JPH06307481A - 空気ばね - Google Patents
空気ばねInfo
- Publication number
- JPH06307481A JPH06307481A JP11537193A JP11537193A JPH06307481A JP H06307481 A JPH06307481 A JP H06307481A JP 11537193 A JP11537193 A JP 11537193A JP 11537193 A JP11537193 A JP 11537193A JP H06307481 A JPH06307481 A JP H06307481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- intermediate ring
- flexible material
- surface plate
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中間リングの軽量化及び柔軟性を確保し、ベ
ローズの損傷を防止するとともに組付作業も容易する。 【構成】 ベローズ１の中間に中間リング２を設けた空
気ばねにおいて、中間リング２をゴム等の可撓性材料２
１中に単位重量あたり２０ｇ／ｄ以上の強度を備えた有
機繊維２２を周方向に沿って埋設した。
ローズの損傷を防止するとともに組付作業も容易する。 【構成】 ベローズ１の中間に中間リング２を設けた空
気ばねにおいて、中間リング２をゴム等の可撓性材料２
１中に単位重量あたり２０ｇ／ｄ以上の強度を備えた有
機繊維２２を周方向に沿って埋設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、振動緩衝用等に用い
られる空気ばねに関する。
られる空気ばねに関する。
【０００２】
【従来の技術】ベローズ１の中間に中間リング２を設け
た空気ばねとしては、図１に示すものと同様の構造のも
のが知られている。中間リング２は、ゴム等の可撓性材
料から形成してあり、内部にリング状の金具を埋設した
り、スチールワイヤを束ねたものを埋設してベローズ１
の中間の径が変形するのを規制していた。
た空気ばねとしては、図１に示すものと同様の構造のも
のが知られている。中間リング２は、ゴム等の可撓性材
料から形成してあり、内部にリング状の金具を埋設した
り、スチールワイヤを束ねたものを埋設してベローズ１
の中間の径が変形するのを規制していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】金具やスチールワイヤ
を埋め込んだ中間リングは、重量が増大し、柔軟性もな
く、そのために中間リングに接するベローズを傷めるお
それもあった。さらに、このような中間リングを組付け
る作業も難しかった。
を埋め込んだ中間リングは、重量が増大し、柔軟性もな
く、そのために中間リングに接するベローズを傷めるお
それもあった。さらに、このような中間リングを組付け
る作業も難しかった。
【０００４】そこで、この発明は、中間リングの軽量化
及び柔軟性を確保し、ベローズの損傷を防止するととも
に組付作業も容易にした空気ばねを提供することを目的
とする。
及び柔軟性を確保し、ベローズの損傷を防止するととも
に組付作業も容易にした空気ばねを提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ベローズの中間に中間リングを設けた
空気ばねにおいて、中間リングをゴム等の可撓性材料中
に単位重量あたり２０ｇ／ｄ以上の強度を備えた有機繊
維を周方向に沿って埋設して形成したものである。
め、この発明は、ベローズの中間に中間リングを設けた
空気ばねにおいて、中間リングをゴム等の可撓性材料中
に単位重量あたり２０ｇ／ｄ以上の強度を備えた有機繊
維を周方向に沿って埋設して形成したものである。
【０００６】
【作用】中間リング内に有機繊維を埋設してあるので、
金具やスチールワイヤに比べて軽くかつ柔軟性がある。
また、芳香族ポリアミド製の有機繊維、例えばケブラー
繊維を撚ったものやＰＢＯ（ポリベンズアゾール）系の
繊維では、単位重量あたり２０〜４５ｇ／ｄという高強
度を有している（ｄはデニール）。したがって、空気ば
ねの中間リングに要求される強度も十分に備えている。
中間リングに埋め込んだものが柔軟性を有することは、
中間リング自体も柔軟性を有することとなり、中間リン
グが接するベローズを傷めるおそれもなくなる。
金具やスチールワイヤに比べて軽くかつ柔軟性がある。
また、芳香族ポリアミド製の有機繊維、例えばケブラー
繊維を撚ったものやＰＢＯ（ポリベンズアゾール）系の
繊維では、単位重量あたり２０〜４５ｇ／ｄという高強
度を有している（ｄはデニール）。したがって、空気ば
ねの中間リングに要求される強度も十分に備えている。
中間リングに埋め込んだものが柔軟性を有することは、
