JP3318024B2 - 生化学分析装置 - Google Patents

生化学分析装置

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JP3318024B2
JP3318024B2 JP3048493A JP3048493A JP3318024B2 JP 3318024 B2 JP3318024 B2 JP 3318024B2 JP 3048493 A JP3048493 A JP 3048493A JP 3048493 A JP3048493 A JP 3048493A JP 3318024 B2 JP3318024 B2 JP 3318024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、尿等の検体液に
含まれる所定の生化学物質との化学反応により光学濃度
変化を生じる試薬を含有する化学分析スライドに上記検
体液を点着して該化学分析スライドの光学濃度を測定す
ることにより、検体液中の所定の生化学物質の物質濃度
を求める生化学分析装置に関するものであり、詳しく
は、点着用のノズルチップが装着されこのノズルチップ
内に検体液を吸引する点着ノズル先端部の構造の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体検体中の特定の化学成分を定性的も
しくは定量的に分析することは様々な産業分野において
一般的に行なわれている操作である。特に血液や尿等、
生物体液中の化学成分または有形成分を定量分析するこ
とは生化学分野および臨床分野において極めて重要であ
る。
【0003】近年、検体液の小滴を点着供給するだけで
該検体液中に含まれている特定の化学成分または有形成
分を定量分析することのできるドライタイプのスライド
が開発され(特公昭53-21677号、特開昭55-164356 号
等)実用化されている。これらのスライドを用いると従
来の湿式分析法に比して簡易且つ迅速に検体液の分析を
行なうことができるため、その使用は特に数多くの試料
を分析する必要のある医療機関、研究所等において好ま
しいものである。
【0004】このようなスライドを用いて検体液中の化
学成分等の分析を行なうには、検体液をスライドに計量
付着させた後、これをインキュベータ(恒温機)内で所
定時間恒温保持(インキュベーション)して呈色反応
(色素生成反応)させ、次いで試料成分とスライドの試
薬層に含まれる試薬との組み合わせにより予め選定され
た波長を含む測定用照射光をこのスライドに照射してそ
の反射光学濃度を測定するもので、これにより、上記化
学成分等の定量的な分析を行なう。
【0005】このような分析を行なう場合、スライドの
試薬層へ点着供給する検体液は所定量を正確に計量して
点着しなければならない。この検体液の量が所定量と異
なると反射光学濃度が異なり、上記分析精度も低下する
からである。このため、検体液の点着供給を行なうとき
に、所定量を正しく点着できるように、種々のピペット
等が考案されている。このようなピペットは、例えば、
ピペット先端にチップを取り付けこのチップ内に所定量
の検体液を吸引し、次いでこの所定量の検体液をスライ
ドの試薬層上に点着供給するようにしたものがある。こ
のようなピペットにおいては、ピストン・シリンダ機構
を用いてチップ内に所定量の検体液を吸引し、又これを
排出させるものが多い。このようなピペットを用いてチ
ップ内への検体液の吸引および試薬層への排出を行なう
には、まずチップ先端を検体液内に挿入し、ピストン・
シリンダ機構等によってチップ内に所定量の検体液を吸
引保持し、この後チップ先端をスライドの試薬層上に位
置せしめ、ピストン・シリンダ機構等によってチップ内
の検体液を試薬層上に点着供給する。
【0006】ところで、上記ピペットの先端ノズル部分
へのチップの装着および使用後のチップの取りはずし
は、検査対象の特殊性および処理の迅速化の観点から全
て自動的に行なわれる。
【0007】上記チップの装着時にはノズルが一定の圧
力でチップ内に挿入されるが、この挿入後にはチップの
ノズルからの脱落を確実に防止することができ、かつチ
