JP3472717B2 - 上げ下げ窓または上げ下げ窓付戸 - Google Patents
上げ下げ窓または上げ下げ窓付戸Info
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Description
り、特に可動障子の建て込み性の向上を図った上げ下げ
窓に関する。
左右の縦枠からなる枠体内に上げ下げ可能な可動障子を
設け、この可動障子をバネ力で巻取り付勢された吊り材
(ワイヤ)を介して任意の高さ位置に停止可能に吊下げ
るバランサーを前記枠体に取付けてなるものが知られて
いる(特開平8−135296号公報等)。また、上げ
下げ窓としては、外障子と内障子を共に可動障子とした
ダブルハング式のものと、外障子を固定障子とし、内障
子を可動障子としたシングルハング式のものがある。
左右の縦枠に対向して形成された縦溝内に可動障子を室
内側からけんどん式に嵌め込んで構成されている。ま
た、前記可動障子をバランサーの吊り材に吊下げるため
に、前記縦溝内には吊り材に支持されたスライダーが昇
降移動可能に設けられており、このスライダーを前記可
動障子の下側部に固定するようになっている。
げ下げ窓においては、枠体に可動障子を建て込む場合、
前記スライダーを吊り材の張力に抗して予め引き下げて
おき、枠体の縦溝内に可動障子を嵌め込んでからその可
動障子の下側部に前記スライダーを固定しなければなら
ない。そのため、可動障子の建て込みには、スライダー
を引き下げる者、可動障子を枠体の縦溝内に嵌め込む者
等、複数の作業者が必要であり、多くの手間がかかると
いう問題があった。
いては、可動障子の室外面の清掃性を向上させるため
に、可動障子をけんどん式に嵌め込む構造は採用せず、
前記スライダーに設けたピボットを支点に可動障子を室
内側に内倒し可能に構成しているが、このシングルハン
グ式の上げ下げ窓においても、スライダーを吊り材の張
力に抗して予め引き下げてから、可動障子の下側部にス
ライダーのピボットを固定しなければならず、可動障子
の建て込みに手間がかかるという問題があった。
ので、可動障子の建て込み性の向上が図れる上げ下げ窓
を提供することを目的とする。
に係る発明は、上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
体内に上げ下げ可能な可動障子を設け、該可動障子をバ
ネ力で巻取り付勢された吊り材を介して吊下げるバラン
サーを前記枠体に取付けてなる上げ下げ窓または上げ下
げ窓付戸であって、前記可動障子は前記左右の縦枠の対
向する縦溝内に嵌め込み可能であり、該可動障子に前記
縦溝内に位置して前記吊り材を支持する支持部材を可動
障子の嵌め込みに邪魔にならない引込み位置から縦溝方
向へ突出可能で且つ調整可能に設けてなり、前記支持部
材は吊り材を支持する支持部を有し、該支持部に前記吊
り材の端部を引掛けてなることを特徴とする。
左右の縦枠からなる枠体内の室外側に固定障子を、かつ
室内側に上げ下げ可能な可動障子を設け、該可動障子を
バネ力で巻取り付勢された吊り材を介して吊下げるバラ
ンサーを前記枠体に取付けてなる上げ下げ窓または上げ
下げ窓付戸であって、前記可動障子には前記左右の縦枠
の対向する縦溝内に位置して前記吊り材を支持する支持
部材が縦溝内に嵌め込めるように引込み位置から縦溝方
向へ突出可能で且つ調整可能に設けられ、前記支持部材
は吊り材を支持する支持部を有し、該支持部に前記吊り
材の端部を引掛けてなり、支持部材を支点に前記可動障
子は室内側に内倒し可能であることを特徴とする。
付図面に基いて詳述する。
窓に適用した第1の実施の形態について、図1〜図5を
参照して説明する。図1〜図3において、1は上げ下げ
窓の枠体で、この枠体1は、例えばアルミニウム合金の
押出形材からなる上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠
1c,1cにより方形に組立てられている。枠体1内に
は、上げ下げ可能な可動障子である外障子2と内障子3
が設けられている。この上げ下げ窓は、外障子2を上
