JP3545700B2 - ステンレス床構築方法およびステンレス床 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、床の下地にステンレス床を構築するステンレス床構築方法およびステンレス床に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品や医薬品の工場、また研究所等において、床材に耐摩耗性、耐熱性、耐薬品性、無臭性、抗菌性、防水性といった様々な性能が求めらる場合は、その床に塗装を施し、塗床仕上げを行っている。
【0003】
しかし、このような塗床は、その形成に時間や手間がかかるだけでなく、床の使用条件が過酷であることから、塗床のふくれ・はがれ・クラックが発生しやすく、数年毎に補修の必要がある。
【0004】
このため、最近では床の表面材として、塗床に代えてステンレス板が使用されるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように床にステンレス板を使用する場合、その床は、使用される場所に予めコンリートを打設し、その後コンクリート面上に配置したステンレス板を互いに溶接しながら敷設していく、いわゆる後貼り工法により形成されており、ステンレス板は下地であるコンクリートと一体化していない。このため、床としての強度を確保するためにステンレス板の厚さは4〜6mmが必要となり、コストが高くなるという問題があった。
【0006】
一方、ステンレス板が厚くなると、床の位置が高くなり、ドアの開閉にも支障を来すという問題があった。
【0007】
さらに、ステンレス板の接合部分の溶接精度には限界があるため、床の防水性が悪くなるという問題もあった。
【0008】
この発明は上記に鑑み提案されたもので、低コストで構築でき、また床の位置も高くならず、さらに防水性も十分に確保することができるステンレス床構築方法およびステンレス床を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、下地にステンレス床を構築するステンレス床構築方法において、上記下地に配置した支持片上にステンレス板を載置し、上記ステンレス板の下方の下地側に形成した溝部に供給ホースを挿入し、上記供給ホースから充填材を吐出させて下地とステンレス板との間に充填材を供給し、その充填材でステンレス板を下地と一体化させてステンレス床とする、ことを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記溝部はステンレス板の中心線あるいはその近傍に沿って下地側に形成される、ことを特徴としている。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記供給ホースはその先端がステンレス板の一方の辺から対向する他方の辺に向けて挿入され、充填時には供給ホースを溝部に沿って引き戻しつつ他方の辺側から一方の辺側へと充填材を充填する、ことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記ステンレス板の下面外縁と下地との間に、充填材の漏出を防ぐ漏出防止部材を設ける、ことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記ステンレス板同士の間にコーキング材を介在させる、ことを特徴としている。
【0014】
さらに、請求項6に記載の発明は、ステンレス床であって、下地に配置した支持片と、上記支持片上に載置したステンレス板と、上記ステンレス板の下方の下地側に形成した溝部と、上記溝部に挿入した供給ホースから供給され下地とステンレス板とを一体化させる充填材と、を備えることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1はこの発明で使用するステンレス板の構成を示す説明図である。図において、この発明で使用するステンレス板1は、箱状で一方の面が開口しているステンレス板本体11と、その箱状のステンレス板本体11の内側に打設したコンクリート12と、コンクリート12の内部に縦横に埋設されている補強用の鉄筋13とから構成されている。このステンレス板本体11は、例えば長辺が3600mm、短辺が1160mm、上壁11aおよび周壁11bの厚さが1.5mm、周壁11bの高さが32mmのものであり、その内側に予め工場でコンクリート12を打設してプレキャスト版として製造され、建築現場に搬入される。
【0017】
