JPS6333599B2 - - Google Patents

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JPS6333599B2
JPS6333599B2 JP12291081A JP12291081A JPS6333599B2 JP S6333599 B2 JPS6333599 B2 JP S6333599B2 JP 12291081 A JP12291081 A JP 12291081A JP 12291081 A JP12291081 A JP 12291081A JP S6333599 B2 JPS6333599 B2 JP S6333599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
ring
mold
spring
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12291081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5754776A (en
Inventor
Aruton Guriinwarudo Furetsudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JENERARU KONEKUTAASU CORP
Original Assignee
JENERARU KONEKUTAASU CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JENERARU KONEKUTAASU CORP filed Critical JENERARU KONEKUTAASU CORP
Publication of JPS5754776A publication Critical patent/JPS5754776A/ja
Publication of JPS6333599B2 publication Critical patent/JPS6333599B2/ja
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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシールに関し、特に、中心に配置され
るガーターばねを内部に装架されたリング形シー
ルに関する。
ゴムシール、特に、航空機の連結装置(コネク
タ)およびダクト内に使用されるゴムシールは、
冷間においては、シールを構成している材料と金
属製のダクトとの熱膨張係数の相互間の変化に起
因して漏洩を生ずる傾向がある。この漏洩はある
使用期間後には、このシールを形成しているゴム
が「硬化」して弾性を失うようになるので、この
シールが高い温度で使用された場合には特に、増
大する傾向がある。
この漏洩を防止する1つの方法はこのシールを
抱きしめる張力状態のガーター型のばねをこのシ
ールに提供することである。この配列によれば、
シールがダクトまたは連結装置上にある場合ばね
が圧縮力または半径方向内方に向けられた力をこ
のシールに加えて、低温度において且つこのシー
ル内のゴムが硬化して弾力を余り有しなくなつた
後においても、このシールをダクトまたは連結装
置(コネクタ)と密封係合せしめる。
張力状態のばねを内部に形成されているエラス
トマシールは代表的にはシリコーン含浸ゴムから
形成され且つシリコーン含浸ガラス繊維布の1つ
またはそれ以上の積層物が連結装置またはダクト
上の表面と密封係合する少くともシールの表面に
成形されてこれを覆つている。この布の被覆は、
摩耗に抵抗し、したがつてシールの寿命が長くさ
れるので、使用されている。ダクトの表面と密封
係合するシールの表面をシリコーン含浸ガラス繊
維布で覆つたシールというものは、米国特許第
3918726号明細書及び米国特許第3698727号明細書
に開示されている。
シール内部にばねを装架してシールの密封係合
状態を保持させようとした従来のシールの製造方
法は、まず、リング形の型空洞内に、シリコーン
含浸ガラス繊維布と、引張り状態にあるガーター
ばねとを挿入する。ガーターばねは型空洞に配置
されたシリコーン含浸ガラス繊維布の内側表面に
押し当たるまで収縮するような大きさに定められ
る。次に、型空洞には適当量の未硬化ゴムが詰込
まれ、この型が加熱されてゴムが硬化される。こ
のようにして、ガーターばねを内部に埋設したリ
ング形シールが作られるわけであるが、かような
