JPH06308711A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH06308711A
JPH06308711A JP10130093A JP10130093A JPH06308711A JP H06308711 A JPH06308711 A JP H06308711A JP 10130093 A JP10130093 A JP 10130093A JP 10130093 A JP10130093 A JP 10130093A JP H06308711 A JPH06308711 A JP H06308711A
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Japan
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image
sheets
image receiving
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JP10130093A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Suzuki
保 鈴木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成された単一の原版から複数枚のカラ
ープルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作
成のための時間を短縮し、かつ各用紙を所定位置にセッ
トする手間を省くことができる画像形成方法を得る。 【構成】 感光性シート12と共にインキシート30及
び受像シート74はそれぞれトレイ14、32、76に
収容されており、まず、感光性シート12のトレイ14
から感光性シート12を取出すと共にインキシート30
用のトレイ32から該当する色のインキシート30を取
出す。その後、感光性シート12とインキシート30と
を同期させて搬送し加熱・加圧してインキを転写する。
次に、トレイ76から受像シート74を取出し、インキ
が転写された感光性シート12とを同期させて搬送し、
加熱・加圧して画像を転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキ受容性部部とイ
ンキ非受容性部とが形成された画像形成材料へ各色に対
応するインキを転写した後、各色のインキを順次受像材
料へ転写することによって受像材料上へ印刷原画像に対
応するカラー画像を形成する画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機で多量のカラー印刷、例えばカレ
ンダー、絵画集、写真集、新聞等に添付されるカラー広
告(所謂折り込み広告)等、特に色についてチェックが
必要な印刷物を印刷する場合には、印刷機で実際の印刷
を行う前にカラープルーフを用いて事前にチェックする
ようにしている(校正刷り)。
【0003】この校正刷りにおいては、数枚の印刷がで
きればよいため、実際の印刷に使用される感光性平版印
刷版(PS版)に比べて耐刷性の低い安価な感光材料を
用いる。
【0004】校正刷りによって仕上がった印刷物は、各
チェック部署に配付され、様々なチェック後に原稿に修
正が施される。
【0005】ところが、従来の校正刷り装置では、数枚
印刷される印刷物間で品質のばらつきがあり、各チェッ
ク部署へ配付する前に品質の合ったものを選別しなけれ
ばならない。また、実際の印刷時に適用されるインキを
用いて印刷するため、作業者の手が汚れたり、装置のメ
ンテナンスが煩雑であり、作業性がよくない。
【0006】そこで、近年、予め顔料を含有する感光材
料とこの顔料に対応する色分解印刷原稿とを重ね合わせ
た状態で露光、現像することにより各色毎の色分解画像
が形成された感光材料を得て、これらを1枚の受像フィ
ルムへ順次転写し、次いで実際の印刷紙(本紙)へ転写
する画像形成装置(カラーアート「富士写真フイルム株
式会社製・商品名」)によってカラープルーフを作成す
ることがなされている。
【0007】この画像形成装置によれば、インキを使用
しないため、手が汚れる等の作業上の不具合はなく、メ
ンテナンス性も向上する。さらに、品質が安定するた
め、仕上がった本紙上の画像にばらつきがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成装置によるカラープルーフの作成は、従
来の欠点(品質の不安定やメンテナンス性等)は解消さ
れるものの、1枚のカラープルーフを作成する毎に各色
の色分解原稿を用いての露光又は露光及び現像処理を行
わなければならず、時間、手間がかかるという問題点あ
った。
【0009】また、カラープルーフの作成のために、感
光材料、受像フィルム及びカラープルーフ用の用紙等、
複数の用紙を取り扱わなければならず、それぞれを別個
にストックし、順次所定の位置にセットするといった作
業が煩雑となる。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、各色毎に1回
の露光又は露光及び現像処理を行った画像形成材料(感
光材料)を繰り返し使用できるため、1組の画像形成材
料を用いて複数枚のカラープルーフを作成することがで
き、多数枚のカラープルーフ作成のための時間を短縮す
ると共に、各用紙をその毎に所定位置にセットする手間
を省くことができる画像形成方法を得ることが目的であ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、色分解原稿をマスクとして活性光線によって露光、
又は該露光後の現像処理によって前記色分解原稿に応じ
たインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成された画
像形成材料に、支持体にインキ層が設けられたインキシ
ートを密着させてインキ受容性部にインキを付与した
後、このインキを転写する画像形成方法であって、画像
形成材料収容部から取出した画像形成材料とインキシー
ト収容部から取出した対応する色のインキシートとを密
着させてインキを画像形成材料へ付与した後、画像形成
材料とインキシートとを剥離する第1ステップと、受像
材料を1枚宛収納した複数のトレイから受像材料を1枚
取出し、前記第1ステップでインキが付与された画像形
成材料とを密着させてインキを画像形成材料から受像材
料へ転写した後画像形成材料と受像材料とを剥離し受像
材料を前記トレイを逆送する第2ステップと、前記第1
ステップと第2ステップとを必要枚数の受像材料に対し
繰り返す工程とを有し、各色分解原稿に対応する他の画
像形成材料及びこれに対応するインキシートについて、
前記工程を行うことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、画像形成材料
には、原稿を介して露光されることにより、又は露光後
に現像処理されることによって原稿に応じたインキ受容
性部とインキ非受容性部とが形成される。
【0013】このように作成された画像形成材料、イン
キシート及び受像材料はそれぞれの収容部に収容されて
おり、まず、前記画像形成材料用の収容部から画像形成
材料を取出すと共にインキシート収容部から画像形成材
料に該当する色のインキシートを取出す。その後、画像
形成材料とインキシートとを密着する。必要に応じて密
着した状態でこれらを加熱・加圧することにより、画像
形成材料にインキ受容性部とインキ非受容性部に応じて
インキが付与される。インキ付与後は、画像形成材料と
インキシートとを剥離する。
【0014】次に、受像材料用の収容部から受像材料を
取出し、この受像材料と前記のようにインキが転写され
た画像形成材料とを密着する。必要に応じて密着した状
態でこれらを加熱・加圧することにより、受像材料へイ
ンキ画像が転写される。インキ画像の転写後は、画像形
成材料と受像材料とを剥離する。
【0015】ここで、同一の画像が複数枚必要な場合
は、必要枚数分の受像材料へ上記の工程を繰り返す。各
受像材料には、同じインキ画像が転写される。
【0016】1つのインキの色での上記処理が終了した
後は、他の色分解原稿に対応する画像形成材料及びイン
キシートに取り替えて、前の工程で前の色のインキ画像
が転写されている受像材料へ次の色のインキ画像を転写
する。一般にカラー印刷画像は、C(シアン)、M(マ
ゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)の4色の
インキで形成される。
【0017】これらの工程を繰り返すことにより、複数
枚の受像材料へ同一のカラーインキ画像を転写すること
ができる。この場合、画像形成材料を繰り返して使用す
るため、1画像毎に露光等が不要となる。
【0018】その後、受像材料と印刷用紙を重ね合わせ
て加圧(及び/又は加熱)することにより、カラープル
ーフが仕上がる。
【0019】
【実施例】図1には、本発明の実施例である画像形成装
置10が示されている。
【0020】装置上流側(図1の左側)には、感光性シ
ート12が積層されたトレイ14が配設されている。こ
のトレイ14は、上部が開口された箱型で、底部に圧縮
コイルばね16を介して支持板18が収容されている。
感光性シート12は、この支持板18上に支持されてい
る。感光性シート12は、既に露光処理及び現像処理を
終了したもので、その表面には、カラー画像を構成する
各色(C、M、Y、K)の画像に対応するインキ受容性
部とインキ非受容性部とが形成され、4枚が1組となっ
