があった。
加えて、可動障子の移動方式が異なる場合でも縦枠を共
通化することができてコストを低減できる上げ下げ窓を
提供することにある。
上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成され
た窓枠と、この窓枠内に組み込まれた障子とを備える上
げ下げ窓であって、前記縦枠は、縦枠本体と、この縦枠
本体の室内側端部から窓枠内周側に突設された室内側ガ
イド片と、縦枠本体の室内外方向の中間部から窓枠内周
側に突設された中仕切片とを備え、前記中仕切片の室外
側には、面材を保持するFIX窓用アタッチメントと、
外障子をガイドするガイド溝を備えるガイド用アタッチ
メントとが選択的に着脱可能に構成されていることを特
徴とするものである。
枠の上下方向中間部に、面材保持溝を有する中桟を各縦
枠間に架け渡されて取り付け、上枠に中桟の面材保持溝
に対向する面材保持溝を形成しておき、前記縦枠の上枠
および中桟間に前記FIX窓用アタッチメントを取り付
け、上枠、中桟およびFIX窓用アタッチメントの各面
材保持溝によって面材を保持することで、シングルハン
グ式の上げ下げ窓が形成される。また、縦枠の上枠およ
び下枠間にガイド用アタッチメントを取り付け、このガ
イド用アタッチメントのガイド溝で案内される外障子を
設けることで、ダブルハング式の上げ下げ窓が形成され
る。
るシングルハング式の内障子用のガイド溝が形成された
縦枠を基本とし、外障子が可動するダブルハング式の場
合には、外障子をガイドするガイド溝が設けられたガイ
ド用アタッチメントを縦枠に取り付けて対応し、外障子
が固定されるシングルハング式の場合には、FIX窓用
アタッチメントを縦枠に取り付けて対応しているので、
基本的には1種類の縦枠で、シングルハング式およびダ
ブルハング式の各上げ下げ窓を構成することができる。
このため、縦枠を押出成形する際にも、その金型は1種
類でよく、製造コストを大幅に低減することができる。
また、FIX窓用アタッチメントは、縦枠においてガラ
ス等のFIX窓用の面材が配置される部分、通常は縦枠
室外側の上半分の位置のみに設けることができるので、
縦枠においてその下半分の部分にはガイド溝が形成され
ず、外観意匠も向上することができる。
外側に向かって断面コ字状に折曲された縦枠側係止部を
形成し、各アタッチメントは、前記縦枠側係止部に係止
される係合部と、縦枠本体に当接される当接部とを備え
て構成されていることが好ましい。このような構成によ
れば、各アタッチメントを、縦枠側係止部に係合部を係
止し、縦枠本体に当接された当接部を縦枠本体にビス止
めすることなどで、簡単に係合させることができ、施工
作業性を向上することができる。
側に向かって網戸レールが突設され、縦枠本体内周面の
中仕切片および網戸レール間には突起部が突設され、各
アタッチメントはこの突起部の室外面に当接されている
ことが好ましい。このような構成にすれば、各アタッチ
メントは、縦枠側係止部および突起部の2カ所で縦枠に
対して位置決めされるため、その位置合わせを容易に行
うことができ、アタッチメントを正確な位置に簡単に配
置することができる。
周側に向かって網戸レールが突設され、ガイド用アタッ
チメントは、網戸レールの窓枠内周側端面に当接されて
いることが好ましい。このような構成によれば、ガイド
用アタッチメントは、その室内側が前記中仕切片の縦枠
側係止部に係止され、中間部分が縦枠本体に当接してビ
ス等で固定され、その室外側が前記網戸レールに当接す
るため、ガイド用アタッチメントの支持強度を向上でき
る。さらに、ガイド用アタッチメントにおいて、網戸レ
ール当接部の室外側に、網戸を案内するレール部を形成
した場合に、そのレール部に網戸を配置すると、ガイド
用アタッチメントに荷重が加わるが、その荷重をレール
部に近接する網戸レール当接部で縦枠側に伝達できるの
で、ガイド用アタッチメントにおける荷重の支持強度を
向上することができる。
切片には、内障子のガイド溝が形成され、このガイド溝
内は、レバー錠が係合されるロック孔が所定間隔で複数
形成された錠受部材と、バランサーとが選択的に着脱可
能に構成されていることが好ましい。このような構成に
よれば、レバー錠、錠受部材を設けることで、ラッチタ
イプの上げ下げ窓を構成でき、バランサーを設けること
でバランサータイプの上げ下げ窓を構成できる。従っ
て、1種類の縦枠によって、ラッチタイプおよびバラン
サータイプの上げ下げ窓を構成でき、コストを低減する
ことができるとともに、上げ下げ窓を設置後に、その可
動タイプを簡単に変更することもできる。
窓内周面側が開口された横断面略コ字状に形成されてお
り、その内部に形成されたガイド溝にはガイド板が着脱
可能とされていることが好ましい。ガイド用アタッチメ
ントを用いたダブルハング式の上げ下げ窓において、ガ
イド溝にガイド板を取り付ければ、バランサーを組み込
んだ際にそのバランサーに連結されるスライダーをガイ
ドすることができる。一方で、ガイド板を取り外せば、
ツルベタイプの上げ下げ窓において、ワイヤに連結され
たピポットシューが移動可能となる。このため、ダブル
ハング式の上げ下げ窓において、1種類の縦枠およびガ
イド用アタッチメントで、バランサータイプおよびツル
ベタイプの上げ下げ窓を構成でき、コストをより低減す
ることができるととに、上げ下げ窓を設置後に、その可
動タイプを簡単に変更することもできる。
タッチメントにおいて、外障子の室外側に配置された各
室外側ガイド片間の開口幅寸法は、外障子の室外面の幅
寸法よりも小さくされ、ガイド用アタッチメントの各室
内側ガイド片間の開口幅寸法は、前記外障子の室外面の
幅寸法よりも大きく、かつその室内側ガイド片の室内側
に配置された外障子の室内面の幅寸法よりも小さくさ
れ、各縦枠の中仕切片間の開口幅寸法は、前記外障子の
室内面の幅寸法よりも大きく、かつ内障子の室外面の幅
寸法よりも小さくされ、各縦枠の室内側ガイド片間の開
口幅寸法は、前記内障子の室外面の幅寸法よりも大きく
されていることが好ましい。このような構成によれば、
外障子の幅寸法は、内障子の幅寸法や、内障子のガイド
溝を構成する中仕切片間や室内側ガイド片間の各寸法よ
りも小さいため、内障子だけでなく、外障子も各片に干
渉することなく内倒しすることができ、各障子の室外面
を容易に清掃することができる。
に基づいて説明する。なお、各図面においては図面を見
やすくするために、窓枠や障子等の主要な構成部材には
断面を示すハッチングを省略して記載している。本実施
形態は、窓枠や障子の枠材、框材がアルミ製であり、か
つ障子に組み込まれる面材が単板ガラスであるアルミ単
板の上げ下げ窓に本発明を適用したものである。すなわ
ち、本実施形態では、図1に示すように、共通する縦枠
30に、2種類のアタッチメント45,50から選択さ
れたアタッチメントと、3種類の可動部品から選択され
た可動部品100,120,170等とを組み合わせる
ことで、(A)ラッチタイプのシングルハング式上げ下
げ窓1A、(B)バランサータイプのシングルハング式
上げ下げ窓1B、(C)バランサータイプのダブルハン
グ式上げ下げ窓1C、(D)上下連動ツルベタイプのシ
ングルハング式上げ下げ窓1Dの4種類の上げ下げ窓を
構成できる。
ングルハング式上げ下げ窓1Aを構成する場合には、図
2(A)にも示すように、縦枠30の内障子ガイド溝3
5内にラッチ用錠受部材100を配置し、かつその室外
側の上半分に、FIX窓用アタッチメント45を取り付
ければよい。また、(B)バランサータイプのシングル
ハング式上げ下げ窓1Bを構成する場合には、図2
(B)に示すように、縦枠30の内障子ガイド溝35内
にバランサー120を組み込み、その室外側の上半分
に、FIX窓用アタッチメント45を取り付ければよ
い。さらに、(C)バランサータイプのダブルハング式
上げ下げ窓1Cを構成する場合には、図2(C)に示す
ように、縦枠30にガイド用アタッチメント50を取り
付け、縦枠30の内障子ガイド溝35およびガイド用ア
タッチメント50内のガイド溝55にそれぞれバランサ
ー120を組み込めばよい。また、(D)ツルベタイプ
のダブルハング式上げ下げ窓1Dを構成する場合には、
図2(D)に示すように、縦枠30にガイド用アタッチ
メント50を取り付け、縦枠30の内障子ガイド溝35
およびガイド用アタッチメント50内のガイド溝55に
連結ピポットシュー172を配置し、さらに、ワイヤお
よび滑車を組み込めばよい。
体的な構成に関し、説明する。 [A:ラッチタイプのシングルハング式上げ下げ窓]図
3〜6には、上げ下げ窓1Aが示されている。図3は上
げ下げ窓1Aを示す内観図であり、図4は上げ下げ窓1
Aの縦断面図、図5は図4の矢印V−Vから見た上げ下
げ窓1A下部の横断面図、図6は図4の矢印VI−VIから
見た上げ下げ窓1A上部の横断面図である。上げ下げ窓
1Aは、建物の躯体2、具体的にはまぐさ2A、窓台2
B、柱2Cに取り付けられる窓枠5と、この窓枠5の室
内側(図4における右側)に配置された室内側障子(内
障子)60と、室外側(図4における左側)に配置され
てFIX窓部を構成する単板ガラス70とを備えて構成
され、この単板ガラス70が上げ下げ窓1Aの上半分に
配置されている。従って、内障子60を上げ下げ窓1A
の下側に配置すると、窓1Aが閉じられ、上側に移動す
ると開かれることになる。
下枠20と、左右の縦枠30とを四角枠状に組んで構成
されている。各枠10,20,30は、それぞれ非鉄金
属であるアルミを押出成形によって一体成形したアルミ
形材で構成されている。上枠10は、図4に示すよう
に、単板ガラス70の上端縁を保持する保持溝11を備
えており、その保持溝11の内周面には、単板ガラス7
0に当接して保持する気密シール材12,13が取り付
けられている。下枠20は、内障子60を閉めた際にそ
の下面が当接するシール材21と、内障子60の室内面
が当接するシール材22とが取り付けられている。すな
わち、下枠20の室内外方向(見込み方向)の中間部上
面には、立ち上がり片23が上方に向かって突設され、
その上端部に内障子60の下面に当接するシール材21
が取り付けられている。また、下枠20の室内側端部に
設けられて額縁3の上面まで延長された立ち上がり片2
4の上部には、前記内障子60の室内面に当接するシー