次に、上記のステンレス板1を用いてステンレス床を構築する手法を、図2〜図5を用いて説明する。
【0018】
図2はステンレス床を構築する際の下地側の説明図、図3はモルタル充填の説明図、図4は図3のI−I線断面の右側を示す図、図5はステンレス床の施工途中の説明図である。なお、ここでは、図5に示すように、建築現場の下地(土間)2に3枚のステンレス板1A,1B,1Cを設置することとする。ステンレス板1Aは長辺の長さが他の2枚のステンレス板1B,1Cの略2倍であり、ステンレス板1Bとステンレス板1Cとは同一形状のものである。
【0019】
ステンレス板1A,1B,1Cを設置する前に、下地2には先ず、図2に示すように、支持片3を、その支持片3上に載置するステンレス板1A,1B,1Cに合わせて配置し固定する。この支持片3は、例えばホールインアンカであり、高さをネジ機構で精度よく調整可能となっている。
【0020】
また、下地2には、載置しようとしているステンレス板1A,1B,1Cの下方に相当する位置に、断面形状がV字状の溝部4を形成する。この溝部4は、例えばステンレス板1A,1B,1Cの中心線に沿って、ステンレス板の一方の短辺の手前から、対向する他方の短辺に向けてその他方の短辺の手前まで形成されている。
【0021】
また、載置しようとしているステンレス板1A,1B,1Cの下面外縁に対応させて、下地2に漏出防止部材5を周設する。なお、この漏出防止部材5は、構築しようとするステンレス床10の外周に沿って設け、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の下面外縁や、ステンレス板1A,1B,1Cの一方の短辺側の下面外縁には設けない。この漏出防止部材5は、図4に示すように、例えば発砲スチロールを細長い角柱状に形成したバックアップ材5aと、その上下に粘着させたシーリング材5bとから成りっている。
【0022】
さらに、下地2には、図5に示すように、載置しようとしているステンレス板1A,1B,1Cの一方の短辺側に、充填したモルタルを堰き止めるための堰き止め部9を設けている。この堰き止め部9は、支持片3上に載置したときのステンレス板1A,1B,1Cの上面高さと同程度の高さを有している。
【0023】
下地2に上記のような備えをした後、溝部4に一方の短辺側から供給ホース6を挿入してそのホース先端6aを他方の短辺側に臨ませる。なお、この供給ホース6の挿入に際し、2枚のステンレス板1B,1Cへのモルタル充填作業を行う場合は、図2および図3に示すように、供給ホース6を双方にわたって貫通させて行う。このようにすることで、2枚のステンレス板1B,1Cへのモルタル充填作業を連続的に効率よく行うことができる。
【0024】
続いて各支持片3上にステンレス板1A,1B,1Cを載置する。さらに、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の間隙に、図4、図5に示すような、発砲スチロール等で形成したバックアップ材7を間隔を開けて挟入させ、そのバックアップ材7の上面およびステンレス板1A,1B,1Cにガムテープ8を貼付する。
【0025】
そして、供給ホース6に、ポンプ(図示省略)を用いてモルタル(例えばセメントと膨張剤との混合材)を送り込む。そのモルタルはホース先端6aから吐出され、漏出防止部材5で堰き止められつつ、ステンレス板の他方の短辺側から充填されていく。モルタルの吐出を継続しつつ、徐々に供給ホース6を溝部4に沿って引き戻すことで、モルタルは順次充填されていく。この場合、モルタルが十分に充填されると、そのモルタルはバックアップ材7同士の間の間隙から上昇してくるので、その状況を見て、供給ホース6を引き戻し、充填場所を順次変えていくようにする。
【0026】
ホース先端6aを堰き止め部9まで引き戻すと、モルタルをその堰き止め部9の内部に十分に充填させ、その後、モルタルの供給を停止する。そして、モルタルの乾燥を待って、ガムテープ8を剥がし、バックアップ材7を取り除き、そのバックアップ材7を取り除いた後のステンレス板同士の間の空隙に臨んでいるモルタル上に、コーキング材を充填する。このようにして、この発明のステンレス床10が完成する。
【0027】
以上述べたように、この発明の実施形態では、ステンレス板本体11をコンクリート12で一体化してステンレス板1(1A,1B,1C)を形成し、そのステンレス板1と下地2との間に、モルタルを充填し、ステンレス板本体11と下地2とをコンクリート12およびモルタルを介して一体化させたので、ステンレス板本体11の厚みを薄くしても十分に床としての強度を保持することができ、したがって、高価なステンレスを少なくでき、ステンレス床10を低コストで構築することができる。
【0028】
また、下地2に直接供給ホース6を置いてモルタルを充填すると、その供給ホース6の高さ以上に支持片3を高くする必要があるが、この発明では、溝部4に供給ホース6を挿入するようにしたので、支持片3の高さを低くすることができる。このため、上記のステンレスの厚みを薄くできることと相俟って、この点からもステンレス床10の高さを低くすることができる。したがって、リニューアル時のように、床の高さが予め制限を受けるようなときでも、その制限以内でステンレス床を構築することができ、ドアの開閉にも支障をきたすようなことはない。
【0029】
また、他方の短辺側まで挿入した供給ホース6を一方の短辺側に引き戻しつつモルタルを充填するようにしたので、その充填に際して、空気は他方の短辺側から一方の短辺側に押し上げられて追い出される。したがって、充填されたモルタル内に空洞ができるのを確実に防止することができ、ステンレス床の強度を確実に確保することができる。
【0030】
さらに、一方の短辺側に堰き止め部9を設け、その堰き止め部9の高さまでモルタルを充填するようにしたので、モルタルが固化する際に収縮しても十分にその収縮分を補うことができ、ステンレス板1の一方の短辺側でモルタルが不足するような事態の発生を確実に防止することができる。
【0031】
また、ステンレス板1同士の間の空隙にコーキング材を充填しコーキング材を介在させるようにしたので、従来溶接で接合していたときに発生していた溶接部分からの水漏れも確実に防止することができ、防水性を向上させることができる。
【0032】
なお、上記の説明では、ステンレス板1をプレキャスト版として予め工場で製造するようにしたが、ステンレス板本体11へのコンクリート12の打設を建築現場で行い、建築現場でステンレス板1を製造するようにしてもよい。
【0033】
また、ステンレス板本体11を箱状のものとしその内部にコンクリート12を打設してステンレス板1を構成するようにしたが、フラット状のステンレス板本体11そのものをステンレス板とし、そのフラット状のステンレス板を直接モルタルで下地と一体化させるように構成してもよい。
【0034】
また、溝部4の断面形状をV字状としたが、他の形状、例えば凹状に形成してもよい。
【0035】
さらに、ステンレス板1を支持片3に載置する前に、漏出防止部材5を形成するようにしたが、ステンレス板1を支持片3に載置した状態で漏出防止部材5を形成するようにしもよい。
【0036】
また、ステンレス板1の他方の短辺側から一方の短辺側に向けて順次モルタルを充填するようにしたが、ステンレス板のサイズに応じて、例えば他方の長辺側から一方の長辺側へと充填するようにしてもよい。
【0037】
また、漏出防止部材5は、構築しようとするステンレス床10の外周に沿って設け、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の下面外縁には設けないようにしたが、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の下面外縁にも設け、各ステンレス板毎にモルタルを充填するようにしてもよい。
【0038】
次に、この発明の第2の実施形態を図6および図7を用いて説明する。
【0039】
図6は第2の実施形態においてステンレス床を構築する際の下地側の説明図、図7はモルタル充填の説明図である。この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0040】
この第2の実施形態では、載置しようとしているステンレス板1A,1B,1Cの下面外縁に対応させて、下地2に漏出防止部材5を周設する。この漏出防止部材5は、構築しようとするステンレス床10の全周に沿って設け、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の下面外縁には設けない。そして、周設した漏出防止部材5に間隔を開けて開口部51を設け、供給ホース6のノズル状のホース先端6aをステンレス板1A,1B,1C同士の間の間隙や、開口部51からステンレス板1A,1B,1Cの下方に臨ませ、その状態でモルタルを吐出させるようにしている。この吐出によって下地2とステンレス板1A,1B,1Cとの間にモルタルが充填される。この場合、モルタルが十分に充填されると、そのモルタルはステンレス板1A,1B,1C同士の間の間隙から上昇してくるので、その状況を見て、ホース先端6aの位置を変え、充填場所を順次変えていくようにする。
【0041】
このように、この第2の実施形態では、上記した第1の実施形態の場合と同様に、ステンレス板1A,1B,1Cを下地2に一体化させたので、ステンレス板の厚みを薄くしても強度を保持することができ、したがって、高価なステンレスを少なくして、ステンレス床を低コストで構築することができ、またステンレス板1A,1B,1C同士の間にはコーキング材を充填するので、従来発生していた溶接部分からの水漏れも確実に防止することができ、防水性を向上させることができる。
【0042】
また、ホース先端6aのみをステンレス板1A,1B,1C同士の間の間隙や開口部51から臨ませ、厚みのある供給ホース6の全体をステンレス板1A,1B,1Cの下方に入れる必要はなく、したがって、上記第1の実施形態の場合と同様に、支持片3の高さを低く保ってステンレス床10の高さを低くすることができる。
【0043】
また、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の間隙や漏出防止部材5に設けた開口部51からホース先端6aを入れるだけでよいので、ステンレス床の構築をより簡単に行うことができる。
【0044】
また、漏出防止部材5には適宜開口部51を設けるので、ステンレス板1A,1B,1Cと下地2との間には、ステンレス板1A,1B,1C同士の間の間隙(目地)やそれ以外の外周から、十分にモルタルを充填することができ、したがって、第1の実施形態の場合と同様に、充填されたモルタル内に空洞ができるのを確実に防止することができ、ステンレス床の強度を確実に確保することができる。
【0045】
次に、この発明の第3の実施形態を図8、図9および図10を用いて説明する。
【0046】
図8は第3の実施形態においてステンレス床を構築する際の下地側の説明図、図9は接着剤注入の説明図、図10は施工後のステンレス床を示す縦断面図である。この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】
この第3の実施形態では、ステンレス板1A,1B,1Cを設置する前に、下地2に、図8に示すように、支持片31を、その支持片31上に載置するステンレス板1A,1B,1Cに合わせて配置する。
【0048】
また、下地2に適宜、環状のスポンジ材からなる拡散防止部材52を配置し、その拡散防止部材52の内部に、図9に示すように、接着剤53を注入し充填する。なお、拡散防止部材52の周壁高さは支持片31の高さより高くなるようにし、その拡散防止部材52の内部を満たすように、接着剤53を充填する。
【0049】
そして、下地2に配置した支持片31上にステンレス板1A,1B,1Cを載置する。これによって、ステンレス板1A,1B,1Cは、支持片31により下地2に対して一定高さを保持して支持される。また、拡散防止部材52および接着剤53は、ステンレス板1A,1B,1Cによって上から押圧されて変形し支持片31の高さまで押しつぶされる。このとき、接着剤53は水平方向に拡散するが、その拡散は拡散防止部材52によって堰き止められる。その後、拡散防止部材52と接着剤53とは、図10に示すように、水平方向に径が拡がった状態で固化し、ステンレス板1A,1B,1Cはこの接着剤53によって下地2と一体化しその位置に固定される。その後、ステンレス板同士の間の空隙に、コーキング材を充填し、ステンレス床として完成させる。
【0050】
このように、第3の実施形態では、上記した第1の実施形態の場合と同様に、ステンレス板1A,1B,1Cを下地2に一体化させたので、ステンレス板の厚みを薄くしても強度を保持することができ、したがって、高価なステンレスを少なくして、ステンレス床を低コストで構築することができ、またステンレス板1A,1B,1C同士の間にはコーキング材を充填するので、従来発生していた溶接部分からの水漏れも確実に防止することができ、防水性を向上させることができる。
【0051】
また、接着剤53を拡散防止部材52とともに配置し、その上にステンレス板1A,1B,1Cを載置するだけで下地2に一体的に固定するので、モルタルを充填する必要はなく、したがって、ステンレス床の構築をより一層簡単に行うことができる。
【0052】
また、供給ホース6やそのホース先端6aをステンレス板1A,1B,1Cの下方に挿入したり臨ませたりする必要もなく、したがって、支持片31の高さを十分に低くしてもよく、ステンレス床の高さをより一層低くすることができる。
【0053】
【発明の効果】
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
【0054】
請求項1および請求項6に記載の発明では、ステンレス板と下地とを充填材を介して一体化させたので、ステンレス板の厚みを薄くしても十分に床としての強度を保持することができ、したがって、高価なステンレスを少なくでき、ステンレス床を低コストで構築することができる。
【0055】
また、下地に直接供給ホースを置いて充填材を充填すると、その供給ホースの高さ以上に支持片を高くする必要があるが、溝部に供給ホースを挿入するようにしたので、支持片の高さを低くすることができる。このため、この点からもステンレス床の高さを低くすることができ、リニューアル時のように、床の高さが予め制限を受けるようなときでも、その制限以内でステンレス床を構築することができ、ドアの開閉にも支障をきたすようなことはない。
【0056】
また、請求項3および請求項4に記載の発明では、他方の辺側まで挿入した供給ホースを一方の辺側に引き戻しつつ充填材を充填するようにしたので、その充填に際して、空気は他方の辺側から一方の辺側に押し上げられて追い出される。したがって、充填された充填材内に空洞ができるのを確実に防止することができ、ステンレス床の強度を確実に確保することができる。
【0057】
また、請求項5に記載の発明では、ステンレス板同士の間の空隙にコーキング材を充填しコーキング材を介在させるようにしたので、従来溶接で接合していたときに発生していた溶接部分からの水漏れも確実に防止することができ、防水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
この発明で使用するステンレス板の構成を示す説明図である。
【図2】
ステンレス床を構築する際の下地側の説明図である。
【図3】
モルタル充填の説明図である。
【図4】
図3のI−I線断面の右側を示す図である。
【図5】
ステンレス床の施工途中の説明図である。
【図6】
第2の実施形態においてステンレス床を構築する際の下地側の説明図である。
【図7】
第2の実施形態におけるモルタル充填の説明図である。
【図8】
第3の実施形態においてステンレス床を構築する際の下地側の説明図である。
【図9】
第3の実施形態における接着剤注入の説明図である。
【図10】
第3の実施形態における施工後のステンレス床を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ステンレス板
11 ステンレス板本体
11a 上壁
11b 周壁
12 コンクリート
13 鉄筋
1A ステンレス板
1B ステンレス板
1C ステンレス板
2 下地(土間)
3 支持片
31 支持片
4 溝部
5 漏出防止部材
5a バックアップ材
5b シーリング材
51 開口部
52 拡散防止部材
53 接着剤
6 供給ホース
6a ホース先端
7 バックアップ材
8 ガムテープ
9 堰き止め部
10 ステンレス床

Claims (6)

  1. 下地にステンレス床を構築するステンレス床構築方法において、
    上記下地に配置した支持片上にステンレス板を載置し、
    上記ステンレス板の下方の下地側に形成した溝部に供給ホースを挿入し、
    上記供給ホースから充填材を吐出させて下地とステンレス板との間に充填材を供給し、その充填材でステンレス板を下地と一体化させてステンレス床とする、
    ことを特徴とするステンレス床構築方法。
  2. 上記溝部はステンレス板の中心線あるいはその近傍に沿って下地側に形成される、請求項1に記載のステンレス床構築方法。
  3. 上記供給ホースはその先端がステンレス板の一方の辺から対向する他方の辺に向けて挿入され、充填時には供給ホースを溝部に沿って引き戻しつつ他方の辺側から一方の辺側へと充填材を充填する、請求項1に記載のステンレス床構築方法。
  4. 上記ステンレス板の下面外縁と下地との間に、充填材の漏出を防ぐ漏出防止部材を設ける、請求項1に記載のステンレス床構築方法。
  5. 上記ステンレス板同士の間にコーキング材を介在させる、請求項1に記載のステンレス床構築方法。
  6. 下地に配置した支持片と、
    上記支持片上に載置したステンレス板と、
    上記ステンレス板の下方の下地側に形成した溝部と、
    上記溝部に挿入した供給ホースから供給され下地とステンレス板とを一体化させる充填材と、
    を備えることを特徴とするステンレス床。
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