JPH08271530A - 検体分注システム及び検体分注方法 - Google Patents

検体分注システム及び検体分注方法

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JPH08271530A
JPH08271530A JP7377395A JP7377395A JPH08271530A JP H08271530 A JPH08271530 A JP H08271530A JP 7377395 A JP7377395 A JP 7377395A JP 7377395 A JP7377395 A JP 7377395A JP H08271530 A JPH08271530 A JP H08271530A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検体の分注を正確にかつ高速に行なうことが
できるようにすることである。 【構成】 検体分注システム設置ルーム1には、搬入さ
れた親検体を分注前工程に投入するまで待機させる搬入
検体待機エリア3、親検体に対して解凍、攪拌等の分注
前処理工程が行なわれる分注前処理工程エリア4、親検
体に対してラック組工程が行なわれるラック組工程エリ
ア5及びラック組工程が終了した親検体に対して分注処
理を行なう分注エリア7が備えられている。この分注エ
リア7に於ては、親検体が収容されている親検体ラック
DCに記憶されている分注情報に基づき検体分注を行な
うように構成されている。更に、この検体分注システム
設置ルーム1には、親検体一時保管エリア8、保留工程
エリア10及び搬出検体待機エリア11が備えられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、血漿、血清など
の検体中の成分を検査するため、検体を入れた原容器か
ら分注容器内に分注する検体分注システム及び検体分注
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各医療機関で採取された血液、血漿、血
清などの検体は、検体原容器(一般には直径10mm〜
16mmまでの試験管状の容器)に入れられ、検体を識
別するための検体番号を表示したラベルが貼られ検体検
査所に送られる。一方、検査項目等が記入されている検
体検査依頼書も検体検査所に送付され、記入されている
検査指示情報がホストコンピュータに入力される。
【0003】ホストコンピュータは、検体の検査指示情
報に応じて検体の検査番号を設定し、検体番号と検査番
号からなる検査番号ラベルを出力する。また、検体容器
及び検体をセットする検体容器用ラックに対応した検体
の位置情報を計算して記憶した後、検体位置情報及び検
査番号等からなる検査指示書等を出力する。上述の検査
番号ラベルは、作業者によってそのラベルに表示されて
いる検体番号が付されている検体容器に貼り付けられ
る。その後この検体容器は、検査番号順に検体位置情報
にあわせて整列させる。
【0004】この分類整列させた検体は、作業者によっ
て精密分注機にセットされる。精密分注機は、ホストコ
ンピューター等より受け取った検査番号や検体位置情報
に基づき検体分注作業を行ない、また、検体位置情報を
記憶している自動分析機により検査を行なう。一方、一
定の検体については、検査指示書に基づき作業者が用手
法により検体を分注し、検査を実施している。
【0005】このようにして得られた検体の検査結果
は、ホストコンピュータに送られ、報告書として出力さ
れ検査発注者に送られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
検体の分注作業においては、精密分注機に検体容器用ラ
ックをかける際に、作業者が検体容器用ラックをかけ間
違えることが一定の範囲の確立で避けられないという問
題があった。また、用手方により分注をする場合には、
検体容器の検査番号を間違えて認識したり、分注先を誤
って分注を行なってしまうという問題があった。
【0007】この発明の課題は、検体の分注を正確にか
つ高速に行なうことができるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の検体分注システ
ムは、複数の検体保持部を有し、これら検体保持部によ
り保持される親検体毎の分注情報を記憶する記憶媒体を
有する親検体ラックと、この親検体ラックの記憶媒体か
ら分注情報を読み出すことにより分注を必要とする親検
体がこの親検体ラックに収容されているか否かを判別す
る判別手段と、この判別手段により分注が必要な親検体
が存在すると判別された場合に、分注情報に基づき親検
体の分注を行なう分注手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】また、分注情報には、検体毎の検体番号、
この検体番号を有する検体が存在する検体保持部の位置
情報及び検体番号を有する検体に対して実施される検査
項目が含まれることを特徴とする。
【0010】また、本発明の検体分注システムは、親検
体毎の分注情報を記憶する記憶手段と、親検体ラックに
収容されている親検体を検出する検出手段と、この検出
手段により検出された親検体に対する分注情報を記憶手
段から読み出し記憶媒体に書き込む分注情報書込手段を
更に備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明の検体分注システムは、分注
手段による親検体の分注結果を記憶媒体に書き込む分注
結果書込手段を更に備えることを特徴とする。
【0012】また、分注結果書込手段は、更に記憶手段
に対しても分注結果の書込みを行なうことを特徴とす
る。
【0013】また、分注結果には、分注された子検体を
保持する子検体ラック内の検体保持部の位置情報を含む
ことを特徴とする。
【0014】本発明の検体分注システムは、親検体の検
体番号及びこの親検体に対して行なわれる検査項目を含
む分注情報を記憶する記憶手段と、複数の検体保持部を
有する親検体ラックにセットされた親検体の親検体ラッ
ク内の位置情報を検出する検出手段と、この検出手段に
より検出された親検体の親検体ラック内の位置情報をこ
の親検体の分注情報として、この親検体の検体番号に対
応させて記憶手段に書き込む第1の書込手段と、この第
1の書込手段による書込みが終了した分注情報を親検体
ラックに備えられている記憶媒体に書き込む第2の書込
手段と、親検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出
すことにより分注を必要とする親検体がこの親検体ラッ
クに収容されているか否かを判別する判別手段と、この
判別手段により分注が必要な親検体が存在すると判別さ
れた場合に、分注情報に基づき親検体の分注を行なう分
注手段と、この分注手段により分注された子検体を保持
する子検体ラック内の位置情報をこの親検体の分注情報
として、この親検体の検体番号に対応させて記憶手段に
書き込む第3の書込手段とを備えることを特徴とする。
【0015】本発明の検体分注システムは、複数の検体
保持部を有し、これら検体保持部により保持される親検
体毎の分注情報を記憶する記憶媒体を有する親検体ラッ
クと、この親検体ラックを搬送するラック搬送用コンベ
ヤと、このラック搬送用コンベヤに沿って配置され、こ
のラック搬送用コンベヤによって搬送されてくる親検体
ラックに収容されている親検体に対して分注を行なう複
数の分注機を備え、ラック搬送用コンベヤによって親検
体ラックが分注機まで搬送されてきたときに、この親検