ル材22が取り付けられている。
外方向に沿って配置された縦枠本体31と、この縦枠本
体31の室内側端部から対向する他の縦枠30側に向か
って突設された室内側ガイド片32と、縦枠本体31の
室内外方向の中間部から対向する他の縦枠30側に向か
って突設された中仕切片33と、縦枠本体31の室外側
端部から対向する他の縦枠30側に向かって突設された
網戸レール34とを備えて構成されている。室内側ガイ
ド片32の中間部からは額縁3の表面までカバー部32
Aが突出形成されている。また、室内側ガイド片32の
先端部には、その先端部から室外側に向かって突出され
た突片32Bが形成されている。そして、前記室内側ガ
イド片32間の寸法W1は、中仕切片33間の寸法W2
よりも大きくされている。そして、その途中(縦枠本体
31から寸法W2の位置)には、室内側ガイド片32の
突片32Bに対向する突片33Bが形成されている。ま
た、中仕切片33の先端は、室外側に折曲されて横断面
略コ字状とされた縦枠側係止部33Aが形成されてい
る。
は、各枠10,20,30が取り付けられるまぐさ2
A、窓台2B、柱2Cの室外面に当接する躯体取付片1
9,29,39が形成されている。そして、これらの躯
体取付片19,29,39を釘やビスによってまぐさ2
A、窓台2B、柱2Cに取り付けることで、窓枠5は建
物躯体側に取り付けられている。また、上枠10、下枠
20、縦枠30と建物の外壁材4との間には、バックア
ップ材および充填材が充填されてシールされている。
4に示すように、横桟40が各縦枠30間に跨って配置
され、縦枠30にビス等で固定されている。この横桟4
0は、単板ガラス70の下端縁を保持する保持溝41を
備えており、その保持溝41の内周面には、単板ガラス
70に当接して保持する気密シール材12,13が取り
付けられている。なお、横桟40の保持溝41内には、
単板ガラス70の高さ位置を決めるためのセッティング
ブロック42が少なくとも単板ガラス70の下面両端部
分に配置されている。
仕切片33間に形成される内障子ガイド溝35には、錠
受部材100が配置されている。また、上げ下げ窓1A
の上半分において、中仕切片33の室外側には、図6に
示すようにFIX窓用アタッチメント45が取り付けら
れている。
160が係合されるロック孔が所定間隔で複数形成され
た受座部101と、室内側ガイド片32および中仕切片
33の一方の突片33Bに当接可能な突片当接部102
と、室内側ガイド片32および中仕切片33の他方にお
いて突片32Bよりも縦枠本体側の部分に当接可能な中
間当接部103と、縦枠本体31に当接可能な本体側当
接部104とを備え、かつ前記錠受部材100の各部位
の室内外方向の寸法(見込み寸法)は前記突片32B、
33B間の幅寸法よりも小さくされている。
チメント本体46と押縁材47とで構成されている。ア
タッチメント本体46は、横断面が略T字状に形成され
たアルミ等の金属製押出形材からなり、その室内側端部
に形成された断面U字状の係合部48が、中仕切片33
の縦枠側係止部33Aに係止されている。また、アタッ
チメント本体46の縦枠本体31側の端部46Aは、縦
枠本体31の内周面における中仕切片33および網戸レ
ール34間に突設された突起部31Aの室外面に当接さ
れて室内外方向(見込み方向)の位置決めがなされ、か
つ縦枠本体31に密着されてビス等の固定部材で固定さ
れている。押縁材47は、アタッチメント本体46の内
周面に形成された凹溝に、押縁材47自身の弾性力で着
脱可能に係合されている。そして、押縁材47およびア
タッチメント本体46により、単板ガラス70の保持溝
49が構成されている。すなわち、アタッチメント本体
46および押縁材47には気密シール材12,13が取
り付けられ、単板ガラス70はこれらの気密シール材1
2,13で挟持されている。
下框62と、竪框63とを四角枠状に組んで構成されて
いる。そして、各框61〜63の内周面には、単板ガラ
ス65がガスケットを介して嵌合されている。各框61
〜63は、それぞれアルミ(金属、非鉄金属)製の押出
形材で構成されている。上框61の上面の左右方向中間
部には、クレセント66が設けられ、内障子60を閉め
た際に上げ下げ窓1Aを施錠できるように構成されてい
る。一方、下框62の左右両端部、つまり縦枠30に近
接する部分には、内障子60を上げ下げする際に用いる
把手67およびレバー68が設けられている。このレバ
ー68を操作すると、内障子60の側端面からレバー錠
160のラッチ(ラッチボルト)161が縦枠本体31
側に向かって出没するように構成されている。ラッチ1
61は、錠受部材100に形成された図示しないロック
孔に係合可能とされ、ラッチ161をこのロック孔に係
合させることで、内障子60は、上下方向の所定位置毎
に停止可能に構成されている。なお、ラッチ161は、
丸棒状に形成されている。また、錠受部材100の最下
端のロック孔、つまり内障子60を閉めた際にラッチ1
61が係合するロック孔は、ラッチ161の断面形状と
ほぼ同じ丸穴とされ、内障子60を閉めた際に障子60
が上下にがたつかないように構成されている。一方、そ
