JPH0775449B2 - ケーブル布設装置 - Google Patents

ケーブル布設装置

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JPH0775449B2
JPH0775449B2 JP5135890A JP5135890A JPH0775449B2 JP H0775449 B2 JPH0775449 B2 JP H0775449B2 JP 5135890 A JP5135890 A JP 5135890A JP 5135890 A JP5135890 A JP 5135890A JP H0775449 B2 JPH0775449 B2 JP H0775449B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、屋内、屋外のケーブル配線に使用されるケー
ブル布設装置に関する。
(従来の技術) 従来より、工場や駅構内等の屋内、屋外に多数のケーブ
ルを配線する場合、第24図及び第25図に示すようにU状
や梯子状に形成されたケーブル受具としてのケーブルラ
ダー(L)を設置し、このケーブルラダー(L)上にケ
ーブルを布設することが行なわれている。
この場合、ケーブルの布設方法としては、第26図に示す
ように、ケーブル(C)を端からケーブルラダー(L)
に引き上げ、作業員が場所を移動しながらケーブル
(C)をケーブルラダー(L)上に順次引き込んで行く
方法が採られていた。
また、別の方法として、第27図及び第28図に示すよう
に、メッセンジャーロープ(R)を一方の端から他方の
端に作業員が順次場所を移動しながらケーブルラダー
(L)上に掛け渡し、メッセンジャーロープ(R)にケ
ーブル(C)を連結して、ケーブルラダー(L)の他方
の端に配置したメッセンジャーロープ(R)を牽引機
(M)で巻き取ることによりケーブルラダー(L)上に
ケーブル(C)を引き込む方法が採られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第26図に示すケーブルの布設方法の場合
には、高いところに設置されたケーブルラダー(L)上
へのケーブル(C)の引き込み作業に複数人の作業員を
要するとともに、作業員は順次場所を移動しながらケー
ブル(C)を引き込まなければならず、さらにはケーブ
ルラダー(L)を吊り下げている吊ボルト(B)等がケ
ーブル(C)の布設作業の妨げとなって、作業手間がか
かるという問題があった。
また、第27図及び第28図に示すケーブルの布設方法の場
合には、メッセンジャーロープ(R)をケーブルラダー
(L)上を掛け渡す際に、メッセンジャーロープ(R)
をもった作業員がケーブルラダー(L)の一方の端から
他方の端へと順次場所を移動しなければならず大変面倒
であり、さらには上記と同様に、ケーブルラダー(L)
を吊り下げている吊ボルト(B)等がメッセンジャーロ
ープ(R)をケーブルラダー(L)上を掛け渡す際の妨
げとなって、作業手間がかかるという問題があった。
また、上記のような作業上の問題は、既設のケーブルラ
ダー(L)に追加で新たにケーブル(C)を布設しよう
とする場合にも起こり得る。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、ケ
ーブルラダー等のケーブル受具に対してケーブルの布設
作業を能率よくしかも少ない作業員で行なうことができ
るとともに、既設のケーブルラダーに追加でケーブルの
布設作業を行なう場合にも便利なケーブル布設装置及び
これに使用する器具を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、 『ケーブルを布設する経路に沿って配置されるケーブル
受具にケーブルを布設するための布設装置であって、 軸方向に連続するスリットを備え、ケーブルの布設方向
に沿って実質的に連続し、ケーブル受具の上方に配置さ
れる架設部材に取り付けられる中空状のシュータと、 シュータ内に挿通され、ケーブル又はケーブルを牽引す
る予備ロープを連結するためのシャトルと、該シャトル
をシュータ内に送り込むことができる剛性を有する長尺
のロープとを備えたケーブル布設具と、 から成ることを特徴とするケーブル布設装置』 を、その内容としている。
また、請求項2記載の発明は、 『ケーブルを布設する経路に沿って配置されるケーブル
