JPH06293844A - 強化ゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

強化ゴム組成物及びその製造方法

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JPH06293844A
JPH06293844A JP8329793A JP8329793A JPH06293844A JP H06293844 A JPH06293844 A JP H06293844A JP 8329793 A JP8329793 A JP 8329793A JP 8329793 A JP8329793 A JP 8329793A JP H06293844 A JPH06293844 A JP H06293844A
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weight
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reinforced rubber
thermoplastic polyamide
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JP8329793A
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Shinji Yamamoto
新治 山本
Kunio Oda
邦雄 小田
Hideo Kurihara
秀夫 栗原
Tatsuro Wada
達郎 和田
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、天然ゴムやEPDM等の加硫可能な
ゴムとナイロンからなる強化ゴム組成物であって、モジ
ュラス及び引き裂き強度が高く、且つロール加工性に優
れたものを提供することを目的とする。 【構成】本発明の強化ゴム組成物は、加硫可能なゴム1
00重量部とナイロン1〜150重量部、及びエチレン
・メタクリル酸グリシジル共重合体1〜70重量部から
なり、且つ、ナイロンが直径0. 1〜3μm程度の微粒
子として分散している。本発明の強化ゴム組成物は、加
硫可能なゴム、ナイロン、及びエチレン・メタクリル酸
グリシジル共重合体を、ナイロンの融点以上の温度で溶
融、混練することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加硫可能なゴム中に、
ナイロン等の熱可塑性ポリアミドの微粒子及び特定の共
重合体が分散している強化ゴム組成物であって、自動車
用ゴム部品や工業用ゴム製品等を射出成形で製造するの
に好適に用いられるもの、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ゴムやエチレン・プロピレン・ジエ
ン三元共重合体、塩素化ポリエチレン、或いはアクリロ
ニトリル・ブタジエン共重合ゴム等の加硫可能なゴムの
機械的強度やモジュラス、及び圧縮強度を改善するた
め、従来からRFL(レゾルシン・ホルムアルデヒド初
期縮合物−ラテックス)処理をしたポリアミド繊維を混
練する方法(特開平4−233951、特開平2−21
0075)や、熱可塑性ポリアミド樹脂を混練する方法
(特開昭59−186056、特開昭60−9663
0)、熱可塑性ポリアミド樹脂の他に更にポリエポキシ
化合物を混練する方法(特開昭60−96631)等が
試みられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
により得られた強化ゴム組成物は、引き裂き強度が充分
ではなかった。又、ロール加工性が悪く平滑な生地が得
られず、この生地をプレス加工して形状の複雑な自動車
用ゴム部品を製造しようとすると、端の切れた部品等の
不良品が出易いという問題点があった。
【0004】本発明は、加硫可能なゴムと熱可塑性ポリ
アミドの微粒子からなる強化ゴム組成物であって上記の
問題点を解決したもの及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a) 加硫可能
なゴム100重量部、(b) 熱可塑性ポリアミド1〜15
0重量部、及び、(C) メタクリル酸グリシジルと、エチ
レン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ル酸誘導体、及び/又はメタクリル酸誘導体との共重合
体(以下「メタクリル酸グリシジル系共重合体」とい
う)1〜70重量部からなり、且つ、当該ポリアミドが
加硫可能なゴム中に微粒子として分散している強化ゴム
組成物に関する。
【0006】又、加硫可能なゴム、熱可塑性ポリアミド
樹脂、及びメタクリル酸グリシジル系共重合体を、上記
熱可塑性ポリアミドの融点以上の温度で混練するという
