JP2003031697A - スタティック型ランダムアクセスメモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

スタティック型ランダムアクセスメモリ装置及びその製造方法

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JP2003031697A
JP2003031697A JP2001219809A JP2001219809A JP2003031697A JP 2003031697 A JP2003031697 A JP 2003031697A JP 2001219809 A JP2001219809 A JP 2001219809A JP 2001219809 A JP2001219809 A JP 2001219809A JP 2003031697 A JP2003031697 A JP 2003031697A
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region
sidewall
insulating film
well region
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Hiroshi Iwata
浩 岩田
Kotaro Kataoka
耕太郎 片岡
Akihide Shibata
晃秀 柴田
Seizo Kakimoto
誠三 柿本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線を簡略化してメモリセル面積を縮小し
て、高集積化することが可能なSRAM装置を提供する
こと。 【解決手段】 ゲート電極118の側壁に、ゲート電極
側壁絶縁膜119を介してゲート電極側壁導電膜120
が形成される。このゲート電極側壁導電膜120をゲー
ト電極側壁絶縁膜119に対して選択性のある異方性エ
ッチングにより適宜除去することにより、ソース領域と
ドレイン領域との分離及びゲート電極側壁導電膜120
による局所配線の形成が同時に行なわれる。さらに、ゲ
ート電極側壁絶縁膜119に対して選択性のあるエッチ
ングによりゲート電極118も適宜除去されるから、ゲ
ート電極配線も同時に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積上げ型の拡散領
域をもつスタティック型ランダムアクセスメモリ(SR
AM)及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ランダムアクセスメモリ(RAM)の一
種として、高速動作が可能でリフレッシュ動作が不要な
SRAMがある。従来技術のSRAMセルの一例を図1
1及び図12に示す。図11及び図12はSRAMセル
の平面図であり、図11は第1層メタル配線より下部の
構造を、図12は第2層及び第3層メタル配線の構造を
夫々示す。図中、911はシリコン基板活性領域(素子
分離領域でない領域)、912は多結晶シリコン配線、
913は第1層メタル配線、914はコンタクトホール
(活性領域または多結晶シリコン配線と第1層メタル配
線とを接続する孔)、915はコンタクトホールと第1
ヴィアホール(第1層メタル配線と第2層メタル配線と
を接続する孔)、916はコンタクトホールと第1ヴィ
アホールと第2ヴィアホール(第2層メタル配線と第3
層メタル配線とを接続する孔)、917はビット線、9
18は接地線、919はワード線を表している。なお、
多結晶シリコン配線912はゲート電極を構成し、ビッ
ト線917は第2層メタル配線からなり、接地線918
及びワード線919は第3層メタル配線からなる。ま
た、N1〜N4はN型のMOSFETを、P1及びP2
はP型のMOSFETを夫々表している。N1及びP1
とN2及びP2は、夫々インバータ回路を構成してお
り、これら2つのインバータ回路によりフリップフロッ
プ回路が構成され、1ビットの情報を記憶することがで
きる。N3及びN4はトランスファーゲートトランジス
タである。破線920は単位メモリセルを表している。
なお、上記の例では、ウェル領域の電位を固定するため
の構造(コンタクトホール、メタル配線等)は省略してい
る。
【0003】上記構成により、SRAMはフリップフロ
ップ回路を有するため電源が供給される限りリフレッシ
ュ動作なしで記憶を保持することができる。また、読出
し動作時においては、トランジスタを通じて電源線から
ビット線へ直接電荷が供給(またはビット線から電源線
へ直接電荷が排出)されるので、高速動作が可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SRA
Mは、DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモ
リ)に比べて、メモリセルを構成する素子数が多いた
め、メモリセル面積が大きいという問題がある。SRA
Mのメモリセル面積の縮小を妨げている1つの要因は、
メモリセル内の配線を、コンタクトホールを通じて上部
メタル配線により行なうため、配線に纏わるマージンが
大きくなるというものである。上記の例では、単位メモ
リセル当り10個のコンタクトホールを必要とする。
【0005】本発明は上記問題を緩和するためになされ
たものであり、その目的は、配線を簡略化してメモリセ
ル面積を縮小して、高集積化することが可能なSRAM
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明のスタティック型ランダムアクセスメモ
リ装置は、素子分離領域と活性領域とを有する半導体基
板と、上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けら
れたゲート電極と、上記ゲート電極の少なくとも一部の
側壁に設けられたゲート電極側壁絶縁膜と、上記ゲート
電極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設けられ、上
記素子分離領域で区分された複数の活性領域上にまたが
って設けられたゲート電極側壁導電膜とを含むことを特
徴としている。
【0007】上記構成によれば、上記ゲート電極には上
記ゲート電極側壁絶縁膜を介して上記ゲート電極側壁導
電膜が設けられ、この上記ゲート電極側壁導電膜は上記
素子分離領域で区分された複数の活性領域上にまたがっ
て設けられている。すなわち、上記ゲート電極側壁導電
膜は複数の活性領域間を結ぶ局所配線として機能してい
る。そのため、上部メタル配線を用いる場合に比べて配
線ピッチを小さくすることができ、コンタクト孔の数を
減らして配線を簡略化することができる。したがって、
セル面積が小さく高集積なSRAM装置が提供される。
【0008】また、1実施の形態は、第1の発明のスタ
ティック型ランダムアクセスメモリ装置において、上記
半導体基板はSOI(Silicon on Insulator)基板から
なる。
【0009】上記実施の形態によれば、半導体基板とし
てSOI基板を用いているので、ソース領域及びドレイ
ン領域に纏わる接合面積が減少し、静電容量を大幅に低
