JP3077109U - 扉装置 - Google Patents

扉装置

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JP3077109U JP2000007490U JP2000007490U JP3077109U JP 3077109 U JP3077109 U JP 3077109U JP 2000007490 U JP2000007490 U JP 2000007490U JP 2000007490 U JP2000007490 U JP 2000007490U JP 3077109 U JP3077109 U JP 3077109U
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清 松川
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株式会社アート・ウッド松川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納室等の開口部を開閉する扉として、従来
のものでは開閉動作時あるいは開扉状態において扉によ
るデッドスペースが大きくなる。 【解決手段】 複数枚のパネル11,11・・を収納室
3の室内側においてのみ順次ヒンジ12で連結してなる
扉体1と、該扉体1を開閉自在にガイドするガイドレー
ル2A,2Bとで構成し、ガイドレールは、扉体1を収
納室開口部31の閉扉位置で支持する閉扉位置ガイド部
21と、扉体1を収納室3の内側面32に近接した開扉
位置で支持する開扉位置ガイド部23と、閉扉位置ガイ
ド部21と開扉位置ガイド部23とを連続させる円弧状
のコーナーガイド部22とを有し、扉体1の各パネル1
1にガイドレールに係合する係合部材13,14を取付
けて、該各パネル11がガイドレールに沿って一列状態
で開閉移動し得るようにしていることにより、扉体1に
よるデッドスペースを小さくし得るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、住宅内部のクロゼットや仏間等の収納室の開口部開閉用や2つの 部屋の間仕切り用として使用される扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばクロゼットや仏間のような収納室の開口部を開閉するための扉装置とし て、従来から一般に図10〜図12に示すようにものがある。即ち、図10に示 す扉装置は、扉体1A,1Aを観音開き式に開閉するようにしており、図11に 示す扉装置は、扉体1B,1Bを引き違い式に開閉するようにしており、図12 に示す扉装置は、複数枚のパネル11,11・・を折畳み可能にヒンジ12で連 結した各扉体1C,1Cをそれぞれ伸縮式(折畳み式)に開閉するようにしてい る。
【0003】 又、従来から、2つの部屋の間仕切り用として、いわゆるアコーディオンドア と呼ばれる伸縮式(折畳み式)の扉装置がある。この間仕切り用のアコーディオ ンドアは、図12の場合と同様に、複数枚のパネルを折畳み可能にヒンジで連結 して扉体を構成し、該扉体を直線状のガイドレールで支持して折畳み開閉し得る ようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図10〜図12に示す従来の各扉装置では、それぞれ次のような問 題があった。
【0005】 まず、図10に示す観音開き式の扉装置では、各扉体1A,1Aが前後に枢動 開閉されるために、収納室3の前方に大きなデッドスペース(利用不能空間)D ,Dができるという問題がある。
【0006】 又、図11に示す引き違い式の扉装置では、収納室3の開口部が一度に1/2 づつしか開放できないという問題がある。
【0007】 さらに、図12に示す伸縮式(折畳み式)の扉装置では、各扉体1C,1Cを 開放する際に各パネル11,11・・が折畳まれながら移動するので、収納室3 の開口部付近にそれぞれ若干深さのデッドスペースD,Dが発生するとともに、 鎖線図示するように折畳まれた各扉体1C′,1C′にかなりの左右厚さ及び前 後幅ができ、収納室3内の利用可能スペースが狭くなるという問題がある。
