JPS5838176Y2 - クウキバネ - Google Patents

クウキバネ

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Publication number
JPS5838176Y2
JPS5838176Y2 JP1975109508U JP10950875U JPS5838176Y2 JP S5838176 Y2 JPS5838176 Y2 JP S5838176Y2 JP 1975109508 U JP1975109508 U JP 1975109508U JP 10950875 U JP10950875 U JP 10950875U JP S5838176 Y2 JPS5838176 Y2 JP S5838176Y2
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JP
Japan
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flexible wall
plate
air spring
ring
bent
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975109508U
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English (en)
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JPS5222891U (ja
Inventor
保生 長谷川
Original Assignee
東洋ゴム工業株式会社
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Publication date
Application filed by 東洋ゴム工業株式会社 filed Critical 東洋ゴム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空気ばねの締付は金具の簡易化とコスト低
下を図り且つ充分な気密性を長期に保持する空気ばねに
関するものである。
従来の外線式空気ばね(第1図参照)は、加硫成形品を
締め付は固定によって密閉状態を形成するものであって
、気密保持用の締付は金具の加工に相当な工数を要する
ばかりでなく、その組付けも煩わしいものであり、ひい
ては、空気ばねのコスト上昇の要因となり、空気ばねの
普及を阻害するものとなっていた。
また、気密保持のため、空気ばねの締付は部にはビード
ワイヤを埋設し且つ特別な形状の厚肉の補強構造とし、
そのビードワイヤの埋設されたビード部を締付はボルト
で緊締する必要のため、組付は金具類が総体的に嵩張り
、空気ばねの取付は高さが、高くなると共に重量の増大
する等の欠点があるばかりでなく、特に、このような締
付は方式では、可撓性壁力弾性高分子物質のような粘弾
性体で構成されている以上、完全な弾性体と異なり可撓
性を有するため、一定の応力下にむいて、時間の経過と
共に付加される変形すなわちクリープとして現われ、密
閉応力は時間と共に減衰する事を防止する事は困難であ
り、従って、空気ばねの締付は固定は不適当である。
因って、この考案は、未加硫品の接着方式の採用によっ
て上記のような欠点を解消し、金具の加工は、可及的簡
易化するため、切削加工は最小限にとどめ、プレス及び
剪断加工を取り入れた。
そのため金具のコストは、従来の1/2〜1/3にする
ことが出来あまた、従来、製造工程に多くの工数を費消
した中空の可撓性壁も、締付は固定の場合のように、両
端部を特に厚内補強構造および張力によって抜けないよ
うにくさび状等の複雑な構造とする必要もなく、全体を
同一肉厚の構造で構成する事が出来、製造を非常に簡略
化する事が出来たばかりでなく、両端部の金具の嵩張る
事もなく、重量も軽減され、特に、接着方式のため時間
の経過と共に気密性が減衰する事もなく、長期に完全な
機能を発揮しうるものである。
すなわち、この考案の緩衝部分である中空の可撓性壁は
、内層と外層に弾性高分子物質を用い、中層には、使用
条件に適応した各種繊維のコードを選定使用し、複数コ
ードを互いに交差構造に形成した補強層を、弾性高分子
物質にて埋設して円筒状に構成されたものである。
この考案の空気ばねば、このように円筒状に構成された
未加硫材料を必要長さに切断し、その一定長さの未加硫
品の両端部を外側に折り曲げた折曲げ部と、あらかじめ
上記可撓性壁の外周に挿入したリングとを接着し、この
両端部外側に、被覆板を接着し、これを金型に入れて加
硫一体化する事によって得られたものである。
すなわち、この弾性高分子物質と補強層とからなる円筒
状の可撓性壁の両端部を、空気ばねの上下の作動方向と
は全く異方向の、外側に直角方向に折り曲げた折り曲げ
部を、あらかじめ上記可撓性壁の外周の両端部に挿入し
た各リングと上部被覆板および下部被覆板との間に挾持
するようにしてモールドにて加硫一体化して即使用状態
の密閉式構造に構成した空気ばねである。
次に、例示の図面に従って、この考案の態様を具体的に
説明する。
第1図は従来の外線式空気ばねの断面図であり、1は中
空の可撓性壁、2ぽ外層、3は内層、4は補強層、5は
ビードワイヤ、6は締付は金具、7は締付はボルト、8
,9は被覆板である。
このような構造のため前述したような欠点を有するもの
であった。
第2図はこの考案の空気ばねの使用時の状態の一例を示
したものであり、この空気ばねの構成は、上が中空の可
撓性壁であって、2が外層で、耐候性、耐屈曲性にすぐ
れた弾性高分子物質が使用される。
3は内層で、可及的気体透過率の低い、耐屈曲性にすぐ
れた弾性高分子物質が用いられる。
4は補強層で、パンタグラフの様な伸縮作用をなすよう
に、複数のコードが互いに交差構造に形成される。
10はつば付リングで、金層材料からなるものであるが
、主として鋼材が使用される。
このつば付リング10の10aUつば部、10bは板状
のリング部で、このつば付リングの内面部には、中空の
可撓性壁上の折曲げ部が接着されるための接着処理が施
される。
11は上部被覆板で、空気の導入管を取り付ける空気管
取付は金具13が取り付けられており、この上部被覆板
11は、中空の可焼性壁の折曲げ部を、つば付リングL
1の板状のリング部10bとの間に挾持して加硫接着さ
れている。
捷た、下部被覆板12も、上記同様、板状のリング部と
の間に挾持して中空の可撓性壁の折曲げ部に加硫接着さ
れている。
第3図は、上記のリングの形状を変えた他の実施例を示
すもので、第2図の金属材料からなるつば付リング10
のつば部10aの金属部分に変えて弾性高分子物質のつ
ば部15を接着したものである。
すなわち、14はつば無しリングの板状のリング部で、
第2図同様、折曲げ部は、つば無しリングの板状のリン
グ部14と上下被覆板との間に挾持して加硫接着される
この中空の可撓性壁の折曲げ部が接着される部分には、
前記同様、強力に接着されるための接着処理が施される
本例に使用されるつば無しリングの場合は、つば部が弾
性高分子物質にて置き変えられており、金属部分は板状
だけのため、さらに、プレス加工が省略され、リングが
非常なコスト安となる。
しかし、板状のリング部10b、14において、金属の
つば部10aおよび弾性高分子物質のつば部15を形成
することは、加熱成型加硫時に、軟化して折曲げ部TO
の端縁部が移動変形による肉厚の減少を抑制し好適な接
着を得るためと、加硫成型後における空気ばねの圧縮撓
みが大きい時に、平板のみの場合は板状のリング部の端
縁と折曲げfBTOの端縁との間に生起される局部摩耗
等の局部損傷の誘因を防止するために有利である。
また、上記のとおり、金属材料からなる上部被覆板11
、下部被覆板12および板状のリング部等が、可撓性壁
1の折曲げ部を挾持して加硫接着されるものであるが、
それぞれの挾持内面は、金属側は、一般に行なわれてい
る金属とゴム状物質との接着処理方法によって処理され
るものである。
すなわち、金属の接着面は、グリッドプラステイソグ、
サイドブラスティング、ショットブラスティング等の吹
付は仕上げを施し、金属用接着剤(たとえば、市販のケ
ミロック、メタロツク等)を塗布し、一方の可撓性壁の
折曲げ部には、溶剤にて清掃しゴム糊等のゴム用接着剤
を塗布し、上記のように挾持して加硫接着される。
すなわち、弾性高分子物質であるゴム状物質と金属との
接着は、未加硫状態のものを加硫によってゴム状物質を
硬化すると同時に一体に加硫接着する接着状態が最も強
固な固定状態を形成するものである。
なお、この考案の空気ばねは、第2図の一段式空気ばね
に限らず、第1図のような複数段の空気ばねにも適用で
きるものである。
以上のような構成になるため、その製造も至って簡略化
されるものである。
すなわち、第4図に示すように、外層2、内層3、補強
層4からなる、ホースのような円筒状の未加硫材料GS
が、ホースと同様な簡単な方法で芯金上にて製作され、
それを所要の長さに、切断線OLにて切断することによ
って、一度に多数の中空の可撓性壁の未加硫面が得られ
る。
従って、両端部の補強層は、ビードのような固定材に固
定する事なく自由端となるものである。
この所定の長さに切断された円筒状の未加硫面1oの外
周に、第2図の場合、あらかじめ、つば付リングを挿入
しく第5図参照)、つば付リング10の内面部に接着処
理を施した接着面に、上記円筒状の未加硫面1Gの両端
部を、この円筒部の@線に対し直角方向に外側へ折り曲
げた平坦な折曲げ部(第6図参照)を接着し、さらに、
折曲げ部TOの外側に被覆板を接着するため、あらかじ
め、接着処理を施した上部被覆板11と下部被覆板12
を、折曲げ部TOの外側に接着し、これを金型に入れ、
内圧を加えて加硫一体化する事によって、強力な一体化
された空気ばねが至って容易に製作される。
この考案の空気ばねば、上述のとおり、締結部はリング
(つば付リング、つば無しリング)K接着一体化された
構造のため、締付は金具は簡易化され安価に得られるば
かりでなく、全体の高さが低くなり、重量も軽減さへ占
有スペースも少なくてすむ。
筐た、製造も至って簡易化され、非常なコスト低下が得
られるものである。
さらに、締結部は接着構造のため、従来のような、締付
けの良否および粘弾性体の宿命的なゴム状物質のクリー
プによる気密不良のおそれがなく、長期にわたる安全な
気密性が保持されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の外線式空気ばねの断面図、第2図は、
この考案の空気ばねの使用時の形状の一実施例の断面図
、第3図は、第2図のつば付リングの変形の実施例(つ
ば無しリング)を云す、変形部の部分断面図、第4図は
、空気ばねの中空の可撓性壁を構成する円筒状の未加硫
材料の断面図、第5図は、円筒状の未加硫面の外周両端
部付近につば付リングを当接して位置ぎめした状態の製
作過程を示す断面図、第6図は、円筒状の未加硫面の両
端部を外側に折り曲げて、つば付リングの内面部の接着
面に接着した状態の製作過程を示す断面図、第1図は、
この考案の空気ばねにおける2段型のベローズの一実施
例を示す断面図である。 1・・・・・・中空の可撓性壁、1G・・・・・・未加
硫面、2・・・・・・外層、3・・・・・・内層、4・
・・・・・補強層、10・・・・・・つば付リング、1
0b・・・・・・板状のリング部、11・・・・・・上
部被覆板、12・・・・・・下部被覆板、14・・・・
・・板状のリング部、To・・・・・・折曲げ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 補強層を有する弾性高分子物質からなる円筒状の中空の
    可撓性壁から構成された未加硫品において、この可撓性
    壁が、両端部およびその他の部分もすべて実質上同一肉
    厚並びに同一構造で且つ補強層が両端部においてビート
    のような固定材に固定することなく自由端を形成したこ
    の可撓性壁の両端部を、この円等部の軸線に対し直角方
    向に外側へ折り曲げた平坦な折曲げ部を、上部は、それ
    ぞれ接着剤を塗布した上部被覆板と板状のリング部で挟
    持状態に、また、下部も同様、下部被覆板と板状のリン
    グ部にて挾持状態において、可撓性壁の折曲げ部を加硫
    接着状態に加硫成形された密閉式一体構造の空気ばね。
JP1975109508U 1975-08-06 1975-08-06 クウキバネ Expired JPS5838176Y2 (ja)

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JP1975109508U JPS5838176Y2 (ja) 1975-08-06 1975-08-06 クウキバネ

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JPS5222891U JPS5222891U (ja) 1977-02-17
JPS5838176Y2 true JPS5838176Y2 (ja) 1983-08-29

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DE102012023616B4 (de) * 2012-12-04 2019-06-19 Carl Freudenberg Kg Lager
JP7088799B2 (ja) * 2018-09-27 2022-06-21 ニッタ化工品株式会社 空気ばね及びその組立方法

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