減することができる。したがって、低消費電力なスタテ
ィック型ランダムアクセスメモリ装置が提供される。
【0010】さらにまた、素子分離領域の形成にあって
は、薄いシリコン層(SOI層)を分離するだけで効果
的に素子間の分離が行なえるので、素子分離工程が容易
となる。
【0011】また、第2の発明のスタティック型ランダ
ムアクセスメモリ装置は、素子分離領域と活性領域とを
有する半導体基板と、上記半導体基板内に形成された第
1導電型の深いウェル領域と、上記第1導電型の深いウ
ェル領域内に形成された第2導電型の浅いウェル領域
と、上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられ
たゲート電極と、上記ゲート電極の少なくとも一部の側
壁に設けられたゲート電極側壁絶縁膜と、上記ゲート電
極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設けられ、上記
素子分離領域で区分された複数の活性領域上にまたがっ
て設けられたゲート電極側壁導電膜とを含み、上記ゲー
ト電極の少なくとも一部は上記第2導電型の浅いウェル
領域と電気的に接続されて第1導電型の動的閾値トラン
ジスタを構成し、上記第2導電型の浅いウェル領域は、
上記素子分離領域により電気的に分離されていることを
特徴としている。
【0012】本明細書において、第1導電型とは、P型
またはN型を意味する。また、第2導電型とは、第1導
電型がP型の場合はN型、N型の場合はP型を意味す
る。
【0013】上記構成によれば、上記第1の発明のスタ
ティック型ランダムアクセスメモリ装置と同様の作用効
果を得ることができる。さらに、上記ゲート電極の少な
くとも一部は上記第2導電型の浅いウェル領域と電気的
に接続されて第1導電型の動的閾値トランジスタを構成
している。また、上記ゲート電極と電気的に接続された
第2導電型の浅いウェル領域の電位は、上記ゲート電極
の電位に応じて変化するが、上記素子分離領域により電
気的に分離されるので、素子間での干渉を防ぐことがで
きる。上記動的閾値トランジスタは低電源電圧で高駆動
能力を持つという特性を持つので、低電圧駆動及び高速
動作が可能なスタティック型ランダムアクセスメモリ装
置が提供される。
【0014】また、第3の発明のスタティック型ランダ
ムアクセスメモリ装置は、素子分離領域と活性領域とを
有する半導体基板と、上記半導体基板内に形成された第
1導電型の深いウェル領域と、上記第1導電型の深いウ
ェル領域内に形成された第2導電型の浅いウェル領域
と、上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられ
たゲート電極と、上記ゲート電極の少なくとも一部の側
壁に設けられたゲート電極側壁絶縁膜と、上記ゲート電
極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設けられ、上記
素子分離領域で区分された複数の活性領域上にまたがっ
て設けられたゲート電極側壁導電膜とを含み、上記ゲー
ト電極の少なくとも一部は上記第2導電型の浅いウェル
領域と電気的に接続されて第1導電型の動的閾値トラン
ジスタを構成し、上記素子分離領域は、浅い素子分離領
域と深い素子分離領域とからなり、上記第2導電型の浅
いウェル領域は、上記深い素子分離領域により電気的に
分離されていることを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、上記第2の発明のスタ
ティック型ランダムアクセスメモリ装置と同様の作用効
果を得ることができる。さらに、上記素子分離領域は浅
い素子分離領域と深い素子分離領域とからなり、上記第
2導電型の浅いウェル領域は、上記深い素子分離領域に
より電気的に分離されている。一般的に、深い素子分離
領域は、絶縁膜の埋め込み工程の特性により、様々な幅
のものを形成するのが困難であり、一方、浅い素子分離
領域は、様々な幅のものを容易に形成することができる
が、上記浅いウェル領域を素子毎に分離するのが困難で
ある。したがって、浅い素子分離領域と深い素子分離領
域を組み合わせることにより、上記浅いウェル領域を小
さなマージンで素子毎に分離することができ、かつ、様
々な幅の素子分離領域を形成することが可能となる。
【0016】また、第4の発明のスタティック型ランダ
ムアクセスメモリ装置は、素子分離領域と活性領域とを
有するSOI半導体基板と、上記SOI半導体基板上に
ゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、上記ゲ
ート電極の少なくとも一部の側壁に設けられたゲート電
極側壁絶縁膜と、上記ゲート電極側壁絶縁膜の少なくと
も一部の側壁に設けられ、上記素子分離領域で区分され
た複数の活性領域上にまたがって設けられたゲート電極
側壁導電膜とを含み、上記ゲート電極の少なくとも一部
は上記SOI半導体基板の第2導電型のボディ領域と電
気的に接続されて第1導電型の動的閾値トランジスタを
構成することを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、上記第1の発明のスタ
ティック型ランダムアクセスメモリ装置と同様の作用効
果を得ることができる。さらに、上記ゲート電極の少な
くとも一部は上記第2導電型のボディ領域と電気的に接
続されて第1導電型の動的閾値トランジスタを構成して
いる。上記動的閾値トランジスタは低電源電圧で高駆動
能力を持つという特性を持つので、低電圧駆動及び高速
動作が可能なスタティック型ランダムアクセスメモリ装
置が提供される。
【0018】さらにまた、本第4の発明では、動的閾値
トランジスタを含んでおり、ゲート電極の電位の変化に
応じてボディ領域の電位が変化するので実効的な静電容
量は大きくなる。しかし、本第4の発明では、基板とし
てSOI基板を用いているので、そのSOI基板による
ソース領域及びドレイン領域に纏わる接合面積の減少
と、厚い埋め込み酸化膜の存在とによる静電容量の低減
効果は顕著である。したがって、消費電力の小さいスタ
ティック型ランダムアクセスメモリ装置が提供される。
【0019】さらにまた、素子分離領域の形成にあって
は、薄いSOI層を分離するだけで効果的に素子間の分
離が行なえるので、素子分離工程が容易となる。また本
発明では、動的閾値トランジスタを含んでいるにもかか
わらず、素子分離領域は動的閾値トランジスタを含まな
い場合と同じでよい。それゆえ、素子分離領域形成工程
が顕著に簡略化される。したがって、スタティック型ラ
ンダムアクセスメモリ装置の製造が容易になる。
【0020】また、1実施の形態は、第2または第3の
発明のスタティック型ランダムアクセスメモリ装置にお
いて、上記第1導電型の深いウェル領域内には第1導電
型の浅いウェル領域が形成され、上記第1導電型の深い
ウェル領域と浅いウェル領域は一体となって第1導電型
のウェル領域を構成し、上記スタティック型ランダムア
クセスメモリ装置は6素子型であって、上記第1導電型
のウェル領域上に形成された、フリップフロップ回路を
構成する2個の第2導電型の電界効果トランジスタと、
上記第2導電型の浅いウェル領域上に形成された、フリ