て積層されている。
【0021】トレイ14の上方には、半月ローラ20が
配設され、通常は切欠部20Aが最上層の感光性シート
12と対向した状態で停止している。ここで、半月ロー
ラ20が1回転すると、その円周状の面が最上層の感光
性シート12と接触し、1枚(最上層)の感光性シート
12を摩擦で下流側のガイド板22を含む搬送路へ送り
出すことができる。
【0022】ガイド板22には、複数のローラ対(本実
施例では2個のローラ対24、26)が配設され、半月
ローラ20によって送り出された感光性シート12は、
このローラ対24、26によって駆動されガイド板22
に案内されて下流側へ搬送される。
【0023】下流側のローラ対26のさらに下流側近傍
には、センサ28が設けられている。このセンサ28
は、感光性シート12の先端を検出ようになっている。
このセンサ28は、感光性シート12を後述するインキ
シート30と重ね合わせるための同期をとる役目を有し
ている。
【0024】トレイ14の上方には、インキシート30
を収容する4個のトレイ32C、32M、32Y、32
Kが縦方向に配設されている。各トレイ32C、32
M、32Y、32Kの上方には、それぞれ半月ローラ3
4が配設され、前記感光性シート12が収容されたトレ
イ14と同様に、最上層のインキシート30をそれぞれ
の案内路36へ送り出すことができる。
【0025】インキシート30は、シート状の支持体の
一方の面にインキ層が設けられた構造となっており、イ
ンキ層を下向きに各トレイ32C、32M、32Y、3
2Kに積層されている。なお、インキ層には、保護フィ
ルムが貼付けられており、後述のローラ対42通過後に
図示しない剥離手段によって剥離されるようになってい
る。
【0026】案内路36には、それぞれローラ38が設
けられ、前記感光性シート12のガイド板22で構成さ
れる搬送路と合流させるための案内路40へと送り込ま
れるようになっている。
【0027】案内路40の下流側には、ローラ対42が
設けられ、さらにこのローラ対42の下流側近傍には、
センサ44が配設されている。このセンサ44は、案内
路36、40を通って搬送されるインキシート30の先
端を検出するようになっている。なお、前記センサ28
で感光性シート12を検出しているため、感光性シート
12とインキシート30とが同期がとられ、所定のタイ
ミングで両者の搬送が行われて重ね合わされるようにな
っている。
【0028】この場合、図2に示される如く、感光性シ
ート12の先端がインキシート30よりも突出し、かつ
幅方向はインキシート30が感光性シート12よりも突
出した状態で重ね合わされるようになっている。
【0029】ガイド板22による搬送路と案内路40と
の合流点には、ローラ対46が配設されており、このロ
ーラ対46によって感光性シート12とインキシート3
0とは重ね合わされた状態で、第1の加熱加圧部48へ
搬送されるようになっている。
【0030】第1の加熱加圧部48は、一対のドラム5
0によって構成されている。この一対のドラム50は、
所定の温度で加熱されており、前記感光性シート12と
インキシート30とは、この一対のドラム50間へ送り
込まれ、所定の圧力が加えられると共に、加熱される構
成である。この加熱、加圧によってインキシート30か
ら感光性シート12へそのインキ受容性部とインキ非受
容性部に応じてインキが転写される。
【0031】なお、ドラム50は、加熱・加圧処理が不
要の場合(感光性シート12の逆送の場合等)は、上側
のローラが上方へ移動され、通過空間が形成されるよう
になっている。
【0032】一対のドラム50の下流側には、ローラ対
52が設けられ、感光性シート12とインキシート30
とは剥離機構部54へ送り込まれるようになっている。
【0033】図3に示される如く、剥離機構部54は、
インキシート30のみに対応する位置、すなわち幅方向
に突出したインキシート30の側端部に対応する位置に
薄肉のローラ対56が配設され、下側のローラ56Aに
は、無端のベルト58が巻掛けられている。このベルト
58は、ガイド板22による搬送路の下流側かつ上方に
配設されたローラ60にも巻掛けられており、反時計回
り方向へ回転するようになっている。また、ローラ対5
6の下流側には、感光性シート12の幅寸法よりも狭い
幅のガイド板62がガイド板22の上方に隙間をあけて
配設されている。
【0034】ここで、感光性シート12とインキシート
30とがローラ対52によって搬送されてくると、上層
側のインキシートの側端部が、ベルト58と上側のロー
ラ56Bに挟持されると共に、感光性シート12のみ
が、ガイド板62の下側の隙間に挿入されることにな
る。従って、インキシート30は、ベルト58に沿って
上方へ案内され、感光性シート12はガイド板22に案
