JPWO2019138720A1 - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

分注精度を測定する分注機構及び分注量を設定することができるとともに、吸光度の測定を省略して分注精度計測が可能な自動分析装置が実現される。分注精度を、測定したい分注機構を指定し(S201)、分注量等のパラメータを入力する(S202)。指定した分注機構毎に、入力された分注量の分注動作が自動的に実行される(S204〜S216)。反応容器内には、指定した分注機構により分注され、入力された分注量の試薬等が収容されている。反応容器内の試薬等の重量を測定することにより、指定した分注機構の分注精度を計測することができる。

Description

本発明は、自動分析装置に関する。
自動分析装置において、定期的な精度管理試料の測定、及び定量値についての判定(精度管理測定)を実施し、自動分析装置の性能に異常がないことを確認している。
特許文献1には、試料等を分注する分注機構の保守点検後に、容器に分注された吸光度既知の色素液の吸光度を求め、求めた吸光度から分析結果の正確度及び精密度の値から分注機構の分注精度の正常異常を判定する技術が記載されている。
特開2007−327779号公報
自動分析装置においては、精度管理測定は、定量値、すなわち反応過程終了後の反応液の検出値で判定している。自動分析装置では、複数の機構を連続動作させて検出を行っているため、検出値に異常が発生した場合、どの機構に不具合があるか不明確である。特に、不具合機構が分注機構であった場合、原因の特定に時間を要する。また、特定の分注量で不具合が発生する可能性があり、その場合には不具合の抽出(特定)がさらに困難になっている。
特許文献1に記載の技術は、吸光度を測定し分注機構の分注精度が正常か否かを判定する手法であるが、特定の分注量で不具合が発生するという観点はない。このため、分注量を変更して分注精度を確認することができない。
また、特許文献1に記載の技術にあっては、分注精度を確認するためには、吸光度を測定する必要があり、分注精度の確認作業が煩雑であった。
そこで、本発明の目的は、吸光度の測定をすることなく分注精度計測が可能な自動分析装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の自動分析装置は、第1容器から液体を吸引し、第2容器に該液体を吐出する分注機構と、第2容器の液体を分析する分析部と、第2容器を設置可能な容器設置部と、分注機構の動作を受け付ける入力部と、入力部が受け付けた動作に従い分注機構を制御する制御部と、第2容器への吐出量を測定可能な状況を生成する生成部と、を備える。
本発明によれば、吸光度の測定をすることなく分注精度計測が可能な自動分析装置を実現することができる。
自動分析装置の概略構成図。 実施例1における指定した分注機構の動作手法の概要を示す動作フローチャート。 試薬分注動作を指定する場合の表示画面例。 検体分注動作を指定する場合の表示画面例。 検体希釈分注動作を指定する場合の表示画面例。 B/F分離動作を指定する場合の表示画面例。 検出用反応液吸引動作を指定する場合の表示画面例。 実施例1における分注量測定を実行するための制御部の制御機能ブロック図。 実施例2の概要を示し、分注量を自動分析装置内部で重量測定を行うことの説明図。 実施例2の概要を示し、分注量を自動分析装置内部で重量測定を行うことの説明図。 実施例2の概要を示し、分注量を自動分析装置内部で重量測定を行うことの説明図。 実施例2における分注量測定を実行するための制御部の制御機能ブロック図。 インキュベータ内に重量センサを設置した場合の構成を示す図。 インキュベータ内に重量センサを設置した場合の構成を示す図。 実施例3における一部構成説明図。 実施例3における分注量測定を実行するための制御部の制御機能ブロック図。 実施例4の動作フローチャート。 実施例5における制御部の制御機能ブロック図。 実施例5において分注動作は正常である旨の表示画面を示す図。 実施例5において分注動作は判定基準を満たしていない旨の表示画面を示す図。 実施例6の動作フローチャート。 実施例6における制御部の制御機能ブロック図。 実施例7における制御部の制御機能ブロック図。 実施例8における制御部の制御機能ブロック図。 実施例9における制御部の制御機能ブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は発明の理解のために用いるものであり、本発明の実施形態に権利範囲が限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、実施例1が適用される自動分析装置の概略構成図である。なお、自動分析装置として免疫分析装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
図1において、免疫分析装置101は、制御部102、検体ラック103、ラック搬送ライン104、検体分注機構105、インキュベータ(容器設置部)106、搬送機構(反応容器搬送機構)107、反応容器保持部108、反応容器攪拌機構109、および廃棄孔110を備えている。
また、免疫分析装置101は、試薬ディスク111、試薬分注機構112、B/F分離搬送機構113、B/F分離機構114、B/F分離用反応液吸引機構115、緩衝液吐出機構(第3分注機構)116、B/F分離後撹拌機構117、検出用反応液吸引機構118、複数の検出部119等を備えている。
免疫分析装置101において、検体ラック103は、検体を保持する検体容器120が架設されている。また、ラック搬送ライン104は、検体ラック103に架設された検体容器120を検体分注機構105の近傍の検体分注位置まで移動させる。
検体分注機構105は、回転および上下動作が可能であり、検体容器120に保持された検体を吸引し、インキュベータ106上の反応容器121へ吸引した検体を吐出する。
インキュベータ106は、複数の反応容器121が設置可能に構成されている。このインキュベータ106は、反応容器121に収容された液体を反応させる反応ディスクであり、円周方向に設置された反応容器121を、反応容器設置位置122、試薬吐出位置123、検体吐出位置124、検出用反応液吸引位置125、反応容器廃棄位置126、B/F分離搬送位置127等の所定位置まで移動させる回転動作を行う。
搬送機構107は、X軸、Y軸、Z軸の3方向に移動可能であり、反応容器保持部108、反応容器撹拌機構109、廃棄孔110、検体分注チップ128のチップ装着位置129、インキュベータ106等の所定箇所の範囲内を移動し、検体分注チップ128や反応容器121の搬送を行う。
反応容器保持部108は、未使用の反応容器121や検体分注チップ128を複数設置している。
反応容器撹拌機構109は、反応容器121に回転運動を加えることで反応容器121内の検体と試薬とを混和する撹拌用の機構である。
廃棄孔110は、使用済みの検体分注チップ128や反応容器121を廃棄するための孔である。
試薬ディスク111は、試薬を保持した複数の試薬容器129を設置している。試薬ディスク111内部は所定の温度に維持されており、試薬ディスク111の上部にはカバー130が設けられている。このカバー130の一部には、カバー開口部131が設けられている。
試薬分注機構112は、回転と上下移動が可能であり、試薬ディスク111中の試薬容器136に保持された試薬を吸引し、吸引した試薬をインキュベータ106上の反応容器121へ吐出するよう構成されている。
B/F分離搬送機構113は、インキュベータ106上で所定時間が経過した反応容器121を、B/F分離搬送位置127からB/F分離機構(処理機構)114に移動させる。
B/F分離機構114は、反応容器121内の収容された反応液中に存在する測定対象物と免疫的な結合をした物質を含む磁性粒子を反応容器121の内壁に磁気的に吸着させることで、磁性粒子を含まない反応液と磁性粒子とを分離する機構である。
B/F分離用反応液吸引機構115は、X軸、Z軸が移動可能なよう構成されており、B/F分離機構114上で所定時間が経過した反応容器121の上方に移動・下降して、反応容器121内の磁性粒子を含まない反応液を吸引する。
