JP2674892B2 - 建物ユニットのための仮補強構造 - Google Patents

建物ユニットのための仮補強構造

Info

Publication number
JP2674892B2
JP2674892B2 JP3071500A JP7150091A JP2674892B2 JP 2674892 B2 JP2674892 B2 JP 2674892B2 JP 3071500 A JP3071500 A JP 3071500A JP 7150091 A JP7150091 A JP 7150091A JP 2674892 B2 JP2674892 B2 JP 2674892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
cutout
notched
reinforcing
entrance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3071500A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04306336A (ja
Inventor
八朗 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3071500A priority Critical patent/JP2674892B2/ja
Publication of JPH04306336A publication Critical patent/JPH04306336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2674892B2 publication Critical patent/JP2674892B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玄関ユニット等のよう
に、中間部を切り欠いた切欠き梁を有する建物ユニット
のための仮補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】玄関ユニットにおいては、例えば特開昭
56−6840号公報に記載されるように、柱と梁とを
枠組みしてユニットを構成する際に、玄関正面の床大梁
として、中間部を切り欠いた切欠き梁が用いられてい
る。この切欠き梁は中間部を切り欠かれ、その切欠き部
分に玄関ドア枠が装着されるようになっている。
【0003】このとき、上述のような切欠き梁を有する
建物ユニットにあっては、その切欠き部分のためにユニ
ットの構造強度が、切欠き部分のないユニットに比べて
弱くなっており、工場から建築現場への輸送段階,吊り
上げ/据付け段階等におけるユニットの変形や損傷を防
止するため、図10に示すように、仮補強梁2が、切欠
き梁1と平行に、この切欠き梁1から少し離れた位置に
固定されている。
【0004】この仮補強梁2は、図11(a),(b)に示
すように、両端に、複数(図中6個)の釘孔2bを有する
フランジ部2a,2aを取り付けられて構成されてお
り、各フランジ部2aを、図10に示すように、切欠き
梁1と直交する小梁17,18に釘打ち固定することに
より、仮補強梁2が取付・固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
建物ユニットのための仮補強構造では、切欠き梁1から
少し離れた位置に仮補強梁2を釘打ち固定するだけであ
るので、建物ユニットが大きくなり切欠き梁1が長くな
ると、十分な補強効果が得られないという課題があっ
た。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、建物ユニットが大きくなっても、切欠き梁
の切欠き部分の仮補強を確実に行ない、建物ユニットの
変形を防止できる仮補強構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建物ユニットのための仮補強構造は、中間
部を切り欠いた切欠き梁を有して枠組み構成される建物
ユニットを仮補強する構造であって、前記切欠き梁に沿
って配置される鋼製の仮補強梁がそなえられ、該補強梁
が、その両端をそれぞれ切欠き端部と重ねられて、ボル
ト締めにより取り付けて固定されていることを特徴とし
ている。
【0008】また、前記切欠き梁の位置に配置されたパ
ネル外側に沿って、ターンバックルおよびターンバック
ルボルトを対角線方向に設けてもよい。
【0009】
【作用】上述した本発明の建物ユニットのための仮補強
構造では、切欠き梁に沿って鋼製の仮補強梁を配置し、
その両端をそれぞれ切欠き端部にボルト締めにより取り
付けて固定する。これにより、建物ユニットが補強さ
れ、切欠き部をもたない通常の梁と同等の強度と同等と
なる。
【0010】また、切欠き梁の位置に配置されたパネル
外側に沿って、ターンバックルおよびターンバックルボ
ルトを対角線方向に設けることにより、さらにパネル補
強を施すことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
建物ユニットのための仮補強構造について説明すると、
図1はその平面図、図2は本構造を適用された玄関ユニ
ットの正面図、図3は仮補強梁の取付部を示す水平断面
図、図4は図3のIV矢視図、図5は本構造における玄関
対角補強金物の取付部を示す平面図、図6は図5のVI矢
視図、図7(a),(b)はそれぞれ仮補強梁を示す平面図
および側面図、図8は玄関対角補強金物を示す斜視図、
図9は本実施例の玄関ユニットの吊り上げ状態を示す斜
視図である。
【0012】本実施例では、図1,図2に示すように、
中間部を切り欠いた切欠き梁1を有して枠組み構成され
る建物ユニットとして、その切欠き梁1の切欠き部分1
aに玄関ドア3およびその玄関ドア枠4を取り付けられ
る玄関ユニット17(図9参照)の場合について説明す
る。
【0013】このような玄関ユニットを工場にて製作す
る際に、床梁の中間部を切り取って切欠き梁1を形成
