JPH06302786A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06302786A
JPH06302786A JP5083717A JP8371793A JPH06302786A JP H06302786 A JPH06302786 A JP H06302786A JP 5083717 A JP5083717 A JP 5083717A JP 8371793 A JP8371793 A JP 8371793A JP H06302786 A JPH06302786 A JP H06302786A
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JP
Japan
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misfet
type
gate electrode
memory cell
load
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Application number
JP5083717A
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English (en)
Inventor
Fumio Otsuka
文雄 大塚
Kozaburo Kurita
公三郎 栗田
Toshiro Takahashi
敏郎 高橋
Katsuhiko Ichinose
勝彦 一瀬
Shinichiro Mitani
真一郎 三谷
Yukihiro Bandai
享宏 万代
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリセルおよび周辺回路を共にCMOSF
ETで構成した半導体集積回路装置の集積度を向上させ
る。 【構成】 SRAMのメモリセルの駆動用MISFET
Qd1 、Qd2 のゲート電極5dと負荷用MISFET
Qp1 、Qp2 のゲート電極5pとを共にn型で構成し
てゲート電極5dとゲート電極5pとの分離を不要に
し、メモリセルサイズを微細化する。また、負荷用MI
SFETQp1 、Qp2 のゲート長を周辺回路のpチャ
ネル型MISFETのゲート長よりも大きくして短チャ
ネル効果を抑制する。さらに、周辺回路のpチャネル型
MISFETのゲート電極をp型で構成して短チャネル
効果を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、nチャネル型MISFETとpチャネル型
MISFETとを同一半導体基板上に形成したCMOS
FET(相補形MISFET)を有する半導体集積回路
装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】nチャネル型MISFETとpチャネル
型MISFETとを同一半導体基板上に形成したCMO
SFETは、低消費電力化が可能であると共に、微細化
によって高速化も可能となることから、マイクロコンピ
ータ、ゲートアレイ、メモリを始めとするほとんど全て
のデバイスに適用されている。
【0003】従来、一般的なCMOSデバイスは、nチ
ャネル型MISFETとpチャネル型MISFETのそ
れぞれのゲート電極を共にn型の多結晶シリコンで構成
し、pチャネル型MISFETのチャネル領域に基板と
反対の導電型の不純物(p型不純物)を導入してしきい
値電圧〔Vth〕の合わせ込みを行っている。すなわち、
このCMOS構造においては、nチャネル型MISFE
Tが表面チャネル型構造であるのに対し、pチャネル型
MISFETは、チャネル領域にpn接合を有する埋込
みチャネル型構造になっている。
【0004】これに対し、上記のようなCMOS構造を
微細化しようとすると、pチャネル型MISFETにお
いて、短チャネル効果によるしきい値電圧〔Vth〕の低
下が顕著になることが問題であるとして、nチャネル型
MISFETのゲート電極をn型の多結晶シリコンで構
成し、pチャネル型MISFETのゲート電極をp型の
多結晶シリコンで構成する提案もなされている(「アイ
・イー・ディー・エム(IEDM)88(1988)」P56
〜P59)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、nチャ
ネル型MISFETとpチャネル型MISFETのそれ
ぞれのゲート電極を互いに異なる導電型の多結晶シリコ