ップ使用後には、一定の力を加えればチップをノズルか
ら容易にはずすことができるような構造とする必要があ
る。
【0008】このようなピペットの先端ノズルとチップ
を確実に嵌合させるとともにこの嵌合を簡単にはずすこ
とができる構造としては、上記先端ノズルの所定位置に
円周方向全周に亘って溝を形成し、この溝内にニトリル
やフッ素ゴムからなるOリングを嵌め込み、上記先端ノ
ズルをチップ内に挿入したときにこのチップの内壁面に
より上記Oリングがつぶされてこの内壁面に密着するよ
うに構成されたものが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記O
リングを用いた技術では、Oリングは先端ノズルの円柱
部側面に嵌め込まれ、この部分においてテーパ状に形成
されたチップの内壁面と密着するように構成されてい
る。したがって、チップの内壁面が先端ノズルの外壁面
に沿った状態とはならず、これら両面の間に空間部が形
成され、チップの内壁面により押圧されたOリングがこ
の空間部方向にはずれ易くなったり、チップの内壁面が
先端ノズルの外壁面の角部にぶつかって先端ノズルのチ
ップへの挿入が円滑に行なわれなかったりするおそれが
ある。
【0010】そこで、本願発明の第1の目的は点着ノズ
ルのノズルチップへの着脱が容易で、その装着時にノズ
ルチップの脱落を防止できるとともにノズルチップの着
脱時にOリングのはずれを防止できる点着ノズルを備え
た生化学分析装置を提供することにある。
【0011】また、上述したチップは一つの検体液毎に
新しいものに取り替えられるシステムとなっており、一
つの検体液毎にチップの着脱が行なわれることから、こ
のチップの内壁面と摺動するOリングの傷み方が激しい
ためこのOリングを頻繁に交換する必要がある。
【0012】しかし、上記従来技術においては疲弊した
Oリングを交換する際に、このOリングをカッターナイ
フで切断したり、針状のものに引っかけてはずしたりし
ていたが、いずれの方法においても、Oリングが先端ノ
ズルの溝部に嵌まり込んでおり、また、この溝部の幅も
小さいために交換作業が容易ではなかった。
【0013】そこで、本願発明の第2の目的はOリング
の交換作業が容易な点着ノズルを備えた生化学分析装置
を提供することにある。
【0014】また、従来のOリングはチップの内壁面と
Oリングとの滑りがよくないため、点着ノズルをノズル
チップ内に挿入した際にOリングが溝内でつぶれずにノ
ズルの上方向に引っぱり上げられる。これにより、その
後Oリングの反発力が下方向に働きノズルチップがこの
点着ノズルから脱落しやすくなる。また、Oリングが溝
内でつぶれないのでこのOリングのつぶししろが小さく
なりチップ内壁面とOリングとの間でエアのリークが生
じやすくなる。
【0015】そこで、本願発明の第3の目的は点着ノズ
ルをノズルチップ内に挿入したときに、ノズルチップの
内壁面とOリングとが適度の滑りを有し、チップ内壁面
によりOリングを溝内でつぶすことができる点着ノズル
を備えた生化学分析装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の生化学
分析装置は、所定の検体容器内に収容された検体液を、
点着ノズルの先端部に着脱自在に装着されたノズルチッ
プ内に吸引し、このチップ内の検体液を化学分析スライ
ドの試薬層上に点着し、該検体液が点着された該化学分
析スライドの光学濃度を測定して該検体液中の所定の生
化学物質の濃度を求める生化学分析装置において、前記
点着ノズルの先端部が先端に向うにしたがって細くなる
テーパ状に形成され、該テーパ形成部分に、ノズル側面
の円周方向全周に亘る第1の溝部が形成されると共に該
第1の溝部と交差する第2の溝部が形成され、前記第1
の溝部にOリングが嵌め込まれ、前記ノズルチップを前
記点着ノズルに装着したとき、該ノズルチップの内壁面
と該点着ノズルの先端部の外壁面とが略当接し、かつ該
ノズルチップの内壁面により前記Oリングが該点着ノズ
ルの内方に押圧されるように構成されてなることを特徴
とするものである。
【0017】
【0018】また、本願発明の第の生化学分析装置
は、上記第1の生化学分析装置であって、前記Oリング