方法でシールを作つたのでは、ガーターばねはゴ
ムの中に完全にはとどまらず、ガラス繊維布の内
側表面に当接してしまう。すなわち、ガラス繊維
布の内側表面にはガーターばねが当接してしまつ
ているので、ガラス繊維布とガーターばねとの間
にゴムを介在させて両者を隔離させる構成にはな
つていない。その結果として、このシールが航空
機内に使用された場合、振動によりばねが前記ガ
ラス繊維布の内側表面にこすり当つて、これを比
較的に短時間ですり切り且つ機械部分と密封係合
をなす表面を破壊し、その結果このシールは取替
えられねばならなかつた。
航空機内のシールは航空機内のダクトに沿つた
各種の位置に位置決めされるので、これ等のシー
ルは、触れるのに困難であり、したがつて、これ
等のシールが取替えられる場合にこれ等に到達す
るには多くの航空機部品の分解を必要とする位置
に、しばしば装架される。このことで航空機の稼
動停止時間が増大されて、航空機の運用費が著し
く増大される。
若し、シールの有効寿命を増すことができれ
ば、航空機の運用費を不釣合な程に大きく節約す
ることが可能であることは明らかである。
この種のシールの有効寿命を増す1つの方法
は、このシール内部に装架されたばねがガラス繊
維布の内側表面にこすり当るのを防止することで
ある。これ等のばねが、引張り状態にあるにも
かゝわらず、成形プロセス中に、布の内側表面か
ら離隔された状態に保持されることができれば、
シール内のゴムが硬化された時、上記ばねとガラ
ス繊維布の内側表面との間にある厚さのゴムが存
在することになる。かくすることで、前記ばねは
この厚さのゴムを先ずこすりへらして後にガラス
繊維布にこすり当り且つこれをすりへらすことに
なるので、このシールの有効寿命が著しく延ばさ
れる。
今までは、米国特許第3406979号の明細書に例
証記載されているとおり、シール内部のばねを中
心に位置決めする問題を解決する努力がなされ
た。しかしながら、この米国特許のシールは表面
上は本発明のシールに似てはいるものの、本願に
おいて後述するシールと同じようには作用しな
い。その理由は、ばねがゴム内に埋込まれている
(第3欄第44行及び46行参照)のために、ゴムの
弾力が低下した時ばねがそれを補うことが出来な
いからである。また、「ばり」がシールの機械部
分係合表面に形成されるという問題もある。「ば
り」とは成形型の接合部において形成されるエラ
ストマ材料の不規則な突起であつて、シール面を
滑らかにするためにはこの「ばり」を除去しなけ
ればならないが、それには時間と費用を要する。
更に、前記機械部分係合表面はガラス繊維布によ
つて取囲まれていないので、シールの寿命が短い
という欠点もある。
したがつて必要とされ且つ本発明の重要な目的
を構成することはシールの少くとも機械部分係合
表面を被覆するガラス繊維布と、ガラス繊維布の
内側表面から半径方向に離隔された相互関係に保
持された状態で、シール内部に装架される引張り
状態のばねとをエラストマ材料から形成されたシ
ールに提供することである。
本発明の上記ならびにその他の目的は添付図面
について以下の説明で明らかとなるであろう。
添付図面の第1図において、全体を符号10で
示されているリング形のシールはエラストマ材
料、たとえばシリコーン含浸ゴムから形成されて
いる。第2図において、シール10は表面12を
有し、この表面は連結物またはダクトの表面と密
封係合する形状にされた連続した機械部分係合表
面を形成するようにシリコーン含浸ガラス繊維布
の2つの層または積層物14および16により被
覆されている。シリコーン含浸ゴムから形成され
て、孔腔20を有しているエラストマチユーブか
ら成つているリング形挿入子18が前記シールの
内部にあり、またガーター型またはらせん状リン
グに成形されたコイルばね22が前記孔腔の内部
に位置決めされている。
管状挿入子18は従来型の押し出し成形機によ
り形成され且つゴムを半硬化状態で所望の長さに
切断される。次で、コイルばね22もまた第5図
に示されているように孔腔20に挿入されるのに
望ましい長さに切断される。上記コイルばねの端
部24と26とは、この技術の分野で周知されて
いる方法でリングを形成するように互いにねじ込
められる形状に成形される。このようにして、ば
ね22が前記チユーブ内の孔腔20に挿入され且
つ前記ばねの両端が互いに固定された後には、前
記リング形状の挿入子18が第4図に示されてい
るように得られる。
本願明細書で使用するゴムの「半硬化状態」な
る用語は、ゴムから成る前記管状挿入子18の孔
