JP3326452B2 - ケーブル布設用の連続シュータ及びケーブル布設装置 - Google Patents

ケーブル布設用の連続シュータ及びケーブル布設装置

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JP3326452B2
JP3326452B2 JP2001127166A JP2001127166A JP3326452B2 JP 3326452 B2 JP3326452 B2 JP 3326452B2 JP 2001127166 A JP2001127166 A JP 2001127166A JP 2001127166 A JP2001127166 A JP 2001127166A JP 3326452 B2 JP3326452 B2 JP 3326452B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内、屋外にケーブル
を布設するために使用するケーブル布設用の連続シュー
タ及びケーブル布設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場や駅構内等の屋内、屋外
にケーブルを布設する場合においては、図52に示すよ
うに、ケーブルを布設する経路に沿ってケーブルラダー
Lを配置し、ケーブルCを端からケーブルラダーL上に
引き上げ、作業員が場所を移動しながらケーブルCをケ
ーブルラダーLに順次引き込んで行く方法が採られてい
た。
【0003】また、別の方法として、図53及び図54
に示すように、メッセンジャーロープRを一方の端から
他方の端にケーブルラダーL上を掛け渡し、メッセンジ
ャーロープRにケーブルCの端を連結し、ケーブルラダ
ーLの他方の端に配置したメッセンジャーロープRを牽
引機Mで巻き取ることによりケーブルラダーL上にケー
ブルCを引き込む方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図52
に示すケーブルの布設方法の場合には、高いところに設
置されたケーブルラダーL上へのケーブルCの引き込み
作業に複数人の作業員を要するとともに、作業員は順次
場所を移動しながらケーブルCを引き込まなければなら
ず、さらにはケーブルラダーLを吊り下げている吊ボル
トB等がケーブルCの布設作業の妨げとなって、作業手
間がかかるという問題があった。
【0005】また、図53及び図54に示すケーブルの
布設方法の場合には、メッセンジャーロープRをケーブ
ルラダーL上を掛け渡す際に、メッセンジャーロープR
をもった作業員がケーブルラダーLの一方の端から他方
の端へと順次場所を移動しなければならず大変面倒であ
り、さらには上記と同様に、ケーブルラダーLを吊り下
げている吊ボルトB等がメッセンジャーロープRをケー
ブルラダーL上を掛け渡す際の妨げとなって、作業手間
がかかるという問題があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、能率よくケーブルを布設することができ、ま
た簡易な構造で低コストでケーブルを布設することがで
きるケーブル布設用の連続シュータ及びケーブル布設装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ケーブル布設用の連続シュータは、ケーブルの布設路を
形成するケーブル受具に沿って該ケーブルの布設始点か
ら布設終点間に連続して配設され、前記始点から終点に
わたって実質的に連続するスリットを軸方向に備えると
ともに、自身に剛性を有する長尺の布設具が前記始点か
ら終点にわたって内部を挿通可能な中空筒体で形成さ
れ、前記布設具を前記始点で操作し、前記布設具の先端
を前記始点と終点との間で往復動させることにより、前
記ケーブル受具上に前記ケーブルまたは前記ケーブルを
牽引するための予備ロープを布設し得るものである。
【0008】請求項2の発明にかかるケーブル布設装置
は、ケーブルの布設路を形成するケーブル受具に沿って
該ケーブルの布設始点から布設終点間に連続して配設さ
れ、前記始点から終点にわたって実質的に連続するスリ
ットを軸方向に備え、中空筒体で形成された連続シュー
タと、前記ケーブルまたは前記ケーブルを牽引するため
の予備ロープを連結する連結部が側方に突出形成された
シャトルと、前記始点での操作により、前記シャトルを
前記始点から終点まで送り込み可能とする剛性及び長さ
を有する長尺のロープとからなり、前記シャトルの連結
部が、前記連続シュータ内のシャトルに前記連続シュー
タ外の前記ケーブルまたは予備ロープを連結させるべ
