JP2002186127A - ケ−ブルの架設方法 - Google Patents

ケ−ブルの架設方法

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JP2002186127A
JP2002186127A JP2000378291A JP2000378291A JP2002186127A JP 2002186127 A JP2002186127 A JP 2002186127A JP 2000378291 A JP2000378291 A JP 2000378291A JP 2000378291 A JP2000378291 A JP 2000378291A JP 2002186127 A JP2002186127 A JP 2002186127A
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JP
Japan
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cable
coil
wire
pushing
fixed
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JP2000378291A
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English (en)
Inventor
Koichi Kubo
幸一 久保
Hirotoku Yamada
廣徳 山田
Cho Asai
超 浅井
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Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 作業能率を一層向上したケーブル架設方法の
提供。 【解決手段】 電柱間に予め張設した吊架線3にコイル
4を外挿し、コイル4を介してケーブル7を架設するに
際し、一端を固定したこのコイル4の内側にケーブル7
と押送線8を挿入して、コイル4の非固定端部と、ケー
ブル7の一端と、押送線8の先端とを束ね、次いで押送
線8を押し送ることにより、コイル4とケーブル7とを
同時に他方の電柱側へ移動させて、コイル4の非固定端
部を他方の電柱側に固定した後、コイル4から押送線8
を引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用ケーブルな
どのケーブル架設方法に関し、さらに詳しくは、ケーブ
ル架設位置が電柱の高い位置にあり、既にケーブルを多
条敷設した上部に更に新たなケーブルを架設する場合の
作業能率を一層向上したケーブルの架設方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電信或いは光通信などの通信用
ケーブルを架設する場合には、図3に示すように、吊架
線としてメッセンジャーワイヤAを張設し、このメッセ
ンジャーワイヤAに50〜60cmのピッチでケーブル
ハンガーなどの金属製の吊具Bを取り付けながら通信用
ケーブルCを懸架するようにしている。
【0003】このようなケーブルの架設工事を行うに際
しては、まず電柱間にメッセンジャーワイヤAを架設
し、このメッセンジャーワイヤAの長手方向の数カ所に
金車と称される滑車を吊り下げる。次いで、これらの滑
車にケーブルCを案内させながらメッセンジャーワイヤ
Aと平行に仮架設し、さらに仮架設されたケーブルCを
メッセンジャーワイヤAに対して順次50〜60cmの
ピッチで移動させながら、図3のように吊具Bで連結す
ると共に、上記滑車を取り外すことによって、ケーブル
Cの架設工事が完了する。
【0004】しかしながら、上述した従来のケーブルの
架設工事においては、作業員が高所作業車に乗り、かつ
多数の吊具Bを所持しながら、高所において50〜60
cmずつ移動しながら、上記吊具Bの取付け作業を行う
ため、作業に多大の時間と熟練を要し、作業効率が劣る
という問題があった。
【0005】しかも、近年では、各種情報伝達線の増大
により、電柱間には無数のケーブルが張り巡らされた状
態となっており、電柱の高い位置へ新たなケーブルを架
設する場合には、既にその下方に多条のケーブルが張り
巡らされているばかりか、それらが多くは分岐している
ことなどから、これら既設のケーブルが作業の邪魔にな
って、新たなケーブルの架設作業能率が益々低下してい
るのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来のケーブルの架設方法における問題点の解決を課題と
して検討した結果達成されたものである。
【0007】したがって、本発明の目的は、ケーブル架
設位置が電柱の高い位置にあり、既にケーブルを多条敷
設した上部に更に新たなケーブルを架設する場合の作業
能率を一層向上したケーブルの架設方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のケーブル架設方法は、電柱間に予め張設し
た吊架線にコイルを外挿し、このコイルを介してケーブ
ルを架設するに際し、吊架線の一方の電柱側端部にコイ
ルの一端を固定し、このコイルの内側にケーブルと押送
