JPH06300503A - 測定器の精度検査装置 - Google Patents

測定器の精度検査装置

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JPH06300503A
JPH06300503A JP8627393A JP8627393A JPH06300503A JP H06300503 A JPH06300503 A JP H06300503A JP 8627393 A JP8627393 A JP 8627393A JP 8627393 A JP8627393 A JP 8627393A JP H06300503 A JPH06300503 A JP H06300503A
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JP
Japan
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measuring
measurement
caliper
measuring instrument
accuracy
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JP8627393A
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Mikimaro Nakanishi
幹麿 中西
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノギス、マイクロメータ等の測定器の精度検
査を容易且つ迅速に行うことができ、精度検査の省力化
を図ることのできる測定器の精度検査装置を提供する。 【構成】 複数のゲージブロック32A…を回転軸30
に取り付け、測定位置35にこれらのゲージブロック3
2A…を退避位置から順次移動させながら被検査対象で
あるノギス44によって寸法測定を行い、測定位置35
に位置したゲージブロック32A…の規定寸法とノギス
44による測定値とをパーソナルコンピュータ24にデ
ータ取入機28を介して取り込んで比較することにより
誤差を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測定器の精度検査装置に
係り、例えばノギス、マイクロメータ等の測定器の精度
検査に利用される精度検査装置に関する。
【0002】
【背景技術】被測定物の寸法等の測定を行う測定器とし
てノギス、マイクロメータ等が知られているが、このよ
うな測定器が使用される製造工場でISO9000の認
定を取得するには工場で使用されるノギス等の測定器の
精度検査体制を確立することが必要となる。このISO
9000の認定を取得するには、測定器の合格、不合格
のみの判定だけではなく、1つの測定器につき中間3点
のデータを記録に残すことが審査機関によって指導され
ている。
【0003】図8は従来のノギス等の測定器について精
度検査を行う場合に使用するキャリパチェッカ10の概
略斜視図である。同図のキャリパチェッカ10には複数
の突起10A,10B,10C…が規定寸法毎に設けら
れている。このキャリパチェッカ10を使用して精度検
査を行うには、これらの突起10A,10B,10C…
のうち、例えば図9に示すように突起10B,10C間
を検査対象であるノギス12のジョウ14A,14Bに
よって挟んでノギス12の測定値を読み取り、この測定
値と実際の突起10B,10C間の距離とを比較するこ
とにより誤差を計算する。或いは、規定寸法に形成され
た数種類のゲージブロックを順次測定し、得られた測定
値をゲージブロックの寸法と比較する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したキャ
リパチェッカ10を使用した検査方法では複数の突起1
0A,10B,10C…が設けられているため、精度検
査時に測定すべき突起を誤って測定してしまう場合もあ
り、作業効率が悪い。特に、ISO9000の認定を取
得するには、一つのノギスにつき内径及び外径の各3点
ずつ計6回の寸法測定を行い、個々のノギス毎に記録を
手書きで残しながら工場全体のノギスについての誤差偏
差を電卓によって計算しなければならない。このため、
例えば大手メーカーのように保有するノギスの数が30
00丁を越えるような場合には精度検査に要する工数が
多大となり、測定器の精度検査に多くの手間と労力がか
かる問題が生じていた。
【0005】また、ゲージブロックを使用した検査方法
でも効率の悪さは同様であり、特に多数の測定器の検査