がシリコンゴムで形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0019】
【作用】上記第1の生化学分析装置によれば、点着ノズ
ルの先端部が先細りテーパ状に形成されており、内壁面
がテーパ形状をなすノズルチップとこの点着ノズルの着
脱が極めて容易である。
【0020】しかも、この点着ノズルのテーパ部分には
ノズルチップ脱落防止用のOリングが配されており、点
着ノズルの外壁面がノズルチップの内壁面に沿うように
してて該ノズルチップの装着が完了した状態でノズルチ
ップの内壁面がOリングを押圧するので、このOリング
は第1の溝内でつぶれてノズルチップの内壁面と密着す
るような状態となり、ノズルチップの点着ノズルからの
脱落が防止される。
【0021】また、この点着ノズルの先端部分におい
て、Oリングが嵌入する第1の溝と交差する第2の溝が
形成されており、Oリング交換時にはこの第2の溝にカ
ッタもしくは針状の部材を挿入することができるから、
このOリングの切断もしくは取りはずしが容易となりO
リングの交換作業が容易となる。
【0022】また、上記第の生化学分析装置によれ
ば、Oリングをシリコンゴムで形成しており、シリコン
ゴムがノズルチップの内壁面に対して滑りやすい性質を
有することから、ノズルチップの装着時にこのノズルチ
ップの内壁面によってOリングが上方向に引っぱり上げ
られることがなく、Oリングは第1の溝内において所望
の状態につぶされることとなる。
【0023】これにより、ノズルチップの内壁面とOリ
ングとの密着性が良好となってノズルチップの点着ノズ
ルからの脱落防止がより確実となり、またOリングのつ
ぶししろが減少してエアリークをおこすおそれもない。
【0024】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。図2に一実施例の生化学分析装置の概略平面構成を
示している。
【0025】生化学分析装置10は、未使用の化学分析ス
ライド11を収容するスライド待機部12と、化学分析スラ
イド11に順次血清、尿等の検体液を点着する点着部13
と、化学分析スライド11を収容して所定時間恒温保持す
るインキュベータ14とを備え、搬送手段15によって上記
スライド待機部12から順次化学分析スライド11を点着部
13に搬送し、この点着部13に位置する化学分析スライド
11に対し、点着手段16(サンプラ)の点着用ノズル91の
先端にノズルチップ25(図5参照)を装着してから該ノ
ズルチップ25内にサンプル収容部17のサンプルカップ26
から検体液を吸引して上記スライド11に所定量の点着を
行った後、この点着された化学分析スライド11を前記搬
送手段15によってインキュベータ14の収納部55に挿入
し、このインキュベータ14で恒温保持した化学分析スラ
イド11の呈色度合(反射光学濃度)を測定手段18の測光
ヘッド27で測定し、さらに、測定後の化学分析スライド
11を前記搬送手段15によってインキュベータ14の中心側
の廃却孔56に落下排出するものである。なお、上記点着
手段16には、ノズルチップ25による検体液の吸引吐出を
行うシリンジ手段19が付設され、使用後のノズルチップ
25はインキュベータ14の近傍に配設されたチップ抜取り
部20で点着用ノズル91から外されて下方に落下廃却され
る。また、化学分析スライド11は矩形状のマウント内に
試薬層が配設され、マウントの上下部分にはそれぞれ点
着孔、測光孔を有する。
【0026】各部の構造を説明すれば、まず、搬送手段
15は、その断面正面構造を図3に示すように、インキュ
ベータ14の中心に向けて直線状に延びる搬送台30が、そ
の前後端の脚部30a が下方の平板状の基台31に設置さ
れ、該搬送台30には略中央部に前記スライド待機部12
が、それよりインキュベータ14側に前記点着部13が配設
されている。
【0027】上記スライド待機部12には、化学分析スラ
イド11を保持するスライドガイド32が形成されており、
このスライドガイド32に未使用の化学分析スライド11が
通常複数枚重ねられて保持される。上記スライドガイド
32は、前記搬送台30の搬送面と同一高さに最下端部の化
学分析スライド11が位置するように、該搬送台30の凹部
に装着され、最下端部の前面側には1枚の化学分析スラ
イド11のみが通過し得る開口32a が形成されている。ま
た、後面側には後述の挿入部材が挿通可能な開口が形成
され、底面には前記搬送台30に形成された後述のスリッ
ト30b に連通する溝32b が形成されている。なお、この
スライドガイド32には、化学分析スライド11を複数枚重
ねて収納したカートリッジをセットするようにしてもよ
い。
【0028】上記スライド待機部12の前方の点着部13に
は、円形の開口33a が形成されたスライド押え33が設置
され、このスライド押え33が搬送台30の上方に固着され
たカバー34内に若干上下動可能に収容され、該カバー34
の上方に固着されたガラス板35にも点着用の開口35a が
形成されている。
【0029】そして、化学分析スライド11の搬送は、前
記搬送台30上に載置されたプレート状の挿入部材36の前
進移動によって行われる。すなわち、前記搬送台30の中
央には前後方向に延びるスリット30b が形成され、該ス
リット30b 上に挿入部材36がスライド可能に載置され、
この挿入部材36の後端底部にスリット30b を通して下方
からブロック37が固定され、該ブロック37が上記スリッ
ト30b に沿って前後方向に摺動自在に設けられている。
また、前記スライドガイド32によるスライド待機部12よ
り後方の位置における搬送台30の上には、上記挿入部材
36を押さえる補助板38が配設され、該補助板38はカバー
39内に若干上下動可能に保持されている。
【0030】また、前記ブロック37の下部にはスライダ
40が取り付けられ、このスライダ40は前記搬送台30に沿
って配設されたガイドロッド41によって前後方向に摺動
自在に支持されている。さらに、上記スライダ40には搬
送台30の前後に配設されたプーリ42,43 に巻き掛けられ
たベルト44の一部が固着されている。そして、後方のプ
ーリ43は搬送モータ45によって回転駆動され、上記スラ
イダ40と一体に移動するブロック37によって前記挿入部
材36が前後方向に移動操作され、その先端部によってス
ライドガイド32の下端部の化学分析スライド11の後端を
押して、該化学分析スライド11を直線状に点着部13から
インキュベータ14に搬送するものである。
【0031】上記搬送モータ45の駆動によってスライド
ガイド32の下端の化学分析スライド11を点着部13に搬送
し、検体液が点着された化学分析スライド11をさらにイ
ンキュベータ14の収納部55に挿入し、さらに測定後の化
学分析スライド11をインキュベータ14の中心部の廃却孔
56に搬送するように、この搬送モータ45の駆動制御が行
われる。
【0032】次に、インキュベータ14は、その断面正面
構造を図4に示すように、円盤状の回転部材50が下部中
心の回転筒51によってベアリング52を介して軸受部53に
対して回転自在に支持され、この回転部材50の上に上位
部材54が配設されている。上記上位部材54の底面は平坦
であり、回転部材50の上面には円周上に所定間隔で複数
(図示の場合6個)の凹部が形成されて両部材51,54 間
にスリット状空間による収納部55が形成され、この収納
部55の底面の高さは前記搬送手段15の搬送台30の搬送面
の高さと同一に設けられ、該搬送台30の先端部分に接近
して回転部材50の外周部分が位置している。
【0033】また、前記回転筒51の内孔は測定後の化学
分析スライド11の廃却孔56に形成され、この廃却孔56の
径は前記化学分析スライド11が通過可能な寸法に設定さ
れ、また、上記回転部材50の中心部分には上記廃却孔56
に連通する開口50a が形成されている。そして、前記収
納部55の中心側部分は、該収納部55と同一高さで中心側
の開口50a に連通し、該収納部55に位置する化学分析ス
ライド11がそのまま中心側に移動すると上記廃却孔56に
落下するように構成されている。
【0034】上記上位部材54には図示しない加熱手段が
配設され、その温度調整によって収納部55内の化学分析
スライド11を恒温保持する一方、該上位部材54には収納