し、その切欠き部分1aに玄関ドア枠4を取り付けると
ともにこの玄関ドア枠4に玄関ドア3を装着する。な
お、切欠き梁1の切欠き部分1aにおいて、相対向する
切欠き端部1b,1cのユニット内側には、切欠き梁1
の本体部分に沿って添木1d,1eが取り付けられてい
る。
【0014】この後、切欠き梁1を補強するために、図
7(a),(b)に示すような鋼製の仮補強梁2Aを切
欠き梁1の切欠き端部1b,1cに重ねて配置する。こ
の仮補強梁2Aの両端部には各2個のボルト孔2cが形
成されている。
【0015】この仮補強梁2Aの両端は、図1,図3,
図4に示すように、それぞれスペーサ5および添木1
d,1eを介して玄関ユニット内側から切欠き端部1
b,1cに取り付けられる。仮補強堀2Aの取付位置の
玄関ユニット外側には外壁補強材6が配置され、仮補強
梁2Aのボルト孔2cおよびスペーサ5,切欠き端部1
b,1c,添木1d,1e,外壁補強材6に予め形成さ
れたボルト孔を貫通するボルト7と、このボルト7に螺
合するナット8とを締め付けることにより、仮補強梁2
Aが、切欠き梁1に沿って切欠き端部1b,1c間を架
け渡されるように固定される。
【0016】一方、玄関ユニットの切欠き端部1c側の
上部には、図2,図5,図6に示すように、玄関対角補
強金物9が、外壁保護材10を介して取り付けられてい
る。この玄関対角補強金物9には、図8に示すように、
吊りボルト用孔9aおよびターンバックルボルト取付用
孔9bが形成されており、吊りボルト用孔9aを通して
吊りボルト13を玄関ユニットに締め込むことによっ
て、玄関対角補強金物9が固定される。
【0017】また、切欠き梁1の切欠き端部1b側のボ
ルト7とナット8とを締め付ける際には、図2,図4に
示すように、ターンバックルボルト14端部のアイプレ
ート14aが挾まれて固定される一方、玄関対角補強金
物9には、図2,図6に示すように、ターンバックルボ
ルト取付用孔9bを貫通するボルト11に、ターンバッ
クルボルト15端部のアイプレート15aが嵌め込ま
れ、ボルト11とナット12とを締め付けることにより
固定されている。
【0018】そして、図2に示すように、ターンバック
ルボルト14,15先端のねじ部14b,15bにター
ンバックル16を螺合させて、このターンバックル16
を締め付けることにより、切欠き梁1の位置に配置され
た玄関パネル外側に沿って、ターンバックル16および
ターンバックルボルト14,15が対角線方向に設けら
れる。
【0019】上述のような仮補強構造により、玄関ユニ
ットの切欠き梁1が鋼製の仮補強梁2Aにより補強され
て、切欠き部1aをもたない通常の梁と同等の強度が得
られる。
【0020】このとき、仮補強梁2Aの切欠き梁1への
取付はボルト締めにより行なわれるため、従来のように
釘打ち固定する構造に比べ確実な取付・固定が行なわ
れ、建物ユニットが大きくなっても、切欠き梁1の切欠
き部分1aの仮補強が極めて確実に行なわれる。
【0021】また、玄関ユニットの据付け後に、ボルト
7,ナット8を弛めるだけで仮補強梁2Aを容易に取り
外すことができる。
【0022】さらに、本実施例では、切欠き梁1の位置
に配置された玄関パネル外側に沿って、ターンバックル
16およびターンバックルボルト14,15を対角線方
向に設けることにより、パネル補強が施される。
【0023】なお、本実施例の仮補強構造を施された玄
関ユニット17は、図9に示すように吊り上げられ、輸
送,据付けなどが行なわれる。つまり、クレーン等の先
端に設けられた吊り具21に、ロープ20を介して吊り
枠19を吊下し、この吊り枠19の4角部に、ロープ1
8を介して玄関ユニット17の4角部上端の吊りボルト
13を連結することにより、玄関ユニット17の吊り上
げが行なわれる。
【0024】このように、本実施例の建物ユニットのた
めの仮補強構造によれば、切欠き梁1をもたない建物ユ
ニットと同等の強度が確保され、輸送,吊り上げ,据付
け等による影響で、建物ユニットが変形するのを確実に
防止できるのである。
【0025】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の建物ユニ
ットのための仮補強構造によれば、中間部を切り欠いた
切欠き梁を有して枠組み構成される建物ユニットを仮補
強するものであって、切欠き梁に沿って配置される鋼製
の仮補強梁をそなえ、この仮補強梁が、その両端をそれ
ぞれ切欠き端部にボルト締めにより取り付けて固定され
という簡素な構成により、建物ユニットが大きくなって
も、切欠き梁の切欠き部分の仮補強が確実に行なわれ、
輸送時等の建物ユニットの変形を防止できる効果があ
る。
【0027】また、切欠き梁の位置に配置されたパネル
外側に沿って、ターンバックルおよびターンバックルボ
ルトを対角線方向に設けることにより、パネル補強を施
すことができ、建物ユニットの強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての建物ユニットのため
の仮補強構造を示す平面図である。
【図2】本構造を適用された玄関ユニットの正面図であ
る。
【図3】本構造における仮補強梁の取付部を示す水平断
面図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】本構造における玄関対角補強金物の取付部を示
す平面図である。
【図6】図5のVI矢視図である。
【図7】本構造における仮補強梁を示すもので、(a)は
その平面図、(b)はその側面図である。
【図8】本構造における玄関対角補強金物を示す斜視図
である。
【図9】本実施例の玄関ユニットの吊り上げ状態を示す
斜視図である。
【図10】従来の建物ユニットのための仮補強構造を示
す平面図である。
【図11】従来構造における仮補強梁を示すもので、
(a)はその平面図、(b)はその正面図である。
【符号の説明】