受具にケーブルを布設するための布設装置であって、 軸方向に連続するスリットを備え、ケーブルの布設方向
に沿って実質的に連続し、ケーブル受具の上方に配置さ
れる架設部材に取り付けられる中空状のシュータと、 シュータ内に挿通され、先端にシャトルを有し、該シャ
トルをシュータ内に送り込むことができる剛性を有する
長尺のロープを備えたケーブル布設具と、 ケーブル又はケーブルを牽引する予備ロープを連結する
連結部と、回転ローラとを備え、前記ケーブル布設具と
連係動作するように、シャトルに接続され又はシャトル
と一体に形成された移動部材と、 移動部材の回転ローラを回転させる接触面を有し、シュ
ータに沿って配置されて移動部材を保持する保持部材
と、 から成ることを特徴とするケーブル布設装置』 を、その内容としている。
(作用) 請求項1記載のケーブル布設装置にあっては、第5図〜
第9図、あるいは第10図〜第15図に示すような手順によ
りケーブルの布設作業を進めることができる。
すなわち、第5図に示すようにケーブル受具としてのケ
ーブルラダー(L)の上方に架設部材(6)を配置し、
この架設部材(6)にシュータ(1)を取り付け、次い
で第6図に示すようにシュータ(1)内にケーブル布設
具であるシャトル(4)及びロープ(5)を送り込み、
次いで第7図に示すように連結ロープ(61)等を介して
シャトル(4)にケーブル(C)を連結し、その後第8
図に示すようにロープ(5)を引っ張ってシャトル
(4)を引き戻し、ケーブルラダー(L)上にケーブル
(C)を引き込み、第9図に示すようにシャトル(4)
からケーブル(C)を外してケーブル(C)の布設を行
なうことができる。
また、重量のあるケーブル(C)の布設には、第10図に
示すようにケーブルラダー(L)の上方に配置した架設
部材(6)にシュータ(1)を取り付け、次いで第11図
に示すようにシュータ(1)内にケーブル布設具である
シャトル(4)及びロープ(5)を送り込み、次いで第
12図に示すようにシャトル(4)に予備ロープ(62)を
連結し、ロープ(5)を引っ張ってシャトル(4)を引
き戻し、第13図に示すように予備ロープ(62)をケーブ
ルラダー(L)上に掛け渡す。そして、第14図に示すよ
うに予備ロープ(62)にケーブル(C)を連結し、予備
ロープ(62)を牽引機(80)で牽引してケーブルラダー
(L)上にケーブル(C)を引き込み、第15図に示すよ
うに予備ロープ(62)からケーブル(C)を外してケー
ブル(C)の布設を行なうことができる。
このとき、シュータはシャトル及びロープを備えたケー
ブル布設具を送り込んだり引き戻したりするときの案内
として作用し、またシュータに設けられたスリットによ
り、シャトルとケーブル又はケーブルを牽引する予備ロ
ープとを連結した状態でシャトルをシュータ内で移動さ
せ得るようになっている。
このようなケーブル布設装置を使用した場合には、ケー
ブル受具であるケーブルラダーの設備に使用された吊ボ
ルトに影響されることなく、ケーブルの布設作業を楽に
進めることができる。
また、請求項2記載のケーブル布設装置にあっては、次
のようにしてケーブルの布設作業を進めることができ
る。
すなわち、請求項1記載の発明に係るケーブル布設装置
による方法と同様に、ケーブル受具としてのケーブルラ
ダーの上方に架設部材を配置し、この架設部材にシュー
タを取り付け、シュータ内にケーブル布設具であるシャ
トル及びロープを送り込む。その後、ケーブル又はケー
ブルを牽引する予備ロープを連結する連結部を有し、回
転ローラを備えた移動部材にケーブルを連結するととも
に移動部材をケーブル布設具に装着する。次いで、この
移動部材をシュータに沿って設けられた保持部材に保持
させ、シュータ内に挿通したケーブル布設具のロープを
引っ張ってシャトルを引き戻し、ケーブルラダー上にケ
ーブルを引き込み、移動部材からケーブルを外してケー
ブルの布設を行なうことができる。
この請求項2記載のケーブル布設装置の場合、回転ロー
ラを備えた移動部材がケーブル布設具に装着される構造
となっているので、ケーブルを連結したシャトルを引き
戻す際の抵抗を少なくすることができ、ケーブルの布設
作業をより楽に進めることができる。
(実施例) 以下、請求項1、2に記載されるケーブル布設装置の実
施例について説明する。
