JPH06308135A - 検体仕分け装置 - Google Patents

検体仕分け装置

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JPH06308135A
JPH06308135A JP6009281A JP928194A JPH06308135A JP H06308135 A JPH06308135 A JP H06308135A JP 6009281 A JP6009281 A JP 6009281A JP 928194 A JP928194 A JP 928194A JP H06308135 A JPH06308135 A JP H06308135A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各親検体を異なる数の検査項目にそれぞれ対応
させて分注するような場合であっても、効率のよい分注
作業を能率よく適確に行なうことができる検体仕分け装
置を提供すること。 【構成】親検体が入った親検体容器11T,12T,13T を第1
の搬送路41a,41b に沿って搬送する第1搬送手段41,42
と、第1の搬送路41a,41b に設けられ、親検体容器11T,
12T,13T から親検体を分取する手段33と、親検体容器11
T,12T,13T に付された検体認識情報を読み取る検体認識
情報読取り手段71〜74と、子検体容器21T,22T,23T を第
2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手段43,45 と、第
2の搬送路に設けられ、前記分取手段33により分取され
た親検体を読み取った検体認識情報に応じた数の子検体
容器21T,22T,23T に分注する手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採取した血液等の液体
状の検体(以下、「親検体」という。)を収容した親検
体容器からその親検体を分取し、これを各種検査,分析
等を行なうための検体(以下、「子検体」という。)と
して子検体容器へ所定量ずつ分注するための検体仕分け
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、親検体容器としての試験管か
ら親検体を取出し、これを子検体容器としての他の複数
の試験管に分注する場合、一括式検体仕分け装置(分取
分注装置)が使用されている。この装置は、親検体容器
である試験管から取出した親検体を、予め設定された
数、たとえば5本の空の試験管に所定量ずつ分注し、こ
れを移送手段によって各種検査,分析等を行なう位置ま
で移送する如く構成されたものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の一括式
検体仕分け装置では、全親検体を一定数の検査項目(た
とえば5項目)に対応させて分注することしかできなか
った。このため、各親検体を異なる数の検査項目にそれ
ぞれ対応させて分注するような場合には、子検体を入れ
る試験管本数に過不足が生じることがあった。したがっ
て、処理効率が低いという問題があった。
【0004】また、処理能力を高めるためには複数台の
装置の同時並行運転が行なわれることになるが、その場
合、各装置相互間の連係をとる手段が格別にはなかっ
た。このため、各装置の稼働効率にバラツキが生じ、各
装置間の負荷分担がアンバランスになり易く、故障が発
生し易いという問題があった。
【0005】そこで本発明は、各親検体を異なる数の検
査項目にそれぞれ対応させて分注するような場合であっ
ても、効率のよい分注作業を能率よく適確に行なうこと
ができる検体仕分け装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】また本発明は、複数台の装置を連結するこ
とにより、さらに効率のよい検体仕分け装置を提供する
ことを目的としている。さらに本発明は、複数台の装置
を同時に動作させる場合でも、各装置の負荷を均等化で
き、故障発生が少なく、しかもたとえ一部の装置が故障
した場合でも、システム全体を停止させずに済み、連続
運転が可能な検体仕分け装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は、親検体を収容し検体認識情
報を付与された親検体容器を装置本体内へ導入移送する
ための第1の移送手段と、第1の移送手段にて装置本体
へ導入移送された前記親検体容器を分取分注操作域に移
送する第2の移送手段と、分注されるべき検体の検体認
識情報を付与された空の子検体容器を供給する手段と、
この手段にて供給される子検体容器を前記分取分注操作
域に移送する第3の移送手段と、前記分取分注操作域に
設置され、この操作域に移送されてきた前記親検体容器
から親検体を分取し、分取した親検体をこの操作域に移
送されてきた前記空の子検体容器に分注する分取分注装
置と、この分取分注装置による分取操作終了後の親検体
容器を装置本体外へ導出移送する第4の移送手段と、前
記分取分注装置にて分注操作終了後の子検体容器を装置
本体外へ導出移送する第5の移送手段と、前記第1〜第
5の移送手段の適所に設置され前記各検体容器の到来を
検知して上記各検体容器の移送を一時停止させる移送停
止手段と、この移送停止手段にて移送を停止させられた
各検体容器に付与されている検体認識情報を読み取る検
体認識情報読取手段と、この検体認識情報読取手段にて
読取られた前記検体認識情報と予め設定された前記各親
検体毎に対応した所要の分注数,分注量等の情報とに基
づいて前記親検体容器および子検体容器の移送制御およ
び前記分取分注装置の動作制御等を行なう制御手段とを
備えるようにした。
