JPS59197635A - 空気ばね付油圧ダンパ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、油圧ダンパーと空気ばねの組み合わせであ
る車輛用の空気ばね封油圧ダンパーに関する。

車両は積載荷重により車体の地上高が変化する。特にト
ラックあるいはパンタイプの自動車では載荷時と空荷時
の車体地上高の変化が顕著で、載荷時に、はなはだしく
車体後部が下がるため前照灯の光軸角度に変化をきたし
、対向車にとって非常に危険となる場合が生じる。

従来、車両のサスペンションとして油圧ダンパーを軸と
して周囲にコイルばねを配設したもの、及びこの考案の
ような油圧ダンパーと空気ばねを組み合わせた空気ばね
封油圧ダンパーがある。空気ばね封油圧ダンパーは高さ
調整弁により自動的に高さを調整し、あるいは手動によ
り切換弁を切換えることにより地上高を調整できる利点
がある。

しかし、空気ばね封油圧ダンパーでの問題に空気ばねを
構成する可撓スリーブの油圧ダンパーへの取付けに際し
ての作業性および気密部がある。

作業性については、締付は位置が不明確であることが一
因であり、気密性についてはともに平面形状のものの圧
着という所にその原因がある。そこで本出願人らは、組
み立て作業性がよく、しかも、空気ばねの気芭性にすぐ
れる新規な空気ばね封油圧ダンパーを発明したので、こ
こに開示する。その要旨とするところは、油圧ダンパー
に略円筒形状の可撓スリーブの両端部を締付部材にて取
付けてなる空気ばね伺油圧ダンパーの該取付は部分の少
なくとも一方において、可撓スリーブの円周上に凸また
は凹部を設けるとともに油圧ダンパーの円周上に前記凸
または凹部と嵌合しうる凹または凸部を設けたことにあ
る。

以下図面にしたがいこの発りｊの空気ばね封油圧ダンパ
ーにつき、詳細に説明する。

第１図にこの発明の空気ばね封油圧ダンパーの一例を示
す。

図中１は油圧ダンパーを示す。油圧ダンパーは、内部に
油室を形成してなるダンパ一本体２と、ピストンワット
３及びピストン口・ンド３に固着されるキャップ４さら
にはキャップ４に固着される円筒形状の外筒５よりなる
。

ここに、図示はしないが、ピストンロッド３の一端には
バルブを有するピストンが固設されており、該ピストン
が油室中を変位する際ピストン部のバルブを通過する油
液の粘性抵抗により緩衝作用を生ぜしむるものである。

また前記外筒は、ダンパ一本体２、およびピストンロッ
ド３等を飛石等から保護するものである。図中６は、略
円筒形状の可撓スリーブである。該可撓スリーブ６は、
その一端をダンパ一本体２の外周面に締付部材７をもっ
て気密に挟着され、その他端は外筒５の内壁に締付部材
８をもって気密に挟着されている。

（この例ではカシメであるが、もちろんボルト止め等で
もよい） ここに、可撓スリーブ６の取付端部には、円周状に連続
した凸部９．１０が形成されており、逆に、油圧ダンパ
ー１の取付部には、ダンパ一本体２の外周面には、凸部
９に嵌合する四部１１が、また外筒５の内壁面には凸部
１０に嵌合する凹部１２が形成されている。

ここで嵌合する凸部、四部の関係は、第２図に示すよう
にＨ＞ｈの方が気密性の面から望ましい。

このようにしてダンパ一本体２、キャップ４、外筒５お
よび可撓スリーブ６により気密な空間Ａが構成され、該
空間Ａには外筒５に設けられた流入口１３より高圧空気
が流入し、空気ばねを構成する。

１４．１５は、それぞれピストンロッド３の他端および
ダンパ一本体？の端部に固着されている取付環である。

取付環１４は空気ばね伺油圧ダンパーを車体側に、取付
環１５は空気ばね封油圧ダンパーを車軸側に装着するも
のである。

以上第１図にしたがい、この発明の空気ばね封油圧ダン
パーを説明してきたか、もちろんこの実施例に限定され
ることはない。

例えば、この実施例では、可撓スリーブ６に凸部を形成
し、油圧ダンパーに四部を形成したが逆でもよい。その
他以下のようなことが考えられる。可撓スリーブの凸部
は、内にスチールコード、繊維、硬ゴム等を埋設したい
わゆるビード形状としてもよい。

可撓スリーブの凸部の形状を第３図に示すような断面円
形としてもよい。（図中１６で示す締付部材にも四部が
形成される）この場合さらに自己気密性が増大する。さ
らには断面多角形であってもよい、凸部四部は一対のみ
ならず、第４図のように２対またはそれ以上であっても
よい。

可撓スリーブ６の外筒５への取り付けは内壁のみならず
外壁でもよい。この場合当然のご゛とく締付部材８は、
外側から圧着することになる。この外側の締付部材を長
く伸ばすことにより、可撓スリーブの保護とすることが
できる。同様に、第１図の実施例でも外筒５を長く伸ば
せば同様な効果を得ることができる。

さらに、この凹部、凸部による嵌合は、この実施例のよ
うに両方の取付部分で行なうゼ・要はかならずしもなく
、どちらか一方だけであっても相当の効果が期待できる
。

以上のようにして構成されたこの発明の空気ばね封油圧
ダンパーによれば、被取付体である油圧タンパ−１には
凹部ｌ、２が形成されており、取付体である可撓スリー
ブ６には、凸部９．１０力く形成されているので、組立
作業時において、位置決めがしやすいので締付の作業性
が格段によくなる。

また、凹部と凸部は嵌合するよう構成されてｌ／）るの
で、単なる平面形状どうしの密着に比較し、その気密性
は著しく向上するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の空気ばね付油圧ダンパーの一部断面
図 第２図は取付部分を示す要部断面図 第３図は取付部分の他の実施例を示す要部断面図第４図
は取付部分の他の実施例を示す要部断面図１、油圧ダン
パー、　２．ダンパ一本体、　３．ピストンロッド、　
　４．キャップ、　５．外筒、　　６．可撓スリーブ、
　？、８．１Ｂ、締付部材、　９，１０．凸部、ＩＩ、
１２．凹部、　　１３．流入口、　１４，１５．取付理
性１０ ／ｌ−２図　　　　第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 油圧ダンパーに略円筒形状の可撓スリーブの両端部を締
   付部材にて取付けてなる空気ばね封油圧ダンパーの該取
   付は部分の少なくとも一方において、可撓スリーブの円
   周上に凸または四部を設けるとともに油圧ダンパーの円
   周上に前記凸または四部と嵌合しうる凹または凸部を設
   けたことを特徴とする空気ばね封油圧ダンパー