【0008】 又、従来の間仕切り用のアコーディオンドアでも、図12の場合と同様に、扉 体を開放したとき(折畳んだとき)にかなりの左右厚さ及び前後幅ができて、邪 魔になるという問題がある。
【0009】 本願考案は、上記した従来の各扉装置の問題点に鑑み、観音開き式あるいは伸 縮式(折畳み式)の各扉に比して扉体開閉動作に伴うデッドスペースを極力小さ くし得るようにするとともに、引き違い式扉に比して開口部を大きく開放し得る ようにした扉装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として次のような構成を有してい る。尚、本願考案は、例えばクロゼットや仏間等の収納室の開口部開閉用や部屋 の間仕切り用として使用される扉装置を対象にしている。
【0011】 本願考案の扉装置は、収納室の開口部開閉用として使用するものでは、左右方 向に分割した複数枚のパネルを順次ヒンジで連結してなる扉体と、該扉体を開閉 自在にガイドするガイドレールとで構成される。
【0012】 扉体を構成するパネルの幅及び枚数は、収納室の開口幅に応じて適宜に設定で きる。又、扉体は、左右に2分割した両開き式のものでも、開口部の全幅に亘る 一連の長さをもつ片開き式のものでもよい。
【0013】 扉体の各パネルは、収納室の室内側においてのみ順次ヒンジで連結している。 このように各パネルを収納室の室内側のみでヒンジ結合させると、収納室の外側 から見て隣接するパネル同士は山折り状態にしか屈折できない。即ち、ヒンジ結 合された2つのパネルは、ヒンジ結合側でのみ谷折りできるが、該ヒンジ結合部 を収納室の室内側のみに設けると、各パネル同士が収納室の外側から見て谷折り されることはない。
【0014】 ガイドレールは、扉体を収納室の開口部である閉扉位置で支持する閉扉位置ガ イド部と、扉体を収納室内における開口部とは直角方向に向く姿勢で室内の内側 面に近接した開扉位置で支持する開扉位置ガイド部と、閉扉位置ガイド部と開扉 位置ガイド部とを連続させる円弧状のコーナーガイド部とを有している。尚、こ のガイドレールは、溝状のものでも凸状のものでもよい。
【0015】 ところで、扉体が左右に2分割された両開き式のものに使用するガイドレール では、収納室の開口部に設置される閉扉位置ガイド部の両端部にそれぞれ円弧状 のコーナーガイド部を設けるとともに該各コーナーガイド部にそれぞれ開扉位置 ガイド部を連続させる。又、扉体が一連の片開き式のものに使用するガイドレー ルでは、収納室の開口部に設置される閉扉位置ガイド部の一端部のみにコーナー ガイド部を設けるとともに該コーナーガイド部に開扉位置ガイド部を連続させる 。尚、収納室の奥行き長さの関係で、開扉位置ガイド部の長さが扉体長さより短 いものしか採用できない場合には、該開扉位置ガイド部の奥端部に別のコーナー ガイド部を介して横向きガイド部を連続させるとよい。
【0016】 又、このガイドレールは、扉体を上方から吊り持ち式に支持するものでは扉体 の上側のみに設置したものでもよいが、扉体の上下にガイドレールを設ける方が 扉体を安定して支持できる。
【0017】 扉体の各パネルには、それぞれガイドレールに係合する係合部材を取付けてい る。この係合部材は、パネルの幅方向中央部の上端又は/及び下端に取付けてい る。尚、扉体の上下にガイドレールを設けたものでは、各パネルの上下にそれぞ れ係合部材を設けるとよい。又、扉体の重量を下側ガイドレールで支持する構造 のものでは、下側の係合部材として下側ガイドレールに沿って転動する車輪を採 用するとよい。