ンで構成する前記従来技術は、多結晶シリコンに導入さ
れた不純物の相互拡散に起因するしきい値電圧〔Vth〕
の変動を防止するために、nチャネル型MISFETの
ゲート電極とpチャネル型MISFETのゲート電極と
を分離しなければならないため、その分、CMOSFE
Tの占有面積が大きくなり、デバイスの微細化が妨げら
れるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、メモリセルおよび周辺回
路のそれぞれをCMOSFETで構成した半導体集積回
路装置の微細化を促進することのできる技術を提供する
ことにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、下記の
通りである。
【0009】本発明は、メモリセルおよび周辺回路のそ
れぞれを第1導電型のMISFETと第2導電型のMI
SFETとで構成した半導体集積回路装置において、メ
モリセルの第1導電型のMISFETと第2導電型のM
ISFETのそれぞれのゲート電極を第1導電型の導電
層で構成し、周辺回路の第1導電型のMISFETのゲ
ート電極を第1導電型の導電層で構成し、周辺回路の第
2導電型のMISFETのゲート電極を第2導電型の導
電層で構成し、メモリセルの第2導電型のMISFET
のゲート長を周辺回路の第2導電型のMISFETのゲ
ート長よりも大きくしたものである。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、メモリセルの第1導電
型のMISFETと第2導電型のMISFETのそれぞ
れのゲート電極を同一の導電型の導電層で構成すること
により、第1導電型および第2導電型のMISFETの
ゲート電極の分離が不要となるので、メモリセルサイズ
の微細化が可能となる。また、メモリセルの第2導電型
のMISFETのゲート長を周辺回路の第2導電型のM
ISFETのゲート長よりも大きくすることにより、メ
モリセルの第2導電型のMISFETの短チャネル効果
を抑制できる。
【0011】上記した手段によれば、周辺回路の第1導
電型のMISFETのゲート電極を第1導電型の導電層
で構成し、周辺回路の第2導電型のMISFETのゲー
ト電極を第2導電型の導電層で構成することにより、短
チャネル効果による第2導電型のMISFETのしきい
値電圧〔Vth〕の低下を抑制できる。
【0012】
【実施例】図3は、本発明の一実施例であるSRAMの
メモリセルMCの等価回路図である。
【0013】図3に示すように、メモリセルMCは、フ
リップフロップ回路と2個の転送用MISFETQ
1 、Qt2 とで構成され、ワード線WLと相補性デー
タ線DL(第1データ線DL1 および第2データ線DL
2)との交差部に配置されている。フリップフロップ回路
は、情報蓄積部として構成され、1ビットの情報
(“1”または“0”)を記憶する。
【0014】メモリセルMCの転送用MISFETQt
1 、Qt2 のそれぞれは、nチャネル型で構成され、フ
リップフロップ回路の一対の入出力端子に半導体領域
(ソース領域乃至ドレイン領域)の一方が接続されてい
る。転送用MISFETQt1の他方の半導体領域は、
第1データ線DL1 に接続され、そのゲート電極はワー
ド線WLに接続されている。転送用MISFETQt2
の他方の半導体領域は、第2データ線DL2 に接続さ
れ、そのゲート電極はワード線WLに接続されている。
【0015】フリップフロップ回路は、nチャネル型で
構成された2個の駆動用MISFETQd1 、Qd2
よびpチャネル型で構成された2個の負荷用MISFE
TQp1 、Qp2 で構成されている。すなわち、本実施
例のSRAMのメモリセルMCは、完全CMOS構造で
構成されている。
【0016】駆動用MISFETQd1 および負荷用M
ISFETQp1 は、互いのドレイン領域(フリップフ
ロップ回路の一方の入出力端子)が接続され、かつ互い
のゲート電極が接続されてCMOSを構成している。同
様に、駆動用MISFETQd2 および負荷用MISF
ETQp2 は、互いのドレイン領域(フリップフロップ
回路の他方の入出力端子)が接続され、かつ互いのゲー
ト電極が接続されてCMOSを構成している。
【0017】駆動用MISFETQd1 および負荷用M
ISFETQp1 のそれぞれのドレイン領域は、転送用
MISFETQt1 の一方の半導体領域に接続され、か
