JPS6340586Y2 - - Google Patents

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JPS6340586Y2
JPS6340586Y2 JP1982019520U JP1952082U JPS6340586Y2 JP S6340586 Y2 JPS6340586 Y2 JP S6340586Y2 JP 1982019520 U JP1982019520 U JP 1982019520U JP 1952082 U JP1952082 U JP 1952082U JP S6340586 Y2 JPS6340586 Y2 JP S6340586Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
alc
panel
channel steels
channel
soundproof
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982019520U
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English (en)
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JPS58123112U (ja
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Publication date
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Priority to JP1952082U priority Critical patent/JPS58123112U/ja
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Publication of JPS6340586Y2 publication Critical patent/JPS6340586Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば発電所や工場あるいは道路な
どの防音壁材として好適な防音パネルに関する。
近年、この種の防音壁材に、オートクレープ養
生して作つた気泡コンクリート製品として知られ
るいわゆるALC(Autoclaved Light Weight
Concrete)パネルが広く利用されるようになつ
てきた。
これは、そのALCパネルが防音性、耐熱性、
耐候性に優れしかも軽量であるなどの特性をもつ
ことから広く利用されるようになつてきたもので
あり、特に、例えば発電所などの防音壁のように
相当大きな構造物となる場合は、それらの特性の
中でも軽量であるという特性が大きな利点となつ
ている。
しかしながら、このALCパネルはこのように
軽量であるという大きな特徴をもつ反面、クラツ
クやかどかけ等の損傷が生じやすい弱点があり、
また、構築作業の面からみた場合でも、例えば前
述の発電所などの防音壁を構築する場合、従来は
そのALCパネルを現場にて1枚1枚本体鉄骨に
取り付ける方法で施工していたため、作業が非常
に煩雑となつて工期もその分、長期化し、さらに
足場や支保材などの作業用仮設備等の設置に多大
な手間を要する上に安全性の確保などの点でも問
題があつた。
本考案は、以上のような問題点を考慮してなさ
れたもので、2本の溝形鋼を互いに平行に配置す
るとともに両溝形鋼に複数枚の長方形状ALCパ
ネルを一様に差し渡して平面的に並べ、それら各
ALCパネルの両端を溝形鋼にそれぞれ固定して
1枚の大きなパネルを構成することにより、
ALCパネル自体の利点を生かしつつ、クラツク
やかどかけ等の損傷を受けやすいという弱点をカ
バーすることができ、また、特に大形防音壁等に
おける工期の短縮、仮設工事の軽減および安全性
の向上等を図ることのできる防音パネルを提供し
ようとするものである。
以下、添付図面を参照し本考案の一実施例につ
いて詳述する。
第1図aおよびbは、本考案による防音パネル
の斜視図を示すもので、全体として符号1で示す
この防音パネルは、長さの等しい断面コ字状の2
本の溝形鋼2,2を平行にかつそれら溝形鋼2,
2の溝部同志が互いに向き合うように配置し、こ
れら両溝形鋼2,2の片側のフランジ板2a,2
a上に同一寸法の複数枚の長方形状ALCパネル
3……を差し渡すとともに各ALCパネル3の長
手方向両縁部同志を互いに突き合わせて平面状に
配置し、さらにこれらALCパネル3……の両端
部を前記片側のフランジ板2a,2aに対してボ
ルト4a、ナツト4bによつてボルト止めして構
成されている。なお、前記各ALCパネル3……
は、図示例ではその長さl、厚さdが何れも等し
い同一寸法のものが使用されており、そしてこれ
ら各ALCパネル3……の両端面は両溝型鋼2,
2の本体板2c,2cの外面とそれぞれ面一とな
るように両溝型鋼2,2に取り付けられている。
なお、符号5……は両溝型鋼2,2同志の溝部間
に間隔をおいてそれぞれ差し渡されるとともに両
端を溝型鋼2,2の他方のフランジ板2b,2b
に対しそれぞれ溶接により取り付けられたL型溝
からなる補強部材である。また、符号6……は前
記フランジ板2b,2bに設けられたボルト孔で
ある。
第3図〜第5図は、以上のように構成された本
考案による防音パネル1を利用して構築した例え
ば発電所などの防音壁を示すもので、水平方向に
配設された本体梁7の各所にブラケツト8を介し
て当て板9が溶接により取り付けられており、さ
らにこの当て板9には前記溝型鋼のボルト孔6に
合致するボルト孔10……が設けられている。そ
して、防音パネル1は壁面を形成するように直積
み状に積み上げられているとともに、溝型鋼のフ
ランジ板2b,2bを当て板9に対しボルト11
a、ナツト11bにより取り付けられて位置決め
されている。なお、防音パネル1同志の接合部に
はバツクアツプ材12を介して目地コーキング1
3が施されており、また特に図示していないが
ALCパネル3同志の接合部にも目地コーキング
が施されている。
以上詳述したように本考案は、2本の溝型鋼を
互いに平行に配置するとともに両溝型鋼に複数枚
の長方形状ALCパネルを一様に差し渡して平面
的に並べ、それら各ALCパネルの両端を溝型鋼
にそれぞれ固定して1枚の大きなパネルを構成し
たから、ALCパネルはその溝型鋼によつて保護
され、これによつてALCパネル自体が軽量であ