ップフロップ回路を構成する2個の第1導電型の電界効
果トランジスタと、上記第2導電型の浅いウェル領域上
に形成された、トランスファーゲートトランジスタとな
る2個の第1導電型の電界効果トランジスタとで構成さ
れ、上記4個の第1導電型の電界効果トランジスタのみ
が上記動的閾値トランジスタである。
【0021】上記実施の形態によれば、高駆動能力を要
求される、フリップフロップ回路を構成する2個の第1
導電型の電界効果トランジスタと、トランスファーゲー
トトランジスタとなる2個の第1導電型の電界効果トラ
ンジスタとを動的閾値トランジスタとしている。一方、
駆動能力はさほど要求されない、フリップフロップ回路
を構成する2個の第2導電型の電界効果トランジスタ
は、動的閾値トランジスタではない。したがって、2個
の第2導電型の電界効果トランジスタにおいては、ゲー
ト電極と浅いウェル領域を電気的に接続するためのマー
ジンを要しない。また、上記第1導電型の浅いウェル領
域は、上記第1導電型の深いウェル領域と一体となって
いるので、上記第1導電型及び第2導電型の浅いウェル
領域間のマージンを小さく保つことができる。したがっ
て、高速動作が可能で、かつセル面積が小さく高集積な
SRAM装置が提供される。
【0022】また、1実施の形態は、上記第1導電型と
はN型である。
【0023】上記実施の形態によれば、一般的に駆動能
力が高いN型の電界効果トランジスタを動的閾値トラン
ジスタとし、高駆動能力を要求される個所で用いている
ので、スタティック型ランダムアクセスメモリ装置をよ
り高速に動作させることが可能となる。もしくは、Nチ
ャネル型のMOSFETのゲート幅を小さくしても高い
駆動力が得られるので、メモリセルの面積を小さくする
ことができる。
【0024】また、1実施の形態では、上記ゲート電極
側壁導電膜は多結晶半導体膜からなる。
【0025】上記実施の形態によれば、多結晶半導体膜
中の不純物拡散速度は結晶半導体領域中に比べて非常に
大きいために、ソース領域及びドレイン領域の接合深さ
を浅くするのが容易で、短チャネル効果の抑制がしやす
く微細化が容易となる。したがって、メモリセル面積が
小さくて高集積なSRAM装置が提供される。
【0026】また、第5の発明のスタティック型ランダ
ムアクセスメモリ装置の製造方法は、半導体基板上にゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、少なくとも上記ゲート絶
縁膜上に第1の導電膜を形成する工程と、上記第1の導
電膜を所定のパターンにパターン加工して、第1の導電
膜パターンを形成する工程と、上記第1の導電膜パター
ンの少なくとも一部の側壁に側壁絶縁膜を形成する工程
と、上記半導体基板上に第2の導電膜を堆積し、この第
2の導電膜をエッチングして、上記第1の導電膜パター
ンの側壁に、上記側壁絶縁膜を介して、上記第2の導電
膜からなる側壁導電膜を形成する工程と、上記側壁絶縁
膜に対して選択性のある異方性エッチングにより、上記
第1の導電膜パターンおよび側壁導電膜を、上記第1の
導電膜パターンの一部および側壁導電膜の一部を除去す
るようにパターン加工して、ゲート電極となる層と、ソ
ース領域となる層と、ドレイン領域となる層と、積上げ
型の拡散層からなる配線とを形成する工程とを含むこと
を含むことを特徴としている。
【0027】上記第5の発明によれば、上記第1の導電
膜パターンの側壁には、上記側壁絶縁膜を介して上記第
2の導電膜からなる側壁導電膜が形成される。この側壁
導電膜を、側壁絶縁膜に対して選択性のある異方性エッ
チングにより適宜除去することにより、ソース領域とド
レイン領域との分離及び局所配線(積上げ型の拡散層か
らなる配線)の形成が同時に行なわれる。さらに、上記
側壁絶縁膜に対して選択性のある異方性エッチングによ
り上記第1の導電膜パターンも適宜除去されるから、ゲ
ート電極配線も同時に形成される。さらにまた、動的閾
値トランジスタを設ける場合においては、上記側壁絶縁
膜に対して選択性のある異方性エッチングにより、活性
領域上の上記第1の導電膜パターンを除去すれば、ゲー
ト電極と浅いウェル領域とを電気的に接続するための領
域も同時に形成することができる。したがって、唯1回
のエッチング工程によりさまざまな目的が達成されるの
で、スタティック型ランダムアクセスメモリ装置の製造
工程を簡略化して製造コストを低減することが可能とな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に使用することができる半
導体基板としては、特に限定されないが、シリコン基板
が好ましい。また、半導体基板は、P型またはN型の導
電型を有していても良い。なお、以下の実施の形態で
は、P型の半導体基板を用いた場合を示している。N型
の半導体基板を用いた場合も、同様な工程により、同様
な機能のSRAM装置を形成することができる。
【0029】(実施の形態1)本発明の実施の形態1
を、図1〜図8を用いて説明する。図1〜図4は本実施
の形態1のSRAM装置の平面図であり、図1は半導体
活性領域、素子分離領域及びゲート電極(ゲート配線)
を、図2はゲート電極(ゲート配線)、ゲート電極サイ
ドウォール及びコンタクトホールを、図3は第1層メタ
ル配線及びコンタクトホールを、図4は第2層及び第3
層メタル配線及びヴィアホールを図示している。図5は
図1〜図4の切断面線A−A’から見た線断面図であ
り、図6は切断面線B−B’から見た線断面図である。
図7及び図8は本実施の形態のSRAM装置を作成する
手順を示す図である。なお、図5、図6および図8で
は、ウェル領域中に形成される不純物領域の濃い領域は
省略されている。
【0030】まず、本実施の形態の半導体装置の構成
を、図1〜図6を用いて説明する。本実施の形態のSR
AM装置は6個のトランジスタからなるSRAMであ
る。しかしながら、これに限らず、4個のトランジスタ
と2個の高抵抗素子からなるSRAMでもよいし、4個
のトランジスタからなるSRAMであっても良い。本発
明の本質は、SRAMを構成する素子の数や種類や組み
合わせにあるのではなく、拡散層を積上げ型として配線
の一部としたことにある。
【0031】図5,6に示すように、P型のシリコン基
板111内には、N型の深いウェル領域112が形成さ
れている。N型の深いウェル領域112上には、P型の
浅いウェル領域113及びN型の浅いウェル領域114
が形成されている。図1,5,6に示すように、シリコ
ン基板111には活性領域141及び素子分離領域とが
形成されており、素子分離領域は、深い素子分離領域1
15と浅い素子分離領域116とからなる。活性領域1
41表面に形成されたゲート絶縁膜117上及び素子分
離領域上にはポリシリコン膜からなるゲート電極118
が形成されている。このゲート電極118はゲート配線
の役割も果たしている。ゲート電極118の側壁にはシ
リコン窒化膜からなるゲート電極側壁絶縁膜119が形
成されており、更にゲート電極側壁絶縁膜119の側壁
にはポリシリコンからなるゲート電極側壁導電膜120
が形成されている。ゲート電極118の一部及びゲート
電極側壁導電膜120の一部はエッチングにより除去さ
れている。ゲート電極118上、ゲート電極側壁導電膜
