JPH0751559A - 液体試料の分配秤量装置 - Google Patents

液体試料の分配秤量装置

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JPH0751559A
JPH0751559A JP20665793A JP20665793A JPH0751559A JP H0751559 A JPH0751559 A JP H0751559A JP 20665793 A JP20665793 A JP 20665793A JP 20665793 A JP20665793 A JP 20665793A JP H0751559 A JPH0751559 A JP H0751559A
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JP
Japan
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container
sample
weighing
sample container
unit
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JP20665793A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujino
憲司 藤野
Masato Kodate
真人 小舘
Mikio Nakajima
三喜雄 中嶋
Hiroyoshi Tabuchi
博義 田渕
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RIGOUSHIYA KK
UMETANI SEIKI KK
Eneos Corp
Original Assignee
RIGOUSHIYA KK
UMETANI SEIKI KK
Japan Energy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多種多様な試料容器に多種多様な流体試料を能
率よく分配し、その分配された試料の重量を精密に測定
する作業を自動化する。 【構成】搬送部50は、把持部90によって掴んだ試料
容器4を容器格納部5から取り出してX,Y,Zの各方
向に搬送し、秤量部27に搬送する。秤量部は空の試料
容器の重量を測定する。測定後、搬送部は該試料容器を
試料供給部20に搬送する。試料供給部は、指定された
流体試料を該試料容器に供給する。搬送部は、流体試料
が収納された試料容器を再度秤量部に搬送する。秤量部
は流体試料が収納された試料容器の重量を測定する。空
の試料容器の重量と、流体試料が入った試料容器の重量
から、該試料容器内の流体試料の重量が算出される。流
体試料の入った該試料容器は、搬送部によって容器格納
部の所定位置に返却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多種多様な試料容器に
複数種類の液体試料を選択的に分配・供給し、かつその
供給した液体の重量を測定することのできる液体試料の
分配秤量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば潤滑油等の液体試料を分析または
試験する場合には、成分等が異なる多種多様な試料を、
その分析法又は試験法等に応じた多種多様な試料容器に
それぞれ所定量ずつ分配する必要がある。ここで各試料
容器内にそれぞれ供給された液体試料は、その重量が精
密に測定されていなければならない。この各液体試料の
重量を測定するためには、まず空の試料容器の重量を測
定し、試料が供給された後に試料容器ごとに重量を測定
し、両測定値の差を求める必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した液体試料の分
配・秤量作業は、従来から多人数を動員した手作業によ
って行っていた。しかしながら、このような手作業によ
る試料の分配・秤量作業は、扱うべき試料と試料容器の
多様さ及び数量の多さのため極めて煩雑であり、能率が
悪いという問題があった。
【0004】本発明は、多種多様な試料容器に多種多様
な液体試料を能率よく分配し、その分配された試料の重
量を精密に測定することができる液体試料の分配秤量装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体試料の
分配秤量装置は、複数の試料容器を格納する容器格納部
