JPH0630512A - 配線・配管材の懸吊部材及び配線・配管装置 - Google Patents

配線・配管材の懸吊部材及び配線・配管装置

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JPH0630512A
JPH0630512A JP2442693A JP2442693A JPH0630512A JP H0630512 A JPH0630512 A JP H0630512A JP 2442693 A JP2442693 A JP 2442693A JP 2442693 A JP2442693 A JP 2442693A JP H0630512 A JPH0630512 A JP H0630512A
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    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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    • H02G1/08Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for laying cables, e.g. laying apparatus on vehicle through tubing or conduit, e.g. rod or draw wire for pushing or pulling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設の配線・配管材に邪魔されることなく、
次の配線・配管材の引き込みを容易に行え、長い布設路
や曲がった布設路に対しても配線・配管材を損傷させる
ことなくスムーズに引き込むことができて、引き込み時
の断線のおそれが少ない配線・配管装置を提供する。 【構成】 配線・配管材Xを布設する布設路上方に配設
されるレール1と、このレール1に移動可能に保持され
る懸吊部材4とからなり、懸吊部材4は、ローラ46が
付設された本体40と、この本体40に組み付けられ、
配線・配管材Xに締結された吊材80を掛装し、配線・
配管材Xの懸吊手段を構成する引掛部を有する引掛部材
43と、引掛部材43に係合し、配線・配管材Xの懸吊
を解除する解除手段を構成する回動部材44とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暗きょ式の送電線路の
ように上下水道管、ガス管、電話線、電力線等の各種配
線・配管材が一緒に布設される共同溝や、駅構内や建物
内の天井等に配設されたケーブルラダー等の布設路に配
線・配管材を布設する場合に有用な配線・配管材の懸吊
部材及び配線・配管装置に関し、詳しくは、電線、信号
線、または給排水湯管、ガス管、電線管、各種保護管等
の配線・配管材を懸吊すると共にその解除手段を備え、
布設路に配線・配管材を布設するための懸吊部材、及び
配線・配管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、工場や駅構内等の屋内、
屋外に設置された受け具であるケーブルラダーにケーブ
ルを布設する場合には、図92に示すように、吊ボルト
Bに取り付けられたケーブルラダーLに対してケーブル
Cを端から引き上げ、作業員が場所を移動しながらケー
ブルCをケーブルラダーLに順次引き込んで行く方法が
採られていた。
【0003】また、別の方法として、図93及び図94
に示すように、メッセンジャーロープRをケーブルラダ
ーLの一方の端から他方の端まで掛け渡し、このメッセ
ンジャーロープRにケーブルCの端を連結し、ケーブル
ラダーLの他方の端に配置した牽引機Mでメッセンジャ
ーロープRを巻き取ることによりケーブルラダーL内に
ケーブルCを引き込む方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図92
に示すケーブルの布設方法は、ケーブルを引き込むため
に大変な労力を要し、作業に複数人の作業員を要すると
ともに、作業員は順次場所を移動しながらケーブルを引
き込まなければならず、作業効率が悪いという問題があ
った。さらに多数のケーブルを布設するに際しては、既
設のケーブルが障害となって次のケーブルの引き込みを
容易に行えないという問題があった。
【0005】これに対し、図93及び図94に示すケー
ブルの布設方法の場合には、メッセンジャーロープを牽
引機で巻き取ることによりケーブルを引き込むための労
力を省くことができるものの、ケーブルラダーの載置面
にケーブルを接触させながら引き込むためケーブルが損
傷する恐れがあり、また、接触状態で牽引機で無理に引
っ張ると断線しやすいという問題があった。そして、上
記方法と同様に、多数のケーブルを布設するに際して
は、既設のケーブルが障害となって次のケーブルの引き
込みを容易に行えないという問題があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、既設の配線・配管材に邪魔されることなく、
次の配線・配管材の引き込みを容易に行え、長い布設路
や曲がった布設路に対しても配線・配管材を損傷させる
ことなくスムーズに引き込むことができて、引き込み時
の断線のおそれが少ない配線・配管材の懸吊部材及び配
線・配管装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にの手段として、請求項1に記載の発明は、「配線・配
管材を布設する布設路上方に配設されるレールに移動可
能に保持され、配線・配管材を懸吊する懸吊手段と、配
線・配管材の懸吊を解除する解除手段と、解除手段を作
用させる作動部と、を備えたことを特徴とする懸吊部
材」を、その内容としている。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、「配線・
配管材を布設する布設路上方に配設されるレールと、レ
ールに移動可能に保持され、配線・配管材を懸吊する懸
吊手段と、配線・配管材の懸吊を解除する解除手段と、
解除手段を作用させる作動部とを備えた懸吊部材と、レ
ールに保持された懸吊部材を移動させ、配線・配管材を
引き込む引込手段と、懸吊部材の作動部を作動させる操
作手段と、を備えたことを特徴とする配線・配管装置」
を、その内容としている。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、「配線・
配管材を布設する布設路上方に配設されるレールと、レ
ールに移動可能に保持され、配線・配管材を懸吊する懸
吊手段と、配線・配管材の懸吊を解除する解除手段と、
解除手段を作用させる作動部とを備えた懸吊部材と、を
備えたことを特徴とする配線・配管装置」を、その内容
としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明に係る懸吊部材は、上記構
成により、以下のように作用する。まず、この懸吊部材
は、その懸吊手段によって配線・配管材を懸吊した状態
でレールを移動させることができるようになっている。
したがって、レール下に配置された受け具等の布設路に
既に布設されている他の配線・配管材と絡み合わない状
態で、新たな配線・配管材を引き込むことができ、長い
布設路や曲がった布設路に対しても配線・配管材を抵抗
なくスムーズに引き込むことができ、また引き込み時に
断線するおそれもほとんどない。そして、この懸吊部材
では、その作動部の作動により配線・配管材の懸吊を解
除する解除手段が作用して、懸吊状態にある配線・配管
材の懸吊が解除され、レール下に配置された受け具等の
布設路に配線・配管材が落下して、配線・配管材が布設
されるようになっている。
【0011】請求項2記載の発明に係る配線・配管装置
は、請求項1記載の懸吊部材を用いて構成される装置で
あり、この装置では、配線・配管材を布設する布設路上
方にレールが配設され、次いで、懸吊部材がレールに保
持され、懸吊部材に配線・配管材が懸吊された状態で、
引込手段により懸吊部材が引き込まれ、配線・配管材が
布設路上方に懸吊状態で布設されるようになっている。
そして、操作手段の操作により作動部が作動し、解除手
段が作用して、懸吊部材に懸吊された配線・配管材はそ
の懸吊状態が解除され、配線・配管材が落下し、布設路
に布設されるようになっている。これにより、他の配線
・配管材との絡みがなく、長い布設路や曲がった布設路
に対して配線・配管材がスムーズに引き込まれ、かつ引
き込み時における断線のおそれもほとんどなく、配線・
配管材が布設路に布設されるようになている。
【0012】又、請求項3記載の発明に係る配線・配管
装置では、配線・配管材を布設する布設路上方にレール
が配設され、次いで、懸吊部材がレールに保持され、懸
吊部材に配線・配管材が懸吊された状態で、人が直接操
作することによって懸吊部材が引き込まれ、配線・配管
材が布設路上方に懸吊状態で布設される。そして、人が
作動部を作動させることで、解除手段が作用して、懸吊
部材に懸吊された配線・配管材はその懸吊状態が解除さ
れ、配線・配管材が落下し、布設路に布設されるように
なっている。これにより、他の配線・配管材との絡みが
なく、長い布設路や曲がった布設路に対して配線・配管
材がスムーズに引き込まれ、かつ引き込み時における断
線のおそれもほとんどなく、配線・配管材が布設路に布
設されるようになっている。
【0013】
【実施例】次に、各請求項に係る発明について、図面に
示した実施例に従って詳細に説明する。
【0014】まず、請求項1〜3記載の発明に係る懸吊
部材及び配線・配管装置の使用態様の具体例を挙げる
と、例えば、図1に示すように、上下水道管、ガス管、
電話線、電力線等の配線・配管材Xを一緒にした暗きょ
式の共同溝200に配線・配管材Xが布設される場合
や、図2に示すように、駅構内や建物内の天井等に配設
された受け具100であるケーブルラダーに配線・配管
材Xが布設される場合等が挙げられる。これらは配線・
