JPH08209725A - 排水用ランナおよびコンクリート地下壁 - Google Patents

排水用ランナおよびコンクリート地下壁

Info

Publication number
JPH08209725A
JPH08209725A JP7020161A JP2016195A JPH08209725A JP H08209725 A JPH08209725 A JP H08209725A JP 7020161 A JP7020161 A JP 7020161A JP 2016195 A JP2016195 A JP 2016195A JP H08209725 A JPH08209725 A JP H08209725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
concrete
water passage
passage
runner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7020161A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Horinaka
俊治 堀中
Hideaki Iwatake
秀昭 岩竹
Shinichiro Takai
伸一郎 高井
Masami Yamashita
雅己 山下
Toru Shinozaki
徹 篠崎
Masao Narita
征夫 成田
Koichi Iwanami
光一 岩波
Junsuke Kyomen
純輔 京免
Masayuki Sakaguchi
真幸 坂口
Rikuo Watanabe
陸生 渡辺
Kazutaka Takada
和孝 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MURAMOTO KENSETSU KK
Kubota Corp
Toda Corp
Original Assignee
MURAMOTO KENSETSU KK
Kubota Corp
Toda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MURAMOTO KENSETSU KK, Kubota Corp, Toda Corp filed Critical MURAMOTO KENSETSU KK
Priority to JP7020161A priority Critical patent/JPH08209725A/ja
Publication of JPH08209725A publication Critical patent/JPH08209725A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 型枠16の下端に排水用ランナ10を装着し
てコンクリート壁14を打設する。コンクリート壁14
の硬化後にクラック62を通して漏出した水は、型枠1
6および排水用ランナ10の第1通水路44等を通して
排出され、コールドゾーン20を通して漏出した水は排
水用ランナ10の第2通水路50aおよび50b等を通
して排出される。 【効果】 地中梁の断面欠損を生じることなく部屋12
内への漏水を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は排水用ランナおよびコ
ンクリート地下壁に関し、特にたとえば打込型枠からの
水やコールドゾーンからの水を排出するための排水用ラ
ンナおよびそのような排水用ランナを用いたコンクリー
ト地下壁に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すこの種の従来の排水用ランナ
1は、打込型枠2からの水を通す断面略コ状の通水路3
を含み、通水路3の開口部内面には打込型枠2の下端が
当接する当接部4が形成されている。このような排水用
ランナ1を用いる場合には、スラブ5とコンクリート壁
6との打継部に形成されるコールドゾーン7からの水が
室内に漏出するのを防止するために、予めスラブ5に段
差部8を設け、段差部8と排水用ランナ1との間に防水
用モルタル9を後打ちする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、スラブ
5に段差部8を設ける必要があったので、段差部8の高
さL(図5)だけ地中梁の厚みが薄くなって断面欠損を
生じるという問題点があった。それゆえに、この発明の
主たる目的は、地中梁の断面欠損を生じることなくコー
ルドゾーンからの水が漏出するのを防止できる、排水用
ランナおよびコンクリート地下壁を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、打込型枠
の下に設置される排水用ランナであって、打込型枠から
の水を通す第1通水路、および第1通水路の下方に形成
されるかつコールドゾーンからの水を通す第2通水路を
備える、排水用ランナである。第2の発明は、スラブ上
に打込型枠を用いて打設されたコンクリート地下壁であ
って、打込型枠からの水を通す第1通水路とコールドゾ
ーンからの水を通す第2通水路とを有する排水用ラン
ナ、および第1通水路の水と第2通水路の水とを排水口
に導く桝を備える、コンクリート地下壁である。
【0005】
【作用】打込型枠の下端に排水用ランナを設置して打込
型枠をスラブ上の所定個所に組み立て、型内にコンクリ
ートを打設してコンクリート地下壁を形成する。このよ
うなコンクリート地下壁においては、コンクリートに生
じたクラック等から漏出した水が打込型枠の透水層を通
して導水層内に取り込まれ、導水層を通して排水用ラン
ナの第1通水路に落とされる。そして、第1通水路から
桝および排水口等を通してスラブ内に設けられた湧水槽
へ排出される。一方、コールドゾーンからの水が排水用
ランナの第2通水路に取り込まれ、第2通水路から桝お
よび排水口等を通して湧水槽へ排出される。
【0006】
【発明の効果】第1および第2の発明によれば、コール
ドゾーンからの水を第2通水路を通して排出するように
しているので、この水が室内に漏出するのを防止でき
る。したがって、従来のようにスラブに段差部を設ける
必要はなく、地中梁の断面欠損の問題を解消できる。
【0007】また、打込型枠からの水を第1通水路に通
し、コールドゾーンからの水だけを第2通水路に通すよ
うにしているので、第2通水路内の水圧が高くなり過ぎ
るのを防止でき、それによっても室内への漏水を防止で
きる。スラブと排水用ランナとの間にコールドゾーンか
ら第2通水路へ流入する水量を制限する水量制限部材を
設けると、第2通水路内の水圧が高くなり過ぎるのをよ
り確実に防止できる。
【0008】また、第2通水路にコンクリートが侵入す
るのを防止するためのコンクリート侵入防止部材を排水
用ランナに設けると、コンクリートによって第2通水路
が詰まるのを防止できる。また、第1および第2通水路
と排水口との間に桝を設けると、桝から第1および第2
通水路を容易に掃除・点検できる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1〜図3に示すこの実施例の排水用ランナ
10は、地下室12のコンクリート壁14を打設するの
に用いた打込型枠16からの水およびスラブ18とコン
クリート壁14との打継部に形成されたコールドゾーン
20からの水を桝22および排水口24等を通して湧水
槽26へ排出するためのものである。
【0011】型枠16は、図4に示すように、互いに平
行に配置された第1パネル28および第2パネル30を
含む。第1パネル28と第2パネル30とが縦方向へ延
びる複数のリブ32によって連結され、第1パネル2
8,第2パネル30およびリブ32によって形成された
空気層が横方向に連続して断熱層34となる。そして、
第1パネル28のコンクリート壁14側主面には、縦方
向へ延びる複数の中空ブロック36が所定間隔毎に形成
され、各ブロック36のコンクリート壁14側主面には
不織布等のような透水層38が固着される。第1パネル
28,ブロック36および透水層38によって囲まれた
空間が導水路40となる。なお、型枠16は、透水層3
8を除いて、たとえばポリ塩化ビニル等のような熱伝導
性の低い合成樹脂の押出成形によって一体成形される。
【0012】排水用ランナ10は、図1に示すように、
その上端に型枠16の下端を受ける受口42を有する断
面略コ状の第1通水路44を含み、受口42の内面には
型枠16の下端が当接する当接部46が設けられる。そ
して、第1通水路44の下方には、中空ブロック状の脚
部48a,48bおよび48cが所定間隔を隔てて形成
され、これらの脚部48a〜48cによって第2通水路
50aおよび50bが形成される。また、コンクリート
壁14を打設する側の脚部48aには、コンクリートが
第2通水路50aおよび50bに流入するのを防止する
ようにエラストマやゴム等からなる略板状のコンクリー
ト侵入防止部材52が長手方向全長にわたって固着さ
れ、真中の脚部48bの底面には、第2通水路50bに
水が過剰に流入するのを防止するように水膨潤ゴム54
が長手方向全長にわたって固着される。なお、このよう
な排水用ランナ10は、ポリ塩化ビニル等のような合成
樹脂の押出成形によって一体成形される。
【0013】図2を参照して、コンクリート壁14の打
設時には、まず、型枠16の下端に排水用ランナ10が
装着され、この型枠16がスラブ18上の所定個所に配
置される。そして、スラブ18と排水用ランナ10との
間に図示しないスペーサを挿入することによって水平面
のレベル出しが行われ、図示しない端太材等を用いて型
枠16が固定される。その後、型内にコンクリート壁1
4が打設される。このとき、コンクリート侵入防止部材
52によって、第2通水路50aおよび50b内にコン
クリートが侵入するのが防止される。
【0014】コンクリート壁14の硬化前には、コンク
リートの余剰水が透水層38を通して導水路40内に取
り込まれ、導水路40および排水用ランナ10の第1通
水路44等を通して外部へ排出される。また、コンクリ
ートのセメントペーストが透水層38に含浸され、それ
によってコンクリート壁14と型枠16とが接合され
る。
【0015】コンクリート壁14が硬化すると、図示し
ない端太材等が取り外され、スラブ18と排水用ランナ
10との隙間を部屋12側において封止するように封止
部材56が取り付けられる。封止部材56は、ステンレ
ス等のような金属や塩化ビニル等のような合成樹脂等に
よって断面略L状に形成され、封止部材56の一辺がブ
チルテープ等のような防水性接合材58を用いてスラブ
18に固着され、封止部材56の他辺が防水性接合材5
8を用いて排水用ランナ10の脚部48cに固着され
る。そして、この封止部を覆うようにしてモルタル等の
ような防水材60が後打ちされる。
【0016】コンクリート壁14の硬化後にコンクリー
ト壁14に生じたクラック62を通して地下水等が漏出
すると、この水が型枠16の透水層38を通して導水路
40内に取り込まれ、導水路40,排水用ランナ10の
第1通水路44,桝22および排水口24等を通して湧
水槽26へ排出される。一方、スラブ18とコンクリー
ト壁14との打継部に生じたコールドゾーン20を通し
て地下水等が漏出すると、この水がスラブ18とコンク
リート侵入防止部材52との間から排水用ランナ10の
第2通水路50aおよび50bに取り込まれ、第2通水
路50aおよび50b,桝22および排水口24等を通
して湧水槽26へ排出される。コールドゾーン20から
第2通水路50aおよび50bに流入する水量が多くな
ると、脚部48bの底面に固着された水膨潤ゴム54が
水を吸って膨張し、それによって、第2通水路50b内
に流入する水量が制限され、第2通水路50b内の水圧
が高くなり過ぎるのが防止される。
【0017】この実施例によれば、コンクリートスラブ
18に従来のような段部(図6)を設ける必要がないの
で、地中梁の断面欠損を防止できる。また、コールドゾ
ーン20からの水を第2通水路50aおよび50bを通
して排出できるので、封止部材56,防水材60および
水膨潤ゴム54のそれぞれの効果と相俟って地下室12
内への漏水を防止できる。また、型枠16からの水を第
1通水路44を通して排出し、第2通水路50aおよび
50bには主としてコールドゾーン20からの水を通す
ようにしているので、第2通水路50aおよび50b内
の水圧が高くなり過ぎるのを防止でき、それによっても
漏水防止効果を高めることができる。
【0018】そして、桝22を設けるようにしているの
で、桝22から第1通水路44,第2通水路50aおよ
び50b等を容易に掃除・点検できる。なお、上述の実
施例では、水量制限部材としての水膨潤ゴム54を真中
の脚部48bの底面に固着するようにしているが、この
ような水膨潤ゴム54は他の脚部48aまたは48cの
いずれかに固着されてもよく、脚部48a,48bおよ
び48cのうち任意の2つ以上に固着されてもよい。
【0019】また、コンクリート侵入防止部材52とし
ては、たとえば不織布等のようなコンクリートの侵入を
防止し、かつ水の侵入を許容するような部材が用いられ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の排水用ランナを示す図解
図である。
【図2】図1の排水用ランナを用いた壁構造を示す図解
図である。
【図3】壁構造を示す平面図である。
【図4】型枠を示す斜視図である。
【図5】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …排水用ランナ 12 …地下室 14 …コンクリート壁 16 …型枠 18 …スラブ 20 …コールドゾーン 22 …桝 44 …第1通水路 50a,50b …第2通水路 52 …コンクリート侵入防止部材 54 …水膨潤ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩竹 秀昭 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 高井 伸一郎 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 山下 雅己 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社本社内 (72)発明者 篠崎 徹 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社技術研究所内 (72)発明者 成田 征夫 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社本社内 (72)発明者 岩波 光一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社本社内 (72)発明者 京免 純輔 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 坂口 真幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 渡辺 陸生 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 高田 和孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打込型枠の下に設置される排水用ランナで
    あって、 前記打込型枠からの水を通す第1通水路、および前記第
    1通水路の下方に形成されるかつコールドゾーンからの
    水を通す第2通水路を備える、排水用ランナ。
  2. 【請求項2】前記打込型枠を用いて打設したコンクリー
    トが前記第2通水路内に侵入するのを防止し得る程度に
    前記第2通水路の入口を閉じるコンクリート侵入防止部
    材をさらに備える、請求項1記載の排水用ランナ。
  3. 【請求項3】スラブ上に打込型枠を用いて打設されたコ
    ンクリート地下壁であって、 前記打込型枠からの水を通す第1通水路とコールドゾー
    ンからの水を通す第2通水路とを有する排水用ランナ、
    および前記第1通水路の水と前記第2通水路の水とを排
    水口に導く桝を備える、コンクリート地下壁。
  4. 【請求項4】前記スラブと前記排水用ランナとの間に配
    置され、かつ前記コールドゾーンから前記第2通水路内
    へ流入する水量を制限する水量制限部材をさらに備え
    る、請求項3記載のコンクリート地下壁。
JP7020161A 1995-02-08 1995-02-08 排水用ランナおよびコンクリート地下壁 Withdrawn JPH08209725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020161A JPH08209725A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 排水用ランナおよびコンクリート地下壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7020161A JPH08209725A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 排水用ランナおよびコンクリート地下壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08209725A true JPH08209725A (ja) 1996-08-13

Family

ID=12019442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7020161A Withdrawn JPH08209725A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 排水用ランナおよびコンクリート地下壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08209725A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113186985B (zh) 一种用于地下室底板施工缝的防渗漏处理方法
CN106013471B (zh) 一种伸缩缝防渗漏的施工方法
KR200383509Y1 (ko) 결로방지용 배수판
SK168296A3 (en) Contraction joint rail
US4198794A (en) Method and apparatus for draining a building structure
AU717263B2 (en) Predetermined crack joint rail
JPH08209725A (ja) 排水用ランナおよびコンクリート地下壁
CN211599772U (zh) 一种管道穿楼板防水结构
JPH09184159A (ja) 地下壁排水用パネル及び地下壁の内側排水構造
JPH0470467A (ja) 透水型枠
KR100258297B1 (ko) 콘크리트 슬래브용 신축줄눈재
KR101739747B1 (ko) 건축물의 지하층 바닥 누수 보수공법
JPH06306876A (ja) 地下壁
JP2876478B1 (ja) 亀裂誘発構造
JP3676866B2 (ja) 漏水防止装置及び漏水防止壁
JP2897948B2 (ja) 地下コンクリート壁の施工方法
JPH08260493A (ja) 打込式コンクリート壁の施工方法および打込式コンクリート壁構造
JP2568865Y2 (ja) 地下壁漏水排出部材
JP2001059229A (ja) 地中壁構造
JP2000240085A (ja) 地下二重壁
JP2000257178A (ja) フロントサッシ下部の防水構造
JP3155166B2 (ja) 導水具およびコンクリート壁構造
AU718377B2 (en) A method of constructing a shower base
JP3623253B2 (ja) 蓄熱水槽
KR100580882B1 (ko) 농수로 지하 밸브실의 방수장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507