と、複数種類の液体試料を選択的に供給する試料供給部
と、空の試料容器又は供給された液体試料が収納された
試料容器を秤量する秤量部と、容器格納部と秤量部と試
料供給部の間で所望の試料容器を搬送する搬送部と、搬
送部と秤量部と試料供給部を制御して空の試料容器及び
液体試料が収納された試料容器を秤量し、所望の試料容
器に分配された所望の液体試料の重量を測定する制御部
を具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】制御部が搬送部と秤量部と試料供給部を制御す
る。搬送部は、制御部において指定された試料容器を容
器格納部から取り出し、秤量部に搬送する。秤量部は空
の試料容器の重量を測定する。測定後、搬送部は該試料
容器を試料供給部に搬送する。試料供給部は、制御部に
おいて指定された液体試料を該試料容器に供給する。搬
送部は、液体試料が収納された試料容器を再度秤量部に
搬送する。秤量部は液体試料が収納された試料容器の重
量を測定する。空の試料容器の重量と、液体試料が入っ
た試料容器の重量から、制御部は該試料容器内の液体試
料の正味重量を算出する。液体試料の入った該試料容器
は、搬送部によって容器格納部の所定位置に返却され
る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例である液体試料の分配秤量
装置1を図1から図19を参照して説明する。図1に示
すように、この分配秤量装置1は、基台2の上に箱枠状
のフレーム部3を有している。
【0008】このフレーム部3内の基台2上には、複数
種類の試料容器4a,4b,4cを格納できる容器格納
部5が構成されている。図1中に示すように、容器格納
部5は4つの格納部6からなる。図2、図4及び図5に
示すように、各格納部6の下面と前記基台2の上面との
間には、フレーム部3の長手方向と直交する方向にそれ
ぞれ独立に各格納部6を移動させるためのスライド機構
7が設けられている。
【0009】前記各格納部6のスライド機構7は、図4
及び図5に示すように、格納部6のの底面に取り付けら
れた略コ字形のスライドレール8と、前記スライドレー
ル8に係合する略コ字形の中間レール9と、前記基台2
の上面に取り付けられ、前記中間レール9を介して前記
スライドレール8に係合するレールベース10から成
る。これらの各レールは互いにスライド自在であり、そ
のスライド方向の寸法はほぼ同じである。
【0010】前記スライド機構7において、中間レール
9はレールベース10から全長の約半分だけ前方に突出
できる。スライドレール8は中間レール9から全長の約
半分だけ前方に突出できる。従って、格納部6を前方に
移動させた場合、スライド機構7の各レールが外れるこ
となく、フレーム部3の外側に該格納部6のほぼ全体を
引き出すことができる。
【0011】各格納部6の上面は、高さの異なる3つの
段部から成る。高さの異なる3種類の試料容器4a,4
b,4cを各段ごとに保持しながら、総ての段で各試料
容器4の上端部の位置を一定に揃えるため、各段には寸
法・形状が異なる試料容器4a,4b,4c用のラック
11a,11b,11cがそれぞれ取り付けられてい
る。
【0012】各ラック11は、水平な受け台12a,1
2b,12cの上方に高さの異なる支柱13a,13
b,13cを介して1枚又は2枚のガイドプレート14
a,14b,14cを取り付けた構成になっている。図
3中に示すように、各ラック11a,11b,11cの
各ガイドプレート14a,14b,14cには、それぞ
れ異なる大きさの孔15a,15b,15cが縦横に所
定の間隔で形成されている。各ラック11a,11b,
11cの高さ等の寸法は、各段部の高さ等の寸法、乃至
は本実施例で扱う3種類の試料容器4a,4b,4cの
高さ等の寸法または形状に合わせて適宜に設定されてい
る。従って格納部6の基体に取り付けた状態において、
各ラック11a,11b,11cはその上面が同一平面
内に揃うようになっている。
【0013】従って、図4に示すように、高さ及び太さ
等の寸法が異なる各種類の試料容器4a,4b,4c
を、それぞれ複数本ずつ各格納部6に安定して格納する
ことができる。そして格納部6の各ラック11に保持さ
れた種類の異なる各試料容器4は、その上部がほぼ同じ
高さに揃うようになっている。なお、図4中右側のラッ
ク11cにはガイドプレート14cが2枚設けられてい
るので、細長く据わりの悪い形状の試料容器4cを特に
安定して支えることができる。なお、前記試料容器4a
