JP2024078682A - ラジアル・スラスト軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を容易に図ることができ、円滑な転動体の転動を確保することができるラジアル・スラスト軸受を提供する。【解決手段】ラジアル・スラスト軸受は、複数の第1ラジアル転動体と、複数の第2ラジアル転動体と、複数の第1スラスト転動体と、複数の第2スラスト転動体と、複数の第3スラスト転動体と、第1内輪と、第2内輪と、第1外輪と、第2外輪と、を備える。第1外輪は、第3スラスト転動体の転動面と接触する第3スラスト外輪軌道面を含む。第2外輪は、第3スラスト転動体の転動面と接触する第4スラスト外輪軌道面を含む。第3スラスト転動体は、第1外輪および第2外輪のうちのいずれか一方に案内されている。【選択図】図5

Description

本開示は、ラジアル・スラスト軸受に関するものである。
ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を受けることができ、内径側の軌道輪を複数有する転がり軸受が知られている(例えば特許文献1、特許文献2および特許文献3参照)。
特開2009-275792号公報 特開2014-137097号公報 特開2017-187071号公報
複数の軸を支持するには、軸毎に軸受が必要となる。ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を受けることができる複数の軸受を軸方向に配置すると、軸方向の寸法が大きくなってしまい、昨今の小型化の要求に応じるのが困難となる。また、軸受においては、転動体の円滑な転動を確保する必要がある。
そこで、小型化を容易に図ることができ、円滑な転動体の転動を確保することができるラジアル・スラスト軸受を提供することを目的の1つとする。
本開示に従ったラジアル・スラスト軸受は、ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を受ける。ラジアル・スラスト軸受は、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第1ラジアル転動体と、複数の第1ラジアル転動体と軸方向に間隔をあけて配置され、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第2ラジアル転動体と、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第1スラスト転動体と、複数の第1スラスト転動体と軸方向に間隔をあけて配置され、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第2スラスト転動体と、軸方向において複数の第1スラスト転動体と複数の第2スラスト転動体との間に間隔をあけて配置され、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第3スラスト転動体と、第1ラジアル転動体の転動面と接触する第1ラジアル内輪軌道面および第1スラスト転動体の転動面と接触する第1スラスト内輪軌道面を含む第1内輪と、第1内輪と軸方向に間隔をあけて配置され、第2ラジアル転動体の転動面と接触する第2ラジアル内輪軌道面および第2スラスト転動体の転動面と接触する第2スラスト内輪軌道面を含む第2内輪と、第1ラジアル転動体の転動面と接触する第1ラジアル外輪軌道面および第1スラスト転動体の転動面と接触する第1スラスト外輪軌道面を含む第1外輪と、第1外輪と軸方向に間隔をあけて配置され、第2ラジアル転動体の転動面と接触する第2ラジアル外輪軌道面および第2スラスト転動体の転動面と接触する第2スラスト外輪軌道面を含む第2外輪と、を備える。第1外輪は、第3スラスト転動体の転動面と接触する第3スラスト外輪軌道面を含む。第2外輪は、第3スラスト転動体の転動面と接触する第4スラスト外輪軌道面を含む。第3スラスト転動体は、第1外輪および第2外輪のうちのいずれか一方に案内されている。
上記ラジアル・スラスト軸受によれば、小型化を容易に図ることができ、円滑な転動体の転動を確保することができる。