配管材Xの布設路が非常に長いため、請求項1〜3記載
の発明に係る懸吊部材及び配線・配管装置を使用するこ
とにより、布設作業にかかる時間を短縮し、効率的な配
線・配管材Xの布設が可能である。
【0015】さて、懸吊部材4は、その基本構成とし
て、配線・配管材Xを懸吊する懸吊手段と、配線・配管
材Xの懸吊を解除する解除手段と、解除手段を作用させ
る作動部とを備えている。ここで、懸吊手段とは、管、
ケーブル等の配線・配管材Xを吊り下げ状態に保持し得
るものであればよく、吊材を介して保持するものであっ
ても、懸吊部材4自体で保持するものであってもよい。
解除手段は、解除手段を作用させる作動部のはたらきに
よって懸吊状態にある配線・配管材Xの懸吊を解除する
ものであり、その機構は機械的な機構による場合と、電
気的な機構を組み合わせた場合とがある。作動部は解除
手段を作用させるスイッチの役割を果たし、所定位置ま
で引き込んだ配線・配管材Xを、懸吊状態から次の工程
である布設路への落下動作に移行させるときに作用させ
る部位をいう。具体的には回動部材44(図6)や摺動
体42(図10)や、あるいは、電気的信号を感知する
感知部等により構成される。以下、懸吊部材4の各実施
例について説明する。
【0016】図3〜図6には懸吊部材4の第一実施例が
示されており、この懸吊部材4は、ローラ46が付設さ
れた本体40と、この本体40に組み付けられ、配線・
配管材Xに締結された吊材80を掛装し、配線・配管材
Xの懸吊手段を構成する引掛部431を有する引掛部材
43と、引掛部材43に係合し、配線・配管材Xの懸吊
を解除する解除手段を構成する回動部材44とを備えて
いる。
【0017】図3及び図4に示すように、本体40は、
金属板を上部で折り返し二つ折りにして薄板状に作製さ
れ、内部に引掛部材43及び回動部材44の移動空間が
設けられている。そして、本体40の頭部40aには、
レール1である中空状に形成されたシュータ10の通路
101内を回転移動するローラ46が付設され、シュー
タ10の通路101に沿って移動可能に保持されるよう
になっている。シュータ10には通路101に沿ってス
リット102が形成されており、懸吊部材4の本体40
はスリット102から突出する突出部40bを形成し、
その下端には吊材80を挿通させるため下向きに開放さ
れた切欠部401が形成されている。
【0018】図5に示すように、引掛部材43は全体が
略L字形に形成され、上端にU字形の切欠432を有
し、下部に引掛部431を有しており、切欠432内に
挿通するローラ46の軸461によって動きが規制さ
れ、引掛部431の先端が回動部材44に係合して本体
40に支持されている。又、引掛部材43の中央には長
孔433が形成され、本体40の支持ピン402によっ
て支持されるようになっている。回動部材44は逆L字
形に形成され、上部に長孔441が形成され、この長孔
441内にはローラ46の軸461が挿通しており、
又、下部に引掛部431の先端を係合させる係合溝44
2が形成されており、本体40に取り付けられた軸ピン
403を中心に回動するように支持されている。回動部
材44の一端44aは、本体40外に突出するように本
体40に取り付けられている。
【0019】この第一実施例に示す懸吊部材4について
は、図6に示すように、解除手段を構成する回動部材4
4の一端44aが押圧されたときに、回動部材44が軸
ピン403を中心に回動し、これによって、引掛部材4
3の係合が解除され、引掛部材43は長孔433に沿っ
て降下し、ローラ46の軸461により動きが規制され
ていた引掛部材43の上部が開放されて支持ピン402
を軸に回動し、引掛部431に掛装されていた吊材80
が外れるようになっている。
【0020】図7〜図9には懸吊部材4の第二実施例が
示されており、この懸吊部材4は、シュータ10の通路
101内に頭部40aが挿通されて保持される本体40
と、本体40に対して相対移動可能に組み付けられた摺
動体42と、摺動体42に一体に設けられて摺動体42
とともに移動する引掛部422とを有している。本体4
0は内部に摺動体42の移動空間が形成される薄板状に
作製され、その頭部40a両側にはシュータ10の通路
101内に掛止され、滑走移動する滑り抵抗の小さい滑
走体47が付設されている。本体40の頭部40aには
長孔404が形成され、一方、摺動体42の上部には孔
423が形成されており、長孔404及び孔423に貫
通した連結片424によって本体40内部に支持され、
本体40に対して相対移動可能に組み付けられている。
摺動体42と一体に設けられた引掛部422は、本体4
0の突出部40b内を移動し、突出部40bに縦方向に
設けられた切欠部401に対して横方向から進退自在に
移動するようになっている。
【0021】したがって、この実施例においては、図8
に示すように、その引掛部422に吊材80が掛装され
て配線・配管材Xを懸吊状態に保持し、本体40が押圧
又は引っ張られたときに摺動体42が相対移動し、図9
に示すように、引掛部422が本体40側の切欠部40
1から後退して、引掛部422に掛装されていた吊材8
0が外れるようになっている。
【0022】図10〜図12には懸吊部材40の第三実
施例が示されており、この懸吊部材40は、シュータ1
0の通路101内に挿通されて保持される本体40と、
本体40に対して相対移動可能に組み付けられた摺動体
42と、摺動体42に一体に設けられて摺動体42とと
もに移動する刃体421とを有している。
【0023】本体40は、シュータ10の通路101内
に挿通される頭部40aを有し、その下方にはシュータ
10のスリット102から突出する突出部40bが形成
されている。この突出部40bには横方向に切欠部40
1が形成されており、配線・配管材Xを吊り下げる吊材
80が挿入されるようになっている。そして、切欠部4
01には吊材80を掛装するための段部405が設けら
れて懸吊手段を構成している。本体40の頭部40a内
には、摺動体42が移動自在となる空間が形成されてお
り、又、本体40の突出部40b内には、摺動体42に
一体に設けられた刃体421が移動自在となる空間が形
成されている。そして、突出部40b内を移動する刃体
421は、突出部40bに形成された切欠部401内に
進退し、切欠部401の段部405に掛装された吊材8
0を切断して吊材80に吊り下げられた配線・配管材X
の懸吊を解除する解除手段を構成している。また、摺動
体42の一端42aは、押圧されて解除手段を作用させ
る作動部を構成している。
【0024】而して、上記実施例にあっては、図10及
び図11に示すように、本体40の頭部40aがシュー
タ10の通路101内に挿通されてシュータ10に移動
可能に保持された懸吊部材4に対して、配線・配管材X
を締結した吊材80を段部405に掛装させることによ
り配線・配管材Xを懸吊するようになっている。そし
て、図12に示すように、摺動体42の一端42aが押
圧具50等により押圧されたとき、刃体421が切欠部
401内に前進して切欠部401の段部405に掛装さ
れた吊材80が切断され、もって吊材80に吊り下げら
れた配線・配管材Xの懸吊が解除されるようになってい
る。
【0025】なお、吊材80は、配線・配管材Xを吊り
下げるのに必要な強度を有するとともに刃体421によ
って切断される材質で作製されるもので、例えば、ナイ
ロンバンド等が使用される。又、図11に示すように、
吊材80は、切欠部401の段部405への掛装を容易
とするため、その一端に膨出部81が形成されており、
この膨出部81を段部405に引っ掛ける簡単な作業で
掛装できるものとなっている。そして、吊材80の本体
には通し孔82が設けられており、配線・配管材Xを巻
回し、通し孔82に吊材80の他端を挿通させ、締め付
けることによって配線・配管材Xを締結することができ
るようになっている。なお、吊材80は、配線・配管材
Xを吊り下げることができればよいものであり、上記の
構造に限定されるものではない。
【0026】図13及び図14には懸吊部材4の第四実
施例が示されており、この懸吊部材4は、上記第三実施
例と同様に、本体40と、本体40に対して相対移動可
能に組み付けられた摺動体42と、摺動体42とともに
移動する刃体421とを有している。本体40は摺動体
42及び刃体421の移動空間を有するように間隔を設
けて二枚の金属板がビス406により止め付けられてお
り、全体が薄板状に形成されている。そして、本体40
の頭部40aには、シュータ10の通路101内を回転
移動するローラ46が付設されており、このローラ46
によって懸吊部材4はシュータ10に保持されるととも
に突出部40bがシュータ10のスリット102から突
出した状態でシュータ10に沿って移動するようになっ
ている。また、摺動体42と刃体421とは一枚の薄い
金属板により作製され、本体40の頭部40a及び突出
部40b内の空間を移動するようになっており、摺動体
42にはシュータ10の通路101内に挿通された押圧
具等による押圧が確実になされるように、その一端42
aにはボルト425及びナット426が止め付けられて
いる。
【0027】図15及び図16には懸吊部材4の第五実
施例が示されており、この懸吊部材4は、シュータ10
の通路101内に挿通されて保持される本体40と、本
体40に対して相対移動可能に組み付けられた摺動体4
2と、摺動体42に一体に設けられて摺動体42ととも
に移動する引掛部422とを有している。引掛部422
は、本体40の頭部40a内に摺動自在に収納された摺
動体42と一体的で本体40の突出部40b内を移動
し、突出部40bに縦方向に設けられた切欠部401に
対して横方向から進退自在に移動するようになってい
る。この実施例においては、図16に示すように、本体
40の頭部40aに付設されたローラ46の回転により
シュータ10の通路101内を移動するようになってお
り、摺動体42の一端42aが押圧具50等により押圧
されたとき、摺動体42が本体40に対して相対的に移
動し、引掛部422が本体40側の切欠部401から完
全に後退して、引掛部422に掛装されていた吊材80
が外れるようになっている。
【0028】図17及び図18には懸吊部材4の第六実
施例が示されており、この懸吊部材4は、シュータ10
の通路101内に挿通されて保持される本体40と、本
体40の頭部40a内を移動可能に組み付けられ、下端
面に歯部427を形成した摺動体42と、本体40の突
出部40b内に回転可能に組み付けられ、摺動体42の
歯部427に噛合する歯車45とを有している。歯車4
5は、その外周の一部を内方に切り欠き、さらに周方向
に切り欠かれている。この切り欠きによって形成された
歯車45の一部は引掛部451を構成し、本体40の突
出部40bに縦方向に設けられた切欠部401に対して
横方向から進退自在に移動するようになっている。この
実施例においては、図18に示すように、本体40の頭
部40aに付設されたローラ46の回転によりシュータ
10の通路101内を移動するようになっている。そし
て、通常は図17に示す状態で歯車45の引掛部451
に配線・配管材Xの吊材80が掛装され、摺動体42の
一端42aが押圧されたとき、摺動体42の歯部427
に噛合していた歯車45が回転し、歯車45の引掛部4
51が本体40側の切欠部401から完全に後退して、
引掛部451に掛装されていた吊材80が外れるように
なっている。
【0029】図19及び図20は懸吊部材4の第七実施
例が示されており、この懸吊部材4は、本体40の頭部
40aにシュータ10の通路101内に挿通されるロー
ラ46が付設され、突出部40bには縦方向に切欠部4
01が設けられ、切欠部401に対して進退する一端が
軸支された掛止バー407が取り付けられている。この
懸吊部材4は、配線・配管材Xの懸吊解除に電気的な機
構が組み合わされており、図20に示すように、本体4
0の頭部40aに設けられた作動部を構成するレバー4
1が押圧されると、本体40に内蔵された電源411が
入力されて磁石(ソレノイド)412が作動し、プラン
ジャ413が動作して掛止バー407との係合が解除さ
れ、これによって掛止バー407が回動可能な状態とな
り、掛止バー407に掛装された吊材80が外れるよう
になっている。
【0030】以上、いくつかの懸吊部材4の実施例につ
いて説明したが、要するに、懸吊部材4は、配線・配管
材Xを懸吊する懸吊手段と、配線・配管材の懸吊を解除
する解除手段と、解除手段を作用させる作動部とを備え
てたものであればよく、上記実施例に限定されるもので
はない。
【0031】なお、懸吊部材4はレール1に保持される
ものであるが、レール1は、上記実施例のように、懸吊
部材4の本体40に付設されたローラ46や滑走体47
を挿通させる通路101を備えたシュータ10に限られ
ず、図21〜図27及び図54に示されるようなレール
1を用いたものであってもよい。図21に示されるレー
ル1は、断面が逆T字形状に形成され、両側に突出片1
11を有する板状レール体11であり、この場合は懸吊
部材4の頭部40aにローラ46の支持体462を突出
させて形成し、ローラ46を板状レール体11の突出片
111に載置して懸吊部材4をレール1に保持されるよ
うになっている。又、図22及び図23に示されるレー
ル1は、懸吊部材4の頭部40aを挿通させる通路10
1と、両側にローラ46を載置する突出片111とを備
えたものである。又、図24及び図25に示されるレー
ル1は、下部断面が円形状の棒状部121を有した棒状
レール体12であり、このレール1に対しては、ローラ
46が傾斜して取り付けられた懸吊部材4が保持される
ようになっている。さらに、図26及び図27に示され
るレール1は、図21に示される板状レール体11の変
形例であり、両側の突出片111が傾斜状態に形成され
ており、このレール1に対しては、同じく傾斜して取り
付けられたローラ46を備えた懸吊部材4が保持される
ようになっている。このようにレール1の形態は問わ
ず、懸吊部材4はレール1に移動可能に保持されるもの
であればよい。
【0032】次に、上記懸吊部材4を用いた配線・配管
装置の実施例について説明する。以下に説明する配線・
配管装置は、布設路上方に配設されるレール1と、レー
ル1に沿って移動可能に保持される懸吊部材4と、懸吊
部材4の作動部を作動させる操作手段3と、レール1に
保持された懸吊部材4を移動させ、配線・配管材Xを引
き込む引込手段2とを備えたものである。なお、レール
1に保持された懸吊部材4の引き込みや、懸吊部材4に
懸吊された配線・配管材Xの懸吊状態を解除するための
懸吊部材4の作動部の作動を人が直接操作する場合に
は、引込手段2や操作手段3は要しない。
【0033】図28〜図31には配線・配管装置の第一
実施例及び構成部品が示されている。この配線・配管装
置は、レール1であるシュータ10、懸吊部材4、引込
手段2である引込具30及び操作手段3である押圧具5
0により構成され、図28にはシュータ10、懸吊部材
4、押圧具50が示され、図29には押圧具50が示さ
れ、図30にはシュータ10、懸吊部材4、引込具30
が示され、図31には引込具30が示されている。
【0034】シュータ10は、内部に通路101を有す
る中空状に形成され、軸方向に連続するスリット102
を備えて構成されている。シュータ10の通路101に
は、図28や図30に示すように、懸吊部材4の頭部4
0aや、引込手段2である引込具30や操作手段3であ
る押圧具50が挿通され、懸吊部材4を保持したり、引
込具30や押圧具50を案内するようになっている。な
お、通路101は、これらの部材がその機能を発揮させ
ることができるものであれば、断面が四角形状であって
も、円形状であっても、その他の形状であってもよい。
シュータ10の軸方向に連続するスリット102は、図
30に示すように、引込具20と配線・配管材Xとを連
結したり、懸吊部材4の突出部40bを通過させるため
設けられている。
【0035】懸吊部材4は、図10に示されたものと同
様の構造を備えたものであり、シュータ10の通路10
1内に挿通されて保持される本体40と、本体40に対
して相対移動可能に組み付けられた摺動体42と、摺動
体42に一体に設けられて摺動体42とともに移動する
刃体421とを有している。本体40は、シュータ10
の通路101内に挿通される頭部40aを有し、その下
方にはシュータ10のスリット102から突出する突出
部40bが形成されている。この突出部40bには横方
向に切欠部401が形成されており、配線・配管材Xを
吊り下げる吊材80が挿入されるようになっている。そ
して、切欠部401には吊材80を掛装するための段部
405が設けられて懸吊手段を構成している。本体40
の頭部40a内には、摺動体42が移動自在となる空間
が形成されており、又、本体40の突出部40b内に
は、摺動体42に一体に設けられた刃体421が移動自
在となる空間が形成されている。そして、突出部40b
内を移動する刃体421は、突出部40bに形成された
切欠部401内に進退し、切欠部401の段部405に
掛装された吊材80を切断して吊材80に吊り下げられ
た配線・配管材Xの懸吊を解除する解除手段を構成して
いる。また、摺動体42の一端42aは、押圧されて解
除手段を作用させる作動部を構成している。
【0036】図30及び図31に示すように、引込手段
2は、懸吊部材4を配線・配管材Xとともにレール1に
沿って引き込んでくるために用いられるものであり、こ
の実施例では、引込手段2は、先頭に設けられたシャト
ル31と、これに接続されたロープ32とからなる引込
具30により構成されている。シャトル31は硬質の合
成樹脂又は中空状の金属等により硬くて軽量に形成され
ており、又、シュータ10の通路101内を往復動させ
るためその移動がスムーズとなるように紡錘形状に形成
されている。シャトル31には、本体311から板状の
連結部312が側方に突出して形成され、シュータ10
のスリット12から外部に臨ませるようになっており、
連結部312には連結孔313が設けられ、配線・配管
材Xとを連結紐314で連結し得るようになっている。
ロープ32は、シュータ10内に自身で押し込むことで
きる剛性を有し、また配線・配管材Xの引き込み時にか
かるテンションに耐え得る破断強度を備えている。この
ようなロープ32としては、例えば、鋼線又は複数本の
鋼線を編んだもの、あるいは合成樹脂を押出し成形した
棒状のもの、合成樹脂繊維を堅く撚ったもの、F・R・
Pでロープ状に形成したもの等がある。又、このロープ
32もシャトル31と同様に軽量であるものが望まし
い。なお、シャトル31とロープ32とは同じ材料で一
体的に作製するものであってもよい。又、シャトル31
には連結部312を設けず、本体311に連結孔313
を設けた構造であってもよい。又、連結部312に配線
・配管材Xを直接固定する手段を設けてもよい。
【0037】操作手段3は、図28及び図29に示すよ
うに、シュータ10の通路101内に挿通されて、摺動
体42の一端42aを押圧する硬い材質で作製された先
端部51と、この先端部51に連結され、シュータ10
の通路101内に自身で押し込むことができて摺動体4
2の一端42aを押圧するのに十分な剛性を有するロー
プ部52とを有した押圧具50により構成されている。
このような押圧具50によって摺動体42の一端42a
が押圧されると、摺動体42に一体に設けられた刃体4
21が切欠部401内に移動し、切欠部401の段部4
05に掛装された吊材80が切断され、吊材80に吊り
下げられた配線・配管材Xの懸吊が解除されるようにな
っている。なお、このような押圧具50には前述の引込
具30を使用することもできる。
【0038】図32及び図33には配線・配管装置の第
二実施例が示されており、この実施例には、内部に通路
101を有する中空状に形成され、軸方向に連続するス
リット102を備えたシュータ10により構成されたレ
ール1と、このレール1であるシュータ10に保持され
る懸吊部材4と、懸吊部材4の作動部を作動させる操作
手段3としての引戻し具60とが示されている。
【0039】懸吊部材4は、シュータ10に頭部40a
が挿通されて保持される本体401と、この本体40に
対して相対移動可能に組み付けられた摺動体42と、摺
動体42に一体に設けられて摺動体42とともに移動す
る引掛部422とを有している。本体40は、例えば金
属板を二つ折りにすることにより、シュータ10の通路
101内に挿入し得る頭部40aを有したものとして形
成されており、この頭部40aの下方に、シュータ10
のスリット102から突出する突出部40bが形成され
ている。また、この突出部40b内には、摺動体42と
一体に設けられた引掛部422が移動自在となる空間が
形成されているとともに、配線・配管材Xを懸吊するた
めの吊材80を挿入するための切欠部401が形成され
ている。さらに、この実施例における懸吊部材4にあっ
ては、後述する引戻し具60の引き戻しロープ62を自
由な状態で挿入する孔408をその突出部40bに有し
ている。この孔408は、摺動体42あるいは引掛部4
22の移動に邪魔にならない部分であればどこに形成し
て実施してもよく、又、孔408ではなく、鉤のような
別部材を利用して形成してもよい。
【0040】摺動体42は、本体40の頭部40a内に
摺動自在に収納され、引掛部422は本体40の突出部
40b内に移動自在に収納されて、突出部40bに縦方
向に設けられた切欠部401に対して横方向から進退自
在に移動するようになっている。この実施例において
は、通常は図32に示したように、引掛部422に吊材
80が外れないように掛装されており、図33に示した
ように、他の懸吊部材4または引戻し具60によって摺
動体42の一端42aが押圧されたとき、引掛部422
が本体40の切欠部401に対して完全に後退して、引
掛部422に掛装されていた吊材80が外れるようにな
っている。
【0041】操作手段3である引戻し具60は、本体6
1とこれに連結される引き戻しロープ62とを有し、本
体61は、シュータ10の通路101内に挿通される頭
部611と、この頭部611と一体的でシュータ10の
スリット12から外方に突出する突出部612とを備え
たものとして構成されている。突出部612には引き戻
しロープ62を連結するための孔613が設けられてい
る。頭部611は摺動体42の一端42aを押圧する硬
い材質で作製されており、又、引き戻しロープ62はシ
ュータ10に保持された懸吊部材4を移動させる時にか
かるテンションに耐え得る強度を備えた柔軟な線材によ
って作製されている。なお、引き戻しロープ62は孔4
08に挿通されていなくてもよい。
【0042】上記実施例にあっては、懸吊部材4をレー
ル1に沿って移動させ、配線・配管材Xを引き込むため
の引込手段2には、第一実施例の図31に示されるシャ
トル31と、これに接続されたロープ32とからなる引
込具30を使用することができる。
【0043】図34及び図35には配線・配管装置の第
三実施例が示されており、この実施例にあっては、懸吊
部材4自体が操作手段3である引戻し具として用いられ
ている。すなわち、図34において、右側に位置する懸
吊部材4は、その摺動体42にロープ部材48(引戻し
具60の引き戻しロープ62に相当する)が連結されて
おり、これが引っ張られることにより、摺動体42に組
み付けられている本体40も移動し、これによって懸吊
部材4全体がロープ部材48に引っ張られてシュータ1
0に沿って移動するようになっている。このため、図3
5に示すように、右側に位置する懸吊部材4がロープ部
材48によって引き戻され、図左側の懸吊部材4の摺動
体42の一端42aが押圧されて、その懸吊部材4の解
除手段である刃体421が前進し、切欠部401の段部
405に掛装された吊材80が切断され、懸吊部材4か
ら配線・配管材Xの懸吊が解除されるようになってい
る。なお、ロープ部材48は、図34に示すように、左
側に位置する2番目以降の懸吊部材4に対してその摺動
体42内に挿通されており、摺動体42を押圧する作用
線はこのロープ部材48によって規制されている。この
ため、懸吊部材4からの配線・配管材Xの懸吊解除をよ
り確実に行うことができるようになっている。
【0044】上記実施例における引込手段2には、第一
実施例の図31に示されるシャトル31と、これに接続
されたロープ32とからなる引込具30を使用すること
ができる。
【0045】図36及び図37には配線・配管装置の第
四実施例が示されており、この実施例にあっては、懸吊
部材4相互に連結される線材70が操作手段3として用
いられている。
【0046】この実施例における懸吊部材4は、図37
に示すように、本体40と、本体40の頭部40aに組
み付けられる連結部材49と、本体40及び連結部材4
9に対して案内溝409、493によって規定される範
囲内で相対移動可能に連結ピン492によって組み付け
られた摺動体42とを有している。本体40は、例えば
金属板を二つ折りにすることにより、シュータ10の通
路101内に挿入し得る頭部40a有したものとして形
成されており、この頭部40aの外周に連結部材49が
一体化して組み付けられており、頭部40aの下方に、
シュータ10のスリット102から突出する突出部40
bが形成されている。また、この突出部40b内には、
摺動体42と一体に設けられた引掛部422が移動自在
となる空間が形成されているとともに、配線・配管材X
を懸吊するための吊材80が挿入される切欠部401が
形成されている。さらに、連結部材49の一端及び摺動
体42の一端には、それぞれ別の懸吊部材4に連結する
線材70をつなぐための線材連結部491、428が設
けられている。なお、線材70はその一端が懸吊部材4
の本体40又は連結部材49に連結され、他端が別の懸
吊部材4の摺動体42に連結されるものであればよい。
【0047】摺動体42は本体40の頭部40a内に摺
動自在に収納されており、引掛部422は本体40の突
出部40b内に移動自在に収納されて、突出部40bに
縦方向に設けられた切欠部401に対して横方向から進
退自在に移動するようになっている。引掛部422には
図36に示すように配線・配管材Xを吊り下げる吊材8
0が掛装されるようになっている。
【0048】線材70は、懸吊部材4相互を連結するも
のであるが、シュータ10に保持された懸吊部材4の摺
動体42を移動させる(本体40又は連結部材49を移
動させることで相対的に摺動体42が移動する場合を含
む)ときにかかるテンションに耐え得る強度を備えたも
のであればよい。したがって、線材70は剛性を有する
必要はない。
【0049】上記実施例にあっては、図36に示すよう
に、懸吊部材4相互に線材70が連結された状態で線材
70が引かれると、図示する懸吊部材4の摺動体42
は、引掛部422に吊材80を介して配線・配管材Xが
懸吊されているからその位置を維持するが、当該懸吊部
材4の本体40及びこれと一体の連結部材49は今引か
れている線材70によって図36の図示右方に引かれる
ことになる。このため、摺動体42と一体的に移動する
引掛部422が相対的に切欠部401から後退し、この
引掛部422に掛装されていた吊材80が外れて、吊材
80に吊り下げられた配線・配管材Xの懸吊が解除され
るようになっている。そして、連結ピン492によって
摺動体42に対する本体40及び連結部材49の移動が
規制されると、今度は摺動体42に連結された線材70
が当該懸吊部材4の左方に位置する懸吊部材4の本体4
0及びこれと一体の連結部材49が引っ張られ、次の摺
動体42の引掛部422に掛装されていた吊材80が外
れて、吊材80に吊り下げられた配線・配管材Xの懸吊
が解除されるようになっている。
【0050】図38及び図39には配線・配管装置の第
五実施例が示されており、この実施例にあっては、操作
手段3として線材70が用いられ、懸吊部材4として、
吊材80が切断されて配線・配管材Xの懸吊が解除され
る解除手段を備えたものが用いられている。
【0051】すなわち、この実施例の懸吊部材4は、図
39に示すように、本体40と、本体40の頭部40a
に組み付けられる連結部材49と、本体40及び連結部
材49に対して案内溝409、493によって規定され
る範囲内で相対移動可能に連結ピン492によって組み
付けられた摺動体42とを有しており、摺動体42には
これと一体に形成されて摺動体42とともに移動する刃
体421が設けられている。連結部材49の一端及び摺
動体42の一端には、それぞれ別の懸吊部材4に連結す
る線材70をつなぐための線材連結部491、428が
設けられている。懸吊部材4の本体40の突出部40b
には横方向に段部405を有する切欠部401が形成さ
れており、この切欠部401の段部405内に配線・配
管材Xを吊り下げた吊材80が掛装されるようになって
おり、摺動体42に一体に形成された刃体43が切欠部
401の段部405に対して進退自在に移動するように
なっている。
【0052】上記実施例にあっては、図38に示すよう
に、懸吊部材4相互に線材70が連結された状態で線材
70が引かれると、図示する懸吊部材4の本体40及び
これと一体の連結部材49は、段部405に吊材80を
介して配線・配管材Xが懸吊されているからその位置を
維持するが、当該懸吊部材40の摺動体42は今引かれ
ている線材70によって図38の図示左方に引かれるこ
とになる。このとき、刃体421が吊材80の掛装され
た段部405を通過することになるから、段部405に
掛装されていた吊材80は切断されることになって、吊
材80に吊り下げられた配線・配管材Xの懸吊が解除さ
れるようになっている。そして、連結ピン492によっ
て本体40及び連結部材49に対する摺動体42の移動
が規制されると、今度は連結部材49に連結された線材
70が当該懸吊部材4の右方に位置する懸吊部材4の摺
動体42が引っ張られることとなり、次の懸吊部材4の
段部405に掛装されていた吊材80が切断されて、吊
材80に吊り下げられた配線・配管材Xの懸吊が解除さ
れるようになっている。
【0053】なお、図36〜図39に示される第四、第
五実施例における引込手段2には、第一実施例の図31
に示される引込具30を使用することができる。
【0054】上記配線・配管装置の実施例では、レール
1として、内部に通路101を有する中空状に形成さ
れ、軸方向に連続するスリット102を備えたシュータ
10により構成されるものが使用されたものについて説
明したが、レール1は、図21、図22、図24及び図
26に示される形態であってもよい。これらのレール1
に対する懸吊部材4の保持される形態は、図21、図2
3、図25及び図27に示されている。そして、引込手
段2や操作手段3もこれらのレール1の形態に対応させ
て形成されたものを用いることができる。例えば、図2
1に示すレール1の場合には、図40に示すように板状
レール体11の突出片111に係合する係合部332を
備え、先端に連結孔331を有する引込具30や、図4
1に示すように板状レール体11の突出片111上をこ
ろがるローラ342を備え、先端に連結孔341を有す
る引込具30等により構成される引込手段2を用いるこ
とができる。又、操作手段3としては、図42に示すよ
うに板状レール体11の突出片111に係合する係合部
53を備えた押圧具50や、図43に示すように板状レ
ール体11の突出片111上をころがるローラ54を備
えた押圧具50、あるいは図44に示すように板状レー
ル体11の突出片111上をころがるローラ614を備
えた本体61と引き戻しロープ62とからなる引戻し具
60等により構成されるものを用いることができる。
【0055】上記のようにシュータ10、板状レール体
11等により構成されるレール1は、金属あるいは合成
樹脂の押出成形、プレス加工等によって直線状、曲線状
に作製されるが、長い布設路の上方に配設される場合に
は、複数のレール1が連結されて使用される。この場合
の連結構造としては、例えば図45や図46に示すよう
に、スリット102や突出片111が位置ずれしないよ
うにピン151とピン挿入筒152とによる位置決め手
段を備え、連結具153を介して相互に連結することが
できる。
【0056】又、上記配線・配管装置の実施例では、懸
吊部材4を保持するレール1が、引込手段2である引込
具30や、操作手段3である押圧具50又は引戻し具6
0を案内する案内路として使用される場合について説明
したが、これら引込具30や押圧具50又は引戻し具6
0の案内路はレール1とは別に構成される場合であって
もよい。図47〜図49には懸吊部材4を保持するレー
ル1とは別に引込具30や、押圧具50又は引戻し具6
0を案内する案内路1aが形成された例が示されてお
り、レール1内に設けられた場合(図47、図48)
と、レール1とは別体で設けられた場合(図49)とを
示している。
【0057】次に、配線・配管装置のさらに別例につい
て説明する。この配線・配管装置は、配線・配管材Xの
引込操作や作動部の操作を自動的に行うことができるよ
うに改良されたものであり、自走手段を備えた走行部材
5が備わったことが特徴である。
【0058】図50〜図52には配線・配管装置の第六
実施例が示されており、この配線・配管装置は、レール
1であるシュータ10、懸吊部材4及び走行部材5であ
る自走車20により構成されている。図50にはシュー
タ10の通路101を移動する自走車20の側面からの
形態が示され、図51には自走車20の正面からの形態
が示されている。
【0059】自走車20は、本体21の両側に、シュー
タ10の周壁を挟みつけるようにして一方はシュータ1
0の通路101内に、他方は通路101外に配置された
計8個のゴム製のローラ22を備えており、本体21に
取り付けられたモータ23の駆動軸231と通路101
内に配置されたローラ22の軸221とがベルト24に
よって連結されている。モータ23は本体21に取り付
けられた電源25によって駆動するようになっている。
又、本体21には懸吊部材4とを連結ロープ71でつな
ぐための連結孔211が設けられている。さらに、本体
21の一端21aはシュータ10の通路101方向に突
出して、懸吊部材4の作動部を構成する摺動体42の一
端42aを押圧できるようになっている。
【0060】懸吊部材4は、図10又は図28に示され
たものと同様の構造を備えたものであり、シュータ10
の通路101内に挿通されて保持される本体40と、本
体40に対して相対移動可能に組み付けられた摺動体4
2と、摺動体42に一体に設けられて摺動体42ととも
に移動する刃体421とを有している。本体40は、シ
ュータ10の通路101内に挿通される頭部40aと、
その下方に形成され、シュータ10のスリット102か
ら突出する突出部40bとを有し、突出部40bには横
方向に切欠部401が形成され、切欠部401には段部
405が設けられて吊材80が掛装されるようになって
いる。又、シュータ10は、内部に通路101を有する
中空状に形成され、軸方向に連続するスリット102を
備えて構成されている。
【0061】この実施例では、図50に示すように、懸
吊部材4に配線・配管材Xが懸吊され、自走車20と懸
吊部材4、さらに懸吊部材4どうしが連結ロープ71に
よって連結された状態で、自走車20がシュータ10の
通路101を移動することにより、配線・配管材Xの引
き込みがなされるようになっている。又、引き込み後、
図52に示すように、自走車20を後進させることによ
り、自走車20の本体21の一端21aで懸吊部材4の
摺動体42の一端42aが押圧され、その懸吊部材4の
解除手段である刃体421が前進して切欠部401の段
部405に掛装された吊材80が切断され、懸吊部材4
から配線・配管材Xの懸吊が解除されるようになってい
る。なお、自走車20の移動方向の切り替えは、本体2
1に設けられた操作スイッチによるものでもよく、又、
本体21とは別に設けられたリモートスイッチによるも
のでもよい。
【0062】図53には自走車20の別例が示されてお
り、ローラ22の横に別に補助ローラ26が設けられて
おり、この補助ローラ26に当接するガイドレール16
がシュータ10に沿って形成されている。このような補
助ローラ26及びガイドレール16が設けられることに
より、自走車20の走行は安定し、又、摩擦を大きくし
て引き込み時におけるスリップを防止することができ
る。
【0063】図54には自走車20のさらに別例が示さ
れており、外周に多数の凹凸222が形成されたローラ
22が用いられ、牽引力を高めるように工夫されたもの
であり、ローラ22の凹凸222に対応する凹凸部11
2を備えた板状レール体11を移動するようになってい
る。
【0064】なお、自走車20を含め自走手段を備えた
走行部材5は、懸吊部材4を保持するレール1を走行す
るものに限られず、レール1に沿って設けられた別のガ
イド部材(図示せず)を走行するものであってもよい。
又、走行部材5以外の配線・配管装置の構成部材につい
て、図21、図22、図24及び図26に示されるレー
ル1を用いて配線・配管装置を構成することは可能であ
り(この場合、レール1を走行する走行部材5であれ
ば、図21、図23、図25及び図27に示されている
懸吊部材4の保持される形態と同様の形態でレール1に
保持するようにすればよい)、又、図3、図7、図1
3、図15、図17、図21、図23、、図25及び図
27に示される懸吊部材4を用いて配線・配管装置を構
成することは可能である。
【0065】このような自走手段を備えた配線・配管装
置の場合には、自走手段を備えた走行部材5により、こ
の走行部材5と懸吊部材4とを連結することにより、あ
るいは走行部材5と懸吊部材4に懸吊された配線・配管
材Xとを連結することにより、配線・配管材Xの引き込
み操作を自動的に行うことができる。又、配線・配管材
Xを懸吊部材4に懸吊させて布設路上方に引き込んだ
後、走行部材5を後進させることにより、懸吊部材4の
作動部を作動させ、解除手段を作用させて、懸吊部材4
に懸吊した配線・配管材Xの懸吊状態を解除する操作を
自動的に行うこともでき、布設作業の効率性を高めるこ
とができるようになっている。
【0066】なお、自走手段を備えた走行部材5は、配
線・配管材Xの引き込みと懸吊部材4の作動部の作動と
の両操作を行える機能を兼ねることもできるが、どちら
か一方の機能のみ備え、もう一方の機能については、第
一〜第五実施例に示される配線・配管装置にて説明した
引込具30等の引込手段2や、押圧具50又は引戻し具
60等の操作手段3によって行うものであってもよい。
さらに懸吊部材4の引き込みは人が直接行い、懸吊部材
4の作動部の作動は走行部材5によって行うものであっ
てもよく、あるいは懸吊部材4の引き込みは走行部材5
によって行い、懸吊部材4の作動部の作動は人が行うも
のであってもよい。
【0067】次に、上述した配線・配管装置による配線
・配管材Xの布設方法について、いくつかの例をあげて
説明する。
【0068】図55〜図60には、図28〜図31に示
された配線・配管装置を用いた場合の布設方法の一例が
示されている。この布設方法は、配線・配管材Xを懸吊
した懸吊部材40をシュータ10に保持させた後、懸吊
部材40の作動部を押圧する押圧具50をシュータ10
に沿って送り込むことにより懸吊部材40の作動部を押
圧し、懸吊部材40の解除手段を作用させて懸吊部材4
0から配線・配管材Xを分離し、布設路に配線・配管材
Xを布設するものである。
【0069】まず、図55に示すように、配線・配管材
Xを布設する布設路を形成する受け具100に沿って、
シュータ10を例えば吊ボルトB等により天井壁Wから
吊り下げして配置する。ここで、配置するシュータ10
は一列であっても、複数列であってもよい。また、シュ
ータ10の配置は、受け具100の配置との前後を問わ
ず、又、同時に配置するように実施してもよい。
【0070】次に、引込具30をシュータ10内へ始点
から送り込む。ここでいう始点及び後述する終点とは、
布設路の最初と最後である場合に限らず、布設路間の一
地点をも意味する。布設路が長い場合や途中で曲がって
いる場合等、布設路の途中まで配線・配管材Xを一旦布
設し、さらに継続して配線・配管材Xを布設する場合が
あるからである。
【0071】次いで、図56に示すように、終点で引込
具30に配線・配管材Xを連結し、配線・配管材Xを懸
吊部材4に取り付ける。この場合、懸吊部材4には吊材
80を介して配線・配管材Xを取り付け、吊材80は配
線・配管材Xに縛り付けるようにして取り付ける。な
お、配線・配管材Xに懸吊部材4を取り付けるのは、引
込具30に配線・配管材Xを連結するのと同時であって
も、連結した後であってもよく、さらには受け具10
0、シュータ10を配置するときと同時あるいはそれ以
前に行ってもよい。
【0072】次に、図57に示すように、懸吊部材4を
シュータ10に保持させながら引込具30を用いて始点
へ引き戻す。これにより、懸吊部材4に配線・配管材X
を懸吊させた状態で布設路上に引き込んでくることがで
きる。始点へ引き戻した引込具30は配線・配管材Xと
分離する。
【0073】次に、図58に示すように、押圧具50を
シュータ10に沿って送り込むことにより一の懸吊部材
4の作動部を押圧し、その懸吊部材4の解除手段を作用
させて懸吊部材4による配線・配管材Xの懸吊を解除す
る。そして、図59に示すように、配線・配管材Xと分
離した懸吊部材4を押圧具50で押圧してシュータ10
に沿って移動させ、次の懸吊部材4の作動部を押圧し、
その懸吊部材4の解除手段を作用させて配線・配管材X
の懸吊を解除する。
【0074】このようにして、懸吊部材4の解除手段を
順次作用させて配線・配管材Xと分離した懸吊部材4を
押圧具50で押圧しながらシュータ10に沿って移動さ
せ、図60に示すように、全懸吊部材4から配線・配管
材Xを完全に分離し、受け具100の布設路に配線・配
管材Xを布設することができる。上記布設の手順を繰り
返すことにより受け具100に多数の配線・配管材Xを
既設の配線・配管材Xに邪魔されることなく布設するこ
とができる。
【0075】ここで、布設路を形成するための受け具1
00には、図86に示されるように既存のケーブルラダ
ーを使用することができるが、その他、受け具100
は、例えば、図87に示すようにシュータ10が一体に
形成されたものや、図88及び図89に示すように配線
・配管材Xを部分的に支え、布設箇所に沿って複数個設
けられることにより布設路が形成されるものや、図90
に示すように配線・配管材Xの収納される本体にシュー
タ10の取り付けられた蓋体で覆われたダクト形状のも
のや、図91に示すようにシュータ10が一体に形成さ
れ、管形状に形成されたもの等、配線・配管材Xの布設
路を形成できる形態を備えたものであればよい。
【0076】又、シュータ10の取付形態としては、上
記のように吊ボルトB等により天井壁Wから吊り下げら
れて配置される場合の他に、接着、融着、ビス締め、あ
るいは取付具を介して受け具100に取り付けられた
り、壁に直接取り付けられたり、また架設部材を介して
受け具100の上方に架設されたりする場合があり、施
工する場所に応じて取り付けられる。
【0077】上記布設方法では、配線・配管材Xを引込
具30によって直接引き込む場合について説明したが、
比較的重量のある配線・配管材Xあるいは複数の配線・
配管材Xを一度に布設する場合においては、以下に説明
するように、予備ロープ90を用いて配線・配管材Xを
引き込み、布設する方法がある。
【0078】この場合の方法の一つとしては、 a)シュータ10を配線・配管材Xを布設する布設路に
沿って配置する(図55) b)引込具30をシュータ10内へ始点から送り込む
(図55) c)終点で予備ロープ90を引込具30に連結し(図6
1)、引込具30を引っ張って予備ロープ90と共に引
込具30を始点へ引き戻して、始点・終点間に予備ロー
プ90を張り渡す(図62) d)配線・配管材Xに懸吊部材4を取り付ける(図6
3) e)配線・配管材Xと予備ロープ90とを連結する(図
63) f)予備ロープ90を引っ張って懸吊部材4をシュータ
10に保持させながら予備ロープ90を始点又は終点へ
引き戻して、懸吊部材4に配線・配管材Xを懸吊させた
状態で布設路上に布設する(図64) g)押圧具50をシュータ10に沿って送り込むことに
より、懸吊部材4の作動部を押圧し(図58)、懸吊部
材4の解除手段を作用させて懸吊部材4から管・配線・
配管材Xを分離し(図59)、布設路に配線・配管材X
を布設する(図60)。 方法がある。
【0079】又、予備ロープ90を用いた別の方法とし
て、前記b)工程において、自身で押し込むことができ
る剛性を備えた引込具30をシュータ10内へ始点から
送り込む際に、最初から予備ロープ90を引込具30に
連結し、引込具30をシュータ10内へ始点から終点へ
送り込んで、予備ロープ90を始点・終点間に張り渡す
(図65)ようにしてもよい。
【0080】なお、前記e)工程における配線・配管材
Xと予備ロープ90とを連結するとは、配線・配管材X
と予備ロープ90とを直接連結する場合の他、配線・配
管材Xに取り付けられた懸吊部材4に予備ロープ90を
連結し間接的に配線・配管材Xと予備ロープ90とを連
結する場合も含んでいる。また、前記d)配線・配管材
Xに懸吊部材4を取り付ける工程は、始点・終点間に予
備ロープ90を張り渡す(c)工程)、シュータ10を
配置する(a)工程)等の工程の前あるいは同時であっ
てもよく、又、配線・配管材Xと予備ロープ90とを連
結する(e)工程)のと同時あるいは連結した後であっ
てもよい。
【0081】このような予備ロープ90は、自身で押し
込むことができる剛性を備える必要はなく、配線・配管
材X等の引き込み時にかかるテンションに耐え得る強度
を備えたものであれば柔軟な線材を使用することができ
る。このため、通常の牽引機による巻き取りが可能であ
り、重量のある配線・配管材X等の牽引が簡単に行える
ようになる。
【0082】次に、図32及び図33に示された配線・
配管装置を用いた配線・配管材Xの布設方法の具体例に
ついて説明する。図66〜図71には、図32及び図3
3に示された配線・配管装置を用いた場合の布設方法の
一例が示されている。この布設方法は、配線・配管材X
を懸吊した懸吊部材4をシュータ10に保持させた後、
引き戻しロープ62を備えた引戻し具60をシュータ1
0に沿って引き込むことにより懸吊部材4の作動部を押
圧し、懸吊部材4の解除手段を作用させて懸吊部材4か
ら配線・配管材Xを分離し、布設路に配線・配管材Xを
布設するものである。
【0083】まず、図66に示すように、配線・配管材
Xを布設する受け具100の布設路に沿って、シュータ
10を配置する。この場合、上述の布設方法と同様に、
シュータ10は受け具100の配置の前後に配置しても
よく、又、受け具100と同時に配置するように実施し
てもよい。また、配置するシュータ10は一列であって
も、複数列であってもよい。次に、引込具30をシュー
タ10内へ始点から送り込む。
【0084】次いで、図67に示すように、配線・配管
材Xを吊材80を介して懸吊部材4に取り付け、懸吊部
材4をシュータ10に保持し、さらに引込具30に配線
・配管材Xを連結する。そして、引込具30を引っ張っ
て懸吊部材4をシュータ10に沿って移動させる。この
とき、懸吊部材4に先だってシュータ10には引戻し具
60を保持させておく。この例では、引戻し具60には
その本体61に引き戻しロープ62が連結され、引き戻
しロープ62は各懸吊部材4に形成された孔408に挿
通されている。なお、引き戻しロープ62は特に懸吊部
材4に形成された孔408に挿通させておく必要はな
い。こうして、図68に示すように、配線・配管材Xを
懸吊部材4に懸吊させた状態で布設路上に布設する。そ
して、布設路上に配線・配管材Xを布設した後は引込具
30を配線・配管材Xから切り離す。
【0085】次に、図69に示すように、引き戻しロー
プ62を引っ張って引戻し具60をシュータ10に沿っ
て引き戻すことにより、本体61で一の懸吊部材4の作
動部を押圧し、その懸吊部材4の解除手段を作用させて
懸吊部材4から配線・配管材Xを分離する。そして、図
70に示すように、引戻し具60をシュータ10に沿っ
て引き戻していくことにより配線・配管材Xを分離した
懸吊部材4を順次シュータ10に沿って移動させ、次の
懸吊部材4の作動部を押圧し、その懸吊部材4の解除手
段を作用させて懸吊部材4から配線・配管材Xを分離す
る。このようにして配線・配管材Xを分離した懸吊部材
4をシュータ10に沿って移動させることで、図71に
示すように、全懸吊部材4から配線・配管材Xを完全に
分離し、布設路に配線・配管材Xを布設することができ
る。
【0086】なお、引戻し具60は懸吊部材4をシュー
タ10に保持させた後の最後にシュータ10に保持させ
る場合であってもよい。この場合には、先頭の懸吊部材
4に向けて引き戻しロープ62を引っ張って引戻し具6
0をシュータ10に沿って移動させることにより、懸吊
部材4から配線・配管材Xを分離し、布設路に配線・配
管材Xを布設することができる。
【0087】なお、上記布設方法では、図61〜図65
において説明したように、予備ロープ90を引込具30
で引き込み、予備ロープ90に配線・配管材Xを連結し
て布設する方法を採っても良い。
【0088】次に、図36に示された配線・配管装置を
用いた配線・配管材Xの布設方法の具体例について説明
する。図72〜図77にはその布設方法の一例が示され
ている。この布設方法は、シュータ10に保持された一
の懸吊部材4と隣接する懸吊部材4の作動部とを線材7
0で連結し、線材70を引くことにより、線材70によ
り相互に連結された各懸吊部材4の作動部を順次移動さ
せ、懸吊部材4の解除手段を作用させて懸吊部材4から
配線・配管材Xを分離し、布設路に配線・配管材Xを布
設するものである。
【0089】まず、図72に示すように、配線・配管材
Xを布設する受け具100の布設路に沿って、シュータ
10を配置する。この場合も、上述の布設方法と同様
に、シュータ10は受け具100が配置される前あるい
は配置された後に配置してもよく、又、受け具100と
同時に配置するように実施してもよい。また、配置する
シュータ10は一列であっても、複数列であってもよ
い。
【0090】次に、図73に示すように、引込具30を
シュータ10内へ送り込む。一方、配線・配管材Xを吊
材80を介して懸吊部材4に取り付け、各懸吊部材4を
線材70によって互いに連結し、懸吊部材4をシュータ
10に保持する。線材70は一の懸吊部材4と隣接する
懸吊部材4の作動部とに連結する。こうして、各懸吊部
材4を線材70によって互いに連結する。なお、配線・
配管材Xに懸吊部材4を取り付ける工程、及び各懸吊部
材4を線材70によって互いに連結する工程はどちらを
先に行ってもよく、又、これらの工程は、後述する引込
具30に配線・配管材Xを連結する工程の後に行って
も、さらに受け具100とシュータ10とを配置すると
きと同時あるいはそれ以前に行ってもよい。そして、送
り込まれた引込具30には配線・配管材Xを連結する。
【0091】次いで、図74に示すように、引込具30
を引っ張って懸吊部材4をシュータ10に保持させなが
ら引込具30を引き戻し、配線・配管材Xを懸吊部材4
に懸吊させた状態で布設路上に布設する。
【0092】次に、図75に示すように、シュータ10
の一端側から線材70を引くことにより、一の懸吊部材
4の作動部を移動させ、その懸吊部材4の解除手段を作
用させて懸吊部材4から配線・配管材Xを分離する。さ
らに、図76に示すように、線材70を引くことによ
り、次の懸吊部材4の作動部を移動させ、その懸吊部材
4の解除手段を作用させて懸吊部材4から配線・配管材
Xを分離する。このように、線材70により相互に連結
された各懸吊部材4の作動部を順次移動させることで、
図77に示すように、全懸吊部材4から配線・配管材X
を完全に分離し、布設路に配線・配管材Xを布設するこ
とができる。
【0093】なお、線材70により相互に連結された各
懸吊部材4の作動部を順次移動させることができるもの
であれば、線材70を引く方向はシュータ10の始点側
であっても終点側であってもよい。
【0094】上記布設方法についても、図61〜図65
において説明したように、予備ロープ90を引込具30
で引き込み、予備ロープ90に配線・配管材Xを連結し
て布設する方法を採っても良い。
【0095】次に、図50〜図52に示された配線・配
管装置を用いた配線・配管材Xの布設方法の具体例につ
いて説明する。図78〜図81にはその布設方法の一例
が示されている。この布設方法は、配線・配管材Xを懸
吊した懸吊部材4をシュータ10に保持させた後、自走
車20を走行させることにより配線・配管材Xを引き込
み、引き込み後、自走車20によって懸吊部材4の作動
部を押圧し、懸吊部材4の解除手段を作用させ、懸吊部
材4から配線・配管材Xを分離し、布設路に配線・配管
材Xを布設するものである。
【0096】まず、図78に示すように、配線・配管材
Xを布設する受け具100の布設路に沿って、シュータ
10を配置する。この場合、上述の布設方法と同様に、
シュータ10は受け具100の配置の前後に配置しても
よく、又、受け具100と同時に配置するように実施し
てもよい。また、配置するシュータ10は一列であって
も、複数列であってもよい。
【0097】次に、自走車20及び懸吊部材4をシュー
タ10に保持し、懸吊部材4には吊材80を介して配線
・配管材Xを取り付け、さらに自走車20と配線・配管
材Xとを連結紐71にて連結する。そして、図79に示
すように、自走車20を走行させ、配線・配管材Xを懸
吊部材4に懸吊させた状態で布設路上に布設する。
【0098】次に、図80に示すように、自走車20を
後進させることにより、懸吊部材4の作動部を押圧し、
その懸吊部材4の解除手段を作用させて懸吊部材4から
配線・配管材Xを分離する。さらに、自走車20を後進
させることにより配線・配管材Xを分離した懸吊部材4
を順次シュータ10に沿って移動させ、次の懸吊部材4
の作動部を押圧し、その懸吊部材4の解除手段を作用さ
せて懸吊部材4から配線・配管材Xを分離する。このよ
うにして配線・配管材Xを分離した懸吊部材4をシュー
タ10に沿って移動させることで、図81に示すよう
に、全懸吊部材4から配線・配管材Xを完全に分離し、
布設路に配線・配管材Xを布設することができる。
【0099】なお、図78〜図81に示される布設方法
においても、予備ロープ90を用いた配線・配管材Xの
引き込み方法を採ることができるが、この場合、予備ロ
ープ90の引き込みには自走車20を用いるとよい。
【0100】次に、引込具30等の引込手段を用いない
布設方法について図21に示された懸吊部材4を用いた
具体例について説明する。図82〜図85にはその布設
方法の一例が示されている。
【0101】この布設方法では、まず、図82に示すよ
うに、配線・配管材Xを布設する布設路を形成する受け
具100に沿って、板状レール体11を配置する。ここ
で、配置する板状レール体11は一列であっても、複数
列であってもよい。また、板状レール体11の配置は、
受け具100の配置との前後を問わず、又、同時に配置
するように実施してもよい。
【0102】次に、懸吊部材4に配線・配管材Xを連結
し、懸吊部材4を板状レール体11保持し、最初の懸吊
部材4に連結したロープ72を手で引っ張りながら、図
83に示すように配線・配管材Xを受け具100上に懸
吊状態で布設する。なお、配線・配管材Xを懸吊部材4
に取り付けるのは、受け具100、板状レール体11を
配置するときと同時あるいはそれ以前に行ってもよい。
【0103】次に、図84に示すように、押圧具50を
板状レール体11に沿って送り込むことにより一の懸吊
部材4の作動部を押圧し、その懸吊部材4の解除手段を
作用させて懸吊部材4による配線・配管材Xの懸吊を解
除する。そして、図59に示すように、配線・配管材X
と分離した懸吊部材4を押圧具50で押圧して板状レー
ル体11に沿って移動させ、次の懸吊部材4の作動部を
押圧し、その懸吊部材4の解除手段を作用させて配線・
配管材Xの懸吊を解除する。
【0104】このようにして、懸吊部材4の解除手段を
順次作用させて配線・配管材Xと分離した懸吊部材4を
押圧具50で押圧しながら板状レール体11に沿って移
動させ、図85に示すように、全懸吊部材4から配線・
配管材Xを完全に分離し、受け具100の布設路に配線
・配管材Xを布設することができる。
【0105】図82〜図85に示される布設方法におい
て、さらに懸吊部材4の作動部の作動を人が行う場合に
は押圧具50による操作手段は要しない。
【0106】なお、図55〜図60、図66〜図71、
図72〜図77、図78〜図81及び図82〜図85に
示される布設方法(これらの方法について予備ロープを
用いた場合を含め)では、レール1としてシュータ10
又は板状レール体11を用いた場合を例に説明したが、
これ以外のレール、例えば図22、図24、図26に示
されるレール1についても同様の方法で布設路に配線・
配管材Xを布設することができる。その場合、レール1
の取付形態としては、天井壁等に垂設された吊ボルトに
取り付けられたり、接着、融着、ビス締め、あるいは取
付具を介して受け具に取り付けられたり、壁に直接取り
付けられたり、また架設部材を介して受け具の上方に架
設されたりして、施工する場所に応じて配設される。
【0107】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明にあっては、レールに移動可能に保持され、配線・
配管材を懸吊する懸吊手段と、配線・配管材の懸吊を解
除する解除手段と、解除手段を作用させる作動部とを備
えた懸吊部材をその内容とし、かかる懸吊部材により、
レール下に配置された受け具等の布設路に既に布設され
ている他の配線・配管材と絡み合わない状態で、新たな
配線・配管材を容易に引き込むことができ、配線・配管
材を損傷させることなく、又、引き込み時の断線のおそ
れがほとんどなく、長い布設路にわたって管・ケーブル
等の配線・配管材をスムーズに引き込んでくることがで
きる。
【0108】又、請求項2、3記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明に係る懸吊部材を用いて構成される
配線・配管材布設のための装置を提供するものであっ
て、既設の配線・配管材に邪魔されることなく、その布
設作業を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る懸吊部材を共同溝に使用した場
合の使用例を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る懸吊部材をケーブルラダーに使
用した場合の使用例を示す正面図である。
【図3】 懸吊部材の第一実施例を示す斜視図である。
【図4】 第一実施例の懸吊部材のレールに保持された
状態での正面図である。
【図5】 第一実施例の懸吊部材の内部構造を示す切欠
側面図である。
【図6】 第一実施例の懸吊部材の作用状態を示す切欠
側面図である。
【図7】 懸吊部材の第二実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図8】 第二実施例の懸吊部材の側面図である。
【図9】 第二実施例の懸吊部材の作用状態を示す側面
図である。
【図10】 懸吊部材の第三実施例を示す側面図であ
る。
【図11】 第三実施例の懸吊部材のレールに保持され
た状態で断面図である。
【図12】 第三実施例の懸吊部材の作用状態を示す側
面図である。
【図13】 懸吊部材の第四実施例を示す側面図であ
る。
【図14】 第四実施例の懸吊部材のレールに保持され
た状態で正面図である。
【図15】 懸吊部材の第五実施例を示す側面図であ
る。
【図16】 第五実施例の懸吊部材の作用状態を示す側
面図である。
【図17】 懸吊部材の第六実施例を示す側面図であ
る。
【図18】 第六実施例の懸吊部材の作用状態を示す側
面図である。
【図19】 懸吊部材の第七実施例を示す側面図であ
る。
【図20】 第七実施例の懸吊部材の作用状態を示す側
面図である。
【図21】 レールの別例とこれに保持された懸吊部材
とを示す斜視図である。
【図22】 レールのさらに別例を示す斜視図である。
【図23】 図22に示すレールに対する懸吊部材の保
持形態を示す正面図である。
【図24】 レールの別例を示す斜視図である。
【図25】 図24に示すレールに対する懸吊部材の保
持形態を示す正面図である。
【図26】 レールの別例を示す斜視図である。
【図27】 図26に示すレールに対する懸吊部材の保
持形態を示す正面図である。
【図28】 本発明に係る配線・配管装置の第一実施例
を示し、レール、懸吊部材及び操作手段を示す側面図で
ある。
【図29】 第一実施例の配線・配管装置の操作手段を
示す斜視図である。
【図30】 第一実施例の配線・配管装置において、レ
ール、懸吊部材及び引込手段を示す側面図である。
【図31】 第一実施例の配線・配管装置の引込手段を
示す斜視図である。
【図32】 配線・配管装置の第二実施例を示し、レー
ル、懸吊部材及び操作手段を示す一部切欠側面図であ
る。
【図33】 第二実施例の配線・配管装置の作用状態を
示す一部切欠側面図である。
【図34】 配線・配管装置の第三実施例を示し、レー
ル、懸吊部材及び操作手段を示す一部切欠側面図であ
る。
【図35】 第三実施例の配線・配管装置の作用状態を
示す一部切欠側面図である。
【図36】 配線・配管装置の第四実施例を示し、レー
ル、懸吊部材及び操作手段を示す切欠側面図である。
【図37】 第四実施例の配線・配管装置の懸吊部材を
示す分解斜視図である。
【図38】 配線・配管装置の第五実施例を示し、レー
ル、懸吊部材及び操作手段を示す切欠側面図である。
【図39】 第五実施例の配線・配管装置の懸吊部材を
示す分解斜視図である。
【図40】 引込手段の別例を示す斜視図である。
【図41】 引込手段のさらに別例を示す側面図であ
る。
【図42】 操作手段の別例を示す斜視図である。
【図43】 操作手段のさらに別例を示す側面図であ
る。
【図44】 操作手段のさらに別例を示す側面図であ
る。
【図45】 レールの連結構造の一例を示す斜視図であ
る。
【図46】 レールの連結構造の別例を示す斜視図であ
る。
【図47】 レールと案内路とが別構造の一例を示す断
面図である。
【図48】 レールと案内路とが別構造の別例を示す断
面図である。
【図49】 レールと案内路とが別構造のさらに別例を
示す断面図である。
【図50】 配線・配管装置の第六実施例を示す概略側
面図である。
【図51】 第六実施例の配線・配管装置における走行
部材のレールに保持された状態での正面図である。
【図52】 第六実施例の配線・配管装置の作用状態を
示す側面図である。
【図53】 走行部材の別例のレールに保持された状態
での正面図である。
【図54】 走行部材のさらに別例のレールに保持され
た状態での概略側面図である。
【図55】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図56】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図57】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図58】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図59】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図60】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図61】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図62】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図63】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図64】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図65】 第一実施例の配線・配管装置による布設方
法のさらに別例の一工程を示す側面図である。
【図66】 第二実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図67】 第二実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図68】 第二実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図69】 第二実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図70】 第二実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図71】 第二実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図72】 第四実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図73】 第四実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図74】 第四実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図75】 第四実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図76】 第四実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図77】 第四実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図78】 第六実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図79】 第六実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図80】 第六実施例の配線・配管装置による布設方
法の一例の一工程を示す側面図である。
【図81】 第六実施例の配線・配管装置による布設方
法の別例の一工程を示す側面図である。
【図82】 図21に示された懸吊部材を用いた配線・
配管装置による布設方法の別例の一工程を示す側面図で
ある。
【図83】 図21に示された懸吊部材を用いた配線・
配管装置による布設方法の別例の一工程を示す側面図で
ある。
【図84】 図21に示された懸吊部材を用いた配線・
配管装置による布設方法の別例の一工程を示す側面図で
ある。
【図85】 図21に示された懸吊部材を用いた配線・
配管装置による布設方法の別例の一工程を示す側面図で
ある。
【図86】 受け具の一例を示す斜視図である。
【図87】 受け具の別例を示す斜視図である。
【図88】 受け具のさらに別例を示す斜視図である。
【図89】 図88に示す受け具の使用状態を示す斜視
図である。
【図90】 受け具のさらに別例を示す正面図である。
【図91】 受け具のさらに別例を示す斜視図である。
【図92】 従来のケーブルの布設方法を示す側面図で
ある。
【図93】 従来の別のケーブルの布設方法の一工程を
示す側面図である。
【図94】 従来の別のケーブルの布設方法の一工程を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 レール 10シュータ 101通路 102スリット 11板状レール体 111突出片 112凹凸部 151ピン 152ピン挿入筒 153連結具 12棒状レール体 121棒状部 16ガイドレール 2 引込手段 30引込具 31シャトル 32 ロープ 311本体 312連結部 313連結孔 31
4連結紐 331連結孔 332係合部 341連結孔 34
2ローラ 3 操作手段 50押圧具 51先端部 52ロープ部 53係
合部 54ローラ 60 引戻し具 本体61 62引き戻しロープ 611頭部 612突出部 613孔 614ロ
ーラ 4 懸吊部材 40本体 40a頭部 40b突出部 401切欠部 402支持ピン 403軸ピン
404長孔 405段部 406ビス 407掛止バー 40
8孔 409案内溝 41レバー(作動部) 411電源 412磁石 413プランジャ 42摺動体 42a一端(作動部) 421刃体 422引掛部 423孔 424連
結片 425ボルト 426ナット 427歯部 428線
材連結部 43引掛部材 431引掛部 432切欠 43
3長孔 44回動部材 44a一端(作動部) 441長孔 442係合溝 45歯車 451引掛部 46ローラ 461軸 462支持体 47滑走体 48ロープ部材 49連結部材 491線材連結部 492連結ピン
493案内溝 5 走行部材 20自走車 21本体 22ローラ 23モータ
24ベルト 25電源 26補助ローラ 221軸 222凹凸 70線材 71連結ロープ 72ロープ 80吊材 81膨出部 82通し孔 90予備ロープ 100受け具 X 配線・配管材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線・配管材を布設する布設路上方に配
    設されるレールに移動可能に保持され、 配線・配管材を懸吊する懸吊手段と、 配線・配管材の懸吊を解除する解除手段と、 解除手段を作用させる作動部と、 を備えたことを特徴とする懸吊部材。
  2. 【請求項2】 配線・配管材を布設する布設路上方に配
    設されるレールと、 レールに移動可能に保持され、配線・配管材を懸吊する
    懸吊手段と、配線・配管材の懸吊を解除する解除手段
    と、解除手段を作用させる作動部とを備えた懸吊部材
    と、 レールに保持された懸吊部材を移動させ、配線・配管材
    を引き込む引込手段と、 懸吊部材の作動部を作動させる操作手段と、 を備えたことを特徴とする配線・配管装置。
  3. 【請求項3】 配線・配管材を布設する布設路上方に配
    設されるレールと、 レールに移動可能に保持され、配線・配管材を懸吊する
    懸吊手段と、配線・配管材の懸吊を解除する解除手段
    と、解除手段を作用させる作動部とを備えた懸吊部材
    と、 を備えたことを特徴とする配線・配管装置。
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