体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すことにより
分注を必要とする親検体がこの親検体ラックに収容され
ているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によ
り分注が必要な親検体が存在すると判別された場合に、
この親検体ラックを分注機に引き込むラック引込手段
と、分注情報に基づきこの親検体ラックに収容されてい
る親検体のうち分注が必要な親検体の分注を行なう分注
手段と、この分注手段により分注が必要な親検体につい
ての検体分注が終了したときに親検体ラックを親検体ラ
ック搬送用コンベヤに排出するラック排出手段とを備え
ることを特徴とする。
【0016】また、分注情報には、検体毎の検体番号、
この検体番号を有する検体が存在する前記検体保持部の
位置情報及び前記検体番号を有する検体に対して実施さ
れる検査項目が含まれることを特徴とする。
【0017】本発明の検体分注システムは、親検体毎の
分注情報を記憶する記憶手段と、親検体ラックに収容さ
れている親検体を検出する検出手段と、この検出手段に
より検出された親検体に対する分注情報を記憶手段から
読み出し記憶媒体に書き込む分注情報書込手段を更に備
えることを特徴とする。
【0018】本発明の検体分注システムは、分注手段に
よる親検体の分注結果を記憶媒体に書き込む分注結果書
込手段を更に備えることを特徴とする。
【0019】また、分注結果書込手段は、更に前記記憶
手段に対しても分注結果の書込みを行なうことを特徴と
する。
【0020】また、分注結果には、分注された子検体を
保持する子検体ラック内の検体保持部の位置情報を含む
ことを特徴とする。
【0021】本発明の検体分注方法は、親検体毎の検体
番号及び検査項目を含む分注情報を記憶部に記憶させる
工程と、複数の検体保持部を有する親検体ラックにセッ
トされた親検体の親検体ラック内の位置情報を検出する
工程と、この検出工程により検出された親検体の親検体
ラック内の位置情報をこの親検体の分注情報としてこの
親検体の検体番号に対応させて記憶部に書き込む第1の
書込工程と、この第1の書込工程による書込みが終了し
た後、記憶部に記憶されている分注情報を親検体ラック
に備えられている記憶媒体に書き込む第2の書込工程
と、親検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すこ
とにより分注を必要とする親検体がこの親検体ラックに
収容されているか否かを判別する工程と、この判別工程
により分注が必要な親検体が存在すると判別された場合
に、分注情報に基づき親検体の分注を行なう工程と、こ
の分注工程により分注された子検体を保持する子検体ラ
ック内の位置情報をこの親検体の分注情報としてこの親
検体の検体番号に対応させて記憶部に書き込む第3の書
込工程とを備えることを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明の検体分注システムによれば、判別手段
により親検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出
し、分注を必要とする親検体がこの親検体ラックに収容
されているか否かを判別し、分注が必要な親検体が存在
すると判別された場合に分注手段により分注情報に基づ
き親検体の分注を行なうため、親検体の分注処理を正確
に且つ高速に行なうことができる。
【0023】また、本発明の検体分注システムは、親検
体ラックに収容されている親検体を検出する検出手段
と、この検出手段により検出された親検体に対する分注
情報を記憶手段から読み出し記憶媒体に書き込む分注情
報書込手段を更に備えることにより、親検体ラックに収
容されている親検体の分注情報を正確に記憶媒体に記憶
させることができる。
【0024】また、本発明の検体分注システムは、分注
手段による親検体の分注結果を記憶媒体等に書き込む分
注結果書込手段を更に備えることにより、その後の検査
を効率良く行なうことができる。
【0025】本発明の検体分注方法によれば、親検体ラ
ックの記憶媒体から分注情報を読み出すことにより分注
を必要とする親検体がこの親検体ラックに収容されてい
るか否かを判別し、分注が必要な親検体が存在すると判
別された場合に、分注情報に基づき親検体の分注を行な
うため、正確に且つ高速に親検体の分注を行なうことが
できる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0027】図1は、検体分注システムが設置される検
体分注システム設置ルーム1のレイアウトを説明するた
めの図である。この検体分注システム設置ルーム1に
は、親検体25がワゴンに載せられて搬入又は搬出され
る検体搬入搬出口2が設けられている。
【0028】また、この検体分注システム設置ルーム1
には、搬入された親検体25を分注前工程に投入するま
で、検体搬入ワゴン3aに載せたまま待機させる搬入検
体待機エリア3が設けられている。更に、親検体25に
対して解凍、攪拌等の分注前処理工程が行なわれる分注
前処理工程エリア4が設けられている。この分注前処理
工程エリア4には、解凍機4a及び攪拌機4bが設置さ
れると共に、分注前処理作業台4cが設置されている。
【0029】また、この分注前処理工程エリア4に、隣
接してラック組工程が行なわれるラック組工程エリア5
が設けられている。このラック組工程エリア5には、作
業員がラック組工程を行なうラック組装置5aが設けら
れている。
【0030】なお、分注前処理工程エリア4とラック組
工程エリア5との間には、分注前処理工程が終了した親
検体25をラック組工程に搬送するための自動搬送車が
走行するための自動搬送車走行経路6が設けられてい
る。また、ラック組装置5aの前方には、ラック組工程
が終了した親検体25に対して分注処理を行なう分注エ
リア7に搬送するためのラック搬送コンベヤ5bが設置
されている。
【0031】図2は、分注エリア7の詳細を説明するた
めのものであり、この分注エリア7には、ラック搬送コ
ンベヤ5bに接してラック投入装置7aが設置されてい
る。この分注エリア7のラック搬送コンベヤ5bの下流
には、量判定分注ユニット7b及びセクション分注ユニ
ット7cが設置されるセクション分注部F及びプレ分注
ユニット7dが設置されるプレ分注部Gが設けられてい
る。
【0032】ここで、セクション分注とは、量的な精度
を必要としない分注であり、プレ分注とは、量的な精度
を必要とする分注である。
【0033】なお、各セクション分注ユニット7c、プ
レ分注ユニット7dに於て分注される親検体25は、親
検体25に対して実施される検査項目に基づき定められ
ている。
【0034】また、セクション分注部Fには、このセク
ション分注部Fのラック搬送コンベヤ5bにBC付親検
体ラック26を引き込むためのラック引き込み装置7e
が設置されるとともに、セクション分注部F及びプレ分
注部Gのラック搬送コンベヤ5bの端部には、ラック排
出装置7fが設けられている。
【0035】更に、この検体分注システム設置ルーム1
には、親検体を一時保管するための親検体一時保管エリ
ア8、保留工程を行なうための保留工程エリア10及び
分注が終了した親検体25を検体分注システム設置ルー
ム1から搬出するため、検体搬出ワゴン11aに載せて
待機させる搬出検体待機エリア11が設けられている。
【0036】図3は、この分注システムを制御するコン
ピュータシステムの構成を説明するためのブロック図で
ある。
【0037】図中、符号15で示すものは、基幹ホスト
