JP3165945B2 - シュータを備えたケーブル受具 - Google Patents
シュータを備えたケーブル受具Info
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Description
を布設するのに使用されるシュータを備えたケーブル受
具に関する。
にケーブルを布設する場合においては、図35に示すよ
うに、ケーブルを布設する経路に沿ってケーブルラダー
Lを配置し、ケーブルCを端からケーブルラダーL上に
引き上げ、作業員が場所を移動しながらケーブルCをケ
ーブルラダーLに順次引き込んで行く方法が採られてい
た。
に示すように、メッセンジャーロープRを一方の端から
他方の端にケーブルラダーL上を掛け渡し、メッセンジ
ャーロープRにケーブルCの端を連結し、ケーブルラダ
ーLの他方の端に配置したメッセンジャーロープRを牽
引機Mで巻き取ることによりケーブルラダーL上にケー
ブルCを引き込む方法が採られていた。
に示すケーブルの布設方法の場合には、高いところに設
置されたケーブルラダーL上へのケーブルCの引き込み
作業に複数人の作業員を要するとともに、作業員は順次
場所を移動しながらケーブルCを引き込まなければなら
ず、さらにはケーブルラダーLを吊り下げている吊ボル
トB等がケーブルCの布設作業の妨げとなって、作業手
間がかかるという問題があった。
布設方法の場合には、メッセンジャーロープRをケーブ
ルラダーL上を掛け渡す際に、メッセンジャーロープR
をもった作業員がケーブルラダーLの一方の端から他方
の端へと順次場所を移動しなければならず大変面倒であ
り、さらには上記と同様に、ケーブルラダーLを吊り下
げている吊ボルトB等がメッセンジャーロープRをケー
ブルラダーL上を掛け渡す際の妨げとなって、作業手間
がかかるという問題があった。
のであり、能率よくケーブルを布設することができるシ
ュータを備えたケーブル受具を提供しようとするもので
ある。
の手段として、請求項1に係る発明は、「ケーブルの布
設路を形成すべく、複数が連続して配設される、シュー
タを備えたケーブル受具であって、該ケーブルを載置す
る載置部と、ケーブルの布設方向に沿って連続して設け
られ、軸方向に連続するスリットを備えるとともに、自
身に剛性を有する長尺の布設具が内部を挿通可能な中空
筒状のシュータとを一体形成してなり、複数が連続して
前記ケーブルの布設始点から布設終点間に配設されるこ
とにより、前記布設始点から布設終点間にわたって実質
的に連続するスリットが形成され得るとともに、前記布
設具が前記布設始点から布設終点にわたって内部を挿通
し得ることを特徴とするシュータを備えたケーブル受
具。」を、その内容としている。
は、ケーブルの布設路を形成すべく、複数が連続して配
設される、シュータを備えたケーブル受具であって、該
ケーブルを載置する載置部と、ケーブルの布設方向に沿
って連続して設けられ、軸方向に連続するスリットを備
えるとともに、自身に剛性を有する長尺の布設具が内部
を挿通可能な中空筒状のシュータとを一体形成してな
り、複数が連続して前記ケーブルの布設始点から布設終
点間に配設されることにより、前記布設始点から布設終
点間にわたって実質的に連続するスリットが形成され得
るとともに、前記布設具が前記布設始点から布設終点に
わたって内部を挿通し得る。
布設具を使用することによって、具体的には、図1〜図
5に示す方法、図6〜図12に示す方法、図13〜図1
8に示す方法又は図19〜図24示す方法により、ケー
ブルを布設することができるようになっている。
備えたケーブル受具の実施例について詳細に説明する。
まず、ケーブル受具1は、ケーブルを載置するための載
置部を備えたものであり、例えば、図25及び図29に
示すように板材をL字形やU字形に曲げ加工した長尺状
のものにシュータ2が一体に設けられたものがあり、水
平面にはケーブルを載置することができるようになって
いる。前記ケーブル受具1は、例えば、一枚の鋼板の曲
げ加工、あるいは押出成形によりシュータ2を同時に形
成することができる。これらのケーブル受具1は、図2
6に示すように吊ボルト13を介して天井壁Wからの吊
り下げにより固定されたり、図27に示すように側壁W
に直接固定されるようになっている。
ット6を有した中空状に形成され、ケーブルの布設方向
に沿って実質的に連続する状態に配設されるものであ
り、図28に示すように、内部にケーブル又はケーブル
を牽引する予備ロープを連結するシャトル3と、該シャ
トル3をシュータ2内に送り込むことができる剛性を有
する長尺のロープ4とからなる、ケーブル布設用の器具