内されて搬送路に沿って水平方向へ搬送されるため、イ
ンキシート30と感光性シート12とは搬送に伴って剥
離されることになる。
【0035】ベルト58によって上方へ案内されたイン
キシート30は、略U字型の案内路64に案内され、ロ
ーラ66によってインキシート廃棄ストッカー部68へ
排出される。
【0036】一方、感光性シート12は、さらに搬送さ
れローラ対70に挟持されるようになっている。このロ
ーラ対70の下流側近傍には、センサ72が設けられ感
光性シート12の先端を検出するようになっている。
【0037】このセンサ72の下流側には、受像シート
74との合流部となっている。受像シート74は、複数
段(本実施例では5段)が縦に並べられたトレイ76上
に載置されるようになっており、カラープルーフの必要
枚数分それぞれのトレイ76に1枚づつ載置されるよう
になっている。
【0038】各トレイ76は、昇降ユニット78に取付
けられている。昇降ユニット78は、トレイ76を支持
するブロック80とこのブロック80を上下に貫通し螺
合されており雄ねじが形成されたロッド82とで構成さ
れており、ロッド82が回転することにより、ブロック
80を昇降させ、所望のトレイ76を所定の高さ位置に
位置決めすることができる。
【0039】各トレイ76は、ブロック80に対して水
平移動可能となっており、前記所定の高さ位置に位置決
めされると、図1の左方向へ突出して回転ガイド板84
と対向するようになっている。
【0040】突出したトレイ76の先端部上方には、吸
盤90が配置されている。この吸盤90は、エアシリン
ダ92のロッド92Aの先端に取付けられており、ロッ
ド92Aの伸長時にトレイ76上の受像シート74と密
着し吸着することができるようになっている。エアシリ
ンダ92は、ブラケット94に設けられた長孔94Aに
沿って移動可能の図示しないピンにより支持されてい
る。このため、受像シート74を吸着した状態でエアシ
リンダ92が図1の左方向へ移動することにより、受像
シート74の先端を回転ガイド板84に設けられたロー
ラ対96に挟持させることができる。また、逆に回転ガ
イド板84からトレイ76へ受像シート74を戻す場合
には、ローラ対96によってトレイ76方向へ送り出さ
れた受像シート74の後端を吸着して、エアシリンダ9
2を図1の右方向へ移動させればよい。
【0041】回転ガイド板84は、軸84Aを中心に回
転可能となっており、前記トレイ76との同一平面位置
と感光性シート12の搬送路を形成するガイド板22へ
合流する案内路98と同一平面となる位置との間を移動
するようになっている。
【0042】案内路98には、複数のローラ対(本実施
例で2個のローラ対100、102)が配設され、受像
シート74を回転ガイド板84から案内路98へ、或い
は案内路98から回転ガイド板84へ搬送することがで
きるようになっている。
【0043】前記ガイド板22に近い側のローラ対10
2のガイド板22側近傍には、センサ104が配設され
ており、感光材料12の搬送と同期がとられるようにな
っている。
【0044】また、図4に示される如く、案内路98の
幅寸法は、受像シート74の幅寸法とほぼ同一となって
いると共に、感光シート12を案内するガイド板22の
幅寸法よりも幅広であり、その幅広の部分(脚部98
A)が、ガイド板22の下側まで延長されている。案内
路98の脚部98A間には切欠部98Bが形成され、感
光性シート12はこの切欠部98Bを通過するようにな
っている。
【0045】ここで、センサ92、104によって同期
がとられた状態で、感光性シート12と受像シート74
とが重ね合わされて、下流側の第2の加熱加圧部106
に至るようになっている。この第2の加熱加圧部106
は、前記第1の加熱加圧部48と同様に、一対の回転ド
ラム108によって構成され、所定の温度で加熱されて
おり、前記感光性シート12と受像シート74とは、こ
の一対の回転ドラム108間へ送り込まれ、所定の圧力
が加えられると共に、加熱される構成である。この加
熱、加圧によって受像シート74へ感光シート12のイ
ンキ画像が転写される。
【0046】第2の加熱加圧部106の下流側には、セ
ンサ110が設けられ、さらに下流側には、ローラ対1
12が配設されている。ここで、第2の加熱加圧部10
6を通過した感光性シート12と受像シート74とは、
ローラ対112によって挟持されて搬送され、センサ1
10によって後端部を検出した時点で逆送されるように
なっている。
【0047】なお、回転ドラム108は、加熱・加圧処
理が不要の場合(上記逆送の場合等)は、上側のローラ
が上方へ移動され、通過空間が形成されるようになって
いる。
【0048】加熱・加圧処理が終了した感光性シート1
2及び受像シート74が逆送されると、受像シート74
は、前記脚部98Aに案内されて案内路98に沿って上
方へ案内され、感光性シート12は切欠部98Bを通過
するため、両者は剥離されることになる。
【0049】この剥離された感光性シート12は、再度
使用するためにローラ対26よりトレイ14側へ戻す場
合と装置から排出される場合とがある。そこで、ガイド
板22におけるローラ対70と受像シート74との合流
部との間には、搬送路切換フラッパー114が設けられ
ている。このフラッパー114は、案内面がガイド板2
2の搬送面と一致する第1の位置及びガイド板22の下
方に設けられた斜面状の案内路116と同一平面となる
第2の位置へ軸114Aを中心に回転移動可能となって
おり、感光性シート12を排出する場合のみ、第2の位
置へ移動されるようになっている。これにより、受像シ
ート74と剥離された感光性シート12は、必要に応じ
て、フラッパー114の案内面に案内されて、元の位置
へ戻されるか、或いは案内路116へ案内され、ローラ
120によって排出ストッカー部118へ送り出され
る。
【0050】感光性シート12は、トレイ76に載置さ
れた受像シート74の枚数分、再利用され、特定の1色
の転写が終了した時点で、排出ストッカー部118へ送
りだされ、次の色の感光性シート12がトレイ14から
取り出されるようになっている。
【0051】感光性シート12を交換して各受像シート
74へ4色の転写が終了した場合は、カラープルーフ用
の用紙が積層されたトレイ(共に図示省略)をトレイ1
4と交換し、この用紙をガイド板22に沿って移動させ
ると共に受像シート74と重ね合わせて転写することに
より、カラープルーフ画像を得ることができる。
【0052】以下に本実施例の作用を図5のフローチャ
ートに従い説明する。まず、ステップ200では、各駆
動系を原位置に設定すると共にフラグをリセットし、ス
テップ202へ移行して感光性シート12をトレイ14
から取り出す。これは、半月ローラ20を1回転するこ
とによって最上層の感光性シート12が送り出される。
次いで、ステップ203では、インキシート(標準は、
K、C、M、Yの順で受像シート74へ転写する)30
を取り出す。この場合も、半月ローラ34を1回転する
ことによって、トレイ32K(32C、32M、32
Y)から最上層のインキシート30を取り出して、送り
出すことができる。
【0053】トレイ14から取り出された感光性シート
12は、ローラ対24によって搬送され、ローラ対26
に挟持される。一方、インキシート30は、ローラ38
によって案内路36、40を経てローラ対42に挟持さ
れる。
【0054】このとき、ステップ204ではセンサ28
で感光性シート12の先端を検出したか否かが判断さ
れ、否定判定の場合はステップ206へ移行してセンサ
44でインキシート30の先端を検出したか否かが判断
される。感光性シート12及びインキシート30の何れ
かの先端が検出されるまで、ステップ204、206を
繰り返す。
【0055】ステップ204で、先に感光性シート12
の先端を検出したと判断されると(肯定判定)、ステッ
プ208へ移行して感光性シート12の搬送を停止し、
次いでステップ210でフラグFをセット(1)してス
テップ212へ移行する。ステップ212では、フラグ
Gがセットされているか否かが判断されるが、これはイ
ンキシート30の先端を検出した場合にセットされるた
め、この時点ではリセット(0)されており、否定判定
されてステップ206へ移行する。ステップ206でイ
ンキシート30の先端を検出したと判断されると(肯定
判定)、ステップ214へ移行してインキシート30の
搬送を停止し、次いでステップ216でフラグGをセッ
トしてステップ218へ移行する。ステップ218で
は、フラグFがセットされているか否かが判断される
が、この時点でフラグFはセットされているため、肯定
判定されて、ステップ220へ移行し、フラグF及びフ
ラグGをリセットする。
【0056】次のステップ222では、感光性シート1
2及びインキシート30を同時又は所定のタイムラグで
搬送を開始する。これにより、感光性シート12とイン
キシート30とは、図2の状態で重ね合わされて第1の
加熱加圧部48へ搬送され、ドラム50に挟持されるこ
とによって、加熱、加圧されインキが感光性シート12
へ転写される。転写後は、ローラ対52に挟持されて搬
送され、剥離機構部54へと至る。
【0057】この剥離機構部54では、インキシート3
0の幅方向両端部のみがベルト58とローラ56Bの間
に挟持されると共に、感光性シート12がガイド板62
とガイド板22との間に挿入されるため、インキシート
30が感光性シート12から剥離されて上方へ案内され
る。上方へ案内されたインキシート30は、案内路64
を通って略U字状に搬送され、ローラ66によってスト
