JP3119701B2 - コンクリート製パネル - Google Patents
コンクリート製パネルInfo
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- JP3119701B2 JP3119701B2 JP03326862A JP32686291A JP3119701B2 JP 3119701 B2 JP3119701 B2 JP 3119701B2 JP 03326862 A JP03326862 A JP 03326862A JP 32686291 A JP32686291 A JP 32686291A JP 3119701 B2 JP3119701 B2 JP 3119701B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製パネル
に関する。例えば、バルコニー用のコンクリート製床パ
ネルに利用できる。
に関する。例えば、バルコニー用のコンクリート製床パ
ネルに利用できる。
【０００２】
【背景技術】ユニット工法で用いられる建物ユニットを
製造する場合、建物ユニットを各要素単位ごとに製造
し、これを吊り上げて組立て位置まで搬送した後、そこ
で、これらを組み合わせる作業工程が採られることか
ら、各要素単位ごとに各要素単位を吊り上げるための吊
りボルトを螺合するための吊りボルト取付用螺子孔を予
め設けておく必要がある。あるいは、このようにして製
造した各建物ユニットをトラックなどで建築現場まで輸
送し、そこで、クレーンなどを利用して組み立てなけれ
ばならないことから、トラックへの搬入搬出用や組立て
用のために、各ユニットごとに吊りボルトを螺合するた
めの吊りボルト取付用螺子孔を予め設けておく必要があ
る。
製造する場合、建物ユニットを各要素単位ごとに製造
し、これを吊り上げて組立て位置まで搬送した後、そこ
で、これらを組み合わせる作業工程が採られることか
ら、各要素単位ごとに各要素単位を吊り上げるための吊
りボルトを螺合するための吊りボルト取付用螺子孔を予
め設けておく必要がある。あるいは、このようにして製
造した各建物ユニットをトラックなどで建築現場まで輸
送し、そこで、クレーンなどを利用して組み立てなけれ
ばならないことから、トラックへの搬入搬出用や組立て
用のために、各ユニットごとに吊りボルトを螺合するた
めの吊りボルト取付用螺子孔を予め設けておく必要があ
る。
【０００３】例えば、バルコニーユニットを構成するコ
ンクリート製床パネルの場合、図４に示す如く、短辺梁
１Ａおよび長辺梁１Ｂによって矩形状に枠組みしたフレ
ーム１の長手方向に沿って、所定の厚みおよび幅を有す
る板状に成形された軽量気泡コンクリート板２，２Ａを
複数並設して敷き詰めるとともに、両側の軽量気泡コン
クリート板２Ａを他の板２より短寸に形成してフレーム
１の四隅を露出させ、そのフレーム１の四隅に吊りボル
トを螺合するための吊りボルト取付用螺子孔を有するナ
ット５を配設し、そのナット５の部分を切り欠いた矩形
状のセメント板６をフレーム１の四隅に軽量気泡コンク
リート板２の上面と略面一に取り付けた構造である。
ンクリート製床パネルの場合、図４に示す如く、短辺梁
１Ａおよび長辺梁１Ｂによって矩形状に枠組みしたフレ
ーム１の長手方向に沿って、所定の厚みおよび幅を有す
る板状に成形された軽量気泡コンクリート板２，２Ａを
複数並設して敷き詰めるとともに、両側の軽量気泡コン
クリート板２Ａを他の板２より短寸に形成してフレーム
１の四隅を露出させ、そのフレーム１の四隅に吊りボル
トを螺合するための吊りボルト取付用螺子孔を有するナ
ット５を配設し、そのナット５の部分を切り欠いた矩形
状のセメント板６をフレーム１の四隅に軽量気泡コンク
リート板２の上面と略面一に取り付けた構造である。
【０００４】従来、上記コンクリート製床パネルの製造
に当たっては、図５に示す如く、フレーム１の短辺梁１
Ａの端部にブラケット７を介してナット５を取り付け、
このナット５の吊りボルト取付用螺子孔４に吊りボルト
３を適宜螺合取り付けできるようにしている。また、図
６に示す如く、軽量気泡コンクリート板２Ａの長手方向
両端部側に上面に座ぐり穴を有するボルト貫通孔８を形
成しておき、このボルト貫通孔８をフレーム１の補助フ
レーム１Ｃから上方へ向かって突設したボルト９に挿通
させ、上方へ突出したボルト９にナット１０を螺合して
軽量気泡コンクリート板２Ａの両端部側をフレーム１に
固定するようにしている。なお、図示していないが、他
の軽量気泡コンクリート板２の固定についても図６と同
様である。
に当たっては、図５に示す如く、フレーム１の短辺梁１
Ａの端部にブラケット７を介してナット５を取り付け、
このナット５の吊りボルト取付用螺子孔４に吊りボルト
３を適宜螺合取り付けできるようにしている。また、図
６に示す如く、軽量気泡コンクリート板２Ａの長手方向
両端部側に上面に座ぐり穴を有するボルト貫通孔８を形