コンピュータであり、この分注システムの他、この分注
システムで分注される親検体25の受付を行なう受付シ
ステム等の制御を行なう。また、図中、符号16で示す
ものは、分注ホストコンピュータであり、この分注ホス
トコンピュータ16により分注システム全体が制御され
る。
【0038】なお、分注ホストコンピュータ16は、上
位のコンピュータである基幹ホストコンピュータ15に
接続ケーブル30を介して接続される。また、分注ホス
トコンピュータ16には、接続ケーブル30を介して下
位コンピュータである分注前処理管理コンピュータ1
7、ラック組装置管理コンピュータ18、ラック投入装
置管理コンピュータ19、ラック引き込み装置管理コン
ピュータ20、分注ユニット管理コンピュータ21及び
ラック排出装置管理コンピュータ22が接続されてい
る。
【0039】ここで、分注前処理管理コンピュータ17
は、分注前処理工程の作業に用いられるものであり、各
分注前処理作業台4cに設置されている。また、ラック
組装置管理コンピュータ18は、ラック組装置5aを制
御するものであり各ラック組装置5aに近接して設置さ
れている。また、ラック投入装置管理コンピュータ19
は、ラック投入装置7aによるデータキャリア(以下,
DCという。)28に対するデータの書込みを制御する
ものであり、ラック投入装置7aに近接して設置されて
いる。また、ラック引き込み装置管理コンピュータ20
は、搬送コンベヤ5bにより搬送されてくるBC付親検
体ラック26をセクション分注ユニット7cが設置され
ている搬送コンベヤ5cに引き込むラック引き込み装置
7eを制御するものである。
【0040】更に、分注ユニット管理コンピュータ21
は、量判定分注ユニット7b、セクション分注ユニット
7c及びプレ分注ユニット7dを制御するものであり各
分注ユニット7b,7c,7dに近接して設置されてい
る。また、ラック排出装置管理コンピュータ22は、ラ
ック排出装置7fによるラックの排出を制御するもので
あり、ラック排出装置7fに近接して設置されている。
【0041】なお、分注ホストコンピュータ16には、
無線端末23からデータ入力を行なうことも可能であ
る。
【0042】次に、図4〜図9を参照して分注前処理管
理コンピュータ17、ラック組装置管理コンピュータ1
8、ラック投入装置管理コンピュータ19、ラック引き
込み装置管理コンピュータ20、分注ユニット管理コン
ピュータ21及びラック排出装置管理コンピュータ22
のそれぞれの構成を説明する。
【0043】図4は、分注前処理管理コンピュータ17
の構成を示すブロック図である。この分注前処理管理コ
ンピュータ17には、分注前処理管理コンピュータ17
全体を制御するためのCPU17aが備えられている。
このCPU17aには、キー入力部17b、記憶部17
c、バーコードリーダ(以下、BCRという。)17d
及びラベル発行部17eが接続されている。キー入力部
17bには、検体番号を入力するためのテンキー(図示
せず)等が備えられている。また、記憶部17cには、
検体番号を発行するためのキャラクターデータ等が記憶
されている。更に、BCR17dは、親検体25に付さ
れているバーコードの読み取りを行なうものであり、ラ
ベル発行部17eは、BCR17dで読み込んだ検体番
号と同一の検体番号が表示されているラベルを発行する
ものである。
【0044】図5は、ラック組装置管理コンピュータ1
8の構成を示すブロック図である。ラック組装置管理コ
ンピュータ18には、このラック組装置管理コンピュー
タ18全体を制御するためのCPU18aが備えられて
いる。このCPU18aには、キー入力部18b、記憶
部18c、自走式BCR18d及びビームセンサー18
eが接続されている。キー入力部18bには、親検体2
5に付されているバーコードの読み取り開始キー(図示
せず)等が備えられている。また、記憶部18cには、
検体番号及び検体毎の分注情報等が記憶されている。更
に、自走式BCR18dは、親検体25に付されている
バーコードの読み取りを行なうものであり、ビームセン
サー18eは、バーコードの読み取りを行なう親検体2
5の有無を検出するものである。
【0045】図6は、ラック投入装置管理コンピュータ
19の構成を示すブロック図である。ラック投入装置管
理コンピュータ19には、このラック投入装置管理コン
ピュータ19全体を制御するためのCPU19aが備え
られている。このCPU19aには、データキャリア・
リーダライター(以下、DCRWという。)19b、B
CR19c及び記憶部19dが接続されている。DCR
W19bは、DC28に検体番号及び検体毎の分注情報
を書き込むものである。また、記憶部19dは、DCR
W19bによってDC28に書き込まれる検体番号及び
検体毎の分注情報等を記憶するものである。
【0046】図7は、ラック引き込み装置管理コンピュ
ータ20の構成を示すブロック図である。ラック引き込
み装置管理コンピュータ20には、このラック引き込み
装置管理コンピュータ20全体を制御するためのCPU
20aが備えられている。このCPU20aには、デー
タキャリア・リーダー(以下、DCRという。)20b
が接続されており、DCR20bにより読み込まれたD
C28に記憶されている検体番号及び検体毎の分注情報
により、BC付親検体ラック26をセクション分注機7
cが設置されている搬送ライン5bに引き込むか否かの
判断を行なう。
【0047】図8は、分注処理ユニット管理コンピュー
タ21の構成を示すブロック図である。分注処理ユニッ
ト管理コンピュータ21には、この分注処理ユニット管
理コンピュータ21全体を制御するためのCPU21a
が備えられている。このCPU21aには、DCRW2
1b、記憶部21c及びBCR21が接続されている。
DCRW21bは、DC28に記憶されている分注情報
を読み取ると共に分注の結果をDC28に書き込む。ま
た、記憶部21cは、DC28から読み込まれた分注情
報が記憶される。
【0048】図9は、ラック排出装置管理コンピュータ
22の構成を示すブロック図である。
【0049】ラック排出装置管理コンピュータ22に
は、このラック排出装置管理コンピュータ22全体を制
御するためのCPU22aが備えられている。このCP
U22aには、BCR22b、DCRW22c及び記憶
部22dが接続されている。BCR22bは、検体ラッ
クに付されているラックナンバーを読み取るものであ
り、DCRW22cは、DC28に記憶されている分注
情報を読み取るものである。また、記憶部22dには、
DC28から読み込まれた分注情報が記憶される。
【0050】次に、図面を参照して分注システムの処理
工程を説明する。
【0051】図10は、分注工程の概略を説明するため
のフローチャートである。親検体25は、検体搬入ワゴ
ン3aに載せられて検体搬入搬出口2から検体分注シス
テム設置ルーム1に搬入される(S1)。各検査室から
再検査の依頼があった親検体25も同様に検体分注シス
テム設置ルーム1に搬入される(S2)。この搬入され
た親検体25は、搬入検体待機エリア3で分注前処理工
程に投入されるまで待機させる。搬入検体待機エリア3
から取り出された親検体25には、分注前処理工程エリ
ア4において分注前処理が行なわれる(S3)。分注前
処理が終了した親検体25は、自動搬送車によってラッ
ク組工程エリア5に搬送される。ラック組工程エリア5
においては、親検体25を50本づつBC付親検体ラッ
ク26に移載するラック組処理が行なわれる(S4)。
【0052】BC付親検体ラック26に載せられた親検
体25は、搬送コンベヤ5bによって分注エリア7に搬
送され分注ライン処理が行なわれる(S5)。この分注
ライン処理では、BC付親検体ラック26にDC28を
装着し分注情報を書き込む処理を行なうと共に、分注用
の子検体ラック27を分注ユニット7c,7dに供給す
る空ラック供給処理(S5a)、搬送コンベヤ5bによ
って搬送されるBC付親検体ラック26に装着されてい
るDC28の記憶情報に基づき分注ユニット7c,7d
にBC付親検体ラック26を引き込み親検体25の分注
を行なう分注処理 (S5b)が行なわれる。また、分
注時エラーのあった親検体25をBC付親検体ラック2
6から抜き取り、保留処理(S6)に引き渡す異常親検
体抜取処理 (S5c)、分注の終了したBC付親検体
ラック26を保管ワゴン55に収納し保管情報を作成す
る元検体保管処理(S5d)も行なわれる。
【0053】上述の異常親検体抜取処理(S5c)によ
り抜き取られた親検体25は、保留工程エリア10に運
ばれ保留処理(S6)が行なわれる。この保留処理によ
りエラーが解除された場合にはラック組処理(S4)を
行ない分注ライン(S5)に再投入する。
【0054】分注が終了した子検体ラック27は、搬出
検体待機エリア11の検体搬出ワゴン11aに収容する
(S7)。
【0055】次に、図11及び図12を参照して、この
実施例の分注システムで用いられるBC付親検体ラック
26の構成について説明する。
【0056】BC付親検体ラック26は、矩形の底板7
0を有しており、この底板70には搬送方向に延びる側
壁71が設けられていると共に底板70の前端には前壁
72が、後端には後壁73が設けられている。また、前
壁72及び後壁73の間には、仕切壁74が等間隔で9
枚設けられており、この仕切壁74の一端は、側壁71
に接している。前壁72及び後壁73の内壁面72a,
73a、仕切壁74の両壁面74aには、5個の凹部が
形成されており、前壁72の凹部及びこの凹部に対向し
て設けられている仕切壁74の凹部、仕切壁74の凹部
及びこの凹部に対向して設けられている隣の仕切壁74
の凹部、仕切壁74の凹部及びこの凹部に対向して設け
られている後壁73の凹部により、50個(搬送方向に
沿って5列、1列10個)の検体保持部75が形成され
ている。
【0057】また、各検体保持部75を形成する前壁7
2、後壁73及び仕切壁74の上面には、検体保持部7
5で保持する親検体25の位置決めを行なうための樹脂
片76が金属プレート77を介してビス止めされてい
る。この樹脂片76により、検体保持部75で保持する
検体の太さが異なる場合であっても親検体25を検体保
持部75の中心に保持することができる。
【0058】また、上述の側壁71の外壁面には記憶媒
体保持部80が設けられている。この記憶媒体保持部8
0は、左右及び下部にL字状の溝80aを有し、この溝
80aによりDC28の両端及び下部を保持する。な
お、DC28は、このDC28を上方にスライドさせる
ことにより記憶媒体保持部80から取り外すことが可能
である。
【0059】従って、DC28の不良等の場合には容易
にDC28を取り替えることができる。また、記憶媒体
保持部80が側壁71に設けられているため搬送コンベ
ヤ5bにより搬送されるBC付親検体ラック26のDC
28に対して分注情報の読み出し書込みを容易に行なう
ことができる。
【0060】更に、側壁71の外壁面にはバーコード8
1が表示されている。このバーコード81は、BC付親
検体ラック26のラック番号を表示するものである。
【0061】なお、上述のDCは、所定の厚みを有する
矩形状のものであり、SRAM及びデータ保持用のバッ
テリーを内蔵するものである。このDC28に対するデ
ータの書込み及び読み出しは、DCRWにより非接触で
行なうことができる。
【0062】次に、図13〜図38を参照して、上述の
分注工程の各処理について詳細に説明する。
【0063】まず、図13を参照して分注前処理(図1
0のS3)について説明する。分注処理が行なわれる親
検体25は、検体分注システム設置ルーム1に搬入され
る(S10)。搬入された親検体25については、搬入
された検体ラックと搬入伝票とで本数等のチェックが行
なわれる(S11)。
【0064】次に、その親検体25が絶凍検体である場
合に、解凍して良い時間か否かを検査項目毎の解凍開始
時間が表示されている時間割表でチェックし、解凍でき
なければ所定の位置に戻す(S12)。親検体25が解
凍可能な場合には、搬入された50本ラック毎に解凍機
4aのウォータバスに漬けて解凍する(S13)。解凍
された親検体25は、攪拌機4bにより攪拌される(S
14)。
【0065】次に、検体量を目検によりチェックし親検
体25の容器の8分目以上かどうかの判断を行なう(S
15)。ここで検体量が親検体25の容器の8分目以下
と判断した場合には、フィブリンの有無をチェックし
(S16)、フィブリンがあればこれを除去する(S1
7)。次に、親検体25が溶血でないか否か、乳ビでな
いか否かについてにチェックを行ない(S18)、親検
体25が溶血、乳ビの場合には、その情報を分注前処理
管理コンピュータ17のキー入力部17bのキーを操作
することにより分注前処理管理コンピュータ17に入力
する(S19)。その後、親検体25を金網ラック29
へ移載する(S31)。
【0066】一方、上述のS15の処理において、検体
量が親検体25の容器の8分目以上と判断した場合に
は、分注前処理管理コンピュータ17のBCR17dに
より、親検体25の検体番号を読み込み、ラベル発行部
17eにより同一の検体番号が表示されているラベルを
発行する(S20)。この発行されたラベルは別の検体
容器に貼り付けられる(S21)。
【0067】次に、親検体25の検体容器のキャップを
切り(S22)、フィブリンの有無をチェックし(S2
3)、フィブリンがあればこれを除去する(S24)。
次に、親検体25が溶血でないか否か、乳ビでないか否
かについてにチェックを行ない(S25)、親検体25
が溶血、乳ビの場合には、その情報を分注前処理管理コ
ンピュータ17に入力する(S26)。
【0068】その後、上述の同一の検体番号が表示され
たラベルを貼り付けた検体容器に、親検体25の検体が
検体容器の8分目ぐらい残るように小分けする(S2
7)。
【0069】この処理の後、親検体25は、金網ラック
29に移載される(S31)。なお、小分けされた検体
容器は、親検体25の分注処理終了後、親検体25と共
に保存される(S29,S30)。
【0070】次に、図14〜図18を参照してラック組
処理(図10のS4)について説明する。なお、ラック
組処理が開始される時点においては、基幹ホストコンピ
ュター15に記憶される検体毎の検体情報(図14参
照)、即ち、基本情報(検体番号に対応して記憶される
検査項目、検査材料等の情報)及び患者情報(検体番号
に対応して記憶される患者名、性別及び年齢等の情報)
のうち、基本情報が分注情報として分注ホストコンピュ
ータ16に入力され記憶されている(図15参照)。
【0071】ラック組処理においては、図16及び図1
7に示すように、分注前処理工程から金網ラック29に
載せられて搬送されてくる親検体25を引き取る(S4
0)。
【0072】次に、ラック組装置5a上にセットされた
BC付親検体ラック26に親検体25を10本単位で整
列させる(S41)。即ち、まず、図17に示すA列に
親検体25を10本整列させる。この検体がセットされ
たか否かは、ラック組装置5aの両端に備えられている
ビームセンサー18eによって監視されている。その
後、キー入力部18bのSTARTボタンを操作するこ
