JP2000073664A - 二重窓 - Google Patents

二重窓

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JP2000073664A
JP2000073664A JP10242964A JP24296498A JP2000073664A JP 2000073664 A JP2000073664 A JP 2000073664A JP 10242964 A JP10242964 A JP 10242964A JP 24296498 A JP24296498 A JP 24296498A JP 2000073664 A JP2000073664 A JP 2000073664A
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宏 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の方立式カーテンウオールを簡単に二重
窓にできるようにする。 【解決手段】 方立式カーテンウオールの方立1に上ブ
ラケット6、下ブラケット7を取付け、隣接する一方の
方立1の上下ブラケット6,7に室内側障子8の戸尻側
をヒンジ34で回動自在に取付け、隣接する他方の方立
1の上下ブラケット6,7にロック用孔を形成し、室内
側障子8の戸先側にロックピンを設け、このロックピン
をロック用孔35に嵌合、抜き出してロック、ロック解
除可能として室内側障子8を室内側に開放できるように
する。これによって、室内側障子8を簡単に後付けして
方立式カーテンウオールを二重窓にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外側のアウター
サッシと室内側のインナーサッシの間にブラインドを取
付けた二重窓に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平4−43557号公報に示す二重
窓が提案されている。この二重窓は1つの窓枠の内外
に、室外側障子と室内側障子を取付け、その障子間の空
間部にブラインドを取付けてある。この二重窓であれば
ブラインドで断熱、遮光して室内の空調効率を向上でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の二重窓は、窓枠
の見込み寸法が室内側障子、室外側障子の見込み寸法
と、その障子間に形成した空間部の見込み寸法の和に応
じた寸法の特殊な窓枠であるからアウターサッシが建物
の外壁を形成する窓の場合は用いることができない。
【0004】例えば、ビル等の建物躯体に方立を取付
け、隣接する方立間に無目を連結して窓枠とし、その窓
枠にガラス、障子等を取付けた方立式カーテンウオール
と呼ばれる窓や、隣接した窓枠を方立で連結した連窓を
二重窓にすることはできない。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした二重窓を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、建物の外
壁を形成するアウターサッシと、このアウターサッシの
方立に取付けたブラケットと、このブラケットに室内側
障子を取付けたインナーサッシを備え、このインナーサ
ッシとアウターサッシとの間の空間部にブラインドを設
けた二重窓。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、隣接
した一方の方立に取付けたブラケットに室内側障子の戸
尻側を室内外側方向に回動自在に連結し、この室内側障
子の戸先側を隣接した他方の方立に取付けたブラケット
に係脱自在として内開きのインナーサッシとした二重窓
である。
【0008】第3の発明は、第1の発明において、方立
に取付けた上ブラケットにガイド横材を取付け、このガ
イド横材の室内寄りと室外寄りに室内側障子を面内方向
に移動自在に吊り下げ支承し、方立に取付けた下ブラケ
ットに、室内寄りの室内側障子下部を面内方向にガイド
する室内側障子ガイドと室外寄りの室内側障子下部を面
内方向にガイドする室外側障子ガイドを取付けてインナ
ーサッシを引き違い窓とした二重窓である。
【0009】第4の発明は、第1の発明において、方立
に取付けた上ブラケットにガイド横材を取付け、このガ
イド横材の室外側に沿って第1の室内側障子を走行自在
に吊り下げ支承し、第2の室内側障子の上縁部戸尻側と