れ以外のロック孔は、前記ラッチ161が挿入可能な長
孔とされ、ラッチ161が容易にロック孔に係合される
ように構成されている。
は、錠受部材100および突片32Bに摺接して案内さ
れるスライダー110が挿入されている。このスライダ
ー110は、前記ラッチ161の上側に配置され、か
つ、内倒しアーム111の一端が回動自在に取り付けら
れている。このアーム111の他端は、内障子60の竪
框63に回動自在に固定されている。さらに、内障子6
0の上框61の両端には、内障子60を内倒しする際に
解除されるロック部材61Aが設けられている。このロ
ック部材61Aは、バネなどの付勢手段によって通常時
には前記内障子ガイド溝35内に突出し、内障子60を
室内外方向に移動不能にガイドしている。そして、内障
子60のラッチ161が錠受部材100の最下端以外の
ロック孔に係合されている状態(召合せ部分の上框61
と横桟40との係合が解除された状態)で、前記ロック
部材61Aを見付方向にスライド移動し、ロック部材6
1Aの係合を解除することで、内障子60を室内側に倒
すことができる。この際、内障子60は、前記内倒しア
ーム111によって支持されている。また、内障子60
の内倒し角度は、スライダー110の上下位置とアーム
111の長さによって決められる。この内倒しによっ
て、内障子60の室外面を、室内側から容易に清掃する
ことができる。また、前記網戸レール34には、網戸1
50が上下動可能に配置されている。なお、図5におい
ては、理解しやすいように、内障子60の右側の竪框6
3では、スライダー110やアーム111を示している
が、左側の竪框63ではスライダー110やアーム11
1を省略し、レバー錠160(ラッチ161)を露出さ
せている。
うに、横桟40の室内面に当接するシール材91が取り
付けられ、横桟40には上框61の室外面に当接するシ
ール材92が取り付けられている。また、図5に示すよ
うに、内障子60の竪框63の室外面には、中仕切片3
3の室内面に当接するシール材93が取り付けられ、竪
框63の側面には室内側ガイド片32の突片32Bに当
接するシール材94が取り付けられている。さらに、内
障子60の室外面の幅寸法W3は、寸法W2よりも大き
く、寸法W1よりも小さくされている。また、内障子6
0の室内面の幅寸法W4も、寸法W2よりも大きく、寸
法W1よりも小さくされている。従って、内障子60を
内倒しした際に、内障子60の竪框63が縦枠30に干
渉することはない。
式上げ下げ窓]次に、可動部品としてバランサー120
を用いたバランサータイプのシングルハング式上げ下げ
窓1Bについて、図7の縦断面図および図8,9の横断
面図を参照して説明する。なお、以下の説明において前
記上げ下げ窓1Aの各構成要素と同一あるいは相当構成
要素には同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略す
る。
と同一の窓枠5を備えており、さらに、単板ガラス70
を備えたFIX窓部分の構成も同一である。一方、内障
子60は、その各框61〜63の構成は同一であるが、
内障子60を移動するための方式、つまりスパイラルバ
ランサー120によって上下動可能にかつ任意の位置で
保持可能に構成されている点で上げ下げ窓1Aと相違す
る。すなわち、縦枠30の内障子ガイド溝35内には、
公知のスパイラルバランサー120が配置されている。
このスパイラルバランサー120には、図7に示すよう
に、下框62に固定されたピポットシュー121が連結
されている。また、内障子ガイド溝35には、スライダ
ー130がピポットシュー121の上方位置に配置され
ている。スライダー130には、前述の上げ下げ窓1A
と同様に、内倒しアーム111の一端が回動自在に固定
され、そのアーム111の他端は内障子60の竪框63
に回動自在に取り付けられている。このような構成によ
り、内障子60は、ピポットシュー121を介してスパ
イラルバランサー120によって吊り下げ支持されてお
り、上下動可能にかつ任意の位置で保持可能にされてい
る。さらに、ピポットシュー121の下框62に固定さ
れた部分は、ピポットシュー121の本体に対して回動
自在に構成されており、ロック部材61Aを外した際に
は、このピポットシュー121部分を回転軸として、内
障子60は内倒し可能にされている。
上げ下げ窓]バランサータイプのダブルハング式上げ下
げ窓1Cについて、図10の縦断面図および図11,1
2の横断面図を参照して説明する。なお、以下の説明に
おいて前記上げ下げ窓の各構成要素と同一あるいは相当
構成要素には同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略
する。
A,1Bと同様の窓枠5Aを備えている。具体的には、
上枠10Aおよび下枠20Aは、可動式の外障子80が
組み込まれるため、この外障子80が組み込まれる部分
の見込み寸法が多少大きくされている。また、上枠10
Aは、外障子80が閉められた際に、外障子80の上端
部が挿入される溝部14を備えて形成されている。ま
た、縦枠30は、各上げ下げ窓1A,1Bと同一のもの