つ駆動用MISFETQd2 および負荷用MISFET
Qp2 のそれぞれのゲート電極に接続されている。同様
に、駆動用MISFETQd2 および負荷用MISFE
TQp2 のそれぞれのドレイン領域は、転送用MISF
ETQt2 の一方の半導体領域に接続され、かつ駆動用
MISFETQd1 および負荷用MISFETQp1
それぞれのゲート電極に接続されている。
【0018】駆動用MISFETQd1 、Qd2 のそれ
ぞれのソース領域は、基準電圧(VSS) に接続され、負
荷用MISFETQp1 、Qp2 のそれぞれのソース領
域は、電源電圧(VCC) に接続されている。基準電圧
(VSS) は、例えば0V(グランド電位)であり、電源
電圧(VCC) は、例えば2.5Vである。
【0019】図1は、上記SRAMのメモリセルMCの
概略平面図である。同図に示すように、例えばp- 型シ
リコン単結晶からなる半導体基板(半導体チップ)1の
主面には、p型ウエル2が形成されている。また、この
p型ウエル2に隣接する領域(図の破線で囲んだ領域)
には、n型ウエル3が形成されている。
【0020】図2に示すように、上記p型ウエル2の主
面には、周囲をフィールド絶縁膜4で囲まれたL字形の
活性領域が一対形成され、上記n型ウエル3の主面に
は、周囲をフィールド絶縁膜4で囲まれた矩形の活性領
域が一対形成されている。
【0021】図1に示すように、メモリセルMCを構成
する駆動用MISFETQd1 、Qd2 、転送用MIS
FETQt1 、Qt2 および負荷用MISFETQ
1 、Qp2 のうち、nチャネル型で構成された駆動用
MISFETQd1 、Qd2 および転送用MISFET
Qt1 、Qt2 のそれぞれは、上記p型ウエル2の活性
領域の主面に形成され、pチャネル型で構成された負荷
用MISFETQp1 、Qp2 は、上記n型ウエル3の
活性領域の主面に形成されている。
【0022】p型ウエル2の活性領域の主面に形成され
た駆動用MISFETQd1 、Qd2 のそれぞれのゲー
ト電極5dは、例えば多結晶シリコン膜で形成されてい
る。この多結晶シリコン膜には、抵抗値を低減するため
にn型の不純物(例えばP)が導入されている。ゲート
電極5dのゲート長(Lg)は、例えば0.2μmであ
る。
【0023】駆動用MISFETQd1 、Qd2 のそれ
ぞれのソース領域6およびドレイン領域7は、n型の半
導体領域で構成されている。駆動用MISFETQd1
のソース領域6上には、コンタクトホール8aを通じて
配線9aが接続されている。
【0024】駆動用MISFETQd1 のソース領域6
は、この配線9aを介して基準電圧(VSS)に接続され
ている。同様に、駆動用MISFETQd2 のソース領
域6上には、コンタクトホール8bを通じて配線9bが
接続されている。駆動用MISFETQd2 それぞれの
ソース領域6は、この配線9bを介して基準電圧
(VSS)に接続されている。
【0025】p型ウエル2の活性領域の主面に形成され
た転送用MISFETQt1 、Qt2 のそれぞれのゲー
ト電極10は、例えば多結晶シリコン膜で構成されてい
る。この多結晶シリコン膜には、抵抗値を低減するため
にn型の不純物(例えばP)が導入されている。ゲート
電極10のゲート長(Lg)は、例えば0.4μmであ
る。
【0026】転送用MISFETQt1 、Qt2 のそれ
ぞれのゲート電極10には、ワード線WLが接続されて
いる。このワード線WLは、転送用MISFETQ
1 、Qt2 のゲート電極10と一体に構成されてい
る。
【0027】転送用MISFETQt1 、Qt2 のそれ
ぞれの半導体領域(ソース領域およびドレイン領域)1
1、12は、n型の半導体領域で構成されている。転送
用MISFETQt1 の一方の半導体領域11は、前記
駆動用MISFETQd1 のドレイン領域7と一体に構
成されている。同様に、転送用MISFETQt2 の一
方の半導体領域11は、前記駆動用MISFETQd2
のドレイン領域7と一体に構成されている。
【0028】転送用MISFETQt1 の他方の半導体
領域12上には、コンタクトホール13aを通じて配線
14aが接続されている。転送用MISFETQt1
半導体領域12は、この配線14aを介して図示しない
第1データ線(DL1)に接続されている。同様に、転送
用MISFETQt2 の他方の半導体領域12上には、
コンタクトホール13bを通じて配線14bが接続され
ている。転送用MISFETQt2 の半導体領域12
は、この配線14bを介して図示しない第2データ線
(DL2)に接続されている。
【0029】n型ウエル3の活性領域の主面に形成され
た負荷用MISFETQp1 、Qp2 のうち、負荷用M
ISFETQp1 のゲート電極5pは、前記駆動用MI
SFETQd1 のゲート電極5dと一体に構成されてい
る。同様に、負荷用MISFETQp2 のゲート電極5
pは、前記駆動用MISFETQd2 のゲート電極5d
と一体に構成されている。すなわち、負荷用MISFE
TQp1 、Qp2 のそれぞれのゲート電極5pは、n型
の不純物(例えばP)が導入された多結晶シリコン膜で
形成されている。ゲート電極5pのゲート長(Lg)
は、例えば0.3μmである。
【0030】負荷用MISFETQp1 、Qp2 のそれ
ぞれのソース領域15およびドレイン領域16は、p型
の半導体領域で構成されている。負荷用MISFETQ
1のソース領域15上には、コンタクトホール17a
を通じて配線18aが接続されている。負荷用MISF
ETQp1 のソース領域15は、この配線18aを介し
て電源電圧(VCC) に接続されている。同様に、負荷用
MISFETQp2 のソース領域15上には、コンタク
トホール17bを通じて配線18bが接続されている。
負荷用MISFETQp2 のソース領域15は、この配
線18bを介して電源電圧(VCC) に接続されている。
【0031】負荷用MISFETQp1 のゲート電極5
p(すなわち駆動用MISFETQd1 のゲート電極5
d)上には、コンタクトホール19bを通じて配線22
bが接続されている。負荷用MISFETQp2 のドレ
イン領域16上には、コンタクトホール20bを通じて
上記配線22bが接続されている。駆動用MISFET
Qd2 のドレイン領域7(すなわち転送用MISFET
Qt2 の半導体領域11)上には、コンタクトホール2
1bを通じて上記配線22bが接続されている。すなわ
ち、負荷用MISFETQp1 のゲート電極5p(駆動
用MISFETQd1 のゲート電極5d)と負荷用MI
SFETQp2 のドレイン領域16と駆動用MISFE
TQd2 のドレイン領域7(転送用MISFETQt2
の半導体領域11)とは、上記配線22bを介して互い
に接続されている。
【0032】負荷用MISFETQp2 のゲート電極5
p(すなわち駆動用MISFETQd2 のゲート電極5
d)上には、コンタクトホール19aを通じて配線22
aが接続されている。負荷用MISFETQp1 のドレ
イン領域16上には、コンタクトホール20aを通じて
上記配線22aが接続されている。駆動用MISFET
Qd1 のドレイン領域7(すなわち転送用MISFET
Qt1 の半導体領域11)上には、コンタクトホール2
1aを通じて上記配線22aが接続されている。すなわ
ち、負荷用MISFETQp2 のゲート電極5p(駆動
用MISFETQd2 のゲート電極5d)と負荷用MI
SFETQp1 のドレイン領域16と駆動用MISFE
TQd1 のドレイン領域7(転送用MISFETQt1
の半導体領域11)とは、上記配線22aを介して互い
に接続されている。
【0033】図4は、従来のSRAMのメモリセルMC
の概略平面図である。このSRAMは、n型ウエル3の
活性領域の主面に形成された負荷用MISFETQ
1 、Qp2 のそれぞれのゲート電極5pをp型の不純
物(例えばBF2)を導入した多結晶シリコン膜で形成
し、p型ウエル2の活性領域の主面に形成された駆動用
MISFETQd1 、Qd2 のそれぞれのゲート電極5
dをn型の不純物(例えばP)を導入した多結晶シリコ
ン膜で構成している。
【0034】すなわち、本実施例のSRAMは、負荷用
MISFETQp1 のゲート電極5pと駆動用MISF
ETQd1 のゲート電極5dとを一体に構成し、負荷用
MISFETQp2 のゲート電極5pと駆動用MISF
ETQd2 のゲート電極5dとを一体に構成しているの
に対し、図4に示す従来のSRAMは、負荷用MISF
ETQp1 のゲート電極5pと駆動用MISFETQd
1 のゲート電極5dとを分離形成し、負荷用MISFE
TQp2 のゲート電極5pと駆動用MISFETQd2
のゲート電極5dとを分離形成している。
【0035】また、本実施例のSRAMの負荷用MIS
FETQp1 、Qp2 は、ゲート電極5pのゲート長
(Lg)が、例えば0.3μmであるのに対し、図4に示
す従来のSRAMの負荷用MISFETQp1 、Qp2