を行うと、作業者の手から伝わる熱によってゲージブロ
ック自体が温まって熱伸縮を起こし、この結果、特に長
尺のノギスを検査すると大きな誤差が生じる問題があっ
た。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的はノギス、マイクロメータ等の測定器
の精度検査を容易且つ迅速に行うことができ、精度検査
の省力化を図ることのできる測定器の精度検査装置を提
供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なる規定寸
法を有し、被検査対象である測定器によって寸法測定さ
れる複数の測定用試験片と、これら複数の測定用試験片
を退避位置から前記測定器による寸法測定が行われる測
定位置に移動させる移動手段と、前記測定位置に位置し
ている前記測定用試験片の種類を識別する測定用試験片
識別手段と、前記測定器によって測定された前記測定用
試験片の測定値及び前記測定用試験片識別手段によって
識別された種類に対応して記憶された規定寸法とを比較
して前記測定器の精度を判定する精度判定手段とを含む
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明では、被検査対象である測定器によって
寸法測定される複数の測定用試験片を退避位置から前記
測定器による寸法測定が行われる測定位置に移動させる
移動手段に設けている。これにより、誤って測定位置に
ない測定用試験片を測定するといった測定ミスを回避で
きる。また、測定用試験片識別手段によって測定位置に
位置している測定用試験片の種類を識別して、この種類
に対応して記憶されている規定寸法と、被検査対象の測
定器によって測定された測定値とを精度判定手段によっ
て比較して測定器の精度を判定する。このため、1つの
測定器につき複数箇所の測定を行う場合でも多数の測定
器の精度判定を能率的に行うことができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る測定器の精度検査装置の
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0010】図1は一実施例に係る測定器の精度検査装
置の概略を示す斜視図である。図1に示すように、精度
検査装置20は移動手段としての測定部22、精度判定
手段としてのパーソナルコンピュータ24、表示器2
6、測定用試験片識別手段としてのデータ取入機28等
から構成され、例えば測定器であるノギス44の精度検
査を行う場合に利用される。
【0011】図2は図1の測定部22の正面断面図で、
同図に示すように測定部22には回転軸30がスタンド
25の両端に軸支されている。回転軸30には把手27
が設けられており、この把手27を回すことにより回転
軸30がスタンド25上を回転する。
【0012】回転軸30の一端にはフランジ状の押さえ
部30Aが、他端にはばね受け部30Bが形成されてい
る。また、図3に示すように、回転軸30の周面には蟻
溝を有する溝部31A〜31Fが軸方向に計6つ形成さ
れている。これらの6つの溝部31A〜31Fには測定
用試験片としての各ゲージブロック32A〜32Fが挿
入されるとともに、図2に示す押さえブロック33が溝
部31A〜31Fの蟻溝に嵌合して挿入される。
【0013】この押さえブロック33とばね受け部30
Bとの間には、ばね23が介在され、このばね23によ
って押さえブロック33が押さえ部30Aの方向に弾性
付勢され、これにより、各ゲージブロック32A〜32
Fを押さえ部30Aに押圧して回転軸30に放射状に固
定する。
【0014】ここで、ゲージブロックの数が計6つであ
るのは、ISO9000認定取得のために1つの測定器
につき3箇所の測定が必要なため、被検査対象の測定器
が例えばノギスの場合、外径測定用及び内径測定用とし
て各3つの測定用試験片が必要だからである。ゲージブ
ロック32A〜32Fはセラミック製で、それぞれ異な
る規定寸法に形成され、後述するノギスの外径及び内径
測定の精度検査に利用される。また、図示していないが
ゲージブロック32A〜32Fのうち、内径測定に使用
される3つのゲージブロックには内径測定用のジョウが
取り付けられる。
【0015】ゲージブロック32A〜32Fの回りには
上方が切り欠かれたカバー38が取り付けられ、このカ
バー38の切り欠かれた部分から測定位置35にあるゲ
ージブロックが上方へ突出されるとともに(図示例では
ゲージブロック32A)、カバー38内の退避位置29
にあるゲージブロックがカバー38によって覆われる。