腔20内に前記ばね22を挿入した状態でシール
10を型内で硬化させる時にばね22が管状挿入
子18の孔腔20の内面に固着されない程度に硬
化された状態を意味する。
このシールの製作のため、ガラス繊維布のリン
グ形状にされた層12および14が型部分30に
設けられている空洞28に挿入される(第9図)。
次で、リング形状にされた挿入子18が前記布を
覆つて型部分30内のリング形状にされた型空洞
28に挿入される(第10図)。挿入子18が前
記型に挿入された時はこの挿入子18を構成して
いるゴムは半硬化状態である。かくすることでこ
の管状のゴム挿入子は成形プロセスの間前記ガラ
ス繊維布の内側表面からコイルばね22を離隔し
た状態に保持するに足る強さにされる。応力を加
えられない状態でのリング形状にされた管状部分
18とコイルばね22の直径は前記型空洞の直径
より小さい。したがつて、挿入子18内のガータ
ーばね22は、型空洞に装架された場合に張力状
態にされて、前記の型内のガラス繊維布の層12
と14に圧縮力を加える(第10図)。かくする
ことで、内部にばねを有する挿入子18が成形プ
ロセスの間リンク形状にされたガラス繊維の布を
型空洞28内の所定位置に保持するという機能を
付加される。
次で、できればリング形状にされるを可とする
未硬化シリコーンゴム32の部片が第11図に示
されているごとく型空洞28内に挿入される(第
11図)。しかる後に、型空洞28は型部分46
と、型部分30上の型閉鎖表面58または閉鎖部
材60の表面64とにより閉鎖される(第7図、
第8図および第12図)。
次に、この型はゴムを硬化させるのに十分な時
間だけ炉に入れて置かれる。ゴムの硬化期間中は
未硬化シリコーンゴム32のリングが型空洞28
を充満し、挿入子18とガラス繊維布の内側表面
とに接合される。このガラス繊維布はシリコーン
ゴムで含浸されているので、シリコーンゴム32
のリングはガラス繊維布に容易に且つ強力に接合
される。上述のように、シールの成形中に挿入子
18内のばね22が挿入子18の孔腔の内面に固
着されないので、シールの成形後においてはばね
22のコイルはシール内のゴムとは別個に(即
ち、ゴムから独立して)収縮可能である。つま
り、ばね22のコイルはシールを構成するゴムの
内腔20の内面をこするように可動であるので、
シールのゴム自体の弾性が減少した時にこの減少
をばね22の弾性が補いシールの寿命を延ばすの
である。
前記のとおり、完成されたシール内で、コイル
ばね22がシール内に配設されて、第2図に示さ
れているようにガラス繊維布の内側表面に対し離
隔された相互関係に保持されるように、半硬化さ
れた挿入子18は成形プロセスの間コイルばね2
2をガラス繊維布から離隔された状態に保持する
ためのスペーサとして役立つ。シールの密封係合
表面を被覆したシリコーン含浸ガラス繊維布を有
し且つ内部にはガーターばねを、このガラス繊維
布から離隔して配置した本発明の他の実施例が第
13図に示されている。
第2図の実施例及び第13図の実施例で明白に
示されているように、本発明のシールは、完成さ
れた状態において、コイルばね22は管状挿入子
18の孔腔内に浮動状態に配置され且つ管状挿入
子18の厚さだけガラス繊維層16の内側表面4
0から離隔された状態に保持されている。このコ
イルばね22の張力によつてシールは、例えシー
ル内のゴムが劣化してその弾性が低下した後にお
いても、ダクトの表面にぴつたりと密封係合する
ことができる。勿論、航空機の振動によつて、コ
イルばね22はガラス繊維層の内側表面40とコ
イルばね22との間に過在しているゴムを徐々に
すりへらすであろうが、介在されているゴムをす
りへらして、コイルばね22がガラス繊維層の内
側表面40に当接するまでにはかなりの時間がか
かり、また、コイルばね22が介在されているゴ
ムを完全にすりへらしてガラス繊維層の内側表面
40に当接したときの状態は、前述した従来技術
の構成と同じであるから、その状態から更に従来
技術におけるシールと同じだけの寿命を有するこ
とになるわけである。
本発明においてシールの寿命は、コイルばね2
2とガラス繊維層の内側表面との間に介在されて
いるゴムの厚さを変えることによつて、変えるこ
とができるし、またゴム及び繊維層の材料を変え
ることによつても、変えることができる。
シールの有効寿命を適当に調節するために、従
来のシールの形成方法に対して、特に製造方法を
大きく変更しなければならないといつた問題はな
い。
この点に関し、挿入子18は第5図にチユーブ
