JPH0419726A - カラー画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー画像情報に基づき作成したマスク原版
を使用して感光記録媒体を露光し、露光されたカラーの
潜像を現像発色させてカラー画像を記録するカラー画像
記録装置に関する。

〔従来の技術〕

最近、モノクロレーザプリンタで３色用のマスク原版を
作成し、これらのマスク原版を顧に露光装置に送り、こ
の露光装置で各色のマスク原版を通して感光記録媒体を
色分解露光し、次いで、この感光記録媒体に顕色紙を押
圧してカラー画像を転写し熱定着を経てカラー画像を記
録するカラー画像記録装置が提案されている。

すなわち、第４図に示すように、図示しないモノクロレ
ーザプリンタからなるマスク原版作成部で作成されたマ
スク原版１１５を露光器１４１下方の露光位置に送り、
このマスク原版１１５を介して露光台１５２に支持され
たフィルム状の感光記録媒体１５０を露光しそこにカラ
ー画像潜像を作るようにしている。前記感光記録媒体１
５０はカートリッジ１５１内に収納された供給ロールＲ
から引出されて露光台１５２上で露光された後、たるみ
取り装置１５５を経て圧力ロール１７１を通り、更に駆
動ローラ１５７を通って巻取りロール１５４に巻かれる
。

一方、受光媒体としての顕色剤シート１６ｏは、−枚ず
つ加圧ロール１７１に送られて、そこで露光後の感光記
録媒体の画像形成部分上に重ね合わされ圧力現像されて
排出される。

前記露光台１５２の図上左側には、露光台１５２の幅方
向に伸びるセンサバー１３３が設ケられ、このセンサバ
ー１３３には、例えば５個の光学センサ８１．Ｓ２・・
・Ｓ５が設けられ、この光学センサＳｌ、Ｓ２・・・Ｓ
５に対応してマスク原版１１５の進行方向後端部には４
個のマークｍｌ。

ｍ２・・・ｍ４が印字され、前記矩形のマークｍ１と鉤
形のマークｍ４が位置決めマークとして機能し、例えば
他の矩形の小マークｍ２．ｍ３はどの色に対応するカラ
ー画像（Ｒ，Ｇ、Ｂ）かを示す色別マークであったり、
マスク原版のサイズを示すマークであったりしてもよい
。前記位置決め用マークｍｌ、ｍ４に対応してセンサバ
ー１３３のセンサＳｌ、３２．Ｓ５が設けられており、
前記マスク原版１１５のマークｍ２．ｍ３に対応してセ
ンサＳ２．Ｓ３が設けられている。

前記マスク原版１１５は図示しないベルト状の位置合せ
装置によって露光台１５２上に位置合せされ上昇する露
光台上で密着露光される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、この密着露光の際、前記各マークが形成され
たマスク原版のマーク形成部１１５ａ（非画像部）の下
に前記センサバー１３３が位置し、このセンサバー１３
３の遮光により前とマーク形成部１１５ａに対応する感
光記録媒体１５０の対応部分１５０ａが未露光となる。

従って、次の工程において、加圧ローラ１７１により感
光記録媒体と顕色剤シートとを重ね合わせた状態で圧力
現像すると未露光部分が発色して転写後の顕色剤シート
１６０上に黒色の不要な像１６０ａが形成される。

一般に、モノクロレーザプリンタには、枚葉紙が使用さ
れ、この場合、マスク原版１１５のサイズはＡ４もしく
はレターサイズであり、また、顕色剤シート１６０のサ
イズもＡ４もしくはレターサイズが使用される。このよ
うに、マスク原版１１５と顕色紙１６０のサイズが概ね
同寸法の場合は感光記録媒体１５０上の位置合せのため
の未露光部１５０ａは避けられないものであり、この未
露光部分の白色化手段として補助露光器が必要となる。

このような補助露光器は、遮光するセンサバー１３３の
近傍に配設して、感光記録媒体１５０の未露光部分を露
光して白色化しなければならない。

ところで、感光記録媒体１５０はカートリッジ１５１内
に収納された供給ロールＲから引き出されて露光台１５
２上に位置させられた後、たるみ取り装置１５５を経て
圧力ロール１７１、駆動ローラ１５７を通って巻取りロ
ール１５４に巻かれている。露光台１５２上に位置させ
られた感光記録媒体１５０にシワができたりしないよう
に、供給ロールＲからの感光記録媒体１５０をたるみ取
り装置１５５によって引張っている。しかし、感光記録
媒体１５０をたるみ取り装置１５５によって引張るだけ
では、露光台１５２に位置させられた感光記録媒体１５
０にシワができるのを完全に防止することができない。

そこで、露光台１５０に対してたるみ取り装置１５５の
反対側、すなわちセンサバー１３３の近傍に、感光記録
媒体１５０を押えて引き伸ばすための固定ローラ１５８
を配設する必要がある。ところが、センサバー１３３の
近傍には前記したように補助露光器を配設する必要があ
るので、この近傍に固定ローラ１５８を配設すると、こ
の補助露光器は前記近傍には配設することができなくな
るという虞が生じる。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、感光記録部材を露光位置に固定する固定部材
と固定部材に邪魔されることなく感光記録媒体の限定区
域を露光することができる補助露光器とを備えたカラー
画像記録装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために、本発明にあってはカ
ラー画像情報に基づき複数のマスク原版をマスク原版作
成装置によって作成し、このマスク原版を露光装置の露
光位置に搬送し、この露光装置によって前記マスク原版
を介して感光記録媒体を色分解露光し、露光されたカラ
ーの潜像を現像発色させてカラー画像を記録するカラー
画像記録装置において、前記感光記録媒体を前記露光位
置に固定する固定部材を配設し、前記マスク原版を介し
て感光記録媒体を色分解露光する露光装置の主露光器に
加えて、感光記録媒体の限定区域を露光するための補助
露光器を前記固定部材から離間した位置であって前記感
光記録媒体の搬送路中に配設したことを構成し、また、
前記主露光器の近傍に配設された露光台に搬送された前
記マスク原版と前記感光記録媒体とを密着させて固定し
た後に、前記補助露光器によって感光記録媒体の限定区
域を露光するようにした構成としたこととするものであ
る。

〔作用〕

露光位置に位置する感光記録媒体の露光区分がシワにな
らないように、感光記録媒体をたるみ取り装置によって
引張っている。しかし、感光記録媒体をたるみ取り装置
で引張るだけでは、前記露光区分がシワになるのを防止
することができず、ひいてはこの露光区分にはキズが付
いてしまう虞がある。そこで、露光装置のセンサバーの
近傍に、感光記録媒体を押えて引き伸ばすための固定部
材を配設する。ところで、主露光器が感光記録媒体を走
査露光するときに、感光記録媒体の露光区分の後端側は
センサバーによって露光が遮られ、この後端側か未露光
部分となるので、センサバーの近傍に補助露光器を配設
する必要がある。しかし、センサバーの近傍には固定部
材が配設されているので、この近傍には補助露光器を配
設することができないか、前記固定部材から離れた位置
であって感光記録媒体の搬送路中であれば、この補助露
光器を配設することができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第３図は本発明に係るカラー画像記録装置
の一実施例を示す図である。

第１図はモノクロレーザプリンタ１とカラー画像記録装
置２０とを結合配置した断面図である。

まず、モノクロレーザプリンタ１はカラー画像記録装置
２０上部に積載されている。レーザプリンタ１内では帯
電された感光体３上にポリゴンスキャナ２によりレーザ
光が照射されることにより静電潜像が描かれる。静電潜
像が形成された感光体３は現像器４で現像され、給紙カ
セット５から供給される普通紙もしくはＯＨＰシート上
にトナー像が転写され、定着器６で定着される。通常モ
ノクロレーザプリンタ１はホストコンピュータから伝送
されるデータを記録する。

レーザプリンタ１からの出力は用紙パス切り替え部１０
において白黒の画像が必要な場合はモノクロ排紙トレイ
１１または自動原稿給送装置（以下ＡＤＦと称す）トレ
イ１２へ送給され、カラー画像が必要な場合は、ＡＤＦ
トレイ１２へ送出された後、カラー画像記録装置２０内
へ取り込まれる。