である。この縦枠30には、ガイド用アタッチメント5
0が取り付けられている。ガイド用アタッチメント50
は、横断面が略コ字状に形成されたアルミ等の金属製押
出形材からなり、その室内側端部に形成された断面U字
状の係合部51が、中仕切片33の縦枠側係止部33A
に係止されている。この係合部51の窓内周面側には外
障子80の外周面に当接する気密シール材95が取り付
けられている。また、ガイド用アタッチメント50の縦
枠本体31側の端部は、縦枠本体31の突起部31Aの
室外面に当接されて室内外方向(見込み方向)の位置決
めがなされ、かつ縦枠本体31に密着されてビス等の固
定部材で固定されている。さらに、ガイド用アタッチメ
ント50の室外側の端部は、網戸レール34の内周端面
に当接している。この室外側端部からさらに室外側に
は、ダブルハング式上げ下げ窓1Cにおいて網戸150
を案内するガイド溝部52が形成されている。
障子80の室外側および室内側をそれぞれガイドする室
外側ガイド部53および室内側ガイド部54間に、外障
子ガイド溝55が構成されている。外障子ガイド溝55
の左右方向(見付方向)の略中間部分には、ガイド板5
6が着脱可能に取り付けられている。そして、外障子ガ
イド溝55において、ガイド板56よりも開口側に、ス
パイラルバランサー120、ピポットシュー121やス
ライダー130が配置されている。
外障子80が上下移動可能に組み込まれている。ここ
で、内障子60は、前記上げ下げ窓1A、1Bと同様で
ある。一方、外障子80は、内障子60と同様に、上框
81、下框82、竪框83を枠組みし、単板ガラス85
を組み込むことで構成されている。そして、内障子ガイ
ド溝35部分には、図12に示すように、内障子60を
上下動させるためのスパイラルバランサー120が配置
されている。同様に、ガイド用アタッチメント50の外
障子ガイド溝55部分には、外障子80を上下動させる
ためのスパイラルバランサー120が配置されている。
一方、各障子60,80の下面(下框62,82)部分
には、図11に示すように、スパイラルバランサー12
0のコイルバネに連結されるピポットシュー121が取
り付けられている。このピポットシュー121は、前述
と同様に、スパイラルバランサー120に連結され、か
つ各ガイド溝35,55部分をスライド移動可能に配置
されたピポットシュー本体と、このピポットシュー本体
から下框62,82に向かって突出されて下框62,8
2に連結固定された連結部とを備えて構成されている。
連結部は、ピポットシュー本体に対してその突出方向を
回転軸として回動可能に構成されている。このため、各
障子60,80を内倒しする際には、連結部がピポット
シュー本体に対して回動することで回転中心とされてい
る。また、各ガイド溝35,55には、スライダー13
0が配置され、このスライダー130には内倒しアーム
111が回動自在に取り付けられ、このアーム111は
各障子60,80の竪框63,83に回動自在に取り付
けられている。
80の室外面の幅寸法W7は、ガイド用アタッチメント
50の室外側ガイド部53間の幅寸法W6よりも大きく
されている。室内側ガイド部54間の幅寸法W8は、幅
寸法W7よりも大きくされている。外障子80の室内面
の幅寸法W9は、幅寸法W8よりも大きくされている。
また、ガイド用アタッチメント50の気密シール材95
が取り付けられた室内側端部間の幅寸法W5は、寸法W
9よりも大きくされている。さらに、内障子60の室外
面の幅寸法W3は、寸法W5よりも大きく、寸法W1よ
りも小さくされている。また、内障子60の室内面の幅
寸法W4も、寸法W5よりも大きく、寸法W1よりも小
さくされている。すなわち、縦枠30の内周面部分の開
口寸法(寸法W6,W8,W5,W1)は、室外側から
室内側に向かって段階的に大きくされている。また、外
障子80および内障子60の幅寸法(寸法W7,W9,
W3,W4)も、室外側から室内側に向かって段階的に
大きくされており、かつ、各障子60,80の各部位の
幅寸法は、その部分よりも室内側に配置された縦枠30
の各部位の開口幅寸法よりも小さく形成されている。こ
れらの構成により、各障子60,80は、ロック部材6
1Aを解除することで、順次、内倒しすることができ
る。
外面部分には室外側ガイド部53の室内面に当接してシ
ールするシール材96が設けられ、室内面部分にはその
室内側の突出片における室外面に、室内側ガイド部54
の室内面に当接するシール材97が設けられている。
グ式上げ下げ窓]上下連動ツルベタイプのダブルハング
式上げ下げ窓1Dについて、図13の縦断面図および図
14,15の横断面図を参照して説明する。なお、以下
の説明において前記上げ下げ窓の各構成要素と同一ある
いは相当構成要素には同一符号を付し、説明を省略ある
いは簡略する。
上げ下げ窓1Cと基本的に同一の窓枠5Aを備えてい
る。また、縦枠30にも、同一のガイド用アタッチメン
ト50が取り付けられている。さらに、各障子60,8
0も上げ下げ窓1Cと同一である。一方で、縦枠30の
上端部分には、滑車170が回動自在に取り付けられる
ため、縦枠30に沿って上下枠10,20間のほぼ全長