げ、内障子3を下げることにより全閉状態になるように
構成されている。
出形材からなる上框4a、下框4bおよび左右の縦框4
c,4cを方形に組み、その区画内にパネル例えばガラ
スパネル5を装着して構成されている。内障子3も同様
に、上框6a、下框6bおよび左右の縦框6c,6cを
方形に組み、その区画内にパネル例えばガラスパネル7
を装着して構成されている。ガラスパネル5,7は、図
示例では断熱性を有する複層ガラスからなっているが、
普通のガラスであってもよい。
3を上げ下げ操作する操作部としての取っ手8が設けら
れている。外障子2の下框4b室外面には、外障子2を
室内側から上げ下げ操作する操作部としての手掛け部9
が設けられており、外障子2を室内側から容易に上げ下
げ操作できるように構成されている。内障子3の上框6
aにはクレセント錠10が設けられ、外障子2の下框4
bにはクレセント受け11が設けられている。
子2と内障子3をそれぞれバネ力で巻取り付勢された吊
り材例えばワイヤ12を介して任意の高さ位置に停止可
能に吊下げるバランサー13が左右に取付けられてい
る。本実施の形態の上げ下げ窓は、ダブルハング式であ
るため、バランサー13は、図4に示すように、外障子
用のバランサー13aと、内障子用のバランサー13b
とから構成されている。各バランサー13a,13b
は、周知のように、ワイヤ12を巻取る傘車と、この傘
車を巻取り方向に付勢するゼンマイバネとから主に構成
されている(図示省略)。
長手方向に沿って長い台板14上に取付けられており、
この台板14の一端には、各バランサー13a,13b
から引き出されたワイヤ12,12を下方へ案内するガ
イドローラ15,15が設けられている。各バランサー
13a,13bから引き出されたワイヤ12の端部に
は、引掛け部としての輪16が設けられている。前記台
板14には、これを上枠1a内の天井に取付けるための
ブラケット17a,17bが設けられている。
ち、台板14の端部のブラケット17aは、予め台板1
4にネジ(固着具)18aで取付けられているが、台板
14上のブラケット17bは、上枠1a内の天井に予め
取付けられており、後で台板14にネジ18bで固定さ
れるようになっている。このように構成されたバランサ
ー13は、ワイヤ12がガイドローラ15を介して縦枠
1cの縦溝19内に垂下されるようにして上枠1a内の
天井左右位置にそれぞれ取付けられる。
なくとも室外面20aと上面20bとからなり、室内側
および下方が開放されている。このように上枠1aの室
内側および下側が大きく開放されていることにより、上
枠1aの見込み寸法を大きくすることなく上枠1a内に
バランサー13を容易に取付けられるようになってい
る。上枠1aには、その開放された室内側および下側を
覆う室内面21aと下面21bを有するカバー材21が
取外し可能に設けられている。なお、図示例の上枠1a
は、室内面の一部20cを有しているが、室内面の一部
20cを有していなくてもよい。
ット17a,17bをネジ(図示省略)で取付けるため
の取付部20dを有しているが、取付部20dを有して
いなくてもよい。前記カバー材21は、例えばアルミニ
ウム合金の押出形材からなっている。カバー材21は、
下面21bの側縁部を上枠1aの室外面20a裏側に形
成した係合片20eに係合させ、室内面21aを上枠1
aの室内面の一部20cにネジ(図示省略)で固定する
ことにより、取外し可能に取付けられる。
より、上枠1aの内部およびバランサー13が覆い隠さ
れ、見栄えがよくなる。前記カバー材21の下面には、
外障子2の上框4a室内面に設けた気密材(図示省略)
を障子全閉時に接触させるためのリブ21cが一体形成
されている。また、カバー材21の下面21bの長手方
向両端部は、バランサー13からガイドローラ15を介
して引き出されたワイヤ12と干渉しないように適宜切
欠されている(図示省略)。
は、左右の縦枠1c、1cの対向する縦溝19,19内
に室内側から嵌め込み可能(横けんどん可能)であり
(けんどん式建て込み構造を採用している。)、可動障
子2,3の側部(側端部ともいう。)には、前記縦溝1