の形で示されている。だが、この挿入子はその他
の形を有することができる。たとえば、第6図に
図示されている挿入子18′はばね受け入れみぞ
19を内部に形成されて押し出し成形されること
ができる。次でコイルばね22はみぞ19内に挿
入されることができる(第6図)。この配列によ
れば、型空洞28内の未硬化材料32が加熱され
て硬化された後に、上記材料は挿入子18′内の
みぞ19一杯に膨張し、その結果、最終的に得ら
れるものは第5図に図示されている挿入子18を
使つて得られたものとさして異ならないであろ
う。組立てられた関係での両方の挿入子18およ
び18′において、リング形にされた挿入子の少
くとも一部分がガーターばね22と、ガラス繊維
の布の内側表面との間に存在する。
このシールを構成するのに使用される型は同時
に多数のシールを形成するのに使用されることが
できる。このことをなすのに、ベース部材42が
提供される。直立した、中心に配置されている柱
体または支持部材44が上記ベースから且つ型に
形成されている支持受け入れ孔腔45を貫通して
上向きに延びている。
各々の型は2つの部分で形成されているが単一
片から形成された型を提供することが可能であ
る。第1の部分は型部分30から成つている。こ
の型部分はほゞ円筒状のベース部分31と、この
ベース部分から上向きに延びている中心配置の円
筒状部分33とを有している。上記の上向きに延
びた円筒状の部分はこの特定の実施例ではベース
部分31よりも直径が小さいが、その逆が望まれ
ている場合にはその他の形状配列を採用すること
もできる。上向きに延びた円筒状部分33の周面
35はほゞ凹形状にされる。このように型を構成
することは、シール10がダクトの表面と密封係
合する表面11全体が、型と型との接合部の無い
1つの型により与えられる連続した周面35によ
つて成形されることになり、表面11に「ばり」
を生じさせないという利点がある。前述したよう
に「ばり」とは型と型の接合部において形成され
るエラストマ材料の不規則な突起であるが、かよ
うな「ばり」が生じてしまつたのでは、手間をか
けてこれを除去しなければ滑らかな係合表面は得
られない。
この型の第2の部分は孔腔47と端ぐり48と
を設けられたリング形型部分46とから成つてい
る。組立てられた関係にある型部分30と46と
は1個のシールのための1つの完全な型を形成す
る。型部分30と46とを互いに組立てるため、
型部分30は第8図に図示されているように円の
周囲に配置された位置決め表面54および56を
有している。表面54は型部分46のための位置
決め表面として作用する以外に型空洞のベースと
しても役立つている(第7図)。
第12図に図示されているとおり、型部分46
は型部分30上に載り且つこれと協同して型空洞
を形成する。このことは端ぐり48により達成さ
れる(第8図)。型部分46の端ぐりは位置決め
表面50および52を有し、表面50および52
は円の直径上にあつて型部分30の表面54およ
び56に押し当つてこれ等を抱き囲み、型部分3
0および46を一体に保持する。互いに積重ねら
れた相互関係において、1つの型部分30の下表
面58は型部分46の上表面59上に載りまた型
空洞28を閉じる形状にされている。第8図に示
されているように、型部分46に設けられている
孔腔47の周面49は、凹形状をなし、シールの
内側表面11から離れたシールの外側表面13
(第1図参照)を完全に(型と型とのつなぎめ無
しに)画定する。従つて、シールの外側表面13
にも「ばり」は生じない。型部分30に型部分4
6が載つた状態で組立てられた関係において、凹
形状の表面35と49は互いに対面して型空洞の
円周方向の限界を画定する。型部分46と30と
から成る多数の型が直立支持体44上に積重ねら
れて、多数のシールを同時に作ることができるよ
うにされる(第7図参照)。中心に孔腔62を有
する閉鎖部材60が積重ねられた多数の型の頂部
に配置される(第7,8図参照)。閉鎖部材60
は表面58と同様の下表面64を有して頂部の型
空洞を閉鎖する。
以上は第2図に示された本発明の実施例に関連
しての説明であるが、第13図に示された本発明
の別の実施例においては、リング形シール70
は、脚部分72および74と、連結ウエブ部分7
6とを有し、横断面がほぼチヤンネル形状で、シ
リコーンで含浸されたガラス繊維布の多重積層物
を有している。この実施例のシール70は例えば
第14図に示されているごときダクトと関連して
使用される。第14図において、シール70の脚
部分72は連結物90に備えられたフランジ10
2に当接している。シール70のような形式のシ
ールは、ダクト又は連結物90内の温度及び圧力
に依存してシリコン含浸ガラス繊維布を変形させ
て、ダクト又は連結物90の表面にこのガラス繊
維布をぴつたりと密封係合させるというような目
的で使用される。温度が上昇し且つ圧力が増大さ
れると、ますます密封係合が強化されるようにな
るわけである。管状リング、すなわち挿入子18
の孔腔内に配置されているガーターばね22は、
挿入子18の外面を多重積層物の内側表面78に
当接させ且つ該内側表面78に圧縮力を適用して
いる。このようなガーターばね22によつて連結
ウエブ部分76の外側表面80は、広い範囲にわ
たる温度と関係なく、いつでもダクトの表面に良
好な密封係合を維持している。前述したように、
ガーターばね22は連結ウエブ部分76の内側表
面とガーターばね22との間に介在されている挿
入子18のエラストマ材料を完全にこすりへらし
た後にはじめてガラス繊維布の多重積層物に当接
し、次にこの多重積層物をこすりへらしはじめる
ようになるが、ガーターばね22がガラス繊維布
の多重積層物に当接した状態が、従来のシールの
構成と同じなのであり、それまでに挿入子18の
エラストマ材料をすりへらす時間がかかるわけで
あるから、本発明のシールは従来技術のシールよ
りも極めて寿命の長いものとなることは明らかで
ある。上述したことは、第2図の実施例について
述べたことと同様であつて、第13図の実施例に
おいてもその利点はまつたく同じである。
本発明の原理にしたがつて構成されたシール
が、シールの故障できびしい結果を生ずる可能性
のある航空機内の特に暑い環境で使用される場合
には、第15図に示されている連結物(コネク
タ)90が特に有用である。この連結物は第14
図に示されている3つの端ぐり92,94および
96を設けられている(第14図)。さらにその
上に、内部に開口したチヤンネル形の分割物また
はシール保持リング98が溶接または任意のその
他の適当な手段により連結物90の端部の端ぐり
に固定されている。
第2図に図示されているリング形シール10は
シール保持リング98により画定されたチヤンネ
ルみぞ100の内部に装架されている。図示され
ているように、このシールはその一部分がダクト
上のシール係合表面との係合のためチヤンネルみ
ぞ100を越えて突出するように大きさを定めら
れている。
シール保持リング98は外側の脚部またはフラ
ンジ101と、内側の脚部またはフランジ102
と、溶接または任意の適当な手段により端ぐり9
2の内側表面に固定される連結ウエブ部分104
とを含んでいる。シール保持リング98の内側脚
部またはフランジ102は外側のシール10を内
側シール70から分離する分割物して役立ち且つ
付加的な耐火保護表面を提供する。
第13図に示されているように、シール70上
に装架された挿入子18または18′により、前
記シールは第15図に図示されているように連結
物90上に装架されたダクト106および108
に半径方向内方に向けられた力を加えるようにさ
れる。この配列により、シール70のウエブ部分
76が使用とともに硬化するにつれて、挿入子1
8または18′により加えられる内方に向けた力
が前記シールのウエブ部分76と、ダクト106
および108の外側シール係合表面との間の密封
係合を維持する。
第14図、第15図および第16図に図示され
ているが端ぐり部分96のベース110はシール
70の脚部74の内側表面に対し離隔された関係
にある。このことは、ダクト106または108
の端部が連結物90の内部へ枢動した場合、シー
ル70の脚部72および74の破壊を生じない屈
曲を許すので、重要である。この配列なしでは、
内側のシールは迅速に磨損して、比較的に短時間
で故障が生ずるであろう。第15図、第16図お
よび第17図に図示されている2重シール型の連
結物(コネクタ)は、たとえ内側のシールが役に
立たなくなつても、外側のシールが熱ガスの逸出
を防止するであろう。
ダタトのきわめて高い温度と圧力とからこれ等
のシールをさらに保護するものとして、ダクト1
06および108は、溶接またはその他の適当な
手段によりダクトの端部に固定されるスリーブ1
12および114を含んでいる。これ等のスリー
ブのシール係合表面はダタトの外側表面116お
よび118に対し離隔された関係にあつて、ダタ
トの表面116および118との間に絶縁空隙1
20および122を画定する。このこともまた、
シールの温度を軽減するので、シールの寿命を著
しく延長する。
ダクト106および108は、それぞれの外側
表面116および118を抱いて溶接またはその
他の適当な手段により上記外側表面に固定され
る、リング形にされた半径方向外方に延びたカラ
ー124および126を有している。これ等のカ
ラーは第15図に図示されているように横断面を
チヤンネル形状にされている。必要とされる強度
に応じて、多数本のケーブル128が、ダクト内
の高圧のガスからこの連結物90を保護するよう
に、前記カラーの軸線の周りに互いに一様に円周
方向に離隔された相互関係をなして、前記カラー
の相互間に連結されている。これ等のケーブルの
張りの強さは前記カラー上に装架された任意の適
当な装置により調節されることができる。
連結物68とともに使用されるシール10およ
び70もまた第16図に図示されているように心
違いにされた連結物130に取付けられることが
できる。互いに心違いにされた連結物は航空機内
のダクトまたはチユーブの軸線が互いに心違いに
されあるいは整列不良にされた前記ダクトを連結
するのに使用される。第16図に図示されている
ように、連結物130の対向両端部は相互に整列
しておらずに、図示されているようにダクト13
2および134と整列されて上記ダクトを受け入
れるように設計されている。心違い連結物130
の端部分は第14図に図示されているものに類似
している。円筒状のスリーブ136および138
が適当な手段により前記ダクトの外側表面に固定
され且つ前記スリーブの内方端部は半径方向外方
に曲げられてカラー140および142を画定し
ている。引き止め用のケーブル144がダクトを
連結物130の内部に保持するためダクトの軸線
の周りに互いに一様に円周方向に離隔された関係
をなしてこれ等のカラー上に装架されている。必
要に応じてこれ等のケーブルを緊張するための任
意の適当な装置(図示されていない)を配備する
ことができる。
第17図に図示されている心違い連結物146
は、第16図に図示されている2重シール配列の
代りに単一のシール10を各端部に使用している
点を除いて、第16図に図示されているものに類
似している。
航空機はダクト類が通り抜けねばならない多く
の隔壁を有している。第18図に図示されている
とおり、単シール型の隔壁連結物148が隔壁連
結物の内方端部(第18図)に装架される半径方
向外方に延びた装架用フランジ150を有してい
る。この装架用フランジは任意の適当な手段によ
り隔壁連結物152に固定されている。隔壁15
2はダクト156を貫通させる大きさにされた孔
腔154を有している。隔壁連結物148の内方
端部は前記ダクトの進入を許す大きさにされてい
る。この隔壁連結物は半径方向内方に開口したシ
ール受け入れチヤンネルみぞ158をその内方端
部に有している。シール10は内部に装架され且
つそれ故にダクト156の外側表面と密封係合す
る大きさにされている。この隔壁連結物の反対側
の端部160は連結物162の一方の端部の内部
に延びている。この連結物はリブ様の、半径方向
外方に延びて内方に開口したシール受け入れチヤ
ンネルみぞ163および165を各端部に有し、
上記チヤンネルみぞ内にシール10が装架される
ようにされている。他のダクト164は連結物1
62の対向端部内に装架されている。ダクト16
4と、隔壁連結物148の他方の端部とを内部の
ガスの高い圧力に逆らつて連結物162の内部に
保持するため、ほゞ円筒状の割りクランプリング
166が隔壁連結物148とダクト164との外
側表面に装架され且つ第19図に図示されている
ボルトとナツト170により表面上に締付けられ
る。クランプリング166はリングの周面の周り
に互いに円周方向に一様に離隔された相互関係を
なして配置される3個の一体に取付けられたつめ
172を有している。これ等のつめは、第18図
に図示されているように、シール冷却―シール保
持チヤンネル163および165の半径方向外方
に延びた放熱表面上に嵌り込んでいる。このよう
にして、前記クランプリングが、つめ172をリ
ブ様のシールリング受け入れチヤンネル163お
よび165の外側表面上に延在させてダクト16
4と隔壁連結物198上に締付けられた場合、隔
壁連結物148およびダクト164とは連結物1
62の内部に堅固に保持される。
高い温度と航空機の振動との特殊条件がこれを
必要とするある環境においては、第20図に図示
されている隔壁連結物170が使用されてよい。
この連結物はシールリング受け入れチヤンネル1
72および174内に装架される内側と外側のシ
ール70および10を有している。2重シール型
の隔壁連結物のこの部分は第14図に示されてい
る連結物の部分に類似した形状にされるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にしたがつて構成されたシール
の平面図、第2図は第1図の2―2線に沿つて断
面された断面図、第3図は第1図の円形の矢印3
―3により取り囲まれた区域の拡大図、第4図は
コイルばねを内部に挿入されたリング形にされた
管状挿入子の立面図、第5図はコイルばねを管状
孔腔内に配した管状挿入子の横断面図、第6図は
コイルばねを装架された変更された挿入子の横断
面図、第7図は多数のシールを同時に形成するの
に使用される1重ねの型部分を示した断面図、第
8図は第7図に示されている型部分の各部を順次
配列して示した断面図、第9図はシールの構成中
の第1段階を示した図、第10図はシールの構成
中の第2の段階を示した図、第11図はシールの
構成中の第3の段階を示した図、第12図はシー
ルの構成中の第4の段階を示した図、第13図は
本発明にしたがつて構成されたエラストマ製挿入
子を有するJ形状横断面のリング形シールの断面
図、第14図は内側リング形シールが第13図に
示されているシールに類似して構成され、また外
側シールが第2図に示されているシールに類似し
て構成された、第15図および第16図に図示さ
れているもののごとき2重シール型連結物の1部
の拡大図、第15図は第14図に図示されている
2重シール構造を利用した整列された2重シール
抑制型の連結物を示した図、第16図は第14図
に示されている2重シール構造を利用した心違い
2重シール型連結物の1部の断面図、第17図は
第2図に図示されているシールを有する心違い単
シール抑制型連結物の一部を破り取つて断面で示
された立面図、第18図は第2図に図示されてい
るシールを有する抑制型連結物と組合つた単シー
ル型の隔壁連結物を使用した導管配列の立面図、
第19図は第18図の抑制型連結物と組合つて使
用される連結物クランプの斜視図、第20図は内
側シール第13図に示されまた外側シールが第2
図に図示されている2重シール型の隔壁連結物の
一部分を示した図である。 10…リング形にされたO型リング型シール、
12…シリコーン含浸ガラス繊維布の積層物によ
り被覆された表面、14,16…シリコーン含浸
ガラス繊維布、18…リング形挿入子、20…孔
腔、22…らせん状のリング形状にされたコイル
ばね、24,26…コイルばねの端部、28…リ
ング形にされた型空洞、30…型部分、32…未
硬化シリコーンゴム製リング形片、42…ベース
部材、44…支持部材、45…孔腔、46…型部
分、48…端ぐり、60…閉鎖部材、64…閉鎖
部材の表面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 弾性材料で形成された管状リングを有する航
    空機用のシールであつて、前記管状リングは1つ
    の孔腔を有し、前記管状リングの孔腔は横断面に
    おいて円形であり、また、前記管状リングは内側
    表面と、前記内側表面に付着され、航空機のダク
    トの表面と密封係合するための係合表面を構成す
    るエラストマ含浸布状材料とを有し、前記管状リ
    ングの孔腔は前記布状材料と同軸関係に配置され
    ているとともに前記布状材料のすべての表面から
    隔置されており、前記孔腔内にはリング形ガータ
    ーばねが可動に配置されていて、このばねのコイ
    ルが前記孔腔の壁に接着も粘着もされていないよ
    うになつており、前記ガーターばねのコイルの巻
    回の直径が前記孔腔の横断面の直径よりもやや小
    さくなつていることを特徴とするリング形シー
    ル。
JP12291081A 1980-08-26 1981-08-05 Ring shaped seal Granted JPS5754776A (en)

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US18141180A 1980-08-26 1980-08-26

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JPS5754776A JPS5754776A (en) 1982-04-01
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