上縁部戸先側とに吊戸車を室内外側方向に揺動自在に取
付け、その吊戸車を前記ガイド横材の室内側に沿って走
行自在に支承し、前記ガイド横材に戸先側の吊戸車を揺
動する上部移動機構を取付け、方立に取付けた下ブラケ
ットに、第2の室内側障子の下縁部戸先側を面内方向に
走行ガイドする戸先下ガイド部材を室内外側方向に揺動
自在に取付けて第2の室内側障子が、第1の室内側障子
と室内外側方向に同一位置及び第1の室内側障子よりも
室内側位置とに移動可能でインナーサッシを隣接した室
内側障子が閉じ状態で室内外側方向に同一となる引き違
い窓とした二重窓である。
【0010】
【作 用】第1の発明によれば、建物の外壁を形成す
るアウターサッシの方立にブラケットを取付け、このブ
ラケットに室内側障子を取付けることで二重窓としたか
ら、既設のアウターサッシの方立を利用して室内側障子
を容易に取付けできる。これによって、既設のインナー
サッシを容易に二重窓とすることができる。
【0011】第2の発明によれば、室内側障子を開閉し
て空間部の室内寄りを開放したり、閉塞できるから、空
間部内のブラインドを容易に清掃等できる。
【0012】第3の発明によれば、室内側障子を面内方
向に移動して空間部の室内寄りを開放、閉塞できるか
ら、空間部内のブラインドの清掃等が容易であるし、室
内側障子よりも室内寄り部分に障害物があっても空間部
の室内寄りを開放できる。
【0013】第4の発明によれば、上部移動機構で吊戸
車を室内側に揺動すると共に戸先下ガイド部材を室内側
に揺動すれば第2の室内側障子の上縁部戸先側、下縁部
戸先側が室内側に移動し、その状態で第2の室内側障子
を面内方向に移動することで隣接した第1の室内側障子
の室内側に重ね合せて空間部の室内寄り部を開放でき
る。また、第2の室内側障子を閉じた状態で上部移動機
構により吊戸車を室外側に揺動すると共に戸先下ガイド
部材を室外側に揺動すれば第2の室内側障子の上縁部戸
先側、下縁部戸先側が室外側に移動して第2の室内側障
子が隣接した第1の室内側障子と室内外側方向に同一位
置となる。
【0014】これによって、複数の室内側障子が閉じ状
態で室内側が面一となるように連続するから内観意匠が
優れたものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、建物躯
体に取付けた方立1間に無目2を取付けて方形状の窓枠
3を形成する。この窓枠3にガラス4を装着して方立式
カーテンウオール、つまり建物の外壁を形成する室外側
のアウターサッシ5とする。前記方立1に左右の上ブラ
ケット6と下ブラッケット7を室内側に突出してそれぞ
れ取付け、この左右の上ブラケット6と左右の下ブラケ
ット7に室内側障子8を図3に示すように取付けてイン
ナーサッシとする。
【0016】前記ガラス4と室内側障子8は室内外側方
向に離隔して両者間に空間部9を形成している。この空
間部9にブラインド10を設けて二重窓としてある。前
記1つの方立1に取付けた左右の上ブラット6と左右の
下ブラケット7とに亘って縦受け材11が上下方向に連
続して取付けてあり、この縦受け材11で方立1が室内
から見えないようにしていると共に、左右に隣接した空
間部9を連続している。 前記隣接した左右の上ブラケ
ット6,6間に亘って上受け材12が取付けてある。1
3は天井、14はブラインドボックスである。
【0017】前記室内側障子8は上枠20と下枠21と
左右の縦枠22を方形枠組みした枠体23にガラス24
を装着してある。この室内側障子8は隣接した一方の方
立1の上ブラケット6と下ブラケット7とに室内外側方
向に回動自在に連結されてインナーサッシは内開き窓と
なっている。
【0018】前記左右一方の上ブラケット6と左右一方
の下ブラケット7は図4と図5に示すように、その基端
部6a,7aが方立1の室内面1aと側面1bに接して
ボルト30で側面1bに固着してあり、先端部6b,7
bに縦穴31が形成してある。この縦穴31に一方の縦
枠22(つまり、室内側障子8の戸尻側)に上下動自在
に取付けた上ピン32、下ピン33が回転自在に嵌合し
てヒンジ34を形成している。室内側障子8はこのヒン
ジ34を中心として室内外側方向に回動する。
【0019】前記左右他方の上ブラケット6、下ブラケ
ット7の基端部6a,7aは図6、図7、図8に示すよ
うに方立1にボルト30で固着してある。上ブラケット
6、下ブラケット7の先端部6b,7bにはロック用穴
35がそれぞれ形成してある。室内側障子8の他方の縦
