JPH06304616A - 圧延機用ロールネック軸受装置 - Google Patents

圧延機用ロールネック軸受装置

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JPH06304616A
JPH06304616A JP5095807A JP9580793A JPH06304616A JP H06304616 A JPH06304616 A JP H06304616A JP 5095807 A JP5095807 A JP 5095807A JP 9580793 A JP9580793 A JP 9580793A JP H06304616 A JPH06304616 A JP H06304616A
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rolling
roll
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Kunio Higuchi
国男 樋口
Nobuya Suzuki
宣哉 鈴木
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/24Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールネックが撓んでも早期破損しない圧延
機用ロールネック軸受装置を提供する。 【構成】 ロール側からモータ側に向かって、第1〜4
列のコロ3,5,6,7が配列され、第1,第3列のコロ
3,6は、直径D1を有し、第2,第4列のコロ5,7
は、D1よりも大きな直径D2を有している。外輪2の
第1,第2軌道面11S,12Sの直径はDS1であり、
第3,第4軌道面13S,14Sの直径はDS1よりも小
さなDS3に形成されている。 【効果】 コロの径方向隙間は、ロール側程大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧延機用ロールネッ
ク軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、圧延機のロールは、このロールの
軸方向両側に延びるロールネックを有し、上記両側のロ
ールネックが支持される両持ち支持になっている。
【0003】ところが、たとえば、線材ブロックミルに
おいては、圧延機のロールは、このロールの軸方向の片
側に延びるロールネックを有し、上記片側のロールネッ
クのみが支持される片持ち支持になる。したがって、上
記ロールネックは、両持ち支持の場合に比べて、圧延時
の荷重を受けるロールに近接した部分の撓みが大きくな
る。
【0004】このため、このロールネックを支持するロ
ールネック軸受は、この軸受が有する複列のコロの内、
上記ロール側の列のコロに集中的に荷重が加わるので、
上記ロール側の列のコロが早期破損に至るという問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、ロールネックの撓みによる早期破損を防止できる
圧延機用ロールネック軸受装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、内輪と外輪との間に、複
列の転動体を有し、ロールと駆動手段とを連結するロー
ルネックに装着されて上記ロールを片持ち支持する圧延
機用ロールネック軸受装置において、上記ロール側の列
の転動体に対向する外輪のロール側軌道面の直径から内
輪のロール側軌道面の直径と上記ロール側の列の転動体
の直径の2倍とを引き算した値であるロール側転動体径
方向隙間を、上記駆動手段側の列の転動体に対向する外
輪の駆動手段側軌道面の直径から内輪の駆動手段側軌道
面の直径と上記駆動手段側の列の転動体の直径の2倍と
を引き算した値である駆動手段側転動体径方向隙間より
も大きくしたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の圧延機用ロールネック軸受装置において、上記
ロール側から上記駆動手段側に向かって、第1列の転動
体と、第2列の転動体と、第3列の転動体と、第4列の
転動体とが、順に配列され、上記第1列の転動体と上記
第3列の転動体とは、第1直径を有し、上記第2列の転
動体と上記第4列の転動体とは、第1直径よりも大きな
第2直径を有し、上記第1,第2,第3,第4列の各転動
体に面する上記内輪の各軌道面の直径は等しく、上記外
輪は、上記内輪との間に、上記第1列の転動体および第
2列の転動体を挟み、上記第1列の転動体に対向する第
1軌道面の直径が、上記第2列の転動体に対向する第2
軌道面の直径と等しい第1外輪部と、上記内輪との間
に、上記第3列の転動体および第4列の転動体を挟み、
上記第3列の転動体に対向する第3軌道面の直径が、上
記第4列の転動体に対向する第4軌道面の直径と等し
