JPH04271215A - 管・ケーブルの布設方法及び布設装置 - Google Patents

管・ケーブルの布設方法及び布設装置

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JPH04271215A
JPH04271215A JP3029984A JP2998491A JPH04271215A JP H04271215 A JPH04271215 A JP H04271215A JP 3029984 A JP3029984 A JP 3029984A JP 2998491 A JP2998491 A JP 2998491A JP H04271215 A JPH04271215 A JP H04271215A
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rope
chute
laying
shuttle
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Shohachi Shimizu
昭八 清水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内、屋外に配線・配
管される管・ケーブルの布設方法及び布設装置に関する
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、工場や駅構内等の屋内、
屋外に多数のケーブルを布設する場合には、親桁と子桁
とで組み合わされる梯子状のケーブルラダーを組み立て
、このケーブルラダーを天井壁から垂設させた吊ボルト
に吊り下げ、ケーブルラダー上にケーブルを布設するこ
とが行なわれている。
【0003】この場合、ケーブルの布設方法としては、
図20に示すように、ケーブルCを端からケーブルラダ
ーLに引き上げ、作業員が場所を移動しながらケーブル
CをケーブルラダーL上に順次引き込んで行く方法が採
られていた。
【0004】また、別の方法として、図21及び図22
に示すように、メッセンジャーロープRを一方の端から
他方の端に作業員が順次場所を移動しながらケーブルラ
ダーL上に掛け渡し、メッセンジャーロープRにケーブ
ルCを連結して、ケーブルラダーLの他方の端に配置し
たメッセンジャーロープRを牽引機Mで巻き取ることに
よりケーブルラダーL上にケーブルCを引き込む方法が
採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなケーブルの布設作業は、ケーブルラダーの組み立て
、設置が大変であり、また、ケーブルラダー上にケーブ
ルを布設する際、作業員がケーブルラダーを吊り下げて
いる吊ボルトごしに作業員が順次場所を移動しながらケ
ーブルやメッセンジャーロープを布設しなければならず
、作業手間がかかるという問題があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、従来設置が大変なケーブルラダー等の受け具
を不要とし、ケーブルの布設作業の妨げとなっていた吊
ボルト等の影響を受けずに能率よくケーブルを布設する
ことができ、又、電線管や湯、水等の流体を通す流体管
等の配管にも適用できる管・ケーブルの布設方法及び簡
易な構造で低コストで供給できる布設装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための手段として、請求項1記載の発明は、『a
)管・ケーブルを懸吊する懸吊部材を保持する保持部を
有し、軸方向に連続するスリットを備えた中空状のシュ
ータを壁面に又は天井壁から吊り下げして配置する工程
; b)自身で押し込むことができる剛性を有するロープを
備えたシャトルをシュータ内へ始点から送り込む工程;
c)懸吊部材を管・ケーブルに取り付ける工程;d)終
点で管・ケーブルをシャトルに連結する工程;e)ロー
プを引っ張って懸吊部材をシュータに保持させながらシ
ャトルを始点へ引き戻してケーブルを引き込む工程。に
より管・ケーブルを布設することを特徴とする管・ケー
ブルの布設方法。
【0008】そして、請求項2記載の発明は、『管・ケ
ーブルを懸吊する懸吊部材と、懸吊部材を保持する保持
部を有し、軸方向に連続するスリットを備えた中空状の
シュータと、シュータ内に挿通され、管・ケーブル又は
予備ロープを連結するためのシャトル及びシュータ内に
自身で押し込むことができる剛性を有するロープを備え
た布設具と、から成ることを特徴とする管・ケーブル布
設装置』である。
【0009】
【作用】かかる請求項1記載の管・ケーブルの布設方法
にあっては、管・ケーブルに懸吊部材を取着し、シュー
タ内にロープを備えたシャトルを往復させることで、懸
吊部材をシュータに保持させ、管・ケーブルを懸吊状態
に布設するようになっている。このため、ケーブルラダ
ー等の受け具が不要となり、吊ボルト等に妨げられるこ
となく管・ケーブルの布設作業を能率よく行なうことが
できる。また、管・ケーブルを懸吊状態に布設するので
、布設する管・ケーブルを縦に配列し、場所を取らずに
複数の管・ケーブルを布設することができる。また、請
求項2記載の布設装置にあっては、シュータと、シュー
タ内に挿通させるシャトル及びロープを備えた布設具と
、管・ケーブルを懸吊する懸吊部材との簡易な構造であ
り、装置自体の低コスト化を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがって、請求
項1〜3記載の管・ケーブルの布設方法及び請求項4記
載の布設装置について詳細に説明する。請求項1記載の
管・ケーブルの布設方法については、ケーブルを例にし
た図に示す具体例にしたがって説明すると、
【0011
】まず、図1に示すように、懸吊部材を保持する保持部
22を有し、軸方向に連続するスリット21を備えた中
空状のシュータ2を天井壁から吊ボルトBにより吊り下
げして配置する。なお、シュータ2は天井壁又は側壁に
直接固定して配置する場合であってもよい。 次いで、自身で押し込むことができる剛性を有するロー
プ4を備えたシャトル3をシュータ2内へ始点から送り
込む。ここでいう始点及び後述する終点とは、管・ケー
ブルの布設経路の最初と最後である場合に限らず、布設
経路間の一地点をも意味する。布設経路が長い場合や途
中で曲がっている場合等、布設経路の途中まで管・ケー
ブルを一旦布設し、さらに継続して管・ケーブルを布設
する場合があるからである。
【0012】次いで、図2に示すように、終点で懸吊部
材1をケーブルCに取り付けるとともにケーブルC又は
懸吊部材1をシャトル3に連結する。なお、懸吊部材1
をケーブルCに取り付けるのは、ケーブルC又は懸吊部
材1をシャトル3に連結する前であっても、連結する時
であっても、連結した後であってもよい。
【0013】そして、図3に示すように、ロープ4を引
っ張って懸吊部材1をシュータ2に保持させながらシャ
トル3を始点へ引き戻す。これにより、シュータ2にケ
ーブルCを懸吊状態に布設するものである。なお、布設
後はシャトル3はケーブルCとは切り離される。
【0014】この管・ケーブルの布設方法については、
c)懸吊部材を管・ケーブルに取り付ける工程は、管・
ケーブルをシャトルに連結する前であっても、連結する
時であっても、連結した後であってもよいので、以下の
ようなパターンの手順を含んでいる。 (1)a→b→c→d→e (2)a→b→d→c→e (3)a→c→b→d→e (4)c→a→b→d→e
【0015】又、比較的重量のあるケーブル又は管を布
設する場合には、以下に説明するように管・ケーブルを
直接シャトルに連結するのでなく、予備ロープ5を介し
て連結し、布設する方法によってもよい。
【0016】この場合の方法の一つとしては、a)管・
ケーブルを懸吊する懸吊部材を保持する保持部を有し、
軸方向に連続するスリットを備えた中空状のシュータを
壁面に又は天井壁から吊り下げして配置する工程; b)自身で押し込むことができる剛性を有するロープを
備えたシャトルをシュータ内へ始点から送り込む工程;
c)終点で予備ロープをシャトルに連結し、ロープを引
っ張って予備ロープと共にシャトルを始点へ引き戻して
、始点・終点間に予備ロープを張り渡す工程;d)懸吊
部材を管・ケーブルに取り付ける工程;e)管・ケーブ
ルを予備ロープに連結する工程;f)始点又は終点へ予
備ロープを引っ張って懸吊部材をシュータに保持させな
がらケーブルを引き込む工程。 により管・ケーブルを布設する方法がある。
【0017】具体的には、まず、図4に示すように、懸
吊部材を保持する保持部22を有し、軸方向に連続する
スリット21を備えた中空状のシュータ2を天井壁から
吊ボルトBにより吊り下げして配置する。次いで、自身
で押し込むことができる剛性を有するロープ4を備えた
シャトル3をシュータ2内へ始点から送る込む。ここま
で、前述の図1〜3に示す方法と同様である。次いで、
図5に示すように、終点で予備ロープ5を連結する。そ
して図6に示すように、ロープ4を引っ張って予備ロー
プ5とともにシャトル3を始点へ引き戻して、始点・終
点間に予備ロープ5を張り渡す。この場合、予備ロープ
5はシュータ2に沿って、又はシュータ2内に張り渡さ
れるのがよい。そのため、始点・終点において予備ロー
プ5を保持させておく。次いで、図7に示すように、終
点(又は始点)で懸吊部材1をケーブルCに取り付ける
とともにケーブルC又は懸吊部材1を予備ロープ5に連
結する。なお、ケーブルC又は懸吊部材1と予備ロープ
5との連結は、予備ロープ5を張り渡す前(図5)であ
っても、張り渡した後(図7)であってもよい。そして
、図8に示すように、始点(又は終点)へ予備ロープ5
を引っ張って、懸吊部材1をシュータ2に保持させ、ケ
ーブルCを懸吊状態に布設する。
【0018】上記方法にあっては、d)及びe)の工程
は予備ロープを張り渡す前であっても、張り渡した後で
あってもよいので、図4〜図8に示す(1)a→b→c
→d→e→fの手順の他に、以下のようなパターンの手
順によってもよい。 (2)a→b→c→e→d→f           
 (3)a→d→e→b→c→f (4)a→e→d→b→c→f           
 (5)a→b→d→e→c→f (6)a→b→e→d→c→f           
 (7)a→b→d→c→e→f (8)a→b→e→c→d→f           
 (9)a→d→b→c→e→f (10)a→d→b→e→c→f          
(11)a→e→b→d→c→f (12)a→e→b→c→d→f          
(13)d→a→b→c→e→f (14)d→e→a→b→c→f          
(15)d→a→e→b→c→f (16)d→a→b→e→c→f          
(17)e→a→b→c→d→f (18)e→d→a→b→c→f          
(19)e→a→d→b→c→f (20)e→a→b→d→c→f
【0019】又、予備ロープを介した別の方法として、
a)管・ケーブルを懸吊する懸吊部材を保持する保持部
を有し、軸方向に連続するスリットを備えた中空状のシ
ュータを壁面に又は天井壁から吊り下げして配置する工
程; b)自身で押し込むことができる剛性を有するロープを
備えたシャトルに予備ロープを連結し、シャトルをシュ
ータ内へ始点から終点へ送り込んで、予備ロープを始点
・終点間に張り渡す工程; c)懸吊部材を管・ケーブルに取り付ける工程;d)管
・ケーブルを予備ロープに連結する工程;e)始点又は
終点へ予備ロープを引っ張って懸吊部材をシュータに保
持させながらケーブルを引き込む工程。により管・ケー
ブルを布設する方法がある。
【0020】具体的には、まず、図9に示すように、懸
吊部材を保持する保持部22を有し、軸方向に連続する
スリット21を備えた中空状のシュータ2を天井壁から
吊りボルトBにより吊り下げして配置する。次いで、自
身で押し込むことができる剛性を有するロープ4を備え
たシャトル3に予備ロープ5を連結する。そして、図1
0に示すように、シャトル3をシュータ2内へ始点から
終点へ送り込んで、予備ロープ5を始点・終点間に張り
渡す。次いで、図11に示すように、終点(又は始点)
で懸吊部材1をケーブルCに取り付けるとともに、ケー
ブルC又は懸吊部材1を予備ロープ5に連結する。この
場合、図4〜8に示す方法と同様に、ケーブルC又は懸
吊部材1と予備ロープ5との連結は、予備ロープ5を張
り渡す前であっても張り渡した後であってもよい。そし
て、図12に示すように、始点(又は終点)へ予備ロー
プ5を引っ張って、懸吊部材1をシュータ2に保持させ
、ケーブルCを懸吊状態に布設する。
【0021】この方法の場合にも、c)及びd)の工程
は予備ロープを張り渡す前であっても、張り渡した後で
あってもよいので、図9〜図12に示す(1)a→b→
c→d→eの手順の他に、以下のようなパターンの手順
によってもよい。 (2)a→b→d→c→e          (3)
a→c→b→d→e (4)a→c→d→b→e          (5)
a→d→b→c→e (6)a→d→c→b→e          (7)
c→a→b→d→e (8)c→a→d→b→e          (9)
c→d→a→b→e (10)d→a→b→c→e        (11)
d→a→c→b→e (12)d→c→a→b→e
【0022】なお、上記予備ロープを介した方法は、予
備ロープを張り渡すのにシャトル3を利用するものであ
り、この方法は、工場内等において予備ロープを張り渡
す下方に機械等が設置されていてもそれが障害とならず
に張り渡し作業を進めることができるという利点がある
。障害物がなければ、床に予め予備ロープを伸ばして載
置し、引き上げて張り渡す方法も可能である。これら布
設方法は、電線管や湯、水等の流体を通す剛性樹脂製の
流体管等の配管においても同様に適用することができる
【0023】次に、前述の布設方法に使用する布設装置
について説明する。図13は布設装置に使用されるシュ
ータ2の一実施例を示したものであり、図15に示す布
設具であるシャトル3及びロープ5を挿通させることが
でき、また図16に示す懸吊部材1を吊り下げ状態に保
持することができるようになっている。
【0024】図13に示す例では複数個のシュータ2が
並列状態に一体に設けられており、シュータ2は天井壁
に垂設された吊ボルトBに取り付けられ天井壁から吊り
下げ状態に配置されるようになっている。なお、ケーブ
ルは通常多数布設する場合が多く、図13に示すように
、複数個のシュータ2が並列状態で一体に作製されたも
のを使用するのが便利であるが、個々に別体のシュータ
2を組み付けできるようにして、シュータ2の個数を任
意に変更できるようにしてもよい。
【0025】シュータ2は図14に示すように天井壁や
側壁等の壁に直接取り付けられるものであってもよい。 この場合、壁はコンクリート壁であってもパネル、ボー
ド等の板壁であってもよい。また、壁はシュータ2を固
定するための板材、棒材が壁面に直付けされている場合
を含んでいる。
【0026】シュータ2は中空状となっており、図15
に示すような布設具であるシャトル3及びロープ4を挿
通させ得るようになっている。かかるシュータ2は、シ
ャトル3及びロープ4が挿通可能であれば、断面は円形
状であっても、角形状であっても、その他の形状のもの
であってもよい。
【0027】また、シュータ2には軸方向に連続するス
リット21が設けられている。このスリット21はシャ
トル3とケーブルC又は管とを連結したり、シャトル3
と予備ロープ5とを連結したり、また懸吊部材1をシュ
ータ2に保持させながら移動させたりするのに必要とな
る。また、懸吊部材1をシャトル3に連結したりする場
合にもスリット21が必要となる。
【0028】シュータ2は、図11に示す懸吊部材1を
吊り下げ状態に保持するようになっている。すなわち、
断面が角形状に形成された中空状のシュータ2の下側内
面が保持部22として形成され、懸吊部材1はその上部
に形成された鍔状の掛止片12が引掛けられて保持され
るようになっている。
【0029】なお、懸吊部材1を保持する形態として、
シュータ3の外面に鍔状の係止片を設けたり、あるいは
断面円形状のシュータ3を使用することにより、シュー
タ3の外面で懸吊部材1を保持するものであってもよい
【0030】このようなシュータ2は金属あるいは合成
樹脂の押出成形、プレス加工等により数メートル程度の
長さに作製される。このためシュータ2は相互に連結し
得る構造を備えたものが望ましい。さらにシュータ2に
設けられたスリット21が連続した状態で位置ずれしな
いように、またスリット21の位置合わせが容易に行な
えるように、嵌め合わせ構造やピンを挿通させる連結構
造等を備えたものが望ましい。
【0031】図15は布設装置に使用される布設具であ
るシャトル3及びロープ4の一実施例を示したものであ
る。シャトル3はシュータ2内に挿通されるものであり
、その形状は円柱形状のもの、あるいは紡錘形状のもの
等があるが、シュータ2内への挿通をスムーズにするた
め、図15に示すように先端が紡錘形となった円柱形状
のものが望ましい。また、シュータ2内を往復動させる
ので軽量であることが望ましい。
【0032】シャトル3は、ケーブル又は管、あるいは
懸吊部材1を連結するために使用されるものであり、図
15に示す例では、シャトル3の側方に連結孔32を有
する延設部材31が設けられている。この場合には、連
結孔32に連結ロープを挿通させて連結ロープにケーブ
ルを連結したり、あるいは懸吊部材1を連結したりする
ことができる。なお、このようにケーブルや管、あるい
は懸吊部材1を連結するための構造としては、連結ロー
プを使用する場合に限らない。また、図15に示すよう
にシャトル3に延設部材31を設ける構造に限らず、シ
ャトル3自体に連結ロープを連結し得る連結孔を設ける
構造であってもよい。
【0033】ロープ4は、シャトル3に連結されるもの
であり、シュータ2内に自身で押し込むことできる剛性
を有し、またケーブル又は管の引き込み時にかかるテン
ションに耐え得る破断強度を備えたものがよい。このよ
うなロープ4としては、例えば鋼線又は複数本の鋼線を
編んだもの、あるいは合成樹脂を押出し成形した棒状の
もの、合成樹脂繊維を堅く撚ったもの、F、R、Pでロ
ープ状に形成したもの等がある。またロープ4もシャト
ル3と同様シュータ2内を往復動させるので軽量である
ものが望ましい。
【0034】シャトル3とロープ4とは、ロープ4の先
端にシャトル3を一体に作製する場合であっても、ある
いはそれぞれ別体で作製したシャトル3とロープ4とを
連結する構造のものであってもよい。
【0035】図16は布設装置に使用される懸吊部材1
の一実施例を示したものであり、懸吊部材1はその上部
に形成された鍔状の掛止片12が引掛ってシュータ2に
保持されるようになっている。また懸吊部材1はその中
央にケーブル又は管を取着するための筒状の取着部11
を有している。この例では、懸吊部材1は半割体をネジ
13による止め付けによって組み付けられるようになっ
ており、ケーブル又は管は筒状の取着部11に挟持固定
されるようになっている。なお、取着部11としては、
図16に示すようにケーブル又は管を挟持固定するもの
の他、バンドを用いて締結するものであってもよい。
【0036】図16に示す例の他、懸吊部材1はシュー
タ2内での滑りを良くするため、図17に示すようにロ
ーラ14を付設したものであってもよい。また、懸吊部
材1としては図18に示すようにボルト、ナットで継ぎ
足しできる連結構造を備えたものとし、図19に示すよ
うに多数のケーブルCや管の布設や、追加でケーブルC
や管の布設する場合に容易に対応できるものであっても
よい。なお、一個の懸吊部材1の取着部11が複数本の
ケーブル又は管を取着できる構造であってもよい。
【0037】予備ロープ5は、ケーブル又は管の布設に
先立って、シュータ3に沿って張り渡されるようになっ
ており、ロープ4と同様に、ケーブル又は管の引き込み
時にかかるテンションに耐え得る構造を備えているが、
ロープ4のように自身で押し込むことができる剛性は必
要でない。予備ロープ5は比較的重量のあるケーブル又
は管を布設する場合に使用される。
【0038】而して、前記布設装置を使用することによ
り、図1〜図3、図4〜図8又は図9〜図12に示す方
法でケーブルC又は管を布設することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る管・ケーブルの布設方法にあっては、ケーブル
を載置する形態のケーブルラダーを使用せず、管・ケー
ブルを懸吊部材によって吊り下げて布設するものである
から、設置に手間を要するケーブルラダーの作業が要ら
ず、布設作業の効率化を図ることができる。また、シュ
ータ内にロープを備えたシャトルを往復させることで管
・ケーブルを布設するものであるから、吊ボルト等に妨
げられることなく管・ケーブルの布設作業を能率よく行
なうことができる。また、請求項2記載の発明に係る布
設装置は、設置が容易であるとともに、簡易な構造故、
低コストで供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図2】請求項1記載の布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図3】請求項1記載の布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図4】別のケーブルの布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図5】別のケーブルの布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図6】別のケーブルの布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図7】別のケーブルの布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図8】別のケーブルの布設方法の一工程を示す斜視図
である。
【図9】さらに別のケーブルの布設方法の一工程を示す
斜視図である。
【図10】さらに別のケーブルの布設方法の一工程を示
す斜視図である。
【図11】さらに別のケーブルの布設方法の一工程を示
す斜視図である。
【図12】さらに別のケーブルの布設方法の一工程を示
す斜視図である。
【図13】シュータの一例を示す斜視図である。
【図14】シュータの別例を示す斜視図である。
【図15】シャトル及びワイヤーの一例を示す斜視図で
ある。
【図16】懸吊部材の一例を示す斜視図である。
【図17】懸吊部材の別例を示す斜視図である。
【図18】さらに別例の懸吊部材を示す斜視図である。
【図19】図18に示す懸吊部材を使用してケーブルを
布設した状態を示す断面図である。
【図20】従来のケーブルの布設方法を示す側面図であ
る。
【図21】従来の別のケーブルの布設方法の一工程を示
す側面図である。
【図22】従来の別のケーブルの布設方法の一工程を示
す側面図である。
【符号の説明】
1  懸吊部材 2  シュータ 3  シャトル 4  ロープ 11  ケーブル取着部 21  スリット 22  保持部 B  吊ボルト C  ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記a)〜e)の工程により管・ケー
    ブルを布設することを特徴とする管・ケーブルの布設方
    法。 a)管・ケーブルを懸吊する懸吊部材を保持する保持部
    を有し、軸方向に連続するスリットを備えた中空状のシ
    ュータを壁面に又は天井壁から吊り下げして配置する工
    程; b)自身で押し込むことができる剛性を有するロープを
    備えたシャトルをシュータ内へ始点から送り込む工程;
    c)懸吊部材を管・ケーブルに取り付ける工程;d)終
    点で管・ケーブルをシャトルに連結する工程;e)ロー
    プを引っ張って懸吊部材をシュータに保持させながらシ
    ャトルを始点へ引き戻してケーブルを引き込む工程。
  2. 【請求項2】  管・ケーブルを懸吊する懸吊部材と、
    懸吊部材を保持する保持部を有し、軸方向に連続するス
    リットを備えた中空状のシュータと、シュータ内に挿通
    され、管・ケーブル又は予備ロープを連結するためのシ
    ャトル及びシュータ内に自身で押し込むことができる剛
    性を有するロープを備えた布設具と、から成ることを特
    徴とする管・ケーブル布設装置。
JP2998491A 1991-02-25 1991-02-25 管・ケーブルの布設方法及び布設装置 Expired - Fee Related JPH0716284B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE4315750A1 (de) * 1992-05-12 1993-11-18 Mirai Ind Co Aufhängevorrichtung und Verlegegerät für lineares Material wie beispielsweise Rohre und Kabel
CN103545757A (zh) * 2013-10-29 2014-01-29 北京航天易联科技发展有限公司 一种无人机线缆敷设方法

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