JPH04823Y2 - - Google Patents

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JPH04823Y2
JPH04823Y2 JP10063587U JP10063587U JPH04823Y2 JP H04823 Y2 JPH04823 Y2 JP H04823Y2 JP 10063587 U JP10063587 U JP 10063587U JP 10063587 U JP10063587 U JP 10063587U JP H04823 Y2 JPH04823 Y2 JP H04823Y2
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JP
Japan
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door
serving
end support
support rail
doors
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JP10063587U
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、病院、ホテル及び宴会場等の施設に
おいて使用される配膳車に関し、さらに詳細に
は、狭い場所において配膳車を使用する場合に、
前記配膳車の扉開閉を容易にするとともに、開放
された扉による配膳作業障害、歩行者通行阻害等
を防止し、更に扉を開放した状態での配膳車運搬
移動を危険性無く容易に行うことができるように
構成した配膳車の扉構造に関するものである。
(従来の技術) 病院、ホテル及び宴会場等の施設において使用
される配膳車は、衛生上または保温上の観点か
ら、本体に開閉自在の扉を取付けた構成のものが
一般的である。
則ち、前記扉は、配膳車本体の配膳室内に害虫
等が侵入することを防止するとともに、保温室が
設けられた配膳車においては、該保温室内の温室
効果を向上させるために配設されていた。
従来、前記配膳車に取付られた扉は、蝶番等に
より配膳車本体に回動自在に取付らた構成であ
り、これにより前記扉の擺動が成され、開閉を行
うことができるように構成されていた。
また、襖等においてみられるように、2筋の溝
にそれぞれ横方向に摺動する扉を配することによ
り、開放時には2枚の襖が重合し、閉塞時には片
端同士のみが重合するように構成された開閉扉が
知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のような扉を配した配
膳車においては、以下に記すような様々な問題点
を有していた。
則ち、前記の如く配膳車本体に扉を蝶着した構
成のものにおいては、扉が該扉の取付位置(蝶番
の位置)を中心に扉の横幅を半径とした回動運動
を行うようになるため、狭い場所においては、前
記扉の開閉を行うことができないという問題点を
有していた。
また、上記のように開放された扉は、蝶番を基
点に長手方向に開して延在されるため、配膳車扉
が通路を塞ぐことになり歩行者の邪魔になつた
り、さらには、配膳作業の障害となり作業効率が
低下するという問題点を有していた。
更に、前記扉を開放した状態で配膳車移動を行
うと、移動途中の振動や風圧により該扉が遊動す
る恐れがあるという問題点を有していた。
また、上記のように遊動した扉が障害物等に衝
突した場合には、配膳室内の配膳物が破損した
り、扉と通路の間に歩行者が挟まれ負傷する危険
があるという問題点を有していた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、狭い場所において配膳車を使用する場合に、
前記配膳車の扉開閉を容易にするとともに、開放
された扉による配膳作業障害、歩行者通路阻害等
を防止し、更に扉を開放した状態での配膳車運搬
移動を危険性無く容易に行うことができるように
構成した配膳車の扉構造を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、配膳車
正面上端及び下端の少なくとも一方に、扉の平行
摺動案内を行うレールを設けるとともに、前記レ
ールの長手方向両端近傍を配膳車本体側面方向に
屈曲させることにより、前記扉の非平行摺動案内
が行われるようにしたことを特徴とする配膳車の
扉構造を提供し、上記目的を達成するものであ
る。
(作用) 本考案において、扉の配膳車中央寄り片側を手
前に引くと、配膳車中央寄りガイドローラ、及び