成しておき、このボルト貫通孔８をフレーム１の補助フ
レーム１Ｃから上方へ向かって突設したボルト９に挿通
させ、上方へ突出したボルト９にナット１０を螺合して
軽量気泡コンクリート板２Ａの両端部側をフレーム１に
固定するようにしている。なお、図示していないが、他
の軽量気泡コンクリート板２の固定についても図６と同
様である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では、各軽量気泡コンクリート板２，２Ａの両端部側
をフレーム１に固定する作業のほかに、吊りボルト３を
螺合取り付けするためのナット５をフレーム１の四隅に
ブラケット７を介して取り付ける作業が必要である。つ
まり、ブラケット７にナット５を溶接した後、そのブラ
ケット７をフレーム１の四隅に溶接しなければならない
から、部品点数が多く、かつ、取付工数もかかるという
欠点がある。
造では、各軽量気泡コンクリート板２，２Ａの両端部側
をフレーム１に固定する作業のほかに、吊りボルト３を
螺合取り付けするためのナット５をフレーム１の四隅に
ブラケット７を介して取り付ける作業が必要である。つ
まり、ブラケット７にナット５を溶接した後、そのブラ
ケット７をフレーム１の四隅に溶接しなければならない
から、部品点数が多く、かつ、取付工数もかかるという
欠点がある。
【０００６】ここに、本発明の目的は、このような従来
の欠点を解消し、部品点数および取付工数の削減を達成
できるコンクリート製パネルを提供することにある。
の欠点を解消し、部品点数および取付工数の削減を達成
できるコンクリート製パネルを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明のコン
クリート製パネルは、フレームにコンクリート板を敷き
詰めるとともに、角隅部に吊りボルトを螺合取り付けす
るための吊りボルト取付用螺子孔を形成したコンクリー
ト製パネルにおいて、前記コンクリート板の内部に、前
記吊りボルト取付用螺子孔を有するナット部材をその吊
りボルト取付用螺子孔がコンクリート板の厚み方向にな
るように収納し、このナット部材の一端面を前記コンク
リート板の外表面から露出させるとともに、ナット部材
の一端側の吊りボルト取付用螺子孔を残してナット部材
の他端側と前記フレームとを締結部材によって締結し
た、ことを特徴としている。
クリート製パネルは、フレームにコンクリート板を敷き
詰めるとともに、角隅部に吊りボルトを螺合取り付けす
るための吊りボルト取付用螺子孔を形成したコンクリー
ト製パネルにおいて、前記コンクリート板の内部に、前
記吊りボルト取付用螺子孔を有するナット部材をその吊
りボルト取付用螺子孔がコンクリート板の厚み方向にな
るように収納し、このナット部材の一端面を前記コンク
リート板の外表面から露出させるとともに、ナット部材
の一端側の吊りボルト取付用螺子孔を残してナット部材
の他端側と前記フレームとを締結部材によって締結し
た、ことを特徴としている。
【０００８】
【作用】コンクリート板の内部に、吊りボルト取付用螺
子孔を有するナット部材をコンクリート板の厚み方向に
なるように収納するとともに、そのナット部材の一端側
の吊りボルト取付用螺子孔を残してナット部材の他端側
と前記フレームとを締結部材によって締結するようして
あるから、ナット部材の他端側とフレームとを締結部材
によって締結するだけでコンクリート板をフレームに固
定することができると同時に、必要に応じて、吊りボル
トをコンクリート板の外表面から露出したナット部材の
一端側の吊りボルト取付用螺子孔に螺合取り付けするこ
とができる。従って、従来のような、吊りボルトを螺合
するためのナットをフレームの四隅に取り付ける作業を
不要にできるから、部品点数および取付工数の削減が可
能である。
子孔を有するナット部材をコンクリート板の厚み方向に
なるように収納するとともに、そのナット部材の一端側
の吊りボルト取付用螺子孔を残してナット部材の他端側
と前記フレームとを締結部材によって締結するようして
あるから、ナット部材の他端側とフレームとを締結部材
によって締結するだけでコンクリート板をフレームに固
定することができると同時に、必要に応じて、吊りボル
トをコンクリート板の外表面から露出したナット部材の
一端側の吊りボルト取付用螺子孔に螺合取り付けするこ
とができる。従って、従来のような、吊りボルトを螺合
するためのナットをフレームの四隅に取り付ける作業を
不要にできるから、部品点数および取付工数の削減が可
能である。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１、図２および図
３を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例
では、前記コンクリート製床パネルの両端側に位置する
軽量気泡コンクリート板２Ａの固定構造が従来構造と異
なるのみであるから、その部分についてのみ説明する。