とによりBC読み取り指示を与える(S42)。これに
より自走式BCRにより18dによりBC付親検体ラッ
ク26の側壁に付されているBCを読み取ることにより
BC付親検体ラック26のラック番号を読み取る(S4
3)。ここで、ラック番号が読み取れ無い場合には、B
C付親検体ラック26を取り換える(S44,S4
5)。
【0073】次に、自走式BCR18dによりBC付き
親検体ラック26のA列に整列させた10本分の親検体
25の検体番号を読み取る(S46)。これにより、記
憶部18cに検体がセットされたBC付親検体ラック2
6の位置、即ち、検体番号に対応させてラック番号及び
ホール番号が記憶される。
【0074】次に、BC付親検体ラック26のB列、C
列、D列、E列の順で親検体25を10本づつ整列さ
せ、同様の処理を行なう(S47)。BC付親検体ラッ
ク26にセットされた全ての親検体25の検体番号の読
み取りが終了したときに、記憶部18cに記憶されてい
る、検体番号に対応したラック番号及びホール番号が分
注ホストコンピュータ16に送信される。これにより分
注ホストコンピュータ16に記憶されている分注情報
は、検体番号に親ラック番号、親ラックホール番号、検
査項目・分注量を対応させたものとなる(図18参
照)。
【0075】次に、図19を参照して分注ライン処理
(図10のS5)について説明する。
【0076】まず、BC付親検体ラック26のDC28
に分注情報を書き込む(S50)。即ち、図20及び図
21に示すように、ラック組工程より搬送コンベヤ5b
によって搬送されてきたBC付親検体ラック26が、ラ
ック投入装置7aに到着するとBCR19cによりBC
付親検体ラック26のラック番号が読み取られる(S6
5,S65)。次に、このラック番号のBC付親検体ラ
ック26に収容されている検体の分注情報(図18参
照)が、分注ホストコンピュータ16からラック投入装
置管理コンピュータ19に転送され、DCRW19bに
よりDC28に書き込まれる(S67)。DC28に分
注情報の書込みが終了したBC付親検体ラック26は、
搬送コンベヤ5bにより分注ユニット群7b,7c,7
dに搬送される。
【0077】次に、図22及び図23を参照して分注エ
リア7におけるBC付親検体ラック26の搬送経路につ
いて説明する。
【0078】ラック投入装置7aにおいてDC28に分
注情報の書込みが終了したBC付親検体ラック26が搬
送コンベヤ5bによりラック引き込み装置7eのところ
まで搬送されてきたときに、DCR20b(図7参照)
によりDC28の分注情報を読み取りセクション分注部
Fにおいてセクション分注を行なう親検体25がBC付
親検体ラック26に存在するか否かの判断を行なう。こ
こでセクション分注を行なう親検体25がBC付親検体
ラック26に存在すると判断された場合には、CPU2
0aにより分岐指示が出され、BC付親検体ラック26
がセクション分注部Fに引き込まれる。
【0079】セクション分注部Fの各セクション分注ユ
ニット7cにおいてセクション分注が行なわれたBC付
親検体ラック26が、ラック排出装置7fのところまで
搬送されてきたときに、DCR22cによりDC28に
記憶されている分注情報を読み込み、全ての親検体25
に対する分注が終了している場合にはCPU22aによ
り排出指示が出されBC付親検体ラック26が、セクシ
ョン分注部Fから排出される。
【0080】一方、まだ分注処理が終了していない親検
体25が存在する場合には、搬送コンベヤ5bにより下
流の分注ユニット7cの方に搬送する。セクション分注
が終了したBC付親検体ラック26は、プレ分注部Gに
搬送される。プレ分注部Gの各プレ分注ユニット7dに
おいてプレ分注が行なわれたBC付親検体ラック26が
ラック排出装置7fのところまで搬送されてきたとき
に、DCR22cによりDC28に記憶されている分注
情報を読み込み、全ての親検体25に対する分注が終了
している場合にはCPU22aにより排出指示が出され
BC付親検体ラック26が、プレ分注部Gから排出され
る。
【0081】次に、セクション分注部F及びプレ分注部
Gで行なわれる量判定分注、セクション分注及びプレ分
注について説明する。BC付親検体ラック26が、搬送
コンベヤ5bによって量判定分注ユニット7bの位置ま
で搬送されてきたときに量判定をするか否かの判断が行
なわれる(図19のS51)。即ち、図24及び図26
に示すように、DCRW21bによりBC付親検体ラッ
ク26のDC28に記憶されている分注情報がCPU2
1a(図8参照)に読み込まれる(S70)。ここで読
み込まれた分注情報に基づき、このBC付親検体ラック
26内に量判定を行なう必要がある親検体25が存在す
るか否かの判断が行なわれる(S71)。また、量判定
を行なう必要がある親検体25が存在すると判断された
場合には、分注ユニット7bのラックバッファ50に2
台のBC付親検体ラック26が存在しているか否かの判
断が行なわれ(S72)、2台のBC付親検体ラック2
6が存在していないと判断された場合には、CPU21
aにより分岐司令が出力され(S73)、BC付親検体
ラック26が分注ユニット7bに引き込まれる。
【0082】分注ユニット7bに引き込まれたBC付親
検体ラック26に収容されている親検体25の量判定
は、分注ユニット管理コンピュータ21の制御に基づき
行なわれる。即ち、親検体25の1本毎に量判定を必要
としている検体か否かの判断を行なう(S74)。ここ
で量判定を必要としている検体と判断された場合には、
分注機51の分注ノズル51aによって検体を吸い上げ
検体量が正常であるか否かの判断を行ない(S75,S
76)、再び元の検体容器に検体を吐き出す。この検体
量の判定により検体量が正常でないと判断された場合に
は、その情報を記憶部21cに記憶しておく。この処理
を50本の検体全てについて行ない(S78)、処理終
了後、検体量が正常でないと判断された検体についての
情報をDCRW21bによりDC28に書込み、BC付
親検体ラック26を搬送コンベヤ5bに搬出する(S7
9)。
【0083】量判定分注処理が終了したBC付親検体ラ
ック26の親検体25に対して、該当する分注ユニット
7c,7dにおいて、セクション分注(S54)又はプ
レ分注(S55)が行なわれる(図19参照)。
【0084】ここで、図27〜図30を参照してセクシ
ョン分注について説明する。BC付親検体ラック26
が、搬送コンベヤ5bによってセクション分注ユニット
7cの位置まで搬送されてきたときにこのセクション分
注ユニット7cでセクション分注をするか否かの判断が
行なわれる。即ち、図27及び図29に示すように、D
CRW21bによりBC付親検体ラック26のDC28
に記憶されている分注情報がCPU21a(図8参照)
に読み込まれる(S85)。ここで読み込まれた分注情
報に基づき、このBC付親検体ラック26内にこのセク
ション分注ユニット7cによりセクション分注を行なう
必要がある親検体25が存在するか否かの判断が行なわ
れる(S86)。
【0085】また、セクション分注を行なう必要がある
親検体25が存在すると判断された場合には、分注ユニ
ット7cのラックバッファ50に2台のBC付親検体ラ
ック26が存在しているか否かの判断が行なわれ(S8
7)、2台のBC付親検体ラック26が存在していない
と判断された場合には、このBC付親検体ラック26の
親検体25に対して量判定分注がすでに行なわれている
か否かが判断される(S88)。ここで、量判定分注が
すでに行なわれていると判断された場合には、CPU2
1aにより分岐司令が出力され(S89)、BC付親検