【0018】 本願考案の扉装置では、扉体の各パネルがガイドレールに沿って開閉移動し得 るようにしている。即ち、扉体は、ガイドレールの閉扉位置ガイド部に位置して いるときには収納室の開口部の全幅を閉塞している。そして、該扉体を閉扉状態 から開放側に操作すると、ガイドレールの閉扉位置ガイド部(直線部)において は各パネルが屈折することなく直線状に並んだ状態で移動するが、パネルが円弧 状のコーナーガイド部に差しかかると、パネルの係合部材がコーナーガイド部を 通過することにより当該パネルが後続のパネルに対して屈折し、続いて係合部材 が開扉位置ガイド部に達したときには当該パネルが収納室の開口部(左右方向) に対して直角方向(前後方向)に向くようになる。言い換えれば、扉体は、平面 視においてガイドレールの形状とほぼ同じ形状に順次変化しながら移動するよう になる。従って、扉体の開閉動作時に、各パネルが移動する軌跡幅は比較的小さ くなる。又、扉体を完全に開扉位置ガイド部側まで移動させたときには、該扉体 が収納室内の内側面に平面状態で近接しており、開扉状態における収納室内のデ ッドスペースを小さくできる。
【0019】 又、本願発明の扉装置は、2つの部屋の間仕切り用としても使用できる。この 場合、扉体の各パネルは一方の部屋側においてのみ順次ヒンジで連結する。又、 ガイドレールは、扉体を両部屋の仕切り部で支持する閉扉位置ガイド部と、扉体 を一方の部屋における仕切り部とは直角方向に向く姿勢で該部屋の内側面に近接 した位置で支持する開扉位置ガイド部と、閉扉位置ガイド部と開扉位置ガイド部 とを連続させる円弧状のコーナーガイド部とを有するように構成している。
【0020】 そして、この間仕切り用として使用される扉装置も、上記の収納室開口部開閉 用のものとほぼ同様に機能する。
【0021】
【考案の効果】
このように、本願考案の扉装置は、上記した扉体及びガイドレールの構成によ り、扉体の開閉操作時にガイドレールに沿って各パネルが一列状態で移動するの で、扉体開閉動作に伴うデッドスペースを小さくでき、利用できる空間を拡大で きるという効果がある。又、扉体に開放状態では、収納室の開口部(又は部屋の 仕切り部)をほぼ全幅に亘って開放することができ、例えば引き違い扉のように 開扉時の開口幅が小さくなることがない。
【0022】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照して本願実施形態を説明すると、図1〜図6には第1 実施形態、図7及び図8には第2実施形態、図9には第3実施形態の扉装置が示 されている。尚、図1〜図6の第1実施形態及び図7及び図8の第2実施形態で は、扉装置をクロゼットや仏間等の収納室3の開口部開閉用に使用しており、図 9の第3実施形態では、扉装置を2つの部屋の間仕切り用に使用している。第1実施形態 図1〜図6に示す第1実施形態の扉装置は、収納室3の開口部31を両開き式 の2つの扉体1,1で開閉し得るようにしている。各扉体1,1は、上下2つの ガイドレール2A,2B間に支持されている。
【0023】 この第1実施形態の収納室3は、例えば仏間として使用されるもので、奥部と 左右側部の三方を壁で囲って構成されている。尚、この第1実施形態の収納室3 は、間口幅(左右の柱30,30間の開口幅)が1325mm、奥行き深さが95 0mm、高さ(開口部31の高さ)が1800mm程度の広さを有している。尚、こ の各寸法は一例であり、特に限定するものではない。
【0024】 各扉体1,1は、それぞれ4枚のパネル11,11・・を室内側のみで順次ヒ ンジ12,12・・で連結して形成している。従って、各扉体1,1は、各パネ ル11,11が室内側から見て谷折り状にのみ屈折し得るようになっている。尚 、この第1実施形態の各扉体1,1は、幅が150mmのパネル11を4枚づつ連 結して形成しているので、それぞれ幅が600mmであり、収納室3の奥行き深さ (950mm)よりかなり小さくなっている。
【0025】 上ガイドレール2A及び下ガイドレール2Bは、相互に同形で且つ上下対称位 置に設置されている。図3に示すように、上ガイドレール2Aは枠体35の下面 に下向き凹溝状に形成され、下ガイドレール2Bは床板36の上面に上向き凹溝 状に形成されている。