9内に位置して前記ワイヤ12を支持する支持部材22
が可動障子2,3の嵌め込みに邪魔にならない引込み位
置から側方(縦溝方向)へ突出移動調性可能(突出量調
整可能)に設けられている。支持部材22は、可動障子
である外障子2および内障子3の両側下部にそれぞれ設
けられている。
すように、可動障子2,3の下框4b,6b下部に長手
方向に沿って形成された下向きの断面略C字状の係合溝
23に摺動可能に嵌挿されるピボットバー(支持軸部)
24と、このピボットバー24の一端に設けられたピボ
ット(支持部本体)25とから主に構成されている。ピ
ボットバー24は例えば断面略U字状の金属製溝形材か
らなり、ピボット25は例えば合成樹脂材からなってい
る。なお、剛性を有していればピボットバー24とピボ
ット25は合成樹脂材で一体成形されていてもよい。
12を回動可能に支持する支持部26を有している。こ
の支持部26は、前記ピボット25の端部に円形に形成
されており、その外周にワイヤ12の輪16を回動可能
に引掛けるための環状溝27を有している。このワイヤ
12を回動可能に支持する構造は、特に後述するシング
ルハング式の上げ下げ窓における可動障子(内障子)3
をピボット25を支点に室内側に倒す場合に役立つよう
になっている。なお、前記ワイヤ12を回動可能に支持
する構造は、ダブルハング式の上げ下げ窓には特に必要
とされるものではないが、部品の共通化により採用され
ている。従来の上げ下げ窓では、スライダーにピボット
を回動可能に設けていたため、これらの接合構造が複雑
となり、部品のコストアップを招いていたが、本実施の
形態では、支持部材の支持部を円形にしたため、部品の
構造が簡素化され、部品点数が減少し、コストを抑えら
れる。
れており、その上面にピボットバー24が載置されて下
方からネジ28で固定されている。ピボットバー24の
先端は、円形の支持部26に形成した嵌入溝29に嵌入
されて一体的に固定されている。前記ピボット25の基
部側略下半分は、前記支持部26と同じか若干大きい径
の規制部30として形成されており、図2に示すよう
に、この規制部30が縦枠1cの縦溝19の開口部19
aに収まることにより可動障子2,3の室内外方向の動
き(振れ)を規制(抑制)するようになっている。前記
ピボット25の基部側両側部には、下框4b,6bの係
合溝23に対するピボットバー24の摺動を許容するた
めの摺動溝31が形成されている。
する手段として、ピボットバー24には、ネジ32が下
方から係合溝23を挟むように捩じ込まれている。可動
障子2,3を枠体1の左右の縦溝19,19内に室内側
からけんどん式に建て込んだり、逆に可動障子2,3を
枠体1から取外したりする場合には、支持部材22にワ
イヤ12を引掛けた状態で支持部材22を邪魔にならな
いように引込めておくことにより可動障子2,3の建て
込み作業や取外し作業が一人でも容易にでき、可動障子
2,3の建て込み後に、支持部材22を側方へ突出させ
てネジ32で固定すればよい。可動障子2,3の側部に
は、支持部材22の支持部26を引込めたときに、この
支持部26を収容可能な溝50が形成されていること
が、建て込み性の更なる向上を図る上で好ましい。
り、可動障子2,3の横振れを抑制することができる。
可動障子2,3の左右に設けられる支持部材22が突出
し過ぎると、縦溝19の奥壁19bに摺接する摩擦抵抗
で開閉抵抗が増大し、また、左右の突出量がアンバラン
スであると、可動障子2,3が傾いて開閉が困難になる
ため、可動障子2,3の建て込み後に支持部材22の突
出量を適宜調整すればよい。なお、図2において、33
は可動障子2,3の上部両側位置に設けられた上部振れ
止め部材である。
の上げ下げ窓の作用を述べる。先ず、上枠1a、下枠1
bおよび左右の縦枠1c,1cにより枠体1を組立て、
上枠1a内にバランサー13を取付ける場合、上枠1a
が少なくとも室外面20aと上面20bとからなり、室
内側および下方が大きく開放されているため、上枠1a
の見込み寸法を大きくすることなく上枠1a内にバラン
サー13を容易に取付けられることが可能となる。上枠