第1図及び第2図は請求項1に記載のケーブル布設装置
の一実施例を示し、このケーブル布設装置は、ケーブル
ラダー(L)の上方に配置される架設部材(6)と、こ
の架設部材(6)に取り付けられるシュータ(1)と、
シャトル(4)及びロープ(5)を備えたケーブル布設
具とから成っている。
このケーブル布設装置に使用される架設部材(6)は、
シュータ(1)をケーブル受具であるケーブルラダー
(L)の上方に架設するためのものである。この架設部
材(6)は棒状、板状を問わず、断面は円形状であって
も、角形状であっても、その他の形状のものであっても
よい。また、金属製、木製、樹脂製を問わない。架設部
材(6)は、例えば、第1図に示すようにケーブルラダ
ー(L)の設置に使用される吊ボルト(B)に止め具
(20)で取り付けられ、ケーブルラダー(L)の上方に
配置されるようになっている。
なお、架設部材(6)は天井壁から吊り下げられた吊ボ
ルト(B)に取り付けられる場合に限らず、天井壁ある
いは側壁から架設状態に配設された他の鋼材等を利用し
て取り付けられる場合であってもよい。またケーブル受
具がケーブルラダー(L)である場合には、ケーブルラ
ダー(L)の両側壁に架設部材(6)の端部が直接固定
され、架設状態に取り付けられる場合であってもよい。
さらに架設部材(6)は、図に示すようにシュータ
(1)の軸方向に交差して配置される場合に限らず、シ
ュータ(1)の軸方向に沿って配置される場合であって
もよい。
シュータ(1)は、金属あるいは樹脂等を用いて押出成
形やプレス加工等によって作製される。
シュータ(1)は中空状となっており、第2図に示すよ
うにケーブル布設具であるシャトル(4)及びロープ
(5)を挿通させるようになっている。かかるシュータ
(1)はシャトル(4)及びロープ(5)が挿通可能で
あれば、断面は円形状であっても、角形状であっても、
その他の形状のものであってもよい。
シュータ(1)には軸方向に連続するスリット(2)が
設けられている。このスリット(2)はシャトル(4)
とケーブル(C)とを連結した状態でシャトル(4)を
シュータ(1)内で移動させるのに、あるいはシャトル
(4)と予備ロープ(62)とを連結した状態でシャトル
(4)をシュータ(1)内で移動させるのに必要なもの
である。具体的には、第2図に示すようにシャトル
(4)の側方に延設され連結孔(42)を有する板状の延
設部材(41)をシュータ(1)外に突出させ、かかる状
態でシャトル(4)をシュータ(1)内で移動させるの
にスリット(2)が必要となる。また、シャトル(4)
に連結ロープ(61)や予備ロープ(62)を直接つないだ
場合に、これら連結ロープ(61)や予備ロープ(62)を
通過させるのにスリット(2)が必要となる。
シュータ(1)には架設部材(6)への取付部(3)が
設けられており、架設部材(6)への取り付けによって
ケーブルラダー(L)の上方にシュータ(1)を配設す
ることができるようになっている。
第1図に示す実施例の場合には、シュータ(1)に軸方
向に沿って板状の取付部(3)が形成され、取付部
(3)にはビス(51)を挿通する取付孔(11)が設けら
れており、架設部材(6)を挟持させた取付具(30)を
ビス(51)止めして、シュータ(1)を架設部材(6)
へ取り付けるようになっている。
この実施例では、第3図に示すように、取付具(30)の
ビス(51)を緩めることにより架設部材(6)に沿って
移動させシュータ(1)をケーブルラダー(L)の上方
の任意の位置に配置することができるようになってい
る。
なお、取付部(3)の形態は第1図に示す実施例のよう
に板状のものに限らず、ボルト、ナットの締め付けによ
りシュータ(1)を架設部材(6)に取り付ける場合や
針金等のバインド線を利用してシュータ(1)を架設部
材(6)に取り付ける場合等、その取付手段に応じた形
態のものであればよい。また、第16図に示すように、架
設部材(6)にシュータ(1)の嵌め込み可能な凹部が
設けられ、この凹部にシュータ(1)を嵌挿してシュー
タ(1)を架設部材(6)に取り付ける場合にあって
は、筒状に形成されたシュータ(1)の外壁が取付部
(3)となっている。
このようなシュータ(1)は数メートル程度の長さに、
あるいはケーブルラダー(L)の長さに対応して作製さ
れ、シュータ(1)は相互に連結し得る構造を備えたも
