JPH06302066A - 磁気テープ装置およびそれへの使用に適した磁気ヘッドユニット - Google Patents

磁気テープ装置およびそれへの使用に適した磁気ヘッドユニット

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JPH06302066A
JPH06302066A JP6043809A JP4380994A JPH06302066A JP H06302066 A JPH06302066 A JP H06302066A JP 6043809 A JP6043809 A JP 6043809A JP 4380994 A JP4380994 A JP 4380994A JP H06302066 A JPH06302066 A JP H06302066A
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JP
Japan
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magnetic tape
magnetic
magnetic head
head unit
tape
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Pending
Application number
JP6043809A
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English (en)
Inventor
Marinus P Koster
ピーター コステル マリヌス
Albert Visscher
フィスヘル アルベルト
Robert C H Boereboom
コルネリス ヘンリカス ブレブーム ロベルト
Casparus W Kruijer
ウィリブロダス クルエイエル カスパルス
Jaap Oudes
オウデス ヤープ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/602Guiding record carrier for track selection, acquisition or following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/62Maintaining desired spacing between record carrier and head
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads
    • G11B5/4893Disposition of heads relative to moving tape

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープと磁気ヘッドとの間の接触の改善
を目的とする。 【構成】 磁気テープ装置が、磁気ヘッド25を有する磁
気ヘッドユニット17を具え、その磁気ヘッド25が、磁気
テープ55に対する情報の書き込み読み出しとのためにヘ
ッド面内で延在する複数の変換ギャップを持ち、上記磁
気ヘッドユニット17が二つの高さ規制部33, 35をさらに
有し、それらの高さ規制部33, 35が各々、磁気テープの
一方の側端縁67の案内用のテープ案内面41, 43と、上記
ヘッド面内の上記変換ギャップに平行な仮想線51に対し
直角に延在して両テープ案内面41,43に接する接線53と
を持っており、磁気ヘッドユニット17が該装置内に揺動
可能に搭載されて、磁気テープ55の影響下で、上記変換
ギャップの近くで上記ヘッド面に接している接平面に対
し垂直に延在する揺動軸19周りに揺動でき、その揺動軸
19が磁気ヘッドユニット17の重心109 を通って延在して
いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッドを有する
磁気ヘッドユニットを具える磁気テープ装置であって、
前記磁気ヘッドが、ヘッド面と、磁気テープ上への情報
の書き込みと磁気テープからの情報の読み出しとの少な
くとも一方のために前記ヘッド面内で延在する少なくと
も一つの変換ギャップとを持ち、前記磁気ヘッドユニッ
トが、二つの高さ規制手段をさらに有し、それらの高さ
規制手段が各々、磁気テープの一方の側端縁を案内する
ためのテープ案内面と、前記ヘッド面内の前記変換ギャ