く、かつ、上記第3および第4軌道面の直径が上記第1
外輪の第1および第2軌道面の直径よりも小さい第2外
輪部とからなることを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の圧延機用ロールネック軸受装置において、上記
ロール側から上記駆動手段側に向かって、第1列の転動
体と、第2列の転動体と、第3列の転動体と、第4列の
転動体とが、順に配列され、この4列の転動体の直径は
等しく、上記第1,第2,第3,第4列の各転動体に面す
る上記内輪の各軌道面の直径は等しく、上記外輪は、第
1列の転動体に対向し、第1直径を有する円環状の第1
軌道面と、第2列の転動体に対向し、上記第1直径より
も小さな第2直径を有する円環状の第2軌道面と、第3
列の転動体に対向し、上記第2直径よりも小さな第3直
径を有する円環状の第3軌道面と、第4列の転動体に対
向し、上記第3直径よりも小さな第4直径を有する円環
状の第4軌道面とを含むことを特徴としている。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の圧延機用ロールネック軸受装置において、上記
ロール側から上記駆動手段側に向かって、第1列の転動
体と、第2列の転動体と、第3列の転動体と、第4列の
転動体とが、順に配列され、上記第1列の転動体は第1
直径を有し、上記第2列の転動体は上記第1直径よりも
大きな第2直径を有し、上記第3列の転動体は上記第2
直径よりも大きな第3直径を有し、上記第4列の転動体
は上記第3直径よりも大きな第4直径を有し、上記第
1,第2,第3,第4列の各転動体に面する上記内輪の各
軌道面の直径を等しくし、かつ、上記第1,第2,第3,
第4列の各転動体に面する上記外輪の各軌道面の直径を
等しくしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明の圧延機用ロールネック
軸受装置は、ロールと駆動手段とを連結するロールネッ
クに装着され、ロールを片持ち支持する。圧延機が駆動
し、圧延機用ロールに荷重が加わると、ロールネックが
撓む。この撓みは、ロールに最も近接した部分で最大に
なる。
【0011】この発明の軸受装置は、ロール側の転動体
径方向隙間を、駆動手段側の転動体径方向隙間よりも大
きくしたから、ロールネックが撓んでも、ロール側の列
の転動体に荷重が集中しない。したがって、ロール側の
列の転動体が早期破損に至ることを防止できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、ロール側の第1
外輪部の軌道面の直径を、駆動手段側の第2外輪部の軌
道面の直径よりも大きくし、かつ、第1列の転動体の直
径を第2列の転動体の直径よりも小さくし、かつ、第3
列の転動体の直径を第4列の転動体の直径よりも小さく
した。したがって、内輪と外輪の間で転動体が径方向に
移動可能な距離である径方向隙間が、駆動手段側からロ
ール側に向かって、4段階に増加させられているから、
ロールネックの撓みによく対応した転動体の径方向隙間
が設定される。したがって、ロール側の列の転動体に荷
重が集中することが防止され、ロール側の列の転動体が
早期破損に至ることが防止される。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、第1〜第
4の転動体の直径を同一に設定し、かつ、ロール側から
上記駆動手段側に向かって配列された第1,第2,第3,
第4列の転動体に対向する外輪の第1,第2,第3,第4
軌道面の直径を、第1,第2,第3,第4の順に、4段階
に減少させた。したがって、内輪と外輪の間で転動体が
径方向に移動可能な距離である径方向隙間が、駆動手段
側からロール側に向かって、4段階に増加させられてい
るから、ロールネックの撓みによく対応した転動体の径
方向隙間が設定される。したがって、ロール側の列の転
動体に荷重が集中することが防止され、ロール側の列の
転動体が早期破損に至ることが防止される。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、内輪及び
外輪の軌道面の直径を一定値にし、かつ、上記ロール側
から上記駆動手段側に向かって、順に配列した第1,第
2,第3,第4の4列の転動体は、第1,第2,第3,第4
の順に、直径が4段階に増加させられている。したがっ
て、内輪と外輪の間で転動体が径方向に移動可能な距離
である径方向隙間が、駆動手段側からロール側に向かっ
て、4段階に増加させられているから、ロールネックの
撓みによく対応した転動体の径方向隙間が設定される。
したがって、ロール側の列の転動体に荷重が集中するこ
とが防止され、ロール側の列の転動体が早期破損に至る
ことが防止される。
【0015】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0016】図2に示すように、この実施例の軸受装置
