JP3911580B2 - 医療機関内のドア開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドア開閉装置の創案に係り、比較的大型な入口部分、特に病院などの寝台車や車椅子の如きが出入する通路ないし病室入口部分などに設けられるドアを開閉するための好ましい機構を提供し、またこのような開閉ドアを用いた入口装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
ドア開閉装置として引戸方式は開き戸方式と共に主体をなし、古くから広く種々の形式によって採用されて来た。即ち開閉域の上下に鴨居と敷居を対設し、これらの敷居、鴨居間において建具その他のドア類を走行開閉することが一般的であり、一部に吊戸方式として通行開閉域上部に走行レールを設け、該走行レールに前記ドア類の頂部に配設した吊金具の辷り手段または回転手段を係合させることが行われている。
【0003】
なお前記した建具ないしドア類については一般家庭用のような場合は幅が1m未満で高さが2m程度のものが通常採用されるが、特に病院などの医療機関の如き公的機関においては車椅子やベッド車などが附添人ないし補助者などと共に通行する必要があり、更には診療機器などの搬入搬出を必要とすることから上記したような通行開閉域の幅が1mを超え1.2mまたはそれ以上に達し、その高さも1.8mを超えるようなことが一般的でしかも適当な耐火性を必要とする。従ってこのようなドアは鉄鋼製のものとならざるを得ず、その厚さは40mmであっても、重量は80〜100kg程度のものとなる。
【0004】
また上記のような鉄鋼製ドアは開披時に該鉄鋼製ドアを格納する戸袋部を仕切壁内に設けることが必要であることは当然で、この戸袋部はドアを収容するものであることから前記ドアを充分に収容する空間を採った大型なものとなり、やはり鉄鋼製とならざるを得ないと共にこのような戸袋部体を収容設定する建築物内区劃壁はその表裏に石膏などによるボード板を取付けることからその厚さも200mmを超えるようなこととなり、その構造も大型化したものとなっている。
【0005】
更に上記したようなドア類の開閉に関して操作シリンダーやモータなどを用いて光学的、手動的などで得られる信号により自動的に開閉作動することが普及されており、近接信号の如きで自動的にドア類の開閉を図ることも行われているが、上記のように重量が大であることから、その起動、制動が必ずしも円滑に行われない傾向がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般的な敷居、鴨居を用いたドア開閉装置による引戸方式のものは広く採用されている方式であるが、敷居において全重量を支持した状態でスライド操作するものであるから開閉時における摩擦抵抗が大であり、従ってまた開閉されるドアの重量ないし大きさに制限を受けざるを得ないし、更に床面に設けられた敷居が床面の利用上ないし清掃上の障害となる。吊戸方式のものにおいても開閉されるドアの大きさないし重量上の制限を受け、大型且つ大重量のものは操作が困難であって、特に開閉スタート時の操作が困難であり、しかも開閉終了時には大きなドアによる運動慣性が衝突停止されることから衝撃が大きいなどの不利がある。
【0007】
前記した病院などの医療機関出入口における厚さが60mmを超え、重さが80kg以上のようなドアはその開閉操作が容易でないことは明らかで、例えば車椅子に乗った通行者が開閉しようとしても車椅子自体が移動(逃げ)し、開閉が著しく困難である。従ってこのような困難さを緩和し開閉を容易とするための補助的機構が必要で設備的に複雑とならざるを得ないし、その戸袋部を区劃壁内にセットしたものにおいて区劃壁が200mmを超えるものは区劃壁によって建築物の有効利用空間が相当に縮減されることならざるを得ない。
【0008】