はるつぼであるが、このるつぼが焼き物であるために形
状が均一でない場合や、又は図19に示すように試料容
器4dであるるつぼの底が丸くて据わりが悪い場合等に
は、図19に示すような試料容器の支持容器100を用
いてもよい。この支持容器100は、試料容器4dを内
部に収納して安定的に保持するとともに、後述する搬送
部50の把持部90によって確実に掴める一定の外形を
有している。この支持容器100は、例えばステンレス
のパイプを絞り加工することによって製造できる。
【0014】図4に示すように、引き出し方向について
各格納部6の後面と、前記基台2上面との間には、固定
装置16が設けられている。この固定装置16は、格納
部6の後面に設けられたストッパピン17と、格納部6
の収納位置に対応する基台2の上面に設けられたストッ
パ18から成る。ストッパ18は、それぞればね等の弾
性部材で対向方向に付勢された一対のストッパ部材19
から成る。
【0015】格納部6の収納位置でストッパピン17は
ばねの弾性力に抗してストッパ18に挿入・係合し、前
記格納部6を所定の力で基台2上に固定する。格納部6
にある程度の引き出し力が加われば、ストッパピン17
はストッパ18から外れて、格納部6の引き出しが自由
になる。
【0016】図1に示すように、前記基台2上における
前記フレーム部3の隣には、複数種類の液体試料を選択
的に供給する試料供給部20が設けられている。図6に
示すように、連結された2枚の円板からなる回転ラック
21の周囲には、等間隔で多数の孔が形成されており、
各孔にはコック付きの注射器22がそれぞれ下向きに取
り付けられている。各注射器22には、試験乃至分析等
に供される複数種類の液体試料が収納されている。回転
ラック21はモータ23によって回転駆動され、所望の
注射器22を試料供給位置に設定することができる。
【0017】前記回転ラック21の中心には、モータ2
4の回転によって昇降する操作部25があり、前記試料
供給位置に設定された注射器22のピストンをアーム2
5aで押し下げるようになっている。また試料供給位置
には注射器22のコックを開閉する回転アーム26があ
る。
【0018】従って回転ラック21で所望の注射器22
を試料供給位置に設定し、回転アーム26でコックを開
き、操作部25で該注射器22のピストンを押せば、該
注射器22内の液体試料は外部に供給される。
【0019】図1に示すように、前記フレーム部3外の
前記基台2上において、前記試料供給部20の隣には、
空の試料容器4又は液体試料を供給された試料容器4を
秤量する秤量部27が設けられている。秤量部27の秤
量台28は、開閉自在とされた透明な箱形のカバー29
に覆われている。
【0020】図1に示すように、前記フレーム部3外の
前記基台2上において、前記秤量部27の隣には、スタ
ンド移動装置30が設けられている。図7〜図9に詳細
を示したこのスタンド移動装置30は、特殊形状の試料
容器を支えるためのスタンド31を保持して移動させる
ことができ、空または試料が入った特殊形状の試料容器
を秤量する時に作動する。本実施例では、図4中の右側
に図示した沈殿管としての試料容器4cがこのスタンド
31で支えられる。
【0021】図7〜図9に示すように、前記基台2の上
には二本の支持柱32が立設されている。この支持柱3
2には基板33が設けられている。即ち、基板33の両
端に設けられた一対のスライド孔に前記一対の支持柱3
2が挿通しており、該基板33は支持柱32に対して上
下の位置が調整自在である。
【0022】該基板33の上面中央には上向きに昇降シ
リンダ34が取り付けられている。昇降シリンダ34の
ロッドの先端には移動板35が固設されている。昇降シ
リンダ34の駆動によって、移動板35全体を所定スト
ロークだけ上下に移動させることができる。
【0023】前記移動板35の上面には、一対のガイド
ブッシュ36,36が所定間隔をおいて設けられてい
る。これら一対のガイドブッシュ36,36には一対の
互いに平行なガイド棒37,37がそれぞれスライド自
在に挿通している。これら二本のガイド棒37,37の
先端には、共通の支持基板38が固設されている。さら
に前記移動板35上のガイドブッシュ36,36の間に
は、水平移動シリンダ39がガイド棒37と平行に固設
されている。水平移動シリンダ39のロッドの先端は、
前記支持基板38に連結されている。水平移動シリンダ
39の駆動によって、支持基板38全体を所定ストロー
クだけ前後に移動させることができる。