【0008】また、前記分取分注装置は、前記親検体容
器から親検体を分取する動作と、この分取された親検体
を前記子検体容器へ分注する動作とを、一対の分取分注
機構により交互に行なう如く設けられていることが好ま
しい。
【0009】さらに、前記第1の移送手段および前記第
4の移送手段および前記第5の移送手段は、当該装置に
おける各移送手段の入口が他の装置における各対応する
移送手段の各出口とそれぞれ連結可能であり、当該装置
における各移送手段の出口が他の装置における対応する
移送手段の各入口とそれぞれ連結可能な如く設けられて
いることが好ましい。
【0010】一方、親検体が入った親検体容器を第1の
搬送路に沿って搬送する第1搬送手段と、前記第1の搬
送路に設けられ、前記親検体容器から前記親検体を分取
する分取手段と、前記親検体容器に付された検体認識情
報を読み取る検体認識情報読取り手段と、子検体容器を
第2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手段と、前記第
2の搬送路に設けられ、前記分取手段により分取された
前記親検体を読み取った検体認識情報に応じた数の前記
子検体容器に分注する分注手段とを備えるようにした。
【0011】また、前記分取手段は搬送中の前記親検体
容器を分取のために一時停止させる第1停止手段を具備
し、前記分注手段は搬送中の子検体容器を分注のために
一時停止させる第2停止手段を具備することが好まし
い。
【0012】さらに、前記分取手段はパイプと、このパ
イプの一端に設けられた吸引手段と、他端に設けられた
チップ取付手段と、このチップ取付手段に取り付けられ
た使い捨てのチップを備え、前記分注手段はパイプと、
このパイプの一端に設けられた吐出手段と、他端に設け
られたチップ取付手段と、このチップ取付手段に取り付
けられた使い捨てのチップを備えていることが好まし
い。
【0013】さらにまた、前記分取手段及び分注手段は
2組設けられ、一方の組と他方の組とが前記親検体容器
から親検体を分取する動作と、この分取された親検体を
前記子検体容器へ分注する動作とを交互に行なうことが
好ましい。
【0014】また一方、親検体が入った親検体容器を供
給する手段に接続される第1親検体容器供給口と、第1
の子検体容器供給手段に接続される第1子検体容器供給
口と、親検体容器を排出する第1親検体容器排出口と、
前記第1親検体容器供給口に接続され、親検体容器を第
1の搬送路に沿って搬送する第1搬送手段と、第1の搬
送路に設けられ、親検体容器から親検体を分取する第1
分取手段と、前記第1分取手段で分取されない親検体を
有する親検体容器を第1親検体容器排出口へ排出する第
1排出手段と、前記第1子検体容器供給口に接続され、
子検体容器を第2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手
段と、第2の搬送路に設けられ、前記第1分取手段によ
り分取された親検体を検体認識情報に応じて子検体容器
に分注する第1分注手段とを具備する第1の検体分取分
注装置と、前記第1親検体容器排出口に接続される第2
親検体容器供給口と、第2の子検体容器供給手段に接続
される第2子検体容器供給口と、親検体容器を排出する
第2親検体容器排出口と、前記第1親検体容器排出口に
接続され、親検体容器を第3の搬送路に沿って搬送する
第3搬送手段と、第3の搬送路に設けられ、親検体容器
から親検体を分取する第2分取手段と、前記第2分取手
段で分取されない親検体を有する親検体容器を第2親検
体容器排出口へ排出する第3排出手段と、前記第2の子
検体容器供給口に接続され、子検体容器を第4の搬送路
に沿って搬送する第4搬送手段と、第4の搬送路に設け
られ、前記第2分取手段により分取された親検体を子検
体容器に分注する手段を具備する第2の検体分取分注装
置とを備えるようにした。
【0015】また一方、親検体が入った親検体容器を供
給する手段に接続される第1親検体容器供給口と、第1
の子検体容器供給手段に接続される第1子検体容器供給
口と、親検体容器を排出する第1親検体容器排出口と、
第1子検体容器を排出する第1子検体容器排出口と、前
記第1親検体容器供給口に接続され、親検体容器を第1
の搬送路に沿って搬送する第1搬送手段と、第1の搬送
路に設けられ、親検体容器から親検体を分取する第1分
取手段と、前記第1分取手段で分取されない親検体を有
する親検体容器を第1親検体容器排出口へ排出する第1
排出手段と、前記第1子検体容器供給口に接続され、子
検体容器を第2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手段
と、第2の搬送路に設けられ、前記第1分取手段により
分取された親検体を検体認識情報に応じて子検体容器に
分注する第1分注手段と具備する第1の検体分取分注装
置と、前記第1親検体容器排出口に接続される第2親検
体容器供給口と、第1子検体容器排出口に接続される第
2子検体容器供給口と、親検体容器を排出する第2親検
体容器排出口と、子検体容器を排出する第2子検体容器
排出口と、前記第1親検体容器排出口に接続され、親検
体容器を第3の搬送路に沿って搬送する第3搬送手段
と、第3の搬送路に設けられ、親検体容器から親検体を
分取する第2分取手段と、前記第2分取手段で分取され
ない親検体を有する親検体容器を第2親検体容器排出口
へ排出する第3排出手段と、前記第2の子検体容器供給
口に接続され、子検体容器を第4の搬送路に沿って搬送
する第4搬送手段と、第4の搬送路に設けられ、前記第
2分取手段により分取された親検体を子検体容器に分注
する手段とを具備する第2の検体分取分注装置とを備え
るようにした。
【0016】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。 (1)本装置は基本的に単一の検体容器を個別に制御す