【0026】 又、上下の各ガイドレール2A,2Bは、図2及び図4に示すように、各扉体 1,1をそれぞれ収納室3の開口部31である閉扉位置で支持する閉扉位置ガイ ド部21と、該各扉体1,1をそれぞれ収納室3の各内側面32,32に近接し た開扉位置で支持する開扉位置ガイド部23,23と、該閉扉位置ガイド部21 の各端部と各開扉位置ガイド部23,23とを連続させる円弧状の各コーナーガ イド部22,22とを有している。各開扉位置ガイド部23,23は、平面視に おいて閉扉位置ガイド部21に対して収納室3の奥行き側の直角方向に向いてい る。又、この各開扉位置ガイド部23,23は、収納室3の各内側面32,32 に対して30〜40mm程度まで近接する位置に設けている。各コーナーガイド部 22,22の曲率半径は約200mmである。尚、上記の各寸法は、一例であって 特に限定するものではなく、適宜に設計変更し得るものである。
【0027】 扉体1,1の各パネル11,11・・には、図3に示すように、幅方向中央部 の上下に上下各ガイドレール2A,2Bに係合する係合部材13,14が取付け られている。上側係合部材13は、上ガイドレール2Aの凹溝内に嵌入する突起 が採用されている。下側係合部材14は、下ガイドレール2Bの凹溝上で転動す る車輪が採用されている。
【0028】 下側係合部材となる車輪14には、図5及び図6に示すように、左右に車輪軸 15,15を突出させており、この各車輪軸15,15を枠体16内に設けた軸 受17,17で支持している。各軸受17,17は、図6に示すように、平面視 において円弧状の空所となっており、各車輪軸15,15が各軸受(円弧状空所 )17,17内で水平回動し得るようになっている。従って、車輪14は、図6 に鎖線図示(符号14′)するように若干の角度範囲内で指向方向を変更し得る ようになっている。
【0029】 収納室3の開口部31の左右各端部には、それぞれ目隠し板33,33が取付 けられている。この各目隠し板33,33は、幅が150mm程度であり、それぞ れ柱30,30の内側面にヒンジ34で枢着されている。尚、この各目隠し板3 3,33は鎖線図示(符号33′)するように手前側に開放し得るようになって いる。
【0030】 この第1実施形態の扉装置は、図1及び図2に示すように、左右の扉体1,1 がガイドレール2A,2Bの閉扉位置ガイド部21に位置しているときには、収 納室3の開口部31を閉塞している。尚、各扉体1,1同士の内端部を接合させ ている状態では、該各扉体1,1のそれぞれ外端と柱30,30との間に若干の 隙間(40〜50mm程度の隙間)があるが、この各隙間はそれぞれ目隠し板33 ,33で塞がれているので、該各隙間から内部が見えない。
【0031】 この図1及び図2の閉扉状態から各扉体1,1をそれぞれ開放側に操作すると 、ガイドレール2A,2Bの閉扉位置ガイド部21(直線部)においては各パネ ル11,11・・が屈折することなく直線状に並んだ状態で移動するが、パネル 11,11が円弧状のコーナーガイド部22,22に差しかかると、パネル11 の係合部材(突起13と車輪14)がコーナーガイド部22を通過することによ り当該パネル11が後続のパネル11に対してヒンジ12部分で屈折し、続いて 係合部材(13,14)が開扉位置ガイド部23に達したときには当該パネル1 1が収納室3の開口部31に対して直角方向に向くようになる。言い換えれば、 各扉体1,1は、平面視においてガイドレール2A,2Bの形状とほぼ同じ形状 に順次変化しながら一列状態で移動するようになる。そして、図4に示すように 、各扉体1,1の後端が各目隠し板33,33で隠れる位置まで該各扉体1,1 を移動させると、通常の開扉操作が完了する(開口部31が開放される)。尚、 各扉体1,1は、図4の状態よりもさらに奥側に移動させて、該各扉体1,1の 全長をそれぞれ完全に開扉位置ガイド部23,23に位置させることができる。 その場合は、各扉体1,1を収納室3の各内側面32,32に近接する位置でそ れぞれ完全に平面状に伸展させることができ、且つ左右の目隠し板33,33を 鎖線図示するように開放すれば、収納室3の開口部31を大きく開放できるので 、例えば収納室3に収納物品(例えば仏壇)5を出し入れする際に該扉体1,1 や目隠し板33,33等が邪魔にならない。