緩衝液吐出機構116は、X軸、Z軸が移動可能なよう構成されており、B/F分離機構114上で、磁性粒子を含まない反応液が吸引された反応容器121の上方に移動・下降して、反応容器121内に緩衝液を吐出する。
B/F分離後攪拌機構117は、反応容器121に回転運動を加えて反応容器121内の磁性粒子と緩衝液とを混和する。混和後の反応容器121はB/F分離搬送機構117によってインキュベータ106のB/F分離搬送位置127へと搬送される。
検出用反応液吸引機構118は、回転と上下移動が可能であり、インキュベータ106上の反応容器121中に収容されていた反応液を吸引して検出部119へ送液するための機構である。
検出部(分析部)119は、測定時間短縮のため、複数の検出部119が設置されており、検出用反応液吸引機構118から吸引、送液された反応液中の検出対象物の濃度等を検出する(分析する)。
次に、自動分析装置の実施例1における分析動作を説明する。
制御部102は、操作部133からの測定入力信号を受けて、分析を実施するために自動分析装置内の各機構に制御信号を出力し、その動作の制御を行う。
まず、搬送機構107は、反応容器保持部108の上方に移動して下降し、未使用の反応容器121を把持して上昇する。その後、搬送機構107は、インキュベータ106の反応容器設置位置122の上方に移動して下降し、未使用の反応容器121をインキュベータ106上に設置する。
また、搬送機構107は、反応容器保持部108の上方に移動して下降し、未使用の検体分注チップ128を把持して上昇する。その後、搬送機構107は、チップ装着位置129の上方に移動して下降し、未使用の検体分注チップ128をチップ装着位置129上に設置する。その後、検体分注機構105のノズルは、チップ装着位置129の上方に移動して下降し、検体分注機構105の分注ノズルの先端に検体分注チップ128を装着する。
試薬分注機構112のノズルは、試薬ディスクカバー130の開口部131の上方に回転移動して下降し、試薬分注機構112のノズルの先端を所定の試薬容器136内の試薬に接液させて所定量の試薬を吸引する。次いで、試薬分注機構112のノズルは、インキュベータ106の試薬吐出位置123の上方に移動し、インキュベータ106に設置された反応容器121に試薬を吐出する。
検体分注チップ128を装着した検体分注機構105のノズルは、検体ラック103に配置された検体容器120の上方に移動して下降し、検体容器120に保持された検体を所定量吸引する。その後、検体を吸引した検体分注機構105のノズルは、インキュベータ106の検体吐出位置124に移動して下降し、インキュベータ106上の試薬が分注された反応容器121に検体を吐出する。検体吐出の後に、検体分注機構105のノズルは混合動作を行う。混合動作完了後、検体分注機構105のノズルは廃棄孔110の上方に移動し、使用済みの検体分注チップ128を廃棄孔110へと廃棄する。
その後、制御部102は、検体と試薬とが混合された反応容器121を、インキュベータ106を回転させて反応容器設置位置122に移動させ、搬送機構107によって反応容器121を反応容器撹拌機構109へと搬送する。
反応容器撹拌機構109は、反応容器121に回転運動を加えて、反応容器121内の検体と試薬を混和させるために撹拌する。その後、制御部102は、撹拌の終了した反応容器121を搬送機構107によってインキュベータ106の反応容器設置位置122に戻す。
制御部102は、分析プロトコルに従って、以下のB/F分離工程を選択的に実施する。まず、インキュベータ106上で所定時間が経過した反応容器121を、インキュベータ106の回転によってB/F分離搬送位置127に移動し、B/F分離搬送機構113によってB/F分離機構114へと搬送する。
次いで、B/F分離機構114によって、反応容器121の反応液中に存在する測定対象物と免疫的な結合をした物質を含む磁性粒子を反応容器121の内壁に磁気的に吸着させ、B/F分離機構114上の所定時間が経過した反応容器121の上方にB/F分離用反応液吸引機構115のノズルを移動、下降させて、反応容器121内の磁性粒子を含まない反応液を吸引する。
次いで、B/F分離機構114上で磁性粒子を含まない反応液が吸引された反応容器121の上方に緩衝液吐出機構116のノズルを移動、下降させて、反応容器121内に緩衝液を吐出させ、B/F分離搬送機構113によって、反応容器121をB/F分離後撹拌機構117へと搬送する。
その後、B/F分離後攪拌機構117において反応容器121に回転運動を加えて、反応容器121内の磁性粒子と緩衝液を混和する。攪拌の終了した反応容器121を、B/F分離後搬送機構113によってインキュベータ106のB/F分離搬送位置127に戻す。
次いで、反応液中の測定対象物を検出する検出工程を実施する。
まず、検体と試薬が分注されインキュベータ106上で所定時間が経過した反応容器121、或いはB/F分離を行った反応容器121が検出用反応液吸引位置125に移動される。反応容器121が検出用反応液吸引位置125に移動後、反応容器121の上方に、検出用反応液吸引機構118のノズルを移動させ、下降させた後に、反応容器121内の反応液を吸引させる。この反応液を、送液流路132を経由してフローセル型の検出部119へと送液し、検出部119において測定対象物の検出を行う。
制御部102は、検出部119で検出した測定対象物の検出値に基づいて測定結果(検体中の検出対象物の濃度等)を導出し、記憶部135に記憶させる。また、ディスプレイ等の表示部134を用いて測定結果を表示する。
また、制御部102は、反応液が吸引された反応容器121をインキュベータ106の回転によって反応容器廃棄位置126に移動させ、搬送機構107によってインキュベータ106から廃棄孔110の上方に移動させ、廃棄孔110から廃棄する。
また、分析プロトコルによっては、検体希釈分注動作を選択的に実施する。詳細な動作は上述した分析動作と同様であるため、検体希釈分注動作の違いのみ述べる。
検体希釈分注動作では、上述した分析動作において、希釈液が入った試薬容器136を用いて希釈動作を実施する。まず、試薬分注機構112のノズルにより希釈液を吸引し、反応容器121に吐出する。次いで、検体分注機構105のノズルにより検体を吸引し、希釈液が分注された反応容器121に検体を吐出する。検体吐出の後に、検体分注機構105のノズルは混合動作を行い、反応容器121内に希釈検体が生成される。
次いで、未使用の反応容器121をインキュベータ106上に設置する。反応容器121の設置後、試薬分注機構112のノズルにより試薬を吸引し、未使用の反応容器121に吐出する。試薬の吐出後、検体分注機構105のノズルは希釈検体が入った反応容器121から、希釈検体を吸引し、試薬が入った反応容器121に吐出する。
以降、インキュベータ106での反応過程、B/F分離過程の選択的な実施、反応液の検出を行う。
以上が、自動分析装置における分析動作である。
次に、実施例1における分注量測定動作について説明する。まず、指定した分注機構の動作手法について述べる。
図2は、実施例1における指定した分注機構の動作手法の概要を示す動作フローチャートである。
また、図3は試薬分注動作を指定する場合の表示部134における表示画面例を示す図であり、図4は検体分注動作を指定する場合の表示部134における表示画面例を示す図である。また、図5は検体希釈分注動作を指定する場合の表示部134における表示画面例を示す図であり、図6はB/F分離動作を指定する場合の表示部134における表示画面例を示す図である。そして、図7は検出用反応液吸引動作を指定する場合の表示部134における表示画面例を示す図である。