であるケーブル布設具を挿通させることができるように
なっている。なお、図28では、ケーブル受具1の本体
部分の図示を省略する。
により作製することができる。シュータ2の断面は円形
状の場合、角形状の場合があり、シャトル3及びロープ
4が挿通可能であればその他の形状であってもよい。な
お、シュータ2は直線状のものに限らない。
スリット6は、シャトル3とケーブルCとを連結するた
めのものであり、例えば、シャトル3とケーブルCとを
連結ロープでつないだ場合、スリット6に連結ロープを
通過させることができる。また、シャトル3とケーブル
Cとを連結するに際して、図30に示すようにシャトル
3の側方に板状に突出させ、中央にケーブルCの連結ロ
ープ8を挿通する挿通孔7を有する連結部5を設けるこ
とにより、この連結部5をスリット6に通過させること
もできる。なお、ケーブルCの連結は、連結ロープ8を
使用する場合に限らない。例えば、連結部5がケーブル
Cを直接挟持し得るものであってもよい。
紡錘形状のものがあり、シュータ2内への挿通をスムー
ズにするには先端が紡錘形の円柱形状のものが望まし
い。また軽量であることが望ましい。なお、前記以外の
形状であってもよい。前述のように、シャトル3には図
30に示すように側方に板状に突出させ連結ロープ8を
挿通する連結孔7を有する連結部5を設けてもよく、ま
たシャトル3に直接連結ロープ8を挿通する連結孔7を
設けてもよい。
り込むことできるものであって、ケーブルCの引き込み
時にかかるテンションに耐え得る破断強度を備えたもの
が使用される。このようなロープ4としては、例えば、
鋼線又は複数本の鋼線を編んだもの、あるいは合成樹脂
を押出し成形した棒状のもの樹脂繊維を堅く撚ったもの
等を使用することができる。また、ロープ4は軽量であ
るものが望ましい。シャトル3とロープ4とは、ロープ
4の先端にシャトル3を一体に作製する場合であって
も、あるいはそれぞれ別体で作製したシャトル3とロー
プ4とを連結手段により連結する場合であってもよい。
てケーブルを布設する場合について順次図にしたがっ
て、さらに詳細に説明する。まず、図1に示すように、
ケーブル受具1と、軸方向に連続するスリット6を備え
たシュータ2とを、壁面に又は天井壁から吊り下げして
配置する。天井壁からの吊り下げには、前述のように吊
ボルト等が利用される。
については、最終的にシュータ内を通すシャトル及びロ
ープを使用してケーブル受具にケーブルを引き込むもの
であるから、ケーブル受具の上方にシャトルが位置する
ことになる。このとき、ケーブル受具の上方はケーブル
受具のケーブル載置面であってもよい。
たシャトル3をシュータ2内へ始点Sから送り込む。送
り込みは、通常、シュータの始点に配置される作業員の
手作業によって行なわれる。なお、送り込みをスムーズ
にするため、図31、図32に示すようにシャトル3の
連結部5にローラ9を設ける等して、抵抗を少なくする
ようにしてもよい。なお、このような送り込みをスムー
ズにするための工夫は、ケーブルCを引き込む際におい
ても引き込み作業を楽にし、有効である。
ル3にケーブルCを連結する。そして、図4に示すよう
に、ロープ4を引っ張ってシャトル3を始点Sへ引き戻
し、ケーブルCをケーブル受具1に引き込む。ここで、
始点S、終点Eとは配置されたシュータの両端に限ら
ず、シュータの中間位置をも含んでいる。すなわち、ケ
ーブルの布設経路は直角に曲っている場合があり、かか
る場合には曲り部分までケーブルを一旦引き込み、そこ
からさらにケーブルを引き込んで布設する場合があるか
らである。この場合は、シュータあるいはケーブルラダ
ーを途中で取り外せるようにして、シャトルを挿入する
ようにすればよい。そして、図5に示すようにシャトル
3からケーブルCを外して、ケーブル受具1にケーブル
Cを布設することができる。
に示すように、ケーブルを載置するケーブル受具1と、
軸方向に連続するスリット6を備えたシュータ2とを、
壁面に又は天井壁から吊り下げして配置する。次に、図
7に示すように、ロープ4を備えたシャトル3をシュー
タ2内へ始点Sから送り込む。ここまで、前述の布設方
法と同様である。
ル3に予備ロープ16を連結する。そして、図9に示す
ように、ロープ4を引っ張ってシャトル3を始点Sへ引
き戻す。これにより始点Sと終点Eの間のケーブル受具
1上に予備ロープ16が掛け渡される。そして、図10
に示すようにシャトル3から予備ロープ16を外し、図
11に示すように予備ロープ16を引っ張って予備ロー
プ16に連結したケーブルCを引き込む。このとき、予
備ロープ16とケーブルCとの連結は、ケーブル受具1