は、ゲート電極5pのゲート長(Lg)が、例えば0.2
μmである。なお、この従来のSRAMの上記した以外
の構成は、本実施例のSRAMの構成とほぼ同一であ
る。
【0036】上記図1と図4とを比較すれば明らかなよ
うに、本実施例のSRAMは、負荷用MISFETQp
1 、Qp2 のゲート長(0.3μm)が従来のSRAMの
負荷用MISFETQp1 、Qp2 のゲート長(0.2μ
m)に比べて長いにもかかわらず、負荷用MISFET
Qp1 のゲート電極5pを駆動用MISFETQd1
ゲート電極5dと一体に構成し、負荷用MISFETQ
2 のゲート電極5pを駆動用MISFETQd2 のゲ
ート電極5dと一体に構成したことにより、これらを分
離形成した従来のSRAMに比べて、メモリセルMCの
面積が小さくなっている。
【0037】次に、図5〜図9を用いて、本実施例のS
RAMの製造方法の一例を簡単に説明する。
【0038】まず、図5に示すように、p- 形シリコン
単結晶からなる半導体基板1を用意し、メモリセル形成
領域(同図のMで示す領域)および周辺回路形成領域
(同図のCで示す領域)のそれぞれにp型ウエル2およ
びn型ウエル3を形成する。p型ウエル2は、半導体基
板1の主面にイオン注入したp型不純物(例えばBF2)
を引伸し拡散して形成し、n型ウエル3は、半導体基板
1の主面にイオン注入したn型不純物(例えばP)を引
伸し拡散して形成する。
【0039】次に、窒化シリコン膜を耐酸化マスクにし
た熱酸化法(LOCOS法)を用いてp型ウエル2およ
びn型ウエル3のそれぞれの素子分離領域の主面にフィ
ールド絶縁膜4を形成した後、熱酸化法を用いてp型ウ
エル2およびn型ウエル3のそれぞれの素子分離領域の
主面にゲート絶縁膜23を形成する。
【0040】次に、図6に示すように、CVD法を用い
て半導体基板1の全面に多結晶シリコン膜24を堆積し
た後、フォトレジスト膜をマスクにしてメモリセル形成
領域のp型ウエル2およびn型ウエル3上の多結晶シリ
コン膜24と、周辺回路形成領域のp型ウエル2上の多
結晶シリコン膜24とにn型不純物(例えばP)をイオ
ン注入する。同様に、フォトレジスト膜をマスクにして
周辺回路形成領域のn型ウエル3上の多結晶シリコン膜
24にp型不純物(例えばBF2)をイオン注入する。
【0041】次に、図7に示すように、CVD法を用い
て多結晶シリコン膜24上にタングステンシリサイド膜
25を堆積する。
【0042】次に、図8に示すように、フォトレジスト
膜をマスクにしてタングステンシリサイド膜25および
多結晶シリコン膜24をエッチングすることにより、メ
モリセル形成領域のp型ウエル2の主面に駆動用MIS
FETQdのゲート電極5dと転送用MISFETQt
のゲート電極10とをそれぞれ形成し、メモリセル形成
領域のn型ウエル3の主面に負荷用MISFETQpの
ゲート電極5pを形成する。また、周辺回路形成領域の
p型ウエル2の主面にnチャネル型MISFETQcn
のゲート電極26を形成し、n型ウエル3の主面にpチ
ャネル型MISFETQcpのゲート電極27を形成す
る。
【0043】メモリセルMCを構成する駆動用MISF
ETQdのゲート電極5dはn型で構成され、そのゲー
ト長は0.2μmである。転送用MISFETQtのゲー
ト電極10はn型で構成され、そのゲート長は0.4μm
である。負荷用MISFETQpのゲート電極5pはn
型で構成され、そのゲート長は0.3μmである。
【0044】他方、周辺回路を構成するnチャネル型M
ISFETQcnのゲート電極26はn型で構成され、
そのゲート長は0.2μmである。また、pチャネル型M
ISFETQcpのゲート電極27はp型で構成され、
そのゲート長は0.2μmである。
【0045】次に、フォトレジスト膜をマスクにして、
メモリセル形成領域のp型ウエル2および周辺回路形成
領域のp型ウエル2の主面にn型不純物(例えばP)を
イオン注入する。同様に、フォトレジスト膜をマスクに
して、メモリセル形成領域のn型ウエル3および周辺回
路形成領域のn型ウエル3の主面にp型不純物(例えば
BF2)をイオン注入する。
【0046】次に、図9に示すように、半導体基板1の
全面に堆積した酸化シリコン膜をRIE(Reactive Ion
Etching)などの異方性エッチングでエッチングして、各
ゲート電極(5d、5p、10、26および27)の側
壁にサイドウォール28を形成する。
【0047】次に、フォトレジスト膜をマスクにしてメ