モータや空気圧または油圧などを利用した操作シリンダーによるものにおいては自動的に開閉操作され、頗る有効と言えると共にその開閉速度を適当に制御できる大きな特徴を有しているが、そのことによってドア自体やそれを収納する戸袋部をもった区劃壁の厚さを縮減し得るものではなく、しかも一方において電気系統や制御流体系のエヤーまたは油圧などの液圧系などにおける故障が頻繁しその保守や管理が容易でない。即ちそれなりの大型機関においては専門の保守管理要員を常置しなければならないと共に万一故障を生じた場合にドアが長時間閉塞または開放状態となる決定的不利を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記したような従来技術によるものの課題を解消することについて検討を重ね、吊り戸方式のドアを採用すると共に弾性作用をなす制御カム板を用いることにより、好ましい平易で故障などが少い開閉作動を図り、またドア自体の軽量化と区劃壁内に形成された戸袋部の薄層化を図って幅が2m前後のような大型ドアにおいても片手操作で円滑な開閉を可能ならしめ、しかも室内外を区劃する区劃壁の薄層化を図って建築物の有効利用を図り、更にはドアを収納する戸袋部内の清掃、点検を容易化したものであって、以下の如くである。
【0010】
吊戸方式により走行域上辺部に走行レールを設け、幅が1.5m以上で高さが1.8mを超えるドアを木質材やアルミニウム系などの金属部材による枠材と無機質繊維に合成樹脂質を含浸硬化させた板状体を用いたドアの頂部に配設された吊金具の走行ローラを前記走行レールに係合せしめて前記ドアの走行を図るようにしたものであって、前記吊金具またはその近傍に接合部を設け、前記した走行レールの上方における上記通行域の端部側に基端側を枢着された制御カム板を設けると共に、前記制御カム板、連結軸及び復動弾性体より成る制御カム機構を対称状に走行レールの両端側に対設し、走行レールの柱または戸当り部より適当な距離を採って前記走行レール上を走行する吊金具ローラの走行を制御するレールカム部を形成し、前記した該制動カム板に復動弾性材を配設したことを特徴とした医療機関内のドア開閉装置。
【0015】
【発明の実施の形態】
上記したような本発明によるものの具体的な実施態様を適宜に添附図面に示すところを参照して説明すると、床面10上に設けられた柱13または仕切壁間に形成された開放部11の上部に走行レール6が横設されてドア走行域を形成し、しかも該走行レール6に対しドア1の上辺に取付けられた吊金具2のローラ3が係合されていて前記ドア1を吊止し開放部11内を自在に走行せしめ開放部11を開閉し得るように成っている。
【0016】
本発明においては前記したような構成のものにおいて、ドア1の少くとも一端側吊金具2またはその近傍に係合部4を設け、このような係合部4に対して走行レール6の端部側上方に走行域中央部に位置した基端側を枢着40された制御カム板5を設け、該制御カム板5の遊端側に取付けた連結軸7をコイルばねのような復動弾性材8内を介して基板部18に挿通して設けたものであって制御カム板5の遊端側には弯曲したカム部15が形成されて係合部4に対し制御作動するように成っている。
【0017】
なお図1のものにおいて係合部4は前記カム部15における制御作用を円滑に図るためローラ3と同様な回転体を採用しカム部15に接合することによって転動しながらカム部15を押上げ乗り越えるようになっており、走行レール6に沿って次第にスピードアップされて走行して来たドア1は上記のようにカム部15を乗り越えるまでの間その速度を低減して衝撃的に柱または戸当り面13と衝突することを防止するが、このような作用は単なる球形または蒲鉾型接合部によっても同様に得ることができる。係合部4が図1において示した仮想線位置まで進み、カム部15の頂点を超えた直後にドア1は柱または戸当りに接合して停止することは図示の通りである。
【0018】
また本発明においては上記したようなカム部15を有する制御カム板5とは別に上述したような走行レール6において図1に仮想線で示すように柱13または戸当り部よりドア1の端部から吊金具2における走行ローラ3に到る距離を若干上廻った位置を頂点9aとしたレールカム部9を形成することができる。即ちこのようなレールカム部9において図示矢印のように走行して来たドア1の走行ローラ3がカム頂点9aに達するまでは制動され、頂点9aを過ぎることにより戸当り方向にドアを押しつけるような作用を生ぜしめて、前記制御カム板5による作用を補助することができる。
【0019】