ここで、測定位置35とは被検査対象であるノギス等の
測定器によって各ゲージブロック32A〜32Fの測定
が行われる位置である。このため、精度検査時に誤って
測定位置35にないゲージブロックを測定するといった
過誤が回避される。
【0016】図2に示すように、測定部22のスタンド
25には回転軸30の節度機構としてクリック装置34
が設けられる。このクリック装置34は、リング状のフ
ランジ部34Aと、鋼球34Bと、ボルト34Cと、ス
プリング34Dとで構成される。図4に示すようにフラ
ンジ部34Aには、放射方向に孔34Eが穿設されてお
り、この孔34E内に鋼球34B及びスプリング34D
を挿入し、このスプリング34Dをボルト34Cによっ
てフランジ部34Aに固定することにより鋼球34Bを
回転軸30の周面に押圧付勢している。
【0017】また、回転軸30の周面には計7つの係止
溝36A〜36Gが形成され、クリック装置34の鋼球
34Aがこれらの係止溝36A〜36Gと係合すること
によりゲージブロック32A〜32Fを回転軸30上方
の測定位置35に停止させる。7つの係止溝36A〜3
6Gのうち6つの係止溝36A〜36Fは、各ゲージブ
ロック32A〜32Fが挿入される溝部31A〜31F
と対応する位置に形成されており、この結果、前記ゲー
ジブロック32A〜32Fをクリック装置34によって
測定位置35にそれぞれ停止させることができる。
【0018】また、クリック装置34のフランジ部34
Aには測定用試験片識別手段としてリミットスイッチ4
0が設けられている。このリミットスイッチ40の先端
40Aは回転軸30の一定方向の回転に伴って図5に示
す7つの溝部42A〜42Gと順次係合してリミットス
イッチ40からオフ信号がデータ取入機28に出力され
る。そのオフされた回数は後述するデータ取入機28の
選択部28Bによってカウントされており、この回数に
応じて測定位置35にどのゲージブロック32A〜32
Fが位置しているかが識別される。
【0019】図6は本実施例に係る測定器の精度検査装
置の回路構成の概略を示すブロック図である。同図に示
すように、データ取入機28はパーソナルコンピュータ
24のデータ処理装置24Aと接続されている。また、
データ取入機28にはデジスイッチ28Aが計6個設け
られており、データ取入機28にこのデジスイッチ28
Aによって測定部22の回転軸30に固定された各ゲー
ジブロック32A〜32Fの規定寸法が精度検査の前に
記憶される。
【0020】データ取入機28の選択部28Bは前記リ
ミットスイッチ40から入力されたオフ信号の数をカウ
ントして測定位置35にあるゲージブロックの種類を識
別し、測定位置35にあるゲージブロックの規定寸法を
デジスイッチ28Aから選択してデータ変換ユニット2
8Cに出力する。
【0021】また、図6で示す被検査対象のノギス44
は、測定値を外部へ出力する図示しない出力端子を有し
ており、この出力端子からデータ取入機24のデータ入
力部28Dにノギス44によるゲージブロック32Aの
測定値が入力される。更に、データ入力部28Dはデー
タ出力スイッチ28Eの操作によってノギス44から入
力された測定値をデータ変換ユニット28Cに出力す
る。データ変換ユニット28Cは選択部28B及びデー
タ入力部28Dから入力された規定寸法及び測定値をデ
ータ処理装置24Aに入力可能なキーコードに変換して
データ処理装置24Aに出力する。
【0022】一方、測定値を出力する出力端子を有しな
いノギスの場合は、測定値を測定者が読み取り、この測
定値をデータ変換ユニット28Cに接続されたパーソナ
ルコンピュータ24のキーボード24Bから入力する。
この場合に、キーボード24Bからデータ変換ユニット
28Cに入力される測定値は、既にキーボード24Bに
よってデータ処理装置24Aに入力可能なキーコードに
変換されているので、データ変換ユニット28Cによる
キーコードへの変換は行われない。
【0023】データ処理装置24Aは前記データ変換ユ
ニット28Cから入力されたノギス44の測定値を、測
定部35に位置しているゲージブロックの寸法とを比較
して、ノギス44の精度判定を行い、その結果をデータ
処理装置24Aに接続された表示器26に表示する。
【0024】前記の如く構成した本実施例に係る測定器
の精度検査装置20を使用してノギス44の精度検査を
行う場合の作業は以下の通り行われる。
【0025】先ず、図6に示すように、データ取入機2
8のデジスイッチ28Aを操作して測定部22の回転軸
30に取付固定されている各ゲージブロック32A〜3
2Fの各規定寸法をデータ取入機28にセットする。そ