また、図8は、実施例1における分注量測定を実行するための制御部102の制御機能ブロック図である。図8において、制御部102は、操作部133から入力される操作指令である指定分注量測定の測定項目を判断する測定項目判断部1021と、全体制御部1023と、全体制御部1023からの指令に従って表示部134に表示させる表示出力部1022とを備える。また、制御部102は、全体制御部1023からの指令に従って、試薬分注機構112の動作を制御する試薬分注動作制御部1024と、検体分注機構105の動作を制御する検体分注動作制御部1025と、検体希釈分注動作における試薬分注機構112および検体分注機構105の動作を制御する検体希釈動作制御部1026と、B/F分離用反応液吸引機構115および緩衝液吐出機構116の動作を制御するB/F分離動作制御部1027と、検出用反応液吸引機構118の動作を制御する検出用反応液吸引動作制御部1028とを備える。
なお、図8の動作機構200は、試薬分注機構112、検体分注機構105、B/F分離用反応液吸引機構115、緩衝液吐出機構116および検出用反応液吸引機構118を示す。
まず、操作者は、反応容器121や検体分注チップ128、試薬容器136、検体容器120等を自動分析装置に設置する。
設置後、表示部134のGUIを表示させ、操作部133で、測定項目を指定する(図2のS201(操作指令の入力))。図3、図4、図5、図6及び図7に示すように、測定項目は、試薬分注動作、検体分注動作、検体希釈分注動作、B/F分離動作、検出用反応液吸引動作を指定可能となっている。
次に、指定した分注動作におけるパラメータを入力する(S202(操作指令の入力))。
S202においては、試薬分注動作を指定した場合、試薬分注量、分注回数を入力することができる。検体分注動作を指定した場合、試薬分注量、検体分注量、分注回数が入力できる。検体希釈分注動作を指定した場合、試薬分注量、検体分注量、希釈液分注量、希釈検体分注量、分注回数が入力できる。B/F分離動作を指定した場合、分注回数が入力できる。B/F分離動作では、B/F分離用反応液吸引機構115のノズルにより反応液は全て吸引されるため、試薬分注量、検体分注量は固定値となる。
検出用反応液吸引動作を指定した場合、測定する検出器番号、分注回数が入力できる。
なお、測定回数の上限はインキュベータ106の反応容器設置位置122の最大数となる。
S202にて、パラメータの入力後、表示部134に表示される実行ボタンを押すと、入力されたパラメータが測定項目判断部1021から、記憶部135に格納され、格納されたパラメータに基づいて全体制御部1023が動作制御指令を出力する(S203)。また、全体制御部1023は、表示出力部1022を制御して、動作機構200の動作状態等を表示させる。
次に、各分注動作について説明する。ただし、詳細な動作は上述した分析動作と同等であるため省略しながら説明する。
1.試薬分注動作
測定項目判断部1021により、入力された測定項目が検体希釈分注動作か否かが判断される(S203A)。試薬分注動作が指定されていれば、検体希釈分注動作ではないので、搬送機構107により、反応容器保持部108からインキュベータ106に反応容器121を設置し(S204)、設定した分注量の試薬分注を行う(S205)。試薬分注は、S202にて入力した分注回数に応じて、繰返し動作する。
2.検体分注動作
S205に続いて、測定項目が試薬分注動作か否かを判断する(S205A)。測定項目が試薬分注動作であれば、反応容器121をインキュベータ106に設置したままの状態で、測定を終了する。S205Aにて、測定項目が、試薬分注動作でなければ、インキュベータ106に設置した反応容器121に設定した分注量の検体分注を行う(S206)。検体分注は、入力した分注回数に応じて、繰返し動作する。なお、試薬分注量を0と設定した場合、試薬分注動作(S205)は実行されない。S206に続いて、測定項目は検体分注動作か否かが判断され(S206A)、検体分注動作であれば、反応容器121をインキュベータ106に設置したままの状態で、測定を終了する。
3.B/F分離動作
S206において、測定が検体分注動作でなければ、反応容器撹拌機構109で反応容器121を攪拌し(S207)し、インキュベータ106上で所定時間経過(インキュベーション)させる(S208)。所定時間経過後、反応容器121をB/F分離機構114へ搬送し、B/F分離動作を行う(S209)。B/F分離動作により、反応容器121内の反応液が吸引され、緩衝液が吐出される。次に、測定項目はB/F分離動作か否かが判断され(S209A)、B/F分離動作であれば、B/F分離搬送機構117が反応容器121をインキュベータ106へ設置してから(S217)、測定を終了する。尚、入力した分注回数に応じて、繰返し動作される。
4.検出用反応液吸引動作
S209Aにおいて、測定項目がB/F分離動作ではないと判断されたときは、反応容器121がインキュベータ106に設置され、選択された検出器での検出用反応液吸引動作を行う(S210)。なお、吸引動作の確認であるため、反応液の検出は行わない。入力した分注回数に応じて、繰返し動作する。その後、反応容器121をインキュベータ106に設置したままの状態で(S217)、測定を終了する。
5.検体希釈分注動作
S203Aにおいて、測定項目は検体希釈分注動作であると判断されると、搬送機構107により、反応容器保持部108からインキュベータ106に1番目の反応容器121を設置する(S211)。その後、設定した分注量の希釈液分注を行い(S212)、次に設定した分注量の検体分注を行う(S213)。次に、反応容器保持部108からインキュベータ106に2番目の反応容器121を設置し(S214)、その後、設定した分注量の試薬分注を行う(S215)。その後、設定した分注量の希釈検体を1番目の反応容器121から、2番目の試薬分注済み反応容器121に分注し(S216)、測定は終了する。なお、設定した入力した分注回数に応じて、繰返し動作する。
操作者が反応容器121を容易に回収できるよう、反応容器121はインキュベータ106上に設置された状態となる(S217)。また、個々の反応容器121を特定するために、インキュベータ106上に番号が記載されており、番号順に反応容器121を設置しても良い。さらに、反応容器121内反応液の蒸発を防ぐために、測定中(分注機構の動作中)はインキュベータ106の温度制御を停止しても良い。測定回数に応じた全ての分注動作、およびインキュベータ106への反応容器121の設置が完了した後、自動分析装置は自動停止し、表示部134が動作完了を表示する。表示後、操作者はインキュベータ106上の分注済み反応容器121を回収できる。
以上が、指定した分注機構の動作手法である。
次に、分注量計測手法について述べる。
インキュベータ106上の分注済み反応容器121を回収後、任意の手法を用いて、反応液の分注量を計測することができる。
例えば、電子天秤を用いた重量法により回収した反応液の分注量を計測できる。この手法では、まず分注量の測定前に測定回数に応じた数の、未使用の反応容器121の重量を電子天秤で測定する。次に、反応容器保持部108に重量を測定した全ての未使用の反応容器121を設置し、指定した分注動作を実行させる。分注動作完了後、分注済み反応容器121を回収する。回収後、分注済みの反応容器121を電子天秤でその重量を測定し、測定前後での差分から分注量を算出する。
重量法以外にも、分光光度計を用いた吸光光度法により回収した反応液の液量を計測することもできる。この手法では、試薬もしくは検体に色素を用いる。
例えば、色素としてオレンジGを用いた吸光光度法により、試薬分注を計測する手順について説明する。
最初に、分光光度計を用いて検量線を作成する。まず、予め入力する試薬分注量、検体分注量を決定する。次に、試薬用のオレンジGと、検体用の溶液を準備する。次に、入力する試薬分注量と検体分注量とが同じ濃度となるように、試薬用のオレンジGと検体用の溶液とを混合させる。さらに、その濃度から、前後1点以上の異なる濃度の混合液も作成する。
次に、分光光度計を用いて、それぞれ調整したオレンジG混合液の476nm〜482nmの吸光度を測定する。分光光度計において測定時に吸光度が飽和した場合、試薬用のオレンジGを再度調整する。飽和しない濃度であれば、測定した吸光度から横軸を濃度、縦軸を吸光度とした検量線(近似式)を作成する。
検量線作成後、試薬容器136に調整したオレンジGを封入し、試薬容器136を試薬ディスク111に設置する。また、検体容器120に検体用の溶液を分注する。