戸車とが溝部から抜脱し、上端支持レール、及び
下端支持レール上に移動するように働く。
前記の如くして片側が手前に引出された扉を次
に横方向に摺動させると、配膳車本体側面寄りガ
イドローラ、及び戸車とが屈曲部に沿つて上端支
持レール、及び下端支持レール本線上に移動する
ように働くとともに、前記配膳車本体中央寄りガ
イドローラ、及び戸車とが上端支持レール、及び
下端支持レール本線上に横移動するように働く。
前記扉を更に横方向に摺動させると、該扉が他
方の扉に重合するようになり、扉開放が成される
ように働く。
(実施例) 以下本考案に係わる配膳車の扉構造の実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係わる配膳車の扉構造の実施
例を示す正面図、第2図は同実施例の扉を示す斜
視図、第3図は同実施例の要部を示す断面図、第
4図は扉を閉塞した状態を示す要部断面図、第5
図は扉を手前に引出した状態を示す要部断面図、
第6図は扉の開放途中状態を示す要部断面図、第
7図は扉が開放された状態を示す要部断面図、第
8図は他の実施例に係わる要部を示す断面図であ
る。
本実施例に係わる配膳車の扉構造は、配膳車正
面の上端に扉5,6の平行摺動案内を行う上端支
持レール1を、配膳車正面の下端に前記扉5,6
の平行摺動案内を行う下端支持レール2をそれぞ
れ設けるとともに、前記上端支持レール1、及び
下端支持レール2の長手方向両端近傍を配膳車本
体側面方向に屈曲させることにより、前記扉5,
6の非平行摺動案内が行われるように構成されて
いる。
前記上端支持レール1、及び下端支持レール2
は、配膳車正面の上下端において、それぞれ対称
する位置に形成されており、断面略凹形状を有し
ているとともに、該両端は配膳車本体側面方向奥
側に向けて屈曲されることにより、屈曲部3,3
がそれぞれ形成されている。
また、前記上端支持レール1、及び下端支持レ
ール2の中央近傍には、第3に示すように該上端
支持レール1、下端支持レール2の中心部を対称
にして奥側方向に向け溝部4,4がそれぞれ形成
されている。
なお、前記上端支持レール1、及び下端支持レ
ール2は、扉5,6の板厚以上の溝幅を有するよ
うに構成されているとともに、前記屈曲部3、及
び溝部4の奥行も扉5,6の板厚以上を有するよ
うに構成されている。
また、前記上端支持レール1、及び下端支持レ
ール2長手方向両端部には、扉5,6の開放時に
該扉5,6の行過ぎ防止を行うため、戸当11が
設けられている。
一方、前記扉5,6は、第2図に示すように、
上辺両端において、ガイドローラ7,7′がそれ
ぞれ滑動自在に取付られているとともに、底辺両
端においては、戸車8,8′がそれぞれ回動自在
に取付られている。
前記ガイドローラ7,7′、及び戸車8,8′
は、前記上端支持レール1、及び下端支持レール
2に嵌入されるように構成され、これにより扉
5,6が配膳車本体に摺動自在に取付られる。
前記扉5,6を閉塞した場合に、配膳本体枠縁
10と扉5,6とが当接する箇所においては、扉
5,6による密閉が成されるようにマグネツトパ
ツキン等から成る係合部9に敷設されている。
次に、本考案に係わる配膳車の扉構造の使用方
法、及び使用状況について説明する。
先ず、第4図に示すように係合部9に吸着され
閉塞された状態の扉5,6において、扉5を開放
させる場合には、第5図に示すように扉5右片側
を手前に引くことにより、ガイドローラ7′、及
び戸車8′が溝部4,4から抜脱し、上端支持レ
ール1、及び下端支持レール2上に移動するよう
になる。
前記の如くして片側が手前に引出された扉5を
次に第6図に示す如く右方向に摺動させると、ガ
イドローラ7、及び戸車8が屈曲部3に沿つて上
端支持レール1、及び下端支持レール2本線上に
移動するようになるとともに、ガイドローラ7′、
及び戸車8′が上端支持レール1、及び下端支持
レール2本線上を右移動するようになる。
前記扉5を更に右方向に摺動させると、第7図
に示すように該扉5が扉6に重合するようにな
り、扉5開放が成されるようになる。
扉5を閉塞させるには、前記逆操作を行うこと
により、扉5の裏面が係合部9に吸着し、密閉さ
れるようになる。
なお、本考案は、上記構成に限定されるもので
はなく、以下に記すように構成するものでもよ
い。
前記実施例は、配膳車本体の上端、及び下端
に、上端支持レール1、及び下端支持レール2を
それぞれ形成するように構成しているが、上端ま
たは下端のみにレールを設けるようにすることも
可能である。
また、扉5右端方向と扉6左端方向における所