枠22上下端部寄り(つまり、室内側障子8の戸先側)
に上下のロックピン36が上下動自在に設けてある。こ
の各ロックピン36は圧縮コイルバネ37で上方、下方
に移動してロック用穴35に嵌合し、操作つまみ38を
鉤形のガイド溝39に沿って移動することでロック用穴
35から抜け出した位置に保持できる。このロック35
とロックピン36で室内側障子8の戸先側を上下ブラケ
ット6,7に係脱する手段を構成する。
【0020】前記下ブラケット7には水平に対して室内
側が低くなった斜めのガイド面40が形成してあり、室
内側障子8の他方の縦枠寄り、つまり戸先側の下面にガ
イドローラ41が取付けてある。室内側障子8を閉じる
とガイドローラ41がガイド面40に乗り上げるから、
室内側障子8をヒンジ34を中心として室内側に回動し
た状態で戸先側が自重で垂れ下った場合に、室内側障子
8を閉じるとガイドローラ41がガイド面40に乗り上
げて戸先側を持ち上げて確実に閉じることができる。
【0021】室内側障子8はロックピン36をロック用
穴35に嵌合することで閉じ状態で保持され、その室内
側障子8に装着した気密材42が縦受け材11、上受け
材12に圧着して気密する。
【0022】このようであるから、空間部9の室内側上
横縁部と室内側縦縁部が気密されると共に、空間部9の
下部と上部が開口し、図1に示すようにブラインドボッ
クス14を介して天井13に取付けた吸引装置15で空
間部9の内の空気を吸引することで室内の空気が吸引さ
れて空間部9内を流通する。
【0023】また、図9に示すように、方立1の室内面
1aに間仕切り部材43を接して室内を左右に間仕切り
した場合には縦受け材11をそれぞれの上、下ブラケッ
ト6,7間に取付ければ良い。
【0024】また、図10に示すように、方立1が柱4
4と対向している場合には、柱44と方立1との間に仕
切り部材45を取付け、柱44にブラケット46を取付
ける。このブラケット46を前述の左右他方の上、下ブ
ラケット6,7と同様にロック用穴35とガイド面40
を有する形状とする。
【0025】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図11と図12に示すように、方立1の側面1b間
に無目2を連結して窓枠3とし、その窓枠3にガラス4
を装着してアウターサッシ5とする。方立1の室内面1
aに上ブラケット6と下ブラケット7をビス50で固着
し、その上ブラケット6と同一高さ位置に横材51を左
右の方立1の側面1b間に横架連結する。
【0026】室内側障子8を上ブラケット6、下ブラケ
ット7に前述と同様に内開き可能に取付ける。その縦枠
22に装着した気密材42を方立1の室内面1aに圧着
し、上枠20に装着した気密材42を横材51の室内面
51aに圧着して、室内の空気が矢印で示すように空間
部9の下部から吸引されて空間部9を通って上部からダ
クト16に流れるようにする。
【0027】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図13と図14に示すように、方立1の室内面1a
に上ブラケット6と下ブラケット7をそれぞれビス52
で固着する。上ブラケット6の横片6aにガイド横材5
3を左右の方立1間に連続して吊り下げて取付ける。こ
のガイド横材53は室内側ガイド溝54、室内側ガイド
レール55、室外側ガイド溝56、室外側ガイドレール
57を有する。
【0028】前記下ブラケット7の横片7aに室内側障
子ガイド58と室外側障子ガイド59を左右方向及び室
内外側方向に離隔して一対ずつ取付ける。この障子ガイ
ドは縦軸58a,59aの回りにローラ58b,59b
を回転自在に設けた形状で、その縦軸58a,59aが
下ブラケット7の横片7aに固着してある。
【0029】室内側障子8は左右の方立1間に連続する
長さで、その左右方向両端寄り、例えば左右の縦枠22
の上部に一対の吊戸車60が図15に示すようにそれぞ
れ取付けてある。室内側障子8の下端部には左右方向に
連続した下向凹溝状のガイド凹部61が形成してある。
【0030】前記一対の吊戸車60は室内側ガイドレー
ル55と室外側ガイドレール57の一方に沿って回転
し、ガイド凹部61は室内側障子ガイド58、室外側障
子ガイド59の一方に嵌まり合う。
【0031】例えば、図13に示すように左右に隣接し
た一組の室内側障子8が室外側ガイドレール57、室外
側障子ガイド59に沿って面内方向に走行自在にそれぞ
れ装着され、他の一対の室内側障子8が室内側ガイドレ