前記ＡＤＦトレイ１２へ送出された用紙は、ＡＤＦ給紙
ローラ１３により１枚ずつカラー画像記録装置２０内へ
取り込まれ、レーザプリンタ１から出力されたモノクロ
プリントされた用紙３枚が１組となってカラー画像記録
装置２０のマスク原版（１５Ｒ，１５Ｇ、１５Ｂ）とし
て利用される。

次にカラー画像記録装置２０の構成について説明する。

カラー画像記録装置２０の本体下部には、位置合わせ装
置３１が位置し、ＡＤＦ）レイ１２から位置合わせ装置
３１の間は、マスク原版搬送路２１でつながっている。

位置合わせ装置３１の左右両側には回転方向が制御でき
るローラ対２２゜２３、　　　２４．　　　２５．　　
　２６．　　　２７　　、　　ゲ　−　　ト　　２　８
　。

２９及びマスク原版収納部９０が配置されている。

マスク原版搬送路２１の途中には、レーザプリンタ１か
ら排出されるマスク原版１５のカールを取り除くための
りカーラローラ対９１が配置されている。ローラ対２６
．２７の外側には、使用済みマスク原版１５を排出する
マスク原版排紙トレイ３０がある。

位置合わせ装置３１は、図示されていないセンサと左右
両端部近くに配置されたローラ対３２゜３３とそれらの
間に配置されたガラス板３４等から構成されている。

前記位置合わせ装置３１の下方には、露光装置４１が配
置されており、この露光装置４１は、位置合わせ装置３
１に沿って左右方向に移動可能である。前記露光装置４
１は、線状の白色光源（以下ランプと称す）４２、ラン
プ４２から光を反射する反射板４３及びレッドフィルタ
４４Ｒとグリーンフィルタ４４Ｇとブルーフィルタ４４
Ｂとからなるフィルタユニット４４から構成されている
。

感光記録媒体５０は、例えば、特開昭６２−１４３０４
４号公報で公知の光重合開始剤を用いた光硬化性樹脂を
主材としたもので、レッド、グリーン、ブルーの各波長
の光に対して硬化する光硬化性樹脂と、シアン、マゼン
タ、イエローの各染料前駆体を内包したマイクロカプセ
ルが基材となるシートの上に塗布されたものである。前
記感光記録媒体５０は、カートリッジ５１内に感光しな
いように収納されている。感光記録媒体５０は、カート
リッジ５１内からガラス板３４と露光台５２との間を通
り、バッファ５５、分離ローラ６４、圧力現像装置７０
及び駆動ローラ５７を経て巻取りローラ５４まで引き回
されている。

感光記録媒体５０はカートリッジ５１から露光台５２に
順次引き出されてくるが、感光記録媒体５０の搬送路中
、露光台５２に位置する露光区分Ｘより順次送り一つ前
の未露光区分Ｙの後端側Ｙ　には補助露光器９２が配設
されている。補助露光器９２は第２図および第３図に示
すように補助露光ランプ９３とこの補助露光ランプ９３
を覆っている補助露光筐体９４とからなっている。補助
露光筐体９４は断面略矩形状で全体が箱形の筐体本体９
４ａとこの筐体本体９４ａの内側に一体的に形成された
支持腕部９４ｂとからなり、支持腕部９４ｂはカラー画
像記録装置２０のフレーム２０ａに支持軸９５を介して
回動可能に取り付けられている。筐体本体９４ａ内には
感光記録媒体５０に向けて複数の補助露光ランプ９３が
支持枠体９６を介して収装されている。補助露光ランプ
９３は筐体本体９４ａによって遮蔽されるので、露光す
る感光記録媒体５０の区域は限定されることになる。