体ラック26がこのセクション分注ユニット7cに引き
込まれる。
【0086】一方、これらの条件(S86,S87,S
88)を満たしていないと判断された場合には、BC付
親検体ラック26は搬送コンベヤ5bにより下流の分注
機に搬送される。
【0087】セクション分注ユニット7cに引き込まれ
たBC付親検体ラック26に収容されている親検体25
のセクション分注は、分注ユニット管理コンピュータ2
1の制御に基づき行なわれる。即ち、親検体25の1本
毎にセクション分注を必要としている検体か否かの判断
を行なう(S90)。ここでセクション分注を必要とし
ている検体と判断された場合には、量判定により正常と
判断されたか否かの判断を行なう(S91)。量判定に
より検体が空又は検体量が不十分と判断された検体の場
合には保留工程(図10のS6)に回される。
【0088】一方、量判定が正常と判断された検体の場
合には、分注機51の分注ノズル51aによって検体を
吸い上げ(S93)、適当な量の検体を子検体ラック2
7の子検体容器32に吐き出す(S94)。この時点
で、この検体に対して検査番号(ID−1)を採番する
(S95)。ここで、検査番号(ID−1)とは、検査
室、検査項目等を表わす数字により構成される番号であ
る。
【0089】次に、子検体ラック27の全ての子検体容
器32に検体が分注されたか否かの判断が行なわれ(S
96)、全ての子検体容器32に検体が分注された場合
には、子検体ラックを排出し(S97)、新しい子検体
ラック27を供給する(S98)。BC付親検体ラック
26の親検体25の中に、このセクション分注機7cに
よりセクション分注を行なう全ての親検体25に対して
この処理を行ない(S99)、分注の実績をDC28に
書き込むと共に(S100)、分注ホストコンピュータ
16に分注の実績を送信し(S101)、BC付親検体
ラック26を搬送コンベヤ5bに排出する。この排出さ
れたBC付親検体ラック26は、搬送コンベヤ5bによ
り下流のセクション分注機7cまで搬送される。
【0090】上述の分注ホストコンピュータ16に対す
る分注の実績の送信により、分注ホストコンピュータ1
6には、検体番号(ID−0)に対応して検査番号(I
D−1)、親ラック番号、親ラックホール番号、子ラッ
ク番号および子ラックホール番号等が記憶されることに
なる(図30参照)。
【0091】なお、子検体ラック27の供給について
は、図31及び図32に基づいて説明する。即ち、子検
体ラック27の全ての子検体容器32に検体が分注され
たと判断された場合には(図28のS96)、分注ユニ
ット管理コンピュータ21のCPU21aが、子検体ラ
ック27の供給を指示する(S125)。これに伴い空
ラックストッカー52から搬送コンベヤ53により子検
体ラック27が搬送されてくる。
【0092】この搬送されてきた子検体ラック27のラ
ック番号(BC)がBCR21dにより読み取られ(S
126)、分注ユニット管理コンピュータ21の記憶部
21cに記憶される(S127)。
【0093】次に、図33〜図36を参照してプレ分注
に付いて説明する。BC付親検体ラック26が、搬送コ
ンベヤ5bによってプレ分注ユニット7dの位置まで搬
送されてきたときにこのプレ分注ユニット7dで分注を
するか否かの判断が行なわれる。即ち、図33及び図3
5に示すように、DCRW21bによりBC付親検体ラ
ック26のDC28に記憶されている分注情報がCPU
21a(図8参照)に読み込まれ(S105)、この読
み込まれた分注情報に基づき、このBC付親検体ラック
26内にこのプレ分注ユニット7dにより分注を行なう
必要がある親検体25が存在するか否かの判断が行なわ
れる(S106)。また、プレ分注を行なう必要がある
親検体25が存在すると判断された場合には、分注ユニ
ット7dのラックバッファ50に2台のBC付親検体ラ
ック26が存在しているか否かの判断が行なわれ(S1
07)、2台のBC付親検体ラック26が存在していな
いと判断された場合には、CPU21aにより分岐司令
が出力され(S108)、BC付親検体ラック26がこ
のプレ分注ユニット7dに引き込まれる。
【0094】一方、これらの条件(S106,S10
7)を満たしていないと判断されたBC付親検体ラック
26は、搬送コンベヤ5bにより下流のプレ分注ユニッ
ト7dに搬送される。
【0095】プレ分注ユニット7dに引き込まれたBC
付親検体ラック26に収容されている親検体25のプレ
分注は、分注ユニット管理コンピュータ21の制御に基
づき行なわれる。即ち、親検体25の1本毎にプレ分注
を必要としている検体か否かの判断を行なう(S11
0)。ここでプレ分注を必要としている検体と判断され
た場合には、量判定により正常と判断されたか否かの判
断を行なう(S111)。量判定により検体が空又は検
体量が不十分と判断された検体の場合には保留工程(図
10のS6)に回される。
【0096】一方、量判定が正常と判断された検体の場
合には、分注機51の分注ノズル51aによって検体を
吸い上げ(S113)、適当な量の検体を子検体ラック
27の子検体容器32に吐き出す(S114)。この時
点で、この検体に対して検査番号(ID−3)を採番す
る(S115)。ここで、検査番号(ID−3)とは、
検査室、検査項目、検査室での測定順序等を表わす数字
により構成される番号である。
【0097】次に、子検体ラック27の全ての子検体容
器32に検体が分注されたか否かの判断が行なわれ(S
116)、全ての子検体容器32に検体が分注された場
合には、子検体ラックを排出し(S117)、上述の処
理(図31及び図32)により新しい子検体ラック27
を供給する(S118)。BC付親検体ラック26の親
検体25の中に、このプレ分注機7dによりプレ分注を
行なう全ての親検体25に対してこの処理を行ない(S
119)、分注の実績をDC28に書き込むと共に(S
120)、分注ホストコンピュータ16に分注の実績を
送信し(S121)、BC付親検体ラック26を搬送ラ
イン5bに排出する。この排出されたBC付親検体ラッ
ク26は、搬送コンベヤ5bにより下流のプレ分注ユニ
ット7dへ搬送される。
【0098】上述の分注ホストコンピュータ16に対す
る分注の実績の送信により、分注ホストコンピュータ1
6には、検体番号(ID−0)に対応して検査番号(I
D−3)、親ラック番号、親ラックホール番号、子ラッ
ク番号および子ラックホール番号等が記憶されることに
なる(図36参照)。
【0099】セクション分注及びプレ分注の終了したB
C付親検体ラック26は(図19のS56)には、親検
体保管処理(図10のS5c、図19のS57)が行な
われる。即ち、図37及び図38に示すように、ラック
排出装置7fから排出されたBC付親検体ラック26
は、保管ワゴン55に移載される(S130)。保管ワ
ゴン55の全ての棚にBC付親検体ラック26が移載さ
れた場合に(S131)、無線端末23によりワゴン番
号を読み分注ホストコンピュータ16に送信する(S1
32)。また、全ての棚番号及びラック番号も無線端末
23から分注ホストコンピュータ16に送信する(S1
33,S134)。この処理終了後、保管ワゴン55
は、冷蔵庫に於て保存される。
【0100】一方、セクション分注部F及びプレ分注部
Gから排出された子検体ラック27(図29及び図35
参照)は、検体分注システム設置ルーム1から搬出され
各検査室に搬入される。
【0101】この実施例の検体分注システムによれば、
BC付親検体ラックに収容されている親検体の分注情報
をBC付親検体ラックのDCに記憶させ、分注ユニット