1a内の天井左右位置にバランサー13をそれぞれ容易
に取付けることができ、組立性の向上が図れる。従来の
上げ下げ窓では、上枠にバランサーを挿入する切欠部
と、バランサーを左右に振り分けて載置固定するための
スペースとを確保しなければならず、上げ下げ窓の幅寸
法を小さくすることが困難であったが、本実施の形態の
上げ下げ窓では、上枠にバランサーを取付けるスペース
さえあれば、前記切欠部を確保する必要がないので、上
げ下げ窓の幅寸法を小さくすることが可能である。
なら、その開放された室内側および下側を覆う室内面2
1aと下面21bを有するカバー材21を上枠1aに取
付ければよい。上枠1aにカバー材21を取付けること
により、上枠1aの内部およびバランサー13が覆い隠
され、見栄えがよくなる。また、カバー材21が取外し
可能であり、カバー材21を取外すと、上枠1aの室内
側および下側が大きく開放されるため、バランサー13
のメンテナンスを容易に行うことができる。
子2および内障子3を順に建て込む。この場合、先ず可
動障子2,3の両側下部に設けられている支持部材22
を引込めて抜けないようにネジ32で固定しておき、支
持部材22の支持部26の環状溝27にバランサー13
から引き出したワイヤ12の先端の輪16を引掛ける。
次いで、可動障子2,3を枠体1の左右の縦溝19内に
けんどん式に建て込んだなら、ネジ32を緩めて支持部
材22を突出させ、突出量を適宜調整したなら、ネジ3
2で固定すればよい。
られた支持部材22の支持部26にワイヤ12を引掛け
てから可動障子2,3を枠体1内に建て込むため、一人
作業でも容易に建て込み作業を行うことができ、可動障
子2,3の建て付け性ないしダブルハング式上げ下げ窓
の組立性の向上が図れる。また、支持部材22が可動障
子2,3の側部に突出移動調整可能(突出可能で且つ調
整可能を意味する、以下同様。)に設けられているた
め、支持部材22を引込めることにより可動障子2,3
を枠体1内に容易に建て込むことができると共に、建て
込み後支持部材22を縦溝19内に突出させて突出量を
適宜調整することにより可動障子2,3の横振れを抑制
することが可能となる。
19aに収まる規制部30を有しているため、可動障子
2,3の室内外方向の振れを抑制することができる。ま
た、本実施の形態の上げ下げ窓は、外障子2の下框4b
に操作部としての手掛け部9を有しているため、内障子
3を上げた状態で室内側から外障子2を容易に開閉操作
することができる。
グ式の上げ下げ窓に適用した第2の実施の形態を示して
いる。この上げ下げ窓は、枠体1内の室外側上方にパネ
ル例えばガラスパネル5を有する固定障子(外障子)2
Fを、かつ室内側に上げ下げ可能な可動障子(内障子)
3を設けている。固定子2Fのガラスパネル5の下部を
支持するために、左右の縦枠1b,1b間には中間横枠
1dが掛け渡されて固定されている。
は、固定障子2Fのガラスパネル5Fの下縁部およぎ左
右の側縁部を室内外から支持する押し縁1e,1fを有
しており、上枠1aはガラスパネル5Fの上縁部を室外
側から支持する押し縁1gを有している。また、中間横
枠1dには、クレセント受け11が設けられている。可
動障子3は、前記実施の形態のもとほぼ同様であるた
め、同一符号を付して説明を省略する。なお、図示例の
上げ下げ窓は、枠体1の枠材1a,1b,1cおよび可
動障子3の框材6a,6b,6cを、それぞれ室外側形
材1x,6xと室内側形材1y,6yに分割し、室外側
形材1x,6xと室内側形材1y,6yを合成樹脂製の
ブリッジ材1z,6zを介して結合した断熱構造とされ
ている。
されているため、同一参照符号を付して説明を省略す
る。上枠1a内に取付けられるバランサー13は、内障
子用のバランサー13bのみを備えている。また、上枠
1aに取外し可能に設けられるカバー材21は、上枠1
aの開放された室内側および下側を覆う室内面21aと
下面21bを有しており、その下面21bには前記固定
障子2Fのガラスパネル5Fの上縁部を室内側から支持
する押し縁35が一体に形成されている。なお、図示例