図2においては上記したような本発明によるものが幅が1.2m以上で高さが2mを超えるような建物入口部または医療機関の診療ないし検査室入口部などに採用されるに適した状態が示されている。即ち従来においてはこのようなドアは鋼材製であって1枚の重量が70〜80kgを超えることとなり、斯様なドアの走行に関しては成程ローラ3による走行軽快化が図られるとしても通行者は例えば片手操作するようなことは困難で上記したような本発明の作用効果を的確に得ることができない。そこで本発明ではドア1を構成する骨組材16ないし枠材として木質系のような軽量部材を採用すると共に例えばガラス繊維または石綿繊維若しくは炭素繊維のような無機質繊維もしくはそれに準じた繊維組織に合成樹脂質を含浸硬化させた板状体17を取付けたものを用いる。
【0020】
即ち上記のような木質骨組材16と代表的にガラス繊維12に合成樹脂質を含浸させた樹脂含浸繊維質板状体17によって幅が1.2mで高さが2mであり厚さが40mmの同一寸法によるドアとして製作したものの重量は20〜30kgであって、同様の目的で従来採用されていたものの3分の1以下の重量となる。従ってこのようなドアは吊り戸方式によって前記した図1の走行レール6によって吊止し通行者が片手操作の如きで開閉操作するのに適したものとして得られることが確認された。
【0021】
つまり、前記のようなドア1には図1に示したものと同様にローラ3と転子状係合部4とを対称状に配設した吊金具2、2を対称的に取付け、その両端側の如きには把手14を取付けたもので、このようなドア1を走行せしめるべく図1のように配設された走行レール6の両端側には同じく図1に示したような制御カム板5、連結軸7および復動弾性材8より成る制御カム機構を対称状として走行レール6の両端側に対設した。
【0022】
換言すれば前記した図1に仮想線で示されているように係合部4がカム部15を通過した場合には弾性材8の復元作用力を帯びた制御カム板5の作用でドア1を柱13または戸当りに押しつけているが、斯うして完全閉塞状態であったドア1が開披作用力を受け、係合部4がカム部15を超えると制御カム板15の復元力はドア1を開披する方向に作用して開披作用を容易ならしめる。
【0023】
このようにしてドア1が開披され図2に示したような本発明のドアが反対側(図2において図示上右側)の柱または戸当り部分に達すると(図1の状態で)走行レール6の右側に対設された制御カム板5による作用を図2における右側の吊り金具2における係合部4が受けてカム部15を超えるまで制動作用を受けることとなり、次いでカム部15を係合部4が超えることによって該係合部4が制御カム板5の弾性作用で柱または戸当りに対する押しつけ力を受けることとなる。
【0024】
上記のように図2に示したような縦横が2m×1.2m程度またはそれ以上のような大型ドア1が25〜26kg程度の重量のものとして得られ、しかもカム部15を有する制御カム板5の好ましい作用条件下で走行レール6を走行する吊下げ方式の本発明ドアは車椅子に着座した通行者などが片手操作によっても適宜に開閉し得ることとなり、また戸締り状態も的確に達成されることは明かである。
【0025】
図3以下には上記したような本発明によるものが医療機関などの病室や診察室の如きにおける入口部に採用されるのに適した形態が示されている。即ち上記したようなドア1は図3および図6に示すような両側の方立21および22、22と上部梁材24との間に形成されたドア走行域30において走行するが、該ドア走行域30の一側には戸袋形成部体20、20aがもう1つの方立23との間に取付けられ、また方立22、22からそれら戸袋形成部体20、20aの間に図6に示すようなドア1の走行間隔部25を形成している。
【0026】
前記した戸袋形成部体20、20aは本発明において軽量でしかも適切な強度を確保すべくアルミニウム系軽金属合金による連続屈曲板部材19の表裏に裏面板18を取付けたものを採用しハニカム構造に準じた高く且つ安定した強度を厚さ方向において確保し、端部に取付けられたU形部材29や方立内装部体23aなどと相俟って軽量であってもドア1の走行間隔部25に安定した構造部を形成している。
【0027】