1 切欠き梁 1a 切欠き部分 1b,1c 切欠き端部 1d,1e 添木 2A 仮補強梁 2c ボルト孔 3 玄関ドア 4 玄関ドア枠 5 スペーサ 6 外壁保護材 7 ボルト 8 ナット 9 玄関対角補強金物 9a 吊りボルト用孔 9b ターンバックルボルト取付用孔 10 外壁保護材 11 ボルト 12 ナット 13 吊りボルト 14,15 ターンバックルボルト 14a,15a アイプレート 14b,15b ねじ部 16 ターンバックル 17 玄関ユニット(建物ユニット) 18 ロープ 19 吊り枠 20 ロープ 21 吊り具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部を切り欠いた切欠き梁を有して枠
    組み構成される建物ユニットを仮補強する構造であっ
    て、前記切欠き梁に沿って配置される鋼製の仮補強梁が
    そなえられ、該補強梁が、その両端をそれぞれ切欠き端
    と重ねられて、ボルト締めにより取り付けて固定され
    ていることを特徴とする建物ユニットの仮補強構造。
  2. 【請求項2】前記切欠き梁の位置に配置されたパネル外
    側に沿って、ターンバックルおよびターンバックルボル
    トが対角線方向に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の建物ユニットのための仮補強構造。
JP3071500A 1991-04-04 1991-04-04 建物ユニットのための仮補強構造 Expired - Fee Related JP2674892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3071500A JP2674892B2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 建物ユニットのための仮補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3071500A JP2674892B2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 建物ユニットのための仮補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04306336A JPH04306336A (ja) 1992-10-29
JP2674892B2 true JP2674892B2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=13462459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3071500A Expired - Fee Related JP2674892B2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 建物ユニットのための仮補強構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2674892B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065524A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 積水化学工業株式会社 建物ユニット、ユニット建物及びユニット建物の構築方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119836A (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 積水化学工業株式会社 建物ユニットの吊り部の構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04306336A (ja) 1992-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2017669C (en) Curtain wall for a building
US5706626A (en) Pre-assembled internal shear panel
US6550200B1 (en) Anchor interconnect device
CZ2018310A3 (cs) Skládaná sestava ocelové konstrukce pro zdvihací zařízení
US6047503A (en) Premanufactured wall frames with preinstalled hurricane strapping
US20040231256A1 (en) Unit building
JP2674892B2 (ja) 建物ユニットのための仮補強構造
JP3990497B2 (ja) 建築構造
JPH08239928A (ja) 外壁材の無足場取付工法
JP3119701B2 (ja) コンクリート製パネル
KR20020086674A (ko) 빌딩 프레임 브레이싱 패널 및 방법
JP3001841B2 (ja) 架構のボルト止め構造およびその金具
JPS6340586Y2 (ja)
JP3696282B2 (ja) バスユニット付き建物ユニットの天井構造およびその天井施工方法
JPH0413508B2 (ja)
JP2795025B2 (ja) 屋根ユニットの吊り部構造
JPH0333846Y2 (ja)
JP3410450B2 (ja) バルコニーユニット
JP3154889B2 (ja) ユニット建物及び建物ユニット
JPH05187094A (ja) コンクリート製建材
JP2003239385A (ja) 木造住宅用耐震補強方法
JPH0285445A (ja) 木構造軸組壁パネル組立て金物及び工法
JPH03161638A (ja) 建物の外壁パネル取付構造
JPH10121583A (ja) 建物ユニットの補強構造及び建物ユニット
JPH0618557U (ja) 建物ユニットの輸送治具

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees