JP2005180506A - ニードル軸受及び遊星歯車機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】
負荷容量を犠牲にすることなく長寿命化を図れるニードル軸受及び遊星歯車機構を提供する。
【解決手段】
中央列のころ11bの外径Dcに対し、両端列のころ11a、11cの外径Deを、例えば5μm程度小さく(Dc>De)しているので、ピニオンシャフト14hが撓んだ場合でも、エッジロードの発生を抑えることができる。
【選択図】 図4
負荷容量を犠牲にすることなく長寿命化を図れるニードル軸受及び遊星歯車機構を提供する。
【解決手段】
中央列のころ11bの外径Dcに対し、両端列のころ11a、11cの外径Deを、例えば5μm程度小さく(Dc>De)しているので、ピニオンシャフト14hが撓んだ場合でも、エッジロードの発生を抑えることができる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ニードル軸受及び遊星歯車機構に関し、例えば車両の自動変速機などに用いられると好適な遊星歯車機構及びそれに用いるニードル軸受に関する。
車両等に搭載されている自動変速機において、一般的には遊星歯車機構が用いられている。ところで、近年は、燃費の向上などを目的として、自動変速機においても多段化される傾向がある。しかるに、現在は4速が主流である自動変速機を、例えば5速或いは6速に多段化し且つ小型化を図るため、いわゆるラビニョウ型と呼ばれる遊星歯車機構を用いる試みがある。ラビニョウ型遊星歯車機構は、遊星歯車を共用する2つの遊星歯車機構を組み合わせたものであり、例えば特許文献1に記載されている。
ここで、ラビニョウ型遊星歯車機構における一つの特徴は、軸線方向長が短いショートギヤと軸線方向長長いロングギヤとを用いており、特にロングギヤを支持するピニオンシャフトにおいては、径に対する軸線方向長が長くなる、即ち細長くなるということである。
特開平6−200998号公報
しかるに、ラビニョウ型遊星歯車機構において、ピニオンシャフトの径が細くなると、負荷される荷重によりその曲がりが大きくなり、その外周を転動するニードル軸受のころが偏当たりする恐れがあり、それによりニードル軸受の低寿命化を招く恐れがある。特に、3列以上のころの場合、ピニオンシャフトの曲がりにより、両端列のころの当たりが強くなる反面、中央側の列のころの当たりは弱くなり、その分負荷容量の計算値より実使用時の負荷容量が減少する傾向がある。
これに対し、ピニオンシャフトの径を大きくすれば、荷重によるその曲がりを小さく抑えることができるが、ラビニョウ型遊星歯車機構の最大外径は制限されているので、ピニオンシャフトが大径化した分、ニードル軸受のころ径を小さくせざるを得ず、その負荷容量が減少するという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、負荷容量を犠牲にすることなく長寿命化を図れるニードル軸受及び遊星歯車機構を提供することを目的とする。
第1の本発明のニードル軸受は、
遊星歯車機構に用いられ、プラネタリギヤをピニオンシャフトに対して回転自在に支持するニードル軸受において、
軸線方向に3列以上で配置されたころと、前記ころを保持する保持器とを有し、両端列の少なくとも一方の列のころの外径は、両端列以外の列のころの外径より小さいことを特徴とする。
遊星歯車機構に用いられ、プラネタリギヤをピニオンシャフトに対して回転自在に支持するニードル軸受において、
軸線方向に3列以上で配置されたころと、前記ころを保持する保持器とを有し、両端列の少なくとも一方の列のころの外径は、両端列以外の列のころの外径より小さいことを特徴とする。
第2の本発明のニードル軸受は、
遊星歯車機構に用いられ、プラネタリギヤをピニオンシャフトに対して回転自在に支持するニードル軸受において、
軸線方向に3列以上で配置された総ころタイプ(保持器のないタイプ)のニードル軸受であって、両端列の少なくとも一方の列のころの外径は、両端列以外の列のころの外径より小さいことを特徴とする。
遊星歯車機構に用いられ、プラネタリギヤをピニオンシャフトに対して回転自在に支持するニードル軸受において、
軸線方向に3列以上で配置された総ころタイプ(保持器のないタイプ)のニードル軸受であって、両端列の少なくとも一方の列のころの外径は、両端列以外の列のころの外径より小さいことを特徴とする。
最近の遊星歯車機構のキャリアは、高速で回転しプラネタリギアに大きな遠心力を負荷し、又ピニオンシャフトは弾性変形および残留オーステナイトの熱分解により塑性変形し、単列の場合は転動面エッジ部で、複列以上の場合は両端列の端部側の約半分の転動面でのみ荷重を受けることになり、それ以外の転動面では荷重をあまり受けなくなる。そこで、対策としてころを3列以上の複列とし、両端列の少なくとも一方の列のころの外径を、両端列以外の列のころの外径より小さくすることで、各列の荷重分担率を平均化させることで、ニードル軸受の負荷容量を増大し長寿命化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるラビニョウ型遊星歯車機構を備えたFF車用の自動変速機10の断面図である。図1において、自動変速機10には、図示しないエンジンからの動力が、トルクコンバータ11および入力軸12を介して入力される。入力された動力は、ブレーキ13a、リヤクラッチ13b、リバースクラッチ13c、フォワードクラッチ13dを含むブレーキクラッチ群13を介して、ラビニョウ型遊星歯車機構14へと伝達される。
ラビニョウ型遊星歯車機構14で減速された回転出力は、ドライブギヤ16からドリブンギヤ17へ、さらにドリブンギヤ17が取り付けられているカウンタ軸18から差動歯車機構19へと伝達され、更に差動歯車機構19から図示しない駆動輪へと動力が伝達されるようになっている。
図2は、ラビニョウ型遊星歯車機構14の構成を示す斜視図であるが、わかりやすく示すために実際の形状とは異ならせている。図2において、ブレーキクラッチ群13から選択的に動力を受ける第1駆動軸14aに連結された第1サンギヤ14bは、軸線長が長いプラネタリギヤ(ロングギヤ)14cに噛合し、このプラネタリギヤ14cは、リングギヤ14eに噛合している。一方、ブレーキクラッチ群13から選択的に動力を受ける第2駆動軸14a’に連結された第2サンギヤ14fは、軸線長が短いプラネタリギヤ(ショートギヤ)14dに噛合している。プラネタリギヤ14dは、更にプラネタリギヤ14cに噛合している。
プラネタリギヤ14cは、一対のキャリヤ14gに架橋されたピニオンシャフト14hにより、不図示のラジアルニードル軸受を介して支持されており、プラネタリギヤ14dは、一方のキャリヤ14gに植設され片持ち状態のピニオンシャフト14iにより、不図示のラジアルニードル軸受を介して支持されている。キャリヤ14gは、従動軸14jに同軸に取り付けられている。すなわち、駆動軸14a、14a’に入力された回転力は、歯車の組み合わせにより減速されて、従動軸14jに出力されるようになっている。このラビニョウ型遊星歯車機構14の一つの特徴として、その他の遊星歯車機構と比較し、ロングギヤ14cを支持するピニオンシャフト14hの軸線長が長く、又ショートギヤ14dを支持するピニオンシャフト14iが片持ち状態であるということがある。
図3は、本実施の形態のピニオンシャフト14hの周囲を拡大して示す軸線方向断面図である。図3に示すように、ラジアルニードル軸受10は、ピニオンシャフト14hと遊星歯車14cとの間に配置され、プラネタリギヤ14cを回転自在に支持している。ラジアルニードル軸受10は、3列に配置されたころ11a、14b、14cと、それらを保持する保持器12とからなっている。保持器12は、1枚の板材を折り曲げて形成されたいわゆるM型保持器である。シャフト14h内には、図3の右端面から軸線に沿って延在する袋孔14kと、袋孔14kから半径方向に延在しシャフト14hの周面に開口する2本の径孔(両端のころ列に対向する潤滑剤供給用の孔)14mとが形成されている。ニードル軸受10は、シャフト14hの外部より袋孔14k及び径孔14mを介して供給される潤滑油により潤滑されるようになっている。
図4は、動作時におけるピニオンシャフト14hの曲がりを誇張して示す図であるが、説明をわかりやすくするために保持器を除いたころだけの図としている。ピニオンシャフト14hは、両端をキャリヤ14g(図3)に支持されているので、プラネタリギヤ14cから力を受けると、中央がプラネタリギヤ14cから遠ざかる方向に撓む。ピニオンシャフト14hが撓むことで、プラネタリギヤ14cとの間隔が、中央側より端部側が小さくなり、単列のころを用いた場合、エッジロードが発生し、転動面の剥離などの不具合を生じさせる恐れがある。
これに対し、本発明においては、中央列のころ11bの外径Dcに対し、両端列のころ11a、11cの外径Deを、例えば5μm程度小さく(Dc>De)しているので、図4に示すようにピニオンシャフト14hが撓んだ場合でも、エッジロードの発生を抑えることができる。尚、ころ径を小さくするのは、一方の端列のころのみでもよい。保管時などにおいて、径が異なるころを識別するために、保持器の端面もしくはころの端面に色が異なる塗料を付すのが好ましい。
以上、本発明を実施例を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。本発明は、ラビニョウ型遊星歯車機構、その他のタイプの遊星歯車機構にも適用できる。ころは3列に限らず、4列以上でもよい。また以上に実施の形態では、保持器付きの軸受として説明しているが、総ころ軸受を使用してもよい。
14 ラビニョウ型遊星歯車機構
14c プラネタリギヤ
14h ピニオンシャフト
10 ニードル軸受
14c プラネタリギヤ
14h ピニオンシャフト
10 ニードル軸受
Claims (4)
- 遊星歯車機構に用いられ、プラネタリギヤをピニオンシャフトに対して回転自在に支持するニードル軸受において、
軸線方向に3列以上で配置されたころと、前記ころを保持する保持器とを有し、両端列の少なくとも一方の列のころの外径は、両端列以外の列のころの外径より小さいことを特徴とするニードル軸受。 - 請求項1に記載のニードル軸受を備えたことを特徴とする遊星歯車機構。
- 遊星歯車機構に用いられ、プラネタリギヤをピニオンシャフトに対して回転自在に支持するニードル軸受において、
軸線方向に3列以上で配置された総ころタイプのニードル軸受であって、両端列の少なくとも一方の列のころの外径は、両端列以外の列のころの外径より小さいことを特徴とするニードル軸受。 - 請求項3に記載のニードル軸受を備えたことを特徴とする遊星歯車機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003419389A JP2005180506A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | ニードル軸受及び遊星歯車機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003419389A JP2005180506A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | ニードル軸受及び遊星歯車機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005180506A true JP2005180506A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34781302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003419389A Pending JP2005180506A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | ニードル軸受及び遊星歯車機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005180506A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63303227A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-09 | Nippon Steel Corp | ユニバ−サルジョイントの軸受装置 |
JPH06304616A (ja) * | 1993-04-22 | 1994-11-01 | Koyo Seiko Co Ltd | 圧延機用ロールネック軸受装置 |
JPH07238941A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-09-12 | Ntn Corp | ニードル軸受装置 |
JPH106789A (ja) * | 1996-06-18 | 1998-01-13 | Kubota Corp | 走行車両の車軸駆動装置 |
-
2003
- 2003-12-17 JP JP2003419389A patent/JP2005180506A/ja active Pending
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