JP2022074664A - 内窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】障子の脱落を防止できる内窓を提供すること。【解決手段】内窓1は、外窓の屋内側に配置される内窓であって、上枠21を有する枠体2と、枠体2内に配置され、横方向にスライド移動可能な障子3,4と、を備え、上枠21は、下方に突出する下方突出レール212,213を有し、障子3,4は、上方に向けて開放すると共に下方突出レール212,213の少なくとも一部を収容して障子3,4の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部312,412を有し、下方突出レール212,213とレール収容ガイド部312,412とを接続する接続部材7を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、内窓に関する。詳しくは、二重窓における外窓の屋内側に配置される内窓に関する。
従来、建物の開口部に、内窓と外窓とが二重に設けられて構成される二重窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。二重窓は、窓を二重にすることで、断熱性能を高めることができると共に、防音性を高くすることができる。二重窓は、新築時に外窓と内窓とを同時に設けることや、既設の窓の屋内側に、リフォームにより内窓を追加することで設けることもできる。
屋内側に配置される内窓は、上枠を有する枠体と、枠体内に配置される障子と、を有する。上枠には、下方に突出する下方突出レールが形成されている。障子の上端部には、上枠の下方突出レールを収容するレール収容ガイドが形成されている。上枠の下方突出レールが、障子のレール収容ガイドに収容されてガイドされることで、障子は、枠体内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。
特開2019-152002号公報
内窓は、リフォームにより、既存の窓の内側に追加で取り付ける場合がある。この場合、施工時の調整不足・経年劣化による取付面の変形等により、上枠の下方突出レールと障子のレール収容ガイドとの掛かりが少なくなり、障子が脱落し、内窓の障子が倒れてしまう可能性がある。そのため、内窓の障子の脱落に対する対策が望まれている。
本開示は、障子の脱落を防止できる内窓を提供することを目的とする。
本開示は、外窓の屋内側に配置される内窓であって、上枠を有する枠体と、前記枠体内に配置され、横方向にスライド移動可能な障子と、を備え、前記上枠は、下方に突出する下方突出レールを有し、前記障子は、上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して前記障子の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部を有し、前記下方突出レールと前記レール収容ガイド部とを接続する接続部材を備える、内窓に関する。
第1実施形態に係る内窓を屋内側から見た正面図である。 図1のA-A線断面図であって、第1実施形態の接続部材を示す図である。 第2実施形態の接続部材を示す断面図である。
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた内窓1におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。図面において、屋外側を「OUTSIDE」と記載し、屋内側を「INSIDE」と記載する。
本実施形態の内窓1は、二重窓のうちの屋内側の窓を構成する。二重窓は、建物の壁に形成された開口部に納められる。二重窓は、建物の開口部に設けられた枠部に外窓(図示せず)を設置し、外窓の屋内側に内窓1を設置することで、二重の窓となる。
外窓(図示せず)は、二重窓のうちの屋外側の窓を構成する。外窓は、内窓1よりも屋外側に配置される。外窓は、いわゆる引き違い窓であり、図示を省略するが、方形状に枠組みされた窓枠内に、内障子と外障子とを開閉可能に嵌め込んで構成される。
内窓1は、外窓の屋内側に配置される。本実施形態においては、例えば、内窓1は、外窓が取り付けられた後において、リフォームにより、外窓の屋内側に設置される。なお、二重窓は、リフォームにより内窓を外窓の屋内側に追加して設ける場合に限られず、新築時に外窓と内窓とを同時に設けてもよい。
内窓1は、いわゆる引き違い窓であり、図1及び図2に示すように、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に開閉可能に配置された内障子3(障子)及び外障子4(障子)と、を備える。
窓枠2の内側には、内障子3及び外障子4が組み付けられる。窓枠2は、いずれも長尺状の上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24により矩形に枠組みされている。窓枠2は、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により形成された樹脂製の樹脂枠で構成される。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24は、例えば額縁部材(図示省略)の内周面にそれぞれ固定される。
上枠21は、図1に示すように、窓枠2の上部において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。上枠21は、図2に示すように、上枠上面板部211と、内障子用上枠下方突出レール212(下方突出レール)と、外障子用上枠下方突出レール213(下方突出レール)と、上枠屋内側下方延出壁部214と、を有する。
上枠上面板部211は、上枠21の上部に配置され、見込方向に延びる板状に形成される。
内障子用上枠下方突出レール212は、上枠上面板部211の屋内側の下面から下方に突出する。外障子用上枠下方突出レール213は、上枠上面板部211の外窓側(屋外側)の下面から下方に突出する。内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、見付方向の左右方向(横方向)に延びて形成され、上枠21の長手方向の全域に亘って形成される。
内障子3は、内障子用上枠下方突出レール212が、内障子3の上端部に形成された上部レールガイド312(レール収容ガイド部)(後述)にガイドされて移動することで、窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。外障子4は、外障子用上枠下方突出レール213が、外障子4の上端部に形成された上部レールガイド412(レール収容ガイド部)(後述)にガイドされて移動することで、窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能である。
内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、いずれも、上枠上面板部211の下面から下方に突出するレール本体215と、レール本体215の下端に形成され下方に開放する断面視C字状の開放係止部216と、を有する。
レール本体215は、断面形状が縦長の長方形状に形成される。レール本体215は、上枠21の長手方向の全域に亘って形成される。開放係止部216は、レール本体215の下端において、見込方向に沿って切断した断面形状がC字状に形成される。開放係止部216は、レール本体215の下端において、上枠21の長手方向の全域に亘って形成される。
開放係止部216は、下部に形成される下部開口部216aを有する。下部開口部216aは、上枠21の長手方向の全域にスリット状に延びる開口により形成される。開放係止部216には、内障子3及び外障子4の移動方向に移動可能な状態で、鎖状の接続部材7(後述)の一端部に設けられた球状部71が係止される。鎖状の接続部材7(後述)の鎖部分は、下部開口部216aに配置されており、下部開口部216aに沿って移動可能である。
上枠屋内側下方延出壁部214は、内障子3の屋内側に配置され、上枠上面板部211における屋内側の見込方向の端部から、下方に所定長さ延出する。本実施形態においては、上枠屋内側下方延出壁部214の下端部214aは、内障子用上枠下方突出レール212の下端部212a及び外障子用上枠下方突出レール213の下端部213aよりも上方側に位置する。
下枠22は、図1に示すように、窓枠2の下部において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。下枠22は、図2に示すように、内障子用下部レール221と、外障子用下部レール222と、を有する。
内障子用下部レール221は、下枠22の屋内側の上面において、上方に立設される。内障子用下部レール221には、内障子3の下框32の下端部に配置された戸車321が係合する。これにより、内障子3が窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能となっている。
外障子用下部レール222は、下枠22の外窓側(屋外側)の上面において、上方に立設される。外障子用下部レール222には、外障子4の下框42の下端部に配置された戸車421が係合する。これにより、外障子4が窓枠2内を見付方向の左右方向にスライド移動可能となっている。
左右の縦枠23,24は、図1に示すように、上枠21及び下枠22の見付方向の左右方向の両端部において上下方向に延びる。左右の縦枠23,24は、窓枠2の側部を構成する。
内障子3及び外障子4は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向の左右方向(横方向)にスライド移動可能に構成されることで、窓枠2の開口部が閉鎖又は開放される、いわゆる引き違い窓を構成する。