【0024】前記支持基板38の前面には、水平移動シ
リンダ39による移動方向と平行に二本の支持アーム4
0,40が取り付けられている。支持アーム40は丸棒
からなり、その先端の上側には切り欠きが形成されてい
る。前記試料容器4cを支えるスタンド31は、図7〜
図9に示すように、この支持アーム40の切り欠きに係
止して支えられる。
【0025】次に、前記試料容器4を掴み、前記容器格
納部5と前記試料供給部20と前記秤量部27との間
で、この試料容器4を所定の順序で搬送する機能を備え
た搬送部50について説明する。この搬送部50は、図
1乃至2中に矢印にて示すように、互いに直交するX,
Y,Zの各方向について移動することができる。
【0026】図1及び図2に示すように、前記フレーム
部3の上隅には、その長手方向に沿ってX駆動軸51が
回転自在に配設されている。このX駆動軸51はX方向
の送りねじを構成しており、サーボモータ52に連結さ
れて回転駆動されるようになっている。また、フレーム
部3の上部には、X方向に沿って2本のガイドレール5
3,53が配設されている。
【0027】図10〜図12に示すY軸基板55は、Y
方向を長手方向とする略矩形の基板である。Y軸基板5
5の上面には計3個のガイド部材56が設けられてお
り、前記X方向の各ガイドレール53にスライド自在に
係合している。またY軸基板55の上面には送りナット
部57が設けられており、前記X駆動軸51にかみ合っ
ている。従って、前記X駆動軸51が回転すれば、Y軸
基板55はガイドレール53に沿ってX方向に移動する
ことができる。
【0028】前記Y軸基板55の下面には、Y軸と平行
にY駆動軸58が回転自在に配設されている。このY駆
動軸58はY方向の送りねじを構成しており、Y軸基板
55の側面部に取り付けられたサーボモータ59に連動
連結されて回転駆動されるようになっている。また、こ
のY駆動軸58の両側には、Y方向に沿って2本のガイ
ドレール60,60が配設されている。
【0029】図12に示すように、前記Y軸基板55の
下面には、Y軸テーブル61がY軸方向に移動自在に取
り付けられている。即ち、Y軸テーブル61の上面には
一対のガイド部材62,62が固定されており、これら
のガイド部材62がY軸基板55の前記ガイドレール6
0に移動自在に係合している。またY軸テーブル61の
上面には送りナット部63が設けられており、前記Y駆
動軸58にかみ合っている。従って、前記Y駆動軸58
が回転すれば、Y軸テーブル61はガイドレール60に
沿ってY方向に移動することができる。
【0030】図12に示すように、前記Y軸テーブル6
1には、Z軸取り付け板71を介してZ軸基板70が取
り付けられている。図13〜図15に示すZ軸基板70
は、Z方向(上下方向)を長手方向とする略矩形の基板
である。Z軸基板70は、Y軸テーブル61とともにY
方向に沿って移動することができる。
【0031】前記Z軸基板70の前面側の上端及び下端
には、支持ブロック72,72がそれぞれ設けられてい
る。両支持ブロック72,72間には、一本のZ駆動軸
73が回動自在となるようにZ軸と平行に配設されてい
る。このZ駆動軸73はZ方向の送りねじを構成してい
る。Z軸基板70の背面側の下端にはサーボモータ74
が設けられている。このサーボモータ74の出力軸と前
記Z駆動軸73はプーリを介して連動連結されており、
サーボモータ74の駆動によって前記Z駆動軸73が回
転駆動されるようになっている。また、Z駆動軸73の
両側には、Z駆動軸73に平行な一対のガイド棒75,
75が、前記両支持ブロック72,72間に固定されて
設けられている。
【0032】図13及び図14に示すように、前記Z軸
基板70の前面側には、Z軸テーブル76がZ軸方向に
移動自在となるように取り付けられている。まず、一対
のガイド部材77,77がZ軸基板70の一対のガイド
棒75,75に対して移動自在となるようにそれぞれ係
合している。またZ駆動軸73には送りナット部78が
かみ合っている。そして前記各ガイド部材77と前記送
りナット部78は、連結プレート79によって一体に連
結され、さらにZ軸テーブル76の背面側に連結されて
いる。従って、前記Z駆動軸73が回転すれば、Z軸テ
ーブル76はガイド棒75に沿ってZ方向に移動するこ
とができる。
【0033】図13に示すように、前記Z軸テーブル7
6の下端には試料容器4の把持装置80が設けられてい
る。この把持装置80は、基板81の上面において前記
Z軸テーブル76の下端に固定されている。図16〜図
18に示すように、該基板81の下面側には、X方向の
前後両端にそれぞれ取り付け板82,82が取り付けら
れている。取り付け板82,82の間には、X方向と平
行に一対のガイド軸83,83が取り付けられている。
また取り付け板82,82の間には、これらガイド軸8
3と平行にロッドレスシリンダ84が設けられており、
その移動部材85はX方向に移動自在とされている。
【0034】前記各ガイド軸83には、それぞれスライ
ド部材86が移動自在に設けられている。そして前記ロ
ッドレスシリンダ84の移動部材85は、これらスライ
ド部材86と連結板87で連結されている。これら各ス
ライド部材86の前面には、それぞれ取り付けシャフト
88がX方向と平行に取り付けられている。そして両取
り付けシャフト88の先端には、試料容器4を掴むため
の把持部90が設けられている。
【0035】前記把持部90の基板91には、その両端
に一対の側板92,92が取り付けられている。側板9
2,92間には、Y方向に平行な2本のガイド軸93,
93がZ方向に並んで取り付けられている。各ガイド軸
93,93には、それぞれ2個づつのスライド体94,
94が移動自在に設けられている。一方の側板92の上
下のスライド体94,94には、一方のアーム95が固
設されている。他方の側板92の上下のスライド体9
4,94には、他方のアーム96が固設されている。各
アーム95,96の先端内面側には、弾性材料からなる
爪部材97,97がそれぞれ設けられている。
【0036】前記一方のアーム95の上側のスライド体
には、その背面にラック98が固設されている。また、
前記他方のアーム96の下側のスライド体には、その背
面に他のラック99が固設されている。両ラック98,
99とも長手方向がY軸に平行であり、それぞれ他方の
アームの側に向けて延設されている。前記基板91の背
面にはロータリアクチュエータ100が固設されてお
り、その駆動軸は基板91を挿通して基板91の前面側
に突出している。その駆動軸の先端には平歯車101が
固設され、該平歯車101は前記両ラック98,99に
かみ合っている。従って、ロータリアクチュエータ10
0が作動して平歯車101を回転させれば、両ラック9
8,99は互いに反対方向に移動し、両アーム95,9
6はガイド軸93に沿って互いに反対方向に移動する。
【0037】以上説明した本装置1の各部には、作動部
分または移動部分の位置・動作等を検出・確認したり、
作動部分または移動部分の作動または移動範囲の限界や
原点位置等を設定する等のために、各種のセンサ類が要
所に取り付けられている。
【0038】例えば、図4を参照して説明した容器格納
部5の固定装置16には、格納部6が固定装置16に固
定されたことを検出するためのセンサが設けられてい
る。また、図14に示すように、Z軸テーブル76のZ
駆動軸73の上端には回転ドグ200が設けられてお
り、その回転をフォトセンサ201で検出して、Z駆動
軸73によるZ軸テーブル76の移動量を検出出来るよ
うに構成されている。
【0039】また、図16及び図17に示すように、ロ
ッドレスシリンダ84の移動部材85にはドグプレート
202が取り付けられており、このドグプレート202
は基板81に設けられたスリット81aから基板81の
上方に突出して移動部材85とともにX方向に移動でき
る。該基板81の上面には、X方向における移動部材8
5の移動範囲を設定するために2個のフォトセンサ20
3が設けられており、前記ドグプレート202を検出し
て移動範囲の限界位置信号を出力するようになってい
る。
【0040】さらに、図17及び図18に示すように、
把持部90のアームの一方には、検出ドグ204が設け
られている。この検出ドグ204は爪部材97の間から
アーム96の内側に突出しており、両アーム95,96
が試料容器4を掴んだときに外側に移動する。アーム9
6の外側にはフォトセンサ205が設けられており、前
記検出ドグ204の移動を検出してアーム95,96に
よる試料容器4の把持を確認できるようになっている。
その他、以上説明したもの以外にも、本装置1には各種
のセンサ類が設けられており、本装置1の動作を円滑に
行わせるための各種信号を生成するように構成されてい
る。
【0041】次に、図示はしないが、本液体試料の分配
秤量装置1は制御部を有している。制御部はコンピュー
タ等によって構成され、各部の動作等を制御するデータ
と、どの試料容器4にどの液体試料をどの位の量だけ注
入するか等、液体試料の分配に関するデータ等が入力さ
れるようになっている。また作動時には、前述した各種
センサ類からの信号や前記秤量部27からのデータ信号
が入力されるようになっている。
【0042】そして本装置1の各部は、これらのデータ
及び信号等に基づいて制御部に制御され、空の試料容器
4の重量を測定し、次に所望の液体試料を該試料容器4
に分配し、さらに液体試料が入った該試料容器4の重量
を測定する。そして制御部は、それぞれの試料容器4に
分配された液体試料の重量を算出して、その結果を出力
自在に保持するように構成されている。
【0043】次に、本装置1を用いて行う液体試料の分
配・秤量作業について説明する。まず、容器格納部5の
各格納部6の各収納位置に、必要な種類の空の試料容器
4を必要な数量だけ格納する。この時、各格納部6はフ
レーム部3の外に引き出すことができるので、試料容器
4の格納作業は簡単に行える。
【0044】本実施例では、図4に示すように、形状の
異なる3種類の試料容器4a,4b,4cを用いる。制
御部には、各格納部6において試料容器4が格納される
各孔の位置をあらかじめ記憶させておく。そして、各孔
ごとに、その孔に格納した試料容器4の種類と、各試料
容器4に収納すべき液体試料の種類と重量を制御部に記
憶させる。
【0045】次に、試料供給部20の回転ラック21
に、必要な複数種類の液体試料をそれぞれ収納した複数
本の注射器22を取り付ける。各注射器22の位置を制
御部に記憶させ、必要な液体試料の注射器22を必要に
応じて供給位置に設定できるようにする。
【0046】試料容器ごとの液体試料のデータと作業順
序を入力した後、作業を開始する。搬送部50が作動
し、必要に応じたX駆動軸51,Y駆動軸58及びZ駆
動軸73の各駆動によって把持装置80が作動し、目的
とする試料容器4の位置に把持部90が移動する。そし
て把持部90の両ア−ム95,96を接近方向に移動さ
せて両アーム95,96間に試料容器4を把持する。
【0047】搬送部50の駆動によって、把持された試
料容器4が容器格納部5から取り出されて秤量部27に
設定される。秤量台28の上に試料容器4が載せられる
と、カバー29が閉められて空の試料容器4の重量が測
定される。
【0048】次に、秤量部27のカバー29が開放され
る。再び作動した搬送部50が、秤量台28上の試料容
器4を試料供給部20の試料供給位置に搬送する。試料
供給部20の回転ラック21が必要に応じて回転し、試
料供給位置に必要な注射器22を設定する。回転アーム
26が該注射器22のコックを開放し、続けて操作部2
5が該注射器22のピストンを押し下げる。注射器22
から出た液体試料は、把持部90が把持している試料容
器4の中に収納される。所定量だけ液体試料を出した
後、回転アーム26が注射器22のコックを閉める。
【0049】試料容器4を秤量部27の秤量台28上に
載置する。秤量台28の上に試料容器4が載せられる
と、カバー29が閉められて液体試料の入った試料容器
4の重量が測定される。
【0050】測定後、再び作動した搬送部50が、液体
試料の入った試料容器4を搬送し、容器格納部5の所定
の格納位置に該試料容器4を返却・格納する。
【0051】制御部は、秤量部27での測定によって得
られた空の試料容器4の重量と、液体試料が入った試料
容器4の重量とから、該試料容器4に収納されている液
体試料の重量を算出する。そして、試料容器4の種類・
液体試料の種類及び重量等を示すデータは、容器格納部
5内の収納位置データとともに、制御部内に格納され、
必要に応じて表示画面に表示される。
【0052】特殊形状の試料容器4cは秤量台28の上
に自立できないので、前述した重量測定において、試料
容器4cを支持するスタンド31と、該スタンド31を
操作するスタンド移動装置30を用いる。図8に示すよ
うに、空の試料容器4cの重量を測定するに先立って、
スタンド移動装置30の昇降シリンダ34は、実線で示
すように移動板35全体を引き込み位置で上方に持ち上
げる。さらに図中鎖線で示すように、水平移動シリンダ
39が支持アーム40を前方に突出させ、空のスタンド
31を秤量台28の上方に設定する。
【0053】図9に示すように、この位置に搬送部50
が空の試料容器4cを運び、該試料容器4cをスタンド
31内に設定する。その後、スタンド移動装置30の昇
降シリンダ34が移動板35を下降させ、スタンド31
に保持された試料容器4cを秤量部27の秤量台28上
に載置する。底の尖った形状の該試料容器4cは自立で