【0032】 この第1実施形態の扉装置では、各扉体1,1の開閉動作時において、各パネ ル11,11・・が移動する軌跡幅が比較的小さくなる。又、各扉体1,1を完 全に開扉位置ガイド部23,23側まで移動させた状態では、該各扉体1,1の 全体が収納室3内の内側面32,32に平面状態で近接する。従って、この第1 実施形態の扉装置では、各扉体1,1の開閉動作時におけるデッドスペース及び 開扉状態における収納室3内のデッドスペースをそれぞれ小さくできるという機 能を有する。第2実施形態 図7及び図8に示す第2実施形態の扉装置では、扉体1は、8枚のパネル11 ,11・・をそれぞれヒンジ12,12・・で一体的に連続させている。尚、こ の場合、扉体1の左右幅は約1200mmとなる。
【0033】 他方、上下のガイドレール2A,2Bは、開口部31に位置する直線状の閉扉 位置ガイド部21と、その一端に連続する円弧状の第1コーナーガイド部22と 、該第1コーナーガイド部22から収納室3内の奥方向に延びる開扉位置ガイド 部23と、収納室3内の奥部付近において円弧状に連続する第2コーナーガイド 部24と、該第2コーナーガイド部24から横向きに連続する横向きガイド部2 5とを有している。尚、開扉位置ガイド部23は収納室3の内側面32に近接し 、横向きガイド部25は収納室3の奥壁面に近接している。又、第1及び第2の 各コーナーガイド部22,24の曲率半径はそれぞれ200mm程度である。尚、 第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態のものと同じである。
【0034】 そして、この第2実施形態の扉装置では、図7に示すように扉体1を閉扉位置 ガイド部21に位置させると収納室3の開口部31を閉塞できる。又、その状態 から扉体1を開扉操作する(右移動させる)と、扉体1の各パネル11,11・ ・が順次一連のガイドレール2A,2Bに沿って一列状態で移動し、図8に示す ように扉体1の先行側パネル11が横向きガイド部25に達して、収納室3の開 口部31を全面開放させることができる。第3実施形態 図9に示す第3実施形態の扉装置は、2つの部屋4,4の間仕切り用に使用さ れている。尚、この第3実施形態の扉装置では、第2実施形態(図7、図8)と 同様に扉体1として片開き式のものを採用している。
【0035】 扉体1は、2つの部屋4,4の仕切り部41のほぼ全幅に亘る長さだけパネル 11,11・・を連続させている。この各パネル11,11・・は、一方の部屋 4側においてのみ順次ヒンジ12,12・・で連結している。
【0036】 上下のガイドレール2A,2Bは、仕切り部41に位置する直線状の閉扉位置 ガイド部21と、その一端に連続する円弧状の第1コーナーガイド部22と、該 第1コーナーガイド部22から一方の部屋4の内側面42に沿って奥方向に延び る開扉位置ガイド部23と、部屋4内の奥部付近において円弧状に連続する第2 コーナーガイド部24と、該第2コーナーガイド部24から横向きに連続する横 向きガイド部25とを有している。尚、開扉位置ガイド部23は部屋4の内側面 42に近接し、横向きガイド部25は部屋4の奥壁部に近接している。
【0037】 そして、この第3実施形態の間仕切り用扉装置も、基本的に第2実施形態(図 7、図8)の扉装置と同様に機能する。即ち、扉体1が閉扉位置ガイド部21に 支持されている状態では、該扉体1が両部屋4,4間の仕切り部41を閉塞して おり、その状態から扉体1を開扉操作すると、各パネル11,11・・が一連の ガイドレール2A,2Bに沿って一列状態で移動して、該扉体を鎖線図示(符号 1′)するように開扉位置まで移動させることができる。
【0038】 尚、この第3実施形態において、扉体1は、第1実施形態のように左右に2分 割した両開き式のものを採用することもできる。その場合、ガイドレール2A, 2Bの形状を第1実施形態のようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態の扉装置の正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図2からの状態変化図である。