工程からなる、上記強化ゴム組成物の製造方法に関す
る。
【0007】先ず、本発明の強化ゴム組成物ついて説明
する。本発明の強化ゴム組成物は、加硫可能なゴム中に
熱可塑性ポリアミドが微粒子として分散しており、且
つ、加硫可能なゴム中及び/又は熱可塑性ポリアミド樹
脂の微粒子中、又はこれらの界面にメタクリル酸グリシ
ジル系共重合体が分布している強化ゴム組成物である。
【0008】本発明の強化ゴム組成物中において、熱可
塑性ポリアミドは実質的に加硫可能なゴム中に微粒子状
に分散している。形状については、球状、回転楕円体
状、繭状、乃至円盤状等であって、アスペクト比1. 0
〜2. 0程度が好ましい。又、大きさについては、長径
で計った平均粒子径で0. 1〜3μm程度が好ましい。
【0009】一方、メタクリル酸グリシジル系共重合体
の分散状態についてはとくに制限はない。従って、熱可
塑性ゴム及び/又は熱可塑性ポリアミド中に微粒子とし
て分散していてもよく、熱可塑性ポリアミドの微粒子を
取り囲むようにして分散していてもよい。又、グリシジ
ル基がそのまま保存された状態で分散していてもよい
し、グリシジル基が、加硫可能なゴム中の各種極性基や
上記熱可塑性ポリアミドのアミド結合や末端アミド基も
しくはカルボキシル基、又はは強化ゴム組成物中の水分
等と反応して開裂した状態で分散していてもよい。
【0010】本発明の強化ゴム組成物において、加硫可
能なゴムとは、硫黄、塩化硫黄、有機過酸化物、金属酸
化物等、通常用いられる加硫剤により加硫できるゴムを
全て含む意である。このようなゴムとしては、例えば天
然ゴム、高シス1,4−ポリブタジエンゴム、低シス
1,4−ポリブタジエンゴム、非晶質1,2−ポリブタ
ジエン、スチレン・ブタジエンゴム、高シス1,4−ポ
リイソプレンゴム、低シス1,4−ポリイソプレンゴ
ム、非晶質3,4−ポリイソプレン、エチレン・プロピ
レンゴム、非晶質エチレン・プロピレン・ジエン三元共
重合体、塩素化ポリエチレン、クロルスロホン化ポリエ
チレン、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、アク
リロニトリル・ブタジエン・アクリル酸共重合体、アク
リロニトリル・ブタジエン・アクリル酸エステル共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン・メタクリル酸共重
合体、アクリロニトリル・ブタジエン・メタクリル酸エ
ステル共重合体、アクロロニトリル・ブタジエン・ジビ
ニルベンゼン共重合体、アクロロニトリル・ブタジエン
・ビニルピリジン共重合体、エチレン・アクリル酸メチ
ル・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メチ
ル・メタクリル酸共重合体、アクリロニトリル・アクリ
ル酸エステル共重合体、アクリロニトリル・メタクリル
酸エステル共重合体等がある。これらの加硫可能なゴム
は、いずれか1種を用いてもよく、又2種類以上を併用
してもよい。
【0011】熱可塑性ポリアミドとしては、融点160
〜350℃の範囲のものが好ましく用いられる。このよ
うな熱可塑性ポリアミドとしては、例えばナイロン6、
ナイロン66、ナイロン46、ナイロン69、ナイロン
610、ナイロン12等の脂肪族ポリアミドや、テトラ
メチレンジアミン−フタル酸重合体等の脂肪族ジアミン
と芳香族ジカルボン酸のポリアミド、アジピン酸−フェ
ニルジアミン重合体等の芳香族ジアミンと脂肪族ジカル
ボン酸の共重合体、或いは脂肪族ポリアミドと芳香族ジ
カルボン酸或いは芳香族ジアミンとの共重合体、及びこ
れらのポリアミドの混合物がある。これらの熱可塑性ポ
リアミドの内、特に好ましいものは融点170〜270
℃のものであり、最も好ましいものは融点170〜24
0℃の範囲のものである。これらの熱可塑性ポリアミド
は、いずれか1種類のみを用いてもよく、2種類以上を
併用してもよい。
【0012】メタクリル酸グリシジル系共重合体として
は、例えばメタクリル酸グリシジルと、エチレン、酢酸
ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、及びアクリル酸エ
ステルやアクリル酸アミド等のアクリル酸誘導体、及び
/又はメタクリル酸エステルやメタクリル酸アミド等の
メタクリル酸誘導体との共重合体等が挙げられる。これ
らの共重合体のメタクリル酸グリシジルの割合は1〜5
0重量%の範囲が好ましく、特に好ましい範囲は1〜3
0重量%であり、最も好ましい範囲は2〜20重量%で
ある。
【0013】又、メタクリル酸グリシジル系共重合体に
は、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリブテン−1、
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン
・ジエン三元共重合体、又はエチレン・1−ブテン共重
合体等のポリオレフィンや、これらのポリオレフィンを
マレイン酸等の不飽和カルボン酸やその誘導体、或いは
過酸化物で変性した変性ポリオレフィン、或いはコポリ
エステル等を含んでいてもよい。但し、メタクリル酸グ
リシジルと、エチレン等との共重合体の割合が1〜99
重量%の範囲であることが好ましく、とくに好ましい範
囲は10〜90重量%であり、最も好ましい範囲は20
〜70重量%である。メタクリル酸グリシジル系共重合
体についても、1種類のみを用いてもよく、2種類以上
を併用してもよい。
【0014】本発明の強化ゴム組成物中の各成分の割合
は、加硫可能なゴム100重量部に対し、熱可塑性ポリ
アミドが1〜150重量部、好ましくは1〜100重量
部、特に好ましくは1〜50重量部の範囲である。メタ
クリル酸グリシジル系共重合体が1〜70重量部、好ま
しくは1〜50重量部、特に好ましくは2〜30重量部
の範囲である。
【0015】熱可塑性ポリアミドの割合が150重量部
を超えるような組成物は、硬度が高くなり過ぎるから好
ましくない。一方、熱可塑性ポリアミドの微粒子の割合
が1重量部より少ない組成物は、ロール加工後の生地面
が良くないので、本発明の目的を達成することができな
い。
【0016】又、メタクリル酸グリシジル系共重合体の
割合が1重量部より少ない組成物も、70重量部より多
い組成物も、ロール加工性に劣るから好ましくない。
【0017】本発明の強化ゴム組成物には、必要に応じ
て硫黄や過酸化物等の加硫剤や、酸化カルシウムや酸化
マグネシウム等の加硫助剤、カーボンブラックやホワイ
トカーボン等の補強剤や、老化防止剤、光安定剤、粘着
付与剤、及び必要に応じてプロセス油等を添加すること
ができる。
【0018】以下、本発明の強化ゴム組成物の製造方法
について説明する。本発明の強化ゴム組成物は、例え
ば、加硫可能なゴム、熱可塑性ポリアミド、及びメタク
リル酸グリシジル系共重合体を、熱可塑性ポリアミドの
融点以上の温度で混練することにより製造することがで
きる。但し、混練温度は350℃を超えないことが望ま
しい。加硫可能なゴムが混練中に熱分解するのを防ぐた
めである。
【0019】加硫可能なゴム、熱可塑性ポリアミド、及
びメタクリル酸グリシジル系共重合体の混練割合は、加
硫可能なゴム100重量部に対し熱可塑性ポリアミド1
〜150重量部、好ましくは10〜100重量部、メタ
クリル酸グリシジル系共重合体1〜70重量部、好まし
くは10〜70重量部の範囲になるようにせねばならな
い。
【0020】熱可塑性ポリアミドの量が150重量部よ
りも多いときは、熱可塑性ポリアミドの海に加硫可能な
ゴムが島状に分布しているような構造をとり易くなり、
本発明の強化ゴム組成物のような構造の組成物を製造す
ることが困難になるから好ましくない。一方、メタクリ
ル酸グリシジル系共重合体の量が1重量部より小さいと
きも70重量部より大きいときも、熱可塑性ポリアミド
がフィルム状になり、本発明の強化ゴム組成物を得るこ
とが困難である。
【0021】尚、加硫可能なゴム、熱可塑性ポリアミ
ド、及びメタクリル酸グリシジル系共重合体の他、必要
に応じて、フェノール樹脂前駆体、エポキシ樹脂、シラ
ンカップリング剤、チタネート系カップリング剤、不飽
和カルボン酸等、加硫可能なゴム及び熱可塑性ポリアミ
ドのいずれとも反応して結合を形成する、所謂反応性結
合剤を混練してもよい。但し、添加量は、加硫可能なゴ
ム100重量部に対して0. 1〜5重量部、特に0. 5
〜3重量部の範囲が好ましい。
【0022】反応性結合剤としては、以下のようなもの
が好ましい。
【0023】フェノール樹脂前駆体としては、ノボラッ
クやレゾール等が用いられる。ノボラックを用いるとき
はヘキサメチレンテトラミンやホルマリン等加熱により
分解してホルマリンを発生する化合物を併用することが
できる。
【0024】シランカップリング剤としては、メタクリ
ロキシ基やビニル基、アミノ基、メルカプト基を有する
シラン化合物が特に好ましく用いられる。このような化
合物としては、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)
シラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シ)シクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N
−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメ
トキシシラン等が挙げられる。
【0025】チタネート系カップリング剤としては、テ
トラアルキルチタネートの他、イソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート、イソプロピルトリス(N−アミ