120及び活性領域141上には、図2,3,4,5お
よび6に示すように、コンタクトホール131、コンタ
クトホールと第1のヴィアホール(全体を132と表
示)、または、コンタクトホールと第1のヴィアホール
と第2のヴィアホール(全体を133と表示)が形成さ
れている。コンタクトホール131は第1層メタル配線
Vdd,123と下層の構造とを接続するものであり、
第1のヴィアホール132は第2層メタル配線BL1,
BL2と第1層メタル配線Vdd,123とを接続する
ものであり、第2のヴィアホール133は第3層メタル
配線GND,WLと第2層メタル配線BL1,BL2と
を接続するものである。各メタル配線層及び下層の構造
とは、層間絶縁膜121で分離されている。上記第1層
メタル配線Vdd,123は、電源線Vddと配線12
3からなる。上記第2層メタル配線BL1,BL2は、
第1のビット線BL1と第2のビット線BL2からな
る。上記第3層メタル配線GND,WLは、接地線GN
Dとワード線WLからなる。図1〜4において、191
は単位メモリセルの境界を示している。
【0032】上記単位メモリセル内には、6個のMOS
FETが形成されており、図1において、N1〜N4は
N型のMOSFETであり、P1及びP2はP型のMO
SFETである。4個のトランジスタ(MOSFTE
T)N1、N2、P1、P2によりフリップフロップ回
路が構成され、2個のトランジスタ(MOSFET)N
3及びN4はトランスファーゲートトランジスタとなっ
ている。
【0033】上記トランジスタN1〜N4は、後述する
方法でゲート電極とP型の浅いウェル領域113とが電
気的に接続された動的閾値トランジスタである。動的閾
値トランジスタはオフリーク電流を増やすことなく閾値
を下げることができるので低電圧駆動及び高速動作が可
能である。動的閾値トランジスタN1〜N4をSRAM
に用いることにより、SRAMの低電圧駆動及び高速動
作が実現する。なお、ビット線を電源電圧にプリチャー
ジする動作方法を採用した場合、P型のMOSFET
(P1,P2)の駆動能力は動作速度の向上に重要では
ないから、動的閾値トランジスタとするのはN型のMO
SFETのみとするのが好ましい。これにより、ゲート
電極118と浅いウェル領域113とを接続するための
マージンを小さくすることができる。
【0034】なお、本実施の形態1において、N型のM
OSFETとP型のMOSFETを入れ替えても良い
(P型のMOSFET4個とN型のMOSFET2個と
いう構成とする)。しかしながら、本実施の形態1のよ
うに、N型のMOSFET(N1〜N4)4個を動的閾
値トランジスタとするのが最も好ましい。なぜなら、一
般的にPチャネル型のMOSFETよりもNチャネル型
のMOSFETの方が駆動能力は高いので、より高速な
SRAM装置が提供されるからである。もしくは、Nチ
ャネル型のMOSFET(N1〜N4)のゲート幅を小
さくしても高い駆動力が得られるので、メモリセルの面
積を小さくすることができる。
【0035】上記動的閾値トランジスタ(MOSFE
T)N1〜N4は、ゲート電極118と浅いウェル領域
113とが電気的に接続されているため、浅いウェル領
域113の電位が変動する。そのため、上記動的閾値ト
ランジスタN1〜N4の浅いウェル領域113は素子毎
に分離されなければならない。したがって、深い素子分
離領域115の深さは、P型の浅いウェル領域113を
電気的に分離するに足る深さで形成されている。これに
より、素子間での干渉を防ぐことが可能となっている。
【0036】また、素子分離領域は単一の深さをもつも
のであっても構わないが、深い素子分離領域115と浅
い素子分離領域116との2種類からなるのがより好ま
しい。深い素子分離領域115は絶縁膜の埋め込み工程
の特性により、様々な幅のものを形成するのが困難であ
る。一方、浅い素子分離領域116は様々な幅のものを
容易に形成することができるが、浅いウェル領域113
を素子毎に分離するのが困難である。したがって、浅い
素子分離領域116と深い素子分離領域115とを組み
合わせることにより、浅いウェル領域113を小さなマ
ージンで素子毎に分離し、かつ、様々な幅の素子分離領
域を形成することが可能となる。
【0037】次に、本実施の形態1のSRAM装置を形
成する手順を図7及び図8を用いて説明する。図7及び
図8は、図1〜図4の切断面線A−A’から見た断面図
において、SRAM装置が形成される様子を示してい
る。
【0038】まず、P型のシリコン基板111内に素子
分離領域115,116を形成する。この素子分離領域
115,116は深い素子分離領域115と浅い素子分
離領域116とからなる。次に、P型のシリコン基板1
11内にN型の深いウェル領域112、N型の浅いウェ
ル領域114(図6参照)及びP型の浅いウェル領域1
13を形成するための不純物注入を行なう。N型の深い
ウェル領域112とP型の浅いウェル領域113との接
合の深さは、不純物注入条件及びこの後に行なわれる熱
履歴により決まるが、P型の浅いウェル領域113は、
深い素子分離領域115によって電気的に分離されるよ
うに各工程の条件を決定する。次に、図7(a)に示す
ように、ゲート絶縁膜の一例としてのゲート酸化膜11
7を形成する。ゲート絶縁膜の材質は、上述の例に限ら
ず、絶縁性を有する限りその材質は特に限定されない。
シリコン基板111を使用した場合は、シリコン酸化
膜、シリコン窒化膜またはそれらの積層体を使用するこ
とができる。また、酸化アルミニウム膜、酸化チタニウ
ム膜、酸化タンタル膜などの高誘電膜またはそれらの積
層体を使用することもできる。ゲート絶縁膜117は、
シリコン酸化膜を用いた場合、1〜10nmの厚さを有
することが好ましい。ゲート絶縁膜117は、CVD
(化学的気相成長)法、スパッタ法、熱酸化法等の方法
で形成することができる。
【0039】次に、図7(b)に示すように、ゲート電
極となる第1の導電成膜としてのポリシリコン膜151
及び第1の絶縁膜152を形成する。ポリシリコン膜1
51は、導電性を有する限り他の導電性膜で置き換えて
も良い。半導体基板としてシリコン基板111を使用し
た場合は、ポリシリコンの他に、単結晶シリコン、アル
ミニウム、銅等が挙げられる。導電性膜は、0.1〜
0.4μmの厚さを有することが好ましい。導電性膜
は、CVD法、蒸着法等の方法で形成することができ
る。第1の絶縁膜152は、シリコン酸化膜であるのが
好ましく、0.05〜0.25μmの厚さを有すること
が好ましい。第1の絶縁膜152は、CVD法、スパッ
タ法、熱酸化法等の方法で形成することができる。
【0040】次に、上記ポリシリコン膜151及び第1
の絶縁膜152をパターニングする。このパターニング
を行うには、パターニングされたフォトレジストをマス
クとし、第1の絶縁膜152及びポリシリコン膜151
をエッチングすればよい。また、フォトレジストをマス
クとして第1の絶縁膜152のみエッチングし、フォト
レジストを除去した後に第1の絶縁膜152をマスクと
してポリシリコン膜151をエッチングしてもよい。
【0041】次に、図7(c)に示すように、ゲート電
極側壁絶縁膜119及び第2の絶縁膜153を形成す