図1は、本開示の実施の形態1におけるラジアル・スラスト軸受の外観を示す概略斜視図である。 図2は、図1に示すラジアル・スラスト軸受を軸方向から見た概略平面図である。 図3は、図1に示すラジアル・スラスト軸受を外径側から見た概略側面図である。 図4は、図2中のIV-IV断面で切断した場合の断面図である。 図5は、図4に示すラジアル・スラスト軸受の一部を拡大して示す拡大図である。 図6は、図1に示すラジアル・スラスト軸受において、後述する第1外輪および第2外輪を取り外した状態を示す図である。 図7は、図1に示すラジアル・スラスト軸受の分解図である。
[実施形態の概要]
本開示のラジアル・スラスト軸受は、ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を受ける。ラジアル・スラスト軸受は、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第1ラジアル転動体と、複数の第1ラジアル転動体と軸方向に間隔をあけて配置され、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第2ラジアル転動体と、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第1スラスト転動体と、複数の第1スラスト転動体と軸方向に間隔をあけて配置され、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第2スラスト転動体と、軸方向において複数の第1スラスト転動体と複数の第2スラスト転動体との間に間隔をあけて配置され、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第3スラスト転動体と、第1ラジアル転動体の転動面と接触する第1ラジアル内輪軌道面および第1スラスト転動体の転動面と接触する第1スラスト内輪軌道面を含む第1内輪と、第1内輪と軸方向に間隔をあけて配置され、第2ラジアル転動体の転動面と接触する第2ラジアル内輪軌道面および第2スラスト転動体の転動面と接触する第2スラスト内輪軌道面を含む第2内輪と、第1ラジアル転動体の転動面と接触する第1ラジアル外輪軌道面および第1スラスト転動体の転動面と接触する第1スラスト外輪軌道面を含む第1外輪と、第1外輪と軸方向に間隔をあけて配置され、第2ラジアル転動体の転動面と接触する第2ラジアル外輪軌道面および第2スラスト転動体の転動面と接触する第2スラスト外輪軌道面を含む第2外輪と、を備える。第1外輪は、第3スラスト転動体の転動面と接触する第3スラスト外輪軌道面を含む。第2外輪は、第3スラスト転動体の転動面と接触する第4スラスト外輪軌道面を含む。第3スラスト転動体は、第1外輪および第2外輪のうちのいずれか一方に案内されている。
本開示に係るラジアル・スラスト軸受によると、ラジアル方向の荷重を受ける複数のラジアル転動体およびスラスト方向の荷重を受ける複数のスラスト転動体を含むため、ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を一つの軸受で適切に受けることができる。この場合、第1外輪および第2外輪を含む構成である。そうすると、相対的に回転する2軸を支持することができる。また、それぞれの回転軸を支持するためのラジアル・スラスト軸受軸受を2つ設ける必要がないため、スラスト方向の荷重を受ける軌道輪を省略することができ、軸受の小型化を図ることができる。この場合、加工難度の高い内輪側の部材を省略することができるため、生産性の向上を図ることもできる。
ラジアル・スラスト軸受においては、軸方向において第1外輪と第2外輪との間を第3スラスト転動体が転動する。2つの回転軸が逆方向に回転するとき、第3スラスト転動体の自転速度は非常に高速となる。第1外輪と第2外輪の双方において第3スラスト転動体を案内すると、第3スラスト転動体の転動時における姿勢が不安定となる。そうすると、転動体の円滑な転動を図ることができない。上記ラジアル・スラスト軸受によると、第3スラスト転動体は、第1外輪および第2外輪のうちのいずれか一方に案内されているため、第3スラスト転動体の転動時における姿勢が安定する。したがって、上記ラジアル・スラスト軸受によると、小型化を容易に図ることができ、円滑な転動体の転動を確保することができる。
上記ラジアル・スラスト軸受において、第1ラジアル転動体は、端面を含む第1ラジアルころであってもよい。第2ラジアル転動体は、端面を含む第2ラジアルころであってもよい。上記ラジアル・スラスト軸受は、第1内輪と第2内輪との間に配置され、第1ラジアルころの端面および第2ラジアルころの端面とそれぞれ接触するスペーサをさらに備えてもよい。このようにすることにより、第1ラジアルころの端面および第2ラジアルころの端面にそれぞれ接触するスペーサによって、第1ラジアルころおよび第2ラジアルころの転動時における姿勢が安定する。したがって、このようなラジアル・スラスト軸受によると、より円滑な転動体の転動を確保することができる。
上記ラジアル・スラスト軸受において、複数の第1ラジアル転動体、複数の第2ラジアル転動体、複数の第1スラスト転動体、複数の第2スラスト転動体および複数の第3スラスト転動体のうちの少なくともいずれかを保持する保持器をさらに備えてもよい。このようにすることにより、保持器に保持された転動体について、転動時の姿勢をより安定させることができる。したがって、さらに円滑な転動体の転動を確保することができる。
上記ラジアル・スラスト軸受において、第1内輪と第2内輪とは、締結されていてもよい。このようにすることにより、第1内輪と第2内輪とが離脱するおそれを低減することができ、各転動体の安定した転動を確保することができる。
[実施形態の具体例]
次に、本開示のラジアル・スラスト軸受の具体的な実施の形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
まず、本開示の実施の形態である実施の形態1について説明する。図1は、本開示の実施の形態1におけるラジアル・スラスト軸受の外観を示す概略斜視図である。図2は、図1に示すラジアル・スラスト軸受を軸方向から見た概略平面図である。図2は、図1に示す矢印Zと逆の向きから見た図である。図1および以下に示す図において、Z方向は、軸方向を示す。すなわち、図示はしないが、ラジアル・スラスト軸受により支持される軸は、Z方向に延びる。X方向およびY方向は、軸方向から見た場合のラジアル・スラスト軸受の中心からの径方向を示す。X方向は、軸方向に垂直な平面において、Y方向と直交する方向である。図3は、図1に示すラジアル・スラスト軸受を外径側から見た概略側面図である。図4は、図2中のIV-IV断面で切断した場合の概略断面図である。図4は、図1に示すラジアル・スラスト軸受をY-Z平面で切断した場合の概略断面図である。図5は、図4に示すラジアル・スラスト軸受の一部を拡大して示す拡大図である。図6は、図1に示すラジアル・スラスト軸受において、後述する第1外輪および第2外輪を取り外した状態を示す図である。図7は、図1に示すラジアル・スラスト軸受の分解図である。なお、図5において、後述する各転動体の案内部を一点鎖線の矢印で示す。また、図5において、後述する切り欠きが設けられている領域を実線の矢印で示す。
図1~図7を参照して、本開示の実施の形態1に係るラジアル・スラスト軸受10は、ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重の双方を受けることができる軸受である。ラジアル・スラスト軸受10は、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第1ラジアル転動体としての複数の第1ラジアルころ11と、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第2ラジアル転動体としての複数の第2ラジアルころ12と、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第1スラスト転動体としての複数の第1スラストころ21と、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第2スラスト転動体としての複数の第2スラストころ22と、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第3スラスト転動体としての複数の第3スラストころ23と、第1内輪31と、第2内輪32と、第1外輪41と、第2外輪42と、を含む。なお、第1ラジアルころ11、第2ラジアルころ12、第1スラストころ21、第2スラストころ22および第3スラストころ23については、全て同じ形状のころを用いることにしてもよい。すなわち、ころが配置される位置によって、第1ラジアルころ11、第2ラジアルころ12、第1スラストころ21、第2スラストころ22または第3スラストころ23に分類される。このようなラジアル・スラスト軸受10は、例えば、デファレンシャルギア構成の減速機構や駆動装置に適した軸受として有効に用いられる。
複数の第2ラジアルころ12は、複数の第1ラジアルころ11と軸方向に間隔をあけて配置される。すなわち、ラジアル・スラスト軸受10は、ラジアル方向に複列、具体的には2列のころを有する。複数の第2スラストころ22は、複数の第1スラストころ21と軸方向に間隔をあけて配置される。複数の第3スラストころ23は、軸方向において複数の第1スラストころ21と複数の第2スラストころ22との間に間隔をあけて配置される。すなわち、ラジアル・スラスト軸受10は、スラスト方向に複列、具体的には3列のころを有する。
ラジアル・スラスト軸受10は、保持器51(第1ラジアル保持器51)と、保持器52(第2ラジアル保持器52)と、保持器61(第1スラスト保持器61)と、保持器62(第2スラスト保持器62)と、保持器63(第3スラスト保持器63)と、を含む。第1ラジアル保持器51は、複数の第1ラジアルころ11を保持する。第2ラジアル保持器52は、複数の第2ラジアルころ12を保持する。第1スラスト保持器61は、複数の第1スラストころ21を保持する。第2スラスト保持器62は、複数の第2スラストころ22を保持する。第3スラスト保持器63は、複数の第3スラストころ23を保持する。なお、各保持器51,52,61,62,63には、収容するころの脱落を防止する機構を設けてもよい。
第1内輪31は、環状の部材である。第1内輪31は、第1ラジアルころ11の転動面14aと接触する第1ラジアル内輪軌道面33aと、第1スラストころ21の転動面24aと接触する第1スラスト内輪軌道面34aと、を含む。第1ラジアルころ11の軸方向の端面15aは、第1内輪31に設けられた案内部35aと接触することによって第1内輪31により案内されている。第1内輪31には、軸方向に貫通する複数の連結穴36aが設けられている。複数の連結穴36aは、軸方向に見て第1ラジアル内輪軌道面33aよりも内径側に設けられている。複数の連結穴36aは、周方向に等間隔をあけて設けられている。なお、第1内輪31の内径側には、支持する軸を取り付けるための軸方向に貫通する貫通穴37aが設けられている。
第2内輪32は、第1内輪31と同様に、環状の部材である。第2内輪32は、第2ラジアルころ12の転動面14bと接触する第2ラジアル内輪軌道面33bと、第2スラストころ22の転動面24bと接触する第2スラスト内輪軌道面34bと、を含む。第2ラジアルころ12の軸方向の端面15bは、第2内輪32に設けられた案内部35bと接触することによって第2内輪32により案内されている。第2内輪32には、軸方向に貫通する複数の連結穴36bが設けられている。複数の連結穴36bは、軸方向に見て第2ラジアル内輪軌道面33bよりも内径側に設けられている。複数の連結穴36bは、周方向に等間隔をあけて設けられている。複数の連結穴36bが設けられている周方向の間隔および大きさは、第1内輪31に設けられた複数の連結穴36aの周方向の間隔および大きさと、同じである。なお、第2内輪32の内径側には、支持する軸を取り付けるための軸方向に貫通する貫通穴37bが設けられている。
ラジアル・スラスト軸受10は、スペーサ71を含む。スペーサ71は、リング状の部材である。スペーサ71の内径面72は、第1内輪31の内径面38aおよび第2内輪32の内径面38bと揃っている。すなわち、スペーサ71に設けられた貫通穴73の径と、第1内輪31の貫通穴37aの径および第2内輪32の貫通穴37bの径は、それぞれ同じである。スペーサ71の外径は、第1内輪31のうちの第1ラジアル内輪軌道面33aの外径および第2内輪32のうちの第2ラジアル内輪軌道面33bの外径よりも大きい。スペーサ71の軸方向の端面73aは、第1ラジアルころ11の端面16aと接触する。これにより、第1ラジアルころ11は、スペーサ71によって案内される。すなわち、この面がいわゆるラジアル案内面となる。スペーサ71の軸方向の端面73bは、第2ラジアルころ12の端面16bと接触する。これにより、第2ラジアルころ12は、スペーサ71によって案内される。すなわち、この面がいわゆるラジアル案内面となる。スペーサ71には、軸方向に貫通する複数のボルト穴74が設けられている。複数のボルト穴74は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。複数のボルト穴74が設けられている周方向の間隔および大きさは、第1内輪31に設けられた複数の連結穴36aの周方向の間隔および大きさと、同じである。すなわち、複数のボルト穴74が設けられている周方向の間隔および大きさは、第2内輪32に設けられた複数の連結穴36bの周方向の間隔および大きさとも、同じである。
第1内輪31と第2内輪32とは、ボルト75により締結されている。具体的には、第1内輪31と第2内輪32とは、間にスペーサ71を挟んで、複数のボルト75により軸方向において配列され、締結されている。なお、第1内輪31および第2内輪32の少なくともいずれか一方には、内径側から後述する軌道領域に対して給脂するための給脂穴を設けてもよい。
第1外輪41は、リング状の部材である。第1外輪41は、第1ラジアルころ11の転動面14aと接触する第1ラジアル外輪軌道面43aと、第1スラストころ21の転動面24aと接触する第1スラスト外輪軌道面44aと、を含む。第1外輪41は、第3スラストころ23の転動面24cと接触する第3スラスト外輪軌道面44cを含む。第1スラスト外輪軌道面44aと第3スラスト外輪軌道面44cとは、軸方向に間隔をあけて平行となるように設けられている。第1ラジアル外輪軌道面43aと第1内輪31に設けられた第1ラジアル内輪軌道面33aとの間の径方向の空間が、複数の第1ラジアルころ11が転動する軌道領域となる。第1スラスト外輪軌道面44aと第1内輪31に設けられた第1スラスト内輪軌道面34aとの間の軸方向の空間が、複数の第1スラストころ21が転動する軌道領域となる。
第1スラストころ21の外径側の端面25aは、第1外輪41に設けられた案内部45aと接触することによって第1外輪41により案内されている。第1外輪41には、軸方向に貫通する複数の取り付け穴46aが設けられている。複数の取り付け穴46aは、軸方向に見て第1内輪31の外径面39aおよび第2内輪32の外径面39bよりも外径側に設けられている。複数の取り付け穴46aは、周方向に等間隔をあけて設けられている。これらの取り付け穴46aは、丸穴状であって、第1外輪41と他の部材、例えば1つの回転軸との取り付け等に利用される。
第2外輪42は、リング状の部材である。第2外輪42は、第2ラジアルころ12の転動面14bと接触する第2ラジアル外輪軌道面43bと、第2スラストころ22の転動面24bと接触する第2スラスト外輪軌道面44bと、を含む。第2外輪42は、第3スラストころ23の転動面24cと接触する第4スラスト外輪軌道面44dを含む。第2スラスト外輪軌道面44bと第4スラスト外輪軌道面44dとは、軸方向に間隔をあけて平行となるように設けられている。すなわち、第1スラスト外輪軌道面44a、第2スラスト外輪軌道面44b、第3スラスト外輪軌道面44cおよび第4スラスト外輪軌道面44dは、それぞれ平行となるよう配置されている。第2ラジアル外輪軌道面43bと第2内輪32に設けられた第2ラジアル内輪軌道面33bとの間の径方向の空間が、複数の第2ラジアルころ12が転動する軌道領域となる。第2スラスト外輪軌道面44bと第2内輪32に設けられた第2スラスト内輪軌道面34bとの間の軸方向の空間が、複数の第2スラストころ22が転動する軌道領域となる。第4スラスト外輪軌道面44dと第1外輪41に設けられた第3スラスト外輪軌道面44cとの間の軸方向の空間が、複数の第3スラストころ23が転動する軌道領域となる。
第2スラストころ22の外径側の端面25bは、第2外輪42に設けられた案内部45bと接触することによって第2外輪42により案内されている。第2外輪42には、軸方向に貫通する複数の取り付け穴46bが設けられている。複数の取り付け穴46bは、軸方向に見て第1内輪31の外径面39aおよび第2内輪32の外径面39bよりも外径側に設けられている。複数の取り付け穴46bは、周方向に等間隔をあけて設けられている。本実施形態においては、複数の取り付け穴46bが設けられている周方向の間隔および大きさは、第1外輪41に設けられた複数の取り付け穴46aの周方向の間隔および大きさと、同じである。これらの取り付け穴46bは、丸穴状であって、第2外輪42と他の部材、例えばもう1つの回転軸との取り付け等に利用される。
上記構成のラジアル・スラスト軸受10によると、ラジアル方向の荷重を受ける複数のラジアルころおよびスラスト方向の荷重を受ける複数のスラストころを含むため、ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を一つの軸受で適切に受けることができる。この場合、第1外輪41および第2外輪42を含む構成である。具体的には、第1外輪41の取り付け穴46aを利用して、一つの回転軸を取り付け、第2外輪42の取り付け穴46bを利用して、もう一つの回転軸を取り付けることができる。そうすると、相対的に回転する2軸を支持することができる。また、それぞれの回転軸を支持するためのラジアル・スラスト軸受を2つ設ける必要がないため、スラスト方向の荷重を受ける軌道輪を省略することができ、軸受の小型化を図ることができる。この場合、加工難度の高い内輪側の部材を省略することができるため、生産性の向上を図ることもできる。
ここで、第3スラストころ23は、第2外輪42に案内されている。第2外輪42には、第3スラストころ23を案内する案内部45cが設けられている。第3スラストころ23の外径側の端面25cは、第2外輪42に設けられた案内部45cと接触することによって第2外輪42により案内されている。第1外輪41は、第3スラストころ23の外径側の端面25cとは、接触していない。第1外輪41において、第3スラストころ23の外径側の端面25cが位置する領域には、軸方向に凹んだ切り欠き47が設けられている。切り欠き47は、周方向に連なって設けられている。切り欠き47は、第1外輪41に含まれる第4スラスト外輪軌道面44dの外径側に設けられ、第1外輪41の軸方向の厚さが外径側に向かって徐々に厚くなるテーパ状の壁面を含む。この切り欠き47により、第3スラストころ23は、第1外輪41によって案内されないこととなる。
ラジアル・スラスト軸受10においては、軸方向において第1外輪41と第2外輪42との間を第3スラストころ23が転動する。2つの回転軸が逆方向に回転するとき、第3スラストころ23の自転速度は非常に高速となる。ここで、第1外輪41と第2外輪42の双方において第3スラストころ23を案内すると、第3スラストころ23の転動時における姿勢が不安定となる。そうすると、第3スラストころ23の円滑な転動を図ることができない。上記ラジアル・スラスト軸受10によると、第3スラストころ23は、第2外輪42に案内されているため、第3スラストころ23の転動時における姿勢が安定する。したがって、上記ラジアル・スラスト軸受10によると、小型化を容易に図ることができ、円滑な第3スラストころ23の転動を確保することができる。
本実施形態においては、ラジアル・スラスト軸受10は、第1内輪31と第2内輪32との間に配置され、第1ラジアルころ11の端面16aおよび第2ラジアルころ12の端面16bとそれぞれ接触するスペーサ71を含む。よって、第1ラジアルころ11の端面16aおよび第2ラジアルころ12の端面16bにそれぞれ接触するスペーサ71によって、第1ラジアルころ11および第2ラジアルころ12の転動時における姿勢が安定する。したがって、このようなラジアル・スラスト軸受10によると、より円滑な第1ラジアルころ11および第2ラジアルころ12の転動を確保することができる。
(他の実施の形態)
なお、上記実施の形態においては、第3スラストころは、第2外輪に案内されていることとしたが、これに限らず、第3スラストころは、第1外輪に案内されていることとしてもよい。この場合、案内部が第1外輪に設けられ、切り欠きが第2外輪に設けられることになる。すなわち、第3スラストころは、第1外輪および第2外輪のうちのいずれか一方に案内されている構成としてもよい。このようにすることにより、第3スラストころの転動時における姿勢が安定する。したがって、円滑な第3スラストころの転動を確保することができる。第3スラストころの案内が設けられる外輪については、ラジアル・スラスト軸受において、例えば、基準となる外輪や、先に組み付けられる方の外輪に案内を設けることが好ましい。
また、上記実施の形態において、いずれかの保持器を有さない構成としてもよい。すなわち、第1ラジアルころ、第2ラジアルころ、第1スラストころ、第2スラストころおよび第3スラストころの少なくともいずれか1つは、総ころ形式であってもよい。
また、上記実施の形態においては、転動体としてころを用いることとしたが、これに限らず、転動体としてボールを用いることにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ラジアル・スラスト軸受、11 第1ラジアルころ、12 第2ラジアルころ、14a,14b,24a,24b,24c 転動面、15a,15b,16a,16b,25a,25b,25c,73a,73b 端面、21 第1スラストころ、22 第2スラストころ、23 第3スラストころ、31 第1内輪、32 第2内輪、33a 第1ラジアル内輪軌道面、33b 第2ラジアル内輪軌道面、34a 第1スラスト内輪軌道面、34b 第2スラスト内輪軌道面、35a,35b,45a,45b,45c 案内部、36a,36b 連結穴、37a,37b,73 貫通穴、38a,38b,72 内径面、39a,39b 外径面、 41 第1外輪、42 第2外輪、43a 第1ラジアル外輪軌道面、43b 第2ラジアル外輪軌道面、44a 第1スラスト外輪軌道面、44b 第2スラスト外輪軌道面、44c 第3スラスト外輪軌道面、44d 第4スラスト外輪軌道面、46a,46b 取り付け穴、47 切り欠き、51 保持器(第1ラジアル保持器)、52 保持器(第2ラジアル保持器)、61 保持器(第1スラスト保持器)、62 保持器(第2スラスト保持器)、63 保持器(第3スラスト保持器)、71 スペーサ、74 ボルト穴、75 ボルト。

Claims (4)

  1. ラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を受けるラジアル・スラスト軸受であって、
    ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第1ラジアル転動体と、
    前記複数の第1ラジアル転動体と軸方向に間隔をあけて配置され、ラジアル方向の荷重が負荷される複数の第2ラジアル転動体と、
    スラスト方向の荷重が負荷される複数の第1スラスト転動体と、
    前記複数の第1スラスト転動体と軸方向に間隔をあけて配置され、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第2スラスト転動体と、
    軸方向において前記複数の第1スラスト転動体と前記複数の第2スラスト転動体との間に間隔をあけて配置され、スラスト方向の荷重が負荷される複数の第3スラスト転動体と、
    前記第1ラジアル転動体の転動面と接触する第1ラジアル内輪軌道面および前記第1スラスト転動体の転動面と接触する第1スラスト内輪軌道面を含む第1内輪と、
    前記第1内輪と軸方向に間隔をあけて配置され、前記第2ラジアル転動体の転動面と接触する第2ラジアル内輪軌道面および前記第2スラスト転動体の転動面と接触する第2スラスト内輪軌道面を含む第2内輪と、
    前記第1ラジアル転動体の転動面と接触する第1ラジアル外輪軌道面および前記第1スラスト転動体の転動面と接触する第1スラスト外輪軌道面を含む第1外輪と、
    前記第1外輪と軸方向に間隔をあけて配置され、前記第2ラジアル転動体の転動面と接触する第2ラジアル外輪軌道面および前記第2スラスト転動体の転動面と接触する第2スラスト外輪軌道面を含む第2外輪と、を備え、
    前記第1外輪は、前記第3スラスト転動体の転動面と接触する第3スラスト外輪軌道面を含み、
    前記第2外輪は、前記第3スラスト転動体の転動面と接触する第4スラスト外輪軌道面を含み、
    前記第3スラスト転動体は、前記第1外輪および前記第2外輪のうちのいずれか一方に案内されている、ラジアル・スラスト軸受。
  2. 前記第1ラジアル転動体は、端面を含む第1ラジアルころであり、
    前記第2ラジアル転動体は、端面を含む第2ラジアルころであり、
    前記第1内輪と前記第2内輪との間に配置され、前記第1ラジアルころの端面および前記第2ラジアルころの端面とそれぞれ接触するスペーサをさらに備える、請求項1に記載のラジアル・スラスト軸受。
  3. 前記複数の第1ラジアル転動体、前記複数の第2ラジアル転動体、前記複数の第1スラスト転動体、前記複数の第2スラスト転動体および前記複数の第3スラスト転動体のうちの少なくともいずれかを保持する保持器をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のラジアル・スラスト軸受。
  4. 前記第1内輪と前記第2内輪とは、締結されている、請求項1または請求項2に記載のラジアル・スラスト軸受。
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