して、測定部22の把手27を回転させて回転軸30を
回転させ、回転軸30に取付固定されているゲージブロ
ック32A〜32Fのうち、最初のゲージブロック32
Aをカバー38内の退避位置29から測定位置35に移
動させる。
【0026】回転軸30の回転に伴ってリミットスイッ
チ40の先端40Aが前記押さえ部30Aの1つ目の溝
部42Aと係合し(図4参照)、1回目のオフ信号がデ
ータ取入機28の選択部28Bに出力される。選択部2
8Bはこのオフ信号を受けて測定位置35にゲージブロ
ック32Aが位置したと判断し、デジスイッチ28Aに
よって予めセットされているゲージブロック32Aの規
定寸法をデータ変換ユニット28Cに出力する。
【0027】データ変換ユニット28Cは、この規定寸
法をデータ処理装置24Aに入力可能なキーコードへ変
換した後、データ処理装置24Aへ出力する。データ処
理装置24Aはこの信号を受けて、図6に示すように表
示器26の画面上のエリア46にゲージブロック32A
の規定寸法を表示する。ここで、パーソナルコンピュー
タ24を駆動するためのソフトウェアは市販の表計算ソ
フトを用いることができる。
【0028】更に、データ処理装置24Aの指示信号に
よって画面上のカーソルがエリア48に移動した後、被
検査対象であるノギス44によって測定位置35にある
ゲージブロック32Aを測定するとともにデータ出力ス
イッチ28Eを操作して測定値をデータ入力部28Dに
取り込む。データ入力部28Dに取り込まれた測定値
は、データ変換ユニット28Cに入力されてキーコード
に変換された後、データ処理装置24Aに出力され、こ
の測定値が表示器26の画面上のエリア48に表示され
る。なお、出力端子を有しないノギスの場合は測定者自
身がキーボード24Bから入力する。
【0029】次いで、データ処理装置24Aは前記デー
タ取入機28のデータ変換ユニット28Cから入力され
たゲージブロック32Aの規定寸法と、ノギス44から
入力された測定値とを比較して誤差を算出し、カーソル
をエリア50に移動させて誤差を画面上のエリア50に
表示する。更に、データ処理装置24Aはカーソルをエ
リア52に移動させて判定値を表示し、ゲージブロック
32Aの測定が終了する。
【0030】ゲージブロック32Aの測定終了後、測定
器22の把手27を回して回転軸30を所定方向に回転
させ、隣接するゲージブロック32Bをカバー38内の
退避位置29から測定位置35に位置させる。すると、
回転軸30の回転に伴ってリミットスイッチ40の先端
が溝部42Aから離脱して2つ目の溝部42Bへと係合
し(図4参照)、2回目のオフ信号がデータ取入機28
に出力される。データ取入機28はリミットスイッチ4
0から出力されるオフ信号をカウントしているので、こ
の2回目のオフ信号を受けて測定位置35にゲージブロ
ック32Bが位置したと判断する。このゲージブロック
32Bの測定も前記ゲージブロック32Aの場合と同様
に行われる。
【0031】精度検査は通常1つのノギスにつき、外径
測定及び内径測定を合わせて6箇所行う必要があり、順
次ゲージブロック32C〜32Fをノギス44によって
測定する。そして、最後のゲージブロック32Fの測定
が終了後、回転軸30を回転させるとリミットスイッチ
40の先端40Aが7つ目の溝部42Gと係合して7回
目のオフ信号が選択部28Bに出力される。
【0032】選択部28Bはこの7回目の信号を受けて
測定が終了したと判断し、測定の終了信号をデータ処理
装置24Aに出力する。すると、表示器26には次の測
定器の検査用の画面が表示され、次の測定器の精度検査
に移行する。なお、測定結果はすべてパーソナルコンピ
ュータ24に個々のノギス44毎にメモリーされるの
で、工場にある全てのノギスの測定終了した後に全体の
誤差偏差を計算する等、ユーザー自身がデータを自由に
処理することができる。
【0033】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、被検査対象の測定器が多数ある場合でも測定器の精
度検査を容易、且つ迅速に行うことができる。また、1
つの測定器につき多数箇所の測定を行う場合に、測定す
べきゲージブロックが測定位置35に位置するため、測
定すべきゲージブロックを容易に識別することができ、
この結果、測定ミスを防止することができる。更に、各
ゲージブロック32A〜32Fに測定者が直接触れるこ
となく測定を実施できるので、熱の影響を受けることが
なく、この結果、測定誤差が低減される。
【0034】また、ゲージブロックの寸法及び測定器の
測定値を順次、パーソナルコンピュータ24に取り込み