次に、試薬分注動作を指定し、試薬分注量および検体分注量を入力し、試薬分注動作を実行する。試薬分注動作完了後、インキュベータ106上から反応容器121を回収し、吸光度を測定し、検量線から試薬分注量を算出する。
以上が実施例1における分注量測定方法である。
算出された分注量から、分注結果の正確度、精度を算出することが可能となる。例えば、正確度は、真値と分注量の平均値の差、精度は分注量の標準偏差を平均値で割った変動係数として算出できる。
以上のように、実施例1によれば、分注精度を測定したい分注機構の指定及び分注量等の分注条件を、表示部134に表示させながら、操作部133を用いて設定し、設定した分注動作を自動分析装置が反応容器等に対して実行することができる。インキュベータ106に設置された分注済み反応容器121を回収し、回収した反応容器121内の反応液分注量を適切な計測方法により計測することにより、分注精度を計測することができる。
よって、分注精度を測定する分注機構及び分注量を設定することができるとともに吸光度の測定を省略して分注精度計測が可能な自動分析装置を実現することができる。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。
実施例1では、操作者がインキュベータ106から反応容器121を手動で回収し、外部の装置で重量等を計測して、分注量を計測していたが、実施例2は、自動分析装置内部で重量測定可能な例である。
図9A、図9B、図9Cは、実施例2の概要を示し、分注量を自動分析装置内部で重量測定を行うことの説明図である。図9Aに示すように、実施例2では、反応容器保持部108の下に重量センサ(重量測定部)302が配置されている。重量センサ302は可能な限り高分解能のものを使用する。
また、図10は、実施例2における分注量測定を実行するための制御部102の制御機能ブロック図である。
図10に示した制御機能ブロック図は、図8に示したブロックに、重量計算部1029とメモリ1030が追加されている。その他の構成は図8に示した構成と同様となっている。
さらに、実施例2における免疫分析装置101の全体構成も、図1に示した構成と同様となっている。
次に、実施例2での重量測定方法について述べる。
まず、操作者は実施例1と同様に、測定したい分注機構を指定して、各種パラメータ(分注条件)を入力する。
その後、制御部1023は搭載されている未使用の反応容器121および検体分注チップ128を含んだ反応容器保持部108の重量を、反応容器保持部108の下に配置された重量センサ302及び重量計算部1029により測定し、メモリ1030に記憶する(図9B)。測定された重量は表示出力部1022を介して表示部134に表示することができる。
搬送機構107は、反応容器保持部108から未使用の反応容器121をインキュベータ106に設置する。搬送機構107の動作後、反応容器保持部108の重量を重量センサ302及び重量計計算部1029により測定し、メモリ1030に記憶する。「搬送機構107動作前の反応容器保持部108の重量 − 搬送機構107動作後の反応容器保持部108の重量」が未使用の反応容器121の重量となり、メモリ1030に記憶される。
その後、実施例1と同様に指定した分注動作が実行される。
指定した分注機構の動作完了後、インキュベータ106上に分注済み反応容器121が設置されている。その状態で、反応容器保持部108の重量を重量センサ302により測定し、メモリ1030に記憶させる。次に、搬送機構107はインキュベータ106上の分注済み反応容器121を、反応容器保持部108に設置する。反応容器121の反応容器保持部108への設置後、反応容器保持部108の重量を測定し、メモリ1030に記憶させる(図9C)。「搬送機構107動作後の反応容器保持部108を含めた全体重量 − 搬送機構107動作前の反応容器保持部108を含めた全体重量」が分注済み反応容器121の重量となり、メモリ1030に記憶される。
全体制御部1023は、「分注済み反応容器121の重量 − 未使用の反応容器121の重量」から分注液の重量を測定する(演算する)。分注液の重量と分注液の比重から分注量を算出することが可能となり、表示部134に算出した分注量を表示する。さらに、全体制御部1023は、算出した分注量から、分注結果の正確度、精度を算出し、表示出力部1022を介して表示部134に分注結果を表示する。
以上が、反応容器保持部108の下に重量センサ302を搭載した場合の重量測定方法である。
他にも、インキュベータ106内に重量センサを設置しても良い。図11A、図11Bは、インキュベータ106内に重量センサを設置した場合の構成を示す図である。
図11A及び図11Bに示すように、インキュベータ106の反応容器設置位置122内部の各々に重量センサ403が配置されている。
次に、インキュベータ106の反応容器設置位置122の内部に重量センサ403を設置した場合の重量測定方法について述べる。まず、操作者は実施例1と同様に、測定したい分注機構の指定、各種パラメータを入力する。
その後、全体制御部1023は、インキュベータ106上の反応容器設置位置122の重量を重量センサ403により測定し、重量計算部1029を介してメモリ1030に記憶させる。搬送機構107は、反応容器保持部108から未使用の反応容器121をインキュベータ106上の反応容器設置位置122に設置する。搬送機構107の動作後、反応容器設置位置122の重量を重量センサ403により再度測定し、メモリ1030に記憶させる。「搬送機構107動作後の反応容器設置位置122の重量 − 搬送機構107動作前の反応容器設置位置122の重量」が未使用の反応容器121の重量となり、この重量がメモリ1030に記憶される。
その後、実施例1と同様に指定した分注動作が実行される。
指定した分注機構の動作完了後、インキュベータ106上の反応容器設置位置122に分注済み反応容器121が設置されている。その状態で、各反応容器設置位置122の重量を測定し(図11B)、自動分析装置内のメモリ1030に記憶させる。
全体制御部1023は、「分注済み反応容器121の重量 − 未使用の反応容器121の重量」から分注液の重量を測定する。分注液の重量から分注量を算出することが可能となり、表示部134に算出した分注量を表示する。さらに、全体制御部1023は、算出した分注量から、分注結果の正確度、精度を算出し、表示部134に分注結果を表示する。
以上が、インキュベータ106内に重量センサ403を搭載した場合の重量測定方法である。
以上のように、実施例1と同様な効果を得ることができる他、自動分析装置内に、重量センサ302または403を設置したので、自動的に重量を測定し、分注結果の正確度、精度を算出して表示部134に分注結果を表示することができる。
(実施例3)
次に、実施例3について説明する。
実施例2では、自動分析装置内部での重量法により分注量を測定する例であったが、自動分析装置は複数の機構が同時に動作するため、振動の影響により、重量測定が安定しない場合がある。そこで、実施例3は、自動分析装置に反応容器を外部に搬送する反応容器搬送機構を設け、外部の重量計で測定する例である。
図12は、実施例3における一部構成説明図である。その他の構成は、実施例1と同様である。実施例3では、自動分析装置101とは隔離された状態で重量計502が設置されている。重量計502は可能な限り高分解能のものを使用する。
自動分析装置101と重量計502との間に反応容器搬送機構503が設けられており、振動影響を排除するために重量計502とは接触しない構造となっている。反応容器搬送機構503は、上述した実施例1及び2の搬送機構107と同様に、X軸、Y軸及びZ軸の3方向に移動可能であり、反応容器保持部108及びインキュベータ106等に移動可能である。そして、反応容器搬送機構503は、反応容器搬送機構107と同様な機能及び移動範囲を有し、反応容器搬送機構107の移動範囲に加え、反応容器121の重量計502への搬送も可能な構造となっている。
また、重量計502は、通信ケーブル等で、自動分析装置101の制御部102に接続され、重量計502と制御部102との間で情報通信が可能となっている。
図13は、実施例3における分注量測定を実行するための制御部102の制御機能ブロック図である。
図13に示した制御機能ブロック図は、図10に示したブロックに、搬送機構制御部103が追加されている。その他の構成は図10に示した構成と同様となっている。ただし、全体制御部1023とメモリ1030との間の制御線は図示の都合上省略している(以下の制御機能ブロック図も同様とする)。
次に、実施例3での重量測定方法について述べる。まず、操作者は上述した実施例2と同様に、測定したい分注機構の指定、各種パラメータ(分注条件)を入力する。
その後、全体制御部1023は、反応容器搬送機構503により、反応容器保持部108に搭載されている未使用の反応容器121を重量計502上の反応容器設置位置508に搬送させる。その後、全体制御部1023は未使用の反応容器121の重量を測定し、重量計算部1029を介してメモリ1030に記憶させる。
次に、反応容器搬送機構503は、重量計502の反応容器設置位置508から未使用の反応容器121をインキュベータ106に設置する。その後、実施例1と同様に指定した分注動作が実行される。
指定した分注機構動作完了後、インキュベータ106上に分注済み反応容器121が設置されている。次に、反応容器搬送機構503はインキュベータ106に設置されている分注済み反応容器121を、重量計502の反応容器設置位置508に搬送する。反応容器121の搬送後、全体制御部1023は分注済み反応容器121の重量を測定し、メモリ1030に記憶させる。
「分注済み反応容器121の重量 − 未使用の反応容器121の重量」を重量計算部1029が計算し、計算した重量が分注液の重量となり、装置内のメモリ1030に記憶される。全体制御部1023は分注液の重量と分注液の比重から分注量を算出することが可能となり、表示部510から分注量を表示する。さらに、算出した分注量から、分注結果の正確度、精度を算出し、表示部から分注結果を表示する。
以上が、反応容器搬送機構503による外部装置である重量計502での重量測定方法である。
実施例3によれば、実施例2と同様な効果が得られる他、自動分析装置101の外部の重量計502により、分注量等の重量を測定するように構成したので、自動分析装置内の機構による振動の影響を受けることなく、安定した重量計測が可能であり、分注量の計測精度を向上することができる。
(実施例4)
次に、実施例4について説明する。
上述した実施例1〜3では、指定した分注動作のみ動作させる手法であるが、複数の分注動作を実行したい場合、時間を要する可能性がある。そこで、実施例4では、複数の分注動作を一連に実行する手法について説明する。
図14は、実施例4の動作フローチャートである。なお、自動分析装置の全体構成は、図1に示した例と同様な構成であり、制御部102の構成は、実施例1〜3のいずれでもよい。
また、詳細な動作は、実施例1、2または3と同様であるため省略する。
図14において、まず、操作者は、反応容器121や検体分注チップ128、試薬容器136、検体容器120等を自動分析装置に設置する。
検体容器121等の設置後、表示部134のGUIで、測定項目を複数指定する(S601)。測定項目は、試薬分注動作、検体分注動作、検体希釈分注動作、B/F分離動作、検出用反応液吸引動作から構成され、いずれか複数を選択可能となっている。
次に、パラメータ入力を行う(S602)。実施例1と同様に、測定項目に対応したパラメータが入力可能となっている。なお、実施例1の場合、インキュベータ106から反応容器121を手動で回収するため、指定した分注回数の合計の上限はインキュベータ106の反応容器121の設置位置の最大数となる。実施例2、3の場合は、分注回数の上限は設けない。
S602におけるパラメータ入力後、実行ボタンを押し、指定した項目の分注動作を実行する。制御部は入力されたパラメータを受けて、分注動作を実施するために自動分析装置内の各機構へパラメータ出力を行い(S603)、その動作の制御を行う。
次に、S603Aにおいて、試薬分注動作を指定したか否かを判断し、試薬分注動作を指定した場合はS604に進む。また、S603Aにおいて、試薬分注動作を指定していない場合はS604Aに進む。
S604において、試薬分注動作を行い、続いて、S604Aに進む。S604Aにおいて、検体分注動作を指定したか否かを判断する。S604Aにおいて、検体分注動作を指定していない場合は、S605Aに進む。S604Aにおいて、検体分注動作を指定している場合は、S605に進み、検体分注動作を行い、S605Aに進む。
S605Aにおいて、検体希釈分注動作を指定したか否かを判断する。検体希釈分注動作を指定していなければ、S606Aに進む。S605Aにおいて、検体希釈分注動作を指定している場合、S606に進み、検体希釈分注動作を行い、S606Aに進む。
S606Aにおいて、B/F分離動作を指定しているか否かを判断し、指定していない場合は、S607Aに進む。S606Aにおいて、B/F分離動作を指定している場合は、S607に進み、B/F分離動作を行い、S607Aに進む。
S607Aにおいて、検出用反応液吸引動作を指定したか否かを判断し、指定していない場合は、測定終了又は分注量が自動的に計測される。
S607Aにおいて、検出用反応液吸引動作を指定している場合は、S608にて、検出用反応液吸引動作を行い、測定終了又は分注量が自動的に計測される。
図14に示した動作フローを実施例1の構成に適用した場合、分注動作完了後、操作者はインキュベータ106上の分注済み反応容器121を回収し、任意の手法を用いて反応液の分注量を計測する。
図14に示した動作フローを実施例2、3の構成に適用した場合、自動分析装置内部、もしくは外部から分注量の自動計測を行い、表示部134に分注量を表示する。また、算出した分注量から、分注結果の正確度、精度を算出し、表示部134に分注結果を表示する。
以上が、複数の分注動作を一連に行う手法の実施例4である。
実施例4によれば、指定した分注動作が複数の場合、一連の動作として実行することができるので、分注量の確認を短時間で効率よく実行することができるという効果がある。
(実施例5)
次に、実施例5について説明する。
上述した実施例2、3では自動分析装置内部および外部で分注量の自動計測手法を示したが、表示部から分注量測定結果が表示されるのみとなっている。実施例5は、分注結果が規定の判定基準(判定閾値)の範囲外であった場合にアラーム表示する機能を追加した例である。自動分析装置の全体構成は、図1と同様である。
図15は、実施例5における制御部102の制御機能ブロック図である。
図15に示した制御機能ブロック図は、図10に示したブロックに、分注結果判断部1032が重量計算部1029と表示出力部1022との間に追加されている。その他の構成は図10に示した構成と同様となっている。なお、分注結果判断部1032は、図13の重量計算部1029と表示出力部1022との間に追加する構成とすることもできる。
実施例5では、操作者は定期的なメンテナンスとして、実施例2および3と同様な自動計測手法を実施する。さらに、実施例4のような複数の分注動作を一連に実施する手法で測定時間短縮を行っても良い。
自動計測手法により分注量が重量計算部1029により計算された後、分注結果判断部1032は、分注量の正確度、精度を算出し、規定の基準で分注結果に問題ないか否かを判定する。
分注結果判断部1032は、判定基準を満たしていると判断した場合(正常)、表示出力部1022を介して、図16に示すように、表示部134の表示画面に分注動作は正常である旨を表示させる。図16に示した表示画面においては、各分注動作の判定結果が正常であることを示すために「OK」と表示され、下部に「分注動作は正常です」と表示されている。
一方、判定基準を満たしていない場合(異常)、分注結果判断部1032は、表示出力部1022を介して、図17に示すように、表示部134の表示画面に分注動作は判定基準を満たしていない旨を表示する。図17に示した表示画面においては、B/F分離動作の判定結果が正常ではないこと示す「NG」と表示され、下部に「B/F分離動作が判定基準の範囲外です」と表示されている。つまり、制御部102により、分注量が異常であると判断され、それが表示されている。