る。このゲート電極側壁絶縁膜119は、ポリシリコン
膜151のパターンの側壁に密着している。上記ゲート
電極側壁絶縁膜119及び第2の絶縁膜153は、シリ
コン窒化膜からなるのが好ましい。このゲート電極側壁
絶縁膜119及び第2の絶縁膜153は、シリコン窒化
膜を堆積し、一部をフォトレジストでマスクし、その
後、エッチングバックすることにより同時に形成するこ
とができる。シリコン窒化膜は、例えば0.02μm〜
0.1μmの厚さを有することが好ましい。第2の絶縁
膜153の機能は、さまざまなエッチング工程からシリ
コン基板及び素子分離領域を保護することであるが、特
に、第1の絶縁膜152を除去するためのエッチング工
程の際に重要である。なお、図7及び図8以外の図では
第2の絶縁膜153を省略している。
【0042】次に、図8(d)に示すように、第2の導
電膜としてのゲート電極側壁導電膜120を形成する。
このゲート電極側壁導電膜120を形成するためには、
ポリシリコンを全面に堆積した後にエッチングバックを
行えばよい。このとき、ポリシリコン以外にもアモルフ
ァスシリコンなどの半導体や導電性物質を用いることが
できるが、ポリシリコンがもっとも好ましい。その理由
は、ポリシリコンの不純物拡散速度がウェル領域中に比
べて非常に大きいために、ソース領域及びドレイン領域
とウェル領域との接合を浅くするのが容易で、短チャネ
ル効果の抑制がしやすいためである。
【0043】次に、第1の絶縁膜152をエッチングに
より除去する。このエッチングは等方性エッチングで行
うことができる。このエッチング時に素子分離領域が表
面に露出していると、素子分離領域が第1の絶縁膜と同
じ材質であった場合、素子分離領域もエッチングされて
しまう。したがって、このエッチング前において素子分
離領域は、第2の絶縁膜153またはゲート電極側壁導
電膜120により完全に覆われているのが好ましい。
【0044】次に、図8(e)に示すように、フォトレ
ジストをマスクとして、ポリシリコン膜151及びゲー
ト電極側壁導電膜120の一部を、上記ゲート電極側壁
絶縁膜119に対して選択性のある異方性エッチングで
除去する。この異方性エッチングによりゲート電極側壁
導電膜120は複数の領域に分離され、不純物注入及び
不純物拡散後は、夫々がソース領域、ドレイン領域若し
くは積上げ型の拡散層配線を構成する。また、ポリシリ
コン膜151はゲート電極またはゲート配線となる。な
お、上記異方性エッチング時に、活性領域上のポリシリ
コン膜151をエッチングすれば(図8(e)中1で示
すゲート電極−浅いウェル接続領域)、後述するシリサ
イド工程でゲート電極とP型の浅いウェル領域113を
電気的に接続することができる。
【0045】次に、ゲート電極及びゲート電極側壁導電
膜に不純物イオン注入を行い、不純物活性化のためのア
ニールを行う。なお、図示しないが、上記不純物イオン
注入によりゲート電極−浅いウェル接続領域1にも、浅
いウェル領域と同じ導電型を与える不純物が注入され
る。上記不純物注入及び上記不純物活性化のためのアニ
ールにより、ソース領域及びドレイン領域が形成され
る。なお、図示しないが、上記不純物活性化のためのア
ニールにより、不純物はゲート電極側壁導電膜120か
ら浅いウェル領域に向かってしみ出す。それにより、浅
いウェル領域内に、浅いウェル領域とは反対導電型の不
純物濃度の濃い領域が形成される。そして、ゲート電極
側壁導電膜120と上記浅いウェル領域とは反対導電型
の不純物濃度の濃い領域とが一体になってソース領域ま
たはドレイン領域が形成されるのである。
【0046】上記ソース領域及びドレイン領域のイオン
注入は、例えば、不純物イオンとして75Asを使用
した場合、注入エネルギーとして10〜180KeV、
注入量として1×1015〜2×1016cm−2の条
件、不純物イオンとして31を使用した場合、注入
エネルギーとして5〜100KeV、注入量として1×
1015〜2×1016cm−2の条件、又は不純物イ
オンとして11イオンを使用した場合、注入エネル
ギーとして5〜40KeV、注入量として1×1015
〜2×1016cm−2の条件で行うことができる。
【0047】次に、図8(f)に示すように、ゲート電
極118及びゲート電極側壁導電膜120上にシリサイ
ド膜154を形成する。この時、ゲート電極118−浅
いウェル接続領域1では、ゲート電極118とP型の浅
いウェル領域113とがシリサイド膜154によって電
気的に接続される。これにより、このゲート電極118
を有するMOSFET(N1〜N4)は動的閾値トラン
ジスタとなる。
【0048】この後、公知の手法を用いて上部配線を形
成し、SRAM装置が完成する。
【0049】上記手順でSRAM装置を形成した場合、
ゲート電極118の側壁には、ゲート電極側壁絶縁膜1
19を介してゲート電極側壁導電膜120が形成され
る。このゲート電極側壁導電膜120をゲート電極側壁
絶縁膜119に対して選択性のあるエッチングにより適
宜除去することにより、ソース領域とドレイン領域との
分離及びゲート電極側壁導電膜120による局所配線の
形成が同時に行なわれる。さらに、ゲート電極側壁絶縁
膜119に対して選択性のあるエッチングによりゲート
電極118も適宜除去されるから、ゲート電極配線も同
時に形成される。さらにまた、動的閾値トランジスタを
設ける場合においては、ゲート電極側壁絶縁膜119に
対して選択性のあるエッチングにより、活性領域上のゲ
ート電極118を除去すれば、ゲート電極118と浅い
ウェル領域とを電気的に接続するための領域も同時に形
成することができる。したがって、唯1回のエッチング
工程によりさまざまな目的が達成されるので、スタティ
ック型ランダムアクセスメモリ装置の製造工程を簡略化
して製造コストを低減することが可能となる。
【0050】本実施の形態1のSRAMセルにおいて
は、単位セル当りのコンタクトホールの数は8個であ
り、同様な素子構成をもつ従来技術のSRAMセルより
2個少なくなっている。コンタクトホールが2個少なく
なった理由は、MOSFET(N1)のドレイン電極と
MOSFET(P1)のドレイン電極、及び、MOSF
ET(N2)のドレイン電極とMOSFET(P2)の
ドレイン電極とが、夫々ポリシリコンからなる積上げ型
の拡散層配線により接続されているからである。
【0051】また、積上げ型の拡散層配線は、メタル配
線に比べてより小さなピッチで形成することができる。
例えば、配線を2本平行に形成する場合は以下のように
なる。最小加工寸法をFとすると、メタル配線の場合
は、2本のメタル配線幅が夫々Fであり、メタル配線間
がFであるから3Fの幅が必要である。一方、図5に示
すように、積上げ型の拡散層を用いる場合は(7/3)
Fあれば良い。ここで、積上げ型の拡散層配線に対する
エッチング加工の目合わせずれは(1/3)Fであり、
配線幅は最低でも(1/3)F必要であり、エッチング
加工幅はFであるとしている。すなわち、積上げ型の拡
散層配線を用いることにより、メタル配線を用いた場合
よりマージンを縮小することができる。
【0052】以上の理由により、本実施の形態1のSR
AMのメモリセルは、従来技術のSRAMのメモリセル
