JP2859110B2 - 上げ下げ窓及び上げ下げ障子付ドア - Google Patents

上げ下げ窓及び上げ下げ障子付ドア

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JP2859110B2
JP2859110B2 JP5294175A JP29417593A JP2859110B2 JP 2859110 B2 JP2859110 B2 JP 2859110B2 JP 5294175 A JP5294175 A JP 5294175A JP 29417593 A JP29417593 A JP 29417593A JP 2859110 B2 JP2859110 B2 JP 2859110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上げ下げ窓及び上げ下
げ障子付ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】内外の障子を滑車に巻き掛けた吊りロー
プにより連動させて上下に開閉するようにした上げ下げ
窓は、例えば実開昭56−121863号公報、実開昭
56−121873号公報等により知られている。これ
らの公報に記載されている上げ下げ窓は、内外の障子を
上下移動可能に支持するガイド溝を有する両側の縦枠を
含む窓枠を備えており、この窓枠の上枠には滑車が設け
られ、この滑車に巻き掛けた吊りロープの両端が縦枠の
ガイド溝内に垂下されている。そして、各障子の側部下
端には前記吊りロープの端部が吊り金具を介して固定さ
れている。従って、例えば最下端の閉じ位置にある内障
子を上に移動させて開けると、最上端の閉じ位置にある
外障子が下に移動して開き、窓枠内の上部と下部が開放
されるようになっている。
【0003】ところで、このような上げ下げ窓において
は、吊りロープに障子の荷重が常時加わっていることか
ら、吊りロープが緩み(伸び)易く、障子の閉りが不十
分になる場合がある。このため、例えば前記実開昭56
−121863号公報に記載されている上げ下げ窓にお
いては、窓枠の上枠に調節ネジ及びブラケットを介して
滑車を上下方向に移動調節可能に設けることにより、吊
りロープの緩みを吸収すべく調節できるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような上げ下げ窓においては、窓枠の上枠に調節ネジ
及びブラケットを介して滑車を上下方向に移動調節可能
に設けているため、構造が複雑で製造コストが高くなる
ばかりでなく、障子の荷重が加わっている滑車を高所に
ある調節ネジにより上下方向に移動させて吊りロープの
調節を行わなければならず、調節に困難を伴うなどの問
題があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決すべくなされ
たもので、構造が簡単で製造コストの低減が図れると共
に、吊りロープの調節を極めて容易に行うことができる
上げ下げ窓および上げ下げ障子付ドアを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る上げ下げ窓は、内外の障子を
上下移動可能に支持するガイド溝を有する両側の縦枠を
含む窓枠を形成し、前記縦枠のガイド溝内に滑車を設け
ると共に、この滑車に巻き掛けられて一端が内障子を且
つ他端が外障子を吊るための吊りロープを前記ガイド溝
内に配置し、前記障子の両側下端部に前記吊りロープの
端部を係止する吊り部を前記ガイド溝内へ突設し、少な
くとも一方の障子の吊り部に障子開放時に前記吊りロー
プの端部を下方から直に調節することによって上下に変
位させて吊りロープの有効長さを調節するための有効長
調節部を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明に係る上げ下げ窓は、内外
の障子を上下移動可能に支持するガイド溝を有する両側
の縦枠を含む窓枠を形成し、滑車に巻き掛けられて一端
が内障子を且つ他端が外障子を吊るための吊りロープ及
び滑車を前記ガイド溝内に位置するように配置し、前記
障子の両側下端部に前記吊りロープの端部を係止する係
止部を有してガイド溝には吊りロープ及び滑車を覆うカ