線を挿入して、前記コイルの非固定端部と、前記ケーブ
ルの一端と、前記押送線の先端とを束ね、次いで前記コ
イルの固定端部側から他方の電柱側へ前記押送線を押し
送ることにより、前記コイルと前記ケーブルとを同時に
前記他方の電柱側へ移動させて、前記コイルの非固定端
部を前記他方の電柱側に固定した後、前記コイルから前
記押送線を引き抜くことを特徴とする。
【0009】本発明のケーブル架設方法において、押送
線を他方の電柱側へ押し送るに際しては、この押送線の
先端に先導車を取り付けることが好ましく、この先導車
は、1対の逆行防止装置を内蔵したローラーと、このロ
ーラーを支える枠体と、この枠体から伸びた軸部と、こ
の軸部の外周にコイルを固定する回転板とから構成され
ることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のケーブルの架設
方法を、図面にしたがって詳細に説明する。
【0011】なお、本発明のケーブルの架設方法におけ
る技術的な特徴は、電柱間に多条のケーブルや分岐が既
に架渉された既設電柱の更に高い位置に、隔離距離を取
って新たなケーブルの架設を行うに際して、吊架線とコ
イルとを使用し、かつ前記ケーブルを前記コイルと共に
押しだし送り出す工法を用いることによって、既設ケー
ブルなどの有無にかかわらず、ケーブルの架設工事を効
率的に行うことを達成した点にある。
【0012】図1(イ)〜(ヘ)は本発明のケーブルの
架設方法の一例を示す工程図である。
【0013】まず、図1(イ)のように、地上に列状に
立設された多数本の電柱1a,1bにそれぞれ取付金具
2a,2bを装着し、この取り付け金具2a,2bを介
して各電柱1a,1b間にメッセンジャーワイヤ(吊架
線)3を架設する。
【0014】そして、このように電柱1a,1b間に架
設されたメッセンジャーワイヤ3の一方の電柱1a側の
端部に、コイル4を外挿する。
【0015】次に、図1(ロ)のように、メッセンジャ
ーワイヤ3に外挿したコイル4の一方の電柱1a側の端
部を、固定金具5aによりメッセンジャーワイヤ3に固
定する。そして、必要に応じて、コイル4の非固定側端
部先端に先導車6を取り付けると共に、一方の電柱1a
の近傍に、ケーブル7を巻回したリール9および押送線
8を巻回したリール10を設置する。
【0016】次いで、図1(ハ)のように、コイル4の
固定側端部の内側より挿通したケーブル7の先端並びに
同様にコイル4の固定側端部の内側より挿通した押送線
8の先端を、上記したコイル4の非固定側端部先端と共
に、先導車6に固定する。なお、先導車6を使用しない
場合には、コイル4の非固定側端部先端、ケーブル7の
先端および押送線8の先端を、通線具などの所定の治具
を用いて束ねる。
【0017】これら一連の作業が完了した後は、図1
(ニ)のように、通線車6を他方の電柱1b側へ押し送
るか、あるいは押送線8をメッセンジャーワイヤ3に沿
わせて他方の電柱1b側へ押し送ることにより、順次コ
イル4が展開し、ケーブル7の支持をしながらケーブル
管路を形成すると共に、電柱1a,1b間にケーブル7
を延線していくことになる。
【0018】そして、図1(ホ)のように、先導車6が
他方の電柱1b近くに到達した後は、まずコイル4の非
固定側端部、ケーブル7の先端および押送線8の先端
を、夫々先導車6より取り外して、コイル4の非固定側
端部を固定金具5bによりメッセンジャーワイヤ3に固
定すると共に、押送線8をリール10へ巻戻す。
【0019】その後、同様の作業を延線すべき各電柱間
で次々に実施していくことにより、全てのケーブル延線
作業が完了して、図1(ヘ)のように、メッセンジャー
ワイヤ3およびコイル4を介してケーブル7が電柱1
a,1b間に架設された状態とすることができる。
【0020】なお、上記の工法において、ケーブルに代
わって引き綱を使用し、この引き綱を同様の工法により
所望の電柱間に掛けてから、引き綱の一端にケーブルを
接続して、この引き綱の一端を他方の電柱側から牽引す
ることにより、長い距離のケーブル延線作業を容易に実
施することができる。
【0021】以上説明した本発明のケーブルの架設方法
によると、多くの既設ケーブルが複雑な敷設状態になっ
ていたとしても、それらの上の高所に新規に敷設する吊
架線の経路が確保さえできれば、電柱上での吊架線の架
設作業を行うのみで、後はケーブルの送り出しとケーブ
ルの牽引の作業を地上で実施することができ、特に電柱
の高い位置におけるケーブルの架設作業の効率化と、危
険な宙乗り作業の全廃という利点を得ることができる。
【0022】本発明において用いる吊架線(メッセンジ
ャーワイヤ)は、ケーブルを懸架させるための手段であ
り、例えば複数本のスチールワイヤを撚合わせた撚線が
使用される。
【0023】本発明において用いるコイルは、ケーブル
の架設作業を容易化すると共に、吊架線を介してケーブ
ルを懸架する機能を果たすものであり、コイル素材とし
ては、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
塩化ビニルおよびびポリウレタンなどからなる合成樹脂
モノフィラメント、金属線に合成樹脂を被覆して合成樹
脂被覆層を形成した樹脂被覆金属線、合成樹脂モノフィ
ラメントの外周繊維軸方向に形成した溝に金属線を嵌合
