JPH06305910A - 除草剤組成物 - Google Patents

除草剤組成物

Info

Publication number
JPH06305910A
JPH06305910A JP5097925A JP9792593A JPH06305910A JP H06305910 A JPH06305910 A JP H06305910A JP 5097925 A JP5097925 A JP 5097925A JP 9792593 A JP9792593 A JP 9792593A JP H06305910 A JPH06305910 A JP H06305910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
parts
weeds
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5097925A
Other languages
English (en)
Inventor
Kumiko Tamura
久美子 田村
Keiji Endo
恵次 遠藤
Kazuo Naohara
一男 直原
Atsushi Go
敦 郷
Sachio Kudo
祐夫 工藤
Takako Takahashi
孝子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP5097925A priority Critical patent/JPH06305910A/ja
Publication of JPH06305910A publication Critical patent/JPH06305910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 完全な防除効果を示すと共に、お互いの共力
的な作用により単剤では完全に防除し得ない低薬量にお
いても、種々の雑草を有効に防除し、且つワタに対して
高い安全性を有する除草剤組成物を提供する。 【構成】 フッ素化シクロアルカンカルボン酸N−スル
ホニルアミド誘導体またはその塩(例えば、N−メチル
スルホニル 1−フルオロ−2−(4,6−ジメトキシ
ピリミジニル−2−オキシノ−1−シクロヘキサンカル
ボキサミド)とフェノキシプロピオン酸誘導体(例え
ば、フルアジホップ−ブチル)とを有効成分として含有
する除草剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除草剤組成物に関し、さ
らに詳しくは、ある種のフッ素化シクロアルカンカルボ
ン酸N−スルホニルアミド誘導体またはその塩とある種
の除草剤の組合せを有効成分として含有する、殺草スペ
クトラムが広く且つ低薬量で十分な除草効果を発揮し得
る除草剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】長年に亘る除草剤の研究開発の中から多
種多様な除草剤が開発され、これら除草剤は、有用作物
の雑草害からの保護及び農作業の省力化等の農業の生産
性向上の重要な資材として、現在、必要不可欠のものと
なっている。しかし、現在においても、より優れた除草
性能を有する、即ち、栽培作物に薬害を与えず、殺草ス
ペクトラムが広く、より低薬量で有効な除草剤の開発が
要望されており、既存の除草剤は必ずしもかかる要求を
満たすものではない。現在までに多くの除草剤が上市さ
れているにもかかわらず、それらは高薬量では種々の雑
草種に有効であっても、低薬量で使用した場合は有効雑
草種が少ないという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決することを目的としており、特定のN−スルホニ
ルアミド誘導体をある種の公知除草剤と併用することに
より、それぞれの単剤では防除困難な雑草に対して、完
全な防除効果を示すと共に、お互いの共力的な作用によ
り単剤では完全に防除し得ない低薬量においても、種々
の雑草を有効に防除し、且つワタに対して高い安全性を
有する除草剤組成物を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記公知
化合物の欠点を克服すべく、殺草スペクトラムが広く、
且つ低薬量で十分な除草効果を期待し得る除草剤を開発
すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明の除草剤組成物を
完成するに至った。即ち、本発明によれば、 (A):下記一般式(1)
【0005】
【化3】
【0006】(式中、R1 およびR2 は同一または異な
る、ハロゲン原子または低級アルコキシ基を示し、R3
は低級アルキル基またはハロゲン原子で置換された低級
アルキル基を示し、R4 は水素原子または低級アルキル
基を示し、nは0〜3までの整数を示す。)で表される
フッ素化シクロアルカンカルボン酸N−スルホニルアミ
ド誘導体またはその塩から選ばれる少なくとも1種の化
合物[以下、これを化合物(A)ということがある。]
と、 (B):下記一般式(2)
