JP2866553B2 - 片引き窓 - Google Patents

片引き窓

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JP2866553B2
JP2866553B2 JP19961293A JP19961293A JP2866553B2 JP 2866553 B2 JP2866553 B2 JP 2866553B2 JP 19961293 A JP19961293 A JP 19961293A JP 19961293 A JP19961293 A JP 19961293A JP 2866553 B2 JP2866553 B2 JP 2866553B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定窓とこの固定窓に
平行に移動される障子とを備えた片引き窓に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ビル建築等では、室内への採光
量を多くするとともに、換気も行えるように、固定窓と
移動可能な障子とで構成される片引き窓を連設して壁に
比較的大きな窓部を形成する片引き横連窓が用いられる
ことが多かった。
【0003】このような従来の片引き横連窓は、通常、
図5,6に示すような構造であった。すなわち、片引き
横連窓50は、横方向に所定間隔をおいて設けられた固
定窓51と、この固定窓51間に配置される移動可能な
障子61とを備えて構成されている。固定窓51は、ガ
ラス52の左右の端部を保持する中骨53を備えてい
る。この中骨53には、障子61を閉めた際に、障子6
1に係合して障子61が片側のみにしか開かないように
する係合片54が一体形成されるとともに、障子61を
閉めた際に障子61に当接して気密・水密性を確保する
気密材55が取付けられている。
【0004】一方、障子61は、ガラス62の左右の端
部を保持する戸り框63及び召し合わせ框64を備え
ている。戸り框63は、障子61を開いた際に障子6
1に室内外方向に重なる固定窓51の中骨53に係合さ
れる側の框であり、中骨53の係合片54に係合される
り框側係合片65を備えている。また、召し合わせ
框64は、障子61に重なる固定窓51の隣に配置され
た別の固定窓51の中骨53に係合される側の框であ
り、召し合わせ框側係合片66を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5,6に
示す従来の片引き横連窓50では、障子61側の係合片
65,66と、固定窓51側の中骨53の係合片54と
は、室内外方向の位置が同じ位置で係合するように構成
されていた。このため、障子61を開くと、図6に示す
ように、少なくとも固定窓51の係合片54と、障子6
1の召し合わせ框側係合片66とが衝突し、召し合わせ
框64を固定窓51の中骨53を通過させて開くことが
できなかった。
【0006】従って、障子61を開いても、隣接配置さ
れた固定窓51間の幅寸法に対して、実際の開口幅寸法
は障子61の召し合わせ框64の寸法分少なくなり、開
口面積が小さくなるという問題があった。また、障子6
1を閉じた際には、障子61の框63,64と、固定窓
51の中骨53とが室内外方向に重なるため、見通しが
よくて採光面積も大きくなり、かつ外観も優れたものと
なるが、障子61を開くと、障子61の框63,64
と、固定窓51の中骨53とが室内外方向に重ならない
ため、見通しが悪くなって採光面積も減少し、かつ外観
も損なうという問題があった。このような問題は、図
5,6に示す片引き横連窓50に限られず、少なくとも
枚の固定窓と1枚の障子とが設けられる種々の片引き
窓に共通する問題であった。
【0007】本発明の目的は、障子を開いた際に、障子
の框と固定窓の中骨等の枠とを室内外方向に重ねること
ができ、開口面積を増大できて外観も向上できる片引き
窓を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定間隔をお
いて設けられた2枚の固定窓とこれらの固定窓間に配置
されて固定窓に平行に移動される障子とを備えた片引き
窓であって、障子を閉めた際に一方の固定窓の係合片に
係合する召し合わせ框側係合片が形成された召し合わせ
框と、障子を閉めた際に他方の固定窓の係合片に係合
し、かつ前記召し合わせ框側係合片に比べて室内外方向
の位置が固定窓側に近くなるように戸决り框側係合片が
形成された戸决り框とを備えて障子が構成されるととも
に、障子を閉めた際に前記戸决り框側係合片に係合する
固定窓側の係合片が、前記召し合わせ框側係合片に比べ
て室内外方向の位置が固定窓側に近くなるように設けら
れていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】このような本発明においては、戸り框側係合
片とこれに係合する固定窓側の係合片とを、召し合わせ
框側係合片とこれに係合する固定窓側の係合片に比べて
固定窓側に近づく位置にずらして設けているため、障子
を開いた際に、召し合わせ框側係合片が固定窓側の係合
片に衝突することがなく、召し合わせ框を固定窓の中骨
等の枠を通過させて移動することが可能となる。このた
め、障子を開いた際に、障子の框と固定窓の中骨等が室
内外方向に重なるように配置することが可能となり、こ
れにより開口面積が増大し、かつ外観も向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例は、図1に示すように、窓1の縦枠2
および方立3間に、室外側に位置する2枚の障子10
と、室内側に位置する3枚の固定窓20とを設けた片引
き横連窓1に本発明を適用したものである。
【0011】障子10は、図2,3に示すように、上框
11、下框12、棧13の3本の横材と、戸り框1
4、召し合わせ框15の2本の縦材とで四角枠状に組み
立てられ、ガラス16を保持するフレームを備えてい
る。そして、この障子10は、窓1の上枠4、下枠5に
設けられたレール6に沿って移動可能に構成されてい
る。
【0012】一方、固定窓20は、窓1の縦枠2および
方立3間において、上枠4、下枠5間に架け渡された縦
材である中骨21を備えている。そして、縦枠2あるい
は方立3に隣接する固定窓20A,20Bでは、縦枠2
あるいは方立3と中骨21とでガラス22の左右端部が
保持され、中間に配置された固定窓20Cでは、2本の
中骨21でガラス22の左右端部が保持されている。ま
た、各固定窓20のガラス22の上下端部は、上枠4、
下枠5、棧23で保持されている。
【0013】各固定窓20の中骨21には、図3に示す
ように、把手やつまみの操作により、障子10に設けら
れたフック状部を備える係止部材17に係合する固定部
材24が設けられ、この係止部材17および固定部材2
4により窓1のクレセント7が構成されている。
【0014】また、各中骨21および窓1の下枠5に
は、障子10の戸り框14、召し合わせ框15および
下框12に当接する気密材25が取付けられている。こ
の気密材25は、固定窓20の中骨21、下枠5、隣接
する他の固定窓20の中骨21に沿って略コ字状に連続
して一体形成されている。尚、この気密材25の各中骨
21、下枠5への室内外方向の取付位置は同じとされ、
つまり同一面上に配置されている。
【0015】一方、窓1の上枠4の内、障子10を閉め
た際に各框14,15の上側に位置する部分には、複数
のひれが設けられた風止板28が取付けられている。ま
た、障子10の上框11には、上枠4のレール6に接す
る気密材29が上框11の長手方向に沿って取付けられ
ている。風止板28は、各中骨21に取付けられた気密
材25に当接しているとともに、障子10に取付けられ
た気密材29にも当接しており、これにより、障子10
の四方を風止板28を介して気密材25,29が構造的
に連続し、障子10を閉めた際の気密・水密性が確保さ
れるようにされている。
【0016】障子10の戸り框14、召し合わせ框1
5には、障子10を閉めた際に、固定窓20の中骨21
に係合する戸り框側係合片18、召し合わせ框側係合
片19が設けられている。戸り框側係合片18は、召
し合わせ框側係合片19に比べて室内側、つまり固定窓
20に近い位置に設けられている。
【0017】各固定窓20の内、中間の固定窓20Cの
各中骨21には、各障子10の召し合わせ框側係合片1
9に係合可能な係合片26が形成されている。また、固
定窓20A,20Bの各中骨21には、各障子10の戸
り框側係合片18に係合可能な係合片27が形成され
ている。この係合片27は、召し合わせ框側係合片19
よりも室内側、つまり固定窓20側に近い位置に設けら
れ、障子10を開いた際に、召し合わせ框15が中骨2
1の係合片26に衝突せずに通過できるように構成され
ている。
【0018】このような本実施例においては、図3に示
すように、クレセント7を施錠した状態から、クレセン
ト7を解錠して障子10を開くと、図4に示すように、
障子10の召し合わせ框15が固定窓20の中骨21に
衝突しないため、框15と中骨21とが室内外方向に重
なる位置まで開くことが可能となる。
【0019】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、障子10の戸り框14の係合
片18を召し合わせ框15の係合片19よりも室内側、
つまり固定窓20側にずらして配置し、これらの係合片
18,19に係合する固定窓20の中骨21の係合片2
7,26を係合片18,19の位置に合わせて配置し、
特に戸り框側係合片18に係合する係合片27を、召
し合わせ框側係合片19よりも固定窓20側に配置した
ので、障子10を開く際に召し合わせ框側係合片19が
固定窓20の係合片27に衝突することがなく、中骨2
1に対して召し合わせ框15を通過させることができ
る。このため、障子10を開いたときの開口面積を従来
に比べて広くでき、通気性のよい窓1にすることができ
る。
【0020】また、障子10を閉めているときだけでな
く、障子10を開いたときにも、その框14,15を、
固定窓20の中骨21に対して室内外方向に重ねること
ができるため、見通しがよくなり採光面積を広くできる
とともに、外観も向上することができる。
【0021】さらに、気密材25を同一面内に配置した
ので、中骨21部分に取付けられる気密材25と、下枠
5に取付けられる気密材25との接続構造が簡易とな
り、このため連続する一体の気密材25を用いることも
できる。このような一体の気密材25を用いれば、部品
点数が少なくなって生産コストを低減できるとともに、
気密・水密性能も向上させることができる。また、気密
材25と障子10の上框11の気密材29とは、風止板
28を介して構造的に連続しているため、障子10を閉
めた際に、障子10の四方を連続する気密材25,29
で確実に気密することができ、この点からも気密・水密
性能を向上させることができる。
【0022】また、気密材25は、中骨21に衝突しな
いように、比較的室外側に設けられた召し合わせ框15
の係合片19にも当接するように、比較的突出寸法が長
く形成されているが、このため弾力性に富み、障子10
の開閉時に気密材25によって加えられる摩擦抵抗も小
さいため、小さな力でも障子10を開閉でき、障子10
の開閉時に人が感じる重さを軽減することができる。さ
らに、気密材25は常に障子10に接しているため、障
子10を閉める際に、グレモン、引寄せ片、傾斜戸車等
の引寄せ機構を用いて、障子10と気密材25とを当接
させる必要がなく、このため構造が簡易となって安価に
提供することができる。
【0023】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
発明は、前記実施例のような2枚の障子10と3枚の固
定窓20とで構成される片引き横連窓1に限らず、少な
くとも1枚の障子と枚の固定窓とが設けられた種々の
片引き窓に適用することができる。
【0024】また、係合片18,19,26,27の形
状は、前記実施例のものに限られず、実施にあたって適
宜設定すればよい。要するに、少なくとも戸り框側係
合片18およびこの係合片18に係合する固定窓20の
係合片27の室内外方向の位置が、召し合わせ框側係合
片19よりも固定窓20側に設けられ、障子10を開い
た時に係合片19が固定窓20の中骨21に衝突しない
ように形成されていればよい。
【0025】
【発明の効果】このような本発明の片引き窓によれば、
障子を開いた際に、障子の框と固定窓の中骨等の枠とを
室内外方向に重ねることができ、開口面積を増大できる
とともに外観も向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略を示す斜視図である。
【図2】上記実施例を示す縦断面図である。
【図3】上記実施例の要部を示す平断面図である。
【図4】上記実施例の障子を開いた状態を示す平断面図
である。
【図5】本発明の従来例の要部を示す平断面図である。
【図6】本発明の従来例の障子を開いた状態を示す平断
面図である。
【符号の説明】
1 片引き横連窓 10 障子 11 上框 12 下框 14 戸り框 15 召し合わせ框 18 戸り框側係合片 19 召し合わせ框側係合片 20 固定窓 21 中骨 25, 29 気密材 26, 27 係合片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて設けられた2枚の固定
    窓とこれらの固定窓間に配置されて固定窓に平行に移動
    される障子とを備えた片引き窓であって、 障子の召し合わせ框には、障子を閉めた際に一方の固定
    窓の係合片に係合する召し合わせ框側係合片が設けら
    れ、 障子の戸决り框には、障子を閉めた際に他方の固定窓の
    係合片に係合し、かつ前記召し合わせ框側係合片に比べ
    て室内外方向の位置が固定窓側に近くなるように戸决り
    框側係合片が設けられるとともに、 障子を閉めた際に前記戸决り側係合片に係合する固定窓
    側の係合片が前記召し合わせ框側係合片に比べて室内外
    方向の位置が固定窓側に近くなるように設けられている
    ことを特徴とする片引き窓。
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