への予備ロープ16の掛け渡し時であっても、予備ロー
プ16を掛け渡した後のケーブルCの引き込み時であっ
てもよい。予備ロープ16を引っ張るには牽引機18等
を使用する。その後、図12に示すように予備ロープ1
6からケーブルCを外して、ケーブル受具1にケーブル
Cを布設することができる。
き込みに先立ってケーブル受具1上に掛け渡されるもの
であり、従来使用されているメッセンジャーロープを使
用することができる。この予備ロープ16はロープ4と
同様に軽量であるものが望ましい。
る。まず、図13に示すように、ケーブルを載置するケ
ーブル受具1と、軸方向に連続するスリット6を備えた
シュータ2とを、壁面に又は天井壁から吊り下げして配
置する。次に、図14に示すように、ロープ4を備えた
シャトル3に予備ロープ16を連結してシュータ2内へ
始点Sから送り込む。次に、図15に示すように、終点
Eでシャトル3から予備ロープ16を外して、図16に
示すように、終点E側に配置されたケーブルCに連結す
る。そして、図17に示すように、予備ロープ16を牽
引機18等を使用して引っ張って予備ロープ16に連結
したケーブルCを引き込む。その後、図18に示すよう
に、予備ロープ16からケーブルCを外して、ケーブル
受具1にケーブルCを布設することができる。
点Sに配置されている場合におけるケーブルの布設方法
を示している。この場合には、まず、図19に示すよう
に、ケーブルを載置するケーブル受具1と、軸方向に連
続するスリット6を備えたシュータ2とを、壁面に又は
天井壁から吊り下げして配置する。次に、図20に示す
ように、ロープ4を備えたシャトル3に予備ロープ16
を連結してシュータ2内へ始点Sから送り込む。次に、
図21に示すように、終点Eでシャトル3から予備ロー
プ16を外して、予備ロープ16をケーブル受具1上に
掛け渡し、図22に示すように予備ロープ16の一端は
始点S側に配置されたケーブルCに連結し、一方、予備
ロープ16の他端は終点E側に配置された牽引機18に
連結する。そして、図23に示すように、予備ロープ1
6を牽引機18により引っ張って予備ロープ16に連結
したケーブルCを引き込む。その後、図24に示すよう
に、予備ロープ16からケーブルCを外して、ケーブル
受具1にケーブルCを布設することができる。
合には、前記図6〜図12に示す布設方法と同様に、予
備ロープとケーブルとの連結は、ケーブル受具への予備
ロープの掛け渡し時であっても、予備ロープを掛け渡し
た後のケーブルの引き込み時であってもよい。
ュータ2の配設もなされるから便利である。したがっ
て、図33に示すように、ケーブル受具1の配設後、た
だちにシュータ2内にロープ4を備えたシャトル3を送
り込み、シャトル3の連結部5に連結ロープ8を介して
ケーブルCを連結し、ロープ4を引っ張ってシャトル3
を引き戻し、ケーブル受具1内にケーブルCを引き込
み、ケーブルCの布設を行なうことができる。
行なう場合の例を示す斜視図である。この例では、複数
の連結孔7を有した連結部5をケーブル受具1の両側部
に設けられたシュータ2内に挿通されるシャトル3に固
定して架設状態とし、複数の連結孔7にそれぞれ連結ロ
ープ8を挿通してケーブルCを連結し、ケーブル受具1
の両側部に設けられたシュータ2内を通るロープ4を引
っ張って、一度に多数のケーブルCの布設を行なうもの
である。
ータを備えたケーブル受具を用いることによって吊ボル
ト等に妨げられることなくケーブルの布設作業を能率よ
く行なうことができる。
ケーブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図
である。
ケーブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図
である。
ケーブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図
である。
ケーブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図
である。
ケーブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図
である。
ケーブル布設方法の一例についての一工程を示す正面図
である。
ケーブル布設方法の別例についての一工程を示す正面図
である。
工程を示す正面図である。
工程を示す正面図である。
一工程を示す正面図である。
一工程を示す正面図である。
一工程を示す正面図である。
たケーブル布設方法のさらに別例についての一工程を示
す正面図である。