【0007】
【化4】
【0008】で表されるフェノキシプロピオン酸誘導体
[以下、これを化合物(B)ということがある。]とを
有効成分として含有する除草剤組成物が提供される。
【0009】以下、本発明の除草剤組成物についてさら
に詳細に説明する。本発明除草剤組成物の化合物(A)
を表す前記一般式(1)における、置換基R1 、R2
3 およびR4 の定義において、それぞれの基の具体例
を下記に示す。低級アルコキシ基 ;例えば、メトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、イソプロポキシ基等の如き、炭素数1〜3
以下の低級アルコキシ基を挙げることができる。低級アルキル基 ;例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、第二ブチル、第三ブチ
ル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、第三
ペンチル基等の如き、炭素数5以下の低級アルキル基を
挙げることができる。ハロゲン原子で置換された低級アルキル基 ;例えば、ト
リフルオロメチル、クロロメチル、2−クロロエチル、
2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、3−クロロプロピル、3−フルオロプロピル基等の
如き、1〜3個のハロゲン原子で置換された低級アルキ
ル基を挙げることができる。
【0010】前記一般式(1)におけるnは、0,1,
2または3を示す。0の時は結合手を表すものとする。
本発明に含まれる塩としては、例えば、ナトリウム、カ
リウム、カルシウム、アンモニウム、メチルアンモニウ
ム、エチルアンモニウム、n−プロピルアンモニウム、
イソプロピルアンモニウム、n−ブチルアンモニウムお
よびその異性体、n−ペンチルアンモニウムおよびその
異性体、n−ヘキシルアンモニウムおよびその異性体、
n−ヘブチルアンモニウムおよびその異性体、n−オク
チルアンモニウムおよびその異性体、n−ノニルアンモ
ニウムおよびその異性体、n−デシルアンモニウムおよ
びその異性体、ジエチルアンモニウム、トリエチルアン
モニウム等が挙げられる。
【0011】上記に具体的に示されていない基について
は、上記した原子および基から任意に組合せて或いは一
般的に知られた常識に従って選択することができる。勿
論、前記一般式(1)で表される化合物の光学活性体は
本発明の範囲内にあることを理解すべきである。なお、
本発明の前記一般式(1)で表される化合物には、飽和
環上の立体異性が存在し、以下、一般式(1)の1位
C(O)N(R4)SO23基を基準とした時に2位置換
基がシス配置をとる化合物をシス体、また1位 C(O)
N(R4)SO23基を基準とした時に2位置換基がト
ランス配置をとる化合物をトランス体と称する。前記一
般式(1)で表される化合物の中で、特に好ましい化合
物の具体例を第1表に示す。
【0012】
【表1】
【0013】前記一般式(1)で表される化合物(A)
は、ヨーロッパ特許公開第468,766号明細書に記載され
ているものであり、該明細書に記載の方法で製造するこ
とができる。
【0014】本発明除草剤組成物の他の成分[化合物
(B)]として使用されるフェノキシプロピオン酸誘導
体は、それ自体既知の通常市販されている除草剤であ
り、ブリティッシュ クロップ プロテクション カウ
ンシル(British Crop ProtectionCouncil)刊:ザ ペス
ティサイドマニュアル(The Pesticide Manual)第8
版、404、453、379及び737頁に記載されている除草剤で
ある。なお、フェキシプロピオン酸誘導体の代表例とし
ては下記の化合物が挙げられる。
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】本発明の除草剤組成物における前記化合物
(A)と化合物(B)との混合割合は、比較的広範囲に
変えることができるが、通常は化合物(A)1重量部に
対して化合物(B)は1〜2000重量部、好ましくは
1〜500重量部である。
【0020】上記した除草活性化合物を組合せて、除草
剤として用いる場合には、担体もしくは希釈剤、添加
剤、及び補助剤等と公知の手法で混合して、通常農薬と
して用いられる製剤形態、例えば粉剤、粒剤、水和剤、
乳剤、水溶剤、フロアブル剤等に調製して使用すること
ができる。また他の農薬、例えば殺菌剤、殺虫剤、殺ダ
ニ剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料及び土壌改良剤等
と混合または併用して使用することもできる。
【0021】製剤に際して用いられる担体もしくは希釈
剤としては、一般に使用される固体ないしは液体の担体
が挙げられる。固体担体としては、例えば、カオリナイ
ト群、モンモリロナイト群、イライト群あるいはポリグ
ロスカイト群等で代表されるクレー類、詳しくはパイロ
フイライト、アタパルジャイト、セピオライト、カオリ