バーを、前記障子の両側上端部に上記カバーによって形
成された浅い溝内を摺動するガイドピースを備えたこと
を特徴とする。
【0008】請求項3の発明に係る上げ下げ障子付ドア
は、上下桟と左右の縦框を框組みしてなるドア本体を形
成し、前記縦框又は縦框に添設された縦枠に内外の障子
を上下移動可能に支持するガイド溝を形成すると共に、
前記上下桟に前記内外の障子の全閉時にその上下端を規
制する上下枠部を上下桟自体又は上下桟に添設された上
下枠により形成し、前記ガイド溝内に滑車を設けると共
に、この滑車に巻き掛けられて一端が内障子を且つ他端
が外障子を吊るための吊りロープを前記ガイド溝内に配
置し、前記障子の両側下端部に前記吊りロープの端部を
係止する吊り部を前記ガイド溝内へ突設し、少なくとも
一方の障子の吊り部に障子開放時に前記吊りロープの端
部を下方から直に調節することによって上下に変位させ
て吊りロープの有効長さを調節するための有効長さ調節
部を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明に係る上げ下げ障子付ドア
は、上下桟と左右の縦框を框組みしてなるドア本体を形
成し、前記縦框又は縦框に添設された縦枠に内外の障子
を上下移動可能に支持するガイド溝を形成すると共に、
前記上下桟に前記内外の障子の全閉時にその上下端を規
制する上下枠部を上下桟自体又は上下桟に添設された上
下枠により形成し、滑車に巻き掛けられて一端が内障子
を且つ他端が外障子を吊るための吊りロープ及び滑車を
前記ガイド溝内に位置するように配置し、前記障子の両
側下端部に前記吊りロープの端部を係止する係止部を有
しガイド溝には吊りロープ及び滑車を覆うカバーを、前
記障子の両側上端部に上記カバーによって形成された浅
い溝内を摺動するガイドピースを備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項5の発明に係る上げ下げ障子付ドア
は、前記請求項1又は2に記載の上げ下げ窓をドア本体
に設けられた開口に装着してなることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、障子の両側下端部に
突設された吊り部に、吊りロープの端部を係止し、少な
くとも一方の障子の吊り部に前記吊りロープの端部を上
下に変位させて吊りロープの有効長さを調節するための
有効長さ調節部を設けたので、窓枠の上枠に取付けた滑
車を上下に移動させて吊りロープの調節を行う従来の上
げ下げ窓に比して吊りロープを調節するための構造が簡
素化され、製造コストの低減が図れると共に、吊りロー
プの調節を極めて容易に行うことができる。また、上記
調節部を障子開放時に下方から直に調節できるようにし
てあるので、下方から障子を外すことなく調節できる。
また、吊りロ−プ及び滑車を前記ガイド溝内に位置する
ように配置したので意匠がよい。
【0012】請求項2の発明によれば、吊りロープ及び
滑車を前記ガイド溝内に位置するように配置したので意
匠がよい、縦枠に滑車を固定したので上枠に滑車が固定
されているものに比べて吊りロープの長さが短くでき
る。滑車がカバーで覆われているため、ホコリが入りに
くく、滑車の耐久性が向上する。吊りロープ及び滑車を
覆うカバーを外せば、メンテナンスができる。縦枠に吊
りロープ及び滑車を配置したので、従来技術である上枠
に滑車を固定したものでは吊りロープが上枠と縦枠の両
方にかかることにより枠組みがしにくいのに対して、本
願発明では枠組みがしやすい。障子の両側上端部には、
カバーによって形成された浅い溝内を摺動するガイドピ
ースを備えたので、縦枠のガイド溝内に吊りロープ及び
滑車を配置したにもかかわらず、障子の上端部が滑車固
定位置を円滑に通過できる。
【0013】請求項3〜請求項5の発明によれば、上げ
下げ障子付ドアが構成されるため、ドアでありながら通
気や換気を取ることが可能となり、例えば勝手口のドア
等として有効に利用することができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
【0015】図1〜図3において、1は上げ下げ障子付
ドアのドア本体で、このドア本体1は左右の縦框1a,