のが望ましい。例えば、第1図に示すシュータ(1)の
場合には、連結するシュータ(1)相互の端部の取付部
(3)に板状の連結具を重ね合わせビス止めすることに
より連結することができる。
次に、シュータ(1)内に挿通させるシャトル(4)
は、ケーブル(C)又はケーブル(C)を牽引する予備
ロープ(62)を連結させるために使用されるものであ
り、その形状は円柱形状のもの、あるいは紡錘形状のも
の等がある。シュータ(1)内への挿通をスムーズにす
るには第4図に示すように先端が紡錘形となった円柱形
状のものが望ましい。またシュータ(1)内で移動を容
易にするため軽量であることが望ましい。なお、シャト
ル(4)は前記以外の形状であってもよい。
また、ケーブル(C)又はケーブル(C)を牽引する予
備ロープ(62)を連結させるための構造として、第4図
に示す実施例の場合には連結孔(42)を有する板状の延
設部材(41)が側方に延設されており、第2図に示すよ
うに連結孔(42)に挿通した連結ロープ(61)によって
ケーブル(C)を連結したり、あるいはケーブル(C)
を牽引する予備ロープを挿通し得るようになっている。
このようにケーブル(C)又はケーブル(C)を牽引す
る予備ロープ(62)を連結する構造としては、上記のよ
うにシャトル(4)を延設部材(41)を設ける構造に限
らず、シャトル(4)自体に連結ロープ(61)あるいは
予備ロープ(62)を直接つないでケーブル(C)を連結
し得るようにしてもよい。
ロープ(5)は、シャトル(4)に連結されるものであ
り、シュータ(1)内に自身で押し込むことができる剛
性を有し、またケーブル(C)の引き込み時にかかるテ
ンションに耐え得る破断強度を備えたものがよい。この
ようなロープ(5)としては、例えば、鋼線又は複数本
の鋼線を編んだもの、あるいは合成樹脂を押出し成形し
た棒状のもの、合成樹脂繊維を堅く撚ったもの等があ
る。また、ロープ(5)は軽量であるものが望ましい。
シャトル(4)とロープ(5)とは、ロープ(5)の先
端にシャトル(4)を一体に作製する場合であっても、
あるいはそれぞれ別体で作製したシャトル(4)とロー
プ(5)とを連結する場合であってもよい。
予備ロープ(62)はケーブル(C)を牽引するためのも
ので、ケーブルラダー(L)上に掛け渡されるものであ
って、従来のメッセンジャーロープと同様のものが使用
される。ケーブル受具であるケーブルラダー(L)上に
布設するケーブル(C)が比較的重量のある場合には、
このような予備ロープ(62)を使用するのが便利であ
る。
このようなケーブル布設装置を使用することにより、第
5図から第9図までに示す方法で、あるいは第10図から
第15図までに示す方法でケーブルラダー(L)上にケー
ブル(C)を引き込み、ケーブル(C)を布設すること
ができる。
なお、ケーブルラダー(L)上に複数のケーブルを布設
する方法として、第3図に示すように架設部材(6)に
沿ってシュータ(1)を移動させることによる場合に
他、予め多数のシュータ(1)を並設して架設部材
(6)に取り付けておき、それぞれのシュータ(1)内
にケーブル布設具を走らせることでケーブルラダー
(L)上に複数のケーブルを布設する方法を採ってもよ
い。
第17図及び第18図はケーブル受具としてケーブル受け部
材(P)が使用された場合のケーブル布設装置の実施例
を示している。ここで使用されるケーブル受け部材
(P)はケーブルラダー(L)のように長尺状のもので
なく、ケーブルを布設する適宜箇所に複数設置する形態
となっており、棒状又は板材を曲げ加工することにより
簡単に作製することができるものである。
この実施例は、シュータ(1)が筒状で形成されたシャ
トル(4)の挿通部分と、ブロック状で形成された取付
部(3)とで構成され、ブロック状の取付部(3)に筒
状のシャトル(4)の挿通部分が貫通して保持されてい
る。取付部(3)には取付孔が設けられ、第18図に示す
ように取付孔にビス(52)を挿通してシュータ(1)を
架設部材(6)に取り付けることができるようになって
いる。この例では、棒状の曲げ加工により作製されたケ
ーブル受け部材(P)をシュータ(1)のブロック状の
取付部(3)を利用してこれに保持させるようになって
おり、ケーブル受け部材(P)の設置を容易にしてい
る。
かかるケーブル受け部材(P)を使用したケーブル布設
