JPH0344882Y2 - - Google Patents

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JPH0344882Y2
JPH0344882Y2 JP18385983U JP18385983U JPH0344882Y2 JP H0344882 Y2 JPH0344882 Y2 JP H0344882Y2 JP 18385983 U JP18385983 U JP 18385983U JP 18385983 U JP18385983 U JP 18385983U JP H0344882 Y2 JPH0344882 Y2 JP H0344882Y2
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roof
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shaped
unit beam
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JP18385983U
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JPS6091701U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根部大型山形材の長手方向に対し
て略直交方向の変形歪を防止できる単位梁材相互
を高精度に連結できる極めて簡単な構成の屋根部
大型山形材における単位梁材の連結構造に関す
る。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、出願人が研究、開発した長大スパン
(長さ略十数m乃至略数十m)で、大型(高さ略
1m乃至略1.5m)の山形屋根材が工場生産され、
これを現場に運搬して、そこの構造物又は基礎上
に大型クレーン等で一つ一つ吊り上げ、その構造
物上部の対向する梁材間又は基礎間上に亘つて載
置固着し、隣接する大型山形屋根材を並列に揃え
て相互に緊結して屋根葺成しており、特に梁等を
全く設けず、その屋根自体を構造体とした簡易な
構成をなしている。屋根部大型山形材をフランジ
を介して突き合わせて側面からみてヘ字状に設け
たもので、より強固になるような構成にした所
謂、マンサードタイプ(第1図参照)の大型山形
屋根も最近盛んに施工されている。ところが、そ
の頂部の屋根部大型山形材は、現場に据付けると
同時に、その山形部の両傾斜部が互いに内方に変
形歪や甚だしい場合には破壊現象等が生じ、この
ために併設するのに、〓間があき、隣接する相互
の屋根部大型山形材を整然と結合できない欠点が
あつた。このように傾斜部相互が内方に変形する
割合が多いのは、特に自重が大きく加わる両屋根
部大型山形材の棟部箇所の接合部即ち、フランジ
取付箇所の底部相互間である。このようになるの
は、断面形状が山形をなしていること、その屋根
部大型山形材が長大スパンで重量物であること、
及び屋根部大型山形材相互をフランジを介して突
き合わせてへ字状に形成したこと等が相乗的に作
用して、その棟部箇所の傾斜部の底部箇所に大き
な引張応力が作用するためである。
このために、力骨等の断面を大きくしても、
中々その変形歪を確実に防止することは困難であ
つた。さらに、板厚を厚くすることも、考えられ
るが、この場合には、垂直荷重に対する強度を増
加させる必要はなくとも、その変形防止のための
みに厚材にすることとなり、これによつて屋根部
大型山形材を構成する外皮材を折曲加工する既存
のベンダー装置が使用できず、より大型のものを
設置しなければならなかつたり、或いは板厚の変
化によつてこれに取りつける種々の付属部材寸法
が僅かであるが変化することから、その都度付属
部材を適宜変更して使用しなければならず、大型
山形材の製品価格が高騰する等の欠点があつた。
また、その屋根部大型山形材を現場に施工後に
は、自重等にてこれが変形するため、この変形を
なくすようにするには、大型のジヤツキ等が必要
とされ、施工装置が複雑化して面倒となるし、そ
の変形歪を完全になくすことができない大きな欠
点があつた。
このようなことから、出願人は、同断面形状の
長大スパンの両屋根部大型山形材相互を突き合わ
せて側面からみて略へ字状に接続し、該接続箇所
なる棟部における屋根部大型山形材の断面両側位
置の両底部付近間に、その屋根部大型山形材の長
手方向に対して略直交方向を向く単位梁材を無荷
重の状態で固定することで、その変形歪等の発生