また、上記各図の説明に当たって、前述した図４、図５
および図６と同一構成要件については、同一符号を付
し、その説明を省略もしくは簡略化する。
３を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例
では、前記コンクリート製床パネルの両端側に位置する
軽量気泡コンクリート板２Ａの固定構造が従来構造と異
なるのみであるから、その部分についてのみ説明する。
また、上記各図の説明に当たって、前述した図４、図５
および図６と同一構成要件については、同一符号を付
し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【００１０】第１実施例 第１実施例を図１に示す。同図において、前記コンクリ
ート製床パネルの両端側に位置する軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの端部には、その軽量気泡コンクリート板２Ａ
の厚み方向へ貫通孔１１が貫通形成されている。貫通孔
１１は、軽量気泡コンクリート板２Ａの上表面から厚み
方向へ向かって略その厚みの半分程に達する長さを有す
る大径孔１２と、この大径孔１２の内底面から軽量気泡
コンクリート板２Ａの下表面に開口した小径孔１３とか
ら構成されている。
ート製床パネルの両端側に位置する軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの端部には、その軽量気泡コンクリート板２Ａ
の厚み方向へ貫通孔１１が貫通形成されている。貫通孔
１１は、軽量気泡コンクリート板２Ａの上表面から厚み
方向へ向かって略その厚みの半分程に達する長さを有す
る大径孔１２と、この大径孔１２の内底面から軽量気泡
コンクリート板２Ａの下表面に開口した小径孔１３とか
ら構成されている。
【００１１】前記大径孔１２内には、外径がその大径孔
１２よりも小さくかつ前記小径孔１３よりも大きい座金
１４を介して、前記吊りボルト取付用螺子孔４を有する
ナット部材としての長ナット１５がその吊りボルト取付
用螺子孔４が軽量気泡コンクリート板２Ａの厚み方向に
なるように収納されている。長ナット１５の上端面が軽
量気泡コンクリート板２Ａの上表面と略一致して露出す
るように、長ナット１５の長さ寸法が形成されている。
１２よりも小さくかつ前記小径孔１３よりも大きい座金
１４を介して、前記吊りボルト取付用螺子孔４を有する
ナット部材としての長ナット１５がその吊りボルト取付
用螺子孔４が軽量気泡コンクリート板２Ａの厚み方向に
なるように収納されている。長ナット１５の上端面が軽
量気泡コンクリート板２Ａの上表面と略一致して露出す
るように、長ナット１５の長さ寸法が形成されている。
【００１２】また、前記長ナット１５の一端側の吊りボ
ルト取付用螺子孔４を残して長ナット１５の他端側に
は、前記小径孔１３を通って前記補助フレーム１Ｃから
上方へ向かって突設されたボルト９が螺合されるように
なっている。ここに、ボルト９は、長ナット１５の一端
側の吊りボルト取付用螺子孔４を残して長ナット１５の
他端側と前記補助フレーム１Ｃとを締結する締結部材を
構成している。
ルト取付用螺子孔４を残して長ナット１５の他端側に
は、前記小径孔１３を通って前記補助フレーム１Ｃから
上方へ向かって突設されたボルト９が螺合されるように
なっている。ここに、ボルト９は、長ナット１５の一端
側の吊りボルト取付用螺子孔４を残して長ナット１５の
他端側と前記補助フレーム１Ｃとを締結する締結部材を
構成している。
【００１３】従って、第１実施例によれば、フレーム１
の所定位置に軽量気泡コンクリート板２Ａを配置し、そ
の貫通孔１１の小径孔１３を補助フレーム１Ｃから上方
へ向かって突設されたボルト９へ差し込み、大径孔１２
内に突出したボルト９に座金１４を介して長ナット１５
を螺合し締め付ければ、軽量気泡コンクリート板２Ａを
フレーム１に固定することができると同時に、搬送時な
ど必要に応じて、軽量気泡コンクリート板２Ａの上面側
に露出した長ナット１５の一端側に吊りボルト３を螺合
することができる。
の所定位置に軽量気泡コンクリート板２Ａを配置し、そ
の貫通孔１１の小径孔１３を補助フレーム１Ｃから上方
へ向かって突設されたボルト９へ差し込み、大径孔１２
内に突出したボルト９に座金１４を介して長ナット１５
を螺合し締め付ければ、軽量気泡コンクリート板２Ａを
フレーム１に固定することができると同時に、搬送時な
ど必要に応じて、軽量気泡コンクリート板２Ａの上面側
に露出した長ナット１５の一端側に吊りボルト３を螺合
することができる。
【００１４】よって、フレーム１のボルト９に軽量気泡
コンクリート板２Ａを固定する長ナット１５を利用し
て、吊りボルト３を螺合取り付けできるようにしたの
で、従来のように、吊りボルトを螺合するための専用の
ナットやそれを取り付けるためのブラケットなどを不要
にできるから部品点数を削減できる。同時に、それらを