Aは、ロール51と、モータ(図示せず)とを連結するロ
ールネック52に装着されて、ロール51を片持ち支持
するようになっている。53は、ロールネック軸受装置
Aの片持ち支持をサポートするサポート軸受である。
【0017】この実施例のロールネック軸受装置Aは、
図1に示すように、円筒形状の内輪1と円筒形状の外輪
2との間に配置した4列のコロ列を有している。上記内
輪1は、上記ロールネック52に嵌合されて固定されて
おり、ロールネック52と一体になって回転する。各コ
ロ列は、円周方向に所定の間隔を隔てて配列された複数
の円筒形状のコロを有している。第1列のコロ3と第3
列のコロ6とは、第1直径D1を有し、上記第2列のコ
ロ5と第4列のコロ7とは、第1直径D1よりもΔdだ
け大きな第2直径D2を有している。また、内輪1は、
外周面1Sの直径が一定値D0である円筒形である。
【0018】上記外輪2は、ロール側の第1外輪部2a
と、モータ側の第2外輪部2bとを有している。
【0019】上記第1外輪部2aは、上記内輪1との間
に、上記第1列のコロ3および第2列のコロ5を挟んで
いる。上記第1外輪部2aは、上記第1列のコロ3に嵌
合する環状の溝11と上記第2列のコロ5に嵌合する環
状の溝12を有している。上記溝11の円筒形の第1軌
道面11Sの直径である第1軌道直径DS1は、上記溝
12の円筒形の第2軌道面12Sの直径である第2軌道
直径DS2と等しく形成されている。
【0020】また、上記第2外輪部2bは、上記内輪1
との間に、上記第3列のコロ6および第4列のコロ7を
挟んでいる。上記第2外輪部2bは、上記第3列のコロ
6に嵌合する環状の溝13と上記第4列のコロ7に嵌合
する環状の溝14を有している。上記溝13の円筒形の
第3軌道面13Sの直径である第3軌道直径DS3は、
上記溝14の円筒形の第4軌道面14Sの直径である第
4軌道直径DS4と等しく形成されている。さらに、上
記第3軌道直径DS3は、上記第1軌道直径DS1より
も4Δdだけ小さく形成されている。
【0021】また、上記コロ3とコロ5は、互いに軸方
向に対向する対向面3Sと対向面5Sに、軸方向に延び
る孔3hと5hとが形成されている。そして、この孔3
hと5hとに、軸16が隙間嵌合している。軸16は、
コロ3及び5と同様に、円周方向に所定の間隔を隔て
て、上記コロ3及び5と同数個だけ配置されており、各
軸16は、その軸方向の中央で、内輪1と外輪2aとの
間で円周方向に延びるリング状円盤17に回転自在に取
り付けられている。上記軸16と円盤17とが第1保持
器31を構成している。また、上記コロ6とコロ7は、
互いに軸方向に対向する対向面6Sと対向面7Sに、軸
方向に延びる孔6hと7hとが形成されている。そし
て、この孔6hと7hとに、軸18が隙間嵌合してい
る。軸18は、コロ6および7と同様に、円周方向に所
定の間隔を隔てて、上記コロ6および7と同数個だけ配
置されており、各軸18は、その軸方向の中央で、内輪
1と外輪2bとの間で円周方向に延びるリング状円盤1
9に回転自在に取り付けられている。上記軸18と円盤
19とが第2保持器32を構成している。
【0022】上記構成の軸受装置は、第1列のコロ3が
径方向に移動可能な距離であるラジアル隙間R1は、次
の数1で表される。
【数1】R1=(DS1−D0)−2・D1 また、溝12の第2軌道面12Sと内輪1の外周面1S
との間に配置されたコロ5が径方向に移動可能な距離で
あるラジアル隙間R2は、つぎの数2で表される。
【数2】R2=(DS2−D0)−2・D2 =(DS1−D0)−2・(D1+Δd) =R1−2・Δd また、溝13の第3軌道面13Sと内輪1の外周面1S
との間に配置されたコロ6が径方向に移動可能な距離で
あるラジアル隙間R3は、つぎの数3で表される。
【数3】R3=(DS3−D0)−2・D1 =(DS1−4Δd−D0)−2・D1 =(DS1−D0)−2・(D1+2Δd) =R1−4Δd また、溝14の第4軌道面14Sと内輪1の外周面1S
との間に配置されたコロ7が径方向に移動可能な距離で
あるラジアル隙間R4は、つぎの数4で表される。
【数4】R4=(DS4−D0)−2・D2 =(DS3−D0)−2・D2 =(DS1−4Δd−D0)−2・(D1+Δd) =(DS1−D0)−2・(D1+3Δd) =R1−6Δd
【0023】上記数1〜数4から明らかなように、この
軸受装置は、モータ側の第4列のコロ7からロール側の
第1列のコロ3に向かって、2Δdずつラジアル隙間が
大きくなっている。したがって、圧延機のロールに荷重
が加わり、ロールネックが径方向に撓んでも、ロールに
近い方のコロ程、ラジアル隙間が大きいから、ロール側
の列のコロ3や5に荷重が集中することを防止できる。
したがって、ロール側の列のコロ3や5が早期破損に至