内障子3は、図1に示すように、いずれも長尺状の上框31、下框32および左右の縦框である召内框33,戸先框34により矩形に枠組みされた框体35と、框体35内に嵌め込まれて固定されたガラス36と、を含んで構成される。外障子4は、いずれも長尺状の上框41、下框42および左右の縦框である召外框43,戸先框44により矩形に枠組みされた框体45と、框体45内に嵌め込まれて固定されたガラス46と、を含んで構成される。
框体35,45は、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により形成された樹脂製の樹脂框体で構成される。ガラス36,46は、本実施形態においては、例えば、2層ガラスで構成される。内障子3の召内框33の見込面には、戸締り用のクレセント錠331が設けられている。
下框32,42の内部の下部には、図2に示すように、戸車321,421が設けられる。戸車321,421の見付方向の左右方向への移動は、内障子用下部レール221,外障子用下部レール222によりガイドされる。
上框31,41は、図2に示すように、下部に形成される下部ガラス溝311,411と、上部に形成される上部レールガイド312,412(レール収容ガイド部)と、を有する。下部ガラス溝311,411は、下方に開放する溝状に形成される。下部ガラス溝311,411には、ガラス36,46の上端部が配置される。
上部レールガイド312,412は、上方に向けて開放する。上部レールガイド312,412には、内障子用上枠下方突出レール212の下部側及び外障子用上枠下方突出レール213の下部側が収容(配置)される。上部レールガイド312,412は、内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213の少なくとも一部を収容して、内障子3,外障子4の左右方向(横方向)へのスライド移動をガイドする。
上部レールガイド312,412の上端の開口縁には、見込方向に離間して配置される一対の気密材51が設けられている。気密材51は、上枠21の内障子用上枠下方突出レール212又は外障子用上枠下方突出レール213の側面に当接する。
上部レールガイド312,412の下部側の底面部314,414の内障子3及び外障子4の移動方向の中央の上面には、鎖状の接続部材7の他端72が固定される。前述の通り、鎖状の接続部材7の一端に設けられる球状部71は、内障子3及び外障子4の移動方向に移動可能な状態で開放係止部216に係止される。接続部材7は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続する。
接続部材7は、鎖状に形成される。接続部材7は、一端側に配置される球状部71が、内障子3及び外障子4の移動方向に移動可能な状態で開放係止部216に係止されると共に、他端72側が、上部レールガイド312,412の下部側の底面部314,414に固定される。
本実施形態においては、図1に示すように、接続部材7の他端72側は、内障子3及び外障子4それぞれにおける見付方向の左右方向の中央において、上部レールガイド312,412の下部側の底面部314,414に固定される。なお、接続部材7の他端72側が接続される位置は、これに限定されない。例えば、内障子3及び外障子4それぞれにおける見付方向の左右方向の端部側でもよい。
球状部71は、図2に示すように、開放係止部216に係止される。接続部材7の鎖部分は、球状部71が開放係止部216に係止された状態で、下部開口部216aに配置されており、内障子3及び外障子4がスライド移動されることで、下部開口部216aに沿って移動可能である。
接続部材7は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412との間の距離に応じて、鎖状の部分の弛み長さが変更可能な長さで構成される。
以上のように接続部材7により下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続することで、内障子3及び外障子4が窓枠2から外れることを防止しながら、開放係止部216に球状部71が係止された状態で、内障子3及び外障子4をスライド移動させることができる。
第1実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の内窓1は、窓枠2内に配置され横方向にスライド移動可能な障子(内障子3,外障子4)と、を備え、上枠21は、下方に突出する下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)を有し、障子(内障子3,外障子4)は、上方に向けて開放すると共に下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)の少なくとも一部を収容して障子(内障子3,外障子4)の横方向へのスライド移動をガイドする上部レールガイド312,412を有し、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続する接続部材7を備える。