部55に対応して化学分析スライド11のマウントを上から
押さえて検体液の蒸発防止を行う押え部材57が配設され
ている。上記上位部材54の上面にはカバー58が配設され
る一方、このインキュベータ14は上方および側方が上部
カバー59によって覆われ、底部が下部カバー60で覆われ
て遮光が行われる。
【0035】さらに、前記回転部材50の化学分析スライ
ド11を収納する各収納部55の底面中央には測光用の開口
55a が形成され、該開口55a を通して下方に配設された
測光ヘッド27による化学分析スライド11の反射光学濃度
の測定が行われる。また、上記回転部材50には、前記収
納部55と同一円周上に濃度基準板用の収納部61(図2参
照)が形成され、この部分に前記測光ヘッド27の校正用
の白色と黒色の2つの濃度基準板62が設置されている。
【0036】ここで、前記インキュベータ14の回転駆動
は、回転部材50を支持する回転筒51の外周部分にタイミ
ングベルト64が巻き掛けられ、このタイミングベルト64
が駆動モータ65の駆動プーリ66に対しても巻き掛けら
れ、該駆動モータ65の正逆回転駆動によって前記回転部
材50の往復回転駆動を行うように構成されている。そし
て、上記インキュベータ14の回転操作は、該インキュベ
ータ14の所定回転位置の下方に配設された測光ヘッド27
に対して、まず、白色基準板の濃度を検出し、続いて黒
色基準板の濃度を検出して校正を行った後に、順次収納
部55に挿入されている化学分析スライド11の呈色反応の
光学濃度の測定を行い、この一連の測定の後、逆回転し
て基準位置に復帰し、次のユニットの測定を行うよう
に、所定角度範囲内で往復回転駆動を行うように制御す
るものである。
【0037】さらに、前記インキュベータ14の下方には
測定後の化学分析スライド11を回収する回収箱70が配設
されている。この回収箱70は、前記回転筒51の中心の廃
却孔56の下方に臨んで収容室71が形成され、この回収箱
70は他の各種機器の配置との関係からその収容室71はイ
ンキュベータ14の中心点Cに対して片方に広く形成され
ている。また、上記収容室71の角部には、後述の点着手
段16における検体液毎に交換するノズルチップ25が落下
される傾斜部72が形成されている。この傾斜部72は、ノ
ズルチップ25が落下されるチップ抜取り部20の下方に位
置し、その底面が落下してくるノズルチップ25を倒して
収容室71の中心側に案内するように、収容室71側が低く
なるような斜面(20〜45°)に形成されている。
【0038】また、上記収容室71の底部には前記廃却孔
56の中心から、収容室71の広くなっている部分とは反対
側にずれた位置に突起73が立設されている。この突起73
は先端が球状もしくは針状に形成され、廃却孔56から落
下してくる化学分析スライド11に接触してその落下方向
を変更して分散させる機能を有している。なお、回収箱
70には、収容室71の側壁に生化学分析装置10の外側ケー
ス部分と連続する飾り部材74が連接されている。
【0039】次に、点着手段16は、その断面正面構造を
図5に示すように、前記基台31に設置された軸受部材80
に対してベアリング81を介して回転自在に回転基台82が
支持され、この回転基台82の上部にフランジ部材83が一
体に回転するように取り付けられている。上記フランジ
部材83の外周側の両側にはそれぞれガイドロッド84,84
が立設され、この両側のガイドロッド84,84 の上端部分
は連結部材85に固着されて、両ガイドロッド84,84 が上
下方向に平行に配設されている。また、上記連結部材85
の回転中心部分には上下方向に送りネジ86が配設され、
該送りネジ86の上端は上記連結部材85に回転自在に支承
され、下端部は前記フランジ部材83の中心部分に回転自
在に支承され、さらに先端部分はフランジ部材83から突
出してプーリ87が固着されている。さらに、前記両側の
ガイドロッド84,84 によって昇降移動自在に点着アーム
88の基端部が支持され、その支持部分の点着アーム88に
はガイドロッド84,84 が嵌挿されるスリーブ89が介装さ
れている。また、前記送りネジ86は上記点着アーム88を