中間リング自体も柔軟性を有することとなり、中間リン
グが接するベローズを傷めるおそれもなくなる。
【０００７】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【０００８】図１に示す空気ばねは、ゴム等の可撓性材
料から形成された両端開口の中空筒状をなすベローズ１
の両端を上面板３と下面板４との夫々に締付けリング
５，６により取付けてある。ベローズ１には中間リング
２が設けてあり、また、締付けリング５，６にはリング
状の弾性体７，８を設け、ベローズ１の取付個所におけ
る変形や摩耗を防止している。また、締付けリング５，
６や弾性体７，８はボルト９をナット１０で締付けるこ
とにより上面板３や下面板４に取付けてある。中間リン
グ２はゴム等の可撓性材料２１中に単位重量あたり２０
ｇ／ｄ以上の強度を備えた有機繊維２２を周方向に沿っ
て埋設して形成してある。
料から形成された両端開口の中空筒状をなすベローズ１
の両端を上面板３と下面板４との夫々に締付けリング
５，６により取付けてある。ベローズ１には中間リング
２が設けてあり、また、締付けリング５，６にはリング
状の弾性体７，８を設け、ベローズ１の取付個所におけ
る変形や摩耗を防止している。また、締付けリング５，
６や弾性体７，８はボルト９をナット１０で締付けるこ
とにより上面板３や下面板４に取付けてある。中間リン
グ２はゴム等の可撓性材料２１中に単位重量あたり２０
ｇ／ｄ以上の強度を備えた有機繊維２２を周方向に沿っ
て埋設して形成してある。
【０００９】図１に示す実施例では、中間リング２は１
個所設けたが、通常のベローズ式空気ばねの本体は、提
灯のように幾つかの膨らみを持ち、その両端に金具を付
け、気密を保ち得るようにシールしたものであり、普通
は３〜４山の膨らみを持ち、山と山の間には、内圧によ
る張力を受け持つ中間リング２が嵌められるものであ
る。ベローズ１のゴム膜の厚さは３〜１０mm位で、気密
を保つための内面ゴム層、内圧による張力を支えるため
のコード補強層及び外界の影響から本体を保護するため
の外面ゴム層とから成る。また、ベローズ１の両端の取
付部分にはリング状のスチール製ビードワイヤが埋設さ
れる。このビードワイヤの替りに中間リング２に埋設さ
れた有機繊維２２と同様のものを埋設することもでき
る。
個所設けたが、通常のベローズ式空気ばねの本体は、提
灯のように幾つかの膨らみを持ち、その両端に金具を付
け、気密を保ち得るようにシールしたものであり、普通
は３〜４山の膨らみを持ち、山と山の間には、内圧によ
る張力を受け持つ中間リング２が嵌められるものであ
る。ベローズ１のゴム膜の厚さは３〜１０mm位で、気密
を保つための内面ゴム層、内圧による張力を支えるため
のコード補強層及び外界の影響から本体を保護するため
の外面ゴム層とから成る。また、ベローズ１の両端の取
付部分にはリング状のスチール製ビードワイヤが埋設さ
れる。このビードワイヤの替りに中間リング２に埋設さ
れた有機繊維２２と同様のものを埋設することもでき
る。
【００１０】図２は、中間リング２の形状を変更した例
を示し、可撓性材料２１の内部に多数の有機繊維２２を
埋設したものを示す。またベローズ１内には補強層１１
を埋設した状態を示す。
を示し、可撓性材料２１の内部に多数の有機繊維２２を
埋設したものを示す。またベローズ１内には補強層１１
を埋設した状態を示す。
【００１１】図３はベローズ１の両端の取付部分の拡大
断面図であり、ビード１２として中間リング２に使用し
たと同様の有機繊維２２を埋設した例を示すものであ
る。
断面図であり、ビード１２として中間リング２に使用し
たと同様の有機繊維２２を埋設した例を示すものであ
る。
【００１２】ＰＢＯ系の材料としては、ポリベンズオキ
サゾール，より具体的にはポリパラフェニレンベンズビ
スオキサゾール（シス型）、ポリベンズチアゾール等が
好適に用いられる。ケブラー繊維は単位重量あたり２０
〜２５ｇ／ｄの強度を有し、ＰＢＯ系の繊維は単位重量
あたり３５〜４５ｇ／ｄの強度を有している。
サゾール，より具体的にはポリパラフェニレンベンズビ
スオキサゾール（シス型）、ポリベンズチアゾール等が
好適に用いられる。ケブラー繊維は単位重量あたり２０
〜２５ｇ／ｄの強度を有し、ＰＢＯ系の繊維は単位重量
あたり３５〜４５ｇ／ｄの強度を有している。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、中間リングには単位重量あたり２０ｇ／ｄ以上の強
度を備えた有機繊維を周方向に沿って埋設してあるの
で、中間リングそのものが軽量化されかつ柔軟性を有す
ることとなる。したがって、金具やスチールワイヤ等を
使用した従来の中間リングに比べて、中間リングが接す
るベローズの個所を傷めるおそれもなくなる。また、中
間リングの製造に際し、スチールワイヤや金具をゴム中
に埋め込むよりも容易に製造することができる。さらに
軽量で柔軟性があるために、中間リングの組付けも容易
となる。
ば、中間リングには単位重量あたり２０ｇ／ｄ以上の強
度を備えた有機繊維を周方向に沿って埋設してあるの
で、中間リングそのものが軽量化されかつ柔軟性を有す
ることとなる。したがって、金具やスチールワイヤ等を
使用した従来の中間リングに比べて、中間リングが接す
るベローズの個所を傷めるおそれもなくなる。また、中
間リングの製造に際し、スチールワイヤや金具をゴム中
に埋め込むよりも容易に製造することができる。さらに
軽量で柔軟性があるために、中間リングの組付けも容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図２】中間リングの形状を変えた部分的断面図。
【図３】ベローズの取付け個所の拡大断面図。
【符号の説明】 １ ベローズ ２ 中間リング ２１ 可撓性材料 ２２ 有機繊維
Claims (1)
- 【請求項１】 ベローズの中間に中間リングを設けた空
気ばねにおいて、 中間リングをゴム等の可撓性材料中に単位重量あたり２
０ｇ／ｄ以上の強度を備えた有機繊維を周方向に沿って
埋設して形成したことを特徴とする空気ばね。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11537193A JPH06307481A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 空気ばね |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11537193A JPH06307481A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 空気ばね |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307481A true JPH06307481A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14660878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11537193A Pending JPH06307481A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 空気ばね |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06307481A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1283375A2 (en) * | 2001-08-10 | 2003-02-12 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Air spring |
| JP2010071378A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気ばね |
| DE112009002210B4 (de) * | 2008-09-17 | 2020-03-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Schwingungsabsorber mit eingeschlossener Flüssigkeit |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP11537193A patent/JPH06307481A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1283375A2 (en) * | 2001-08-10 | 2003-02-12 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Air spring |
| EP1283375A3 (en) * | 2001-08-10 | 2003-06-25 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Air spring |
| DE112009002210B4 (de) * | 2008-09-17 | 2020-03-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Schwingungsabsorber mit eingeschlossener Flüssigkeit |
| JP2010071378A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気ばね |
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