に於て、分注情報をDCから読み出し、この分注ユニッ
トに於て分注が必要な親検体がこのBC付親検体ラック
に収容されている場合には、読み出した分注情報に基づ
き親検体の分注を行ない、この分注ユニットで分注が必
要な親検体が収容されていない場合及びこの分注ユニッ
トにおける分注が終了した場合には、搬送コンベヤによ
って下流の分注ユニットに搬送し、その分注ユニットで
親検体の分注を行なっているため、多量の親検体に対す
る分注作業を短時間で効率的に且つ正確に行なうことが
できる。
【0102】また、BC付親検体ラックに収容されてい
る親検体を自走式BCRにより検出し、検出された親検
体に対する分注情報を分注ホストコンピュータから読み
出しDCにDCRWにより書込むため、BC付親検体ラ
ックに収容されている親検体の分注情報を正確にDCに
記憶させることができる。
【0103】更に、分注ユニットによる親検体の分注結
果を分注ホストコンピュータ、DCに書き込むことによ
り、その後の検体に対する検査を効率良く行なうことが
できる。
【0104】
【発明の効果】この発明によれば、BC付親検体ラック
に収容されている親検体の分注情報をBC付親検体ラッ
クのDCに記憶させ、DCから読み出した分注情報に基
づき親検体の分注を行なっているため、正確にかつ高速
に親検体の分注を行なうことができる。従って、多量の
親検体に対する分注作業を短時間で効率的に行なうこと
ができる。
【0105】また、親検体ラックに収容されている親検
体を検出する検出手段と、この検出手段により検出され
た親検体に対する分注情報を記憶手段から読み出し記憶
媒体に書き込む分注情報書込手段を更に備えることによ
り、親検体ラックに収容されている親検体の分注情報を
正確に記憶媒体に記憶させることができる。
【0106】また、本発明の検体分注システムは、分注
手段による親検体の分注結果を記憶媒体等に書き込む分
注結果書込手段を更に備えることにより、その後の検査
を効率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検体分注システムが設置される検体分注システ
ムが設置ルームのレイアウトを説明するための図であ
る。
【図2】分注エリアの詳細を説明するための図である。
【図3】検体分注システムを制御するコンピュータシス
テムの構成を説明するためのブロック図である。
【図4】分注前処理管理コンピュータの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ラック組装置管理コンピュータの構成を示すブ
ロック図である。
【図6】ラック投入装置管理コンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【図7】ラック引き込み装置管理コンピュータの構成を
示すブロック図である。
【図8】分注処理ユニット管理コンピュータの構成を示
すブロック図である。
【図9】ラック排出装置管理コンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【図10】分注工程の概略を説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】BC付親検体ラックの斜視図である。
【図12】BC付親検体ラックの斜視図である。
【図13】分注前処理を説明するためのフローチャート
である。
【図14】基幹ホストコンピュターに記憶される検体毎
の検体情報を説明するための図である。
【図15】ラック組処理開始時に分注ホストコンピュー
タに記憶されている分注情報を説明するための図であ
る。
【図16】ラック組処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図17】ラック組処理を説明するための概略図であ
る。
【図18】ラック組処理終了時に分注ホストコンピュー
タに記憶されている分注情報を説明するための図であ
る。
【図19】分注ライン処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図20】DC書込みを説明するためのフローチャート
である。
【図21】DC書込みを説明するための概略図である。
【図22】分注エリアにおけるBC付親検体ラックの搬
送経路を説明するための図である。
【図23】分注エリアにおけるBC付親検体ラックの搬
送経路を説明するための図である。
【図24】量判定分注ユニットへのBC付親検体ラック
の引き込みを説明するためのフローチャートである。
【図25】量判定分注ユニットにおける量判定分注を説
明するためのフローチャートである。
【図26】量判定分注ユニットにおける量判定分注を説
明するための図である。
【図27】セクション分注ユニットへのBC付親検体ラ
ックの引き込みを説明するためのフローチャートであ
る。
【図28】セクション分注ユニットにおけるセクション
分注を説明するためのフローチャートである。
【図29】セクション分注ユニットにおけるセクション
分注を説明するための図である。
【図30】セクション分注後に分注ホストコンピュータ
に検体番号に対応して記憶されている情報を説明するた
めの図である。
【図31】子検体ラックの供給を説明するためのフロー
チャートである。
【図32】子検体ラックの供給を説明するための図であ
る。
【図33】プレ分注ユニットへのBC付親検体ラックの
引き込みを説明するためのフローチャートである。
【図34】プレ分注ユニットにおけるプレ分注を説明す
るためのフローチャートである。
【図35】プレ分注ユニットにおけるプレ分注を説明す
るための図である。
【図36】プレ分注後に分注ホストコンピュータに検体
番号に対応して記憶されている情報を説明するための図
である。
【図37】親検体の保管処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図38】親検体の保管処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…検体分注システム設置ルーム、3…搬入検体待機エ
リア、4…分注前処理工程エリア、4c…分注前処理作
業台、5…ラック組工程エリア、5a…ラック組装置、
5b…搬送コンベヤ、7…分注エリア、7a…ラック投
入装置、7b…量判定分注ユニット、7c…セクション
分注ユニット、7d…プレ分注ユニット、7e…ラック
引き込み装置、7f…ラック排出装置、15…基幹ホス
トコンピュータ、16…分注ホストコンピュータ、17
…分注前処理管理コンピュータ、18…ラック組装置管
理コンピュータ、19…ラック投入装置管理コンピュー
タ、20…ラック引き込み装置管理コンピュータ、21
…分注ユニット管理コンピュータ、22…ラック排出装
置管理コンピュータ、25…親検体、26…BC付親検
体ラック、27…子検体ラック、28…データキャリア
(DC)、31…子検体、32…子検体容器、50…ラ
ックバッファ、51…分注機、71…側壁、75…検体
保持部、80…記憶媒体保持部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の検体保持部を有し、これら検体保
    持部により保持される親検体毎の分注情報を記憶する記
    憶媒体を有する親検体ラックと、 この親検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すこ
    とにより分注を必要とする親検体がこの親検体ラックに