貫通し、その貫通部分には送りネジ86に螺合するナット
部材90が設けられ、送りネジ86の回転に応じて点着アー
ム88が昇降作動するように構成されている。
【0040】そして、上記点着アーム88の先端部分に
は、上下方向に貫通して検体液の吸引吐出を行う点着用
ノズル91が配設されている。この点着用ノズル91は軸部
分が上記点着アーム88に摺動自在に嵌挿され、スプリン
グ92によって下方に付勢されている。また、該点着用ノ
ズル91の先端にはピペット状のノズルチップ25が着脱自
在に装着されるものであって、未使用のノズルチップ25
はサンプル収容部17にセットされており、これを点着ア
ーム88の下降移動によって点着用ノズル91の先端に嵌合
保持し、使用後は、チップ抜取り部20の係合溝20a にノ
ズルチップ25の上端を係合した状態での点着アーム88の
上動で嵌合を外し、チップ抜取り部20の開口20b から下
方の回収箱70に落下させて廃却するものである。
【0041】上記点着アーム88の旋回動作は、前記フラ
ンジ部材83または回転基台82の外周部分にタイミングベ
ルト94が係合され(図2参照)、このタイミングベルト
94が旋回用モータ95の駆動プーリ96に巻き掛けられ(図
2参照)、この旋回用モータ95の正逆回転の駆動制御に
よって所定位置に旋回移動される。また、点着アーム88
の昇降移動すなわち送りネジ86の回転駆動は、下端部の
プーリ87と昇降用モータ97の駆動プーリ98との間にベル
ト99が掛けられ(図2参照)、この昇降用モータ97の正
逆回転の駆動制御により所定高さに移動される。
【0042】次に、前記ノズルチップ25内への検体液の
吸引と吐出を行う機構は、前記点着用ノズル91の中心部
には先端部に開口するエア通路101 が形成され、このエ
ア通路101 の上端部分には図示しないエアパイプが接続
される。このエアパイプの他端は、シリンジ手段19のシ
リンジ102 の上端部分に接続されるものであって、該シ
リンジ102 は注射器状のエアポンプで、柱状の支持部材
103 に止具104 によって筒部102aが固定支持され、この
筒部102aの内部に嵌挿されたピストンに連結されたロッ
ド先端の操作部102bが昇降部材105 に係合固定されてい
る。この昇降部材105 は上下方向に配設されたガイド軸
106 に沿って昇降移動するように支持され、その端部に
は上下のプーリ107,108 に掛けられたベルト109 が止着
されている。下方のプーリ108 にはシリンジモータ110
が連係され、その駆動によってプーリ108 を回転させて
ベルト109 を介して昇降部材105 を作動し、シリンジ10
2の操作によって吸引吐出を行うように構成されてい
る。
【0043】そして、上記点着手段16により、ノズルチ
ップ25先端がサンプルカップ26内の検体液に浸漬された
状態でシリンジ102 のピストンを下降作動して吸引を行
い、点着部13に回動して化学分析スライド11に所定量の
点着を行うものである。なお、前記サンプル収容部17に
準備されたノズルチップ25およびサンプルカップ26、点
着部13、チップ抜取り部10は、いずれも点着アーム88の
旋回に伴う点着用ノズル91先端の旋回軌跡上に位置する
ように設定されている。
【0044】以下、本発明の主たる特徴部分である点着
用ノズルについて図1および図6〜8を用いて説明す
る。なお、これら図1および図6〜8に示す点着用ノズ
ル91aは図5に示す点着用ノズル91と若干異なった構成
とされているが機能的には略同様とされている。
【0045】すなわち、図6に示すように点着アーム88
a の先端部分に、上下方向に貫通してこの点着アーム88
a に保持される点着用ノズル91a が配設されている。こ
の点着用ノズル91a は軸部分が上記点着アーム88a に摺
動自在とされ、スプリング92a によって下方に付勢され
ている。
【0046】この点着用ノズル91a の先端部201 は先端
に向うにしたがって細くなる略滑らかなテーパ形状とさ
れており、この先端部201 の中程にはシリコンゴム製の
Oリング202 が、この先端部201 の円周方向全周に亘っ
て形成された横溝部203 に嵌着するように配されてい
る。