く、前記連続シュータのスリット間を通過可能に形成さ
れたケーブル布設具とを具備し、前記ケーブル布設具を
前記始点で操作し、前記布設具の先端を前記始点と終点
との間で往復動させることにより、前記ケーブル受具上
に前記ケーブルまたは前記ケーブルを牽引するための予
備ロープを布設し得るものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0010】まず、ケーブル受具1は、ケーブルを載置
するための載置部を備えたものであり、例えば、図25
に示すように、側部を構成する親桁11と、底部を構成
する子桁12とで組み立てられる、いわゆるケーブルラ
ダー10や、あるいは図26に示すように板材をL字形
やU字形に曲げ加工したもので長尺状のものや、また図
27に示すように、線材を曲げ加工したもの等があり、
各水平面にはケーブルを載置することができるようにな
っている。このようなケーブル受具1は、図28、図2
9に示すように吊ボルト13を介して天井壁Wからの吊
り下げにより固定されたり、図30、図31に示すよう
に側壁Wや天井壁Wの壁面に直接固定されるようになっ
ている。なお、図27に示すケーブル受具1の場合は、
ケーブルCの布設箇所に複数個設けられる。
【0011】シュータ2は、図26、図33に示すよう
にケーブル受具1に一体に設けられる場合、あるいは図
34、図35、図37、図38、図39に示すように別
体で構成されてケーブル布設方向に沿って実質的に連続
するように設けられる場合とがある。ケーブル受具1に
一体に設けられるものは、例えば、一枚の鋼板の曲げ加
工、あるいは押出成形によりケーブルラダー10の親桁
等の作製と同時にシュータ2を形成することができる。
別体のものは、接着、融着、ビス締め、あるいは図34
に示すように取付具17を介した取り付け等により、図
34に示すようにケーブルラダー10の親桁11に取り
付けたり、図35に示すようにケーブルラダー10の子
桁12に取り付けたりすることができ、また図37に示
すように架設部材21を介して上方から架設した状態で
ケーブルラダー10に取り付けたりすることができる。
なお、図38に示す例は、ケーブルラダー10の子桁1
2に取り付けたシュータ2の両側にレール部材24を設
け、シュータ2内に挿通するシャトル3と一体にケーブ
ル受台22と車輪23とを設け、ケーブル受台22にケ
ーブルCを載置固定し、レール部材24上に車輪23を
走らせることで、ケーブルラダー10にケーブルCを引
き込む構造のものを示している。図39に示す例は、図
40に示すように、壁に取り付けられてケーブル布設方
向に沿って実質的に連続するように設けられるようにな
っている。
【0012】シュータ2は、軸方向に連続するスリット
6を有した中空状に形成され、ケーブルの布設方向に沿
って実質的に連続する状態に配設されるものであり、図
32に示すように、内部にケーブル又はケーブルを牽引
する予備ロープを連結するシャトル3と、該シャトル3
をシュータ2内に送り込むことができる剛性を有する長
尺のロープ4とからなるケーブル布設具を挿通させるこ
とができるようになっている。
【0013】このようなシュータ2は金属あるいは樹脂
により作製することができ、中空状に成形又は加工した
ものを、そのまま、あるいは図36に示すように、連結
具19、20等を介して順次継ぎ足すことにより形成さ
れる。シュータ2の断面は円形状の場合、角形状の場合
があり、シャトル3及びロープ4が挿通可能であればそ
の他の形状であってもよい。なお、シュータ2は直線状
のものに限らない。
【0014】シュータ2の軸方向に連続して形成される
スリット6は、シャトル3とケーブルCとを連結するた
めのものであり、例えば、シャトル3とケーブルCとを
連結ロープでつないだ場合、スリット6に連結ロープを
通過させることができる。また、シャトル3とケーブル
Cとを連結するに際して、図41に示すようにシャトル
3の側方に板状に突出させ、中央にケーブルCの連結ロ
ープ8を挿通する挿通孔7を有する連結部5を設けるこ
とにより、この連結部5をスリット6に通過させること
もできる。なお、ケーブルCの連結は、連結ロープ8を
使用する場合に限らない。例えば、連結部5がケーブル
Cを直接挟持し得るものであってもよい。
【0015】シャトル3は、円柱形状のもの、あるいは
紡錘形状のものがあり、シュータ2内への挿通をスムー
ズにするには先端が紡錘形の円柱形状のものが望まし
い。また軽量であることが望ましい。なお、前記以外の
形状であってもよい。前述のように、シャトル3には図
41に示すように側方に板状に突出させ連結ロープ8を
挿通する連結孔7を有する連結部5を設けてもよく、ま
たシャトル3に直接連結ロープ8を挿通する連結孔7を
設けてもよい。
【0016】ロープ4は、シュータ2内に押し込んで送
り込むことできるものであって、ケーブルCの引き込み
時にかかるテンションに耐え得る破断強度を備えたもの
が使用される。このようなロープ4としては、例えば、
鋼線又は複数本の鋼線を編んだもの、あるいは合成樹脂
を押出し成形した棒状のもの樹脂繊維を堅く撚ったもの
等を使用することができる。また、ロープ4は軽量であ
るものが望ましい。
【0017】シャトル3とロープ4とは、ロープ4の先
端にシャトル3を一体に作製する場合であっても、ある
いはそれぞれ別体で作製したシャトル3とロープ4とを
連結手段により連結する場合であってもよい。
【0018】次に、上記のケーブル布設用の器具を用い
てケーブルを布設する場合について順次図にしたがっ
て、さらに詳細に説明する。まず、図1に示すように、
ケーブル受具1と、軸方向に連続するスリット6を備え
たシュータ2とを、壁面に又は天井壁から吊り下げして
配置する。天井壁からの吊り下げには、前述のように吊
ボルト等が利用される。
【0019】このケーブル受具とシュータとの配置は、
シュータがケーブル受具に一体に設けられている場合に
は同時に行なわれる。また、ケーブル受具とシュータと
が別々の場合には、どちらを先に配置してもかまわな
い。すなわち、ケーブル受具を配置してからシュータを
配置してもよく、シュータを配置してからケーブル受具
を配置してもよい。なお、シュータをケーブル受具に取
り付けるものにあっては、ケーブル受具にシュータを取
り付けた後、ケーブル受具とシュータとを配置するよう
にしてもよい。ケーブル受具とシュータとの配設の位置
関係については、最終的にシュータ内を通すシャトル及
びロープを使用してケーブル受具にケーブルを引き込む
ものであるから、ケーブル受具の上方にシャトルが位置
するようにシュータが配置されることになる。このと
き、ケーブル受具の上方はケーブル受具のケーブル載置
面であってもよい。
【0020】次に、図2に示すように、ロープ4を備え
たシャトル3をシュータ2内へ始点Sから送り込む。送
り込みは、通常、シュータの始点に配置される作業員の
手作業によって行なわれる。なお、送り込みをスムーズ
にするため、図42、図43に示すようにシャトル3の
連結部5にローラ9を設ける等して、抵抗を少なくする
ようにしてもよい。なお、このような送り込みをスムー
ズにするための工夫は、ケーブルCを引き込む際におい
ても引き込み作業を楽にし、有効である。
【0021】次に、図3に示すように、終点Eでシャト
ル3にケーブルCを連結する。そして、図4に示すよう
に、ロープ4を引っ張ってシャトル3を始点Sへ引き戻
し、ケーブルCをケーブル受具1に引き込む。ここで、
始点S、終点Eとは配置されたシュータの両端に限ら
ず、シュータの中間位置をも含んでいる。すなわち、ケ
ーブルの布設経路は直角に曲っている場合があり、かか
る場合には曲り部分までケーブルを一旦引き込み、そこ
からさらにケーブルを引き込んで布設する場合があるか
らである。この場合は、シュータあるいはケーブルラダ
ーを途中で取り外せるようにして、シャトルを挿入する
ようにすればよい。そして、図5に示すようにシャトル
3からケーブルCを外して、ケーブル受具1にケーブル
Cを布設することができる。
【0022】次に、別の布設方法としては、まず、図6
に示すように、ケーブルを載置するケーブル受具1と、
軸方向に連続するスリット6を備えたシュータ2とを、
壁面に又は天井壁から吊り下げして配置する。次に、図
7に示すように、ロープ4を備えたシャトル3をシュー
タ2内へ始点Sから送り込む。ここまで、前述の布設方
法と同様である。
【0023】次に、図8に示すように、終点Eでシャト
ル3に予備ロープ16を連結する。そして、図9に示す
ように、ロープ4を引っ張ってシャトル3を始点Sへ引
き戻す。これにより始点Sと終点Eの間のケーブル受具
1上に予備ロープ16が掛け渡される。そして、図10
に示すようにシャトル3から予備ロープ16を外し、図
11に示すように予備ロープ16を引っ張って予備ロー
プ16に連結したケーブルCを引き込む。このとき、予
備ロープ16とケーブルCとの連結は、ケーブル受具1
への予備ロープ16の掛け渡し時であっても、予備ロー
プ16を掛け渡した後のケーブルCの引き込み時であっ
てもよい。予備ロープ16を引っ張るには牽引機18等
を使用する。その後、図12に示すように予備ロープ1
6からケーブルCを外して、ケーブル受具1にケーブル
Cを布設することができる。
【0024】なお、予備ロープ16は、ケーブルCの引
き込みに先立ってケーブル受具1上に掛け渡されるもの
であり、従来使用されているメッセンジャーロープを使
用することができる。この予備ロープ16はロープ4と
同様に軽量であるものが望ましい。
【0025】次に、さらに別の布設方法について説明す
る。まず、図13に示すように、ケーブルを載置するケ
ーブル受具1と、軸方向に連続するスリット6を備えた
シュータ2とを、壁面に又は天井壁から吊り下げして配
置する。次に、図14に示すように、ロープ4を備えた
シャトル3に予備ロープ16を連結してシュータ2内へ
始点Sから送り込む。次に、図15に示すように、終点
Eでシャトル3から予備ロープ16を外して、図16に
示すように、終点E側に配置されたケーブルCに連結す
る。そして、図17に示すように、予備ロープ16を牽
引機18等を使用して引っ張って予備ロープ16に連結
したケーブルCを引き込む。その後、図18に示すよう
に、予備ロープ16からケーブルCを外して、ケーブル
受具1にケーブルCを布設することができる。
【0026】図19から図24までは、ケーブルCが始
点Sに配置されている場合におけるケーブルの布設方法
を示している。この場合には、まず、図19に示すよう
に、ケーブルを載置するケーブル受具1と、軸方向に連
続するスリット6を備えたシュータ2とを、壁面に又は
天井壁から吊り下げして配置する。次に、図20に示す
ように、ロープ4を備えたシャトル3に予備ロープ16
を連結してシュータ2内へ始点Sから送り込む。次に、
図21に示すように、終点Eでシャトル3から予備ロー
プ16を外して、予備ロープ16をケーブル受具1上に
掛け渡し、図22に示すように予備ロープ16の一端は
始点S側に配置されたケーブルCに連結し、一方、予備
ロープ16の他端は終点E側に配置された牽引機18に
連結する。そして、図23に示すように、予備ロープ1
6を牽引機18により引っ張って予備ロープ16に連結
したケーブルCを引き込む。その後、図24に示すよう
に、予備ロープ16からケーブルCを外して、ケーブル
受具1にケーブルCを布設することができる。
【0027】なお、この図19〜図24に示す方法の場
合には、前記図6〜図12に示す布設方法と同様に、予
備ロープとケーブルとの連結は、ケーブル受具への予備
ロープの掛け渡し時であっても、予備ロープを掛け渡し
た後のケーブルの引き込み時であってもよい。
【0028】図44から図46までは吊ボルト13を介
して固定された既設のケーブルラダー10にケーブルを
布設する場合の作業状態を示す斜視図である。この例は
ケーブルラダー10の子桁12にシュータ2を取り付け
るものである。まず、図44に示すようにケーブルラダ
ー10の配設された方向に沿って回転するローラー14
をケーブルラダー10の子桁12の適宜の箇所に設置す
る。次いで、図45に示すように、数メートル単位で作
製されたシュータ2を継ぎ足しながら、ケーブルラダー
10の一方の端から子桁12上を押し込んで行く。この
とき、ローラー14上にシュータ2をはしらせること
で、シュータ2の押し込み作業を容易にしている。そし
てシュータ2の端がケーブルラダー10の他方の端に届
いたら、シュータ2の両端部分を止め具でケーブルラダ
ー10の子桁12に固定し、シュータ2内にロープを備
えたシャトルを送り込み、シャトルにケーブルを連結
し、ロープを引っ張ってシャトルを引き戻し、その後、
シャトルからケーブルを外して、ケーブルラダー10に
ケーブルを布設する。
【0029】なお、次のケーブルの布設を行なう場合
は、図46に示すように、ケーブルCの布設後、シュー
タ2を固定していた止め具をはずして、シュータ2を移
動させ、再びシュータ2の両端部分を止め具でケーブル
ラダー10に固定して、次のケーブルの布設を行なう。
この場合は、既設のケーブルラダーに同時に複数のケー
ブルを布設する場合、あるいは既にケーブルの布設され
た既設のケーブルラダーに後からケーブルを追加して布
設する場合に有効である。
【0030】次に、図47から図49までは、図27に
示すケーブル受具1を使用して新設でケーブルを布設す
る場合の例を示す斜視図である。この例の場合は、ケー
ブル受具1が取付具15によってシュータ2に取り付け
られるものである。この例では、まず、図47に示すよ
うに、複数のケーブル受具1を用意されたシュータ2の
適宜箇所に間隔をおいて、取付具15を介して取り付
け、シュータ2を天井壁に固定する。次いで、図48に
示すように、シュータ2内にロープ4を備えたシャトル
3を送り込む。そして、シャトル3の連結部5に設けら
れた連結孔7に連結ロープを挿通してケーブルを連結
し、ロープ4を引っ張ってシャトル3を引き戻し、図4
9に示すように、ケーブル受具1内にケーブルCを引き
込み、ケーブルCの布設を行なう。
【0031】また、新設でケーブルを布設する場合は、
図50に示すようにシュータ2が一体に設けられたケー
ブルラダー10を使用するのが便利である。ケーブルラ
ダー10の配設と同時にシュータ2の配設もなされるか
らである。したがって、図50に示すように、ケーブル
ラダー10の配設後、ただちにシュータ2内にロープ4
を備えたシャトル3を送り込み、シャトル3の連結部5
に連結ロープ8を介してケーブルCを連結し、ロープ4
を引っ張ってシャトル3を引き戻し、ケーブル受具1内
にケーブルCを引き込み、ケーブルCの布設を行なうこ
とができる。
【0032】図51は一度に多数のケーブルCの布設を
行なう場合の例を示す斜視図である。この例では、複数
の連結孔7を有した連結部5をケーブルラダー10の両
側部に設けられたシュータ2内に挿通されるシャトル3
に固定して架設状態とし、複数の連結孔7にそれぞれ連
結ロープ8を挿通してケーブルCを連結し、ケーブルラ
ダー10の両側部に設けられたシュータ2内を通るロー
プ4を引っ張って、一度に多数のケーブルCの布設を行
なうものである。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吊ボル
ト等に妨げられることなくケーブルの布設作業を能率よ
く行なうことができ、また、簡易な構造で低コストでケ
ーブルを布設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図2】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図3】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図4】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図5】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図6】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図7】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケー
ブル布設方法の別例についての一工程を示す正面図であ
る。
【図8】 同じくケーブル布設方法の別例についての一
工程を示す正面図である。
【図9】 同じくケーブル布設方法の別例についての一
工程を示す正面図である。
【図10】 同じくケーブル布設方法の別例についての
一工程を示す正面図である。
【図11】 同じくケーブル布設方法の別例についての
一工程を示す正面図である。
【図12】 同じくケーブル布設方法の別例についての
一工程を示す正面図である。
【図13】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケ
ーブル布設方法のさらに別例についての一工程を示す正
面図である。
【図14】 同じくケーブル布設方法のさらに別例につ
いての一工程を示す正面図である。
【図15】 同じくケーブル布設方法のさらに別例につ
いての一工程を示す正面図である。
【図16】 同じくケーブル布設方法のさらに別例につ
いての一工程を示す正面図である。
【図17】 同じくケーブル布設方法のさらに別例につ
いての一工程を示す正面図である。
【図18】 同じくケーブル布設方法のさらに別例につ
いての一工程を示す正面図である。
【図19】 本発明に係るケーブル布設装置を用いたケ
ーブル布設方法のまたさらに別例についての一工程を示
す正面図である。
【図20】 同じくケーブル布設方法のまたさらに別例
についての一工程を示す正面図である。
【図21】 同じくケーブル布設方法のまたさらに別例
についての一工程を示す正面図である。
【図22】 同じくケーブル布設方法のまたさらに別例
についての一工程を示す正面図である。
【図23】 同じくケーブル布設方法のまたさらに別例
についての一工程を示す正面図である。
【図24】 同じくケーブル布設方法のまたさらに別例
についての一工程を示す正面図である。
【図25】 ケーブル受具の一例を示す斜視図である。
【図26】 ケーブル受具の別例を示す斜視図である。
【図27】 ケーブル受具のさらに別例を示す斜視図で
ある。
【図28】 ケーブル受具の配置状態を示す断面図であ
る。
【図29】 ケーブル受具の配置状態を示す断面図であ
る。
【図30】 ケーブル受具の配置状態を示す断面図であ
る。
【図31】 ケーブル受具の配置状態を示す断面図であ
る。
【図32】 シュータの一例を示す斜視図である。
【図33】 シュータの取付形態の一例を示す斜視図で
ある。
【図34】 シュータの取付形態の別例を示す斜視図で
ある。
【図35】 シュータの取付形態のさらに別例を示す斜
視図である。
【図36】 図35に示すシュータの連結部を示す斜視
図である。
【図37】 シュータの取付形態のまたさらに別例を示
す斜視図である。
【図38】 シュータの取付形態のさらにまた別例を示
す斜視図である。
【図39】 シュータの別例を示す斜視図である。
【図40】 図39に示すシュータの取付形態を示す断
面図である。
【図41】 ケーブル布設具の一例を示す斜視図であ
る。
【図42】 シャトルにローラを設けた例の使用状態を
示す断面図である。
【図43】 シャトルにローラを設けた例の使用状態を
示す断面図である。
【図44】 既設のケーブルラダーにケーブルを布設す
る場合の作業状態を示す斜視図である。
【図45】 既設のケーブルラダーにケーブルを布設す
る場合の作業状態を示す斜視図である。
【図46】 既設のケーブルラダーにケーブルを布設す
る場合の作業状態を示す斜視図である。
【図47】 図27に示すケーブル受具を使用して新設
でケーブルを布設する場合の作業状態を示す斜視図であ
る。
【図48】 図27に示すケーブル受具を使用して新設
でケーブルを布設する場合の作業状態を示す斜視図であ
る。
【図49】 図27に示すケーブル受具を使用して新設
でケーブルを布設する場合の作業状態を示す斜視図であ
る。
【図50】 ケーブルを引き込むときの作業状態を示す
斜視図である。
【図51】 一度に多数のケーブルの布設を行なう場合
の作業状態を示す斜視図である。
【図52】 従来のケーブルの布設方法の一例を示す正
面図である。
【図53】 従来のケーブルの布設方法の別例を示す正
面図である。
【図54】 同じく従来のケーブルの布設方法の別例を
示す正面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル受具 2 シュータ 3 シャトル 4 ロープ 5 連結部 6 スリット 7 連結孔 8 連結ロープ 9 ローラ 10 ケーブルラダー 11 親桁 12 子桁 13 吊ボルト 14 ローラー 15 取付具 16 予備ロープ 17 取付具 18 牽引機 19、20 連結具 21 架設部材 22 ケーブル受台 23 車輪 24 レール部材 S 始点 E 終点 C ケーブル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルの布設路を形成するケーブル受具
    に沿って該ケーブルの布設始点から布設終点間に連続し
    て配設され、 前記始点から終点にわたって実質的に連続するスリット
    を軸方向に備えるとともに、自身に剛性を有する長尺の
    布設具が前記始点から終点にわたって内部を挿通可能な
    中空筒体で形成され、 前記布設具を前記始点で操作し、前記布設具の先端を前
    記始点と終点との間で往復動させることにより、前記ケ
    ーブル受具上に前記ケーブルまたは前記ケーブルを牽引
    するための予備ロープを布設し得ることを特徴とするケ
    ーブル布設用の連続シュータ。
  2. 【請求項2】 ケーブルの布設路を形成するケーブル受
    具に沿って該ケーブルの布設始点から布設終点間に連続
    して配設され、前記始点から終点にわたって実質的に連
    続するスリットを軸方向に備え、中空筒体で形成された
    連続シュータと、 前記ケーブルまたは前記ケーブルを牽引するための予備
    ロープを連結する連結部が側方に突出形成されたシャト
    ルと、前記始点での操作により、前記シャトルを前記始
    点から終点まで送り込み可能とする剛性及び長さを有す
    る長尺のロープとからなり、前記シャトルの連結部が、
    前記連続シュータ内のシャトルに前記連続シュータ外の
    前記ケーブルまたは予備ロープを連結させるべく、前記
    連続シュータのスリット間を通過可能に形成されたケー
    ブル布設具とを具備し、 前記ケーブル布設具を前記始点で操作し、前記布設具の
    先端を前記始点と終点との間で往復動させることによ
    り、前記ケーブル受具上に前記ケーブルまたは前記ケー
    ブルを牽引するための予備ロープを布設し得ることを特
    徴とするケーブル布設装置。
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