る個別式検体仕分け装置である為、たとえ各親検体を異
なる数の検査項目にそれぞれ対応させて分注するような
場合であっても、子検体容器の数に過不足が生じる虞が
なく、効率のよい分注作業を行なえる。そしてすべての
動作が自動制御されるので、検体が人体に触れて汚染さ
れる等の虞がなく、しかも適確に分注作業を遂行するこ
とが出来る。 (2)分取分注装置において、分取動作と分注動作とが
一対の分取分注機構により交互に行なわれるので、分取
分注処理時間が短縮され、処理スピードの向上がはかれ
る。 (3)本装置はユニット式になっており、処理すべき検
体量の増大に応じて、当該装置の第1の移送手段、第4
の移送手段、第5の移送手段と、他の装置の対応する移
送手段とを、それぞれ直列的に結合することにより、複
数の装置を連係動作させることが可能である。このた
め、当該装置での一つの親検体についての分注作業が長
引いているような場合、次の親検体についての分注作業
は他の装置に転送して行なうようにすればよく、作業能
率のよい検体の仕分け分注を行なうことができる。ま
た、当該装置に故障が生じても他の装置で代替処理する
ことができるので、システム全体を停止させずに済むこ
とになる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る検体仕分け装
置の概略を示す平面図である。図1において、1,2は
それぞれユニット化され、相互に連結された検体仕分け
装置である。なお、図示していないが、検体仕分け装置
2の図中右方には別の検体仕分け装置が複数配置されて
いる。この装置1において10は親検体搬送体群、20
は子検体搬送体群、30は分取分注装置、41〜45は
第1〜第5の移送手段としての移送レーン、51〜54
は容器検出センサ、61〜64はストッパ、71〜74
は検体認識情報を読み取るバーコードリーダ、130〜
134,140は移送方向転換器、90は検体情報メモ
リ、100は仕分け制御器である。110はバーコード
プリンタ、120はラベル貼付機である。なお、親検体
搬送体群10は親検体搬送体11,12,13及び図示
しない多数の親検体搬送体から構成されており、また、
子検体搬送体群20は子検体搬送体21,22,23及
び図示しない多数の子検体搬送体から構成されている。
【0018】親検体搬送体群10の各親検体搬送体11
〜13等は同一構造であり、ここでは、代表として親検
体搬送体11,12を図2及び図3に示す。すなわち、
親検体搬送体11,12はその内部に親検体を収容し、
首部に検体認識情報としてのバーコードラベル11a,
12aが貼付された試験管からなる親検体容器11T,
12Tと、これら親検体容器11T,12Tを、円筒状
のホルダー11H,12Hにて保持した状態のものであ
る。各ホルダー11H,12Hの外周にはそれぞれ二つ
のリング状をなす溝部R1,R2が設けられている。各
R1は後述するガイドレール41aおよび41bに係合
しており、各R2は後述するストッパ61〜64と係合
可能となっている。
【0019】図1に説明を戻す。子検体搬送体群20の
各子検体搬送体21〜23等も各親検体搬送体11〜1
3と同様に構成されている。なお子検体搬送体群20の
各子検体搬送体21〜23等は、当初は空の状態になっ
ている。
【0020】分取分注装置30は、当該検体仕分け装置
1内のほぼ中央部に位置する分取分注操作域に設置され
ている。一対の分取分注機構30A,30Bを有してい
る。第1の分取分注機構30Aは、第1,第3移送レー
ン41,43に直交するように配置されたガイドバー3
1と、このガイドバー31に沿って摺動可能な吸引器本
体32を備えている。この吸引器本体32は検体容器内
の検体(液体等)を吸入・吐出するための吸引具33を
有している。図4に示すように、吸引具33は一端を吸
引器本体32内に設けられた図示しないエア式吸引装置
に接続されているパイプ34と、このパイプ34の他端
に取り付けられ内部に貫通穴が設けられた弾性部材から
なる円柱状のチップ取付け栓35と、この取付け栓35
の外周に装着された使い捨てタイプのチップ36から構
成されている。
【0021】図1に説明を戻す。第2の分取分注機構3
0Bも第1の分取分注機構30Aと同様に構成されてい
る。37はガイドバー、38は吸引器本体、39は吸引
具を示している。なお、吸引具33と39とは、吸引器
本体32と38とがすれ違う際、互いに相手を避けて通
過し得るように、予め前後に位置をずらして支持されて
おり、かつ分取時または分注時には検体容器内部まで下
降動作できるように設けられている。
【0022】第1〜第5の移送レーン41〜45は、第
1の移送レーン41を代表して図2に示すように構成さ
れている。すなわち、第1の移送レーン41はホルダー
移送用のベルトコンベア41cと、ガイドレール41
a,41bとから構成されている。ガイドレール41
a,41bはホルダー11H、12Hの溝部R1と係合
することにより、親検体容器11T,12Tを保持して
いるホルダー11H、12Hを転倒させずに安定に移送
する如く案内するためのものである。
【0023】図1に説明を戻す。第1の移送レーン41
は、当該装置1の図中左方の入口端部41dから親検体
を収容した親検体容器11T,12T,13T(13T
は不図示)を含む各親検体搬送体11〜13等を順次装
置本体内へ導入移送し、他方の出口端部41eから、各
親検体搬送体11〜13等を装置本体外へ導出移送可能
な如く構成され、本体外へ導出されたものは装置2の第
1の移送レーンに導入される。
【0024】第1の移送レーン41の入口近傍には各親
検体搬送体11〜13等の到来を検知するセンサ51
