JPH0320628Y2 - - Google Patents

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JPH0320628Y2
JPH0320628Y2 JP17681487U JP17681487U JPH0320628Y2 JP H0320628 Y2 JPH0320628 Y2 JP H0320628Y2 JP 17681487 U JP17681487 U JP 17681487U JP 17681487 U JP17681487 U JP 17681487U JP H0320628 Y2 JPH0320628 Y2 JP H0320628Y2
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hose
rubber
fitting
cap
collar
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、補強線入りゴムホースに有効な口
金具取付けホースに関するもので、従来、締付け
困難な補強線入りゴムホースに好適な結合力が得
られ、長期にシール性が保証される構造であつ
て、口金具の取付けおよび交換が極めて容易で、
しかも、ほとんどゴムの損傷、クリープ変形のお
それのない構成で、口金の摩耗や腐食の激しい用
途にも、迅速に交換、再使用が可能な、口金具取
付けホースの提供を目指すものである。 (従来の技術) 従来のホースの口金取付け形態は、あらまし、
次の3系統に大別される。 (イ) 口金を、ゴムホースの成形加硫と同時に加硫
接着するバンドレスタイプ。 (ロ) 口金のないゴムホースを製造し、後加工によ
つて口金を固定するもので、差込み口金と外筒
または2つ割金具を用い、差込み口金を、ホー
ス内径部に差込み、外筒等を締込むか、あるい
は、逆に差込み口金を広げる等によつて、口金
を固定するタイプ。 (ハ) 口金のないゴムホースを製造し、ホースの外
周に嵌め込む挿入口金を接着剤またはビス等に
てホースに固定するタイプ。 以上のとおり、従来の口金取付けホースは、大
体、上記の3系統に包含されるものである。 (イ)の系統は、ホースと一体的に固定されている
ので、ホースを破壊しない以上、口金は取り外す
ことの出来ないものであり、(ロ)の系統では、外筒
の絞締めまたは差込み口金拡大の場合は、ほとん
ど取替えは出来ない。2つ割金具の締付けの場合
は、金具の分割部のホース部に低圧力部ができる
外、一度圧縮されたホース外側端部は、金具によ
つて変形圧力を受け、しかも、金具の両側は開放
されているので、自由に変形するため、時間の経
過と共に圧力の減衰として現われ、シール性は低
下する。また、ホース端部の外径は、クリープ変
形によつて小さくなつているので、交換する場合
は、別の小径の口金を使用しないと充分な締結力
が得られないばかりでなく、ゴム部は多くの損傷
を生起しているものである。 (ハ)の系統では、ホース端部に接着剤だけの固定
の場合は、安全性の保証が得られにくい。従つて
ビス等の固定手段が必要となるが、ビス固定の場
合は、ホース端部に傷をつけているので、再使用
は困難である。 以上が、従来技術の口金取付け系統の概要であ
る。 〔考案が解決しようとする問題点〕 以上、従来の技術において言及したように、従
来の口金付きホースは、多くは取り替えの困難な
ものであり、また、特に、取り替えの問題が充分
考慮されていないものである。たとえば、流体が
スラリー(Slurry)や酸性類のとき、ホース本体
より早期に口金類が損耗することは、材質の特性
の違いによりよく発生することである。このと
き、損耗した口金具のみを交換することによつ
て、ホース本体は、繰り返し使用することができ
るので、産業上きわめて有用である。しかし、口
金具の交換には、きわめて容易に、迅速に行なわ
れる構造で且つホース本体を損傷することなく行
なわれなければならない構造が必要である。 以上のこれらの問題の解決と共に、また、特
に、補強線入りホースにおいて、従来の外径から
の締付け方式では、補強線入りゴムホースでは、
線材が妨げとなつて締結力が得られないので、外
径締付け方式以外の方式で、耐圧シール性にすぐ
れた構造であることが肝要である。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、上記問題点を解決するため、考案
の詳細な説明の頭書に言及したように、特に、補
強線入りゴムホースに長期にわたり有効な結合力
が得られる、耐久性にすぐれ、取り替えの極めて
容易な新構造の口金具取付ホースを考出したもの
である。 従来、補強線入りゴムホースは、従来の口金取
付け構想では、耐圧シール性が得られないので、
締付け力が働くように、口金のはいる口元だけを
線材のない構成としているものである。従来この
ような構成が長い間踏襲されているが、本考案で
は、口元だけに補強線材を省略することなく、口
元とホース本体とを同一の線材構成のままとし
て、口金具部とホース本体との境界部の円滑な湾
曲が得られ且つ湾曲耐久性が得られるようにし、
特に、補強線材構造に適応するすぐれた耐圧シー
ル性構造で、さらに、口金具の取付け、取り替え
の容易な構造を案出したものである。 すなわち、補強線入りゴムホースの口金を取り
付けるべきホースの先端部の外方周部には、内部
に螺旋状に巻かれた補強線材の数条分の外周には
め込み、加硫接着によつてゴム部に強固に接合さ
れた、嵌合ねじ部を有する金属製のホースカラー
を設定する(もち論、ホースカラー、ゴム、線材
間には接着剤処理が施される)。また、この加硫
ホース端の内面ゴムには、差込み口金の挿入部に
対応する拡大内径の段差部が設けられている。も
ち論、充分なシール性が得られるように、差込み
口金の最低肉厚部より小さい拡大内径の段差部が
形成されるものである。 この加硫成形ホースに、口金具を取り付けるも
のであり、この口金具は、差込み口金と金属製の
接合カラーの組合せから構成されているもので、
差込み口金は、ホースの拡大内径部に挿入される
挿入部と、挿入によつてホース端面ゴムを圧接シ
ールするためのストツプリングが挿入部の外端部
に固定される。もち論、挿入部の外周面には、鋸
歯状等のシール部が形成され、また、挿入部の反
対側には、他の装置と連結するため、または、ホ
ース相互を連結するためのフランジその他の連結
部が適宜形成することのできる連結設定部が設け
られる。また、接合カラーは、円筒形状の一方端
の側面に固定リングを形成して断面L字状に形成
しているもので、この固定リングの内径は、差込
み口金のストツプリングの外径より小さく、スト
ツプリングを押圧固定するものである。この接合
カラーの円筒状の内面には、ホースカラーのねじ
部に嵌合するねじ部が形成されている。 従つて、上述の加硫形成されたホースカラーを
有する補強線入りホースに、上記の口金具を取り
付けるものである。 すなわち、まず、差込み口金の挿入部を、スト
ツプリングがホース端部のゴム端面に当接するよ
うに、内面ゴムの段差部に挿入し、固定リングを
有するねじ付き接合カラーを、ホースカラー上に
螺着し、固定リングがストツプリングに圧接する
ように固定することによつて、口金具取付けホー
スを構成するものである。 〔作用〕 この考案の口金具取付けホースは、上述のとお
り、ホースの口元部の外方周部に、金属製のホー
スカラーが、ゴム中に埋入された補強線にはめ込
んで加硫接着によつて一体的に結合されているた
め、変動のない強固な固定作用が奴られる。ま
た、差込み口金の挿入部は、拡大内径の段差部に
挿入されるため、差込み口金の内径とホース内径
は、同一内径に形成されるため、スラリー等の円
滑な流動が得られる。 また、耐圧シール性は、金属のホースカラーと
差込み口金の挿入部との間で、接合カラーの嵌合
により、固定リングはストツプリングを押し付
け、差込み口金を挿入方向に強圧保持し、ストツ
プリングはホース端面のゴムを強圧して密接状態
となり、挿入部の強力なシール性が確保される。 また、ゴム部は、ホースカラー、補強線材、差
込み口金、ストツプリング等の間に包み込まれ、
応力の減衰するような自由度は抑制されているの
で、長期に接合力が得られ、強力なシール性が保
持される。 なお、ホースの固定は、金属の、ホースカラー
と接合カラーとの嵌合ねじにてセツトされている
ので、簡単に取り外しができ、口金具の装着、取
り替えが、ホースを損傷することなくきわめて容
易に行なわれる。 〔実施例〕 次に、この考案の口金具取付けホースの実施の
一例を示す図面に基づいてその構成を説明する。 図面は、この考案の口金具取付けホースの1/2
断面を示す部分断面図である。 図において、Hは補強線入りゴムホース、MF
は口金具、1は内面ゴム、2は内側補強布(本例
はナイロン)、3は中間ゴム、4は補強線(本例
は、3mmφ、20mmのピツチのスチールワイヤ)、
5は外側補強布(本例はナイロン)、6は外面ゴ
ムで、7は、該ホースの未加硫成形時に、ホース
内部の補強線の螺旋状に巻かれた数条分の外周に
はめ込み、ホースの加硫時に加硫接着によつて、
ホースの先端部の外方周部に接合された、外面に
嵌合ねじ部を有する金属製のホースカラーであ
る。該ホースカラーの外径は、ホース外径ODと
ほぼ同径に構成される。 なお、上記の加硫ホースの内径IDには、差込
み口金の挿入部に対応する拡大内径SUが形成さ
れ、ホース端の内面ゴムには段差部9を形成して
いるものである。 上記加硫成形されたホースに取付ける口金具
MFは、差込み口金と金属製の接合カラー10
の組合せから構成されているもので、差込み口金
8は、ストツプリング8aと挿入部8bおよび連
結設定部8cから形成されている。接合カラー
0は、その内面に、ホースカラー7に嵌合する嵌
合ねじ部Sを有し、一方端に固定リング10aを
形成しているものであり、この固定リング10a
の内径は、ストツプリング8aの外径より小さく
形成されているものでる。因つて、ホース端の拡
大内径の段差部9に、差込み口金の挿入部8b
を、そのストツプリング8aがホースのゴム端面
11に接するまで押込み、接合カラー10をホー
スカラー7に嵌合し、接合カラー10の固定リン
グ10aがストツプリング8aに圧接するまで接
合カラー10をねじ込むことによつて、補強線入
りゴムホースの口金具取付けホースが形成される
ものである。 〔考案の効果〕 従来のような外径部からの締め付け方式では、
補強線入りホースの場合、耐圧シール性が得られ
ないが、この考案の補強線入りゴムホースは、前
記作用の項にて言及したような作用機能を有する
ものであり、ホース端部の外方周部には金属製の
ホースカラーが一体的に結合し、ホース端内面ゴ
ムに形成された差込み口金の挿入部の外端部に設
けられたストツプリングがホース端部のゴム端面
に接するまで差込み口金の挿入部を押込み、接合
カラーの固定リングで、ストツプリングを圧接す
るように接合カラーをねじ込み固定されるため、
ほとんど締結力の減衰が生起されないので、長期
に良好なシール性が確保される。 さらに、このような構成のため、スラリーや酸
性類等の流体使用において口金具が早期に損耗、
腐食を生起する場合、ホースを損傷することなく
容易に口金具の取替えができ、また、複数の流体
使用の場合、流体の種類に対応して適宜に口金具
の材質を取替えることができ、ホースの有効活
用、消耗資材の有効活用等の実用的効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の口金具取付けホースの1/2
断面を示す部分断面図である。 H……補強線入りゴムホース、MF……口金
具、ID……内径、OD……外径、SU……拡大内
径、1……内面ゴム、3……中間ゴム、4……補
強線、7……ホースカラー、……差込み口金、
8a……ストツプリング、8b……挿入部、9…
…段差部、10……接合カラー、10a……固定
リング、11……ゴム端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 補強線入りゴムホースの先端部の外方周部に、
    嵌合ねじ部を有する金属製のホースカラーを、内
    部の補強線の螺旋状に巻かれた数条分の外周には
    め込み加硫接着によつて、ゴム部に強固な接合状
    態に設定し、ホース端内面ゴムには、差込み口金
    の挿入部に対応する拡大内径の段差部を設けた加
    硫成形ホースにおいて、口金具の差込み口金の挿
    入部を、ストツプリングがホース端部のゴム端面
    に当接するように、上記ホースの段差部に挿入
    し、固定リングを有するねじ付き接合カラーを、
    ホースカラー上に螺着し、固定リングにてストツ
    プリングを圧接固定してホースの口金具を構成し
    た口金具取付けホース。
JP17681487U 1987-11-19 1987-11-19 Expired JPH0320628Y2 (ja)

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JP2822803B2 (ja) * 1992-08-27 1998-11-11 株式会社日立製作所 衣類乾燥機

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