モリセル形成領域のp型ウエル2および周辺回路形成領
域のp型ウエル2の主面にn型不純物(例えばAs)を
イオン注入し、駆動用MISFETQdのソース領域6
およびドレイン領域7、転送用MISFETQtの半導
体領域(ソース領域およびドレイン領域)11、12、
nチャネル型MISFETQcnの半導体領域(ソース
領域およびドレイン領域)29、30を形成することに
より、メモリセルMCの駆動用MISFETQd、転送
用MISFETQtおよび周辺回路のnチャネル型MI
SFETQcnが完成する。
【0048】同様に、フォトレジスト膜をマスクにして
メモリセル形成領域のn型ウエル3および周辺回路形成
領域のn型ウエル3の主面にp型不純物(例えばBF2)
をイオン注入し、負荷用MISFETQpのソース領域
15およびドレイン領域16、pチャネル型MISFE
TQcpの半導体領域(ソース領域およびドレイン領
域)31、32を形成することにより、メモリセルMC
の負荷用MISFETQpおよび周辺回路のpチャネル
型MISFETQcpが完成する。
【0049】以上のように構成される本実施例によれ
ば、下記のような効果を得ることができる。
【0050】(1).メモリセルMCの駆動用MISFET
Qdのゲート電極5dと負荷用MISFETQpのゲー
ト電極5pとを共にn型で構成することにより、ゲート
電極5dとゲート電極5pとの分離が不要となるので、
メモリセルMCのサイズを微細化することが可能とな
る。
【0051】(2).メモリセルMCの負荷用MISFET
Qpのゲート電極5pのゲート長(0.3μm)を周辺回
路のpチャネル型MISFETQcpのゲート電極27
のゲート長(0.2μm)よりも大きくすることにより、
負荷用MISFETQpの短チャネル効果を抑制するこ
とができる。
【0052】(3).周辺回路のpチャネル型MISFET
Qcpのゲート電極27をp型で構成して表面チャネル
型構造とすることにより、pチャネル型MISFETQ
cpの短チャネル効果を抑制することができる。
【0053】(4).上記(1) 〜(3) により、SRAMの微
細化を促進することができる。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】前記実施例では、SRAMに適用した場合
について説明したが、メモリセルおよび周辺回路のそれ
ぞれをCMOSFETで構成した全てのデバイスに適用
することができる。
【0056】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0057】(1).本発明によれば、メモリセルを構成す
るCMOSFET(nチャネル型MISFETおよびp
チャネル型MISFET)のゲート電極の分離が不要と
なるので、メモリセルサイズの微細化が可能となる。
【0058】(2).本発明によれば、メモリセルのpチャ
ネル型MISFETのゲート長を周辺回路のpチャネル
型MISFETのゲート長よりも大きくすることによ
り、メモリセルのpチャネル型MISFETの短チャネ
ル効果を抑制できる。
【0059】(3).本発明によれば、周辺回路のpチャネ
ル型MISFETを表面チャネル型構造とすることによ
り、周辺回路のpチャネル型MISFETの短チャネル
効果を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるSRAMのメモリセル
MCの概略平面図である。
【図2】本発明の一実施例であるSRAMのメモリセル
MCの活性領域のパターンを示す概略平面図である。
【図3】本発明の一実施例であるSRAMのメモリセル
MCの等価回路図である。
【図4】従来のSRAMのメモリセルMCの概略平面図
である。
【図5】本発明の一実施例であるSRAMの製造方法を
示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施例であるSRAMの製造方法を
示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施例であるSRAMの製造方法を
示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施例であるSRAMの製造方法を
示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施例であるSRAMの製造方法を