に渡って形成あるいは配置された中仕切片33およびガ
イド用アタッチメント50において、滑車170が配置
される部分は、切り欠かれて、滑車170に干渉しない
ように構成されている。この滑車170にはワイヤ17
1が掛け渡され、ワイヤ171の両端は、図14に示す
ように、それぞれ内障子60用および外障子80用の連
結ピポットシュー172に固定されている。連結ピポッ
トシュー172は、ワイヤ171の端部が固定され、か
つ各ガイド溝35、55内をスライド移動可能に構成さ
れた本体部と、この本体部から各障子60,80の下框
62,82側に突出された連結部とを備え、この連結部
はその突出方向を軸として回転可能に構成されている。
また、各ガイド溝35,55には、図15に示すよう
に、スライダー130が配置され、各障子60,80は
スライダー130に対して図示略の内倒しアームを介し
て連結され、内倒し可能に構成されている。また、縦枠
30の内障子ガイド溝35には、前記滑車170が露出
しないように滑車部分を隠すカバー173が取り付けら
れている。さらに、外障子ガイド溝55において、外障
子80が上下動した際に連結ピポットシュー172が干
渉しない部分つまり縦枠30の上半分側には、スライダ
ー130を案内ガイドするガイド板56が着脱可能に取
り付けられている。
な効果がある。 (1) 共用される縦枠30のほかに、適切な上下枠10,
10A,20,20A、アタッチメント45,50、錠
受部材100、スパイラルバランサー120、スライダ
ー130、レバー錠160、滑車170、ワイヤ171
等の可動部材、障子60,80、単板ガラス70等を適
宜選択して組み合わせることで、顧客の要望に対応した
各上げ下げ窓1A〜1Dを構成することができる。この
際、シングルハング式およびダブルハング式の各上げ下
げ窓1A〜1Dにおいて、ラッチタイプ、バランサータ
イプ、ツルベタイプの各可動方式の相違に関係なく、縦
枠30を共通化できるので、部品の種類を減少でき、製
造コストを低減できる。
5のみを予め形成し、外障子部分には、各アタッチメン
ト45,50を選択して取り付けることで、外障子部分
がFIX窓部とされるシングルハング式の上げ下げ窓1
A,1Bと、外障子部分が可動障子とされたダブルハン
グ式の上げ下げ窓1C,1Dとを構成するようにしたの
で、たとえば、縦枠30に外障子80のガイド溝を予め
設けておき、このガイド溝を利用してFIX窓を構成す
る場合に比べて、外観を向上することができるととも
に、特殊な構造の障子を用いる必要もないため、コスト
も低減できる。 (3) さらに、シングルハング式の上げ下げ窓1A,1
Bにおいては、FIX窓用アタッチメント45を用いて
いるので、縦枠30の下半分の位置にガイド溝が露出す
ることもないため、外観意匠を向上することができる。
側係止部33Aに係合部48,51を係合し、縦枠本体
31にビスなどで固定するだけで、簡単にかつ着脱可能
に取り付けることができるので、施工作業性を向上する
ことができる。その上、各アタッチメント45,50
は、縦枠側係止部33Aおよび突起部31Aの2カ所で
縦枠30に対して位置決めされるため、その位置合わせ
を容易に行うことができ、アタッチメント45,50を
正確な位置に簡単に配置することができる。さらに、ガ
イド用アタッチメント50は、網戸レール34にも当接
しているので、ガイド用アタッチメント50における荷
重の支持強度を向上することができる。
ガイド板56を着脱可能にし、スパイラルバランサー1
20を用いた上げ下げ窓1Cにおいては、ガイド板56
を取り付けてスライダー130を案内できるとともに、
ツルベタイプの上げ下げ窓1Dにおいては、ガイド板5
6を取り外すことで、連結ピポットシュー172を外障
子80部分からワイヤ171が配置された縦枠本体31
近傍位置まで延長することができる。このため、1種類
のガイド用アタッチメント50で、バランサータイプお
よびツルベタイプの上げ下げ窓1C,1Dを構成でき、
コストをより低減することができるととに、上げ下げ窓
1C,1Dの設置後に、その可動タイプを簡単に変更す
ることもできる。
ら室内側に段階的に大きくし、縦枠30の開口幅寸法
も、室外側から室内側に段階的に大きくしたので、外障
子80や内障子60を縦枠30等に干渉させることな
く、確実に内倒しすることができ、各障子60,80の
室外面の清掃も容易に行うことができる。また、各障子
60,80において、シール材93,96,97は、縦
枠30やガイド用アタッチメント50の室内面に当接
し、そのシール面が窓の室内外方向に対して直交するよ
うに設けられているので、各障子60,80を内倒し可
能に構成した場合でも、十分なシール性能を確保するこ
とができる。
れない。前記実施形態では、FIX部や障子には単板ガ
ラス65,70を組み込んでいたが、図16〜18に示
すように、複層ガラス71を組み込んでもよい。このよ
うな複層ガラス71を組み込んだ上げ下げ窓において
は、複層ガラス71が組み込まれることで、各障子6
0,80の框材61〜63,81〜83や窓枠5,5A
の枠材10,10A,20,20A,30、アタッチメ