と、このセンサ51からの信号によって各親検体搬送体
11〜13等の移送を一時停止させるストッパ61とが
設置されている。また、ストッパ61によって一時停止
した各親検体搬送体11〜13等の各親検体容器11
T,12T,13T(13Tは不図示)等に付与されて
いるバーコードラベル11a,12a,13a(13a
は不図示)等を読み取るバーコードリーダ71が設けら
れている。なお、バーコードラベル11a〜13a等は
各親検体11T〜13T等を囲むように設けられている
ため、各親検体搬送体11〜13がどの方向を向いてい
てもバーコドリーダ71によって読み取ることが可能で
ある。
【0025】ストッパ61〜64は、ストッパ61を代
表して図2及び図3に示すように構成されている。すな
わち、ストッパ61はガイドレール41bの外側に設置
されており、かつベルトコンベア41cの進行方向とは
直角な方向に進退動作するエア・ピストン/シリンダ・
デバイス等からなるストッパ本体61aと、このストッ
パ本体61aの先端に設けられ、ストッパ本体61aの
動作に応じてガイドレール41bに設けられた孔部から
ベルトコンベア41c上に適時突出し、各ホルダー11
H,12Hのいずれかの溝部R2に係合して、任意の親
検体搬送体11〜13等より以降のものを一時的に一斉
停止させることが可能なストップ棒61bとからなって
いる。
【0026】図1に説明を戻す。第1の移送レーン41
の途中には後述する第2の移送レーン42への分岐部P
1が設けられている。この分岐部P1には、図7,図8
に示すような移送方向転換器140が設けられている。
この移送方向転換器140は、平行に配置された押し出
しシリンダ141とストッパシリンダ142を備えてい
る。これら押し出しシリンダ141とストッパシリンダ
142は第1の移送レーン41の移送方向に直角に作動
する。押し出しシリンダ141はストッパシリンダ14
2の第1の移送レーンの移送方向に対して上流側に位置
している。押し出しシリンダ141の先端には押し出し
シリンダ141の作動時に移送レーン内に突出する押し
出し具143が設けられている。押し出し具143は直
方体に形成されており、後述するストッパ144が通じ
る切欠部143aが設けられている。ストッパシリンダ
142の先端にはストッパシリンダ142の作動時に移
送レーンに押し出し具143を越えて突出し、親検体搬
送体及び子検体搬送体が係合するストッパ144が設け
られている。
【0027】このように構成された移送方向転換器14
0では、親検体搬送体11〜13等が移送されてきた場
合には、ストッパシリンダ142を作動させ、ストッパ
144により上述した搬送体を止める。続いて、押し出
しシリンダ141を作動させ、ストッパ144により停
止させられた搬送体を押し出し、スムーズに移送方向を
転換することが可能である。
【0028】移送方向転換器140は、仕分け制御器1
00からの指令によって分岐部P1においてベルトコン
ベア41c上に所定タイミングで作動することにより、
親検体搬送体群10のうち所定の親検体搬送体を、分岐
部P1において第1の移送レーン41から第2の移送レ
ーン42に移し換える機能を有している。
【0029】第2の移送レーン42は、第1の移送レー
ン41と直交するようにして接続されており、親検体搬
送体群10から所定の親検体搬送体11〜13等を第1
の移送レーン41から受取る。第2の移送レーン42
は、第1の移送レーン41と平行するように90度曲
り、分取分注装置30を経由し、さらに90度曲り、後
述する第4の移送レーン44に直交するように合流させ
る如く構成されている。
【0030】第2の移送レーン42の分取分注操作域3
0を通過する部分には、各親検体搬送体11〜13等の
到来を検知するセンサ52と、このセンサ52からの信
号によって各親検体搬送体11〜13等の移送を一時停
止させるストッパ62と、このストッパ62によって一
時停止した各親検体搬送体11〜13等の各容器11
T,12T,13Tに付与されたバーコードラベル11
a,12a,13aを読み取るバーコードリーダ72と
が設けられている。また、第2の移送レーン42の上述
した90度曲がる部分及び第4の移送レーン44との合
流部分にはそれぞれ移送方向転換器130,131,1
32が設けられている。
【0031】第3の移送レーン43は、当該装置1の一
方の端部に接続した子検体容器供給手段(不図示)から
供給された空の子検体容器およびホルダーからなる子検
体搬送体群21〜23等を装置内へ導入移送し、分取分
注操作域30を経由して後述する第5の移送レーン45
に直交するようにして合流させる如く構成されている。
【0032】第3の移送レーン43の入口近傍には、後
述する検体情報メモリ90に設定記憶された情報に基づ
いて検体認識情報をバーコード化してラベルに印刷する
バーコードプリンタ110と、このバーコードプリンタ
110で印刷されたバーコードラベルを例えば子検体搬
送体21〜23等の各子検体容器21T,22T,23
T(21T〜23Tは不図示)の所定箇所に貼付するラ
ベル貼付機120とが設置されている。
【0033】またラベル貼付機120に隣接して、子検
体搬送体21〜23等の到来を検知するセンサ53と、
このセンサ53からの信号によって子検体搬送体21〜
23等の移送を一時停止させるストッパ63と、このス
トッパ63によって一時停止した子検体搬送体21〜2
3等のそれぞれの子検体容器21T〜23Tに付与され
たバーコードラベルを読み取るバーコードリーダ73と
が設けられている。
【0034】さらに、第3の移送レーン43の分取分注
操作域通過部には、子検体搬送体21〜23等の到来を
検知するセンサ54と、このセンサ54からの信号によ
って子検体搬送体21〜23等の移送を一時停止させる