これにより、経年劣化などにより、上枠21に対する障子(内障子3,外障子4)の位置関係が変化して、障子(内障子3,外障子4)の掛かりが少なくなりそうになっても、接続部材7により障子(内障子3,外障子4)が上枠21の下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)に接続されているため、障子(内障子3,外障子4)が窓枠2から外れることを防止できる。
本実施形態においては、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)の下端側には、下方に開放する開放係止部216が形成され、接続部材7は、一端側の球状部71が障子(内障子3,外障子4)の移動方向に移動可能な状態で開放係止部216に係止されると共に他端72側が上部レールガイド312,412の下部側に固定される。これにより、接続部材7を、開放係止部216に沿って移動させることができるため、接続部材7により下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続しても、障子(内障子3,外障子4)をスライド移動させることができる。
本実施形態においては、接続部材7は、鎖状に形成され、一端側に形成され開放係止部216に係止される球状部71を有し、他端側が上部レールガイド312,412の下部側に固定される。これにより、鎖状の接続部材7の一端側に設けられた球状部71が開放係止部216に係止されているため、障子(内障子3,外障子4)をスムーズにスライド移動させることができる。
本実施形態においては、接続部材7は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412との間の距離に応じて、接続部材7の鎖状の部分の弛みの長さが変更可能な長さで構成される。これにより、上枠21に対する障子(内障子3,外障子4)の位置関係が変化して、内障子3又は外障子4の窓枠2への掛かりの大きさが変化しても、鎖状の接続部材7により、内障子3又は外障子4の窓枠2への掛かりの大きさの変化を吸収して、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続できる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の変形形態であり、第1実施形態の接続部材7に代えて、接続部材8を備える。第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
第2実施形態の接続部材8に関連する構成について説明する。図3に示すように、内障子用上枠下方突出レール212及び外障子用上枠下方突出レール213は、いずれも、上枠上面板部211の下面から下方に突出するレール本体215と、レール本体215の下端に形成され下方に開放する開放係止部215aと、を有する。開放係止部215aは、レール本体215の長手方向にスリット状に延びる開口状に形成される。
レール本体215は、中空部215bを有し、断面形状が縦長の長方形状に形成される。開放係止部215aは、中空部215bと連通して形成され、開放係止部215aの上部には、接続部材8のT字状部81が上下方向に移動可能な移動可能空間Kが形成される。
第2実施形態の接続部材8は、上下方向に延びる縦長状に形成される。縦長状の接続部材8は、一端側にT字状部81が形成され、他端82側が内障子3又は外障子4の上部レールガイド312,412の下部側の底面部314,414に固定される。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、図1に示すように、接続部材8の他端82側は、内障子3及び外障子4それぞれにおける見付方向の左右方向の中央において、上部レールガイド312,412の下部側の底面部314,414に固定される。なお、第1実施形態と同様に、接続部材7の他端72側が接続される位置は、これに限定されない。例えば、内障子3及び外障子4それぞれにおける見付方向の左右方向の端部側でもよい。
T字状部81は、図3に示すように、開放係止部215aに係止される。接続部材8の縦長状の部分は、T字状部81が開放係止部215aに係止された状態で、開放係止部215aの開口に配置されており、内障子3及び外障子4がスライド移動されることで、開放係止部215aの開口に沿って移動可能である。
T字状部81が開放係止部215aに係止された状態においては、開放係止部215aの上部には、T字状部81が上下方向に移動可能な移動可能空間Kが形成される。これにより、接続部材8は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412との間の距離に応じて、T字状部81が移動可能空間Kを上下方向に移動可能であることにより、開放係止部215aに係止されるT字状部81の上下方向の位置が変更可能に構成される。
以上のように接続部材8により下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続することで、内障子3及び外障子4が窓枠2から外れることを防止しながら、開放係止部216にT字状部81が係止された状態で、内障子3及び外障子4をスライド移動させることができる。