【図5】図3のV部拡大図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】本願第2実施形態の扉装置の平面視相当図(図
2相当図)である。
【図8】図7からの状態変化図である。
【図9】本願第3実施形態の扉装置の平面視相当図であ
る。
【図10】従来の観音開き式扉の平面視相当図である。
【図11】従来の引き違い扉の平面視相当図である。
【図12】従来の折畳み式扉の平面視相当図である。
【符号の説明】
1は扉体、2A,2Bはガイドレール、3は収納室、4
は部屋、11はパネル、12はヒンジ、13は係合部材
(突起)、14は係合部材(車輪)、21は閉扉位置ガ
イド部、22はコーナーガイド部、23は開扉位置ガイ
ド部、31は開口部、32は収納室の内側面、41は仕
切り部、42は部屋の内側面である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロゼットや仏間等の収納室(3)の開
    口部(31)を開閉するための扉装置であって、 左右方向に分割した複数枚のパネル(11,11・・)
    を収納室(3)の室内側においてのみ順次ヒンジ(1
    2)で連結してなる扉体(1)と、該扉体(1)を開閉
    自在にガイドするガイドレール(2A,2B)とで構成
    し、 ガイドレール(2A,2B)は、扉体(1)を収納室
    (3)の開口部(31)である閉扉位置で支持する閉扉
    位置ガイド部(21)と、扉体(1)を収納室(3)内
    における開口部(31)とは直角方向に向く姿勢で該収
    納室(3)の内側面(32)に近接した開扉位置で支持
    する開扉位置ガイド部(23)と、閉扉位置ガイド部
    (21)と開扉位置ガイド部(23)とを連続させる円
    弧状のコーナーガイド部(22)とを有しているととも
    に、 扉体(1)の各パネル(11,11・・)にガイドレー
    ル(2A,2B)に係合する係合部材(13,14)を
    取付けて、該各パネル(11,11・・)がガイドレー
    ル(2A,2B)に沿って一列状態で開閉移動し得るよ
    うにした、 ことを特徴とする扉装置。
  2. 【請求項2】 2つの部屋(4,4)の間仕切り用とし
    て使用される扉装置であって、 左右方向に分割した複数枚のパネル(11,11・・)
    を一方の部屋(4)側においてのみ順次ヒンジ(12)
    で連結してなる扉体(1)と、該扉体(1)を開閉自在
    にガイドするガイドレール(2A,2B)とで構成し、 ガイドレール(2A,2B)は、扉体(1)を両部屋
    (4,4)の仕切り部(41)である閉扉位置で支持す
    る閉扉位置ガイド部(21)と、扉体(1)を一方の部
    屋(4)における仕切り部(41)とは直角方向に向く
    姿勢で該部屋(4)の内側面(42)に近接した開扉位
    置で支持する開扉位置ガイド部(23)と、閉扉位置ガ
    イド部(21)と開扉位置ガイド部(23)とを連続さ
    せる円弧状のコーナーガイド部(22)とを有している
    とともに、 扉体(1)の各パネル(11,11・・)にガイドレー
    ル(2A,2B)に係合する係合部材(13,14)を
    取付けて、該各パネル(11,11・・)がガイドレー
    ル(2A,2B)に沿って一列状態で開閉移動し得るよ
    うにした、 ことを特徴とする扉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101407025B1 (ko) * 2011-12-19 2014-06-13 코오롱글로벌 주식회사 하이브리드 리빙룸 시스템

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