1aと、上桟1b及び下桟1cを方形に框組みすること
により構成されている。このドア本体1の縦框1a,1
aと、上桟1b及び下桟1cにより区画された開口2に
は上げ下げ窓3の窓枠4が装着されており、この窓枠4
は内外の障子5,6を上下移動可能に支持するガイド溝
7a,7bを有する両側の縦枠4a,4aと、上枠4b
及び下枠4cを方形に組むことにより構成されている。
なお、前記上下桟1b,1cには、前記内外の障子5,
6の全閉時にその上下端を規制する上下枠部が直接又は
間接的に形成されている。すなわち、窓枠3の上枠4b
は上枠部としてドア本体1の上桟1b直接的(一体)
に形成され、窓枠3の下枠4cは下枠部としてドア本体
1の下桟1cに間接的(別体)に形成されている。ま
た、図2において、8はドア本体1の一側部に設けられ
たヒンジ、9はドア本体1の他側部に設けられたハンド
ル、10はドア本体1の開口2の外側に取付けられた網
戸である。
【0016】内障子5は両側の縦框5a,5aと、上桟
5b及び下桟5cを方形に組んでガラス5dを装着する
ことにより構成され、外障子6も同様に両側の縦框6
a,6aと、上桟6b及び下桟6cを方形に組んでガラ
ス6dを装着することにより構成されている。前記上げ
下げ窓3は、内障子5を窓枠4の最下端位置に、外障子
6を窓枠4の最上端位置にそれぞれ位置させることによ
り閉状態となるように構成され、内障子5の上桟5bに
はこの内障子5を上下に移動操作するための取っ手5e
が設けられている。
【0017】また、前記上げ下げ窓3は、内障子5と外
障子6を窓枠4の上下方向略中間位置に重なり合うよう
に位置させることにより開状態となるように構成され、
縦枠4aのガイド溝7a,7b内には図9の(a)に示
すように内障子5と外障子6を開状態に位置決めするた
めのストッパー11a,11bが設けられている。な
お、図9の(a)において、haは内障子5の高さ寸
法、saは内障子5のストッパー11aまでの開閉スト
ローク、hbは外障子6の高さ寸法、sbは外障子6の
ストッパー11bまでの開閉ストロークである。
【0018】そして、縦枠4aのガイド溝7a,7b内
の長手方向略中間位置の奥部には両ガイド溝7a,7b
間の仕切壁7cに切欠部7dを設けることにより滑車1
2が仕切壁7cと干渉しない状態で取付けられ(図10
参照)、この滑車12には一端が内障子5を吊るべく一
方のガイド溝7aに位置し、他端が外障子6を吊るべく
他方のガイド溝7bに位置するように吊りロープ13が
巻き掛けられている。また、図9の(a)、(b)に示
すように内障子5のガイド溝7a内には閉位置の内障子
5の上端よりも若干下方から上方のストッパー11aに
亘って滑車12を覆う断面略L字状のカバー14aが取
付けられ、外障子6のガイド溝7b内には閉位置の外障
子6の下端よりも若干上方からガイド溝7bの上端部に
亘って滑車12を覆う断面略L字状のカバー14bが取
付けられており、これらのカバー14a,14bによっ
て両ガイド溝7a,7bの一部が浅い溝7e,7fにな
っている。
【0019】図4に示すように内障子5及び外障子6の
両側下端部にはガイド溝7a,7b内を摺動する摺動部
である合成樹脂製のガイドピース15,16が突設さ
れ、外障子6のガイドピース16には吊りロープ13の
一端が係止され、内障子5のガイドピース15には吊り
ロープ13の他端が係止されている。この場合、外障子
6のガイドピース16は、図5、図7ないし図8に示す
ように外障子6の側部下端よりガイド溝7bと略同じ幅
及びガイド溝7bの奥部に届く長さで水平に延出される
水平部16aと、この水平部16aより起立して外障子
6の側部に当接される平断面U字状の垂直部16bとを
一体的に有し、その垂直部16bが外障子6の縦框6a
と下桟6cを結合する結合部材であるビスないしネジ1
7を利用して外障子6の側部に固定されている。また、
前記吊りロープ13の外障子側の端部には鍔状の係止部
材18が固定され、外障子6のガイドピース16の水平
部16aには吊りロープ13を挿通させるスリット16
cが形成されされると共にこのスリット16cの下端に
係止部材18を嵌合させて係止するための凹状の係止部
16dが形成されている。