支持腕部９４ｂとフレーム２０ａとの間には弓張りスプ
リング９７が張設され、補助露光筐体９４は第３図中反
時計回りに常時付勢されている。

この付勢力に抗して支持腕部９４ｂを押圧可能な押え部
材９８が連結軸９９に固着されており、この連結軸９９
はフレーム２０ａに回転自在に支持され、この一端には
ウオームホイール部材１００が固着されている。ウオー
ムホイール部材１００はウオーム１０１と歯合しており
、ウオーム１０１はフレーム２０ａに取り付けられたモ
ータ１０２の回転軸１０２ａに固着されている。補助露
光筐体９４ａは引っ張りスプリング９７によって反時計
回りに付勢されているが、モータ１０２の回転により、
ウオーム１０１を介してウオームホイール部材１００が
時計方向に回転される。ウオームホイール部材１００が
回転されると、同時に回転される押え部材９８は支持腕
部９４ｂを押圧し、補助露光筐体９４ａを感光記録媒体
５０に向けて時計方向に回転させる。

前記露光台５２は、カム５３により下降させられ、ガラ
ス板３４上に搬送されてきたマスク原版１５と感光記録
媒体５０とを密着させるように構成されている。ところ
で、感光記録媒体５０はカ−トリッジ５１からガラス板
３４と露光台５２との間を通り、バッファ５５等を介し
て巻取りローラ５４まで引き回されて・いるが、露光台
５２に位置する感光記録媒体５０の露光区分Ｘがシワに
ならないように、カートリッジ５１からの感光記録媒体
５０をバッファ５５によって引張っている。

しかし、感光記録媒体５０をバッファ５５で引張るだけ
では、露光区分Ｘがシワになるのを防止することができ
ない。露光区分Ｘがシワになったままで、露光台５２を
ガラス板３４に向けて下降させると、この露光区分Ｘに
はキズが付いてしまう虞がある。そこで、露光台５２に
対してバッファ５５と反対側、すなわちセンサバー３５
の近傍に、感光記録媒体５０を押えて引き伸ばすための
固定ローラ５６（固定部材）を配設している。

固定ローラ５６は、露光台５２が所定の位置まで下降し
てきたとき露光台５２の左端部に押し付けられ、感光記
録媒体５０をマスク原版１５の露光中、露光台５２に固
定する。一方、マスク原版１５の搬送方向後端部には位
置決めマーク（図示せず）が設けられており、またこの
マスク原版１５が位置合わせ装置３１まで搬送されたと
きの位置決めマークの近傍には、すなわちローラ対３２
より少し下方には、センサバー３５が配設されている。

顕色剤シート６０は、例えば、特開昭５８−８８７３９
号公報に示された顕色剤をベース紙上に塗布して構成さ
れており、カセット６１内に顕色剤塗布面が下向きにな
るようにセットされている。カセット６１の上部には、
前記顕色剤シート６０を一枚づつ給送するための吸盤６
２が配置されている。

圧力現像装置７０は露光により潜像の形成された感光記
録媒体５０と、顕色剤シー１−６０を重ね合わせて加圧
現像する一対の加圧ローラ７１等から構成される。

熱定着装置８０は、上部のヒータ８１と羽根車８２とを
内蔵したケーシング８３と、下部の顕色剤シート６０搬
送用のゴムローラ８４．８５８６と、ローラ８７とロー
ラ８８との間に架設されたエンドレスベルト８９から構
成されており、熱定着装ｆｆ１８０の外側には、排紙ト
レイ６３が取り付けられている。

以上のように構成されたものにおいて、１組のマスク原
版から複数のカラー画像を得る場合の動作を次に説明す
る。

まず、モノクロレーザプリンタ１によりレッド用のマス
ク原版１５Ｒが作成される。このマスク原版１５Ｒは、
感光記録媒体５０に塗布されたマイクロカプセルの中で
、シアンの染料前駆物質を持つマイクロカプセルを硬化
させるべく、これ以外の部分に遮光像であるトナーをの
せたマスク原版である。この時、モノクロレーザプリン
タ１より出力されるマスク原版１５Ｒは、ＡＤＦトレイ
１２へ送出されＡＤＦ給紙ローラ１３によりカラー画像
記録装置２０内に給送される。カラー画像記録装置２０
内に給送されたマスク原版１５Ｒは、マスク原版搬送路
２１を通りローラ対２４．２２によって位置合わせ装置
３１へ送り込まれる。途中、リカーラローラ９１により
マスク原版１５Ｒのカールが修正される。このとき、ゲ
ート２８は実線の位置にある。

次に位置合わせ装置３１は、マスク原版１５Ｒをローラ
対３２によりしかるべき露光位置まで搬送した後、マス
ク原版１５Ｒに印字された位置合せマークをセンサで読
み取りながら、図示しない駆動源によりマスク原版１５
Ｒを所定の位置に移動させる。

位置合わせを行う直前に露光台５２が所定の位置までカ
ム５３により下降し、露光台５２の左端部に固定ローラ
５６が押し付けられ、感光記録媒体５０を露光台５２に
固定する。位置合わせ終了後、露光台５２はカム５３に
よりさらに下降させられ、位置合わせ装置３１のガラス
板３４に接触し、マスク原版１５Ｒと感光記録媒体５ｏ
とを密着させる。

露光台５２が位置合わせ装置３１に密着するとランプ４
２が点灯し、レッドフィルタ４４Ｒを介して、レッド光
がマスク原版１５Ｒを介して感光記録媒体５０に露光す
るために、露光装置４１が矢印への方向に走査露光を行
う。ランプ４２が感光記録媒体５０を走査露光するとき
に、感光記録媒体５０の露光区分Ｘの後端側はセンサバ
ー３５によって露光が遮られ、この後端側か未露光部分
となるので、センサバー３５の近傍に補助露光器９２を
配設する必要がある。しかし、センサバー３５の近傍に
は固定ローラ５６が配設されているので、この近傍には
補助露光器９２を配役することができないが、前記した
ように、感光記録媒体５０の搬送路中、露光区分Ｘより
順次送り一つ前の未露光区分Ｙの後端側Ｙ　にならばこ
の補助露光器９２を配設することができ、この補助露光
器９２によって未露光区分Ｙの後端側Ｙ　を露光し息 ている。

ところで、この感光記録媒体５０は固定ローラ５６によ
って露光台に押し付けられた後、下降する露光台５２に
よって少し引張られることになる。

一方、補助露光器９２は感光記録媒体５０の未露光区分
Ｙの後端側Ｙ　を露光するので、感光記録媒体５０が引
張られるときに補助露光器９２が露光すれば、後端側Ｙ
　から少しずれて露光する虞が生じる。そこで、感光記
録媒体５０は下降した露光台５２に密着マスク原版１５
Ｒとともに密着固定された後に、露光装置４１が走査露
光を行っている時に、同時に補助露光器９２によって後
端側Ｙ　を露光する。そうすれば、補助露光器９２が後
端側Ｙ　から少しずれて露光することはない。

＆ 補助露光器２０の筐体本体９４ａは未露光区分Ｙの後端
側Ｙ　に位置しており、モーター０２の回転により補助
露光筐体９４は支持軸９５を中心に回転し、この筐体本
体９４ａは前記後端側Ｙ。

に密接する。このとき、補助露光ランプ９３は未露光区
分Ｙの後端側Ｙ　を露光する。なお、筐体本体９４ａは
後端側Ｙ　を密閉しているので、補助露光ランプ９３の
光はこの筐体本体９４ａから漏れてしまうことがない。

補助ランプ９３による露光が終了すると、モーター０２
は逆回転し、弓張りスプリング９７によって筐体本体９
４ａは後端側Ｙ　から離隔する。

露光装置４１によって露光が終了すると、ランプ４２が
消灯し、露光装置４１は矢印Ｂの方向に復動する。この
時、露光装置４１のフィルタユニット４４が、図示しな
い駆動源により移動し、ランプ４２の上方にはグリーン
フィルタ４４Ｇが位置する。

露光装置４１が復動する間、露光台５２はカム５３０回
転により上昇させられ、感光記録媒体５０は位置合わせ
装置３１及びマスク原版１５Ｒから離間させられる。こ
のとき、感光記録媒体５０には、カートリッジ５１の中
で感光記録媒体５０のロール回転中心でパックテンショ
ンがかけられており、露光台５２が下降するときには、
露光台５２の下降量に相当する長さが収納カートリッジ
５１の中から引き出され、また、露光が終わり露光台５
２が上昇したときには、感光記録媒体５０のたるみを取
る方向に巻き戻されるようになっている。

レッド用のマスク原版１５Ｒの露光が終了した後も、露
光台５２は所定の位置までしか上昇せず、感光記録媒体
５０は、露光台５２の左端部に押し付けられた固定ロー
ラ５６によって露光台５２に固定されたままの状態を保
っている。

次に、モノクロレーザプリンタ１により作成されたグリ
ーン用のマスク原版１５Ｇが、ＡＤＦトレイ１２、ＡＤ
Ｆ給紙ローラ１３、リカーラローラ９１、マスク原版搬
送路２１を通ってローラ対２４の直前まできたとき、ロ
ーラ対２２，２４゜２５．２７、位置合わせ装置３１の
ローラ対３２゜３３がマスク原版１５Ｒを右方向へ搬送
する方向へ回転させられ、マスク原版１５Ｒを位置合わ
せ装置３１から送り出すと同時にマスク原版１５Ｇを露
光位置に搬送して停止させる。この時、ゲート２８．２
９は実線の位置に位置し、露光済みのマスク原版１５Ｒ
はローラ対２７に挟まれ、かつ、ゲート２９をその後端
が通り過ぎた状態で、ローラ対２７の回転を停止させる
ことにより保持される。

位置合わせ装置３１に案内されたマスク原版１５Ｇはマ
スク原版１５Ｒの場合と同様に、感光記録媒体５０に対
して位置合わせが行われた後、露光台５２を下降させる
ことにより、感光記録媒体５０と密着させられる。その
後、ランプ４２を点灯させ、グリーンフィルタ４４Ｇを
介してグリーン光による露光が行われる。このとき同時
に補助露光器９２によって補助露光が同様に行われ、露
光終了後露光台５２は所定位置まで上昇させられる。露
光装置４１は原点位置に復動させられるとともに、ラン
プ４２の上方にブルーフィルタ４４Ｂが位置するように
フィルタユニット４４を移動させる。

次に、モノクロレーザプリンタ１によって作成されたブ
ルー用のマスク原版１５Ｂが同様にカラー画像記録装置
２０に給送され、ローラ対２４の直前に搬送された状態
で、ローラ対２４．２２゜２５．２６と位置合わせ装置
３１のローラ対３２゜３３が、マスク原版１５Ｇを右方
向へ搬送する方向へ回転させられ、マスク原版１５Ｇを
位置合わせ装置３１から送り出すとともにマスク原版１
５Ｂを露光位置に搬送して停止させる。この時、ゲート
２８は実線の位置、ゲート２９は破線の位置に位置し、
露光後のマスク原版１５Ｇは、ローラ対２６に挟まれ、
かつ、ゲート２９をその後端が通り過ぎた状態で、ロー
ラ対２７の回転を停止させることにより保持される。

位置合わせ装置３１に案内されたマスク原版１５Ｂは同
様の動作で、感光記録媒体５０に密着させられる。感光
記録媒体５０は、マスク原版１５Ｂを介しブルー光で露
光され、このとき、同時に補助露光器９２によって同様
に補助露光が行われる。

以上の動作により感光記録媒体５０には所望のカラー画
像の潜像が記録されたことになり、後端側Ｙ　のマイク
ロカプセルが完全に硬化される。

且 次に、露光台５２を初期位置まで上昇させ、固定ローラ
５６と露光台５２の左端部を離間させるとともに、バッ
ファ５５を矢印Ｅの方向へ移動させることにより、感光
記録媒体５０の未露光の箇所が露光台５２の下方にカー
トリッジ５１内から引き出されてくる。駆動ローラ５７
は、感光記録媒体５０を搬送し潜像の先端部分が圧力現
像装置７０の加圧ローラ７１の部分にきたときに停止さ
せる。

前記感光記録媒体５０の動きと同期して、顕色剤シート
６０は吸盤６２によりカセット６１から送りａされ、前
記感光記録媒体５０の潜像の先端に顕色剤シート６０の
先端が対応する位置まで搬送された後、停止する。