ール55と室内側障子ガイド58に沿って面内方向に走
行自在にそれぞれ装着してあり、室内側に装着した一組
の室内側障子8相互を突き合せると共に、室外側に装着
した一組の室内側障子8相互を突合せて空間部9の室内
側上横と室内側左右縦を気密している。
【0032】このようであるから、突き合せた一組の室
内側障子8の一方を他方から離れる方向に移動すること
で、その移動した室内側障子8は他の室内側障子8の室
内側又は室外側に重なり合って1つの空間部9の室内側
を開放できる。つまり、インナーサッシは左右引き違い
窓を構成している。
【0033】次に本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図16、図17、図18に示すように、上ブラケッ
ト6間に亘ってインナーサッシ用のガイド横材70を取
付ける。下ブラケット7には戸先下ガイド部材71と戸
尻下ガイド部材72が取付けてある。ガイド横材70に
第1の室内側障子8−1と第2の室内側障子8−2が面
内方向に交互に走行自在に吊り下げ支承してある。第1
・第2の室内側障子8−1,8−2を閉じた状態では下
縁部戸先側が戸先下ガイド部材71に接し、下縁部戸尻
側が戸尻下ガイド部材72に接して第1・第2の室内側
障子8−1,8−2は室内外側方向に面一となる。この
第1・第2の室内側障子8−1,8−2は強化ガラス7
3の上縁部左右に吊戸車74を取付けてある。
【0034】前記ガイド横材70は図19に示すように
室外側縦板75と横板76と室内側縦板77で断面略下
向コ字状で、一対の室内側ガイドレール78aと室外側
ガイドレール78bと室内側ガイド溝78cが一体的に
形成してある。前記第2の室内側障子8−2の強化ガラ
ス73の上縁部の戸先側と戸尻側に基板79が取付けて
あり、この各基板79にアーム80が図20と図21に
示すように縦ピン81で室内外側方向に揺動自在に支承
され、そのアーム80に縦軸82が回転自在に支承して
あり、その縦軸82に一対の吊戸車74が取付けてあ
る。83はピンである。この吊戸車74が一対の室内側
ガイドレール78aに沿って走行する。
【0035】前記ガイド横材70には第2の室内側障子
8−2の戸先側上部を室内外側方向に移動する上部移動
機構84が取付けてある。具体的には室内側縦板77に
固着したベース部材85に操作レバー86を縦ピン87
で室内外側方向に揺動自在に連結し、この操作レバー8
6の切欠溝86aを前記基板79に設けたピン83に嵌
合してある。
【0036】前記ガイド横材70には第2の室内側障子
8−2の戸尻側をガイドするガイドプレート88が取付
けてあり、このガイドプレート88のほぼくの字形状の
ガイド溝89に戸尻側の基板79に設けたピン83が摺
動自在に嵌まり込んでいる。このガイド溝89は前記室
内側ガイド溝78cと連続している。これによって、第
2の室内側障子8−2が矢印a方向に移動するとピン8
3がガイド溝89に沿って移動して戸尻側が室内側に移
動してピン83が室内側ガイド溝78cに嵌まり込み、
第2の室内側障子8−2が矢印aと反対側に移動すると
ピン83が室内側ガイド溝78cからガイド溝89に移
動して第2の室内側障子8−2の戸尻側が室外側に移動
する。
【0037】前記第2の室内側障子8−2の下縁部戸先
側をガイドする戸先下ガイド部材71は図22に示すよ
うに下ブラケット7に縦ピン90で室内外側方向に揺動
自在に支承されていると共に、操作レバー91を備えて
いる。この戸先下ガイド部材71には一対の障子ガイド
92が室内外側方向に間隔を置いて取付けてある。この
一対の障子ガイド92間に第2の室内側障子8−2の下
縁部戸先側が面内方向に移動自在に挿通してあり、操作
レバー91を持って戸先下ガイド部材71を室内側に向
けて揺動すると第2の室内側障子8−2の下縁部戸先側
が室内側に移動する。
【0038】前記戸先下ガイド部材71の円弧状端面7
1aに第1、第2切欠溝93,94が形成してあり、下
ブラケット7に設けたボール95をスプリング96で円
弧状端面71aに押しつけ、戸先下ガイド部材71を室
内側、室外側に回動するとボール95が第1、第2切欠
部93,94の一方に嵌合して位置決めする。
【0039】前記戸尻下ガイド部材72と第1の室内側
障子8−1の戸先下ガイド部材71は図22に示すよう
に、下ブラケット7に固着され、一対の障子ガイド92
を備えている。この一対の障子ガイド92間に第1・第
2の室内側障子8−1,8−2の下縁部戸尻側が挿通し
てあり、この戸尻下ガイド部材72の一対の障子ガイド
92は戸先下ガイド部材71を室外側に揺動した時にそ
の一対の障子ガイド92と室内外側方向に同一位置とな
る。
【0040】第1の室内側障子8に取付けた吊戸車74
は図23に示すようにガイド横材70の室外側ガイドレ
ール78bに沿って走行自在で、第2の室内側障子8の
吊戸車74とは室内外側方向に位置がずれて干渉しな
い。
【0041】操作レバー86、操作レバー91を室内側
に回動すると第2の室内側障子8−2の戸先側が室内側
に移動して隣接する第1の室内側障子8−1の戸尻側よ
りも室内寄りとなる。
【0042】この状態で第2の室内側障子8−2を矢印
方向に移動すると操作レバー86の切欠溝86aからピ
ン83が抜け出して切欠部78dから室内側ガイド溝7
8cに入り込み、ガイド溝89とピン83で第2の室内
側障子8−2の戸尻側が室内側に移動すると共に、ピン
83がガイド溝89から抜け出して室内側ガイド溝78
cに入り込み、下縁部戸尻側が一対の障子ガイド92か
ら離脱し、第2の室内側障子8−2は吊戸車74を介し
て室内側ガイドレ−ル78bに沿って面内方向に移動す
る。この時戸先側、戸尻側のピン83が室内側ガイド溝
78cに沿って移動するから第2の室内側障子8−2は
室内外側方向に振れ動くことなしに室内側の位置で一直
線に移動する。そして隣接した第1の室内側障子8−1
の室内側に重なり合うことで空間部9を開放する。
【0043】前述の状態から第2の室内側障子8−2を
閉じ方向に移動するとガイド溝89にピン83が入り込
んで戸尻側が室外側に移動して下縁部戸先側が一対の障
子ガイド92間に挿入し、ピン83が操作レバー86の
切欠溝86aに挿入する。操作レバー86,92を室外
側に操作することで第2の室内側障子8−2の戸先側が
室外側に向けて斜めに移動して隣接した第1の室内側障
子8−1と面一として連続する。
【0044】以上の実施の形態では方立式カーテンウオ
ールについて述べたが、連窓の方立を利用して室内側障
子を取付けて二重窓とすることもできる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、アウター
サッシの方立にブラケットを取付け、このブラケットに
室内側障子を取付けることで二重窓としたから、既設の
アウターサッシの方立を利用して室内側障子を容易に取
付けできる。これによって、既設のインナーサッシを容
易に二重窓とすることができる。
【0046】請求項2に係る発明によれば、室内側障子
を開閉して空間部の室内寄りを開放したり、閉塞できる
から、空間部内のブラインドを容易に清掃等できる。
【0047】請求項3に係る発明によれば、室内側障子
を面内方向に移動して空間部の室内寄りを開放、閉塞で
きるから、空間部内のブラインドの清掃等が容易である
し、室内側障子よりも室内寄り部分に障害物にあっても
空間部の室内寄りを開放できる。
【0048】請求項4に係る発明によれば、上部移動機
構で第2の室内側障子の戸先の吊戸車を室内側に揺動す
ると共に戸先下ガイド部材を室内側に揺動すれば第2の
室内側障子の上縁部戸先側、下縁部戸先側が室内側に移
動し、その状態で第2の室内側障子を面内方向に移動す
ることで隣接した第1の室内側障子の室内側に重ね合せ
て空間部の室内寄り部を開放できる。また、第2の室内
側障子を閉じた状態で上部移動機構により吊戸車を室外
側に移動すると共に戸先下ガイド部材を室外側に揺動す
れば第2の室内側障子の上縁部戸先側、下縁部戸先側が
室外側に移動し、隣接した第1の室内側障子と室内外側
方向に同一位置となる。
【0049】これによって、複数の室内側障子が閉じ状
態で室内側が面一となるように連続するから内観意匠が
優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略縦断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す概略横断面図
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す概略内観図で
ある。
【図4】図3のA−A詳細拡大断面図である。
【図5】図2のB部拡大詳細図である。
【図6】図2のC部拡大詳細図である。
【図7】図3のD−D詳細拡大断面図である。
【図8】図7の右側面図である。
【図9】間仕切り部材で室内を仕切った場合の横断面図
である。
【図10】柱がある場合の横断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す横断面図で