ノエチル)チタネート、テトラ〔(2,2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)〕ホス
ファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)オキシアセテートチタネート、イソプロピルトリ
オクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイ
ソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロ
イルジアクリルチタネート等が用いられる。これらのチ
タネートの内、アミノ基やビニル基、カルボキシル基を
有するものが特に好ましい。
【0026】不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、
無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、フマル
酸、ビニル安息香酸、ビニルフタル酸、アクリル酸、メ
タクリル酸等のα,β−不飽和カルボン酸の他、脂環式
不飽和カルボン酸やアルケニルカルボン酸等が用いられ
る。
【0027】又、更に、硫黄や過酸化物等の加硫剤や、
酸化カルシウムや酸化マグネシウム等の加硫助剤、カー
ボンブラックやホワイトカーボン等の補強剤や、老化防
止剤、光安定剤、プロセス油等を添加してもよい。
【0028】加硫可能なゴム、熱可塑性ポリアミド、メ
タクリル酸グリシジル系共重合体、反応性結合剤等は、
一度に混練してもよく、又、メタクリル酸グリシジル系
共重合体や反応性結合剤を予め熱可塑性ポリアミド中に
混練し、これを加硫可能なゴムと混練してもよい。又、
上記のいずれかの方法で加硫可能なゴム、熱可塑性ポリ
アミド、メタクリル酸グリシジル系共重合体、及び必要
に応じて反応性結合剤を、当該熱可塑性ポリアミドの融
点以上の温度で上記の割合で混練してマスターバッチと
し、これに同種及び/又は異種の加硫可能なゴムを追加
するという方法も好ましい。但し、マスターバッチに加
硫可能なゴムを追加・混練する工程は、熱可塑性ポリア
ミドの融点より低い温度で行う必要がある。又、加硫可
能なゴムを追加した後の強化ゴム組成物中の加硫可能な
ゴムの合計量に対する熱可塑性ポリアミド及びメタクリ
ル酸グリシジル系共重合体の割合は、本発明の強化ゴム
組成物の範囲内になっていなければならない。尚、加硫
剤や加硫助剤等は、加硫可能なゴム、熱可塑性ポリアミ
ド、メタクリル酸グリシジル系共重合体等を溶融、混練
した後に添加することが望ましい。
【0029】混練には、ブラベンダープラストグラフ、
ニーダー、バンバリーミキサー、ロール、押出機など、
通常ゴムの混練に用いられる混練装置を用いることがで
きる。混練時間は用いる混練装置によって変化させるこ
とができるが、1〜60分間、特に1〜15分間程度が
好ましい。
【0030】
【発明の効果】本発明の強化ゴム組成物は、ロール加工
性に優れ、表面の滑らかな生地が容易に得られる。この
ため、プレス成型や射出成型によって、ソケットカバー
やウェザーストリップ等の自動車用ゴム部品を製造した
ときにバリや不良品が発生しにくくなる。更に、本発明
の強化ゴム組成物の加硫物は、通常の加硫ゴムと比較し
て、モジュラスや引き裂き強度に優れている。
【0031】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。
【0032】実施例1 〔強化ゴム組成物の調製〕230℃に調温したブラベン
ダープラストグラフに、加硫可能なゴムとしてエチレン
・プロピレン・ジエン三元共重合体(EPDM、日本合
成ゴム株式会社製EP−22、沃素価15、プロピレン
含有量43重量%、ML1+4 =42(100℃))を1
00重量部、熱可塑性ポリアミドとしてナイロン6(宇
部興産株式会社製1030B、融点221℃)を100
重量部、メタクリル酸グリシジル系共重合体としてエチ
レン・メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合体
(住友化学工業株式会社製ボンドファースト7B、メタ
クリル酸グリシジル含有量12重量%、酢酸ビニル5重
量%)5重量部、反応性結合剤としてビニル系シランカ
ップリング剤(信越化学工業株式会社製KBC100
3)1重量部、及びジフェニルアミン系老化防止剤(大
内新興化学工業株式会社製ノクラックCD)1重量部、
粘着付与剤(荒川化学工業株式会社製タマノル510)
2重量部を投入し、10分間混練し、得られた混練物を
ロールにより圧延し強化ゴム組成物を調製した。得られ
た強化ゴム組成物2gを採取し、80℃にてトルエン2
00mlに溶解し、EPDM及びエチレン・メタクリル