を防止したが、その単位梁材を高精度で、しかも
簡単に連結する構造の改良が要望されていた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭
意、研究を重ねた結果、その考案を、同断面形状
の長大スパンの両屋根部大型山形材相互を突き合
わせて側面からみて略ヘ字状に接続し、該接続箇
所なる棟部における屋根部大型山形材の断面両側
位置の両底部付近間に、その屋根部大型山形材の
長手方向に対して略直交方向を向く単位梁材を固
定し、該単位梁材の両端部には、垂直翼片及び水
平翼片を固着し、前述のように構成した屋根部大
型山形材の横に同屋根部大型山形材を併設し、そ
の隣接する単位梁材の両端を直列状に略突き合わ
せ状にして、その垂直翼片及び水平翼片相互を連
結プレートにて固着した屋根部大型山形材におけ
る単位梁材の連結構造としたことにより、屋根部
大型山形材の長手方向に対して略直交方向の変形
歪を防止できる単位梁材相互を高精度に連結で
き、梁材としても機能を十分に発揮させることが
でき、さらに構成が極めて簡単にでき、前記課題
等を解決し、その目的を達成したものである。
〔実施例〕
以下、図面の実施例に基づき本考案を説明す
る。
第2図、第3図等が本考案の実施例を示し、A
は屋根部大型山形材であつて、金属製で断面台形
山形状をなし、この両側下端の底部より外方上側
に傾斜縁が形成され、長大スパン(約十数m乃至
約数十m)で、その断面全体の高さ約1m乃至
1.5mで、幅約2mに形成され、その屋根部大型山
形材Aの外皮材1の裏面には長手方向に適宜の間
隔をおいて力骨2が複数固着されている。該力骨
2の両端にL形金具3,3が各々固着されてい
る。その屋根部大型山形材Aの長手方向の両端に
フランジ4,5が設けられ、該フランジ4,5に
は複数のボルト孔が穿設されている。又、その外
皮材1の裏面には、断熱材、照明器具取付材、空
調関係取付材、化粧板等が予め工場にて取付けら
れているが、図面では省略した。前記屋根部大型
山形材A,A相互が突き合わせられ側面からみて
へ字状に接続され、このようにした両屋根部大型
山形材A,Aの接続箇所なる棟部における屋根部
大型山形材Aの断面両側位置の両底部1a,1a
付近間に、その屋根部大型山形材Aの長手方向に
対して略直交方向を向く単位梁材6が無荷重の状
態で固定されている。この無荷重の状態とは、そ
の屋根部大型山形材Aの自重にての撓み作用を与
えない状態という概念であり、実施例では、両屋
根部大型山形材A,Aが左右対称的に山形に組立
てられて中央架台7及び側部架台8に載せられ、
且つその両屋根部大型山形材A,Aの自重によつ
ての撓み作用を与えないように構成される。
前記単位梁材6の取付構造等は実施例において
は、その棟部箇所の底部1a,1aの下面には、
下部フランジ9,9が設けられ、これに、取付板
10,10が垂設され、その単位梁材6の両側の
外周の上側に設けた垂直翼片6a,6aが、前記
棟部箇所の底部1a,1aの取付板10,10に
ボルト・ナツトにて各々固着されている。又、そ
の単位梁材6の両端の外周の下側に垂直翼片6a
が、その左右側に水平翼片6b,6bが各々固着
されている。
前記のように構成した両屋根部大型山形材A,
Aは、対向して立設した屋根部大型山形材Aと同
断面形状の壁部大型山形状B,B上に載置され、
これらが順次繰り返されて併設された後に、併説
方向に隣接する単位梁材6,6の端部が略突き合
わせ状にされ、その垂直翼片6a,6a及び水平
翼片6b,6bに連結プレート11,11が重合
されてボルト・ナツトを介して固着され、これら
が繰り返されて、大型山形屋根の梁材として構成
され、このようにしてマンサード形の大型山形屋
根が施工される。
又、その屋根部大型山形材Aが長大になつて、
極めて大型重量物になると、第1図点線に示すよ
うに屋根部大型山形材A,Aの両側端部や、棟部
との中間箇所にも必要に応じて前記単位梁材6を
設けることもある。
図中12はタイバーであつて、この両端が前記
屋根部大型山形材A,Aの適所の力骨2,2に取
付けた連結用ブラケツトに固着されている。13
は基礎又は下部壁体、14はピンシユーである。
〔考案の効果〕
本考案においては、同断面形状の長大スパンの
両屋根部大型山形材A,A相互を突き合わせて側
面からみて略へ字状に接続し、該接続箇所なる棟
部における屋根部大型山形材Aの断面両側位置の
両底部1a,1a付近間に、その屋根部大型山形
材Aの長手方向に対して略直交方向を向く単位梁
材6を固定し、該単位梁材6の両端部には、垂直
翼片6a,6a及び水平翼片6b,6b固着し、