装置の場合には、ケーブル受け部材(P)の設置が比較
的簡単であるのでケーブルの布設作業をより効率よく進
めることができるという利点がある。なお、第17図及び
第18図に示す実施例ではケーブルの布設作業に際し、ケ
ーブル受け部材(P)をシュータ(1)の取付部(3)
に保持させてシュータ(1)を架設部材(6)に取り付
けることにより、ケーブル受け部材(P)の設置を同時
に行なうことができるので便利である。
ケーブルの布設作業は、シュータ(1)を架設部材
(6)に取り付け、ケーブル受け部材(P)を設置した
以後は第5図から第9図までに示す方法で、あるいは第
10図から第15図までに示す方法で行なうことができる。
第19図及び第20図は請求項2に記載のケーブル布設装置
の一実施例を示し、このケーブル布設装置は、ケーブル
受具の上方に配置される架設部材(6)と、この架設部
材(6)に取り付けられるシュータ(1)と、シャトル
(4)及びロープ(5)を備えたケーブル布設具と、ケ
ーブル(C)又はケーブル(C)を牽引する予備ロープ
を連結する連結部を有し回転するローラ(8)を備えた
移動部材(7)と、移動部材(7)を保持し移動部材
(7)の回転ローラ(8)を回転させる接触面を有しシ
ュータ(1)に沿って設けられた保持部材(9)とから
成っている。
この実施例では、移動部材(7)の連結部として連結孔
(71)が設けられており、この連結孔(71)に挿通した
連結ロープ(61)によってケーブル(C)を連結した
り、あるいはケーブルを牽引する予備ロープを挿通し得
るようになっている。また、移動部材(7)はロープ
(63)によってシャトル(4)と連結されるようになっ
ている。なお、移動部材(7)をケーブル布設具に装着
する手段としては、上記ロープ(63)による場合に限ら
ない。
このケーブル布設装置を使用してケーブルを布設する場
合には、シュータ(1)内にケーブル布設具であるシャ
トル(4)及びロープ(5)を送り込んだ後、ケーブル
を連結した移動部材(7)をシャトル(4)に装着し、
次いで、シュータ(1)内に挿通したケーブル布設具の
ロープ(5)を引っ張ってケーブル布設具とともに移動
部材(7)をシュータ(1)に沿って設けられた保持部
材(9)内を移動させることにより、ケーブルの布設を
行なうようになっている。
第21図及び第22図は請求項2に記載のケーブル布設装置
の別の実施例を示し、このケーブル布設装置は、移動部
材(7)とケーブル布設具であるシャトル(4)とが一
体に形成された例である。この実施例の場合には、移動
部材(7)のシャトル(4)とが一体であるため、ケー
ブルを布設する際にはシュータ(1)内にケーブル布設
具であるシャトル(4)及びロープ(5)を送り込むと
きに移動部材(7)も保持部材(9)内を移動させるよ
うになっている。
なお、第19図及び第21図に示す実施例の場合、シュータ
(1)を保持部材(9)内に内設させた形態となってい
るが、これに限らず、第23図に示すようにシュータ
(1)を保持部材(9)に外設させた形態のものであっ
てもよい。また、シュータ(1)と保持部材(9)とは
一体に作製されたものに限らず、別体で作製されたシュ
ータ(1)と保持部材(9)とを組合わせるものであっ
てもよい。
なお、保持部材(9)はシュータ(1)と同様に金属あ
るいは樹脂等を用いて押出成形やプレス加工等によって
作製される。
このような回転ローラ(8)を備えた移動部材(7)に
より、シュータ(1)内でのケーブル布設具の移動を滑
らかなものとし、シュータ(1)内へのケーブル布設具
の送り込みや、ケーブル(C)を連結したシャトル
(4)の引き戻しをスムーズに行なうことができるよう
になっている。なお、実施例では回転ローラ(8)はシ
ャトル(4)を支持する構造であるため、吊り下げ状態
に連結されたケーブルの重量によってシャトル(4)に
かかる負荷を緩和させる作用もある。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項1又は2に記載の発明に係
るケーブル布設装置を既存あるいは既設のケーブル受具
の上方に架設部材を配置し、架設部材にシュータを取り
付けることによって、ケーブル受具であるケーブルラダ
ー等の設置に使用された吊ボルトに影響されることな
く、ケーブルの布設作業を効率よく行なうことができ、
しかも少ない作業員で行なうことができる。同様に、既