ることを防止できる。
【0024】また、この実施例では、第1列のコロ3と
第2列のコロ5を保持する第1保持器31と、第3列の
コロ6と第4列のコロ7を保持する第2保持器32と
を、別体にしたので、第1,第2列のコロ3,5と、第
3,第4列のコロ6,7との間のコロの進み、遅れが発生
しても、保持器が破損することがない。尚、上記実施例
では、第1,第3列のコロの直径を小径のD1とし、第
2,第4列のコロの直径を大径のD2とし、かつ、第1,
第2軌道面の直径を大径とし、第3,第4軌道面の直径
を小径とすることによって、コロの径方向隙間をモータ
側からロール側に向かって4段階に増加させたが、図3
に示すように、4列のコロ3,5,6,7の直径を等しく
設定し、第4,第3,第2,第1軌道面14S,13S,1
2S,11Sの順に、軌道面の直径を4段階に増加させ
て、コロの径方向隙間をモータ側からロール側に向かっ
て4段階に増加させてもよい。また、図4に示すよう
に、第1〜第4軌道面11S〜14Sの直径を等しく設
定し、第1,第2,第3,第4列のコロ3,5,6,7の順
に、4段階にコロの直径を増加させて、コロの径方向隙
間をモータ側からロール側に向かって4段階に増加させ
てもよい。
【0025】ただし、微小な寸法であるコロの径方向隙
間を、図3に示すように軌道面の寸法設定のみ、あるい
は、図4に示すようにコロの寸法設定のみによって、4
段階に設定するよりも、図1に示す上記実施例のよう
に、軌道面の2段階の寸法設定とコロの2段階の寸法設
定とを組み合わせて、コロの径方向隙間を4段階に設定
する方が、微小な加工の段階を2分の1にできるから、
部品加工が容易になる。つまり、上記実施例では、第1
軌道面11Sと第2軌道面12Sとを同時研磨加工で
き、第3軌道面13Sと第4軌道面14Sとを同時研磨
加工できるから、加工工数の低減を図ることができる。
また、上記実施例では、外輪の軌道面の直径を2段階に
設定したが、外輪の軌道面の直径を一定にして、内輪の
軌道面の直径を2段階に設定してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の軸受装置は、ロール側の転動体径方向隙間を、駆動
手段側の転動体径方向隙間よりも大きくしたから、ロー
ルネックが撓んでも、ロール側の列の転動体に荷重が集
中しない。したがって、ロール側の列の転動体が早期破
損に至ることを防止できる。また、請求項2に記載の発
明は、ロール側の第1外輪部の軌道面の直径を、駆動手
段側の第2外輪部の軌道面の直径よりも大きくし、か
つ、第1列の転動体の直径を第2列の転動体の直径より
も小さくし、かつ、第3列の転動体の直径を第4列の転
動体の直径よりも小さくした。したがって、内輪と外輪
の間で転動体が径方向に移動可能な距離である径方向隙
間が、駆動手段側からロール側に向かって、4段階に増
加させられているから、ロールネックの撓みによく対応
した転動体の径方向隙間を設定できる。従って、ロール
側の列の転動体に荷重が集中することを防止でき、ロー
ル側の列の転動体が早期破損に至ることを防止できる。
また、請求項3に記載の発明は、第1〜第4列の転動体
の直径を同一に設定し、かつ、ロール側から上記駆動手
段側に向かって配列された第1,第2,第3,第4列の
転動体に対向する外輪の第1,第2,第3,第4軌道面の
直径を、第1,第2,第3,第4の順に、4段階に減少さ
せた。したがって、内輪と外輪の間で転動体が径方向に
移動可能な距離である径方向隙間が、駆動手段側からロ
ール側に向かって、4段階に増加させられているから、
ロールネックの撓みによく対応した転動体の径方向隙間
を設定できる。したがって、ロール側の列の転動体に荷
重が集中することを防止でき、ロール側の列の転動体が
早期破損に至ることを防止できる。また、請求項4に記
載の発明は、内輪及び外輪の軌道面の直径を一定値に
し、かつ、上記ロール側から上記駆動手段側に向かっ
て、順に配列した第1,第2,第3,第4の4列の転動体
は、第1,第2,第3,第4の順に、直径が4段階に増加
させられている。したがって、内輪と外輪の間で転動体
が径方向に移動可能な距離である径方向隙間が、駆動手
段側からロール側に向かって、4段階に増加させられて
いるから、ロールネックの撓みによく対応した転動体の
径方向隙間を設定できる。したがって、ロール側の列の
転動体に荷重が集中することを防止でき、ロール側の列
のコロが早期破損に至ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の圧延機用ロールネック軸受装置の
実施例の要部拡大断面図である。
【図2】 上記実施例の圧延機のロールネックへの組み
込み図である。
【図3】 上記実施例の変形例の要部断面図である。
【図4】 上記実施例のもう一つの変形例の要部断面図
である。
【符号の説明】
1…内輪、2…外輪、2a…第1外輪部、2b…第2外