前述のように構成した屋根部大型山形材A,Aの
横に同屋根部大型山形材A,Aを併設し、その隣
接する単位梁材6,6の両端を直列状に略突き合
わせ状にして、その垂直翼片6a,6a及び水平
翼片6b,6b相互を連結プレート11,11に
て固着したことにより、第1に屋根部大型山形材
Aの長手方向に対して略直交方向に圧縮状になる
変形歪を防止できる単位梁材6,6相互を高精度
に連結でき、梁材としても機能を十分に発揮させ
ることができ、第2に連結構成が極めて簡単にで
きる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、本考案で
は、単位梁材6の両端部には、垂直翼片6a,6
a及び水平翼片6b,6bを固着し、その隣接す
る単位梁材6,6の両端を直列状に略突き合わせ
状にして、その垂直翼片6a,6a及び水平翼片
6b,6b相互を連結プレート11,11にて固
着したことで、水平方向をX軸とし、垂直方向を
Y軸とし、単位梁材6の軸方向をZ軸とすると、
その単位梁材6,6相互を取付けるのに、X軸の
水平方向は、垂直翼片6a,6a相互の位置を連
結プレート11にて同じにしつつ規制することで
両方の位置を簡単に一致させることができ、Y軸
の垂直方向は、水平翼片6b,6b相互の高さを
連結プレート11にて同じにしつつ規制すること
で両方の高さを簡単に一致させることができる
し、さらに、Z軸の軸方向は、両方の垂直翼片6
a,6a及び水平翼片6b,6b相互の間隔等の
位置関係が正確になるように連結プレート11に
て固着する際に規制することができる。従つて単
位梁材6,6相互を取付けるのに、垂直翼片6
a、水平翼片6b、連結プレート11の存在によ
つてX軸の水平方向とY軸の垂直方向とを一致さ
せて、両単位梁材6,6の軸心に正確に取付ける
ことができ、さらに隣接する両単位梁材6,6の
間隔等のZ軸の軸方向は正確にでき、これらによ
つてその連結を極めて高精度のものにできる。こ
のようにして連結された単位梁材6,6,…にて
大型山形屋根における梁材の連結施工を整然とし
かも簡易且つ迅速にでき、その高精度の梁材の存
在にて大型山形屋根を支持するのに強度的に十分
なものにできるし、その大型山形屋根材Aの併設
方向の相互間の連結強度を増加させ、さらに整然
とした葺成ができる。
以上のように大きな特長を発揮しても、その連
結構造が極めて簡単な構成であるし、何等の技術
も要さないことから、現場等においても極めて取
付やすく、簡易且つ迅速に取付施工でき、ひいて
は安価で有用なる屋根部大型山形材における単位
梁材の連結構造を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は本考案を使用して大型山形屋根を施工し
た略示図、第2図は第1図−矢視断面図、第
3図は本考案の単位梁材の連結箇所部材の斜視
図、第4図は本考案の要部断面図、第5図は屋根
部大型山形材に単位梁材を取付ける組立状態を示
す側面図、第6図は屋根部大型山形材を山形に接
続して単位梁材を設けた一部斜視図である。 A……屋根部大型山形材、1a……底部、6…
…単位梁材、6a……垂直翼片、6b……水平翼
片、11……連結プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同断面形状の長大スパンの両屋根部大型山形材
    相互を突き合わせて側面からみて略ヘ字状に接続
    し、該接続箇所なる棟部における屋根部大型山形
    材の断面両側位置の両底部付近間に、その屋根部
    大型山形材の長手方向に対して略直交方向を向く
    単位梁材を固定し、該単位梁材の両端部には、垂
    直翼片及び水平翼片を固着し、前述のように構成
    した屋根部大型山形材の横に同屋根部大型山形材
    を併設し、その隣接する単位梁材の両端を直列状
    に略突き合わせ状にして、その垂直翼片及び水平
    翼片相互を連結プレートにて固着したことを特徴
    とした屋根部大型山形材における単位梁材の連結
    構造。
JP18385983U 1983-11-30 1983-11-30 屋根部大型山形材における単位梁材の連結構造 Granted JPS6091701U (ja)

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JPS6091701U JPS6091701U (ja) 1985-06-22
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