取り付ける作業も不要にできるから、取付工数の削減も
可能である。
コンクリート板２Ａを固定する長ナット１５を利用し
て、吊りボルト３を螺合取り付けできるようにしたの
で、従来のように、吊りボルトを螺合するための専用の
ナットやそれを取り付けるためのブラケットなどを不要
にできるから部品点数を削減できる。同時に、それらを
取り付ける作業も不要にできるから、取付工数の削減も
可能である。
【００１５】第２実施例 第２実施例を図２に示す。同図において、前記コンクリ
ート製床パネルの両端側に位置する軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの端部には、その上表面から厚み方向へ向かっ
て略その厚みの半分程に達する長さを有する収納孔２１
が形成されている。収納孔２１内には、ナット部材とし
ての係止駒２２が収納されている。係止駒２２は、前記
軽量気泡コンクリート板２Ａの上面側に露出する一端側
に前記吊りボルト取付用螺子孔４が軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの厚み方向に沿って形成され、かつ、他端に底
壁２３を有する円筒状に形成されている。そして、底壁
２３および軽量気泡コンクリート板２Ａを貫通して打ち
込みビス２４が補助フレーム１Ｃに打ち込まれている。
ここに、打ち込みビス２４は、係止駒２２の一端側の吊
りボルト取付用螺子孔４を残して係止駒２２の他端側と
前記補助フレーム１Ｃとを締結する締結部材を構成して
いる。
ート製床パネルの両端側に位置する軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの端部には、その上表面から厚み方向へ向かっ
て略その厚みの半分程に達する長さを有する収納孔２１
が形成されている。収納孔２１内には、ナット部材とし
ての係止駒２２が収納されている。係止駒２２は、前記
軽量気泡コンクリート板２Ａの上面側に露出する一端側
に前記吊りボルト取付用螺子孔４が軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの厚み方向に沿って形成され、かつ、他端に底
壁２３を有する円筒状に形成されている。そして、底壁
２３および軽量気泡コンクリート板２Ａを貫通して打ち
込みビス２４が補助フレーム１Ｃに打ち込まれている。
ここに、打ち込みビス２４は、係止駒２２の一端側の吊
りボルト取付用螺子孔４を残して係止駒２２の他端側と
前記補助フレーム１Ｃとを締結する締結部材を構成して
いる。
【００１６】従って、第２実施例によれば、第１実施例
で述べた効果に加え、打ち込みビス２４を係止駒２２を
貫通して補助フレーム１Ｃに打ち込むようにしたので、
軽量気泡コンクリート板２Ａをフレーム１に簡単に固定
することができる。
で述べた効果に加え、打ち込みビス２４を係止駒２２を
貫通して補助フレーム１Ｃに打ち込むようにしたので、
軽量気泡コンクリート板２Ａをフレーム１に簡単に固定
することができる。
【００１７】第３実施例 第３実施例を図３に示す。同図において、前記コンクリ
ート製床パネルの両端側に位置する軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの内部には、予め、配筋３１が埋設されてい
る。配筋３１には、予め、ナット部材を構成する長ナッ
ト３２が溶接されている。長ナット３２は、その吊りボ
ルト取付用螺子孔４が軽量気泡コンクリート板２Ａの厚
み方向と平行になるように溶接され、かつ、両端面が軽
量気泡コンクリート板２Ａの上下表面と略一致して露出
するように長さ寸法が形成されている。
ート製床パネルの両端側に位置する軽量気泡コンクリー
ト板２Ａの内部には、予め、配筋３１が埋設されてい
る。配筋３１には、予め、ナット部材を構成する長ナッ
ト３２が溶接されている。長ナット３２は、その吊りボ
ルト取付用螺子孔４が軽量気泡コンクリート板２Ａの厚
み方向と平行になるように溶接され、かつ、両端面が軽
量気泡コンクリート板２Ａの上下表面と略一致して露出
するように長さ寸法が形成されている。
【００１８】なお、長ナット３２の一端側には、必要に
応じて、吊りボルト３が螺合取付られる。また、長ナッ
ト３２の一端側の吊りボルト取付用螺子孔４を残して長
ナット３２の他端側には、前記補助フレーム１Ｃから上
方へ向かって突設されたボルト９が螺合される。ここ
に、ボルト９は、長ナット３２の一端部側の吊りボルト
取付用螺子孔４を残して長ナット３２の他端部と前記フ
レーム１とを締結する締結部材を構成している。
応じて、吊りボルト３が螺合取付られる。また、長ナッ
ト３２の一端側の吊りボルト取付用螺子孔４を残して長
ナット３２の他端側には、前記補助フレーム１Ｃから上
方へ向かって突設されたボルト９が螺合される。ここ
に、ボルト９は、長ナット３２の一端部側の吊りボルト
取付用螺子孔４を残して長ナット３２の他端部と前記フ