【0047】また、この先端部201 には図1に示すよう
にカッタナイフ204 を挿入し得る長さの、横溝部203 と
直交する舟型の縦溝部205 が形成されている。
【0048】上記先端部201 のテーパ形状は図7(A) に
示す如く、この先端部201 にノズルチップ25を装着した
ときにこの先端部201 の外壁面とノズルチップ25の内壁
面がすき間なく当接するような形状とするのが望まし
く、この形状は使用するノズルチップ25の内壁形状を考
慮して規定される。
【0049】上記シリコンゴムからなるOリング202
は、このシリコンゴムの特性上ノズルチップ25の内壁面
との摩擦を小さくすることができ、図7(A) に示すよう
にこの先端部201 をノズルチップ25内に挿入した際に
も、このOリング202 が上方向に引っぱられず横溝部20
3 内でつぶれた状態とされ、このOリング202 とノズル
チップ25の内壁面との密着性を良好とすることができ
る。
【0050】また、このOリング202 に使用されるシリ
コンゴムは硬度70°程度の適度に硬いものとすることが
望ましい。なお、硬度50°程度のものをこのOリング20
2 に使用すると柔かすぎ、滑りすぎて横溝部203 からは
ずれやすい。
【0051】また、上記横溝部203 の深さおよび幅はO
リング202 の径との関係で規定されるもので、ノズルチ
ップ25を点着用ノズル91a の先端部201 に装着した際
に、Oリング202 のつぶししろが12.5%程度となるよう
に横溝部203 の大きさとOリング202 の径を規定するの
が望ましい。
【0052】なお、例えばOリング202 の材質が水素化
ニトリルゴムやフッ素ゴム等であって横溝部203 の径が
大きく、設計上のOリング202 のつぶししろが15%程度
と大きい場合には、図7(B) に示すように、ノズルチッ
プ25の内壁面によってOリング202 が上方に引っぱり上
げられ、この結果Oリング202 の反発力が下方に働きノ
ズルチップ25が脱落しやすくなる。また、先端部201 の
外壁面とノズルチップ25の内壁面との間にすき間ができ
るとともに、Oリング202 の実際のつぶししろが小さく
なり、エアリークが生じやすくなる。さらに、点着時の
ノズルチップ25の先端高さが低くなり点着量に誤差が生
じやすくなる。
【0053】また、横溝部203 の径が大きく、設計上の
Oリング202 のつぶししろが15%程度と大きい場合に
は、図7(C) に示すように、ノズルチップ25を先端部20
1 に装着した際に、ノズルチップ25の中心軸206 と点着
用ノズル91a の中心軸207 が一致しないという現象が生
じ、点着位置に誤差が生じ、またエアリークが生じやす
くなったりする。
【0054】また、上記ノズルチップ25の装着時にOリ
ング202 のつぶししろが10%程度と小さい場合には、ノ
ズルチップ25の着脱時にOリング202 もはずれやすくな
る。
【0055】このようにOリング202 のつぶししろは1
2.5%程度に設定するのが望ましく、15%程度以上ある
いは10%程度以下に設定するのは望ましくない。
【0056】また、図1(B) に示すように、先端部201
の縦溝部205 には容易にカッターナイフ204 の先端部分
の刃をOリング方向に向けて挿入することができるよう
になっており、この状態でカッターナイフ204 を縦溝部
205 に沿って切り下ろせば容易にOリング202 を切断す
ることができるようになっている。これにより、面倒な
Oリング交換作業が容易となる。
【0057】なお、本発明の生化学分析装置としては上
述した実施例に限られるものではなく、種々の態様の変
更が可能である。
【0058】例えば、上述した縦溝部205 を図8に示す
ような形状の縦溝部205aに変更することも可能で、この
場合には針状の部材208 の先端部分をこの縦溝部205aに
挿入し、この先端部分でOリング202 を引っかけて横溝
部203 から取りはずすことが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生化学分
析装置によれば、点着ノズルの先端部の形状をノズルチ
