JPH0629294Y2 - 浴室用壁構造体 - Google Patents

浴室用壁構造体

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JPH0629294Y2
JPH0629294Y2 JP1988163738U JP16373888U JPH0629294Y2 JP H0629294 Y2 JPH0629294 Y2 JP H0629294Y2 JP 1988163738 U JP1988163738 U JP 1988163738U JP 16373888 U JP16373888 U JP 16373888U JP H0629294 Y2 JPH0629294 Y2 JP H0629294Y2
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JP
Japan
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stone plate
artificial stone
back surface
bosses
reinforcing frames
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JP1988163738U
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JPH0283907U (ja
Inventor
伊三郎 中塚
Original Assignee
日ポリ化工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は浴室用壁構造体に関する。
〔従来の技術〕
従来の浴室用壁構造体に於ては、第7図に示す如く、耐
火ボード18が外壁11や区画壁の内側に、所定間隔の木材
17…を介して設け、かつ、該耐火ボード18に人工石板19
を接着して構成されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の浴室用壁構造体の施行に於ては、もろい人工石板
19を裏張り用の耐火ボード18に接着しなければならず、
作業が面倒であった。また、耐火ボード18を用いない
で、人工石板19のみを立設した場合に、強度的に割れた
り破壊しやすく、実用上使用不可能であった。このよう
な問題に対応する壁構造体として、例えば、実開昭54-2
0514号に開示のものが公知であるが、この壁構造体に於
て、相互に平行な2本の金属補強枠を人工石板に成型と
同時に埋め込むものでは、成型が極めて困難であって量
産ができず、かつ、不良品が発生し易い欠点がある。さ
らに、人工石板に雌ネジ部を有するアンカーを埋め込ん
で、このアンカーに螺着されるボルトをもって相互に平
行な2本の金属補強枠を人工石板に固定するものでは、
補強枠の位置決めが困難なため固定し難い欠点がある。
また、両者とも金属補強枠が2本のみであるため、補強
枠の長手方向に直交する方向に沿ってボードが反り易く
かつ割れ易いという欠点がある。
そこで、本考案は、強度、剛性が大きく、かつ、耐火ボ
ード等を必要としないで、容易に施行することができる
浴室用壁構造体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る浴室用壁構造
体は、プラスチックを主成分とした人工石板と、該人工
石板の裏面側の外周部及びその内側に梯子状に配設され
る複数本の角筒状の補強枠と、を有する石板ユニットを
備え、上記人工石板の裏面側に円錐台状のボスを一体に
突設すると共に、2個以上の該ボスの底部と上記人工石
板の裏面との隅部に夫々の上記補強枠の角部を当接させ
て各補強枠を位置決めするように該ボスを配設し、か
つ、該ボスの先端面にビス着される取付け片と上記補強
枠に係止する支持片とを有する略Z字形金具にて、該補
強枠を上記人工石板の裏面に固定状に保持し、さらに、
上記人工石板の外周部に設けた角筒状の上記補強枠を連
結金具にて相互に連結して、複数枚の上記石板ユニット
を連続面状に立設するように構成したものである。
〔作用〕
補強枠は人工石板の裏面側の外周部及びその内側に梯子
状に配設されるため、石板ユニットの強度及び剛性が大
きくなり、人工石板は割れ難くなる。各補強枠を位置決
めするボスと、補強枠を人工石板の裏面に固定状に保持
する略Z字形金具と、により、石板ユニットを容易に組
立てることができる。また、石板ユニットの裏面の外周
部の補強枠を連結金具にて連結するのみで、石板ユニッ
トを連続面状に立設することができるため、施工が容易
となる。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。第1図
は、本考案に係る浴室用壁構造体の一実施例を示した。
この壁構造体に使用する人工石板1は、BMC等の繊維
強化プラスチックを主成分として、アルミナの粒、炭酸
カルシウム、石の粒等の混合材を選択して混入するか、
あるいは、上記混合材の全てを混入したものである。
そして、第2図に示す如く、人工石板1の裏面側には、
複数個のボス2…が一体に突設される。即ち、同図A部
を拡大した第3図に示す如く、ボス2は円錐台状に形成
され、かつ、その先端面の中央部には、テーパ部を有す
る孔部6を設けている。
また、補強枠3…は金属製であり、その横断面が矩形又
は正方形で中空状に形成されたいわゆる角筒状である。