ッカー部68へ排出される。
【0058】一方、感光性シート12は、ガイド板22
とガイド板62との間を通過してローラ対70に挟持さ
れる。
【0059】ここで、ステップ224では、上記インキ
転写及び剥離動作中に受像シート74のトレイ76を選
択し、所定の位置に位置決めする。これは、ロッド82
を回転することによって、ブロック80が昇降されるた
め、容易に所望のトレイ76を所定の高さ位置へ位置決
めすることができる。
【0060】次のステップ226では、位置決めされた
トレイ76を回転ガイド板84方向へ突出させ、ステッ
プ228で受像シート74の取出しがなされる。すなわ
ち、エアシリンダ92のロッド92Aを伸長させ、吸盤
90を受像シート74の先端に密着させ吸着する。次い
で、ロッド92Aを引き込んでエアシリンダ92を長孔
94Aに沿って図1の左方向へ移動させる。受像シート
74の先端がローラ対96に当接する位置で、ロッド9
2Aを再度伸長させて吸着を解除することにより、受像
シート74は、ローラ対96に挟持される。ここで、ロ
ーラ対96を回転させることにより、受像シート74を
回転ガイド板84上へ載置することができる。
【0061】この状態で、回転ガイド板84を軸84A
を中心に図1の時計回り方向へ回転させることにより、
受像シート74を案内路98へ対応させることができ
る。この状態でローラ対96を逆転すると、受像シート
74は、ローラ対100、102に挟持されて感光性シ
ート12との合流部方向へ送られる。
【0062】ステップ230では、センサ72で感光性
シート12の先端を検出したか否かが判断され、否定判
定の場合はステップ232へ移行してセンサ104で受
像シート74の先端を検出したか否かが判断される。感
光性シート12及び受像シート74の何れかの先端が検
出されるまで、ステップ230、232を繰り返す。
【0063】ステップ230で、先に感光性シート12
の先端を検出したと判断されると(肯定判定)、ステッ
プ234へ移行して感光性シート12の搬送を停止し、
次いでステップ236でフラグFをセット(1)してス
テップ238へ移行する。ステップ238では、フラグ
Gがセットされているか否かが判断されるが、これは受
像シート74の先端を検出した場合にセットされるた
め、この時点ではリセット(0)されており、否定判定
されてステップ232へ移行する。ステップ232で受
像シート74の先端を検出したと判断されると(肯定判
定)、ステップ240へ移行して受像シート74の搬送
を停止し、次いでステップ242でフラグGをセットし
てステップ244へ移行する。ステップ244では、フ
ラグFがセットされているか否かが判断されるが、この
時点でフラグFはセットされているため、肯定判定され
て、ステップ246へ移行し、フラグF及びフラグGを
リセットする。
【0064】次のステップ248では、感光性シート1
2及び受像シート74を同時又は所定のタイムラグで搬
送を開始する。これにより、感光性シート12と受像シ
ート74とが重ね合わされて第2の加熱加圧部106へ
搬送され、回転ドラム108に挟持されることによっ
て、加熱、加圧されインキが画像が受像シート74へ転
写される。
【0065】ステップ250では、画像の転写が終了し
たか否か、すなわち、センサ110によって感光性シー
ト12及び受像シート74の後端を検出したか否かが判
断され、肯定判定されるとステップ252へ移行してこ
れらを逆送する。
【0066】次のステップ254では、現在使用してい
る感光性シート12を再利用するか否かが判断され、肯
定判定の場合はステップ256でフラッパー114を水
平状態とし、ステップ257でフラグHをセットしてス
テップ258へ移行する。また、ステップ254で否定
判定された場合は、ステップ260へ移行してフラッパ
ーを傾倒位置へ軸114Aを中心に回転させて、ステッ
プ258へ移行する。
【0067】ところで、この間に逆送されている感光性
シート12と受像シート74とは、第2の加熱加圧部1
06を通過し、受像シート74のみが脚部98Aに支持
されて案内路98方向へ案内される。一方、感光性シー
ト12は、切欠部98B間を通過して、フラッパー11
4の位置に応じて、ガイド板22の搬送路或いは案内路
116へと案内される。従って、この逆送時に感光性シ
ート12と受像シート74とを剥離させることができ
る。
【0068】案内路116に案内された感光性シート1
2は、ローラ120によってストッカー部118へ排出
される。
【0069】一方、ガイド板22の搬送路へ案内される
感光性シート12は、ローラ対22、26へ挟持される
まで搬送される。
【0070】ここで、ステップ258では、受像シート
74の収容が行われる。これは、感光性シート12から
の剥離後、案内路98をローラ対102、100によっ