第2実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態においては、接続部材8は、上下方向に延びる縦長状に形成され、一端側に形成され開放係止部215aに係止されるT字状部81を有し、他端82側が内障子3又は外障子4の上部レールガイド312,412の下部側に固定される。
これにより、第1実施形態と同様に、経年劣化などにより、上枠21に対する障子(内障子3,外障子4)の位置関係が変化して、障子(内障子3,外障子4)の掛かりが少なくなりそうになっても、接続部材8により障子(内障子3,外障子4)が上枠21の下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)に接続されているため、障子(内障子3,外障子4)が窓枠2から外れることを防止できる。また、縦長状の接続部材7の一端側に設けられるT字状部81が開放係止部215aに係止されているため、障子(内障子3,外障子4)をスムーズにスライド移動させることができる。
本実施形態においては、接続部材8は、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212,外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412との間の距離に応じて、開放係止部215aに係止されるT字状部81の上下方向の位置が変更可能に構成される。これにより、上枠21に対する障子(内障子3,外障子4)の位置関係が変化して、内障子3又は外障子4の窓枠2への掛かりの大きさが変化しても、開放係止部215aの上部にT字状部81が上下方向に移動可能な移動可能空間Kが形成されるため、T字状部81の上下方向の位置を変更して、内障子3又は外障子4の窓枠2への掛かりの大きさの変化を吸収して、下方突出レール(内障子用上枠下方突出レール212、外障子用上枠下方突出レール213)と上部レールガイド312,412とを接続できる。
なお、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。
例えば、前記第1実施形態においては、接続部材を鎖状に形成したが、これに限定されない。例えば、接続部材をワイヤーにより構成してもよい。また、前記第1実施形態の接続部材の鎖部分、環状の部品を繋げて線状に形成したが、接続部材の鎖部分は限定されない。例えば、接続部材の鎖部分を、玉鎖(ボールチェーン)により構成してもよい。
前記実施形態においては、内窓1の窓枠2を樹脂製の枠で構成したが、これに限定されない。内窓1の窓枠を、例えば、金属製の枠で構成してもよい。
1 内窓、2 窓枠(枠体)、3 内障子(障子)、4 外障子(障子)、7,8 接続部材、21 上枠、71 球状係止部、81 T字状係止部、212 内障子用上枠下方突出レール(下方突出レール)、213 外障子用上枠下方突出レール(下方突出レール)、216 開放係止部、312,412 上部レールガイド(レール収容ガイド部)

Claims (6)

  1. 外窓の屋内側に配置される内窓であって、
    上枠を有する枠体と、
    前記枠体内に配置され、横方向にスライド移動可能な障子と、を備え、
    前記上枠は、下方に突出する下方突出レールを有し、
    前記障子は、上方に向けて開放すると共に前記下方突出レールの少なくとも一部を収容して前記障子の横方向へのスライド移動をガイドするレール収容ガイド部を有し、
    前記下方突出レールと前記レール収容ガイド部とを接続する接続部材を備える、内窓。
  2. 前記下方突出レールの下端側には、下方に開放する開放係止部が形成され、
    前記接続部材は、一端側が前記障子の移動方向に移動可能な状態で前記開放係止部に係止されると共に他端側が前記レール収容ガイド部の下部側に固定される、請求項1に記載の内窓。
  3. 前記接続部材は、鎖状に形成され、前記一端側に形成され前記開放係止部に係止される球状部を有し、前記他端側が前記レール収容ガイド部の下部側に固定される、請求項2に記載の内窓。
  4. 前記接続部材は、前記下方突出レールと前記レール収容ガイド部との間の距離に応じて、鎖状の部分の弛み長さが変更可能な長さで構成される、請求項3に記載の内窓。
  5. 前記接続部材は、上下方向に延びる縦長状に形成され、前記一端側に形成され前記開放係止部に係止されるT字状部を有し、前記他端側が前記障子の前記レール収容ガイド部の下部側に固定される、請求項2に記載の内窓。
  6. 前記接続部材は、前記下方突出レールと前記レール収容ガイド部との間の距離に応じて、前記開放係止部に係止される前記T字状部の上下方向の位置が変更可能に構成される、請求項5に記載の内窓。
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