ナイト、ベントナイト、バーミキュライト、雲母、タル
ク等;石膏、炭酸カルシウム、ドロマイト、けいそう
土、マグネシウム石灰、りん灰石、ゼオライト、無水ケ
イ酸、合成ケイ酸カルシウム等のその他無機物質;大豆
粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結
晶セルロ−ス等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油
樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレ
ングリコール、ケトン樹脂、エステルガム、コーバルガ
ム、ダンマルガム等の合成または天然の高分子化合物;
カルナウバロウ、蜜ロウ等のワックス類あるいは尿素等
が例示できる。
【0022】適当な液体担体としては、例えば、ケロシ
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィ
ン系叉はナフテン系炭化水素;キシレン、エチルベンゼ
ン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水素;ト
リクロルエチレン、モノクロルベンゼン、オルトクロル
トルエン等の塩素化炭化水素;ジオキサン、テトラヒド
ロフランのようなエーテル類;アセトン、メチルエチル
ケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセ
トフェノン、イソホロン等のケトン類;酢酸エチル、酢
酸アミル、エチレングリコールアセテート、ジエチレン
グリコールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸
ジエチル等のエステル類;メタノール、n−ヘキサノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、シク
ロヘキサノール、ベンジルアルコール等のアルコール
類;エチレングリコールエチルエーテル、ジエチレング
リコールブチルエーテル等のエーテルアルコール類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶
媒あるいは水等が挙げられる。その他に本発明の化合物
の乳化、分散、湿潤、展着、拡展、結合、崩壊性調節、
有効成分安定化、流動性改良、防錆、凍結防止等の目的
で界面活性剤その他の補助剤を使用することもできる。
【0023】使用することのできる界面活性剤の例とし
ては、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及び両性イ
オン性のいずれも使用しうるが、通常は非イオン性及び
/又は陰イオン性のものが使用される。適当な非イオン
性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアルコール、
ステアリルアルコール、オレイルアルコール、等の高級
アルコールにエチレンオキシドを重合付加させた化合
物;ブチルナフトール、オクチルナフトール等のアルキ
ルナフトールにエチレンオキシドを重合付加させた化合
物;パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級
脂肪酸にエチレンオキシドを重合付加させた化合物;ソ
ルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステル及び
それにエチレンオキシドを重合付加させた化合物等が挙
げられる。
【0024】適当な陰イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スル
ホコハク酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチル
ヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩等が挙げられる。
【0025】更に、本発明の除草剤には、製剤の性状を
改善し、効果を高める目的で、カゼイン、ゼラチン、ア
ルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化合物や他
の補助剤を併用することもできる。上記の担体及び種々
の補助剤は製剤の剤系、適用場面等を考慮して、目的に
応じてそれぞれ単独あるいは組み合わせて適宜使用され
る。
【0026】このようにして得られた各種製剤形におけ
る有効成分含有率は製剤形により種々変化するものであ
るが、通常0.1〜99重量%が適当であり、好ましく
は1〜80重量%が最も適当である。水和剤の場合は、
例えば有効成分化合物を通常25〜90%含有し、残部
は固体担体及び分散湿潤剤であって、必要に応じて保護
コロイド剤、消泡剤等が加えられる。粒剤の場合は、例
えば有効成分化合物を通常1〜35重量%含有し、残部
は固体担体及び界面活性剤である。有効成分化合物は固
体担体と均一に混合されているか、あるいは固体担体の
表面に均一に固着叉は吸着されており、粒の径は約0.
2ないし1.5mmである。乳剤の場合は、例えば有効
成分化合物を通常5〜30重量%含有しており、これに
約5ないし20重量%の乳化剤が含まれ、残部は液体担
体であり、必要に応じて展着剤及び防錆剤等が加えられ
る。フロアブル剤の場合は、例えば有効成分化合物を通
常5〜50重量%含有しており、これに3ないし10重
量%の分散湿潤剤が含まれ、残部は水であり必要に応じ
て保護コロイド剤、防腐剤、消泡剤等が加えられる。
【0027】本発明除草剤組成物は、有効成分である除
草活性化合物をそのまま混合して施用することもできる
し、或いは上述した様な任意の製剤形態で施用すること
もできる。本発明除草剤組成物の施用量は、目的とする
雑草の種類、生育段階、施用場所、天候等によって適宣
に選択変更できるが、その施用量は有効成分量〔化合物
(A)と化合物(B)の合計量〕として、例えば1ha
当たり、1g〜5kg程度、好ましくは5g〜1kg程
度を例示することができる。
【0028】
【実施例】次に、製造例、実施例および試験例を挙げて
本発明を説明する。なお、これらの例中の「部」は重量
基準である。 [化合物Aの製造例] 製造例1N−メチルスルホニル 1−フルオロ−2−(4,6−
ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−1−シクロヘ
キサンカルボキサミドのトランス体(化合物No.6)
の合成 :ヨーロッパ特許公開公報第0468766号に
記載の方法に従って合成した1−フルオロ−2−(4,
6−ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−1−シク
ロヘキサンカルボン酸のトランス体0.35g(1.17mm
ol)のアセトニトリル溶液15mlに、トリエチルアミ
ン0.45ml(3.22mmol)と2−クロロ−N−メチル
ピリジニウムイオダイド0.34g(1.35mmol)を加え
た。50℃で30分間撹拌したのち、メタンスルホンア
ミド0.23g(2.43mmol)とトリエチルアミン0.2
2ml(1.60mmol)を加え更に30分間撹拌した。この
反応液を室温まで冷却して一晩撹拌したのち、アセトニ
トリルを留去し、1Nの塩酸5mlとジエチルエーテル
5mlを加え、この溶液を激しく撹拌した。生成した化
合物を濾別して乾燥し、目的のN−メチルスルホニル
1−フルオロ−2−(4,6−ジメトキシピリミジニル
−2−オキシ)−1−シクロヘキサンカルボキサミドの
トランス体(化合物No.6)0.16g(収率36.
3%)を得た。
【0029】製造例2N−メチルスルホニル 1−フルオロ−2−(4−クロ
ロ−6−メトキシピリミジニル−2−オキシ)−1−シ
クロヘキサンカルボキサミドのトランス体(化合物N
o.7)の合成 :ヨーロッパ特許公開公報第04687
66号に記載の方法に従って合成した1−フルオロ−2
−(4−クロロ−6−メトキシピリミジニル−2−オキ
シ)−1−シクロヘキサンカルボン酸のトランス体0.
3g(1mmol)のアセトニトリル溶液15mlに、トリ
エチルアミン0.38ml(2.75mmol)と2−クロロ−
N−メチルピリジニウムイオダイド0.29g(1.15mm
ol)を加えた。50℃で30分間撹拌したのち、メタン
スルホンアミド0.20g(2.1mmol)とトリエチルア
ミン0.19ml(1.37mmol)を加え更に30分間撹拌
した。この反応液を室温まで冷却して一晩撹拌したの
ち、アセトニトリルを留去し、1Nの塩酸5mlとジエ
チルエーテル5mlを加え、この溶液を激しく撹拌し
た。生成した化合物を濾別して乾燥し、目的のN−メチ
ルスルホニル 1−フルオロ−2−(4−クロロ6−メ
トキシピリミジニル−2−オキシ)−1−シクロヘキサ
ンカルボキサミドのトランス体(化合物No.7)0.
17g(収率43.5%)を得た。
【0030】製造例3N−メチルスルホニル 1−フルオロ−2−(4,6−
ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−1−シクロペ
ンタンカルボキサミドのトランス体のナトリウム塩(化
合物No.10)の合成 :製造例1と同様の方法により
合成したN−メチルスルホニル 1−フルオロ−2−
(4,6−ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−1
−シクロペンタンカルボキサミドのトランス体0.5g
(1.33mmol)のメタノール溶液5mlに28%ナトリウ
ムメトキサイドのメタノール溶液0.27g(1.38mmo
l)を加え、室温でしばらく撹拌の後、溶媒を留去する
ことによって、N−メチルスルホニル1−フルオロ−2
−(4,6−ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−
1−シクロペンタンカルボキサミドのトランス体のナト
リウム塩(化合物No.10)0.53g(収率100
%)を得た。
【0031】製造例4N−メチルスルホニル 1−フルオロ−2−(4,6−
ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−1−シクロペ
ンタンカルボキサミドのトランス体のジエチルアミン塩
(化合物No.12)の合成 :製造例1と同様の方法に
より合成したN−メチルスルホニル 1−フルオロ−2
−(4,6−ジメトキシピリミジニル−2−オキシ)−
1−シクロペンタンカルボキサミドのトランス体0.5
g(1.33mmol)のテトラヒドロフラン溶液5mlにジエ
チルアミン0.10g(1.38mmol)を加え、室温でしば
らく撹拌の後、溶媒を留去することによって、N−メチ
ルスルホニル 1−フルオロ−2−(4,6−ジメトキ
シピリミジニル−2−オキシ)−1−シクロペンタンカ
ルボキサミドのトランス体のジエチルアミン塩(化合物
No.12)0.59g(収率100%)を得た。
【0032】上記実施例1から4と同様の方法により、
前記第1表記載の化合物を合成した。第2表にそれらの
化合物NMRデータを示す。
【0033】
【表2】
【0034】 実施例1(乳剤) 化合物(A):化合物No.6 0.05部 化合物(B−4):キザロホップ−エチル 25.0 部 シクロヘキサノン 10.0 部 ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 3.0 部 ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 4.0 部 キシレン 57.95部 以上を均一に混合溶解して乳剤100部を得た。
【0035】 実施例2(水和剤) 化合物(A):化合物No.1 0.2 部 化合物(B−1):フルアジホップ−ブチル 16.0 部 リグニンスルホン酸カルシウム 5.0 部 アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 2.0 部 ケイソウ土 76.8 部 以上を混合し、ジェットミルで粉砕して水和剤100部
を得た。
【0036】 実施例3(フロアブル剤) 化合物(A):化合物No.6 0.05部 化合物(B−2):ハロキシホップ−メチル 25.0 部 スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルエステルナトリウム塩 2.0 部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエ−テル 3.0 部 消泡剤 1.0 部 プロピレングリコ−ル 5.0 部 水 63.95部 以上を湿式ボ−ルミルで均一に粉砕混合し、フロアブル
剤100部を得た。
【0037】実施例4 化合物(A):化合物No.1 0.5部 化合物(B−3):フェノキサプロップ−エチル 20.0部 リグニンスルホン酸カルシウム 5.0部 アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物 2.0部 ケイソウ土 72.5部 以上を混合し、ジェットミルで粉砕して水和剤100部
を得た。上述の実施例に準じて前記化合物(A)とフェ
ノキシプロピオン酸誘導体とを組合せて成る本発明除草
剤がそれぞれ製剤できる。
【0038】次に、本発明除草剤組成物の効果を試験例
を挙げて説明する。 試験例1(畑地茎葉処理) 角型ポット(21×15×7cm)に畑地土壌を充填し、
第3表に示す各種雑草種子を一定量ずつ播種し、1cm深
の覆土をした。播種後ポットをガラス温室内に置き、各
植物が2〜4葉期になるまで育成した後、第1表に示し
た化合物(A)について実施例2および実施例4に準じ
て水和剤に調製し、第3表に示した有効成分量となるよ
うに500l/haの散布量相当で各植物の茎葉にむらなく
散布した。薬剤処理を行ってから21日後に各種雑草へ
の除草効果及び作物の薬害程度を下記の基準に従って判
別した。その結果を第3表に示す。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】
【発明の効果】フッ素化シクロアルカンカルボン酸N−
スルホニルアミド誘導体とフェノキシプロピオン酸誘導
体とを組合せて成る本発明除草剤組成物を使用すると、
それぞれの化合物単剤では防除困難な雑草に対して完全
な防除効果を示すと共に、お互いの共力的な作用により
単剤では防除困難な薬量においても種々の雑草を有効に
防除し、且つ或る種の栽培作物に対して高い安全性を有
す。また、処理時期も広がった。本発明除草剤組成物
は、雑草の生育期の施用において、畑地の広範囲の雑草
を防除可能である。特に、畑地に発生するオナモミ、ア
メリカツノクサネム、アサガオ、アオビユ、スベリヒ
ユ、オオイヌタデ、オオニシキソウ、イチビ、エビスグ
サ、シロバナチョウセンアサガオ、シロザ等の広葉雑
草、及び、イヌビエ、メリケンニクキビ、メヒシバ、オ
ヒシバ、オオクサキビ、セイバンモロコシ、ギョウギシ
バ、アキノエノコログサ等の種々のイネ科雑草に対して
優れた除草活性を示し、ワタ等の有用作物に対しては高
い安全性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郷 敦 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 工藤 祐夫 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 高橋 孝子 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A):下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は同一または異なる、ハロゲン
    原子または低級アルコキシ基を示し、R3 は低級アルキ
    ル基またはハロゲン原子で置換された低級アルキル基を
    示し、R4 は水素原子または低級アルキル基を示し、n
    は0〜3までの整数を示す。)で表されるフッ素化シク
    ロアルカンカルボン酸N−スルホニルアミド誘導体また
    はその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、 (B):下記一般式(2) 【化2】 で表されるフェノキシプロピオン酸誘導体とを有効成分
    として含有する除草剤組成物。
JP5097925A 1993-04-23 1993-04-23 除草剤組成物 Pending JPH06305910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5097925A JPH06305910A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 除草剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5097925A JPH06305910A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 除草剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06305910A true JPH06305910A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14205265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5097925A Pending JPH06305910A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 除草剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06305910A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN115701430A (zh) 一种含异恶唑啉的苯基吡啶类化合物及其用途
JPH06305910A (ja) 除草剤組成物
JPS6116246B2 (ja)
JPH06305911A (ja) 除草剤組成物
JP3590148B2 (ja) 水田用除草剤組成物
JPH0649041A (ja) カルバモイルトリアゾール誘導体、それを有効成分とする除草剤およびその製造方法
KR840000269B1 (ko) 억초용 조성물
JPH06256113A (ja) 除草剤組成物
JP3628745B2 (ja) 水田用除草剤組成物
JP3628744B2 (ja) 水田用除草剤組成物
JPH05148235A (ja) 新規なフエノキシプロピオン酸エステル誘導体及びそれを有効成分とする除草剤
JP3741457B2 (ja) 水田用除草剤組成物
JP3714708B2 (ja) 水田用除草剤組成物
KR840000270B1 (ko) 제초제 조성물
JPH06172323A (ja) 新規なフッ素化シクロアルカンカルボン酸n−スルホニルアミド誘導体およびそれを有効成分とする除草剤
JPH0567626B2 (ja)
KR840000266B1 (ko) 살초성 조성물
JPH05194422A (ja) 新規なフッ素化シクロアルカンチオンカルボン酸誘導体及びそれを有効成分とする除草剤
JPH045282A (ja) 新規な2―ヒドラジノベンゾチアゾール誘導体及びそれを有効成分とする除草剤
JPS63215605A (ja) 2−ニトロ−5−(置換フエノキシ)ベンゾヒドロキシム酸誘導体を有効成分とする除草剤
JPH05301862A (ja) 新規なピリミジンエーテル誘導体及びそれを有効成分とする除草剤
JP2000044545A (ja) ピリミジン−4−オン誘導体及びそれらを有効成分とする除草剤
JPH06306036A (ja) フェニルグリオキシル酸アニリド誘導体及びそれを含有する除草剤効果延長剤
JPH06298742A (ja) フッ素化ピリミジンアミド誘導体およびそれを有効成分とする除草剤
JPH02262573A (ja) 置換フエニルカーバメート誘導体及びそれを有効成分とする除草剤