酸グリシジル・酢酸ビニル共重合体を溶かして除去し、
ナイロン6の微粒子を得た。この微粒子について、トル
エン洗浄操作を7回繰り返し、EPDM等を完全に除去
し、乾燥した。得られた微粒子は殆ど球状乃至回転楕円
体状であった。この微粒子300個について走査型電子
顕微鏡を用いて平均粒径を測定したところ、長径1. 5
μmであった。更に、この微粒子を溶媒に溶かした後、
プロトンNMRを測定し、得られたプロトンNMRチャ
ートのEPDMのピーク面積とナイロン6のピーク面積
からグラフト率を計算した。グラフト率は4%であっ
た。結果を表1に示す。 〔追加のEPDM等の配合・加硫〕この強化ゴム組成物
41. 8重量部に、表2に示した配合処方に従って、先
とは異なるEPDM(日本合成ゴム株式会社製EP−5
7c、沃素価15、プロピレン含有量28重量%、ML
1+4 =90(100℃))80重量部、FEFカーボン
ブラック15重量部、ミストロンベーパー70重量部、
パラフィンオイル50重量部、老化防止剤1. 5重量部
をブラベンダープラストグラフにより混練した。次い
で、ロールを用いて、硫黄0. 1重量部及び過酸化物
(日本化薬株式会社製カヤヘキサAD−40C)10重
量部を温度60℃で混練し、強化ゴム組成物のシートを
得た。この強化ゴム組成物中のEPDMの合計量100
重量部に対する熱可塑性ポリアミドの微粒子の割合は、
20重量部であった。この強化ゴム組成物はロール加工
性が良好で、生地の表面は平滑であった。得られたシー
トを172℃20分の条件でプレス加硫し、モジュラ
ス、引張強度、引張伸び、引き裂き強度、及び硬度を測
定した。尚、これらの物性はJIS K6301に従っ
て測定した。その結果、特にモジュラス及び引き裂き強
度が改善されることが判った。結果を表2に示す。
【0033】実施例2 エチレン・メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合
体の割合を50重量部に増量し、シランカップシング剤
として、ビニルシラン化合物に代えてメタクリロキシシ
ラン化合物(信越化学工業株式会社製KBM503)を
用い、粘着付与剤にタッキロールEP20(田岡化学工
業株式会社製)を用いた他は、実施例1と同様にして強
化ゴム組成物を調製した。処方を表1に示す。得られた
強化ゴム組成物中には、ナイロン6が平均粒径0. 4μ
mの微粒子状に分散していた。この強化ゴム組成物に、
表2の処方に従って追加のEPDM等を配合し、シート
状の強化ゴム組成物を得た。得られた強化ゴム組成物は
ロール加工性に特に優れ、表面は平滑な生地が容易に得
られた。次いで、このシートを加硫し物性を測定した。
結果を表2に示す。
【0034】実施例3 エチレン・メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合
体の割合を70重量部に増量し、老化防止剤に、ジフェ
ニルアミン系老化防止剤(ノクラックCD)に代えてヒ
ンダードフェノール系老化防止剤(ユニロイヤル株式会
社製ナウガードXL−1)を用いた他は、実施例1と同
様にして強化ゴム組成物を調製した。処方を表1に示
す。得られた強化ゴム組成物中には、ナイロン6が平均
粒径0. 5μmの微粒子状に分散していた。この強化ゴ
ム組成物に、表2の処方に従って追加のEPDM等を配
合し、シート状の強化ゴム組成物を得た。得られた強化
ゴム組成物はロール加工性に特に優れ、表面の平滑な生
地が容易に得られた。次いで、このシートを加硫し物性
を測定した。結果を表2に示す。
【0035】比較例1 エチレン・メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合
体を添加しなかった他は、実施例1と同様にしてゴム組
成物を調製した。処方を表1に示す。得られたゴム組成
物中には、ナイロン6は殆ど微粒子状には分散しておら
ず、その代わりフィルム状に分散しているのが見られ
た。このゴム組成物に、表2の処方に従って追加のEP
DM等を配合し、シート状のゴム組成物を得た。得られ
たゴム組成物はロール加工性が劣悪であり、表面の凹凸
の激しい生地しか得られなかった。次いで、このシート
を加硫し物性を測定したが、実施例1〜3のものに比
べ、特に引張伸びと引き裂き強度に劣っていた。結果を
表2に示す。
【0036】比較例2 エチレン・メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合
体を100重量部に増量した他は、実施例1と同様にし
てゴム組成物を調製した。処方を表1に示す。得られた
ゴム組成物中には、ナイロン6の微粒子とともにフィル
ム状の小片も見られた。このゴム組成物に、表2の処方
に従って追加のEPDM等を配合し、シート状のゴム組
成物を得た。得られたゴム組成物はロール加工性が良く
なく、表面の平滑な生地を得ることは困難であった。次