ップに平行な仮想線に対し直角に延在して前記両テープ
案内面に接する接線とを持っている、という磁気テープ
装置に関するものである。
【0002】上述した互いに直角に延在する仮想線と接
線とは互いに交差することができ、かかる磁気ヘッドユ
ニットの構成は、装置の作動中、磁気テープの長手方向
軸線が変換ギャップに直角に延在することを確実ならし
め、これにより、情報を磁気テープ上へ書き込む際およ
び磁気テープから読み出す際に、磁気テープが変換ギャ
ップに対し常に同一の位置を占めるようにして、アジマ
ス誤差の発生を防止する。
【0003】さらにこの発明は、磁気ヘッドを具える、
前記磁気テープ装置への使用に適した磁気ヘッドユニッ
トであって、前記磁気ヘッドが、ヘッド面と、そのヘッ
ド面に隣接する変換ギャップとを有し、前記磁気ヘッド
ユニットが、各々テープ案内面を有する二つの高さ規制
手段をさらに具えている、という磁気ヘッドユニットに
も関するものである。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】上述
した型の磁気テープ装置および磁気ヘッドユニットは、
米国特許明細書US-A 4,485,420号にて知られ、そこで
は、磁気テープの一方の側端縁が高さ規制手段との接触
を維持することを確実ならしめるために、前記二つの高
さ規制手段にそれぞれ対向して配置された制御要素が、
磁気テープの他方の側端縁を押圧しており、この既知の
磁気テープ装置では、それらの制御要素は弾性手段にて
形成されている。
【0005】またこの既知の磁気テープ装置における磁
気ヘッドユニットは、該磁気テープ装置内に固定されて
搭載されるとともに、磁気ヘッドを設けられ、その磁気
ヘッドは、左チャンネルおよび右チャンネルのステレオ
音声信号の読み出しおよび書き込みのための二つの変換
ギャップを有しており、もしも磁気テープの長手方向軸
線がその変換ギャップに直角に配向されていない場合に
は、上記弾性手段と連携する上記二つの高さ規制手段
が、該装置の作動中、磁気ヘッドに対する磁気テープの
位置を修正しようとし、それにより磁気テープは、正規
の位置へ向けて付勢される。
【0006】かかる付勢は、磁気テープの内部に反発力
を生じさせ、それにより磁気テープは、ヘッド面に対
し、テープ幅の全体に亘り均一な力では押圧されなくな
り、そのテープ両側端縁の一方の近くでは、ヘッド面か
らの浮き上がりさえ生ずる可能性もあるが、一般に知ら
れた通常のコンパクトカセットシステムに基づくアナロ
グ音声記録においては、このことはそれほど重大な問題
にはならない。というのは、上記変換ギャップは磁気テ
ープの幅の相当な部分を横切って延在しており、またそ
の音声信号は長い波長を有しているので、記録の際に、
磁気ヘッドと磁気テープとの間に僅かな隙間が存在して
も、容易にわかる程の信号損失を直ちに生じさせること
はないからである。
【0007】しかしながら、一般に知られた通常のデジ
タルコンパクトカセットシステムに基づくデジタル音声
記録においては、その磁気テープ装置の磁気ヘッドは比
較的多数の変換ギャップを有しており、またその音声信
号の波長はアナログ音声記録の場合と比較して相当に短
い。従って、磁気テープがそのテープ両側端縁の一方の
近くでヘッド面から浮き上がった場合には、もはや一も
しくは複数の変換ギャップが磁気テープと接触し続けな
くなって、信号損失が生ずることになる。
【0008】それゆえこの発明の目的の一つは、当初の
項で述べた型の磁気テープ装置であって、既知の磁気テ
ープ装置と比較して磁気テープと磁気ヘッドとの間の接
触を改善した装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、この発
明に基づく磁気テープ装置は、前記磁気ヘッドユニット
が該磁気テープ装置内に揺動可能に搭載され、そして前
記磁気ヘッドユニットが前記磁気テープの影響下で、前
記変換ギャップの近くで前記ヘッド面に接している接平
面に対して垂直に延在している揺動軸線周りに揺動し得
ることを特徴としている。
【0010】かかる装置にあっては、もしも磁気テープ
の長手方向軸線が変換ギャップに直角でない場合には、
ここでも前記制御要素が、磁気テープの側端縁が前記二
つの高さ規制手段へ向かうように磁気テープを押圧する
であろうが、ここではその押圧により、磁気テープが正
規の位置へ向けて付勢される代わりに、磁気ヘッドユニ