に比べてコンタクトホールの数が減少し、更に積上げ型
の拡散層配線を用いることで配線が簡略化されているの
で、メモリセル面積を縮小することができる。
【0053】本実施の形態1のSRAM装置において
は、積上げ型の拡散層を配線の一部として用いているた
め、コンタクトホールの数を減らすことができ、配線が
簡略化される。したがって、セル面積を小さくして高集
積のSRAM装置が提供される。
【0054】更にまた、N型のMOSFET(N1〜N
4)が低電圧駆動で高駆動能力をもつ動的閾値トランジ
スタとしているため、低電圧駆動、低消費電力で高速な
SRAM装置が提供される。
【0055】(実施の形態2)本発明の実施の形態2
を、図9を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様
な構成部分については、同一参照番号を付して、説明を
省略する。図9は本実施の形態2のSRAM装置の平面
図であり、半導体活性領域及びゲート電極(ゲート配
線)のみを図示している。本実施の形態2のSRAM装
置の構成が、実施の形態1のSRAM装置の構成と異な
るのは、動的閾値トランジスタを用いないという点のみ
である。そのため、具体的な構造は以下の点で異なって
いる。第1にウェル領域を浅いウェル領域及び深いウェ
ル領域という2層構造にする必要がなく、従来技術のS
RAM装置と同様の構造で良い。第2に、浅いウェル領
域を電気的に分離する必要がないので、深いウェル領域
は必要なく、例えば、STI(Shallow Trench Isolati
on)を用いることができる。第3に、ゲート電極とウェ
ル領域とを接続する領域を設ける必要がない。そのた
め、実施の形態1の場合に比べてセル面積は縮小され
る。
【0056】本実施の形態2のSRAM装置において
も、積上げ型の拡散層を配線の一部として用いているた
め、コンタクトホールの数を減らすことができ、配線が
簡略化される。したがって、メモリセル面積が小さく高
集積なSRAM装置が提供される。
【0057】(実施の形態3)本発明の実施の形態3
を、図10を用いて説明する。図10は本実施の形態3
のSRAM装置の断面図である。本実施の形態3のSR
AM装置が、実施の形態1または2のSRAM装置と異
なるのは、半導体基板としてSOI基板160を用いて
いる点である。したがって、実施の形態1および2と同
様な構成部分については、同一参照番号を付して、詳し
い説明は省略する。
【0058】図10中、161はシリコン基板、162
は埋め込み酸化膜、163は素子分離領域、164はP
型のボディ領域、165はN型のボディ領域、166は
N型の不純物濃度の濃い領域(ソース領域およびドレイ
ン領域の一部を構成する)である。基板以外の上部構造
は実施の形態1または2と同じである。SRAM装置を
構成する各素子は、動的閾値トランジスタを含んでいて
も良いし、含まなくても良い。動的閾値トランジスタを
形成するには、ゲート電極118とボディ領域164と
を電気的に接続すれば良い。図10は、図1における切
断面線B−B’から見た断面図に相当する。
【0059】本実施の形態3のSRAM装置において
は、半導体基板としてSOI基板160を用いているの
で、ソース領域及びドレイン領域に纏わる接合面積が減
少し、静電容量を大幅に低減することができる。特に、
動的閾値トランジスタを含む場合、ゲート電極118の
電位の変化に応じてボディ領域164の電位が変化する
ので実効的な静電容量は大きくなる。したがって、SO
I基板160によるソース領域及びドレイン領域に纏わ
る接合面積減少と、厚い埋め込み酸化膜の存在とによる
静電容量の低減の効果は顕著になる。
【0060】さらにまた、素子分離領域の形成にあって
は、薄いSOI層を分離するだけで効果的に素子間の分
離が行なえるので、素子分離工程が容易となる。特に、
動的閾値トランジスタを含む場合は、バルク基板を使用
したときは浅いウェル領域を電気的に分離するために素
子分離領域を深くする必要があったが、SOI基板を用
いれば素子分離領域は動的閾値トランジスタを含まない
場合と同じでよい。したがって、動的閾値トランジスタ
を含む場合にあっては、SOI基板を用いることによる
素子分離領域形成工程の簡略化の効果が顕著になる。
【0061】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
SRAM装置によれば、上記ゲート電極には上記ゲート
電極側壁絶縁膜を介して上記ゲート電極側壁導電膜が設
けられ、このゲート電極側壁導電膜は上記素子分離領域
で区分された複数の活性領域上にまたがって設けられて
いる。すなわち、上記ゲート電極側壁導電膜は複数の活
性領域間を結ぶ局所配線として機能している。そのた
め、従来の如く上部メタル配線を用いる場合に比べて、
配線ピッチを小さくすることができ、コンタクト孔の数
を減らして配線を簡略化することができる。したがっ
て、メモリセル面積が小さくて高集積なSRAM装置が
提供される。
【0062】また、1実施の形態によれば、半導体基板
としてSOI(Silicon on Insulator)基板を用いてい
るので、ソース領域及びドレイン領域に纏わる接合面積
が減少し、静電容量を大幅に低減することができる。し
たがって、低消費電力なSRAM装置が提供される。
【0063】さらにまた、素子分離領域の形成にあって
は、薄いSOI層を分離するだけで効果的に素子間の分
離が行なえるので、素子分離工程が容易となる。
【0064】また、第2の発明のSRAM装置によれ
ば、上記第1の発明のSRAM装置と同様の作用効果を
得ることができる。さらに、上記ゲート電極の少なくと
も一部は上記第2導電型の浅いウェル領域と電気的に接
続されて第1導電型の動的閾値トランジスタを構成して
いる。また、上記ゲート電極と電気的に接続された第2
導電型の浅いウェル領域の電位は、上記ゲート電極の電
位に応じて変化するが、上記素子分離領域により電気的
に分離されるので、素子間での干渉を防ぐことができ
る。上記動的閾値トランジスタは低電源電圧で高駆動能
力を持つという特性を持つので、低電圧駆動及び高速動
作が可能なSRAM装置が提供される。
【0065】また、第3の発明のSRAM装置によれ
ば、上記第2の発明のSRAM装置と同様の作用効果を
得ることができる。さらに、上記素子分離領域は浅い素
子分離領域と深い素子分離領域とからなり、上記第2導
電型の浅いウェル領域は、上記深い素子分離領域により
電気的に分離されている。一般的に深い素子分離領域
は、絶縁膜の埋め込み工程の特性により、様々な幅のも
のを形成するのが困難であり、浅い素子分離領域は、様
々な幅のものを容易に形成することができるが、上記浅
いウェル領域を素子毎に分離するのが困難である。した
がって、浅い素子分離領域と深い素子分離領域を組み合
わせることにより、上記浅いウェル領域を小さなマージ
ンで素子毎に分離し、かつ、様々な幅の素子分離領域を
形成することが可能となる。
【0066】また、第4の発明のSRAM装置によれ
ば、上記第1の発明のSRAM装置と同様の作用効果を
得ることができる。さらに、上記ゲート電極の少なくと
も一部は上記第2導電型のボディ領域と電気的に接続さ