ストッパ64と、このストッパ64によって一時停止し
た各子検体搬送体21〜23等のそれぞれの子検体容器
21T〜23T等に付与されたバーコードラベルを読み
取るバーコードリーダ74とが設けられている。また、
第3の移送レーン43の上述した90度曲がる部分及び
第5の移送レーン45との合流部分には移送方向転換器
133,134が設けられている。
【0035】第4の移送レーン44は、当該検体仕分け
装置1の一方の入口端部から、他の検体仕分け装置にお
いて分取操作済みの親検体容器を含む親検体搬送体群を
装置本体内へ導入移送し、他方の出口端部から親検体搬
送体群を装置本体外へ導出移送する如く構成されてい
る。また、この第4の移送レーン44の途中には、第1
の移送レーン41からの合流部P4が設けられている。
【0036】第5の移送レーン45は、当該検体仕分け
装置1の一方の入口端部から、他の検体仕分け装置にお
いて分注操作済みの子検体容器を含む子検体搬送体群を
装置本体内へ導入移送し、他方の出口端部から子検体搬
送体群を装置本体外へ導出移送する如く構成されてい
る。また、この第5の移送レーン45の途中には、第3
の移送レーン43からの合流部P5が設けられている。
【0037】なお、第1の移送レーン41および第4の
移送レーン44および第5の移送レーン45は、当該装
置1における各移送レーンの入口が他の装置における各
対応する移送レーンの各出口とそれぞれ着脱自在に連結
可能な如く設けられている。また、当該装置1における
各移送レーンの出口が他の装置における対応する移送レ
ーンの各入口とそれぞれ着脱自在に連結可能な如く設け
られている。
【0038】検体情報メモリ90には、各親検体毎に対
応した所要の分注数,分注量等の処理情報が予め設定記
憶されており、適時読出し可能となっている。仕分け制
御器100は、検体情報メモリ90に記憶されている検
体情報およびバーコードリーダ71〜74にて読取られ
た検体認識情報に基づいて、親検体搬送体群10および
子検体搬送体群20の移送制御および分取分注装置30
の動作制御等を行なうものとなっている。
【0039】移送方向転換器130の内側のレールを切
り欠いて設け、レーンの下に設けられたモータ131
と、その軸に取り付けられたレーン内に設けられた円柱
状の取付具132と、この取付具132にモータの軸に
対して直角に取り付けられ、90度の間隔で配置された
ゴム製の4本の弾力性棒133を備えている。この移送
方向転換器130は親検体搬送体群10の移送方向が図
中矢印X方向の場合は図7中時計回り方向に回転してい
る。
【0040】このように構成された移送方向転換器13
0では、親検体搬送体11〜13等及び子検体搬送体2
1〜23等が移送されてきた場合には、スムーズに移送
方向を転換することが可能である。
【0041】このように構成された検体仕分け装置にお
いては、検体の分取・分注操作が次の如く行なわれる。
先ず装置を作動させる前の準備として、処理すべき検体
の量等に応じて適当な数の検体仕分け装置を用意する。
そして各装置における第1の移送レーン41および第4
の移送レーン44および第5の移送レーン45の各入口
を隣接する他の装置における各対応する移送レーンの各
出口とそれぞれ連結し、さらに各装置における各移送レ
ーンの出口を隣接する他の装置における対応する移送レ
ーンの各入口とそれぞれ連結する。
【0042】また、各検体仕分け装置の第3の移送レー
ン43の入口には空の子検体容器を供給する図示しない
空容器供給部を接続する。また、最上流部に位置する検
体仕分け装置(例えば当該装置1)の第1の移送レーン
41の入口には、親検体容器を供給する親検体容器供給
部を接続する。また、最下流部に位置する検体仕分け装
置(例えば他の装置2)の第4の移送レーン44の出口
には分取操作済みの親検体容器回収部を接続し、第5の
移送レーン45の出口には分注操作済みの子検体容器回
収部を接続する。
【0043】このように準備された複数の検体仕分け装
置からなる検体仕分けシステム全体を作動させると、ま
ず親検体容器供給部から各親検体容器を保持する親検体
搬送体11〜13等が第1の移送レーン41により当該
装置1の内部に順次導入される。導入された親検体搬送
体群10のうち、最初の親検体搬送体11が所定位置ま
で移送されてくると、この親検体搬送体11はセンサ5
1によって検知され、ストッパ61が作動する。このた
め親検体搬送体11の進行が一時停止する。そしてバー
コードリーダ71によって親検体容器11Tに貼付され
ているバーコードラベル11aのバーコードが読み取ら
れ、このバーコードに基づいて仕分け制御器100へ検
体認識情報が入力する。仕分け制御器100は検体情報
メモリ90に予め記憶されている各親検体毎に対応する
分注数,分注量等の情報を読出す。かくして仕分け制御
器100は、入力した各情報に基づいて、各搬送体の移
送制御および分取分注装置30の動作制御を次々に行な
うように作動する。
【0044】ストッパ61が解除されると、各親検体搬
送体11〜13等が再び移動を開始する。そして先頭の
親検体搬送体11が分岐部P1に差し掛かったときに、
移送方向転換器140が制御信号に基づいて作動する
と、親検体搬送体11は第1の移送レーン41から第2
の移送レーン42に移し換えられる。第2の移送レーン
42に移し換えられた親検体搬送体11が分取分注装置
30まで移送されると、センサ52にて検知され、スト
ッパ62にて一時停止させられる。ここで、バーコード
リーダ72によって親検体容器11Tに貼付されている
バーコードラベル11aのバーコードが読み取られる。
【0045】一方、空の子検体容器21T,22T,2
3Tを保持する各子検体搬送体21〜23等は、第3の
移送レーン43により装置本体の内部へ導入される。同
時に仕分け制御器100からの制御信号に基づいて、バ
ーコードプリンタ110が作動し、親検体容器11T内
の親検体に応じた検体認識情報がバーコード化され、バ
ーコードラベルに印刷される。そして、このバーコード
ラベルは、ラベル貼付機120によって上記供給された
空の子検体容器21T,22T,23Tの所定箇所に貼
付される。この空の子検体容器21T,22T,23T
を備えた各子検体搬送体21〜23等は、センサ53に
て検知され、ストッパ63によって一時停止させられ
る。ここで、バーコードリーダ73によってバーコード
の検体認識情報が正確なものか否かが確認され、正確で
あることが確認されるとストッパ63が解除される。か
くして子検体容器を含む各子検体搬送体21〜23等は
第3の移送レーン43によって分取分注装置30まで移
送され、ストッパ64によって所定位置に一時停止させ
られる。ここで、バーコードリーダ74によって子検体
容器21T,22T,23Tに貼付されているバーコー
ドラベル11aのバーコードが読み取られ、バーコード
の検体認識情報が正確なものか否かが確認される。この
1対1の処理により、検体の取り間違いがなくなる。
【0046】分取分注装置30では分取分注作業が以下
の如く行なわれる。すなわち、第1の分取分注機構30
Aでは吸引器本体32に取り付けられた吸引具33の先
端が停止中の親検体搬送体11の親検体容器11Tの内
部まで挿入される。続いて、エア式吸引装置が作動し、
検体を所定量だけ吸引保持する。しかるのち吸引具33
が引き出され、ストッパ64にて一時停止している先頭
の子検体搬送体21の子検体容器21Tの上方位置まで
移動する。ここで吸引装置を逆作動させると、吸引具3
3内の親検体が子検体容器21Tの中へ、検体情報メモ
リ90の情報に基づく定められた量だけ吐出分注され
る。同様にして第2の分取分注機構30Bによっても分
取分注作業が行なわれる。ただし第2の分取分注機構3
0Bによる分注作業は第2番目の子検体容器22Tに対
して行なわれる。この様にして複数の子検体容器に対し
ての分注作業が行なわれる。このとき、第1の分取分注
機構30Aと第2の分取分注機構30Bとは、半サイク
ル分だけタイミングがずれた状態、すなわち第1の分取
分注機構30Aで分取作業が行われているときは、第2
の分取分注機構30Bで分注作業が行われるようになっ
ている。
【0047】分取分注作業が終了すると、一方において
ストッパ62が解除され、分取操作終了済みの親検体容
器11Tを有する搬送体11の移送が再開される。合流
部P4まで移送された親検体搬送体11は、第4の移送
レーン44に合流し、第4の移送レーン44の出口から
当該装置1の外部へ送出される。他方においてストッパ
64が解除され、分注操作終了済みの子検体容器21
T,22T,23T等を保持する子検体搬送体21〜2
3等が再び移送を開始する。合流部P5まで移送された
子検体搬送体21〜23等は、第5の移送レーン45に
合流し、第5の移送レーン45の出口から当該装置1の
外部へ送出される。
【0048】ところで上記分取分注操作において、仕分
け制御器100の制御信号により、移送方向転換器14
0にて第2の移送レーン42に移送されなかった例えば
親検体搬送体12は、そのまま第1の移送レーン41の
出口から当該装置外へ送出される。そしてこの当該装置
外へ送出された親検体搬送体12は、隣接する検体仕分
け装置2の第1の移送レーン41の入口から導入され、
上述した検体仕分け装置1と同様の処理がほぼ同時に行
なわれる。
【0049】このように本実施例の装置は、基本的には
単一の検体容器を個別に制御する個別式検体仕分け装置
である為、たとえ各親検体を異なる数の検査項目にそれ
ぞれ対応させて分注するような場合であっても、子検体
容器21T,22T,23T等の数に過不足が生じる虞
がなく、効率のよい分注作業を行なえる。そしてすべて
の動作が検体情報メモリ90や仕分け制御器100によ
り自動制御されるので、検体が人体に触れて汚染される
等の虞がなく、しかも迅速確実に分注作業を遂行するこ
とが出来る。また分取分注装置30において、分取動作
と分注動作とが一対の分取分注機構30A,30Bによ
り半サイクルずれるようにして交互に行なわれるので、
分取分注処理時間の短縮が図られ、処理スピードの向上
がはかれる。
【0050】また本実施例によれば、ユニット化された
検体仕分け装置が複数台配置され、各装置の第1,第
4,第5の各移送レーンが直列的に結合されているた
め、検体の分取分注操作の連係処理が可能となる。した
がって各装置に作業負荷を均一に加えることができ、仕
分・分注作業の効率を高めることができる。さらに一つ
の検体仕分け装置たとえば当該装置1の分取分注装置3
0等が故障しても、この装置1の移送方向転換器140
を作動させなければ、第1の移送レーン41が動作して
いる限り親検体搬送体11〜13等は次の検体仕分け装
置2へ送り込まれることになる。このため一つの装置に
トラブルが発生した時においても、システム全体として
は運転を停止させずに済み、連続運転することが可能と
なる。なお本実施例の装置はユニット式であるので、必
要な検体の処理量に応じて接続するユニット数を増減さ
せればよく、従来のように検体処理量の増減に応じて、
検体仕分け装置の設計変更をする必要がない。
【0051】上述した実施例では第2の移送レーン42
としてクランク状に曲げられたものを用いているが、第
1の移送レーン41と第3の移送レーン43との間を直
線で接続するようにしてもよい。
【0052】また、移送方向転換器として図5,図6,
図7,図8に示したものを用いているが、移送方向転換
器としては、図9,図10に示すような移送方向転換器
81を上述した実施例における130及び140の代わ