いで、このシートを加硫し物性を測定したが、実施例1
〜3のものに比べ、特に引張伸びと引き裂き強度に劣っ
ていた。結果を表2に示す。
【0037】比較例3 ナイロン6を添加しなかった他は、比較例2と同様にし
てゴム組成物を調製した。処方を表1に示す。このゴム
組成物に、表2の処方に従って追加のEPDM等を配合
し、シート状のゴム組成物を得た。次いで、このシート
を加硫し物性を測定したが、このゴム組成物はナイロン
6の微粒子を含まないため、実施例1〜3のものに比
べ、モジュラス及び引き裂き強度に劣っていた。結果を
表2に示す。
【0038】実施例4 ナイロン6の割合を50重量部とし、エチレン・メタク
リル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合体の割合を25重
量部に減量し、粘着付与剤としてタマノル510とタッ
キロールEP20を併用した他は、実施例2と同様にし
てゴム組成物を調製した。得られた強化ゴム組成物中に
は、ナイロン6が平均粒径0. 45μmの微粒子状に分
散していた。処方を表1に示す。この強化ゴム組成物
に、表2の処方に従って追加のEPDM等を配合し、シ
ート状のゴム組成物を得た。次いで、このシートを加硫
し物性を測定した。強化ゴム組成物はロール加工性に特
に優れ、表面の平滑な生地が容易に得られた。次いで、
このシートを加硫し物性を測定したところ、モジュラ
ス、及び引き裂き強度に特に優れていた。結果を表2に
示す。
【0039】実施例5 ナイロン6の割合を10重量部とし、エチレン・メタク
リル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合体の割合を2重量
部に減量し、老化防止剤にヒンダードフェノール系老化
防止剤(ユニロイヤル株式会社製ナウガードXL−1)
を用いた他は、実施例2と同様にしてゴム組成物を調製
した。得られた強化ゴム組成物中には、ナイロン6が平
均粒径0. 45μmの微粒子状に分散していた。処方を
表1に示す。この強化ゴム組成物に、表2の処方に従っ
てカーボンブラック、硫黄、過酸化物等を配合し、シー
ト状に押し出した。次いで、このシートを加硫し物性を
測定した。この強化ゴム組成物もやはりロール加工性に
特に優れ、表面の平滑な生地が容易に得られた。このシ
ートを加硫し物性を測定したところ、モジュラス、及び
引き裂き強度に特に優れていた。結果を表2に示す。
【0040】実施例6 熱可塑性ポリアミドとして、宇部興産株式会社製103
0Bに代えて同社製1024B(ナイロン6)を用い、
老化防止剤にナウガードXL−1、粘着付与剤にタッキ
ロールEP20を用いた他は、実施例4と同様にしてゴ
ム組成物を調製した。得られた強化ゴム組成物中には、
ナイロン6が平均粒径0. 5μmの微粒子状に分散して
いた。処方を表1に示す。この強化ゴム組成物に、表2
の処方に従って、追加のEPDM、カーボンブラック、
硫黄、過酸化物等を配合し、シート状に押し出した。次
いで、このシートを加硫し物性を測定した。この強化ゴ
ム組成物もやはりロール加工性に特に優れ、表面の平滑
な生地が容易に得られた。このシートを加硫し物性を測
定したところ、モジュラス、及び引き裂き強度に特に優
れていた。結果を表2に示す。
【0041】実施例7 熱可塑性ポリアミドとして、宇部興産株式会社製103
0Bに代えて同社製5033B(ナイロン6/66)、
反応性結合剤としてビニルシラン化合物、粘着付与剤と
してタッキロールEP20を用いた他は、実施例4と同
様にしてゴム組成物を調製した。得られた強化ゴム組成
物中には、ナイロン6/66が平均粒径0. 65μmの
微粒子状に分散していた。処方を表1に示す。この強化
ゴム組成物に、表2の処方に従って、追加のEPDM、
カーボンブラック、硫黄、過酸化物等を配合し、シート
状に押し出した。次いで、このシートを加硫し物性を測
定した。この強化ゴム組成物もやはりロール加工性に特
に優れ、表面の平滑な生地が容易に得られた。このシー
トを加硫し物性を測定したところ、モジュラス、及び引
き裂き強度に特に優れていた。結果を表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】実施例8 加硫可能なゴムとしてアクリロニトリル・ブタジエン共
重合体(NBR、日本合成ゴム株式会社製N230S、
中高ニトリル)を用い、老化防止剤としてジフェニルア
ミン系老化防止剤(大内新興化学工業株式会社製ノクラ
ックCD)の他、ヒンダードフェノール系老化防止剤
(ユニロイヤル株式会社製ナウガードXL−1)0. 5
重量部を併用し、粘着付与剤として荒川化学工業株式会
社製タマノル510を1重量部を併用した他は、実施例
7と同様にして強化ゴム組成物を調製した。得られた強
化ゴム組成物中には、ナイロン6/66が平均粒径0.