【0020】一方、内障子5のガイドピース15は、図
6に示すように前記外障子6のガイドピース16と同様
に水平部15a及び垂直部15bを一体的に有し、その
水平部15bにはスリット15c及び係止部15dが形
成されているが、これら以外に吊りロープ13の内障子
側の端部を上下に変位させて吊りロープ13の長さを調
節するための調節部19が設けられている。この場合、
調節部19は、前記吊りロープ13の端部に連結される
と共にガイドピース15の垂直部15bの内側に回転し
ない状態で上下に摺動可能に収容される摺動体20と、
この摺動体20の下端部に螺合された調節ネジ21とか
ら主に構成されており、この調節ネジ21の頭部21a
が前記係止部15dに係止されている。
【0021】なお、内障子5及び外障子6の両側上端部
にはガイド溝7a,7b内にカバー14a,14bによ
って形成された浅い溝7e,7f内を摺動する合成樹脂
製のガイドピース22,23が突設されている(図4参
照)。また、図10ないし図11において、24は滑車
12を取付けるための補強用として縦枠4aの外側部に
取付けられた裏板であり、この裏板24には上げ下げ窓
3の窓枠4のガタツキを防止するためにドア本体1の縦
框1aの内側部に形成した係合穴25と係合する係合爪
26が一体形成されている。
【0022】以上のように構成された上げ下げ障子付ド
アによれば、ドア本体1の開口2に上げ下げ窓3が装着
された構成になっているので、ドアでありながら通気や
換気を取ることができ、例えば勝手口のドアとして有効
に利用することができる。そして、その上げ下げ窓3に
おいては、内障子5及び外障子6の両側下端部にガイド
溝7a,7b内を摺動するように突設された摺動部であ
るガイドピース15,16に、吊りロープ13の端部を
係止するための係止部15d,16dを設け、内障子5
のガイドピース15に前記係止部15dに係止される吊
りロープ13の端部を上下に変位させて吊りロープ13
の長さを調節するための調節部19を設けているので、
窓枠の上枠に取付けた滑車を上下に移動させて吊りロー
プの調節を行う従来の上げ下げ窓に比して吊りロープ1
3を調節するための構造が簡素化され、製造コストの低
減が図れると共に、吊りロープ13の調節を極めて容易
に行うことができる。すなわち、吊りロープ13の調節
を行う場合、内障子5を上げて調節ネジ21を回せば良
く、窓枠4の上枠4bの位置とは異なり低い位置で調節
作業を行うことができるので、調節が容易であり、しか
も、外障子6がストッパー11bに当接して支持された
状態で調節ネジ21を回せば調節ネジ21には吊りロー
プ13を介して外障子6の荷重が掛からないので、調節
が極めて容易にできる。
【0023】また、前記ガイドピース15,16が吊り
ロープ13の端部を固定するための吊り部を兼ねてお
り、しかも、障子5,6の縦框5a,6aと下桟5c,
6cを結合するネジ17を利用してガイドピース15,
16が取付けられているため、部品点数の削減により更
に構造の簡素化が図れる。また、滑車12が縦枠4aの
ガイド溝7a,7b内における長手方向略中間位置に設
置されているので、滑車が窓枠の上枠に設置されている
従来の上げ下げ窓に比して、吊りロープ13の長さを短
縮することができ、その分製造コストの低減が図れる。
更に、ガイド溝7a,7b内には滑車12を覆うカバー
14a,14bが取付けられ、滑車12が露出していな
いので、外観の向上が図れると共に滑車12や吊りロー
プ13へのほこりの付着を防止することができ、耐久性
の向上が図れる。
【0024】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、実施例の上げ下げ窓3は内障子
5を窓枠4内の最下端に、外障子6を窓枠4内の最上端
にそれぞれ位置させて閉状態となるように構成されてい
るが、これとは逆に内障子5を窓枠4内の最上端に、外
障子6を窓枠4内の最下端にそれぞれ位置させて閉状態
となるように構成しても良い。また、実施例では内障子
5のガイドピース15に調節部19が設けられている
が、外障子6のガイドピース16に調節部19を設けて
も良く、或いは内障子5及び外障子6の双方のガイドピ
ース15,16に調節部19を設けても勿論構わない。
【0025】更に、ガイドピースとしては、外障子6の
ガイドピース16のように必ずしも調節部19を備えて
いなくてもよい。また、実施例の摺動部であるガイドピ
ース15,16は吊りロープ13の端部を係止する吊り
部を兼ねているが、吊り部とガイドピースは別体に構成
してもよい。
【0026】実施例では上げ下げ障子付ドアについて説
明されているが、そのドア本体aの開口2に装着された
上げ下げ窓3と略同一構成の上げ下げ窓は通常の上げ下
げ窓と同様に建物の壁の開口に据付けることができる。
【0027】実施例の上げ下げ障子付ドアにおいては、
ドア本体1の上下桟1b,1c及び左右の縦框1a,1
aに上げ下げ窓3の窓枠4が一辺(上桟4b)を除いて
連続(連接)する部材として別体(間接的)に設けられ
ているが、一体(直接的)に形成されていてもよく、或
いは4辺が一体又は別体の組合せからなっていてもよ
い。例えば、窓枠4の縦枠4aが縦枠部としてドア本体
1の縦框1aに一体に形成され、この縦框1aにガイド
溝7a,7bが直接形成されているようになっていても
よく、或いは窓枠4の下枠4cが下枠部としてドア本体
1の下桟1cに一体に形成されていてもよい。また、前
記上げ下げ障子付ドアのドア本体1は、上下桟1b,1
c及び左右の縦框1a,1aを框組みしてなる框ドアか
らなっているが、框を有しないフラッシュドアからなっ
ていてもよい。この場合、ドア本体1に開口2を設け、
この開口2に上げ下げ窓3を装着すればよい。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0029】(1)請求項1の発明によれば、障子の両
側下端部に突設された吊り部に、吊りロープの端部を係
止し、少なくとも一方の障子の吊り部に前記吊りロープ
の端部を上下に変位させて吊りロープの有効長さを調節
するための有効長さ調節部を設けたので、窓枠の上枠に
取付けた滑車を上下に移動させて吊りロープの調節を行
う従来の上げ下げ窓に比して吊りロープを調節するため
の構造が簡素化され、製造コストの低減が図れると共
に、吊りロープの調節を極めて容易に行うことができ
る。また、上記調節部を障子開放時に下方から直に調節
できるようにしてあるので、下方から障子を外すことな
く調節できる。また、吊りロ−プ及び滑車を前記ガイド
溝内に位置するように配置したので意匠がよい。
【0030】(2)請求項2の発明によれば、吊りロー
プ及び滑車を前記ガイド溝内に位置するように配置した
ので意匠がよい、縦枠に滑車を固定したので上枠に滑車
が固定されているものに比べて吊りロープの長さが短く
できる。滑車がカバーで覆われているため、ホコリが入
りにくく、滑車の耐久性が向上する。吊りロープ及び滑
車を覆うカバーを外せば、メンテナンスができる。縦枠
に吊りロープ及び滑車を配置したので、従来技術である
上枠に滑車を固定したものでは吊りロープが上枠と縦枠
の両方にかかることにより枠組みがしにくいのに対し
て、本願発明では枠組みがしやすい。障子の両側上端部
には、カバーによって形成された浅い溝内を摺動するガ
イドビースを備えたので、縦枠のガイド溝内に吊りロー
プ及び滑車を配置したにもかかわらず、障子の上端部が
滑車固定位置を円滑に通過できる。
【0031】(3)請求項3〜請求項5の発明によれ
ば、上げ下げ障子付ドアが構成されるため、ドアであり
ながら通気や換気を取ることができ、例えば勝手口のド
ア等として有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上げ下げ障子付ドアの
正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】上げ下げ窓の概略的分解正面図である。
【図5】外障子に取付けられるガイドピースの斜視図で
ある。
【図6】内障子に取付けられるガイドピースの斜視図で
ある。
【図7】ガイドピースの取付け状態を示す図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】上げ下げ窓の縦枠を示す図で、(a)は内側面
図、(b)は(a)のD−D線拡大断面図である。
【図10】上げ下げ窓の縦枠に取付けられた滑車部分を
示す一部切欠正面図である。
【図11】上げ下げ窓の縦枠をドア本体の縦框に装着す
る状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2 開口 3 上げ下げ窓 4 窓枠 4a 縦枠 5 内障子 6 外障子 7a,7b ガイド溝 12 滑車 13 吊りロープ 15,16 ガイドピース(摺動部) 15d,16d 係止部 17 ネジ(結合部材) 19 調節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05F 17/00 E05D 15/18 E05F 11/04 E05F 11/48 E06B 3/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外の障子を上下移動可能に支持するガイ
    ド溝を有する両側の縦枠を含む窓枠を形成し、前記縦枠
    のガイド溝内に滑車を設けると共に、この滑車に巻き掛
    けられて一端が内障子を且つ他端が外障子を吊るための
    吊りロープを前記ガイド溝内に配置し、前記障子の両側
    下端部に前記吊りロープの端部を係止する吊り部を前記
    ガイド溝内へ突設し、少なくとも一方の障子の吊り部に
    障子開放時に前記吊りロープの端部を下方から直に調節
    することによって上下に変位させて吊りロープの有効
    さを調節するための有効長さ調節部を設けたことを特徴
    とする上げ下げ窓。
  2. 【請求項2】内外の障子を上下移動可能に支持するガイ
    ド溝を有する両側の縦枠を含む窓枠を形成し、滑車に巻
    き掛けられて一端が内障子を且つ他端が外障子を吊るた
    めの吊りロープ及び滑車を前記ガイド溝内に位置するよ
    うに配置し、前記障子の両側下端部に前記吊りロープの
    端部を係止する係止部を有してガイド溝には吊りロープ
    及び滑車を覆うカバーを、前記障子の両側上端部に上記
    カバーによって形成された浅い溝内を摺動するガイドピ
    ースを備えたことを特徴とする上げ下げ窓。
  3. 【請求項3】上下桟と左右の縦框を框組みしてなるドア
    本体を形成し、前記縦框又は縦框に添設された縦枠に内
    外の障子を上下移動可能に支持するガイド溝を形成する
    と共に、前記上下桟に前記内外の障子の全閉時にその上
    下端を規制する上下枠部を上下桟自体又は上下桟に添設
    された上下枠により形成し、前記ガイド溝内に滑車を設
    けると共に、この滑車に巻き掛けられて一端が内障子を
    且つ他端が外障子を吊るための吊りロープを前記ガイド
    溝内に配置し、前記障子の両側下端部に前記吊りロープ
    の端部を係止する吊り部を前記ガイド溝内へ突設し、少
    なくとも一方の障子の吊り部に障子開放時に前記吊りロ
    ープの端部を下方から直に調節することによって上下に
    変位させて吊りロープの有効長さを調節するための有効
    長さ調節部を設けたことを特徴とする上げ下げ障子付ド
    ア。
  4. 【請求項4】上下桟と左右の縦框を框組みしてなるドア
    本体を形成し、前記縦框又は縦框に添設された縦枠に内
    外の障子を上下移動可能に支持するガイド溝を形成する
    と共に、前記上下桟に前記内外の障子の全閉時にその上
    下端を規制する上下枠部を上下桟自体又は上下桟に添設
    された上下枠により形成し、滑車に巻き掛けられて一端
    が内障子を且つ他端が外障子を吊るための吊りロープ及
    び滑車を前記ガイド溝内に位置するように配置し、前記
    障子の両側下端部に前記吊りロープの端部を係止する係
    止部を有しガイド溝には吊りロープ及び滑車を覆うカバ
    ーを、前記障子の両側上端部に上記カバーによって形成
    された浅い溝内を摺動するガイドピースを備えたことを
    特徴とする上げ下げ障子付ドア。
  5. 【請求項5】前記請求項1又は2に記載の上げ下げ窓を
    ドア本体に設けられた開口に装着してなることを特徴と
    する上げ下げ障子付ドア。
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