ップの内壁面に合致させたテーパ形状とし、かつこのテ
ーパ部の所定位置において、ノズル側面円周方向全周に
亘って形成された第1の溝部にOリングを嵌着せしめて
いるので、この先端部へのノズルチップの着脱が極めて
容易となるとともにこの着脱時にOリングのはずれを防
止でき、さらに、ノズルチップの脱落を確実に防止する
ことができる。
【0060】また、上記先端部に上記第1の溝部と交差
する第2の溝部を形成すれば、この第2の溝部にカッタ
ーナイフあるいは針状の部材の先端を挿入してOリング
を切断あるいは取りはずすことが極めて容易となり、頻
繁に行なわれるOリングの交換作業が極めて容易とな
る。
【0061】さらに、Oリングにシリコンゴムを使用す
ればノズルチップとOリングの摩擦を小さくすることが
でき、ノズルチップの着脱時にOリングがはずれるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生化学分析装置における点
着ノズルの一部を示す正面図(A) および側面図(B)
【図2】本発明の一実施例の生化学分析装置の要部機構
の概略平面図
【図3】搬送手段の部分の断面正面図
【図4】インキュベータの部分の断面正面図
【図5】点着手段の部分の断面正面図
【図6】本発明の一実施例の生化学分析装置における点
着ノズルを示す概略図
【図7】点着ノズルにノズルチップを装着させた状態を
示す概略図
【図8】縦溝部の変更例を示す点着ノズルの一部の正面
図(A) および側面図(B)
【符号の説明】
10 生化学分析装置 11 化学分析スライド 13 点着部 14 インキュベータ 15 搬送手段 16 点着手段 20 チップ抜取り部 25 ノズルチップ 36 挿入部材 45 搬送モータ 50 回転部材 51 回転筒 55 収納部 56 廃却孔 70 回収箱 73 突起 88,88a 点着アーム 91,91a 点着用ノズル 201 先端部 202 Oリング 203 横溝部 204 カッターナイフ 205,205a 縦溝部 208 針状の部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−142089(JP,A) 特開 平4−372862(JP,A) 特開 昭64−22352(JP,A) 実開 昭63−175865(JP,U) 実開 平3−39159(JP,U) 特許2754110(JP,B2) 特許3038108(JP,B2) 特表 平7−501006(JP,A) 国際公開92/18560(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/10 G01N 1/00 - 1/44 G01N 31/00 - 31/22 G01N 33/48 - 33/98 F16J 15/00 - 15/14 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検体容器内に収容された検体液
    を、点着ノズルの先端部に着脱自在に装着されたノズル
    チップ内に吸引し、このチップ内の検体液を化学分析ス
    ライドの試薬層上に点着し、該検体液が点着された該化
    学分析スライドの光学濃度を測定して該検体液中の所定
    の生化学物質の濃度を求める生化学分析装置において、 前記点着ノズルの先端部が先端に向うにしたがって細く
    なるテーパ状に形成され、 該テーパ形成部分に、ノズル側面の円周方向全周に亘る
    第1の溝部が形成されると共に該第1の溝部と交差する
    第2の溝部が形成され、 前記第1の溝部にOリングが嵌め込まれ、 前記ノズルチップを前記点着ノズルに装着したとき、該
    ノズルチップの内壁面と該点着ノズルの先端部の外壁面
    とが略当接し、かつ該ノズルチップの内壁面により前記
    Oリングが該点着ノズルの内方に押圧されるように構成
    されてなることを特徴とする生化学分析装置。
  2. 【請求項2】 前記Oリングがシリコンゴムで形成され
    てなることを特徴とする請求項1記載の生化学分析装
    置。
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