実施例5によれば、実施例2、3、4と同様な効果を得ることができる他、上述したアラーム表示機能により、操作者は分注動作の性能を即時に判断することができる。このため、判定基準を満たしていない場合、分注機構の部品交換等の対応を行うことが可能となる。
実施例5では、実施例2、3、4のような分注量自動計測での補正手法について述べたが、実施例1のような、手動で反応容器121を回収後、外部の装置で分注量を測定する手法でも適応可能である。
その場合、分注機構の動作により反応容器に分注された分注量を外部の装置で計測後、操作者は指定した分注機構の分注量平均値を算出する。算出後、操作者は、算出結果である分注量平均値を表示部134のGUIから入力する。
次に、制御部102の分注結果判断部1032は入力された平均値から、基準範囲内であるか否かを確認する。基準範囲内であった場合、表示部134に基準範囲内である旨を表示する。基準範囲外であった場合、表示部134の表示画面に分注動作は判定基準を満たしていない旨を表示する。
(実施例6)
次に、実施例6について説明する。
実施例5は、分注動作を行い分注量の測定結果から、分注動作の性能を判定する手法についての例であるが、実施例6では分注結果に基づき、分注機構へ分注量を補正する機能を有する例である。なお、自動分析装置の全体的な構成は図1に示した例と同様な構成となっている。
図18は、実施例6の動作フローチャートである。また、図19は、実施例6における制御部102の制御機能ブロック図である。
図19に示した制御機能ブロック図は、図15に示した実施例5の制御機能ブロックに分注量補正部1033を追加した例を示している。
なお、詳細な動作は、実施例1と同様であるため省略する。
まず、操作者は、反応容器121や検体分注チップ128、及び試薬容器136を自動分析装置に設置する。
反応容器121等の設置後、表示部134のGUIで、測定項目を指定する(S801)。測定項目は、試薬分注動作、検体分注動作、検体希釈分注動作、B/F分離動作、検出用反応液吸引動作のうちのいずれかを指定可能となっている。
次に、パラメータ入力を行う(S802)。実施例1と同様に、測定項目に対応したパラメータが入力可能となっている。さらに、分注動作の回数を設定可能となっており、後述する算出回数も設定可能となっている。算出回数は2以上の値を入力することができる。
S802にて、パラメータの入力後、実行ボタンを押し、指定した項目の分注動作を実行する。全体制御部1023は入力されたパラメータを受けて、分注動作を実施するために自動分析装置内の各機構へパラメータ出力を行い(S803)、その動作の制御を行う。
次に、試薬分注動作、検体分注動作、検体希釈分注動作、B/F分離動作、検出用反応液吸引動作の内、指定した回数の分注動作が実行される(S804)。
S804の分注動作完了後、実施例2、3で示したように分注量を自動計測する(S805)。
測定回数(分注動作回数)に応じた全ての分注動作が完了した後、全体制御部1023は指定した分注動作の分注量平均値を算出する(S806)。
分注量平均値算出S806の実行後、全体制御部1023は、分注量平均値が基準の範囲内か否かを判断する(S806A)。S806Aにおいて、平均値が基準の範囲内か否かを判断する。ここで、基準の範囲とは、真値から自動分析装置として許容できる、予め設定された分注量の範囲のことである。S806Aにおいて、分注量の平均値が基準の範囲内である場合、測定動作は完了する。
一方、S806Aにおいて、分注量の平均値が基準の範囲外であった場合、真値(基準値)と平均値との差を算出する(S807)。そして、現時点における分注量平均値の算出回数が、S802におけるパラメータ入力で指定した算出回数以上か否かを判断する(S807A)。分注量平均値の算出回数が指定算出回数以上の場合、分注異常と判定し、表示部134にアラームを出力し、自動分析装置を停止させる。
S807Aにおいて、分注量平均値の算出回数が指定算出回数未満である場合、分注量補正部1033が、真値と平均値との差から、その分注機構に応じて、分注量を補正するために必要な分注機構の駆動機構への駆動パルス数に変換する(S808)。
駆動パルス数への変換後、全体制御部1023は、指定した分注機構の駆動機構に駆動パルス数を伝達する(S809)。そして、変換した駆動パルス数を用いて、再度、分析動作を実行する(S804)。
以上の動作を、分注量平均値が基準の範囲内になるまで繰り返す。ただし、上述したとおり設定した算出回数を超えた場合、表示部134でアラームを出力し、自動分析装置を停止させる。
一例として、分解能が0.1μL/パルスであり、基準範囲が真値±5μLの分注機構を指定した場合について説明する。この分注機構で、S802のパラメータ入力において、分注量を60μLと指定すると、真値が60μLとなる。分注量の自動計測(S805)の後、分注量の平均値が50μLであった場合、基準範囲(60±5μL)を外れ、真値と平均値の差10μL(60μL−50μL)が算出される。
分解能は、0.1μL/パルスであるため、基準値に到達するための駆動パルス数として、+100パルスが算出される。算出後、該当する分注機構の駆動機構へ現在のパルス数から+100パルスを付加し、再度分析動作が実施される。
以上が、実施例6における分注動作の結果に基づき、分注機構へ分注量を補正する手法である。
実施例6では、実施例2、3のような分注量自動計測での補正手法について述べたが、実施例1のような、手動で反応容器121を回収後、外部の装置で分注量を測定する手法でも適応可能である。
その場合、分注機構の動作により反応容器に分注された分注量を外部の装置で計測後、操作者は指定した分注機構の分注量平均値を算出する。算出後、操作者は、算出結果である分注量平均値を表示部134のGUIから入力する。
次に、制御部102の全体制御部1023部は入力された平均値から、基準範囲内であるか否かを確認する。基準範囲内であった場合、表示部134に基準範囲内である旨を表示する。基準範囲外であった場合、真値と入力された平均値の差から、駆動パルス数に変換し、分注機構の駆動機構へパルス数を伝達し、操作完了となる。
以上の動作を、分注量平均値が基準の範囲内になるまで繰り返す。
さらに、実施例6では、実施例4で示した複数の分注動作を一連に実施する手法にも適用可能である。
実施例6によれば、実施例5と同様な効果を得ることができる他、分注量を適切な分注量に自動的に補正することができるという効果を得ることができる。
(実施例7)
次に、実施例7について説明する。
実施例7は、試薬分注機構112と検体分注機構105とを一つの分注機構とし、希釈液分注機構を別個に配置する例である。その他の構成は、実施例7と実施例1とは同様となっている。
図20は、実施例7における分注量測定を実行するための制御部102の制御機能ブロック図である。図20において、試薬分注動作制御部1024は、試薬及び検体分注機構140の試薬分注動作を制御し、検体分注動作制御部1025は、試薬及び検体分注機構140の検体分注動作を制御する。この試薬及び検体分注機構140が、試薬分注機構112の動作と検体分注機構105の動作を行う一つの分注機構である。そして、検体希釈分注動作制御部1026が希釈液分注機構150の動作を制御する。この希釈液分注機構150は、実施例7にて設けられる機構である。
実施例1〜6においては、検体分注機構105が検体分注動作と希釈液分注動作とを行っているが、実施例7においては、試薬及び検体分注機構140が試薬分注動作及び検体分注動作を行い、希釈液分注機構150が、液希釈液分注動作を行う構成となっている。その他動作機構201は、B/F分離用反応液吸引機構115、緩衝液吐出機構116および検出用反応液吸引機構118を示す。
実施例7においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
(実施例8)
次に、実施例8について説明する。
実施例8は、試薬分注機構112、検体分注機構105及び希釈液分注機構150が、それぞれ別個に配置される例である。その他の構成は、実施例8と実施例1とは同様となっている。