設のケーブルラダーに追加で新たにケーブルを布設しよ
うとする場合にも、上記ケーブル布設装置を用いること
によってケーブルの布設作業を効率よく行なうことがで
きる。
また、上記ケーブル布設装置にあっては、架設部材によ
ってシュータをケーブル受具の上方の任意の位置に配設
できるから、ケーブルを順序よくケーブル受具上に布設
して行くことができ、また追加で新たにケーブルを布設
する場合にもケーブルの布設位置上方に簡単にセットす
ることができる。
また、請求項2に記載の発明に係るケーブル布設装置に
あっては、回転ローラを備えた移動部材がケーブル布設
具に装着される構造となっているシュータ内でのケーブ
ル布設具の移動を滑らかなものとし、ケーブルを連設し
たシャトルの引き戻しをスムーズに行なうことができ、
ケーブルの布設作業をさらに楽に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は請求項1に記載のケーブル布設装置
の一実施例を示し、第1図は架設部材にシュータを取り
付けた状態を示す斜視図、第2図はケーブルラダーへの
ケーブルの引き込み状態を示す斜視図、第3図は架設部
材に対するシュータの取付例を示す正面図、第4図はケ
ーブル布設具の一例を示す斜視図、第5図〜第9図はケ
ーブルを布設する手順を概略で示した各側面図、第10図
〜第15図は予備ロープ使用によるケーブルを布設する手
順を概略で示した各側面図、第16図は別例の架設部材に
対するシュータの取付例を示す正面図、第17図及び第18
図はケーブル受け部材を使用した請求項1に記載のケー
ブル布設装置の別の実施例を示し、第17図は架設部材に
シュータを取り付ける状態を示す斜視図、第18図はその
取付状態を示す正面図、第19図及び第20図は請求項2に
記載のケーブル布設装置の一実施例を示し、第19図はそ
の斜視図、第20図はその正面図、第21図及び第22図はケ
ーブル布設装置の別の実施例を示し、第21図はその斜視
図、第22図はその正面図、第23図はシュータと保持部材
の別例を示す斜視図、第24図及び第25図は従来のケーブ
ルラダーを示す各斜視図、第26図〜第28図は従来のケー
ブルラダー使用によるケーブルの布設方法を示す各側面
図である。 符号の説明 1…シュータ、2…スリット、3…取付部、4…シャト
ル 5…ロープ、6…架設部材、7…移動部材、8…回転ロ
ーラ 9…保持部材、62…予備ロープ B…吊ボルト、C…ケーブル、L…ケーブルラダー P…ケーブル受け部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを布設する経路に沿って配置され
    るケーブル受具にケーブルを布設するための布設装置で
    あって、 軸方向に連続するスリットを備え、ケーブルの布設方向
    に沿って実質的に連続し、ケーブル受具の上方に配置さ
    れる架設部材に取り付けられる中空状のシュータと、 シュータ内に挿通され、ケーブル又はケーブルを牽引す
    る予備ロープを連結するためのシャトルと、該シャトル
    をシュータ内に送り込むことができる剛性を有する長尺
    のロープとを備えたケーブル布設具と、 から成ることを特徴とするケーブル布設装置。
  2. 【請求項2】ケーブルを布設する経路に沿って配置され
    るケーブル受具にケーブルを布設するための布設装置で
    あって、 軸方向に連続するスリットを備え、ケーブルの布設方向
    に沿って実質的に連続し、ケーブル受具の上方に配置さ
    れる架設部材に取り付けられる中空状のシュータと、 シュータ内に挿通され、先端にシャトルを有し、該シャ
    トルをシュータ内に送り込むことができる剛性を有する
    長尺のロープを備えたケーブル布設具と、 ケーブル又はケーブルを牽引する予備ロープを連結する
    連結部と、回転ローラとを備え、前記ケーブル布設具と
    連係動作するように、シャトルに接続され又はシャトル
    と一体に形成された移動部材と、 移動部材の回転ローラを回転させる接触面を有し、シュ
    ータに沿って配置されて移動部材を保持する保持部材
    と、 から成ることを特徴とするケーブル布設装置。
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