した金属線嵌合樹脂線、これらの線状体を複数本撚り合
わせた撚り線、および合成樹脂モノフィラメントと金属
線とを撚合わせた複合撚線などが挙げられる。
【0024】なお、コイル素材としての線状体は、円形
断面以外にも、三角または四角断面などの異形断面とす
ることができる。
【0025】本発明において用いる押送線は、押し送り
のために剛性を必要とする点から、直径が9mm以上で
あることが好ましく、作業性を勘案して太さを決定する
必要がある。
【0026】なお、電柱上での作業においては、これら
の押送線を全量電柱上に持ち上げることは困難であり、
地上に長尺の押送線をロール状にして準備し、押送線の
一端を電柱上に持ち上げて順次、送り込むことが最適で
ある。また、電柱上での作業においては、軽く細く硬い
線材が最も有効であり、工事の状況に応じ線材を選択す
る必要がある。
【0027】さらに、本発明で用いる先導車は、図2に
一例を示したように、逆行防止装置を内蔵した1対のロ
ーラー60,61と、これらのローラー60,61を支
える枠体63と、この枠体63から伸びた軸部64と、
この軸部64の外周にコイルなどを固定する回転板65
とから構成されることが望ましい。すなわち、回転板6
5には、コイル4の非固定側端部先端を固定するコイル
固定部66を有し、さらに軸部64にケーブル7と押送
線8の各先端部を固定する固定部67を有する。そし
て、この先導車6をメッセンジャーワイヤ3に吊架した
後、コイル4の非固定側端部先端、ケーブル7の先端お
よび押送線8の先端を各固定部66,67にそれぞれ固
定した後、これを他方の電柱1b側へ押し送ることによ
って、コイル4の展開とケーブル7の延線を同時に行う
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
の架設方法によれば、多くの既設ケーブルが複雑な敷設
状態になっていたとしても、それらの上の高所に新規に
敷設する吊架線の経路が確保さえできれば、電柱上での
吊架線の架設作業を行うのみで、後はケーブルの送り出
しとケーブルの牽引の作業を地上で実施することがで
き、特に電柱の高い位置におけるケーブルの架設作業の
効率化と、危険な宙乗り作業の全廃を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(イ)〜(ヘ)は本発明のケーブルの架設
方法の一例を示す工程図である。
【図2】図2は本発明で用いる先導車の一例を示す説明
図である。
【図3】図3は従来のケーブルの架設状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1a,1b 電柱 2a,2b 取り付け金具 3 メッセンジャーワイヤ(吊架線) 4 コイル 5a,5b 固定金具 6 先導車 7 ケーブル 8 押送線 9,10 リール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 超 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 Fターム(参考) 5G367 GA03 GB03 GC02 GC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱間に予め張設した吊架線にコイルを
    外挿し、このコイルを介してケーブルを架設するに際
    し、吊架線の一方の電柱側端部にコイルの一端を固定
    し、このコイルの内側にケーブルと押送線を挿入して、
    前記コイルの非固定端部と、前記ケーブルの一端と、前
    記押送線の先端とを束ね、次いで前記コイルの固定端部
    側から他方の電柱側へ前記押送線を押し送ることによ
    り、前記コイルと前記ケーブルとを同時に前記他方の電
    柱側へ移動させて、前記コイルの非固定端部を前記他方
    の電柱側に固定した後、前記コイルから前記押送線を引
    き抜くことを特徴とするケーブルの架設方法。
  2. 【請求項2】 前記押送線を他方の電柱側へ押し送るに
    際し、この押送線の先端に先導車を取り付けることを特
    徴とする請求項1に記載のケーブルの架設方法。
  3. 【請求項3】 上記先導車が逆行防止装置を内蔵した1
    対のローラーと、このローラーを支える枠体と、この枠
    体から伸びた軸部と、この軸部の外周にコイルを固定す
    る回転板とから構成されることを特徴とする請求項2に
    記載のケーブルの架設方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6446746B1 (ja) * 2018-08-31 2019-01-09 株式会社ダイワ製作所 架線敷設装置
CN113437698A (zh) * 2021-07-05 2021-09-24 中州建设有限公司 一种电力检修施工辅助装置

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JP6446746B1 (ja) * 2018-08-31 2019-01-09 株式会社ダイワ製作所 架線敷設装置
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