レーム１とを締結する締結部材を構成している。
【００１９】従って、第３実施例によれば、第１実施例
で述べた効果に加え、ボルト９および吊りボルト３から
伝達される外力が長ナット３２を介して配筋３１に伝え
られるから、これら外力による軽量気泡コンクリート２
Ａの破損を防ぐことができるという効果が期待できる。
で述べた効果に加え、ボルト９および吊りボルト３から
伝達される外力が長ナット３２を介して配筋３１に伝え
られるから、これら外力による軽量気泡コンクリート２
Ａの破損を防ぐことができるという効果が期待できる。
【００２０】なお、上記各実施例では、軽量気泡コンク
リートを用いた例について説明したが、単に、コンクリ
ート製であってもよい。
リートを用いた例について説明したが、単に、コンクリ
ート製であってもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上の通り、本発明のコンクリート製パ
ネルによれば、部品点数および工数削減が図れるという
効果が期待できる。
ネルによれば、部品点数および工数削減が図れるという
効果が期待できる。
【図１】本発明の第１実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の第２実施例を示す断面図である。
【図３】本発明の第３実施例を示す断面図である。
【図４】従来の軽量気泡コンクリート製床パネルを示す
平面図である。
平面図である。
【図５】図４の V−V 線断面図である。
【図６】図４のVI−VI線断面図である。
１ フレーム ２，２Ａ 軽量気泡コンクリート板 ４ 吊りボルト取付用螺子孔 ９ ボルト（締結部材） １５ 長ナット（ナット部材） ２１ 係止駒（ナット部材） ２４ 打ち込みビス（締結部材） ３２ 長ナット（ナット部材）
Claims (1)
- 【請求項１】フレームにコンクリート板を敷き詰めると
ともに、角隅部に吊りボルトを螺合取り付けするための
吊りボルト取付用螺子孔を形成したコンクリート製パネ
ルにおいて、前記コンクリート板の内部に、前記吊りボ
ルト取付用螺子孔を有するナット部材をその吊りボルト
取付用螺子孔がコンクリート板の厚み方向になるように
収納し、このナット部材の一端面を前記コンクリート板
の外表面から露出させるとともに、ナット部材の一端側
の吊りボルト取付用螺子孔を残してナット部材の他端側
と前記フレームとを締結部材によって締結した、ことを
特徴とするコンクリート製パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03326862A JP3119701B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | コンクリート製パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03326862A JP3119701B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | コンクリート製パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141041A JPH05141041A (ja) | 1993-06-08 |
| JP3119701B2 true JP3119701B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=18192559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03326862A Expired - Fee Related JP3119701B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | コンクリート製パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3119701B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103669713A (zh) * | 2013-12-03 | 2014-03-26 | 河南亚鹰钢结构幕墙工程有限公司 | 加气混凝土墙板及使用该墙板的墙板外挂结构 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP03326862A patent/JP3119701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05141041A (ja) | 1993-06-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000905 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |