JPS6392845A - 内部密封帯を有する空気バネ及び空気バネ組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車の懸架装置に関し、そして特に、内部
密封帯を有する空気バネ及び該空気バネを組立てる方法
に関する。

空気圧バネは、一般に空気バネと呼ばれ、自動車の可動
部分の間にクッションを提供するために、又主に車輪が
道路において物体に当たるか又は窪地に落ち込むことに
よって自動車軸が受ける衝撃負荷を吸収するために、何
年もの間、自動車に使用されてきた。空気バネは、通常
、圧縮流体の供給を含むたわみゴム・スリーブ又はベロ
ウズから構成され、そしてたわみ弾力性スリーブ内に配
置された１つ以上のピストンを有する。自動車が道路か
ら衝撃を受ける時、スリーブが圧縮及び膨張するために
、ピストンは、該スリーブ内で流体の圧縮と膨張を引き
起こす。バネ・スリーブは、ピストンをスリーブの軸方
向に、かつ該スリーブの内部を移動可能にするたわみエ
ラストマー物質で形成される。

１つのピストンのみが特定のバネ構造において使用され
るならば、スリーブの端部は、ピストン及び／又は反対
の端部キャップに密封して結合される。ピストン及び／
又は端部材へのたわみスリーブの端部の締め付けは、空
気バネの生産において、常に重要かつ主要な組み立て段
階の１つである。以前は、ピストン及び／又は端部キャ
ップに対してスリーブを密封する通常方法は、たわみス
リーブに対して外部に位置する金属帯を締め付けること
により行われた。この金属帯はピストン又は端部材の密
封面に対してゴム物質をクリンプ（ｃｒｉｍｐ）　ｌ、
、このゴム物質をしめつける。これらの先行技術密封方
法と構造は、締め付け帯の永久的な変形を必要とし、そ
して隣接空気バネ部材の密封面に対して半径方向内側に
クリンプする際に、金属を永久的に変形させるために、
充分な圧力を金属締め付け帯に供給するための装置を必
要とする。

空間を節約し、かつ、空気バネ・アセンブリにおいて必
要とされる部品数を減らすために、端部キャップ及び／
又はピストン部材の内側表面に対して外側に向けて、た
わみスリーブの一端部又は両端部を内部で締め付けるこ
とが、一定の空気バネ応用に対して好まれる。空気バネ
を含むたわみスリーブを有する幾つかの公知の先行技術
装置は、内部締め付け帯を使用し、そして以下で簡単に
記載される特許で示される。

米国特許第２．１１５．０７２号は、端部キャップにボ
ルトで締め付けられた外部環状締め付けリングと共同し
て、端部キャップの環状溝にスリーブ端部を閉じ込める
ことにより、空気バネのスリーブの両端部の密封を示す
。

米国特許第２．６４１．４８６号は、通常の割りリング
締め付け配置を示す。割りリングは、リングの割り端部
の間のギャップ間隔を減少させることによって圧縮され
、その後、リングは、スリーブに対して外側に拡大し、
外側支持構造に対して内部でスリーブを締め付ける。し
かし、割りリングは、空気バネへの応用において満足い
く密封を形成するために必要とされる量の締め付け力を
容易に獲得することができない。

米国特許第３．０２７．１７６号は、空気タイヤの密封
ビード（ｂｅａｄ）に類似したたわみスリーブの端部に
おける環状ビードの（ｂｅａｄ）使用により、内部密封
配置を有する空気バネを示す。

米国特許第３，０５３，５２８号は、たわみスリーブの
一端が楔状端部キャップにより外側の円筒形囲いに締め
付けられる空気バネを示す。この端部キャップは、空気
バネの内部流体圧力によってたわみスリーブの端部に楔
を打ち込むような関係により力が加えられる。

米国特許第３．５２７，４５１号は、本発明に対し最も
近い公知の先行技術であると信じられている衝撃緩衝装
置を示す。この衝撃緩衝装置は、たわみスリーブを外側
円筒形囲いの内側表面に対し締め付ける内部帯を有する
。内部締め付けは、閉じ込められたたわみスリーブ端部
に対して内部締め付け帯の楔を打ち込むような作用によ
って達成されるか、又は多数の先行外部締め付け帯装置
において使用された如くたわみスリーブの外部における
密封帯のクリンプと同様の方法で、内部締め付け帯の永
久的な変形によって達成されると考えられる。