    収容されているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により分注が必要な親検体が存在すると判
    別された場合に、前記分注情報に基づき前記親検体の分
    注を行なう分注手段とを備えることを特徴とする検体分
    注システム。
  2. 【請求項2】 前記分注情報には、検体毎の検体番号、
    この検体番号を有する検体が存在する前記検体保持部の
    位置情報及び前記検体番号を有する検体に対して実施さ
    れる検査項目が含まれることを特徴とする請求項1記載
    の検体分注システム。
  3. 【請求項3】 親検体毎の分注情報を記憶する記憶手段
    と、 前記親検体ラックに収容されている前記親検体を検出す
    る検出手段と、 この検出手段により検出された前記親検体に対する前記
    分注情報を前記記憶手段から読み出し前記記憶媒体に書
    き込む分注情報書込手段を更に備えることを特徴とする
    請求項1記載の検体分注システム。
  4. 【請求項4】 前記分注手段による前記親検体の分注結
    果を前記記憶媒体に書き込む分注結果書込手段を更に備
    えることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の検体
    分注システム。
  5. 【請求項5】 前記分注結果書込手段は、更に前記記憶
    手段に対しても分注結果の書込みを行なうことを特徴と
    する請求項4記載の検体分注システム。
  6. 【請求項6】 前記分注結果には、分注された子検体を
    保持する子検体ラック内の検体保持部の位置情報を含む
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の検体分注
    システム。
  7. 【請求項7】 親検体の検体番号及びこの親検体に対し
    て行なわれる検査項目を含む分注情報を記憶する記憶手
    段と、 複数の検体保持部を有する親検体ラックにセットされた
    前記親検体の前記親検体ラック内の位置情報を検出する
    検出手段と、 この検出手段により検出された前記親検体の前記親検体
    ラック内の位置情報をこの親検体の分注情報として、こ
    の親検体の検体番号に対応させて前記記憶手段に書き込
    む第1の書込手段と、 この第1の書込手段による書込みが終了した分注情報を
    前記親検体ラックに備えられている記憶媒体に書き込む
    第2の書込手段と、 前記親検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すこ
    とにより分注を必要とする前記親検体がこの親検体ラッ
    クに収容されているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により分注が必要な前記親検体が存在する
    と判別された場合に、前記分注情報に基づき前記親検体
    の分注を行なう分注手段と、 この分注手段により分注された子検体を保持する子検体
    ラック内の位置情報をこの親検体の分注情報として、こ
    の親検体の検体番号に対応させて前記記憶手段に書き込
    む第3の書込手段とを備えることを特徴とする検体分注
    システム。
  8. 【請求項8】 複数の検体保持部を有し、これら検体保
    持部により保持される親検体毎の分注情報を記憶する記
    憶媒体を有する親検体ラックと、 この親検体ラックを搬送するラック搬送用コンベヤと、 このラック搬送用コンベヤに沿って配置され、このラッ
    ク搬送用コンベヤによって搬送されてくる前記親検体ラ
    ックに収容されている前記親検体に対して検体分注を行
    なう複数の分注機を備え、 前記ラック搬送用コンベヤによって前記親検体ラックが
    前記分注機まで搬送されてきたときに、この親検体ラッ
    クの記憶媒体から分注情報を読み出すことにより分注を
    必要とする前記親検体がこの親検体ラックに収容されて
    いるか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により分注が必要な親検体が存在すると判
    別された場合に、この親検体ラックを前記分注機に引き
    込むラック引込手段と、 前記分注情報に基づきこの親検体ラックに収容されてい
    る親検体のうち分注が必要な親検体の分注を行なう分注
    手段と、 この分注手段により分注が必要な前記親検体についての
    分注が終了したときに前記親検体ラックを前記親検体ラ
    ック搬送用コンベヤに排出するラック排出手段とを備え
    ることを特徴とする検体分注システム。
  9. 【請求項9】 前記分注情報には、検体毎の検体番号、
    この検体番号を有する検体が存在する前記検体保持部の
    位置情報及び前記検体番号を有する検体に対して実施さ
    れる検査項目が含まれることを特徴とする請求項8記載
    の検体分注システム。
  10. 【請求項10】 親検体毎の分注情報を記憶する記憶手
    段と、 前記親検体ラックに収容されている前記親検体を検出す
    る検出手段と、 この検出手段により検出された前記親検体に対する前記
    分注情報を前記記憶手段から読み出し前記記憶媒体に書
    き込む分注情報書込手段を更に備えることを特徴とする
    請求項8記載の検体分注システム。
  11. 【請求項11】 前記分注手段による前記親検体の分注
    結果を前記記憶媒体に書き込む分注結果書込手段を更に
    備えることを特徴とする請求項8又は請求項10記載の
    検体分注システム。
  12. 【請求項12】 前記分注結果書込手段は、更に前記記
    憶手段に対しても分注結果の書込みを行なうことを特徴
    とする請求項11記載の検体分注システム。
  13. 【請求項13】 前記分注結果には、分注された子検体
    を保持する子検体ラック内の検体保持部の位置情報を含
    むことを特徴とする請求項11又は請求項12記載の検
    体分注システム。
  14. 【請求項14】 親検体毎の検体番号及び検査項目を含
    む分注情報を記憶部に記憶させる工程と、 複数の検体保持部を有する親検体ラックにセットされた
    親検体の親検体ラック内の位置情報を検出する工程と、 この検出工程により検出された親検体の親検体ラック内
    の位置情報をこの親検体の分注情報としてこの親検体の
    検体番号に対応させて前記記憶部に書き込む第1の書込
    工程と、 この第1の書込工程による書込みが終了した後、前記記
    憶部に記憶されている分注情報を前記親検体ラックに備
    えられている記憶媒体に書き込む第2の書込工程と、 前記親検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すこ
    とにより分注を必要とする親検体がこの親検体ラックに
    収容されているか否かを判別する工程と、 この判別工程により分注が必要な親検体が存在すると判
    別された場合に、前記分注情報に基づき親検体の分注を
    行なう工程と、 この分注工程により分注された子検体を保持する子検体
    ラック内の位置情報をこの親検体の分注情報としてこの
    親検体の検体番号に対応させて前記記憶部に書き込む第
    3の書込工程とを備えることを特徴とする検体分注方
    法。
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