JPH06306785A - 筒状弾性体 - Google Patents

筒状弾性体

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Publication number
JPH06306785A
JPH06306785A JP5115370A JP11537093A JPH06306785A JP H06306785 A JPH06306785 A JP H06306785A JP 5115370 A JP5115370 A JP 5115370A JP 11537093 A JP11537093 A JP 11537093A JP H06306785 A JPH06306785 A JP H06306785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
embedded
bead
beads
reinforcing cord
Prior art date
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Pending
Application number
JP5115370A
Other languages
English (en)
Inventor
Rei Higashiya
玲 東谷
Makoto Ienaka
誠 家中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP5115370A priority Critical patent/JPH06306785A/ja
Publication of JPH06306785A publication Critical patent/JPH06306785A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付部の強度を低下させずに軽量化を図り、
柔軟性をもたせる。 【構成】 補強コード4を埋設したゴム等の可撓性材料
を略中空円筒状に成形するとともにその両端部にビード
7を埋設して他部材への取付部8となした筒状弾性体1
において、前記ビード7をポリベンズアゾール系や芳香
族ポリアミド系等の単位面積あたり20g/d以上の有
機繊維から形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気バネ,管継手,
軸継手,魚網巻上げタイヤ等に用いて好適な筒状弾性体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気バネに用いられる筒状弾性
体、すなわちベローズは、例えば特開昭64−74333 号公
報に記載のものが知られている。これは、補強コードに
よって両端のビードを巻回し、両端部を締付けリングに
より保持部材に固定したものであり、両端の締付リング
に接触するゴムベローズの接触部近傍の2層となった補
強コードの中間または補強コードの内方に、補強層を積
層したものである。補強層としては平織布や補強コード
と同一の有機繊維が用いられている。また、ビードとし
ては、スチールワイヤを数回巻いて成型したもの(ビー
ドワイヤ)や、環状の金具を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】補強コードを埋設しか
つ両端部にビードを埋設した従来の筒状弾性体では、ビ
ードとして用いられる材料が金属材料であるために重量
が増大し、柔軟性に欠けるという不都合があった。
【0004】そこで、この発明は、強度を低下させずに
軽量化を図り、柔軟性をもたせたビード部を有する筒状
弾性体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、補強コードを埋設したゴム等の可撓性
材料を略中空円筒状に成形するとともにその両端部にビ
ードを埋設して他部材への取付部となした筒状弾性体に
おいて、前記ビードをポリベンズアゾール系や芳香族ポ
リアミド系等の単位面積あたり20g/d以上の有機繊
維から形成したものである。
【0006】
【作用】ビードとしてポリベンズアゾール(PBO)系
等の有機繊維を用いるので、軽量化を図り得るとともに
ビードを埋設した取付部が柔軟性を有する。また、これ
らの有機繊維は単位重量あたり20g/d以上であり、
十分な強度を有している(dはデニール)。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1および図2に示す実施例は空気バネに
この発明の筒状弾性体1を適用した例を示し、上面板2
と下面板3との間で筒状弾性体1はベローズとして伸縮
を繰り返す。筒状弾性体1は、補強コード4を埋設した
ゴム等の可撓性材料を略中空円筒状に成形したものであ
る。この筒状弾性体1の両端部(取付部8)は、上面板
2と下面板3とに締付けリング5,6により取付けられ
ている。これら締付けリング5,6により上面板2及び
下面板3に取付けられる筒状弾性体1の両端部にはビー
ド7を埋設してある。このビード7が埋設された取付部
を符号8で示す。ビード7は補強コード4に取り囲まれ
る。このビード7は筒状弾性体1の内部に埋設した補強
コード4にかかる力(内圧による力あるいはトルク等)
を束ねて被支持体に伝達する機能があるため、強度に優
れた材料を使用する必要がある。本発明実施例において
は、ビード7としてポリベンズアゾール(PBO)系の
有機繊維を用いた。PBO系のものとしては、ポリベン
ズオキサゾール,ポリベンズチアゾール等が好適に用い
られる。ポリベンズオキサゾールとしては例えばポリパ
ラフェニレンベンズビスオキサゾール(シス型)が好適
に使用できる。また、PBO系の有機繊維を撚り糸と
し、これら撚り糸を複数本束ねて更に撚り合わせたもの
の使用が好適である。他に使用できる有機繊維として
は、芳香族ポリアミド、例えば商品名ケブラー繊維が好
適であり、ケブラー繊維は単位重量あたり20〜25g
/dである。前記PBO系の繊維は35〜45g/dの
強度を有している。ビード7として柔軟性のあるポリベ
ンズアゾール系の有機繊維を用いることにより、図2に
示すような空気バネを組立てるに際し、締付けリング
5,6や上面板2及び下面板3等の組付けが容易にな
る。また、取付部8の付近に集中する応力の緩和も図
れ、筒状弾性体1の寿命の向上も図ることができる。図
2に示す空気バネに用いた筒状弾性体1は、両端の上下
から見ると真円形状をなし、このような形状では従来の
如くスチールワイヤを数回巻いて成形したものや環状の
金具でも使用することができるが、真円形状以外の形状
に筒状弾性体1を構成するには、スチールワイヤや金具
を用いたものでは難しい。しかしながら、上述の有機繊
維をビード7として用いれば筒状弾性体1の形状は自由
に構成できる。
【0009】図3に示す実施例は同じく空気バネに筒状
弾性体1を適用した例を示すが、この空気バネは中間リ
ング9を設けていないものであり、かつ図4に示すよう
に筒状弾性体1の両端側の形状が真円でないものを示
す。この実施例においても取付部8には上述の有機繊維
を用いたビード7が埋設してある。
【0010】図5および図6に示す第3の実施例は、タ
イヤ型カップリングを示し筒状弾性体1には補強コード
4と取付部8に有機繊維を用いたビード7を埋め込んで
ある。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ビードをポリベンズアゾール系等の有機繊維から形
成したので、スチールワイヤや金具を用いたものに比較
して軽量化を図り得るとともに、柔軟性を有するので、
取り扱いが容易となり、組付け作業も容易となる。また
軽量化を図ることにより、自動車等に採用する場合には
省エネルギーを図ることも可能となる。さらに柔軟性を
有することにより変形した形状の筒状弾性体を容易に構
成することができる。さらにこれら有機繊維は十分な強
度があるため、取付部付近に集中する応力の緩和が図
れ、耐久寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の筒状弾性体を空気バネに適用した部
分的拡大断面図。
【図2】空気バネの例を示す全体の断面図。
【図3】空気バネの他の例を示す断面図。
【図4】図3に用いられる筒状弾性体の平面図。
【図5】カップリングに適用した例を示す一部破断の斜
視図。
【図6】図5の全体を示す正面図。
【符号の説明】
1 筒状弾性体 4 補強コード 7 ビード 8 取付部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強コードを埋設したゴム等の可撓性材
    料を略中空円筒状に成形するとともにその両端部にビー
    ドを埋設して他部材への取付部となした筒状弾性体にお
    いて、 前記ビードをポリベンズアゾール系や芳香族ポリアミド
    系等の単位面積あたり20g/d以上の有機繊維から形
    成したことを特徴とする筒状弾性体。
JP5115370A 1993-04-19 1993-04-19 筒状弾性体 Pending JPH06306785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5115370A JPH06306785A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 筒状弾性体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5115370A JPH06306785A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 筒状弾性体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06306785A true JPH06306785A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14660851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5115370A Pending JPH06306785A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 筒状弾性体

Country Status (1)

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JP (1) JPH06306785A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110266728A1 (en) * 2008-12-11 2011-11-03 Christoph Bank Air spring
CN104747643A (zh) * 2014-07-21 2015-07-01 周鸿钧 一种工业设备用橡胶空气弹簧

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110266728A1 (en) * 2008-12-11 2011-11-03 Christoph Bank Air spring
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