図21は、実施例8における分注量測定を実行するための制御部102の制御機能ブロック図である。図21において、試薬分注動作制御部1024は、試薬分注機構112の試薬分注動作を制御し、検体分注動作制御部1025は、検体分注機構105の検体分注動作を制御する。そして、検体希釈分注動作制御部1026が希釈液分注機構150の動作を制御する。この希釈液分注機構150は、実施例7と同様に実施例8にても設けられる機構である。
実施例8においては、試薬分注機構112、検体分注機構105、希釈液分注機構150が設けられている。その他動作機構201は、B/F分離用反応液吸引機構115、緩衝液吐出機構116および検出用反応液吸引機構118を示す。
実施例8においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
(実施例9)
次に、実施例9について説明する。
実施例9は、実施例8における試薬分注機構112、検体分注機構105及び希釈液分注機構150が、一つの試薬、検体及び希釈液分注機構160となっている例である。その他の構成は、実施例9と実施例8とは同様となっている。
図22は、実施例9における分注量測定を実行するための制御部102の制御機能ブロック図である。図22において、試薬分注動作制御部1024は、試薬、検体及び希釈液分注機構160の試薬分注動作を制御し、検体分注動作制御部1025は、試薬、検体及び希釈液分注機構16の検体分注動作を制御する。さらに、検体希釈分注動作制御部1026は、試薬、検体及び希釈液分注機構160の希釈液分注動作を制御する。
実施例9において、その他動作機構201は、B/F分離用反応液吸引機構115、緩衝液吐出機構116および検出用反応液吸引機構118を示す。
実施例9においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
なお、上述した実施例7〜9は、実施例1の変形例であるが、実施例2〜6のそれぞれにおいて、試薬分注機構と検体分注機構とを一つの分注機構とし、希釈液分注機構を別個に配置することも可能であり、試薬分注機構、検体分注機構及び希釈液分注機構をそれぞれ別個に配置することも可能である。さらに、実施例2〜6のそれぞれにおいて、試薬分注機構、検体分注機構及び希釈液分注機構を、一つの試薬、検体及び希釈液分注機構とすることも可能である。
(実施例10)
次に、実施例10について説明する。
実施例10は、操作部133から、複数の測定項目である試薬分注動作、検体分注動作、検体希釈分注動作、B/F分離動作及び検出用反応液吸引動作のうちのいずれか入力されると、制御部102は入力された測定項目を実行するために使用する分注機構を制御する例である。
自動分析装置である免疫分析装置101の全体構成は実施例1と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
制御部102は、入力された測定項目を実行するために使用する分注機構を制御した後、インキュベータ106に、反応容器121が設置された後に、自動分析装置である免疫分析装置101の処理を終了する。
入力部である操作部133から入力された測定項目が、試薬分注動作であれば、制御部102は、試薬分注機構112の動作を制御して試薬を試薬容器136から吸引させ、インキュベータ106に設置された反応容器121に吐出させる。そして、制御部102は試薬が吐出された反応容器121がインキュベータ106に設置された状態で免疫分析装置101の処理(動作)を終了させる。
試薬が吐出された反応容器121がインキュベータ106に設置された状態であるので、この反応容器121を取り出し、重量を測定し、反応容器121の重量を差し引けば試薬分注機構112の試薬吐出量(試薬吸引量)を算出することができる。
また、入力部である操作部133から入力された測定項目が、検体分注動作であれば、制御部102は、検体分注機構112の動作を制御して検体を検体容器120から吸引させ、インキュベータ106に設置された反応容器121に吐出させる。そして、制御部102は検体が吐出された反応容器121がインキュベータ106に設置された状態で免疫分析装置101の処理(動作)を終了させる。
検体が吐出された反応容器121がインキュベータ106に設置された状態であるので、この反応容器121を取り出し、重量を測定し、反応容器121の重量を差し引けば検体分注機構105の検体吐出量(検体吸引量)を算出することができる。
検体希釈分注動作、B/F分離動作及び検出用反応液吸引動作についても、上述と同様な動作を行うことにより、それぞれの分注機構の吐出用(吸引量)を算出することができる。
なお、入力部である操作部133から入力される測定項目に対応する液体を収容する容器を第1の容器と定義し、第1の容器から吸引した液体を吐出する容器を第2の容器と定義することができる。
測定項目が、試薬分注動作であれば、これを第1の測定項目とし、第1の容器は試薬容器136であり、第2の容器は反応容器121である。分注機構は試薬分注機構112である。
測定項目が、検体分注動作であれば、これを第1の測定項目とし、第1の容器は検体容器120であり、第2の容器は反応容器121である。分注機構は検体分注機構105である。その他、第1の容器としては、希釈液を収容する希釈液容器がある。希釈液容器は検体容器120と兼用可能である。
また、第1の測定項目に係る分注分注機構を第1の分注機構とし、その他の機構を第2の分注機構と定義することができる。例えば、第1の測定項目が、検体分注動作であれば、これに係る第1の分注機構は、検体分注機構105と、試薬分注機構112とである。
さらに、これら第1の分注機構のうちの一つを第1の分注機構とし、他の一つを第2の分注機構とすることができる。
例えば、第1の測定項目が検体分注動作であれば、第1の分注機構を検体分注機構105または試薬分注機構112とし、第2の分注機構を試薬分注機構112または検体分注機構105とすることができる。
実施例10においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
なお、本願においては、検体分注機構105、試薬分注機構112、B/F分離機構114および検出用反応液吸引機構118を分注機構と総称するものである。また、表示部134は、タッチパネル等を備えることにより、操作部も兼ねることができるものである。このため、表示部134と操作部133を分注機構の動作を受け付ける入力部と総称することができる。
また、本願においては、試薬、検体、希釈液、希釈検体及び緩衝液を液体と総称するものである。
また、反応容器等の第2の容器への液体の吐出量を測定可能とする部分としては、インキュベータ106、反応容器保持部108、重量計502が存在するが、これらは、第2容器への吐出量を測定可能な状況を生成する生成部または分注容器からの吸引量を測定可能な状況を生成する生成部と定義することができる。
101・・・免疫分析装置(自動分析装置)、102・・・制御部、103・・・検体ラック、104・・・ラック搬送ライン、105・・・検体分注機構、106・・・インキュベータ(反応ディスク)、107、503・・・反応容器搬送機構、108・・・反応容器保持部、109・・・反応容器攪拌機構、110・・・廃棄孔、111・・・試薬ディスク、112・・・試薬分注機構、113・・・B/F分離搬送機構、114・・・B/F分離機構、115・・・B/F分離用反応液吸引機構、116・・・緩衝液吐出機構、117・・・B/F分離後攪拌機構、118・・・検出用反応液吸引機構、119・・・検出部(分析部)、120・・・検体容器、121・・・反応容器、122・・・反応容器設置位置、123・・・試薬吐出位置、124・・・検体吐出位置、125・・・検出用反応液吸引位置、126・・・反応容器廃棄位置、127・・・B/F分離搬送位置、128・・・検体分注チップ、129・・・チップ装着位置、130・・・試薬ディスクカバー、131・・・開口部、132・・・送液流路、133・・・操作部、134・・・表示部、135・・・記憶部、140・・・試薬及び検体分注機構、150・・・希釈液分注機構、160・・・試薬、検体及び希釈液分注機構、201・・・その他動作機構、302、403・・・重量センサ、200・・・動作機構、502・・・重量計、508・・・重量計上の反応容器設置位置、1021・・・測定項目判断部、1022・・・表示出力部、1023・・・全体制御部、1024・・・試薬分注動作制御部、1025・・・検体分注動作制御部、1026・・・検体希釈分注動作制御部、1027・・・B/F分離動作制御部、1028・・・検出用反応液吸引動作制御部、1029・・・重量計算部、1030・・・メモリ、1031・・・搬送機構制御部、1032・・・分注結果判断部、1033・・・分注量補正部