6μmの微粒子状に分散していた。処方を表3に示す。
この強化ゴム組成物に、表4の処方に従って、追加のN
BR(日本合成ゴム株式会社製N230S)、SRFカ
ーボンブラック、亜鉛華1号、可塑剤、老化防止剤、加
硫促進剤、硫黄を配合し、シート状に押し出した。次い
で、このシートを加硫し物性を測定した。この強化ゴム
組成物もやはりロール加工性に優れ、表面の平滑な生地
が得られた。このシートを加硫し物性を測定したとこ
ろ、モジュラス、及び引き裂き強度に特に優れていた。
結果を表4に示す。
【0045】比較例4 表4の処方に従って、NBR(日本合成ゴム株式会社製
N230S)、SRFカーボンブラック、亜鉛華1号、
可塑剤、老化防止剤、加硫促進剤、硫黄を配合し、シー
ト状に押し出した。次いで、このシートを加硫し物性を
測定した。この強化ゴム組成物はロール加工性が余り良
好ではなく、得られた生地の表面はやや荒れていた。こ
のシートを加硫し物性を測定したところ、実施例8のシ
ートと比較してモジュラス、及び引き裂き強度に大きく
劣っていた。結果を表4に示す。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】実施例9 加硫可能なゴムとして天然ゴムを用い、反応性結合剤と
して、ビニルシランカップリング剤0. 5重量部とメタ
クリロキシシラン化合物0. 5重量部とを併用し、熱可
塑性ポリアミドとして、宇部興産株式会社製1030B
に代えて同社製1024B(ナイロン6)を用いた他
は、実施例2と同様にして強化ゴム組成物を調製した。
得られた強化ゴム組成物中には、ナイロン6が平均粒径
0. 35μmの微粒子状に分散していた。処方を表5に
示す。この強化ゴム組成物に、表6の処方に従って、追
加の天然ゴム、HAFカーボンブラック、亜鉛華1号、
可塑剤、老化防止剤、及び硫黄等を配合し、シート状に
押し出した。次いで、このシートを加硫し物性を測定し
た。この強化ゴム組成物もやはりロール加工性に特に優
れ、表面の平滑な生地が容易に得られた。このシートを
加硫し物性を測定したところ、モジュラス、及び引き裂
き強度に特に優れていた。結果を表6に示す。
【0049】実施例10 熱可塑性ポリアミドの量を10重量部に減量し、エチレ
ン・メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合体の量
を5重量部とし、一方、反応性結合剤の内ビニルシシラ
ン化合物を1. 0重量部に増量した。又、老化防止剤と
して、ジフェニルアミン系老化防止剤(大内新興化学工
業株式会社製ノクラックCD)0. 5重量部とヒンダー
ドフェノール系老化防止剤(ユニロイヤル株式会社製ナ
ウガードXL−1)0. 5重量部を併用した。この他
は、実施例9と同様にして強化ゴム組成物を調製した。
得られた強化ゴム組成物中には、ナイロン6が平均粒径
0.8μmの微粒子状に分散していた。処方を表5に示
す。この強化ゴム組成物に、表6の処方に従って、カー
ボンブラック、硫黄等を配合し、シート状に押し出し
た。次いで、このシートを加硫し物性を測定した。この
強化ゴム組成物もやはりロール加工性に優れ、表面の平
滑な生地が容易に得られた。このシートを加硫し物性を
測定したところ、モジュラス、及び引き裂き強度に特に
優れていた。結果を表6に示す。
【0050】実施例11 メタクリル酸グリシジル系共重合体として、エチレン・
メタクリル酸グリシジル・酢酸ビニル共重合体に代え
て、メタクリル酸グリシジル共重合体と変性ポリプロピ
レンの組成物(住友化学工業株式会社製ボンドファース
トG)を用い、反応性結合剤としてビニルシラン化合物
のみを用いた。これらの他は、実施例9と同様にして強
化ゴム組成物を調製した。得られた強化ゴム組成物中に
は、ナイロン6が平均粒径0. 5μmの微粒子状に分散
していた。処方を表5に示す。この強化ゴム組成物に、
表6の処方に従って、天然ゴム、HAFカーボンブラッ
ク、硫黄等を配合し、シート状に押し出した。次いで、
このシートを加硫し物性を測定した。この強化ゴム組成
物もやはりロール加工性に優れ、表面の平滑な生地が容
易に得られた。このシートを加硫し物性を測定したとこ
ろ、モジュラス、及び引き裂き強度に特に優れていた。
結果を表6に示す。