上記のように取付けられた一方の戸袋形成部体20は図6に示すように方立21側に連結された室内側ボード31と面を揃えて面一状に位置し、また他方の固定戸袋形成部体20aは方立22の内側に設けられたL形連結片26と方立23との間に取付けられ、方立21部分において廊下などの室外面に設けられた室外側ボード32と面一状として前記方立22から方立23の外面に対し同じく室外側ボード32aが取付けられて室外面を形成していることは図示の如くである。
【0028】
ドア1の走行域30の上部には図4に示すように梁材26、26aが内外面側に対設され、それらの梁材26、26a間に設けられた取付形材27の一側には既述したような走行レール6が取付けられてドア1を走行させることは既述した如くであるが、また該取付形材27の先端部に形成されたレール部28にはドア走行域30において図4に示す如く梁材26aを取付けてあるが、区劃壁の厚さ方向において既述したような戸袋形成部体20の設定域では別に図5として示してあるように延出した前記レール部28が位置していて前記戸袋形成部体20の上端部内側面に設けられた走行ローラ33が係合している。
【0029】
なお戸袋形成部体20の下端部20eは前記図5において併せて示してあるように戸袋形成域における室内側に取付けられた受入枠部34に受入れられる如くされ、即ち前記戸袋形成部体20はその上端が上述したような走行ローラ33とレール部28によってドア1の開閉域方向に移動可能であり、固定戸袋形成部体20aの配設域に引込まれた状態では前記受入枠部34に受入れられて固定壁面状を形成するが、ドア1の開閉域にレール部28で引出された状態においては受入枠部34を外れ、レール部28から適宜に取外すことができるように成っている。
【0030】
即ち戸袋形成部体20が上記のようにドア1の開閉域方向に移動可能であることは戸袋部における室内側が適宜に室内へ開放し得ることであって、従来のように戸袋部が永久的な密閉域を構成維持することなく適宜に開放して機構的点検、補修を行い、また清掃を可能にして塵埃の集積場所となるようなことをなからしめる。
【0031】
上記したような本発明によるものは吊戸方式により走行域上辺部に走行レールを設け、ドア頂部に配設された吊金具の走行ローラを前記走行レールに係合せしめて前記ドアの走行を図るようにしたものであることにより床面にレールや走行溝のない平滑な床面上において自在に開閉操作せしめられる。
【0032】
また前記のような構成関係のものにおいて前記吊金具またはその近傍に接合部を設け、前記した走行レールの上方における上記通行域の端部側に基端側を枢着された制御カム板を設け、該制動カム板に復動弾性材を配設したことによって、走行レールに沿い走行されたドアが該制御カム板によるカム部で好ましい制動作用を受け、軽快に走行したドアが柱または戸当り部直前で緩速状態とされ、しかも接合部がカム部を超えることにより増速状態となって的確な閉塞状態を形成する。
【0033】
幅が1.5m以上で高さが1.8mを超えるドアをアルミニウム系軽金属による枠材と無機質繊維に合成樹脂質を含浸硬化させた板状体を用いて形成したことにより上記のように大型なドアであっても比較的軽量に得ることができて開閉操作を容易とし、しかも適当な強度性その他の大型ドアに必要な特性を保持し、また好ましい耐火性を確保させる。
【0034】
前記したような比較的大型をなすドア頂部両端側に対設された吊金具の走行ローラを通行域上辺部に設けられた走行レールに係合せしめ、前記吊金具またはその近傍に上記走行ローラとは別の接合部を設け、前記走行レールの上方における上記通行域の端部側に基端側を枢着された制御カム板を設け、該制動カム板に復動弾性材を配設したことによって上述したところと同様に制御カム板におけるカム部で好ましい制動作用を受け、軽快な走行と柱または戸当り部直前での緩速化と的確な閉塞状態形成を図る。
【0035】
走行レールの柱または戸当り部より適当な距離を採って前記走行レール上を走行する吊金具ローラの走行を制御するレールカム部を形成したことにより前記制御カム板による制動作用に先行し、あるいはこの制御カム板による制動作用と同時的にこのレールカム部による制動作用を得しめて前記したようなドア走行軽快化、戸当り部直前での緩速化と的確な閉塞状態形成をより有効化する。
【0036】
室の内外を区劃する区劃壁内に形成された戸袋部がアルミニウム系軽金属による連続屈曲板部材を用いて形成されたことにより該戸袋部の強度を確保しながらこの戸袋部における区劃壁の厚さを縮減し、即ち建築物全般における区劃壁厚さを小として建築物内部の有効利用を図り、また建築コストを低減する。
【0037】
前記区劃壁内に形成された戸袋部の室内側壁面部体を移動可能に設けたことにより該戸袋部を適宜に開放し、内部機構の点検、補修ないし内部清掃を図って清潔性を確保する。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したような本発明によるならば床面にレールないし敷居を必要とせず、清掃や車椅子ないし寝台車などの通行に好ましい吊戸方式を採用して軽快な走行を図り、しかもそのドア走行の終点部分において制御カム板と接合部による好ましい制動作用を得しめてドア戸当り部における衝撃をなからしめ、しかも常に好ましい完全閉塞状態を形成し得るものであり、縦、横の何れか一方または双方が2m近くまたそれ以上であるような大型ドアをその強度その他の特性を充分に確保しながら有利な軽量化を図って前記吊戸方式による軽快な操作を可能となし、上述したような制動ないし完全閉塞状態の形成を的確に達成せしめて病院その他の医療機関内ドア設備として好ましい特性を発揮せしめ得るなどの効果を有している。
【0039】
また部屋の内外を区劃する区劃壁内に開放されたドアを収納する戸袋部を形成しながら区劃壁の厚みを適切に低減し、更に該戸袋部の内部点検や清掃を容易として清潔且つ衛生的な建築構造を提供するなどの効果を有しており、工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドア開閉装置の1例を示した走行域端部側構成の正面図である。
【図2】本発明によるドアについての部分切欠正面図である。
【図3】本発明による医療機関病室や診察室の如きに適した入口部ドア設備の正面図である。
【図4】図3に示したものにおけるドア部分について拡大した中間省略縦断面図である。
【図5】その戸袋部分についての拡大した中間省略縦断面図である。
【図6】図3に示したものについての中間省略横断面図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 吊金具
3 ローラ
4 係合部
5 制御カム板
6 走行レール
7 連結軸
8 復動弾性材
9 レールカム部
10 床面
12 ガラス繊維などの繊維材
13 柱(または戸当り部)
14 把手
15 カム部
16 軽金属骨組材
17 樹脂含浸繊維質板状体
18 表面板
19 連続屈曲部材
20 戸袋形成部体
20a 固定戸袋形成部体
20e 戸袋形成部体20の下端部
21 方立
22 方立
23 方立
23a 方立内装部材
24 上部梁
25 走行間隔部
26 梁材
26a 梁材
27 取付形材
28 レール部
29 U形部材
30 ドア走行域
31 室内側ボード
32 室外側ボード
32a 室外側ボード
33 走行ローラ
34 受入枠部

Claims (1)

  1. 吊戸方式により走行域上辺部に走行レールを設け、幅が1.5m以上で高さが1.8mを超えるドアを木質材やアルミニウム系などの金属部材による枠材と無機質繊維に合成樹脂質を含浸硬化させた板状体を用いたドアの頂部に配設された吊金具の走行ローラを前記走行レールに係合せしめて前記ドアの走行を図るようにしたものであって、前記吊金具またはその近傍に接合部を設け、前記した走行レールの上方における上記通行域の端部側に基端側を枢着された制御カム板を設けると共に、前記制御カム板、連結軸及び復動弾性体より成る制御カム機構を対称状に走行レールの両端側に対設し、走行レールの柱または戸当り部より適当な距離を採って前記走行レール上を走行する吊金具ローラの走行を制御するレールカム部を形成し、前記した該制動カム板に復動弾性材を配設したことを特徴とした医療機関内のドア開閉装置。
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