このため、改良空気バネと、空気バネの端部キャップ及
び／又はピストン部材に対したわみスリーブを密封して
固定するために、内部密封帯を含む改良空気バネとその
空気バネの組立方法に対する必要性が存在している。

本発明の目的は、一端部においてピストンを何し、そし
て好ましくは、他端部において端部キャップを有しエラ
ストマー物質で形成された介在たわみスリーブを備えた
自動車用の改良空気バネ構造を提供することを含み、こ
の場合このスリーブは、たわみスリーブに対して一般に
気密の締め付けンールを達成するために、弾性限界を超
えて密封帯をクリンプし又は変形することなしに、内部
締め付け密封帯によって、隣接部材に対しスリーブのど
ちらか一端又は両端部において締め付けられる。

本発明の別の目的は、内部密封帯が、プラスチック又は
金属製の端部キャップの円筒形壁中に形成された環状凹
部内でたわみスリーブを締め付ける改良空気バネを提供
することであり、この場合たわみスリーブの端部は密封
帯の回りに巻かれ、そして端部キャップ部材の開端部に
は、端部キャップ部材の底部を強化し、かつ、端部キャ
ップ端の回りのたわみスリーブの巻きを助けるために、
なめらかな湾曲領域を有する外側に延びるフランジが備
わっている。

本発明のさらに別の目的は、内部密封帯及び／又は端部
キャップ壁の内部における環状密封面が、それらの間に
閉じ込められたたわみスリーブ端部を保持することを助
けるために、多数の溝又はリブを有した状態で形成され
、そしてたわみスリーブの物質は、締め付け休止条件に
ある時、非圧縮時の厚さの３０％乃至６０％の範囲内に
圧縮されるような、改良空気バネを提供することである
。

本発明のさらに別の目的は、端部キャップが金属で形成
される時、密封帯が、端部キャップの円筒形壁に形成さ
れた凹部密封面の内部直径よりも小さな外側直径を有す
る改良空気バネを提供することである。この直径の相違
は、密封帯と端部キャップ部材の端部壁の間にスリーブ
を据え付ける時スリーブが圧縮されることを確実なもの
にするために、たわみスリーブの厚さよりも小さな半径
寸法を有する環状空間を形成するためである。

本発明の別の目的は、端部キャップ部材が、プラスチッ
ク、好ましくは、ガラス繊維強化の高強度プラスチック
物質で形成された改良空気バネを提供することである。

この端部キャップ部材は、該部材の開口端部へ密封帯と
たわみスリーブ端部の開端部が挿入されるときに弾性限
界内で外側に拡大し、この場合応力を受けた端部壁を非
応力位置に戻そうとする際のプラスチック物質の弾性は
、スリーブのたわみ物質を内部密封帯に対して締め付け
る。さらに本発明の目的は、圧縮されたたわみスリーブ
物質の移動を保持しかつ制限するのを助けるために、環
状口（ａｎｎｕｌａｒ　ｔｉｐ）が、密封面に隣接する
端部キャップ部材の開端部内に備わっている、改良空気
バネを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、エラストマー・スリーブの
巻かれた端部分を圧縮し、かつ、端部キャップ又は内部
密封帯を永久的に変形させることなしに端部キャップ壁
の開端部を外側に応力を加え又は拡大させることによっ
て、密封帯とたわみスリーブの巻かれた端部を端部キャ
ップの開端部に挿入するためのプレス板の使用により、
端部キャップ部材の開端部内で内部密封帯を簡単にかつ
経済的に据え付けるための改良方法を提供することであ
る。

発明のさらに目的は、外部密封帯を無くすことにより、
一定の据え付けにおいて空間を節約し、外部締め付け帯
を有する形式の空気バネのアセンブリにおいて従来必要
とされた部品数を減少させるための内部密封帯を有する
改良空気バネと、この空気バネを組立てる方法を提供す
ることである。

この場合端部キャップ部材は、達成される結果に影響す
ることなしに、プラスチック又は金属のどちらかで形成
される。

これらの目的と利点は、本発明の改良空気バネによって
獲得される。本発明の一般的性質は、開端部を備えるカ
ップ状の構成を有し、かつ、開端部に一般に隣接して内
側環状密封面を有する、空気バネを自動車に取り付ける
ためのキャップ装置と、 自動車に取り付けられるように適合され、かつ、キャッ
プ装置の開端部から間隔を置いた関係で配置されたピス
トン部材と、 キャップ装置とピストン部材に対し対向する端部にて密
封して結合されたたわみスリーブによってキャップ装置
とピストン部材の間に形成された流体圧力室と、 キャップ装置の開端部に配置された連続環状密封帯であ
って、たわみスリーブの一端部が該密封帯と該密封面と
の間に配置されかつ該密封帯と該密封面により一般に空
気耐密シールを形成するために該密封帯により圧縮状態
におかれ、該密封帯は非変形状態にあるような連続環状
密封帯とを含むことである。

さらに、これらの目的と利点は、空気バネにおいて内部
密封帯を取り付けるための発明の改良方法によって獲得
される。この本発明の一般的性質は、 一般に円筒形壁と、その開端部に一般に隣接して形成さ
れた内側環状密封面とを有する端部材を提供する工程と
、 応力のかかつていない連続の環状密封帯にたわみスリー
ブの一端部を巻く工程と、 密封帯と端部材のどちらも弾性限界を超えて変形するこ
となく、開端部内で端部材に対したわみスリーブを密封
して締め付けかつ密封するために、密封帯と環状密封面
の間でたわみスリーブの一部分を圧縮状態となるように
端部材の開端部にたわみスリーブの巻かれた端部と密封
帯を挿入する工程とを含むことである。

発明者が原理を適用することを熟慮した最良モードを示
す発明の好ましい実施例が、次の説明と図面において示
され、そして特許請求の範囲において具体的にかつ明確
に指摘される。

図面を通じて、同様な番号は、同様な部品を参照する。

発明の改良空気バネは、一般に１で示され、そして第１
図と第２図において休止位置で示される。

空気バネｌは、それぞれ、端部キャップ部材２と対向す
るピストン部材３を含む。ピストン部材３は、一般に円
筒形の側壁４を有し、上方開端部５において終了し、か
つ、複数の溝７により形成された外部環状締め付け表面
６を有する、一般に円筒形の側壁４を有する。

一般に１０で示されたたわみスリーブの一端部は、空気
バネ技術において公知の方法により、締め付け表面６に
対しスリーブ端部を密封するために圧縮されかつクリン
プされる外部環状密封帯ｌｌによって、締め付け表面６
に対し一般に気密関係にとなるように密封して締め付け
られる。さらに、ピストン部材３は、空気バネ技術にお
ける当事者に公知の方法により、空気バネを自動車（図
示されていない）の一部分に取り付けるために、閉じら
れた取り付け端部１２を含む。ピストン部材３の特定構
成と配置は、発明の概念に影響を与えることなしに、変
化させうる。

たわみスリーブ１０は、一般に円筒形構成を有し、そし
て空気バネ技術において同様に公知の１又は２層のエラ
ストマー内に閉じ込められた内部補強組織（図示されて
いない）を一般に含むエラストマー物質で形成される。

好ましくは、番号１３で示されたたわみスリーブｌＯの
少なくとも一端部は、休止位置にある時ピストン部材３
が端部キャップ２かも軸方向にスリーブｌＯを損傷する
ことなしに移動できるようにするために巻かれた状態に
ある。

端部キャップ２は、空気バネ内で流体圧力を調整するた
めに、ソレノイド制御弁１４を具備しており本発明の特
別の部品ではない。

端部キャップ２は、閉じられた端部壁１６と開端部１７
とで終了する円筒形側壁１５を備えたカップ形状構成を
をし、開端部１７はたわみスリーブｌＯの内部にと連絡
する。スリーブ内部１２は、空気バネｌに対し圧縮流体
室を提供する。

発明の特徴の１つによれば、環状密封面１９（第４図）
は、その開端部１７に隣接する側壁１５の内側表面２１
において形成され、モして凹部を設けた構成を有する。

壁１５の開端部１７は、端部キャップの開端部に強度を
与える放射状に外側に延びるフランジ２０によって規定
され、そしてフランジ２０はたわみスリーブがその回り
に第６図に示された如く広がるなめらかな表面を具備す
る。

フランジ２０は、環状口２２によって、凹部を設けた密
封面１９に結合される。環状口２２は密封面Ｉ９の凹部
を設けた構成を形成し、かつ、スリーブ１０の締め付け
られた端部分を固定するのを助ける。複数の環状溝２３
は、さらにスリーブｌＯの締め付け端部を固定するため
に、密封面１９において形成される。

一般に２５で示された環状密封帯（第８図）は、端部壁
１５の開端部内に配置され、そして凹部を設けた環状密
封面１９に対しかつその内部でたわみスリーブ１０の巻
かれた端部２６を締め付ける。

密封帯２５は、丸い頂部表面２７及び底部表面２８、及
び一般になめらかな平坦外側周囲面２９及び内側周囲表
面３０をそれぞれ有する、連続の好ましくは金属部材で
ある。

第１図乃至第８図に示された特定実施例において、端部
キャップ２と、特に、円筒形壁Ｉ５は、密封帯２５と同
様に金属で形成される。表面２９の直径によって表わさ
れた帯２５の外側直径は、第５図の３２で表わされたた
わみスリーブＩＯの厚さよりも小さな半径幅を有する環
状空間３Ｉを形成するために、環状密封面１９の内部直
径よりも小さい。言い換えれば、帯２５の外側直径は、
環状密封面１９の内側直径よりも小さく、その差は、た
わみスリーブ物質の厚さの２倍以下である。

この関係により環状空間３１に配置されたスリーブ材料
は、帯２５と密封面１９の間に閉じ込められる時、圧縮
状態にあることを確実なものとされる。帯２５と、環状
密封面１９と、スリーブ１０の巻かれた端部２６の関係
は、図示のために第４図乃至第６図において誇張した状
態で示される。

密封帯２５と閉じ込められた密封端部２６の据え付けら
れた静止状態は、第６図に示される。

内部密封帯２５を取り付けるための発明の改良方法は、
特に第３図乃第６図に示される。帯２５は、一般に３６
で示されたプレス板の円筒形壁３５の頂部開端部におい
て形成された環状の段付き肩３４に置かれ、そのプレス
板は、ラム３７の端部上に移動のために取り付けられる
。段付き肩３４は、軸方向に延びる環状壁３８を有し、
その高さは、第４図と第５図において特に示された如く
、リング２５の高さよりも小さく、肩３４の半径長は、
一般に、帯２５の厚さ半径よりも小さい。

肩３４に帯２５を配置後、スリーブ１０の端部２６を、
第３図に示された如く、帯の回りに巻く。

次に、プレス板３６を、帯２５と巻かれたスリーブ端部
２６を端部キャップ２の開端部１７に移動させるために
矢印Ａの方向に移動する。端部キャップ２に侵入すると
、巻かれた端部２６の外側部分２６ａは、フランジ２０
の底部表面４０を環状口２２（第５図）と連結するなめ
らかな環状湾曲表面３９を通過の際に引き延ばされる。

巻かれた端部分２６ａを表面３９に沿いかつ通過して挿
入し、かつ押し込む時、スリーブ材料の厚さは、内部補
強ひもを損傷することなしに、元の厚さのほぼ９０％だ
け圧縮される。第５図に示された如く、環状口２２を通
過する際、巻かれた端部分２６ａのエラストマー物質は
、凹部を設けた環状密封面１９に対し環状空間３■中で
閉じ込められ、そして第６図に示された如く最終の部分
的圧縮状態を取るために、環状溝２３の方へ広がる。

＠６図の据え付け位置において、巻かれた端部分２６ａ
は元の厚さの３０％乃至６０％の範囲内に圧縮される。

これによって圧縮空気の漏れを防ぐために、帯２５と密
封面１９の間に充分な耐密ンールが与えられる。据え付
けられた締め付け帯２５の連続構成は、帯の内側での半
径方向の移動又はへこみを防ぎ、そして金属製容器側壁
１５の強度により、圧縮されたエラス］・マー物質によ
って形成された密封状態を破損する端部キャップの過剰
の外側への拡大か防かれる。密封面１９を壁１５の内部
円筒形表面２１と連結する湾曲上方面４２と結合した密
封面１９の下方端部において形成された環状口２２は、
密封帯２５とそこに閉じ込められたエラストマー物質を
保持するのを助ける。巻かれた端部分２６ａが第５図に
示された如く凹部を設けた表面１９に対し押し付けられ
る空間であるところの環状空間３１内に、帯２５とスリ
ーブＩＯの巻かれた端部２６を挿入した後、プレス板２
６は、帯２５と巻かれた端部２６を残したまま、引き抜
かれる。

改良空気バネと、内部密封帯を据え付ける方法の修正さ
れた実施例が、第９図乃至第１２図に示され、多数の点
において第１図と第８図に示された実施例に類似してい
る。第２の実施例の主な差異は、一般に５０で示された
端部キャップ部材が、プラスチック物質で形成されると
いうことである。

端部キャップ５０は、端部キャップ２に類似した開端部
構成を有し、そして密封面１９に類似する環状に凹部を
設けた密封面５１を含む。第１０図を参照すると、密封
帯２５の外側直径は、仮線で示された如く環状密封面５
１の内部直径に等しいか又は僅かに大きい。プレス板３
６を使用して、たわみスリーブｌＯの巻かれた端部２６
を挿入する際、リング２５と巻かれた端部２６よって、
第１１図に非常に誇張された位置において示された外側
方向に、開端部１７を規定する端部キャップ５０の下方
部分が広げられる。この外側への拡大により、帯２５と
端部２６は、環状口２２を超えてかつ密封面５１に隣接
する環状空間３１へと通過することが可能となる。スリ
ーブ端部分２６ａは、第５図に示された如く第１の実施
例に類似した方法により、押し込まれかつ引き延ばされ
るが、巻かれたスリーブ端部を端部キャップの開端部に
挿入する際には小さな量である。

プレス板３６の除去により、キャップ部材５０の外側に
広げられた下方端部は、第６図に関して上述した如く、
類似した方法により、帯２５と密封面５１の間に閉じ込
められたスリーブ部分２６ａを確実に締め付けるために
矢印Ｂ（第１２図）の方向に内側に移動する。この第２
の実施例において、締め付けられた物質の厚さは、好ま
しくは、元の厚さの３０％乃至６０％内に圧縮される。

第２の実施例の主な特徴の１つによれば、端部キャップ
５０の下方端部におけるプラスチック物質は、その弾性
限界を超えるまで広げられず、その結果プレス板３６の
除去により、それは、非応力状態に戻ろうとし、帯２５
の外側表面に対しエラストマー物質を押し付けるための
締め付け力を与える。帯２５は、連続の環状リングであ
り、そしてそれは、端部キャップ５０の開端部内に据え
付けられる時、内側にへこまず、又は外側に広がらない
。端部キャップ５０の下方部分の内側での移動と結合し
た、帯２５は、エラストマー物質を密封する。端部キャ
ップ５０は、好ましくは、イー・アイ・デュポン　ド　
ヌムールの登録商標であるデルリン（Ｄｅｌｒｉｎ）　
１００又は５００として識別される種類のガラス添加ア
セタール樹脂のような高強度プラスチック、又はイー・
アイ・デュポン　ド　ヌムールの登録商標である、ミン
ロン（Ｍｉｎｉｏｎ）のような鉱物添加熱可塑性樹脂、
又はジチル（Ｚｙｔｅｌ）６６のようなガラス添加ナイ
ロン樹脂で形成される。これらの特定のプラスチックは
、密封帯と巻かれたスリーブ端部の挿入によるひび割れ
を防ぐために充分な剛性を有し、かつ、帯２５に対しニ
ラストマー物質を締め付けるために充分な弾性を有する
ことが見い出されている。

端部キャップ５０のプラスチック物質はその弾性限界を
超えて引き延ばされず、そして密封帯２５の外側直径が
、一般に、環状密封面５１の内部直径に等しいことは、
内部締め付け配置を達成するために帯２５を端部キャッ
プ５０に据え付ける時、本発明の方法を行う上において
、重要である。

端部キャップ５０に対して使用されるプラスチックの種
類、及び密封帯２５と締め付け表面５１の直径の関係を
変えることによって、いろいろな量の締め付け力が達成
されることは、当業者には容易に理解される。帯２５と
表面５１の間で締め付けられるスリーブＩＯのエラスト
マー物質は、環状溝２３に入り込み気密シールを与える
ように、一般に、その非圧縮時の厚さの３０％乃至６０
％の範囲内に帯２５と表面５１との間で圧縮されること
が重要である。

従って、改良空気バネ構成と、据え付け方法が、簡素化
され、効果的で、安全、安価、かつ効率的な装置と、列
挙した全目的を達成する一連の工程を提供し、先行の装
置と方法における困難さを無くし、そして問題を解決し
、そして本技術分野において新しい結果を獲得する。

前述の説明において、一定の用語が、簡潔さ、明確さ、
と理解のために使用された。しかし、そのような用語は
、説明の目的のために使用され、そして広く解釈される
ことが意図されるために、不必要な制限は、先行技術の
要求事項を超えて含意されない。

さらに、本発明の説明と図示は、例示であり、そして本
発明の範囲は、示され又は記載された正確な詳細には制
限されない。

今、本発明の特徴、発見、及び原理を記載したが、内部
密封帯を有する改良空気バネ及び該空気ハネを組立てる
方法か構成され使用される方法、構成及び方法の工程の
特徴、並びに得られた有利で、新しく、かつ有益な結果
、更には新しくかつを益な構造、装置、要素、配置、部
品、組み合わせ、及び方法段階が、特許請求の範囲にお
いて示される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、静止又は休止位置における改良空気バネの正
面図。 第２図は、第１図に示された改良空気バネの縦断面図。 第３図は、第１図と第２図の空気バネの端部キャップ内
に内部密封帯を据え付ける改良方法のＩ段階を示す断片
的な概略断面図。 第４図は、端部キャップの開端部内に据え付けられる前
の実線による密封帯と、端部キャップの開端部内に据え
付けられた仮線による密封帯を示す拡大断片的断面図。 第５図は、第４図からの改良据え付け方法の後続段階を
示し、この場合たわみスリーブの巻かれた端部は、金属
端部キャップの開端部内に圧縮されている、第４図に類
似の断片的断面図。 第６図は、第５図の後の改良方法の次の段階であり、据
え付けプレス板が除去され、端部キャップの開端部内に
たわみスリーブの巻かれた端部を固定する密封帯を示す
拡大断片的断面図。 第７図は、第２図のライン７−７において取られた拡大
断面図。 第８図は、密封帯の斜視図。 第９図は、プラスチック端部キャップ部材の開端部にお
ける密封帯の据え付けの開始を示す、第３図に類似する
概略断面図。 第１０図、第１１図と第１２図は、プラスチック端部キ
ャップの開端部内に密封帯を据え付ける方法を示す、第
４図、第５図と第６図に類似の拡大概略断面図。 特許出願人　ザ・ファイヤーストーン・タイヤ・アンド
・ラバー・カンパニ一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ａ）開端部を備えるカップ状の構成を有し、かつ、
   該開端部に一般に隣接して内側環状密封面を有する、空
   気バネを自動車に取り付けるためのキャップ装置と、 ｂ）自動車に取り付けられるように適合され、かつ、該
   キャップ装置の該開端部から間隔を置いた関係で配置さ
   れたピストン部材と、 ｃ）該キャップ装置と該ピストン部材に対し対向する端
   部にて密封して結合されたたわみスリーブによって、該
   キャップ装置と該ピストン部材の間に形成された流体圧
   力室と、 ｄ）該キャップ装置の該開端部に配置され、該キャップ
   装置の該内側環状密封面と同心に配置された連続環状密
   封帯であって、該たわみスリーブの一端部が該密封帯と
   該密封面との間に配置されかつ該密封帯と該環状密封面
   により一般に空気耐密シールを形成するために該密封帯
   により圧縮状態におかれ、該密封帯は非変形状態にある
   ような連続環状密封帯、 とを含む自動車用の改良空気バネ。 ２、環状密封帯の外側直径が、環状密封表面の内側直径
   よりも小さく、かつ、それらの間に環状空間を形成し、
   そして該環状空間の幅が、たわみスリーブの厚さよりも
   小さい特許請求の範囲第１項に記載の空気バネ。 ３、密封帯と締め付け表面の間で締め付けられたたわみ
   スリーブの部分が、その非圧縮状態の３０％乃至６０％
   内に圧縮される特許請求の範囲第２項に記載の空気バネ
   。 ４、密封帯とキャップ装置が、金属である特許請求の範
   囲第１項に記載の空気バネ。 ５、密封帯が金属であり、そしてキャップ装置がプラス
   チックである特許請求の範囲第１項に記載の空気バネ。 ６、密封帯の外側直径が、一般に、キャップ装置の環状
   密封面の内側直径に等しい特許請求の範囲第５項に記載
   の空気バネ。 ７、キャップ装置が、一般に円筒形の側壁を含み、環状
   密封面が該円筒形側壁の内側表面に形成され、そして該
   円筒形側壁が、締め付けられたたわみスリーブと密封帯
   によって外側に拡大する特許請求の範囲第６項に記載の
   空気バネ。 ８、キャップ装置が、該キャップ装置の開端部において
   外側に延びる環状フランジにて終了する一般に円筒形の
   側壁を含み、そして環状密封面が環状フランジに隣接す
   る円筒形側壁の内側表面において凹部である特許請求の
   範囲第１項に記載の空気バネ。 ９、環状密封面が、なめらかに曲がる環状表面によって
   環状フランジに連結される特許請求の範囲第８項に記載
   の空気バネ。 １０、環状密封面が、複数の溝にて形成された特許請求
   の範囲第１項に記載の空気バネ。 １１、たわみスリーブの該一端部が、密封帯の回りに巻
   かれる特許請求の範囲第１項に記載の空気バネ。 １２、キャップ装置が円筒形側壁を含み、環状密封面が
   該側壁上に形成され、そして該側壁が、ガラス充填ナイ
   ロン樹脂で形成される特許請求の範囲第１項に記載の空
   気バネ。 １３、キャップ装置が円筒形側壁を含み、環状密封面が
   該円筒形側壁上に形成され、そして側壁が、アセタール
   樹脂で形成される特許請求の範囲第１項に記載の空気バ
   ネ。 １４、キャップ装置の開端部が、環状口によって環状密
   封面と連結された外側に延びる環状フランジによって規
   定される特許請求の範囲第１項に記載の空気バネ。 １５、内部連続密封帯を備える端部材の一般に円筒形の
   壁の開端部において、空気バネのたわみスリーブの一端
   部を密封する改良方法において、ａ）一般に円筒形壁と
   、その開端部に一般に隣接して形成された内側環状密封
   面とを有する端部材を提供する工程と、 ｂ）連続した応力のかかっていない環状密封帯にたわみ
   スリーブの一端部を巻く工程と、 ｃ）該密封帯と該端部材のどちらも弾性限界を越えて変
   形することなく、該開端部内で該端部材に対したわみス
   リーブを締め付けかつ密封するために、該密封帯と環状
   密封面の間にたわみスリーブの部分を圧縮状態となるよ
   うにたわみスリーブの巻かれた端部を挿入する工程とを
   含む方法。 １６、たわみスリーブの巻かれた端部と密封帯を該端部
   材の開端部に挿入する際に、その弾性限界内で端部材の
   側壁を外側に拡大させる工程を含む特許請求の範囲第１
   ５項に記載の方法。 １７、たわみスリーブが、非圧縮状態の３０％乃至６０
   ％の範囲内に圧縮される特許請求の範囲第１５項に記載
   の方法。 １８、端部材の円筒形壁がプラスチックで形成され、そ
   して密封帯が金属で形成される特許請求の範囲第１６項
   に記載の方法。 １９、環状密封面が円筒形壁の内側表面に形成された凹
   部であり、そして円筒形壁が端部材の開端部の回りに延
   びる外側拡大環状フランジで終了する特許請求の範囲第
   １５項に記載の方法。 ２０、密封帯の外側直径が、たわみスリーブの厚さの２
   倍以下の量だけ、環状密封面の直径よりも小さい特許請
   求の範囲第１５項に記載の方法。