ント45,50の見込み寸法が大きくなっている点では
相違するが、基本的な構成は前記実施形態と同じであ
る。このような複層ガラス71を組み込んだ上げ下げ窓
においても、図16,17に示すようなダブルハング式
の上げ下げ窓1C,1Dや、図18に示すようなシング
ルハング式の上げ下げ窓1A,1Bを構成でき、その可
動方式も、ラッチタイプ、バランサータイプ、ツルベタ
イプがそれぞれ採用できる。
前記実施形態のようなアルミ等の非鉄金属製のものに限
らず、たとえば、各枠材や框材が樹脂材や合成木材、木
等の断熱材で構成されたものや、アルミ等の非鉄金属製
の室外部材と断熱材からなる室内部材とで構成されたも
の、さらには、非鉄金属製の室内外部材とこれらを連結
する合成樹脂製の断熱材とで構成されたものなどを用い
てもよく、これらの材質は実施にあたって適宜設定すれ
ばよい。また、各障子60,80は、内倒し可能に構成
していたが、内倒しできない構造にしてもよい。その場
合、縦枠30の構造は、その開口幅寸法が室内側に向か
って段階的に大きくなる構造でなくてもよく、各開口幅
寸法が略同一となるように構成してもよい。
ガイド板56を着脱可能に構成することで、バランサー
タイプとツルベタイプとで共用して利用できるようにし
ていたが、各タイプ毎に異なるガイド用アタッチメント
を用意してもよい。また、各障子60,80の可動方式
は、前記実施形態のものに限らず、例えば、分銅式等の
他の方式を採用してもよい。さらに、シングルハング式
およびダブルハング式の各上げ下げ窓において、採用で
きる可動方式は前記実施形態のものに限らず、採用可能
な方式を適宜設定すればよい。例えば、ダブルハング式
の上げ下げ窓において、ラッチタイプの可動方式を採用
してもよい。
造は前記実施形態のものに限らず、縦枠との係合構造も
前記実施形態に限定されない。さらに、本発明の上げ下
げ窓1は、建物の屋根面や壁面の開口部に取り付けられ
るものに限らず、勝手口ドアや玄関ドア等のドア内部に
設けられるものでもよい。
ング式およびダブルハング式の各上げ下げ窓において、
縦枠を共通化することができてコストを低減できるとと
もに、意匠性も向上することができる。さらに、可動障
子の移動方式が異なる場合でも縦枠を共通化することが
できてコストを低減することができる。
わせを示す図である。
る。
ハング式上げ下げ窓を示す内観図である。
げ下げ窓の縦断面図である。
グルハング式上げ下げ窓を示す縦断面図である。
ブルハング式上げ下げ窓を示す縦断面図である。
る。
る。
ハング式上げ下げ窓を示す縦断面図である。
る。
る。
である。
す拡大横断面図である。
壁材、5,5A…窓枠、10,10A…上枠、12,1
3…気密シール材、20,20A…下枠、21…シール
材、22…シール材、30…縦枠、31…縦枠本体、3
1A…突起部、32…室内側ガイド片、32A…カバー
部、32B、33B…突片、33…中仕切片、33A…
縦枠側係止部、34…網戸レール、35…内障子ガイド
溝、40…横桟、41…保持溝、45…窓用アタッチメ
ント、46…アタッチメント本体、46A…端部、47
…押縁材、48…係合部、49…保持溝、50…ガイド
用アタッチメント、51…係合部、52…ガイド溝部、
53…室外側ガイド部、54…室内側ガイド部、55…
外障子ガイド溝、56…ガイド板、60…内障子、61
…上框、61A…ロック部材、62…下框、63…竪
框、65…単板ガラス、66…クレセント、67…把
手、68…レバー、70…単板ガラス、71…複層ガラ
ス、80…外障子、81…上框、82…下框、83…竪
框、85…単板ガラス、91〜97…シール材、100
…ラッチ用錠受部材、110…スライダー、111…ア
ーム、120…スパイラルバランサー、121…ピポッ
トシュー、130…スライダー、150…網戸、160
…レバー錠、161…ラッチ、170…滑車、171…
ワイヤ、172…連結ピポットシュー、173…カバ
ー。
Claims (9)
- 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組
みして形成された窓枠と、この窓枠内に組み込まれた障
子とを備える上げ下げ窓であって、 前記縦枠は、縦枠本体と、この縦枠本体の室内側端部か
ら窓枠内周側に突設された室内側ガイド片と、縦枠本体
の室内外方向の中間部から窓枠内周側に突設された中仕
切片とを備え、 前記中仕切片の室外側は、面材を保持するFIX窓用ア
タッチメントと、外障子をガイドするガイド溝を備える
ガイド用アタッチメントとが選択的に着脱可能に構成さ
れている上げ下げ窓。 - 【請求項2】 縦枠の中仕切片の室外側でかつ縦枠の上
下方向中間部には、面材保持溝を有する中桟が各縦枠間
に架け渡されて取り付けられ、 上枠には、中桟の面材保持溝に対向する面材保持溝が形
成され、 前記縦枠の上枠および中桟間には前記FIX窓用アタッ
チメントが取り付けられ、 上枠、中桟およびFIX窓用アタッチメントの各面材保
持溝によって面材が保持されている請求項1に記載の上
げ下げ窓。 - 【請求項3】 縦枠の上枠および下枠間にはガイド用ア
タッチメントが取り付けられ、 このガイド用アタッチメントのガイド溝で案内される外