りに用いてもよい。すなわち、第1,第2,第3の移送
レーン41,42,43における直角に移送方向が変わ
る位置の外側に配置するようにしてもよい。移送方向転
換器81は、図示しないシリンダに接続され第1の移送
レーン41の移送方向に直交する棒状の部材81aと、
この部材81aの先端に設けられ親検体搬送体を保持す
る部材81b,81cから構成されている。この移送方
向転換器81は、第1の移送レーン41のガイドレール
41bの外側に設置されており、ベルトコンベア41c
の進行方向と直角な方向に進退動作するように設けられ
ている。なお、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、各親検体を例えば異な
る数の検査項目にそれぞれ対応させて分注するような場
合であっても、効率のよい分注作業を能率よく適確に行
なうことができ、複数台の装置を同時に動作させる場合
でも、各装置の負荷を均等化でき、故障発生が少なく、
しかもたとえ一部の装置が故障した場合でも、システム
全体を停止させずに済み、連続運転が可能な検体仕分け
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る検体仕分け装置の概略
を示す平面図。
【図2】同装置の移送レーンと検体搬送体とストッパの
斜視図。
【図3】同装置の移送レーンと検体搬送体とストッパの
平面図。
【図4】同装置の吸引具を示す斜視図。
【図5】同装置の移送方向転換器の一例を示す平面図。
【図6】同装置の移送方向転換器の一例を示す斜視図。
【図7】同装置の移送方向転換器の他の例を示す平面
図。
【図8】同装置の移送方向転換器の他の例を示す斜視
図。
【図9】同装置の移送方向転換器のさらに他の例を示す
平面図。
【図10】同装置の移送方向転換器のさらに他の例を示
す斜視図。
【符号の説明】
1,2〜…検体仕分け装置 10…親検体搬送体
群 11,12〜…各親検体搬送体 20…子検体搬送体
群 21,22〜…各子検体搬送体 30…分取分注装置 41〜45…第1〜第5の移送手段としての移送レーン 51〜54…容器検出センサ 61〜64…ストッ
パ 71〜74…検体認識情報を読み取るバーコードリーダ 81,130,131,132,140…移送方向転換
器 90…検体情報メモリ 100…仕分け制御
器 110…バーコードプリンタ 120…ラベル貼付
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 1/00 101 K 7519−2J 35/02 C 7370−2J

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親検体を収容し検体認識情報を付与された
    親検体容器を装置本体内へ導入移送するための第1の移
    送手段と、 第1の移送手段にて装置本体へ導入移送された前記親検
    体容器を分取分注操作域に移送する第2の移送手段と、 分注されるべき検体の検体認識情報を付与された空の子
    検体容器を供給する手段と、 この手段にて供給される子検体容器を前記分取分注操作
    域に移送する第3の移送手段と、 前記分取分注操作域に設置され、この操作域に移送され
    てきた前記親検体容器から親検体を分取し、分取した親
    検体をこの操作域に移送されてきた前記空の子検体容器
    に分注する分取分注装置と、 この分取分注装置による分取操作終了後の親検体容器を
    装置本体外へ導出移送する第4の移送手段と、 前記分取分注装置にて分注操作終了後の子検体容器を装
    置本体外へ導出移送する第5の移送手段と、 前記第1〜第5の移送手段の適所に設置され前記各検体
    容器の到来を検知して上記各検体容器の移送を一時停止
    させる移送停止手段と、 この移送停止手段にて移送を停止させられた各検体容器
    に付与されている検体認識情報を読み取る検体認識情報
    読取手段と、 この検体認識情報読取手段にて読取られた前記検体認識
    情報と予め設定された前記各親検体毎に対応した所要の
    分注数,分注量等の情報とに基づいて前記親検体容器お
    よび子検体容器の移送制御および前記分取分注装置の動
    作制御等を行なう制御手段とを備えてなることを特徴と
    する検体仕分け装置。
  2. 【請求項2】前記分取分注装置は、前記親検体容器から
    親検体を分取する動作と、この分取された親検体を前記
    子検体容器へ分注する動作とを、一対の分取分注機構に
    より交互に行なう如く設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の検体仕分け装置。
  3. 【請求項3】前記第1の移送手段および前記第4の移送
    手段および前記第5の移送手段は、当該装置における各
    移送手段の入口が他の装置における各対応する移送手段
    の各出口とそれぞれ連結可能であり、当該装置における
    各移送手段の出口が他の装置における対応する移送手段
    の各入口とそれぞれ連結可能な如く設けられていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の検体仕分け装
    置。
  4. 【請求項4】親検体が入った親検体容器を第1の搬送路
    に沿って搬送する第1搬送手段と、 前記第1の搬送路に設けられ、前記親検体容器から前記
    親検体を分取する分取手段と、 前記親検体容器に付された検体認識情報を読み取る検体
    認識情報読取り手段と、 子検体容器を第2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手