ットがそれ自身を磁気テープに対し整列させるように揺
動されるであろう。従って、磁気テープは殆どあるいは
全く変形されず、それゆえ磁気テープは、そのテープ幅
の全体に亘り実質的に均一な力でヘッド面に押圧される
ようになる。
【0011】そしてこの発明に基づく磁気テープ装置の
一実施態様は、前記揺動軸線が、前記磁気ヘッドユニッ
トの重心を通って延在していることを特徴としており、
このようにすれば、磁気ヘッドユニットは、磁気テープ
の変形をもたらすいかなる力もその揺動可能な配置に起
因して磁気テープに及ぼすことがなく、それゆえ磁気テ
ープと磁気ヘッドとの間の最適な接触が得られる。
【0012】さらにこの発明に基づく磁気テープ装置の
他の一実施態様は、キャプスタンおよび、少なくとも実
質的に円錐状をなす形状を有する押圧ローラーが存在し
ていることを特徴としており、このようにすれば、該磁
気テープ装置は、磁気テープを前記二つの高さ規制手段
へ向けて押圧する手段を有することになり、それにより
磁気ヘッドに対する磁気テープの正確な位置決めが確実
に行われる。ところで磁気テープ装置は通常、テープ送
りのためにキャプスタンと押圧ローラーとを具えている
ので、このようにすれば該磁気テープ装置は、磁気テー
プを高さ規制手段へ向けて押圧する手段のための余分な
改造を、殆どもしくは全く要求されないで済む。
【0013】ここで、磁気テープを高さ規制手段へ向け
て押圧する押圧力は以下の如くして発生する。すなわ
ち、該装置の作動中、押圧ローラーはテープ送りのため
に磁気テープをキャプスタンへ向けて押圧し、その際、
その押圧ローラーの円錐状の形状ゆえに押圧ローラーは
磁気テープ上にモーメントを及ぼし、そのモーメントは
磁気ヘッドユニットの位置で磁気テープに力を及ぼし、
その力は磁気テープをその側端縁が前記二つの高さ規制
手段へ向かうように押圧する。なお、この目的のための
押圧ローラーの形状は、正確に円錐状である必要はない
が、磁気テープを前記二つの高さ規制手段へ向けて押圧
する力をもたらすモーメントを磁気テープが受けるよう
な形状ではあるべきである。
【0014】一方この発明に基づく磁気ヘッドユニット
は、該磁気ヘッドユニットが、前記変換ギャップの近く
のヘッド面に接する接平面に垂直に延在する揺動軸線を
持つ揺動手段を具えていることを特徴としている。そし
てその揺動軸線は、前記磁気ヘッドユニットの重心を通
って延在していることが好ましい。
【0015】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。ここに、図1は、この発明に基づく磁気
テープ装置の一実施例の外観を示すとともにその一部を
切り欠いて内部を示す正面図であり、図2は、図1に示
す磁気テープ装置内に適用されたこの発明に基づく磁気
ヘッドユニットの一実施例を示す斜視図であり、図3
は、図2に示す磁気ヘッドユニットと磁気テープとの共
働状態を示す説明図であり、図4は、既知の磁気テープ
装置における磁気テープの、磁気ヘッドユニットとの共
働中の変形状態を示す説明図であり、図5は、上記既知
の磁気テープ装置における磁気テープと磁気ヘッドユニ
ットとの共働状態を示す説明図であり、図6は、上記実
施例の磁気テープ装置における磁気テープと磁気ヘッド
ユニットとの共働状態を示す説明図であり、図7は、こ
の発明に基づく磁気テープ装置の第2の実施例における
磁気テープと磁気ヘッドユニットとの共働状態を示す説
明図である。
【0016】図1に示すこの発明の一実施例の磁気テー
プ装置1は、磁気テープカセット3と共働するように適
合されており、この磁気テープ装置1は、リール上の磁
気テープの巻き取りおよび供給のための二本のリール駆
動軸5,7と、磁気テープをその長手方向へ送るために
二個の押圧ローラー13,15と共働する二本のキャプスタ
ン9,11と、磁気テープ上への情報の書き込みおよび磁
気テープからの情報の読み出しのための磁気ヘッドユニ
ット17とを有していて、その磁気ヘッドユニット17は、
軸受け21内で回転し得る軸19に接続されている。
【0017】図2に示す上記磁気ヘッドユニット17は、
ヘッド面27を有する磁気ヘッド25を収容するハウジング
23を有し、そのハウジング23は、二つのテープガイド2
9,31を支持しており、それらのテープガイド29,31は
それらの両端部に、二つの高さ規制手段としての二つの
高さ規制部33, 35と、二つのテープ押圧壁部37, 39とを