Claims (25)

  1. 第1容器から液体を吸引し、第2容器に該液体を吐出する分注機構と、
    前記第2容器の液体を分析する分析部と、
    前記第2容器を設置可能な容器設置部と、
    前記分注機構の動作を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた動作に従い前記分注機構を制御する制御部と、前記第2容器への吐出量を測定可能な状況を生成する生成部と、を備える自動分析装置。
  2. 分注容器から液体を吸引する吸引機構と、
    前記分注容器の液体を分析する分析部と、
    前記分注容器を設置可能な容器設置部と、
    前記吸引機構の動作を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた動作に従い前記分注機構を制御する制御部と、
    前記分注容器からの吸引量を測定可能な状況を生成する生成部と、を備える自動分析装置。
  3. 前記第1容器は試薬を収納する試薬容器、又は、検体を収容する検体容器、又は、希釈液を収容する希釈液容器である、請求項1記載の自動分析装置。
  4. 試薬容器から試薬を吸引し、分注容器に該試薬を吐出する第1分注機構と、
    検体容器から検体を吸引し、前記分注容器に該検体を吐出する第2分注機構と、
    前記分注容器の液体を分析する分析部と、
    前記分注容器を設置可能な容器設置部と、
    前記第1又は第2分注機構の動作を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた動作に従い前記第1又は第2分注機構を制御する制御部と、
    記分注容器からの吸引量を測定可能な状況を生成する生成部と、を備える自動分析装置。
  5. 試薬容器から試薬を吸引し分注容器に該試薬を吐出すると共に、希釈液容器から希釈液を吸引し該分注容器に該希釈液を吐出する第1分注機構と、
    検体容器から検体を吸引し、前記分注容器に該検体を吐出する第2分注機構と、
    前記分注容器の液体を分析する分析部と、
    前記分注容器を設置可能な容器設置部と、
    前記第1又は第2分注機構の動作を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた動作に従い前記第1又は第2分注機構を制御する制御部と、
    前記分注容器からの吸引量を測定可能な状況を生成する生成部と、を備える自動分析装置。
  6. 前記分注容器にB/F分離緩衝液を吐出する第3分注機構を更に備える請求項1記載の自動分析装置。
  7. 前記制御部は、前記分注機構による前記分注容器への分注動作完了後、前記分注容器が前記容器設置部に設置された状態で、前記自動分析装置の処理を終了する請求項1記載の自動分析装置。
  8. 前記吸引機構は、前記分注容器から、試薬及び検体の混合液、又は、希釈検体液、又は、B/F分離緩衝液のうち、何れかの液体を吸引する請求項2記載の自動分析装置。
  9. 前記制御部は、前記吸引機構による前記分注容器への吸引動作完了後、前記分注容器が前記容器設置部に設置された状態で、前記自動分析装置の処理を終了する請求項2記載の自動分析装置。
  10. 前記入力部は、前記第1又は第2分注機構の内、何れか一つの選択を受け付ける請求項1記載の自動分析装置。
  11. 前記入力部は、前記第1又は第2分注機構の吐出量もしくは吸引量の指定を受け付ける請求項1記載の自動分析装置。
  12. 前記入力部は、前記第1又は第2分注機構の動作回数の指定を受け付ける請求項1記載の自動分析装置。
  13. 液体が収容されていない未収容容器を保持する保持部と、
    前記未収容容器を前記保持部から前記容器設置部へ搬送する搬送機構を備える請求項1記載の自動分析装置。
  14. 重量測定部と、表示部とを備え、
    前記制御部は、前記未収容容器の重量と、液体が収容された収容容器の重量を前記重量測定部に測定させ、前記第1又は第2分注機構の吐出量もしくは吸引量を算出し、該吐出量もしくは吸引量を前記表示部に表示させる請求項13記載の自動分析装置。
  15. 前記重量測定部は、前記保持部または前記容器設置部に配置されている請求項14記載の自動分析装置。
  16. 前記自動分析装置内に配置された容器を前記自動分析装置の外部に搬送する外部搬送機構を更に備え、
    前記制御部は、前記外部搬送機構により前記容器を前記重量計に搬送させ、前記未収容分注容器の重量と、前記収容容器の重量を前記重量計に測定させ、前記第1又は第2分注機構の吐出量もしくは吸引量を算出し、該算出した吐出量もしくは吸引量を前記表示部に表示させる請求項14記載の自動分析装置。
  17. 前記制御部は、前記第1又は第2分注機構の吐出量測定結果もしくは吸引量測定結果が、予め定められた判定閾値に従って正常か異常かを判断し、前記表示部に正常か異常かを表示させる請求項16記載の自動分析装置。
  18. 前記入力部は、前記第1又は第2分注機構の吐出量測定結果もしくは吸引量測定結果を受け付け、
    前記制御部は、前記入力部が受け付けた吐出量測定結果もしくは吸引量測定結果が、予め定められた判定閾値に従って正常か異常かを判断し、前記表示部に正常か異常かを表示させる請求項1記載の自動分析装置。
  19. 前記制御部は、前記第1又は第2分注機構の吐出量測定結果もしくは吸引量測定結果に基づいて、前記分注機構の吐出量もしくは吸引量を補正する請求項16記載の自動分析装置。
  20. 前記入力部は、前記第1又は第2分注機構の吐出量測定結果もしくは吸引量測定結果を受け付け、
    前記制御部は、前記入力部が受け付けた吐出量測定結果もしくは吸引量測定結果に基づいて、前記液体分注機構の吐出量もしくは吸引量を補正する請求項1記載の自動分析装置。
  21. 前記容器設置部はインキュベータであり、
    前記制御部は、該インキュベータの温度制御を停止して前記分注機構を動作させる請求項1記載の自動分析装置。
  22. 第1の容器から液体を吸引し、第2の容器に該液体を吐出する複数の分注機構と、
    前記第2の容器に収容された液体を分析する分析部と、
    複数の測定項目のうちの何れかの入力を受け付ける入力部と、
    前記複数の分注機構及び前記分析部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記入力部が前記複数の測定項目のうちの第1の測定項目の入力を受け付けた場合、前記複数の分注機構のうちの、該第1の測定項目に係る第1の分注機構を制御する自動分析装置。
  23. 前記第2の容器に収容された液体を反応させるインキュベータを更に備え、
    前記制御部は、前記第1の分注機構を制御した後、該第2の容器が該インキュベータ上に設置された状態で、自動分析装置の処理を終了する請求項22記載の自動分析装置。
  24. 前記第1の測定項目は試薬分注動作であり、前記第1の容器は試薬が収容された試薬容器である請求項22記載の自動分析装置。
  25. 前記第1の測定項目は検体分注動作であり、前記第1の容器は検体が収容された検体容器であり、
    前記第1の分注機構は試薬を前記第2の容器に分注し、前記複数の分注機構のうちの第2の分注機構は検体を前記第2の容器に分注する請求項22記載の自動分析装置。
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