次に、図示されない駆動装置により、圧力現像装置７０
の加圧ローラ７１が矢印の方向に回転させられながら圧
接される。このとき、再び、露光台５２を所定の位置ま
で下降させることにより、露光台５２の左端に固定ロー
ラ５６が押し付けられ、感光記録媒体５０が露光台５２
に固定される。

感光記録媒体５０が顕色剤シート６０と重ねられた状態
で加圧されながら送られ、感光記録媒体５０上の未硬化
のマイクロカプセルが圧力で破壊されて、感光記録媒体
５０上の潜像に対応したカラー画像が顕色剤シート６０
上に現像される。

圧力現像装置７０の加圧ローラ７１が矢印の方向に回転
させられることにより、バッファ５５は矢印Ｆの方向に
移動させられる。顕色剤シート６０は分離ローラ６４に
より、感光記録媒体５０から剥離されるとともに、熱定
着装置８０の方向に案内される。

熱定着装置８０において、顕色剤シート６０は、ヒータ
８１で加熱し羽根車８２でケーシング８３内を循環して
いる空気により加熱され、カラー画像の発色が促進され
る。これとともに、顕色媒体を顕色剤シート６０のベー
ス紙に固定するためのバインダポリマー（結着樹脂）が
熱溶融され、表面が平滑になり、顕色剤シート６０の表
面は適度な光沢が得られる。発色と光沢処理の終了した
顕色剤シート６０は、排紙トレイ６３に排出される。

上述した一連の現像及び発色光沢処理の間、感光記録媒
体５０は露光台５２と固定ローラ５６によって挟持固定
されるので、一画面分の現像処理を行っている間に、露
光箇所では、次のカラー画像の潜像の露光処理を行うこ
とができる。

２枚目のカラー画像の露光を行う場合、まず、露光位置
にあるマスク原版１５Ｂを左方向へ送り出し、ローラ対
２７の位置で保持されているマスク原版１５Ｒを位置合
わせ装置３１へ送り込むためにローラ対２４．２２，２
５．２７と位置合わせ装置３１のローラ対３２．３３は
マスク原版１５Ｒを左方向へ搬送するように回転される
。このとき、ゲート２８．２９は実線の位置に位置して
いる。マスク原版１５Ｂはローラ対２４に挾まれ、ゲー
ト２８をその後端が通り過ぎた位置でローラ対２４の回
転を停止させ保持される。位置合わせ装置３１へ送り込
まれたマスク原版１５Ｒは、位置合わせが行われ感光記
録媒体５０に密着させられる。感光記録媒体５０はマス
ク原版１５Ｒを介しレッド光で露光される。

次に、露光位置にあるマスク原版１５Ｒを左方向へ送り
出し、ローラ対２６の位置で保持されているマスク原版
１５Ｇを位置合わせ装置３１へ送り込むためにローラ対
２２，２３，２５．２６と位置合わせ装置３１のローラ
対３２．３３はマスク原版１５Ｇを左方向へ搬送するよ
うに回転される。このとき、ゲート２８．２９は破線の
位置に位置している。マスク原版１５Ｒはローラ対２３
に挟まれ、ゲート２８をその後端が通り過ぎた位置でロ
ーラ対２３の回転を停止させることにより保持される。

位置合わせ装置３１へ送り込まれたマスク原版１５Ｇは
、位置合わせが行われ感光記録媒体５０に密着させられ
る。感光記録媒体５０はマスク原版１５Ｇを介してグリ
ーン光で露光される。

次に、露光位置にあるマスク原版１５Ｇを右方向へ送り
だし、ローラ対２４の位置で保持されているマスク原版
１５Ｂを位置合わせ装置３１へ送り込むよう同様の動作
を行い、感光記録媒体５０上にカラー画像の潜像を形成
し、顕色剤シート６０上にカラー画像を形成する。レッ
ド用、グリーン用、ブルー用のマスク原版１５Ｒ，１５
Ｇ。