さらに、図3と図4と図5に示す如く、2個以上のボス
2…の底部と人工石板1の裏面との隅部に夫々の補強枠
3…の角部を当接させて各補強枠3…を位置決めするよ
うにボス2…が配設される。
しかして、略Z字形金具15とビス5とから構成される取
付け金具4にて、補強枠3…を人工石板1の裏面に固定
状に保持している。この略Z字形金具15は、ボス2…の
先端面の孔部6にビス5にてビス着される取付け片20
と、補強枠3…に係止する支持片21と、を有している。
この取付け片20にはビス5を挿通する孔部13が穿設され
ている。
次に、該補強枠3の取付け方法としては、まず、第2図
に示す如く、1本の補強枠3が、2以上の上記ボス2…
によって位置決めされると共に上記支持片21によって支
持され、さらに、上記孔部13と連通するボス2に設けた
上記孔部6にねじ込む上記ビス5によって、該略Z形金
具15が締付けられて該補強枠3が固定状に保持される。
以上のようにして、人工板1に補強枠3を取付けた石板
ユニット16が構成される。
さらに、上記石板ユニット16を相互に連結立設するに
は、まず、上記補強枠3に、第6図に示す如く、ボルト
7あるいはL字形ボルト8(図示省略)を挿通する孔部
14を穿設し、第1図に示す如く、ナット9と上記ボルト
7あるいは上記L字形ボルト8で構成された連結金具10
によって人工石板1の外周部に設けた角筒状の補強枠3
を連結する。なお、角部に於てはL字形ボルト8を使用
し、その他の平面部に於てはボルト7を使用する。ま
た、石板ユニット16も目地は、コーキング材12で埋め
て、浴室用の水気密性を保持する。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。
〔考案の効果〕
上述の構成により、本考案は以下に示す著大な効果を奏
する。
石板ユニット16全体の剛性及び強度を大きくすること
ができ、人工石板1に作用する力の方向に関係なくその
人工石板1の反りや割れを防止できる。
人工石板1に補強枠3…を容易かつ迅速に取付け得
る。
(アンカー等の)別部材を埋込むことなく人工石板1
を一体型材にて形成でき、これにより、製造コストを現
象させ得ると共に量産が可能となる。
(外周部の補強枠3…を連結金具10…にて相互に連結
するのみで複数枚の石板ユニット16…を連続面状に立設
できるため)石板ユニット16…の浴室内への施工を容易
とすることができる。
隣合う石板ユニット16,16の間に隙間が生ずるのを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面断面図、第2図は
人工石板を示す背面図、第3図は第2図のA部の拡大
図、第4図は補強枠を締付け金具で締付た状態を示す正
面図、第5図は第4図のV−V断面図、第6図は第1図
のVI−VI拡大断面図、第7図は従来の壁構造体を示す断
面図である。 1……人工石板、2……ボス、3……補強枠、4……締
付け金具、10……連結金具、16……石板ユニット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックを主成分とした人工石板1
    と、該人工石板1の裏面側の外周部及びその内側に梯子
    状に配設される複数本の角筒状の補強枠3…と、を有す
    る石板ユニット16を備え、上記人工石板1の裏面側に円
    錐台状のボス2…を一体に突設すると共に、2個以上の
    該ボス2…の底部と上記人工石板1の裏面との隅部に夫
    々の上記補強枠3…の角部を当接させて各補強枠3…を
    位置決めするように該ボス2…を配設し、かつ、該ボス
    2…の先端面にビス着される取付け片20と上記補強枠3
    …に係止する支持片21とを有する略Z字形金具15にて、
    該補強枠3…を上記人工石板1の裏面に固定状に保持
    し、さらに、上記人工石板1の外周部に設けた角筒状の
    上記補強枠3…を連結金具10…にて相互に連結して、複
    数枚の上記石板ユニット16…を連続面状に立設するよう
    に構成したことを特徴とする浴室用壁構造体。
JP1988163738U 1988-12-16 1988-12-16 浴室用壁構造体 Expired - Lifetime JPH0629294Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0283907U JPH0283907U (ja) 1990-06-28
JPH0629294Y2 true JPH0629294Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=31448730

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420514U (ja) * 1977-07-13 1979-02-09
JPS5943613Y2 (ja) * 1979-01-31 1984-12-25 松下電工株式会社 照明器具

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Publication number Publication date
JPH0283907U (ja) 1990-06-28

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