    段と、 前記第2の搬送路に設けられ、前記分取手段により分取
    された前記親検体を読み取った検体認識情報に応じた数
    の前記子検体容器に分注する分注手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする検体仕分け装置。
  5. 【請求項5】前記分取手段は搬送中の前記親検体容器を
    分取のために一時停止させる第1停止手段を具備し、前
    記分注手段は搬送中の子検体容器を分注のために一時停
    止させる第2停止手段を具備することを特徴とする請求
    項4に記載の検体仕分け装置。
  6. 【請求項6】前記分取手段はパイプと、このパイプの一
    端に設けられた吸引手段と、他端に設けられたチップ取
    付手段と、このチップ取付手段に取り付けられた使い捨
    てのチップを備えていることを特徴とする請求項4また
    は5に記載の検体仕分け装置。
  7. 【請求項7】前記分注手段はパイプと、このパイプの一
    端に設けられた吐出手段と、他端に設けられたチップ取
    付手段と、このチップ取付手段に取り付けられた使い捨
    てのチップを備えていることを特徴とする請求項4,5
    または6に記載の検体仕分け装置。
  8. 【請求項8】前記分取手段及び分注手段は2組設けら
    れ、一方の組と他方の組とが前記親検体容器から親検体
    を分取する動作と、この分取された親検体を前記子検体
    容器へ分注する動作とを交互に行なうことを特徴とする
    請求項4,5,6または7に記載の検体仕分け装置。
  9. 【請求項9】親検体が入った親検体容器を供給する手段
    に接続される第1親検体容器供給口と、第1の子検体容
    器供給手段に接続される第1子検体容器供給口と、親検
    体容器を排出する第1親検体容器排出口と、前記第1親
    検体容器供給口に接続され、親検体容器を第1の搬送路
    に沿って搬送する第1搬送手段と、第1の搬送路に設け
    られ、親検体容器から親検体を分取する第1分取手段
    と、前記第1分取手段で分取されない親検体を有する親
    検体容器を第1親検体容器排出口へ排出する第1排出手
    段と、前記第1子検体容器供給口に接続され、子検体容
    器を第2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手段と、第
    2の搬送路に設けられ、前記第1分取手段により分取さ
    れた親検体を検体認識情報に応じて子検体容器に分注す
    る第1分注手段とを具備する第1の検体分取分注装置
    と、 前記第1親検体容器排出口に接続される第2親検体容器
    供給口と、第2の子検体容器供給手段に接続される第2
    子検体容器供給口と、親検体容器を排出する第2親検体
    容器排出口と、前記第1親検体容器排出口に接続され、
    親検体容器を第3の搬送路に沿って搬送する第3搬送手
    段と、第3の搬送路に設けられ、親検体容器から親検体
    を分取する第2分取手段と、前記第2分取手段で分取さ
    れない親検体を有する親検体容器を第2親検体容器排出
    口へ排出する第3排出手段と、前記第2の子検体容器供
    給口に接続され、子検体容器を第4の搬送路に沿って搬
    送する第4搬送手段と、第4の搬送路に設けられ、前記
    第2分取手段により分取された親検体を子検体容器に分
    注する手段を具備する第2の検体分取分注装置とを備え
    てなることを特徴とする検体仕分け装置。
  10. 【請求項10】親検体が入った親検体容器を供給する手
    段に接続される第1親検体容器供給口と、第1の子検体
    容器供給手段に接続される第1子検体容器供給口と、親
    検体容器を排出する第1親検体容器排出口と、第1子検
    体容器を排出する第1子検体容器排出口と、前記第1親
    検体容器供給口に接続され、親検体容器を第1の搬送路
    に沿って搬送する第1搬送手段と、第1の搬送路に設け
    られ、親検体容器から親検体を分取する第1分取手段
    と、前記第1分取手段で分取されない親検体を有する親
    検体容器を第1親検体容器排出口へ排出する第1排出手
    段と、前記第1子検体容器供給口に接続され、子検体容
    器を第2の搬送路に沿って搬送する第2搬送手段と、第
    2の搬送路に設けられ、前記第1分取手段により分取さ
    れた親検体を検体認識情報に応じて子検体容器に分注す
    る第1分注手段と具備する第1の検体分取分注装置と、 前記第1親検体容器排出口に接続される第2親検体容器
    供給口と、第1子検体容器排出口に接続される第2子検
    体容器供給口と、親検体容器を排出する第2親検体容器
    排出口と、子検体容器を排出する第2子検体容器排出口
    と、前記第1親検体容器排出口に接続され、親検体容器
    を第3の搬送路に沿って搬送する第3搬送手段と、第3
    の搬送路に設けられ、親検体容器から親検体を分取する
    第2分取手段と、前記第2分取手段で分取されない親検
    体を有する親検体容器を第2親検体容器排出口へ排出す
    る第3排出手段と、前記第2の子検体容器供給口に接続
    され、子検体容器を第4の搬送路に沿って搬送する第4
    搬送手段と、第4の搬送路に設けられ、前記第2分取手
    段により分取された親検体を子検体容器に分注する手段
    とを具備する第2の検体分取分注装置とを備えてなるこ
    とを特徴とする検体仕分け装置。
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