【0051】比較例5 表6の処方に従って、天然ゴム、カーボンブラック、硫
黄等を配合し、シート状に押し出した。次いで、このシ
ートを加硫し物性を測定した。この強化ゴム組成物もや
はりロール加工性に優れ、表面の平滑な生地が容易に得
られた。このシートを加硫し物性を測定したところ、実
施例9〜11のシートと比較して、モジュラス、及び引
き裂き強度に劣っていた。結果を表6に示す。
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】実施例12〜15 実施例2で得られた強化ゴム組成物に、表7に示した配
合処方に従って、追加のEPDM(日本合成ゴム株式会
社製EP−57c)、FEFカーボンブラック、ミスト
ロンベーパー、老化防止剤、硫黄0. 1重量部、及び過
酸化物等を配合し、強化ゴム組成物のシートを得た。こ
の強化ゴム組成物中のEPDMの合計量100重量部に
対する熱可塑性ポリアミドの微粒子の割合は、3重量部
(実施例12)〜20重量部(実施例15)であった。
この強化ゴム組成物はロール加工性が良好で、生地の表
面は平滑であった。得られたシートを172℃20分の
条件でプレス加硫し、モジュラス、引張強度、引張伸
び、引き裂き強度、及び硬度を測定した。その結果、特
にモジュラス及び引き裂き強度が改善されることが判っ
た。結果を表7に示す。
【0055】比較例6 表7に示した配合処方に従って、EPDM(日本合成ゴ
ム株式会社製EP−57C)、FEFカーボンブラッ
ク、ミストロンベーパー、老化防止剤、硫黄0.1重量
部、及び過酸化物等を配合し、ゴム組成物のシートを得
た。但し熱可塑性ポリアミドは配合しなかった。このゴ
ム組成物はロール加工性が余り良くなく、得られた生地
の表面に凹凸がみられた。得られたシートを172℃2
0分の条件でプレス加硫し、モジュラス、引張強度、引
張伸び、引き裂き強度、及び硬度を測定した。尚、これ
らの物性はJIS K6301に従って測定した。その
結果、特にモジュラス及び引き裂き強度に劣ることが判
った。結果を表7に示す。
【0056】比較例7 実施例6のゴム組成物に、更にメタクリル酸グリシジル
系共重合体(住友化学工業株式会社製ボンドファースト
G)を3重量部追加したが、ロール加工性は殆ど改善さ
れなかった。結果を表7に示す。
【0057】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 達郎 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社千葉研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)(a)加硫可能なゴム100重量部、 (b)熱可塑性ポリアミド1〜150重量部、及び、 (c)メタクリル酸グリシジルと、エチレン、酢酸ビニ
    ル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸誘導体、及
    び/又はメタクリル酸誘導体との共重合体1〜70重量
    部を含み、且つ、 (2)当該熱可塑性ポリアミドが、実質的に、当該加硫可
    能なゴム中に微粒子として分散している、強化ゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】(a) 加硫可能なゴム100重量部 (b)熱可塑性ポリアミド1〜150重量部、 (c)メタクリル酸グリシジルと、エチレン、酢酸ビニ
    ル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸誘導体、及
    び/又はメタクリル酸誘導体との共重合体1〜70重量
    部 を、上記熱可塑性ポリアミドの融点以上の温度で混練す
    る、請求項第1項に記載の強化ゴム組成物の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839117B1 (ko) * 2002-07-16 2008-06-20 주식회사 코오롱 자동차 퓨얼 레일용 폴리아미드 수지 조성물

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