１５Ｂのそれぞれを露光するときに、それぞれの露光と
同時に補助露光器９２によって感光記録媒体５０の後端
側Ｙ　を補助露光するので、この後端側Ｙ　のマイクロ
カプセルは完全に硬化される。

同様の動作を繰り返すことにより、１組のマスク原版１
５より所定の枚数のカラー画像を出力することができる
。

同一マスク原版１５からのカラー画像を必要枚数得た後
は、ローラ対２７またはローラ対２６から各マスク原版
１５を排紙トレイ３０へ排出する。

また、一連のカラー画像を露光処理している間に次のマ
スク原版１５がモノクロレーザプリンタ１から出力され
た場合は、ＡＤＦトレイ１２へ一旦、溜めておいて、前
の組の露光が終了してからＡＤＦ給紙ローラ１３により
１枚ずつカラー画像記録装置２０内へ給送される。

また、他のモノクロレーザプリンタから出力されたマス
ク原版や、以前使用したマスク原版を再度使用する場合
は、ＡＤＦトレイ１２にセットすることによりマスク原
版の入力が行える。

なお、前記実施例にあっては補助露光器９２を感光記録
媒体の搬送路中、露光台５２に位置する露光区分より順
次送り一つ前の未露光区分の後端側に配設したが、順次
送り一つ後の既露光区分の後端側に配設してもよい。

また、補助露光はレッド用、グリーン用、ブルー用のマ
スク原版１５Ｒ，１５Ｇ、１５Ｂの露光のときに、それ
ぞれ３回行わずにいずれかの１回だけでもよいが、３回
に分けて行うことにより補助露光器９２の光源か小容量
のものでも済む。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、固定部材によって
感光記録媒体を露光装置の露光位置に固定するようにし
たので、この露光位置の感光記録媒体は固定部材によっ
て引き伸ばされてシワになるのが防止され、この感光記
録媒体をキズ付けるのが防止される。また、補助露光器
を前記固定部材から離間した位置てあって前記感光記録
媒体の搬送路中に配設したので、前記固定部材の作動を
阻害することなく、感光Ｓ己録媒体の未露光部分を露光
することができ、顕色剤シートに黒色の不要な像ができ
てしまうのを防止することができる。

また、露光台に搬送されたマクス原版と感光記録媒体と
を密着させて固定した後に、補助露光器によって感光記
録媒体の限定区域を露光するようにしたので、この限定
区域はずれることなく正確に露光される。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係るカラー画像記録装置
の一実施例を示す図であり、第１図はこの装置の全体構
成図、第２図は補助露光器の正面図、第３図はこの側面
図であり、第４図は従来のカラー画像記録装置の斜視図
である。 １・・・マスク原版作成装置、１５・・・マスク原版、
４０・・・ランプ（主露光器）、４１・・・露光装置、
５０・・・感光記録媒体、５６・・・固定ローラ（固定
部材）、９２・・・補助露光器、９３・・・補助露光ラ
ンプ（光源）、９４・・・補助露光筐体（筐体）。 出願人代理人　　石　　川　　泰　　実弟 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カラー画像情報に基づき複数のマスク原版をマスク
   原版作成装置によって作成し、このマスク原版を露光装
   置の露光位置に搬送し、この露光装置によって前記マス
   ク原版を介して感光記録媒体を色分解露光し、露光され
   たカラーの潜像を現像発色させてカラー画像を記録する
   カラー画像記録装置において、前記感光記録媒体を前記
   露光位置に固定する固定部材を配設し、前記マスク原版
   を介して感光記録媒体を色分解露光する露光装置の主露
   光器に加えて、感光記録媒体の限定区域を露光するため
   の補助露光器を前記固定部材から離間した位置であって
   前記感光記録媒体の搬送路中に配設したことを特徴とす
   るカラー画像記録装置。 ２、請求項１記載のカラー画像記録装置において、前記
   主露光器の近傍に配設された露光台に搬送された前記マ
   スク原版と前記感光記録媒体とを密着させて固定した後
   に、前記補助露光器によって感光記録媒体の限定区域を
   露光するようにしたことを特徴とするカラー画像記録装
   置。