要箇所に噛合金具を設けるとともに、配膳車本体
枠縁10中央に前記噛合金具と噛合する係止金具
を設けることにより、扉5,6の密閉保持が行え
るように構成してもよい。
また、前記実施例においては、2枚の引違扉を
有することにより、配膳車が構成されているが、
第8図に示すように、屈曲部3、及び溝部4を所
要3箇所に形成することにより、3枚引違扉付配
膳車を構成することが可能である。
(考案の効果) 本考案に係わる配膳車の扉構造は上記のように
構成されているため以下に記載するような効果を
有する。
(1) 本考案においては、配膳車正面上端及び下端
の少なくとも一方に、扉の平行摺動案内を行う
レールを設けるとともに、前記レールの長手方
向両端近傍を配膳車本体側面方向に屈曲させる
ことにより、前記扉の非平行摺動案内が行われ
るように構成されることにより、扉は前記レー
ルに沿つて配膳車本体に平行して横方向摺動を
行うようになるため、狭い場所においても容易
に扉開閉を行うことができるという優れた効果
を有する。
(2) また、本考案における配膳車の扉構造は、前
記の如く、レール両端が屈曲されているため、
扉閉塞時に該扉が配膳車本体に対して、縦方向
摺動を行い、2枚の扉が直線上を成して閉塞す
るようになるとともに、該扉はマグネツトパツ
キン等から成る係合部に吸着されるようになる
ため、扉の密閉が行えるようになるという優れ
た効果を有する。
(3) また、扉は前記の如く、横方向摺動を行つて
開閉されるため、扉を開放したままの状態でも
開放扉が配膳作業障害となつたり、歩行者の通
行阻害をすることがないという優れた効果を有
する。
(4) 更に、扉を開放状態のまま、配膳車運搬移動
を行つても、扉が配膳車から突出することがな
いため、開放扉によつて歩行者が負傷する危険
性や、開放扉が障害物接触することによる配膳
車内配膳物転倒の危険性がなくなるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる配膳車の扉構造の実施
例を示す正面図、第2図は同実施例の扉を示す斜
視図、第3図は同実施例の要部を示す断面図、第
4図は扉を閉塞した状態を示す要部断面図、第5
図は扉を手前に引出した状態を示す要部断面図、
第6図は扉の開放途中状態を示す要部断面図、第
7図は扉が開放された状態を示す要部断面図、第
8図は他の実施例に係わる要部を示す断面図であ
る。 1……上端支持レール、2……下端支持レー
ル、3……屈曲部、4……溝部、5,6……扉、
7,7′……ガイドローラ、8,8′……戸車、9
……係合部、10……配膳車本体枠縁、11……
戸当。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配膳車正面上端及び下端の少なくとも一方に、
    扉の平行摺動案内を行うレールを設けるととも
    に、前記レールの長手方向両端近傍を配膳車本体
    側面方向に屈曲させることにより前記扉の非平行
    摺動案内を行うことができるように構成したこと
    を特徴とする配膳車の扉構造。
JP10063587U 1987-06-30 1987-06-30 Expired JPH04823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063587U JPH04823Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063587U JPH04823Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS646941U JPS646941U (ja) 1989-01-17
JPH04823Y2 true JPH04823Y2 (ja) 1992-01-13

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ID=31328889

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10063587U Expired JPH04823Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

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JPS646941U (ja) 1989-01-17

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