れて第1導電型の動的閾値トランジスタを構成してい
る。上記動的閾値トランジスタは低電源電圧で高駆動能
力を持つという特性を持つので、低電圧駆動及び高速動
作が可能なSRAM装置が提供される。
【0067】さらにまた、基板としてSOI基板を用い
ているので、ソース領域及びドレイン領域に纏わる接合
面積が減少する。第4の発明では、動的閾値トランジス
タを含んでおり、ゲート電極の電位の変化に応じてボデ
ィ領域の電位が変化するので、実効的な静電容量は大き
くなる。しかし、SOI基板によるソース領域及びドレ
イン領域に纏わる接合面積の減少と、厚い埋め込み酸化
膜の存在とによる静電容量の低減効果は顕著である。し
たがって、消費電力の小さいSRAM装置が提供され
る。
【0068】さらにまた、素子分離領域の形成にあって
は、薄いSOI層を分離するだけで効果的に素子間の分
離が行なえるので、素子分離工程が容易となる。また、
第4の発明では、動的閾値トランジスタを含んでいるに
もかかわらず、素子分離領域は動的閾値トランジスタを
含まない場合と同じでよい。それゆえ、素子分離領域形
成工程が顕著に簡略化される。したがって、SRAM装
置の製造が容易になる。
【0069】また、1実施の形態によれば、高駆動能力
を要求される、フリップフロップ回路を構成する2個の
第1導電型の電界効果トランジスタと、トランスファー
ゲートトランジスタとなる2個の第1導電型の電界効果
トランジスタとを動的閾値トランジスタとしている。一
方、駆動能力はさほど要求されない、フリップフロップ
回路を構成する2個の第2導電型の電界効果トランジス
タは、動的閾値トランジスタではない。したがって、2
個の第2導電型の電界効果トランジスタにおいては、ゲ
ート電極と浅いウェル領域を電気的に接続するためのマ
ージンを要しない。また、上記第1導電型の浅いウェル
領域は、上記第1導電型の深いウェル領域と一体となっ
ているので、上記第1導電型及び第2導電型の浅いウェ
ル領域間のマージンを小さく保つことができる。したが
って、高速動作が可能で、かつ、メモリセル面積が小さ
くて高集積なSRAM装置が提供される。
【0070】また、1実施の形態によれば、一般的に駆
動能力が高いN型の電界効果トランジスタを動的閾値ト
ランジスタとし、高駆動能力を要求される個所で用いて
いるので、SRAM装置をより高速に動作させることが
可能となる。もしくは、Nチャネル型のMOSFETの
ゲート幅を小さくしても高い駆動力が得られるので、メ
モリセルの面積を小さくすることができる。
【0071】また、1実施の形態では、上記ゲート電極
側壁導電膜は多結晶半導体膜からなる。多結晶半導体膜
中の不純物拡散速度は結晶半導体領域中に比べて非常に
大きいために、ソース領域及びドレイン領域の接合深さ
を浅くするのが容易で、短チャネル効果の抑制がしやす
く微細化が容易となる。したがって、メモリセル面積が
小さくて高集積なSRAM装置が提供される。
【0072】また、第5の発明のSRAM装置の製造方
法によれば、上記第1の導電膜パターンの側壁には、上
記側壁絶縁膜を介して上記第2の導電膜からなる側壁導
電膜が形成される。この側壁導電膜を、側壁絶縁膜に対
して選択性のある異方性エッチングにより適宜除去する
ことにより、ソース領域とドレイン領域との分離及び上
記側壁導電膜による局所配線の形成が同時に行なわれ
る。さらに、上記側壁絶縁膜に対して選択性のある異方
性エッチングにより上記第1の導電膜パターンも適宜除
去されるから、ゲート電極配線も同時に形成される。さ
らにまた、動的閾値トランジスタを設ける場合において
は、上記側壁絶縁膜に対して選択性のある異方性エッチ
ングにより、活性領域上の上記第1の導電膜パターンを
除去すれば、ゲート電極と浅いウェル領域とを電気的に
接続するための領域も同時に形成することができる。し
たがって、唯1回のエッチング工程によりさまざまな目
的が達成されるので、SRAM装置の製造工程を簡略化
して製造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のSRAM装置のメモ
リセルの平面図であり、半導体活性領域、素子分離領域
及びゲート電極(ゲート配線)を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のSRAM装置のメモ
リセルの平面図であり、ゲート電極(ゲート配線)、ゲ
ート電極サイドウォール及びコンタクトホールを示す図
である。
【図3】 本発明の実施の形態1のSRAM装置のメモ
リセルの平面図であり、第1層メタル配線及びコンタク
トホールを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1のSRAM装置のメモ
リセルの平面図であり、第2層及び第3層メタル配線及
びヴィアホールを示す図である。
【図5】 図1〜図4の切断面線A−A’から見た断面
図である。
【図6】 図1〜図4の切断面線B−B’から見た断面
図である。
【図7】 本発明の実施の形態1のSRAM装置のメモ
リセルの作成手順を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態1のSRAM装置のメモ
リセルの作成手順を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態2のSRAM装置のメモ
リセルの平面図であり、半導体活性領域、素子分離領域
及びゲート電極(ゲート配線)を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態3のSRAM装置のメ
モリセルの断面図である。
【図11】 従来のSRAM装置のメモリセルの平面図
である。
【図12】 従来のSRAM装置のメモリセルの平面図
である。
【符号の説明】
111 シリコン基板 112 N型の深いウエル領域 113 P型の浅いウエル領域 114 N型の浅いウエル領域 115 深い素子分離領域 116 浅い素子分離領域 117 ゲート絶縁膜 118 ゲート電極 119 ゲート電極側壁絶縁膜 120 ゲート電極側壁導電膜 141 活性領域 160 SOI基板 164 P型のボディ領域 163 素子分離領域 164 P型のボディ領域 165 N型のボディ領域 N1,N2,N3,N4 N型のMOSFET P1,P2 P型のMOSFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 晃秀 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 柿本 誠三 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F083 BS03 BS15 BS27 BS47 BS48 GA03 GA09 HA01 HA02 JA04 JA06 JA32 JA35 JA36 JA37 MA06 MA16 NA01 PR36

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子分離領域と活性領域とを有する半導
    体基板と、 上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲ
    ート電極と、 上記ゲート電極の少なくとも一部の側壁に設けられたゲ
    ート電極側壁絶縁膜と、 上記ゲート電極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設
    けられ、上記素子分離領域で区分された複数の活性領域
    上にまたがって設けられたゲート電極側壁導電膜とを含
    むことを特徴とするスタティック型ランダムアクセスメ
    モリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスタティック型ランダ
    ムアクセスメモリ装置において、 上記半導体基板はSOI基板からなることを特徴とする
    スタティック型ランダムアクセスメモリ装置。
  3. 【請求項3】 素子分離領域と活性領域とを有する半導
    体基板と、 上記半導体基板内に形成された第1導電型の深いウェル
    領域と、 上記第1導電型の深いウェル領域内に形成された第2導
    電型の浅いウェル領域と、 上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲ
    ート電極と、 上記ゲート電極の少なくとも一部の側壁に設けられたゲ
    ート電極側壁絶縁膜と、 上記ゲート電極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設
    けられ、上記素子分離領域で区分された複数の活性領域
    上にまたがって設けられたゲート電極側壁導電膜とを含
    み、 上記ゲート電極の少なくとも一部は上記第2導電型の浅
    いウェル領域と電気的に接続されて第1導電型の動的閾
    値トランジスタを構成し、 上記第2導電型の浅いウェル領域は、上記素子分離領域
    により電気的に分離されていることを特徴とするスタテ
    ィック型ランダムアクセスメモリ装置。
  4. 【請求項4】 素子分離領域と活性領域とを有する半導
    体基板と、 上記半導体基板内に形成された第1導電型の深いウェル
    領域と、 上記第1導電型の深いウェル領域内に形成された第2導
    電型の浅いウェル領域と、 上記半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲ
    ート電極と、 上記ゲート電極の少なくとも一部の側壁に設けられたゲ
    ート電極側壁絶縁膜と、 上記ゲート電極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設
    けられ、上記素子分離領域で区分された複数の活性領域
    上にまたがって設けられたゲート電極側壁導電膜とを含
    み、 上記ゲート電極の少なくとも一部は上記第2導電型の浅
    いウェル領域と電気的に接続されて第1導電型の動的閾
    値トランジスタを構成し、 上記素子分離領域は、浅い素子分離領域と深い素子分離
    領域とからなり、 上記第2導電型の浅いウェル領域は、上記深い素子分離
    領域により電気的に分離されていることを特徴とするス
    タティック型ランダムアクセスメモリ装置。
  5. 【請求項5】 素子分離領域と活性領域とを有するSO
    I半導体基板と、 上記SOI半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けら
    れたゲート電極と、 上記ゲート電極の少なくとも一部の側壁に設けられたゲ
    ート電極側壁絶縁膜と、 上記ゲート電極側壁絶縁膜の少なくとも一部の側壁に設
    けられ、上記素子分離領域で区分された複数の活性領域
    上にまたがって設けられたゲート電極側壁導電膜とを含
    み、 上記ゲート電極の少なくとも一部は上記SOI半導体基
    板の第2導電型のボディ領域と電気的に接続されて第1
    導電型の動的閾値トランジスタを構成することを特徴と
    するスタティック型ランダムアクセスメモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載のスタティック
    型ランダムアクセスメモリ装置において、 上記第1導電型の深いウェル領域内には第1導電型の浅
    いウェル領域が形成され、上記第1導電型の深いウェル
    領域と浅いウェル領域は一体となって第1導電型のウェ
    ル領域を構成し、 上記スタティック型ランダムアクセスメモリ装置は6素
    子型であって、 上記第1導電型のウェル領域上に形成された、フリップ
    フロップ回路を構成する2個の第2導電型の電界効果ト
    ランジスタと、 上記第2導電型の浅いウェル領域上に形成された、フリ
    ップフロップ回路を構成する2個の第1導電型の電界効
    果トランジスタと、 上記第2導電型の浅いウェル領域上に形成された、トラ
    ンスファーゲートトランジスタとなる2個の第1導電型
    の電界効果トランジスタとで構成され、 上記4個の第1導電型の電界効果トランジスタのみが上
    記動的閾値トランジスタであることを特徴とするスタテ
    ィック型ランダムアクセスメモリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のスタティック型ランダ
    ムアクセスメモリ装置において、上記第1導電型とはN
    型であることを特徴とするスタティック型ランダムアク
    セスメモリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の
    スタティック型ランダムアクセスメモリ装置において、
    上記ゲート電極側壁導電膜は多結晶半導体膜からなるこ
    とを特徴とするスタティック型ランダムアクセスメモリ
    装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する
    工程と、 少なくとも上記ゲート絶縁膜上に第1の導電膜を形成す
    る工程と、 上記第1の導電膜を所定のパターンにパターン加工し
    て、第1の導電膜パターンを形成する工程と、 上記第1の導電膜パターンの少なくとも一部の側壁に側
    壁絶縁膜を形成する工程と、 上記半導体基板上に第2の導電膜を堆積し、この第2の
    導電膜をエッチングして、上記第1の導電膜パターンの
    側壁に、上記側壁絶縁膜を介して、上記第2の導電膜か
    らなる側壁導電膜を形成する工程と、 上記側壁絶縁膜に対して選択性のある異方性エッチング
    により、上記第1の導電膜パターンおよび側壁導電膜
    を、上記第1の導電膜パターンの一部および側壁導電膜
    の一部を除去するようにパターン加工して、ゲート電極
    となる層と、ソース領域となる層と、ドレイン領域とな
    る層と、積上げ型の拡散層からなる配線とを形成する工
    程とを含むことを特徴とするスタティック型ランダムア
    クセスメモリ装置の製造方法。
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