輪部、3…第1列のコロ、5…第2列のコロ、6…第3
列のコロ、7…第4列のコロ、11,12,13,14
…溝、11S…第1軌道面、12S…第2軌道面、13
S…第3軌道面、14S…第4軌道面、51…ロール、
52…ロールネック、A…ロールネック軸受装置、1S
…内輪の外周面、D0…外周面1Sの直径、D1…第1
列および第3列のコロの直径、D2…第2列および第4
列のコロの直径、DS1…第1軌道面11Sの直径、D
S2…第2軌道面12Sの直径、DS3…第3軌道面1
3Sの直径、DS4…第4軌道面14Sの直径。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と外輪との間に、複列の転動体を有
    し、ロールと駆動手段とを連結するロールネックに装着
    されて上記ロールを片持ち支持する圧延機用ロールネッ
    ク軸受装置において、 上記ロール側の列の転動体に対向する外輪のロール側軌
    道面の直径から内輪のロール側軌道面の直径と上記ロー
    ル側の列の転動体の直径の2倍とを引き算した値である
    ロール側転動体径方向隙間を、上記駆動手段側の列の転
    動体に対向する外輪の駆動手段側軌道面の直径から内輪
    の駆動手段側軌道面の直径と上記駆動手段側の列の転動
    体の直径の2倍とを引き算した値である駆動手段側転動
    体径方向隙間よりも大きくしたことを特徴とする圧延機
    用ロールネック軸受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧延機用ロールネック
    軸受装置において、 上記ロール側から上記駆動手段側に向かって、第1列の
    転動体と、第2列の転動体と、第3列の転動体と、第4
    列の転動体とが、順に配列され、 上記第1列の転動体と上記第3列の転動体とは、第1直
    径を有し、上記第2列の転動体と上記第4列の転動体と
    は、第1直径よりも大きな第2直径を有し、 上記第1,第2,第3,第4列の各転動体に面する上記内
    輪の各軌道面の直径は等しく、 上記外輪は、 上記内輪との間に、上記第1列の転動体および第2列の
    転動体を挟み、上記第1列の転動体に対向する第1軌道
    面の直径が、上記第2列の転動体に対向する第2軌道面
    の直径と等しい第1外輪部と、 上記内輪との間に、上記第3列の転動体および第4列の
    転動体を挟み、上記第3列の転動体に対向する第3軌道
    面の直径が、上記第4列の転動体に対向する第4軌道面
    の直径と等しく、かつ、上記第3および第4軌道面の直
    径が上記第1外輪の第1および第2軌道面の直径よりも
    小さい第2外輪部とからなることを特徴とする圧延機用
    ロールネック軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の圧延機用ロールネック
    軸受装置において、 上記ロール側から上記駆動手段側に向かって、第1列の
    転動体と、第2列の転動体と、第3列の転動体と、第4
    列の転動体とが、順に配列され、 この4列の転動体の直径は等しく、 上記第1,第2,第3,第4列の各転動体に面する上記内
    輪の各軌道面の直径は等しく、 上記外輪は、 第1列の転動体に対向し、第1直径を有する円環状の第
    1軌道面と、 第2列の転動体に対向し、上記第1直径よりも小さな第
    2直径を有する円環状の第2軌道面と、 第3列の転動体に対向し、上記第2直径よりも小さな第
    3直径を有する円環状の第3軌道面と、 第4列の転動体に対向し、上記第3直径よりも小さな第
    4直径を有する円環状の第4軌道面とを含むことを特徴
    とする圧延機用ロールネック軸受装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の圧延機用ロールネック
    軸受装置において、 上記ロール側から上記駆動手段側に向かって、第1列の
    転動体と、第2列の転動体と、第3列の転動体と、第4
    列の転動体とが、順に配列され、 上記第1列の転動体は第1直径を有し、上記第2列の転
    動体は上記第1直径よりも大きな第2直径を有し、上記
    第3列の転動体は上記第2直径よりも大きな第3直径を
    有し、上記第4列の転動体は上記第3直径よりも大きな
    第4直径を有し、 上記第1,第2,第3,第4列の各転動体に面する上記内
    輪の各軌道面の直径を等しくし、かつ、上記第1,第2,
    第3,第4列の各転動体に面する上記外輪の各軌道面の
    直径を等しくしたことを特徴とする圧延機用ロールネッ
    ク軸受装置。
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