て登り上がり、回転ガイド板84のローラ対96に挟持
される。その後、回転ガイド板84が軸84Aを中心に
回転することにより、トレイ76を同一平面上とされた
後、ローラ対96を逆転させることにより、受像シート
74をトレイ76上へ送り込むことができる。なお、最
終的には、吸盤90の吸着、エアシリンダ92の横移動
によって完全に受像シート74をトレイ76上へ載置す
る。
【0071】次のステップ262では、フラグHがセッ
トされているか否かが判断され、肯定判定の場合は、ス
テップ264でフラグHをリセットした後、ステップ2
66で感光性シート12の後端(逆送時の後端)をセン
サ28で検出したか否かが判断され、肯定判定されると
268で搬送が停止され、次いでステップ270でフラ
グFをセットし、ステップ272でインキシート30を
取出して、ステップ212へ移行する。以下、上記肯定
を繰り返すことにより、同一画像を複数枚の受像シート
74へ転写することができる。
【0072】また、ステップ262で否定判定された場
合は、ステップ274へ移行して全色(4色)の画像転
写処理が終了したか否かが判断され、否定判定された場
合は、次の色の画像の感光性シート12を取り出すべ
く、ステップ200へ移行して上記肯定を繰り返す。
【0073】また、ステップ274で肯定判定された場
合は、全ての処理が終了したと判断され、処理は終了す
る。
【0074】このように、本実施例では、感光性シート
12、インキシート30及び受像シート74をそれぞれ
トレイ14、32、76へ収容しておくことによって、
自動的に必要なシートを取出、重ね合わせ、かつ加熱加
圧処理、かつ剥離し、再利用するものは逆送りし、不要
なものは廃棄するように受像シート74への画像転写ま
で、自動的に行うことができ、作業が簡単となる。
【0075】なお、受像シート74からカラープルーフ
用の用紙に転写する場合には、感光性シート12を収容
するトレイ12の代わりに前記用紙を収容しているトレ
イに差し変えて搬送し受像シート74と重ね合わせれば
よい。また、前記用紙専用のトレイの装填部を新たに設
けてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
方法は、各色毎に1回の露光又は露光及び現像処理で作
った画像形成材料(感光材料)を繰り返し使用できるた
め、1組の画像形成材料から複数枚のカラープルーフを
作成することができ、複数枚のカラープルーフ作成のた
めの時間を短縮すると共に、各用紙を所定位置にセット
する手間を省くことができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】本実施例に係る感光性シートとインキシートと
の重ね合わせ状態を示す斜視図である。
【図3】感光性シートとインキシートとを剥離する剥離
機構部の斜視図である。
【図4】感光性シートと受像シートとを剥離する剥離機
構部の斜視図である。
【図5】制御フローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置 12 感光性シート 14 トレイ(感光性シート) 30 インキシート 32 トレイ(インキシート) 48 第1の加熱加圧部 74 受像シート 76 トレイ(受像シート)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解原稿をマスクとして活性光線によ
    って露光、又は該露光後の現像処理によって前記色分解
    原稿に応じたインキ受容性部とインキ非受容性部とが形
    成された画像形成材料に、支持体にインキ層が設けられ
    たインキシートを密着させてインキ受容性部にインキを
    付与した後、このインキを転写する画像形成方法であっ
    て、 画像形成材料収容部から取出した画像形成材料とインキ
    シート収容部から取出した対応する色のインキシートと
    を密着させてインキを画像形成材料へ付与した後、画像
    形成材料とインキシートとを剥離する第1ステップと、 受像材料を1枚宛収納した複数のトレイから受像材料を
    1枚取出し、前記第1ステップでインキが付与された画
    像形成材料とを密着させてインキを画像形成材料から受
    像材料へ転写した後画像形成材料と受像材料とを剥離し
    受像材料を前記トレイを逆送する第2ステップと、 前記第1ステップと第2ステップとを必要枚数の受像材
    料に対し繰り返す工程とを有し、 各色分解原稿に対応する他の画像形成材料及びこれに対
    応するインキシートについて、前記工程を行うことを特
    徴とする画像形成方法。
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