いての一工程を示す正面図である。
いての一工程を示す正面図である。
いての一工程を示す正面図である。
いての一工程を示す正面図である。
いての一工程を示す正面図である。
たケーブル布設方法のまたさらに別例についての一工程
を示す正面図である。
についての一工程を示す正面図である。
についての一工程を示す正面図である。
についての一工程を示す正面図である。
についての一工程を示す正面図である。
についての一工程を示す正面図である。
る。
る。
る。
る。
示す断面図である。
態を示す断面図である。
斜視図である。
の作業状態を示す斜視図である。
面図である。
面図である。
示す正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーブルの布設路を形成すべく、複数が
連続して配設される、シュータを備えたケーブル受具で
あって、 該ケーブルを載置する載置部と、 ケーブルの布設方向に沿って連続して設けられ、軸方向
に連続するスリットを備えるとともに、自身に剛性を有
する長尺の布設具が内部を挿通可能な中空筒状のシュー
タとを一体形成してなり、 複数が連続して前記ケーブルの布設始点から布設終点間
に配設されることにより、前記布設始点から布設終点間
にわたって実質的に連続するスリットが形成され得ると
ともに、前記布設具が前記布設始点から布設終点にわた
って内部を挿通し得ることを特徴とするシュータを備え
たケーブル受具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19520194A JP3165945B2 (ja) | 1989-12-30 | 1994-08-19 | シュータを備えたケーブル受具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34445789 | 1989-12-30 | ||
JP1-344457 | 1989-12-30 | ||
JP19520194A JP3165945B2 (ja) | 1989-12-30 | 1994-08-19 | シュータを備えたケーブル受具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29051090A Division JPH0734615B2 (ja) | 1989-12-30 | 1990-10-27 | ケーブルの布設方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25142398A Division JP3044343B2 (ja) | 1989-12-30 | 1998-09-04 | シュータを備えたケーブル受具 |
JP2000276318A Division JP3198437B2 (ja) | 1989-12-30 | 2000-09-12 | シュータを備えたケーブル受具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07147715A JPH07147715A (ja) | 1995-06-06 |
JP3165945B2 true JP3165945B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=26508987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19520194A Expired - Fee Related JP3165945B2 (ja) | 1989-12-30 | 1994-08-19 | シュータを備えたケーブル受具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3165945B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318911A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 | 日立プラント建設株式会社 | 延線方法並びにその延線装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP19520194A patent/JP3165945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07147715A (ja) | 1995-06-06 |
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