有し、それらのテープ押圧壁部37, 39は、テープガイド
29,31に対し傾斜していて、磁気テープを上記高さ規制
手段33, 35へ向けて押圧するための制御要素を形成して
いる。また、それら二つの高さ規制部33, 35は、該装置
の作動中に磁気テープの一方の側端縁を案内するための
テープ案内面41, 43を有している。
【0018】また上記磁気ヘッドユニット17は、上記ヘ
ッド面27内の変換ギャップ49の位置でそのヘッド面27に
接している接平面47に対して垂直に延在している上記軸
19ひいてはその中心を通る揺動軸線45の周りに揺動する
ことができ、そして上記磁気ヘッド25は、上記ハウジン
グ23内に正確に配置されていて、上記ヘッド面27内に位
置して上記変換ギャップ49を通る仮想線51は、上記二つ
の高さ規制部33, 35の二つのテープ案内面41, 43に接す
る接線53に対し直角に位置している。
【0019】図3は、該装置の作動中における磁気ヘッ
ドユニット17と磁気テープカセット内の磁気テープ55と
の共働状態を示しており、該装置の作動中、磁気ヘッド
ユニット17は部分的に、磁気テープカセットのハウジン
グの開口部を通ってその磁気テープカセット内に入り込
み、それにより磁気ヘッド25は磁気テープ55と接触して
いる。この図3では、上記磁気テープカセットのうち
の、磁気テープ55と、その磁気テープカセット内に設け
られたテープガイド57, 59と、テープ押圧フェルト61と
だけが示されており、該装置の作動中、そのテープ押圧
フェルト61は、磁気テープ55を、上記変換ギャップの位
置で上記磁気ヘッド25のヘッド面に対して押圧し、この
目的のためそのテープ押圧フェルト61は、板ばね63上に
配置されている。
【0020】また上記磁気テープカセット内に設けられ
た上記テープガイド57, 59は、上記磁気ヘッド25の両側
にて磁気テープ55を案内し、それにより磁気ヘッド25へ
の磁気テープ55の巻き付け角度を増加させて、磁気テー
プに対する磁気ヘッドの接触状態を改善する。なお、か
かるテープガイド57, 59は、板ばね65上に配置されてい
る。
【0021】上記磁気テープ55の一方の側端縁67は、上
記二つの高さ規制部33, 35によって案内され、また上記
磁気テープ55の他方の側端縁69は、上記二つのテープ押
圧壁部37, 39によって案内される。そして、それらのテ
ープ押圧壁部37, 39が磁気テープ55に対して傾斜してい
ることから、上記磁気テープ55は、二つの高さ規制部3
3, 35へ向かう、矢印71で示す方向の力を受ける。
【0022】かかる磁気ヘッドユニットの構成は、磁気
テープの一方の側端縁が二つの高さ規制手段としての高
さ規制部に常に接触し続けることを確実ならしめ、これ
により、磁気テープが磁気ヘッドに対し常に同一の位置
を占めるようにして、アジマス誤差の発生を防止してい
る。
【0023】しかしながら、該装置の作動の際、もしも
磁気テープの長手方向軸線が最初に上記変換ギャップに
対し直角に延在していなかった場合には、上記テープ押
圧壁部は磁気テープを正規の位置へ向けて付勢すること
になるであろう。そしてこの付勢は磁気テープの内部に
反発力を生じさせ、それにより磁気テープは、ヘッド面
に対し、テープ幅の全体に亘り均一な力では押圧されな
くなり、そのテープ両側端縁の一方の近くでは、ヘッド
面からの浮き上がりさえ生ずる可能性もある。図4は、
既知の磁気テープ装置の作動中における、かかる磁気テ
ープ55の変形状態を示し、ここで磁気テープ55は、その
陰影を付けた領域73および75において変形されてテープ
ガイド29, 31および磁気ヘッド25から浮き上がってお
り、かかる浮き上がりは好ましくない。
【0024】ところで、図5は、上記既知の磁気テープ
装置における磁気テープ77と磁気ヘッドユニット79との
共働状態を示しており、この磁気テープ装置では、磁気
ヘッドユニット79は該装置の搭載面81上に固定されてい
て、その磁気ヘッドの変換ギャップを通る仮想線83は、
該装置の上記搭載面81に対し垂直に延在している。そし
てその仮想線83はさらに、二つのテープ案内面87, 89に
接する接線85に対しても直角に延在している。
【0025】かかる構成にあっては、傾斜したテープ押
圧面97, 99が磁気テープ77を、その一方の側端縁91が高
さ規制部93, 95の上記テープ案内面87, 89へ向かうよう
に押圧するので、その磁気テープ77の長手方向軸線101
は、上記変換ギャップを通る仮想線83に対し直角に延在
するが、もしもその磁気テープの長手方向軸線が、図中
破線103 で示すように、上記仮想線に対し最初に直角に
延在していなかった場合には、磁気テープは正規の位置
へ向けて付勢されることになり、このことは既に述べた
ように磁気テープの内部に反発力を生じさせ、その反発
力は、磁気ヘッドのヘッド面からの磁気テープの浮き上
がりを生じさせて、磁気テープと磁気ヘッドとの間の信
号伝達を中断させる。
【0026】一方図6は、磁気テープ55と、上記実施例
の磁気テープ装置の磁気ヘッドユニット17との共働状態
を示しており、その磁気ヘッドユニット17は前述の如
く、軸受け21内で回転し得る軸19に接続されている。従
って、もしも磁気テープ55が該磁気テープ装置の搭載面
105 に対し傾斜している場合には、磁気テープ55の一方
の側端縁67が高さ規制部33, 35の上記テープ案内面41,
43へ向かうように磁気テープ55が押圧されることで、磁
気ヘッドユニット17が揺動される。
【0027】言い換えるとここでは、二つのテープ押圧
壁部37, 39が磁気テープ55から離れる方向へ押圧される
ことで、高さ規制部33, 35が磁気テープ55の一方の側端
縁67へ向けて押圧されて、変換ギャップを通る仮想線51
が磁気テープ55の長手方向軸線107 に直角に配向される
ように磁気ヘッドユニット17が揺動される。なお、磁気
ヘッドユニット17の円滑な揺動を達成するために、この
実施例の構成では、その軸19の中心を通る上記揺動軸線
45が、磁気ヘッドユニット17の重心109 を通って延在し
ている。
【0028】図7は、この発明の磁気テープ装置の第2
実施例を示しており、この実施例でも、磁気ヘッドユニ
ット111 は、軸113 周りに揺動することができ、その磁
気ヘッドユニット111 は、磁気テープ121 の一方の側端
縁119 の案内のために、二つの高さ規制手段としての二
つの高さ規制部115, 117を有している。しかしながらこ
の実施例における磁気ヘッドユニット111 は、磁気テー
プをその一方の側端縁が高さ規制部へ向かうように押圧
するための、例えばテープ押圧壁部の如き形状のいかな
る制御要素をも具えていず、磁気テープをその一方の側
端縁が高さ規制部へ向かうように押圧するという目的の
ためには、この実施例の磁気テープ装置は、円錐状の押
圧ローラー123 を有している。
【0029】上記押圧ローラー123 は、テープ送りの目
的で磁気テープ121 とキャプスタン125 との間の適切な
接触を得るために、磁気テープ121 をキャプスタン125
に対して押圧する。そしてこの押圧ローラー123 は、そ
の円錐状の形状によって磁気テープ121 にモーメント12
7 を及ぼし、そのモーメント127 によって磁気テープ12
1 には、磁気ヘッドユニット111 の位置で力129, 131が
加えられ、このことにて磁気テープ121 は、その一方の
側端縁119 が二つの高さ規制部115, 117へ向かうように
押圧される。なお、上記押圧ローラー123 の形状は、正
確に円錐状である必要はないが、磁気テープを前記二つ
の高さ規制手段へ向けて押圧する力をもたらすモーメン
トを磁気テープが受けるような形状ではあるべきであ
る。
【0030】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲
の記載範囲内で上記実施例とは異なる構成を採る全ての
実施態様に関連するものであり、例えばこの発明では、
磁気テープを二つの高さ規制手段へ向けて押圧するため
に、磁気テープ装置に、上述したテープ押圧壁部や円錐
状押圧ローラーの如き手段に代えて、他の手段を設けて
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく磁気テープ装置の一実施例の
外観を示すとともにその一部を切り欠いて内部を示す正
面図である。
【図2】図1に示す磁気テープ装置内に適用されたこの
発明に基づく磁気ヘッドユニットの一実施例を示す斜視
図である。
【図3】図2に示す磁気テープ装置の磁気ヘッドユニッ
トと磁気テープとの共働状態を示す説明図である。
【図4】既知の磁気テープ装置における磁気テープの、
磁気ヘッドユニットとの共働中の変形状態を示す説明図
である。
【図5】上記既知の磁気テープ装置における磁気テープ
と磁気ヘッドユニットとの共働状態を示す説明図であ