のカバー材21は、下面21bが上枠1aの下側の一部
のみを覆うようになっているが、上枠1aの下側の全部
を覆うようになっていてもよい。
側下部に支持部材22を前記左右の縦枠1c,1cの対
向する縦溝19,19内に位置して前記ワイヤ12を支
持する支持部材22が室内側から縦溝19内に嵌め込め
るように引込み位置から側方へ突出移動調整可能(突出
量調整可能)に設けられている。可動障子3は、室外面
の清掃性を向上させるために、支持部材22を構成する
ピボット25を支点に室内側に倒れる倒伏可能ないし内
倒し可能な構造になっている。このため、可動障子3
は、前記実施の形態のようなけんどん式建て込み構造に
はなっていない。可動障子3の両側上部には、縦溝19
の開口部19aに係合して可動障子3が室内側に勝手に
倒れないように保持する保持部材40が突出付勢された
状態に設けられており、可動障子3の上部左右位置に
は、可動障子3を内倒しにする場合にその保持部材40
を引込み操作するための操作部材41が設けられてい
る。
げ下げ窓によれば、前記実施の形態と同様に、上枠1a
が少なくとも室外面20aと上面20bとからなり、室
内側および下側が大きく開放されているため、上枠1a
内にバランサー13を容易に取付けることができると共
に、上枠1aの室内側および下側を覆う室内面21aと
下面21bを有するカバー材21を取外し可能に設けて
いるため、上枠1aの内部およびバランサー13を覆い
隠せて見栄えがよく、また、カバー材21を取外すこと
によりバランサー13のメンテナンスを容易に行うこと
ができる。しかも、カバー材21に固定障子2Fのガラ
スパネル5Fを室内側から支持する押し縁35を一体に
形成してなるため、部品点数の削減が図れる。
左右の縦枠1c,1cの対向する縦溝19,19内に位
置して前記ワイヤ12を支持する支持部材22が室内側
から縦溝19内に嵌め込めるように引込み位置から側方
(縦溝方向)へ突出移動調整可能に設けられ、この支持
部材22を支点に前記可動障子3は室内側に内倒し可能
であり、前記支持部材22はワイヤ12を回動可能に支
持する支持する支持部26を有しているため、支持部材
22の支持部26にワイヤ12を引掛け、かつ支持部材
22を引込めることにより枠体1内に可動障子3を容易
に建て込むことができ、建て込み後に支持部材22を突
出させて突出量を適宜調整することにより可動障子3の
横振れを抑制することが可能となる。支持部材22の支
持部26に吊り材12を引掛けた状態で支持部材22を
枠体1の左右の縦溝19,19内に容易に嵌め込むこと
ができ、可動障子3の建て込み性ないしシングル式上げ
下げ窓の組立性の向上が図れる。
部19aに収まる規制部30を有しているため、可動障
子3の室内外方向の振れを抑制することができる。ま
た、支持部材22は、ワイヤ12を回動可能に支持する
支持部26を有しているため、可動障子3をピボット2
5を支点に室内側に倒す場合に、可動障子3を容易に倒
すことができる。前記支持部26は、円形に形成され、
その外周にワイヤ12の輪16を引掛ける環状溝27を
形成してなるため、簡単な構造でワイヤ12を回動可能
に支持することができ、また、部品の構造が簡素化さ
れ、部品点数が減少し、コストを抑えられる。
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記ダブルハング式
の上げ下げ窓は、枠体1および可動障子2,3の框が断
熱構造になっていてもよく、また、支持部材22の支持
部26がワイヤ12を回動可能に支持するようになって
いなくてもよい。前記シングルハング式の上げ下げ窓
は、必ずしも断熱構造である必要はない。吊り材12と
しては、ワイヤが好ましいが、ワイヤに限定されるもの
ではない。また、、カバー材21の室内面21aと下面
21bは、垂直面と水平面からなっているが、これらは
略垂直面と略水平面であってもよく、また、傾斜面、曲
面、凹凸等を有していてもよい。本発明は、前記実施の
形態を上げ下げ窓を戸体に組み込んでなる上げ下げ窓付
戸にも適用可能である。
効果を奏することができる。
枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体内に上げ下げ可
能な可動障子を設け、該可動障子をバネ力で巻取り付勢
された吊り材を介して吊下げるバランサーを前記枠体に
取付けてなる上げ下げ窓または上げ下げ窓付戸であっ
て、前記可動障子は前記左右の縦枠の対向する縦溝内に
嵌め込み可能であり、該可動障子に前記縦溝内に位置し
て前記吊り材を支持する支持部材を可動障子の嵌め込み
に邪魔にならない引込み位置から縦溝方向へ突出可能で
且つ調整可能に設けてなり、前記支持部材は吊り材を支
持する支持部を有し、該支持部に前記吊り材の端部を引
掛けてなるため、支持部材に吊り材を支持させた状態で
可動障子を枠体の左右の縦溝内に室内側から容易に嵌め
込むことができ、可動障子の建て込み性の向上が図れ
る。
枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体内の室外側に固
定障子を、かつ室内側に上げ下げ可能な可動障子を設
け、該可動障子をバネ力で巻取り付勢された吊り材を介
して吊下げるバランサーを前記枠体に取付けてなる上げ
下げ窓または上げ下げ窓付戸であって、前記可動障子に
は前記左右の縦枠の対向する縦溝内に位置して前記吊り
材を支持する支持部材が縦溝内に嵌め込めるように引込
み位置から縦溝方向へ突出可能で且つ調整可能に設けら
れ、前記支持部材は吊り材を支持する支持部を有し、該
支持部に前記吊り材の端部を引掛けてなり、支持部材を
支点に前記可動障子は室内側に内倒し可能であるため、
支持部材に吊り材を支持させた状態で支持部材を枠体の
左右の縦溝内に容易に嵌め込むことができ、可動障子の
建て込み性の向上が図れる。また、可動障子を支持部材
を支点に室内側に倒す場合に、可動障子を容易に倒すこ
とができ、しかも、部品の構造が簡素化され、部品点数
が減少し、コストを抑えられる。
た第1の実施の形態を概略的に示す室内側正面図であ
る。
す図である。
した第2の実施の形態を示す横断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
体内に上げ下げ可能な可動障子を設け、該可動障子をバ
ネ力で巻取り付勢された吊り材を介して吊下げるバラン
サーを前記枠体に取付けてなる上げ下げ窓または上げ下
げ窓付戸であって、前記可動障子は前記左右の縦枠の対
向する縦溝内に嵌め込み可能であり、該可動障子に前記
縦溝内に位置して前記吊り材を支持する支持部材を可動
障子の嵌め込みに邪魔にならない引込み位置から縦溝方
向へ突出可能で且つ調整可能に設けてなり、前記支持部
材は吊り材を支持する支持部を有し、該支持部に前記吊
り材の端部を引掛けてなることを特徴とする上げ下げ窓
または上げ下げ窓付戸。 - 【請求項2】 上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
体内の室外側に固定障子を、かつ室内側に上げ下げ可能
な可動障子を設け、該可動障子をバネ力で巻取り付勢さ
れた吊り材を介して吊下げるバランサーを前記枠体に取
付けてなる上げ下げ窓または上げ下げ窓付戸であって、
前記可動障子には前記左右の縦枠の対向する縦溝内に位
置して前記吊り材を支持する支持部材が縦溝内に嵌め込
めるように引込み位置から縦溝方向へ突出可能で且つ調
整可能に設けられ、前記支持部材は吊り材を支持する支
持部を有し、該支持部に前記吊り材の端部を引掛けてな
り、支持部材を支点に前記可動障子は室内側に内倒し可
能であることを特徴とする上げ下げ窓または上げ下げ窓
付戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04901499A JP3472717B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 上げ下げ窓または上げ下げ窓付戸 |
Applications Claiming Priority (1)
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