障子が設けられている請求項1に記載の上げ下げ窓。 - 【請求項4】 中仕切片の窓枠内周側端縁には、室外側
に向かって断面コ字状に折曲された縦枠側係止部が形成
され、 各アタッチメントは、前記縦枠側係止部に係止される係
合部と、縦枠本体に当接される当接部とを備えて構成さ
れている請求項1〜3のいずれかに記載の上げ下げ窓。 - 【請求項5】 縦枠本体の室外側端部には窓枠内周側に
向かって網戸レールが突設され、縦枠本体内周面の中仕
切片および網戸レール間には突起部が突設され、各アタ
ッチメントはこの突起部の室外面に当接されている請求
項4に記載の上げ下げ窓。 - 【請求項6】 縦枠本体の室外側端部には窓枠内周側に
向かって網戸レールが突設され、ガイド用アタッチメン
トは、網戸レールの窓枠内周側端面に当接されている請
求項4または請求項5に記載の上げ下げ窓。 - 【請求項7】 縦枠の室内側ガイド片および中仕切片に
は、内障子のガイド溝が形成され、 このガイド溝内は、レバー錠が係合されるロック孔が所
定間隔で複数形成された錠受部材と、バランサーとが選
択的に着脱可能に構成されている請求項1〜6のいずれ
かに記載の上げ下げ窓。 - 【請求項8】 前記ガイド用アタッチメントは、窓内周
面側が開口された横断面略コ字状に形成されており、そ
の内部に形成されたガイド溝にはガイド板が着脱可能と
されている請求項1〜6のいずれかに記載の上げ下げ
窓。 - 【請求項9】 各縦枠に取り付けられたガイド用アタッ
チメントにおいて、 外障子の室外側に配置された各室外側ガイド片間の開口
幅寸法は、外障子の室外面の幅寸法よりも小さくされ、 ガイド用アタッチメントの各室内側ガイド片間の開口幅
寸法は、前記外障子の室外面の幅寸法よりも大きく、か
つその室内側ガイド片の室内側に配置された外障子の室
内面の幅寸法よりも小さくされ、 各縦枠の中仕切片間の開口幅寸法は、前記外障子の室内
面の幅寸法よりも大きく、かつ内障子の室外面の幅寸法
よりも小さくされ、 各縦枠の室内側ガイド片間の開口幅寸法は、前記内障子
の室外面の幅寸法よりも大きくされている請求項1〜8
のいずれかに記載の上げ下げ窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001280542A JP3924139B2 (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 上げ下げ窓 |
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JP2001280542A JP3924139B2 (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 上げ下げ窓 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006319359A Division JP4690295B2 (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 上げ下げ窓セットおよび上げ下げ窓の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003090175A true JP2003090175A (ja) | 2003-03-28 |
JP3924139B2 JP3924139B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=19104518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001280542A Expired - Lifetime JP3924139B2 (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 上げ下げ窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3924139B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127966A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 建築物の開口部装置 |
JP2014092352A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Okamura Corp | 固定ガラス板の取付構造 |
JP2016014245A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 株式会社Lixil | 上げ下げ窓 |
-
2001
- 2001-09-14 JP JP2001280542A patent/JP3924139B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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