る。
【図6】上記実施例の磁気テープ装置における磁気テー
プと磁気ヘッドユニットとの共働状態を示す説明図であ
る。
【図7】この発明に基づく磁気テープ装置の第2の実施
例における磁気テープと磁気ヘッドユニットとの共働状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
17 磁気ヘッドユニット 19 揺動軸 25 磁気ヘッド 27 ヘッド面 33,35 高さ規制部 41,43 テープ案内面 45 揺動軸線 47 接平面 49 変換ギャップ 53 接線 55 磁気テープ 67 側端縁 109 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベルト フィスヘル オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 ロベルト コルネリス ヘンリカス ブレ ブーム オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 カスパルス ウィリブロダス クルエイエ ル オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 ヤープ オウデス オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを有する磁気ヘッドユニット
    を具える磁気テープ装置であって、前記磁気ヘッドが、
    ヘッド面と、磁気テープ上への情報の書き込みと磁気テ
    ープからの情報の読み出しとの少なくとも一方のために
    前記ヘッド面内で延在する少なくとも一つの変換ギャッ
    プとを持ち、前記磁気ヘッドユニットが、二つの高さ規
    制手段をさらに有し、それらの高さ規制手段が各々、磁
    気テープの一方の側端縁を案内するためのテープ案内面
    と、前記ヘッド面内の前記変換ギャップに平行な仮想線
    に対し直角に延在して前記両テープ案内面に接する接線
    とを持っている、という磁気テープ装置において、 前記磁気ヘッドユニットが該磁気テープ装置内に揺動可
    能に搭載され、そして前記磁気ヘッドユニットが前記磁
    気テープの影響下で、前記変換ギャップの近くで前記ヘ
    ッド面に接している接平面に対して垂直に延在している
    揺動軸線周りに揺動し得ることを特徴とする、磁気テー
    プ装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動軸線は、前記磁気ヘッドユニッ
    トの重心を通って延在していることを特徴とする、請求
    項1記載の磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】 キャプスタンおよび、少なくとも実質的
    に円錐状をなす形状を有する押圧ローラーが存在してい
    ることを特徴とする、請求項1もしくは請求項2記載の
    磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドを具える磁気ヘッドユニット
    であって、前記磁気ヘッドが、ヘッド面と、そのヘッド
    面に隣接する変換ギャップとを有し、前記磁気ヘッドユ
    ニットが、各々テープ案内面を有する二つの高さ規制手
    段をさらに具えている、という磁気ヘッドユニットにお
    いて、 前記磁気ヘッドユニットが、前記変換ギャップの近くの
    ヘッド面に接する接平面に垂直に延在する揺動軸線を持
    つ揺動手段を具えていることを特徴とする、請求項1乃
    至請求項3のいずれか記載の磁気テープ装置への使用に
    適した磁気ヘッドユニット。
  5. 【請求項5】前記揺動軸線は、前記磁気ヘッドユニット
    の重心を通って延在していることを特徴とする、請求項
    4記載の磁気ヘッドユニット。
JP6043809A 1993-03-15 1994-03-15 磁気テープ装置およびそれへの使用に適した磁気ヘッドユニット Pending JPH06302066A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP93200745 1993-03-15
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