JPH06306876A - 地下壁 - Google Patents

地下壁

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Publication number
JPH06306876A
JPH06306876A JP5097405A JP9740593A JPH06306876A JP H06306876 A JPH06306876 A JP H06306876A JP 5097405 A JP5097405 A JP 5097405A JP 9740593 A JP9740593 A JP 9740593A JP H06306876 A JPH06306876 A JP H06306876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
water
wall
panel
formwork
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5097405A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Horinaka
俊治 堀中
Hideaki Iwatake
秀明 岩竹
Ryoichi Takesako
涼一 竹迫
Hiromasa Kawamura
裕雅 川村
Junsuke Kyomen
純輔 京免
Masayuki Sakaguchi
真幸 坂口
Rikuo Watanabe
陸生 渡辺
Kazutaka Takada
和孝 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MURAMOTO KENSETSU KK
Kubota Corp
Original Assignee
MURAMOTO KENSETSU KK
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by MURAMOTO KENSETSU KK, Kubota Corp filed Critical MURAMOTO KENSETSU KK
Priority to JP5097405A priority Critical patent/JPH06306876A/ja
Publication of JPH06306876A publication Critical patent/JPH06306876A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 型枠12を用いてコンクリートを打ち込むこ
とによって、コンクリート壁14が成形される。コンク
リート壁14の硬化前には、コンクリートの余剰水が透
水層26および不織布36を通して導水路28に流入
し、排出される。またコンクリート壁14の硬化後に
は、クラック54を通して漏出した水が導水路28に排
出される。 【効果】 コンクリートからの水が全て導水路28に排
出されるので、地下壁の表面への水の滲み出しを防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下壁に関し、特に
たとえば導水路を縦方向に配置した防水型枠でコンクリ
ートを打設した地下壁に関する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して、従来の地下壁1として
は、この種のコンクリート型枠2を用いてコンクリート
3を打ち込んだものが提案されている。コンクリート型
枠2には、コンクリート3側から順に、コンクリートか
らの水を吸収する不織布などの透水層4,この水を下方
へ排出する導水路5およびコンクリート3からの熱を遮
る断熱層6が形成されており、またコンクリート3の打
設時にコンクリート型枠2の上端からセメントペースト
が流れ込まないようにその上端にプラスチックなどのキ
ャップ6が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の地下
壁1では、コンクリート型枠2の上端に水が浸入した場
合には、地下壁1の表面すなわちコンクリート型枠2の
表面に水が滲み出す恐れがある。それゆえに、この発明
の主たる目的は、水の滲み出しをなくすことができる地
下壁を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、透水層から
の水を下方に導く導水路を縦方向に配置したパネルでコ
ンクリートを打設した地下壁において、パネルの上端を
不織布でカバーしてコンクリートを打設したことを特徴
とする、地下壁である。
【0005】
【作用】パネルを型枠として用いてコンクリートを打設
することによって、パネルおよびコンクリートが一体と
なって地下壁が形成される。コンクリートの硬化前に
は、コンクリートの余剰水が透水層を通して導水路を流
下する。コンクリート硬化後における、コンクリートの
クラック発生などによる漏水もまた、透水層および導水
路を通して流下し、排出される。そして、パネル上端を
カバーする不織布もまた水を導水路に導くように透水
し、したがってパネルの上端に水が浸入した場合でも、
それが地下壁表面に滲み出すことがない。
【0006】
【発明の効果】この発明によれば、コンクリートからの
水は全て導水路から排出されるので、地下壁の表面への
水の滲み出しを防止することができる。この発明の上述
の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照
して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
【0007】
【実施例】図1を参照して、この実施例の地下壁10
は、コンクリート型枠12を用いてコンクリート壁14
を打設することによって形成される。図2からわかるよ
うに、コンクリート型枠12は、互いに平行に配置され
る第1パネル16および第2パネル18を含む。第1パ
ネル16と第2パネル18とは、縦方向に延びる複数の
リブ20によって連結される。第1パネル16,第2パ
ネル18およびリブ20によって形成された空気層が横
方向に連続して、断熱層22となる。なお、この断熱層
22は導水路の役割も果たす。また、第1パネル16の
コンクリート壁14側主面には、縦方向に延びる複数の
中空ブロックが一定間隔毎に形成され、各ブロック24
のコンクリート壁14側主面には、不織布などの透水層
26が固着される。ブロック24,第1パネル16およ
び透水層26によって囲まれた空間が導水路28とな
る。そして、断熱層22の一方端および他方端には、他
の型枠12と連結し得るように、第1係止片30および
第2係止片32が形成される。そして一の型枠12の第
1係止片30と他の型枠12の第2係止片32とがブチ
ルテープなどの防水両面テープ34によって接合され
る。
【0008】なお、このようなコンクリート型枠12
は、たとえばポリ塩化ビニルなどの熱伝導性の低い合成
樹脂の押出成形によって一体成形される。また、好まし
い例では、スリット幅a,厚みb,リブピッチpおよび
肉厚tは、それぞれたとえば12.5mm,32mm,25
mmおよび1mmに設定される。型枠12の上端は、図1に
示すように、不織布36によって覆われている。この不
織布36には、図3に示すように長さ方向に沿って両端
に粘着剤38が塗布されており、この粘着剤38によっ
て型枠12の上端に不織布36が固着される。また、図
4からわかるように、型枠12のコンクリート壁14側
主面における、型枠12の縦方向接続部40にもまた、
不織布36が粘着剤38によって固着される。
【0009】なお、不織布36の幅cおよび粘着剤38
の幅dは、それぞれたとえば80mmおよび15mmに設定
される。図1を参照して、コンクリート壁14の打設時
には、まず、その一部に湧水槽42が形成されたスラブ
44の上面に溝46が形成され、この溝46内に通水路
48が設置される。そして、その底面が通水路48のス
トッパ50に当接するようにして、通水路48上に型枠
12が組み立てられる。そして、型枠12と土止め用コ
ンクリート壁52との間にコンクリート壁14が打設さ
れる。コンクリート壁14を打設すると、そのセメント
ペーストが透水層26に含浸され、それによってコンク
リート硬化後には特別な接合材を用いることなくコンク
リートと型枠12とが強固に接合される。型枠12の上
端および縦方向接続部40に不織布36が固着されてい
るので、打設時にセメントペーストが導水路28内に浸
入し、導水路28を塞ぐことはない。
【0010】コンクリート壁14の硬化前には、コンク
リート壁14の余剰水が透水層26および不織布36を
通して導水路28および断熱層22内へ流入し、それぞ
れを流下し、通水路46およびスラブ44に設けられた
通水管54を通して湧水槽42へ排出される。一方、コ
ンクリート壁14の硬化後には、コンクリート壁14お
よび52に生じたクラック54を通してコンクリート壁
14の表面に漏出した水が、先の余剰水と同様にして湧
水槽42へ排出される。
【0011】また、コンクリート壁14からの熱は、断
熱層22によって遮断される。したがって、型枠12
(第2パネル18)表面への結露は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例のコンクリート型枠12を示す断面
図である。
【図3】図1実施例の透水層を示す図解図である。
【図4】図1実施例のコンクリート型枠を示す図解図で
ある。
【図5】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …地下壁 12 …コンクリート型枠 14 …コンクリート壁 28 …導水路 26,36 …透水層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 9/10 101 7904−2E (72)発明者 竹迫 涼一 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 川村 裕雅 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 京免 純輔 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 坂口 真幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 渡辺 陸生 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 高田 和孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水層からの水を下方に導く導水路を縦方
    向に配置したパネルでコンクリートを打設した地下壁に
    おいて、 前記パネルの上端を不織布でカバーしてコンクリートを
    打設したことを特徴とする、地下壁。
JP5097405A 1993-04-23 1993-04-23 地下壁 Withdrawn JPH06306876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5097405A JPH06306876A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 地下壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5097405A JPH06306876A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 地下壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06306876A true JPH06306876A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14191601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5097405A Withdrawn JPH06306876A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 地下壁

Country Status (1)

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JP (1) JPH06306876A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103938635A (zh) * 2014-03-27 2014-07-23 巨匠建设集团有限公司 一种采用倒梯形模板进行基坑斜面垫层施工的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103938635A (zh) * 2014-03-27 2014-07-23 巨匠建设集团有限公司 一种采用倒梯形模板进行基坑斜面垫层施工的方法

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