ながら精度検査を行うので、従来のように個々の測定器
毎に記録を残す必要がなく、この結果、誤差偏差の算出
等のデータ整理も簡易化される。これにより、ISO9
000の認定取得のための測定器の精度検査体制を容易
に確立することができる。
【0035】更に、データ処理のソフトウェアとして市
販の汎用ソフトを利用することができるので、ソフトウ
ェアの開発費が不要でコストの低減に寄与できる。加え
て、データ取入機28を利用してパーソナルコンピュー
タ24に測定値を入力するようにしているのでインター
フェイスボードが不要となり、コストの低減を図ること
ができる。
【0036】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の
改良並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【0037】例えば本実施例では、ノギスの精度検査に
使用した場合について説明したが、これに限らずハイト
ゲージ、マイクロメータ等の精度検査に使用することも
可能である。また、本実施例では移動手段として回転軸
30を使用した場合について説明したが、移動手段はこ
れに限らずローラ間に張設されたベルトを利用したもの
等、取付固定された測定用試験片を退避位置から測定位
置へ移動することができればどのようなものでもよい。
【0038】更に、本実施例では測定用試験片識別手段
としてリミットスイッチ40を使用しているが、測定用
試験片の種類を識別することができればどのようなもの
でもよい。加えて、測定用試験片はゲージブロックに限
らない。また、本実施例では、移動手段としての回転軸
30を手動で回転させているが、モータによって自動的
に回転させるようにしてもよい。これによれば、精度検
査の一層の自動化が図られる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検査対象の測定器が多数ある場合でも測定器の制度検
査を容易、且つ迅速に行うことができ、精度検査に要す
る工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る測定器の精度検査装置の概略を
示す斜視図である。
【図2】図1の測定器の精度検査装置の要部である測定
部の正面断面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿った矢視断面図である。
【図4】図2のIV-IV線に沿った矢視断面図である。
【図5】図2のV-V線に沿った矢視断面図である。
【図6】本実施例に係る測定器の精度検査装置の回路構
成の概略を示すブロック図である。
【図7】本実施例に係る測定器の精度検査装置の表示器
の表示画面を示す図である。
【図8】ノギス等の測定器について精度検査を行う場合
に使用するキャリッパチェッカの概略斜視図である。
【図9】図7のキャリッパチェッカを使用してノギス等
の精度検査を行っている場合を示す平面図である。
【符号の説明】
20 測定器の精度検査装置 22 測定部(移動手段) 24 パーソナルコンピュータ(精度判定手段) 24A データ処理装置 24B キーボード 26 表示器 28 データ取入機(測定用試験片識別手段) 29 退避位置 30 回転軸 32A〜32B ゲージブロック(測定用試験片) 34 クリック装置(節度機構) 35 測定位置 38 カバー 40 リミットスイッチ(測定用試験片識別手段) 44 ノギス(被検査対象である測定器)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる規定寸法を有し、被検査対象であ
    る測定器によって寸法測定される複数の測定用試験片
    と、 これら複数の測定用試験片を退避位置から前記測定器に
    よる寸法測定が行われる測定位置に移動させる移動手段
    と、 前記測定位置に位置している前記測定用試験片の種類を
    識別する測定用試験片識別手段と、 前記測定器によって測定された前記測定用試験片の測定
    値及び前記測定用試験片識別手段によって識別された種
    類に対応して記憶された規定寸法とを比較して前記測定
    器の精度を判定する精度判定手段とを含むことを特徴と
    する測定器の精度検査装置。
JP8627393A 1993-04-13 1993-04-13 測定器の精度検査装置 Pending JPH06300503A (ja)

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