ある。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示す横断面図で
ある。
【図15】吊戸車取付部の斜視図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態を示す概略縦断面
図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態を示す概略横断面
図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態を示す概略内観図
である。
【図19】図18のE−E詳細拡大断面図である。
【図20】室内側障子の吊戸車取付部の拡大説明図であ
る。
【図21】図20の平面図である。
【図22】図18のF−F詳細拡大断面図である。
【図23】図18のG−G詳細拡大断面図である。
【符号の説明】
1…方立 2…無目 3…窓枠 4…ガラス 5…アウターサッシ 6…上ブラケット 7…下ブラケット 8…室内側障子 8−1…第1の室内側障子 8−2…第2の室内側障子 9…空間部 10…ブラインド 14…ブラインドボックス 15…送風機 16…ダクト 34…ヒンジ 35…ロック用孔 36…ロックピン 40…ガイド面 41…ガイドローラ 42…気密材 43…間仕切り部材 44…柱 45…仕切り部材 46…ブラケット 51…横材 53…ガイド横材 58…室内側障子ガイド 59…室外側障子ガイド 60…吊戸車 70…ガイド横材 71…戸先下ガイド部材 72…戸尻下ガイド部材 73…強化ガラス 74…吊戸車 78a…室内側ガイドレール 78b…室外側ガイドレール 79…基板 80…アーム 83…ピン 84…上部移動機構 86…操作アーム 88…ガイドプレート 89…ガイド溝 91…操作レバー 92…障子ガイド
フロントページの続き (72)発明者 千葉 文彦 埼玉県浦和市根岸3−33−1 Fターム(参考) 2E011 BA00 2E014 AA03 CA03 CB01 CB04 CD07 2E043 AA01 AA04 AB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁を形成するアウターサッシ
    と、このアウターサッシの方立に取付けたブラケット
    と、このブラケットに室内側障子を取付けたインナーサ
    ッシを備え、このインナーサッシとアウターサッシとの
    間の空間部にブラインドを設けた二重窓。
  2. 【請求項2】 隣接した一方の方立に取付けたブラケッ
    トに室内側障子の戸尻側を室内外側方向に回動自在に連
    結し、この室内側障子の戸先側を隣接した他方の方立に
    取付けたブラケットに係脱自在として内開きのインナー
    サッシとした請求項1記載の二重窓。
  3. 【請求項3】 方立に取付けた上ブラケットにガイド横
    材を取付け、このガイド横材の室内寄りと室外寄りに室
    内側障子を面内方向に移動自在に吊り下げ支承し、方立
    に取付けた下ブラケットに、室内寄りの室内側障子下部
    を面内方向にガイドする室内側障子ガイドと室外寄りの
    室内側障子下部を面内方向にガイドする室外側障子ガイ
    ドを取付けてインナーサッシを引き違い窓とした請求項
    1記載の二重窓。
  4. 【請求項4】 方立に取付けた上ブラケットにガイド横
    材を取付け、このガイド横材の室外側に沿って第1の室
    内側障子を走行自在に吊り下げ支承し、第2の室内側障
    子の上縁部戸尻側と上縁部戸先側とに吊戸車を室内外側
    方向に揺動自在に取付け、その吊戸車を前記ガイド横材
    の室内側に沿って走行自在に支承し、前記ガイド横材に
    戸先側の吊戸車を揺動する上部移動機構を取付け、 方立に取付けた下ブラケットに、第2の室内側障子の下
    縁部戸先側を面内方向に走行自在にガイドする戸先下ガ
    イド部材を室内外側方向に揺動自在に取付けて第2の室
    内側障子が、第1の室内側障子と室内外側方向に同一位
    置及び第1の室内側障子よりも室内側位置とに移動可能
    でインナーサッシを隣接した室内側障子が閉じ状態で室
    内外側方向に同一となる引き違い窓とした請求項1記載
    の二重窓。
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