きないが、スタンド31に支えられて秤量台28上に立
つことができる。同図中鎖線で示すように、支持アーム
40が退避し、ここで秤量台28のカバー29が閉めら
れて、スタンド31に支持された空の試料容器4c及び
スタンド31の重量が測定される。
【0054】次に、スタンド31等を用いない場合と同
様に、搬送部50が空の試料容器4cを試料供給部20
に搬送する。液体試料が該試料容器4c内に供給され、
再び搬送部50が該試料容器4cを秤量部27に運ぶ。
液体試料の入った試料容器4cはスタンド31に支えら
れて秤量台28上に自立し、重量を測定される。以下、
スタンド31等を用いない場合と同様に、制御部は試料
容器4c内の液体試料の重量を算出して各データととも
に内部に保持する。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る液体試料の分配秤量装置に
よれば、多種類・多数の試料容器に多種類・多数の液体
試料を指定された様々な組み合わせで分配し、それぞれ
の液体試料の重量を測定するという煩雑な作業を自動化
し、人手を煩わせることなく極めて能率よく正確に行う
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である液体試料の分配秤量装置
1の平面図である。
【図2】本発明の実施例である液体試料の分配秤量装置
1の正面図である。
【図3】本実施例における容器格納部5の平面図であ
る。
【図4】図3のA−A切断線における容器格納部5の断
面図である。
【図5】本実施例における容器格納部5の側面図であ
る。
【図6】本実施例における試料供給部20の正面図であ
る。
【図7】(a)は本実施例におけるスタンド移動装置3
0の正面図、(b)は同平面図である。
【図8】本実施例におけるスタンド31とスタンド移動
装置30の正面図である。
【図9】本実施例における試料容器を支持したスタンド
31とスタンド移動装置30の正面図である。
【図10】本実施例の搬送部50におけるY軸テーブル
61の平面図である。
【図11】本実施例の搬送部50におけるY軸テーブル
61の側面図である。
【図12】本実施例の搬送部50におけるY軸テーブル
61の正面図である。
【図13】本実施例の搬送部50におけるZ軸テーブル
76の正面方向から見た断面図である。
【図14】本実施例の搬送部50におけるZ軸テーブル
76の右側面図である。
【図15】本実施例の搬送部50におけるZ軸テーブル
76の左側面図である。
【図16】本実施例の搬送部50における把持部90の
平面図である。
【図17】本実施例の搬送部50における把持部90の
右側面図である。
【図18】本実施例の搬送部50における把持部90の
正面図である。
【図19】本実施例の試料容器に使用される支持容器の
平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 分配秤量装置 4 試料容器 5 容器格納部 20 試料供給部 27 秤量部 50 搬送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01N 35/10 (72)発明者 小舘 真人 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社共石製品技術研究所内 (72)発明者 中嶋 三喜雄 東京都文京区本郷六丁目19番7号 株式会 社離合社内 (72)発明者 田渕 博義 東京都品川区南品川六丁目12番3号 株式 会社梅谷精機内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の試料容器を格納する容器格納部
    と、複数種類の液体試料を選択的に供給する試料供給部
    と、空の試料容器又は供給された液体試料が収納された
    試料容器を秤量する秤量部と、容器格納部と秤量部と試
    料供給部の間で所望の試料容器を搬送する搬送部と、搬
    送部と秤量部と試料供給部を制御して空の試料容器及び
    液体試料が収納された試料容器を秤量し、所望の試料容
    器に分配された所望の液体試料の重量を測定する制御部
    を具備することを特徴とする液体試料の分配秤量装置。
JP20665793A 1993-08-20 1993-08-20 液体試料の分配秤量装置 Pending JPH0751559A (ja)

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