る利点を生かしつつクラツクやかどかけ等の損傷
を受けやすいという弱点を効果的にカバーするこ
とができる。また、本考案によれば、このように
1枚の大きなパネルとなるので、従来のように
ALCパネルを現場にて本体鉄骨に1枚1枚取り
付ける作業に比べて非常に能率的であり、したが
つてその分、工期の短縮、仮設工事の軽減および
安全性の向上等を図ることができる。さらに本考
案による防音パネルは、主体はALCパネルから
なるものであるから、このように大型としても運
搬および取り付け作業等に支障をきたすことのな
い程度に充分軽量であり、また両溝型鋼間にはL
型溝からなる複数本の補強部材が一体に取り付け
られているので平面強度も充分に発揮されるな
ど、種々の優れた効果がある。特に本考案の防音
パネルによれば、両溝型鋼の片側のフランジ板ど
うしがALCパネルにより連結されて拘束される
とともに、他方のフランジ板どうしも補強部材に
より連結されて拘束されているので、全体として
の剛性、特にねじれに対する平面強度が格段に向
上し、従つて、例えば運搬時においてあるいは防
音壁等としての取付時にクレーン等にて吊り下げ
られた際に生じやすい、ねじれモーメントや剪断
力の発生を充分に抑制することができる。この点
は、防音パネルが単体のものに比して大形で重量
大となるためにその分、大きなねじれモーメント
や剪断力を働かせようとする力が加わること、さ
らには、ALCパネル自体がねじれや剪断に対し
脆いこと、などの点を考慮した場合、極めて重要
な効果である。
しかも本考案では、両溝型鋼の他方のフランジ
板にボルト孔を設けてあるので、このボルト孔を
利用することにより防音壁等となるその防音パネ
ルの現場での取付作業を容易にするだけでなく、
補強部材を他方のフランジ板の内面に溶接して固
定してあるので、この防音パネルの取付面側(他
方のフランジ板の外面側)を隣り合う防音パネル
の取付面と面一に取り付けることができ、これに
よつて施工性の向上を一段とはかることができる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbはそれぞれ本考案の一実施例
を示す防音パネルの斜視図、第2図は第1図aの
−線に沿う一部省略断面図、第3図、第4図
および第5図は同実施例による防音パネルを利用
して構築した防音壁を示す斜視図、拡大斜視図お
よび一部の断面図である。 1……防音パネル、2……溝型鋼、2a,2b
……フランジ板、2c……本体板、3……ALC
パネル、4a……ボルト、4b……ナツト、5…
…補強部材、6……ボルト孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面コ字状の2本の溝形鋼2,2を平行にかつ
    それら溝形鋼の溝部同志が互いに向き合うように
    配置し、これら両溝形鋼の片側のフランジ板2
    a,2a上に複数枚の長方形状ALCパネル3を
    差し渡すとともに各ALCパネルの長手方向両縁
    部同志を互いに突き合わせて平面状に配置し、こ
    れらALCパネルの両端部を前記片側のフランジ
    板2a,2aに対してそれぞれ固定し、かつ、こ
    れらALCパネルの両端面をそれぞれ前記両溝形
    鋼の本体板2cの外面と面一に形成し、前記両溝
    形鋼同志の溝部間に複数本の鋼製補強部材5を溝
    形鋼の長手方向に間隔をおいてそれぞれ差し渡す
    とともにそれら補強部材の両端を溝形鋼の他方の
    フランジ板2b,2bの内面に対してそれぞれ溶
    接にて固定し、さらに、前記他方のフランジ板2
    b,2bにボルト孔6をそれぞれ設けてなる防音
    パネル。
JP1952082U 1982-02-15 1982-02-15 防音パネル Granted JPS58123112U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1952082U JPS58123112U (ja) 1982-02-15 1982-02-15 防音パネル

Applications Claiming Priority (1)

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JP1952082U JPS58123112U (ja) 1982-02-15 1982-02-15 防音パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58123112U JPS58123112U (ja) 1983-08-22
JPS6340586Y2 true JPS6340586Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=30031726

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JP1952082U Granted JPS58123112U (ja) 1982-02-15 1982-02-15 防音パネル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07109085B2 (ja) * 1987-09-16 1995-11-22 小沢コンクリート工業株式会社 防音用壁
JP3547587B2 (ja) * 1997-06-02 2004-07-28 クリオン株式会社 吸音壁構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649807B2 (ja) * 1978-12-29 1981-11-25

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122817U (ja) * 1974-08-09 1976-02-19
JPS5649807U (ja) * 1979-09-21 1981-05-02

Patent Citations (1)

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JPS5649807B2 (ja) * 1978-12-29 1981-11-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58123112U (ja) 1983-08-22

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