示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(チップ) 2 p型ウエル 3 n型ウエル 4 フィールド絶縁膜 5d ゲート電極 5p ゲート電極 6 ソース領域 7 ドレイン領域 8a コンタクトホール 8b コンタクトホール 9a 配線 9b 配線 10 ゲート電極 11 半導体領域 12 半導体領域 13a コンタクトホール 13b コンタクトホール 14a 配線 14b 配線 15 ソース領域 16 ドレイン領域 17a コンタクトホール 17b コンタクトホール 18a 配線 18b 配線 19a コンタクトホール 19b コンタクトホール 20a コンタクトホール 20b コンタクトホール 21a コンタクトホール 21b コンタクトホール 22a 配線 22b 配線 23 ゲート絶縁膜 24 多結晶シリコン膜 25 タングステンシリサイド膜 26 ゲート電極 27 ゲート電極 28 サイドウォール 29 半導体領域 30 半導体領域 31 半導体領域 32 半導体領域 DL 相補性データ線 DL1 第1データ線 DL2 第2データ線 MC メモリセル Qcn nチャネル型MISFET Qcp pチャネル型MISFET Qd 駆動用MISFET Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qp 負荷用MISFET Qp1 負荷用MISFET Qp2 負荷用MISFET Qt 転送用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET WL ワード線 VCC 電源電圧 VSS 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 公三郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 高橋 敏郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 一瀬 勝彦 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 三谷 真一郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 万代 享宏 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルおよび周辺回路のそれぞれを
    第1導電型のMISFETと第2導電型のMISFET
    とで構成した半導体集積回路装置であって、前記メモリ
    セルの第1導電型のMISFETと第2導電型のMIS
    FETのそれぞれのゲート電極を第1導電型の導電層で
    構成し、前記周辺回路の第1導電型のMISFETのゲ
    ート電極を第1導電型の導電層で構成し、前記周辺回路
    の第2導電型のMISFETのゲート電極を第2導電型
    の導電層で構成し、前記メモリセルの第2導電型のMI
    SFETのゲート長を前記周辺回路の第2導電型のMI
    SFETのゲート長よりも大きくしたことを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルは、第2導電型のウエル
    の主面にそれぞれ形成された第1導電型の転送用MIS
    FETおよび第1導電型の駆動用MISFETと、第1
    導電型のウエルの主面に形成された第2導電型の負荷用
    MISFETとで構成されたSRAMのメモリセルであ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
JP5083717A 1993-04-12 1993-04-12 半導体集積回路装置 Pending JPH06302786A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100291153B1 (ko) * 1996-10-08 2001-07-12 가네꼬 히사시 스태틱램

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KR100291153B1 (ko) * 1996-10-08 2001-07-12 가네꼬 히사시 스태틱램

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