JPH0432182B2 - - Google Patents

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JPH0432182B2
JPH0432182B2 JP57119570A JP11957082A JPH0432182B2 JP H0432182 B2 JPH0432182 B2 JP H0432182B2 JP 57119570 A JP57119570 A JP 57119570A JP 11957082 A JP11957082 A JP 11957082A JP H0432182 B2 JPH0432182 B2 JP H0432182B2
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mounting
panel body
attached
mounting hardware
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JP57119570A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は建築物の屋根あるいは床を構成する
コンクリート系のパネル体に関するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、ALCパネル(軽量気泡コンクリートパ
ネル)等のコンクリート系パネルによつて屋根あ
るいは床を構成するには第1図に示すように、躯
体鉄骨梁31より垂直に突設したプレート32を
介してパネル長辺目地内に鉄筋33を配し、パネ
ル長辺目地および短辺目地に目地モルタル34a
および34bを充填して躯体と一体化する工法が
行われている。この工法においては躯体鉄骨への
取付け部強度が小さいため地震時に生起する面内
せん断力に対してパネルは抵抗できず、鉄骨架構
に水平ブレースを設置する必要がある。また取付
け部強度は建築現場で製作される目地モルタル3
4a,34bの強度に支配されるため品質のバラ
ツキが大きいという問題があつた。
この従来工法の問題点に対処する方法として第
2図のように埋込金具35を有するパネル体Aを
鉄骨梁1に突設固着した固定金具36を介してボ
ルト止めする方法が考案されている。この方法は
目地モルタル34a,34bを使用しない、いわ
ゆる乾式工法であるために品質上のバラツキが小
さいという利点はあるが、地震時に生ずる面内せ
ん断力に対しては取付け部に滑りや回転が生じ易
いため、水平ブレースを除去することは不可能で
ある。
またパネル周辺にアングル状金物をジベルを利
用して取付ける方法が特開昭51−8723号公報に開
示されているが取付強度が充分でない。
この発明は、これら従来の方法の問題点を解決
するために案出されたもので、鉄骨梁等横架材へ
のパネル取付けが容易かつ確実であり、しかも取
付け部強度の大きいパネルを供給するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の取付金物は平板状の基板と、その基
板の裏面から突設された取付片と基板の表面に張
り出す張出片とを備えており、方形状のパネル本
体の左右両側端面に、それぞれ少なくとも2個所
ずつ前記取付金物の基板を添わせ、その取付金物
の取付片を前記パネル本体の内部に配筋された補
強筋に固着して取付けてなり、かつ、前記取付金
物の外方に突出させた張出片には張出方向に延び
る長孔状の取付調整孔をそれぞれ穿設し、かつ張
出片に吊り環を設けて鉄骨梁等へのパネルの取付
けを簡易かつ調節自在にしたことにある。
〔実施例〕
この発明を図面に示す実施例に基いて説明す
る。
第3図はこの発明によるパネル体Aの一実施例
を示す概略図であり、この図においては補強筋1
の配筋状態を明らかにするため補強筋1を実線で
示して描いてある。
ところでこの実施例において、パネル体Aの少
なくとも左右両側端面にはパネル体Aの下端部を
連続的に切欠いて形成してある溝条2,2が長手
方向に亘つて形成されている。
そしてこの溝条2の長手方向両端側には略方形
状の切欠部3,3が形成され、切欠部3内には図
面第6図、第7図に示すような取付金物4がパネ
ル体A内にその一部が埋込まれて取付けられてい
る。(なお第8〜10図では吊り環9を省略して
ある。) 取付金物4は平板状の基板5とその基板5の裏
面から突設された取付片6,6と、基板5の表面
に張り出す張出片7とを備えている。
そして張出片7には張出し方向に延びる長孔状
の取付孔8が穿設されていると共にこの取付孔8
に隣接してリング状の吊り環9が取付けられてい
る。
取付金物4はその取付片6がパネル体A内部に
配筋してある補強筋1に溶接により連結され、か
つパネル体Aの左右両側端面となる切欠部3にお
ける側壁10に基板5の裏面を当接、係止させ、
補強筋1にその取付片を溶接して取付けられる。
その詳細を第10図に示す。
このようにパネル体Aの端部に埋込まれて取付
けられた取付金物4の張出片7は梁11等の横架
材上に載置され、ボルト12、ナツト13を締結
して固着されている。
そして張出片7上の取付孔8が長孔として形成
されているため、若干水平方向におけるパネル体
Aの架設誤差を吸収することができる。
〔発明の効果〕
この発明によるパネル体は以上の構成よりな
り、パネル体の水平剛性を大きくするとともに取
付施工の合理化を図ることができる。すなわち、
取付金具の基板から突設された取付片に補強筋が
固着されて取付金具は、パネル体に強固に取付け
てあり、取付金具の基板から張り出した張出片を
梁等の横架材にボルト接合することにより床材パ
ネルに必要な水平剛性を確実に確保できると共
に、水平ブレースが不要となる。
さらに、パネル体に固定された取付金物上に吊
り環を取付けてあるので、レツカー等によりパネ
ル体を水平吊りして移動することも可能で、施工
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b、第2図は従来例を示す概略図、
第3図は補強筋の配筋状態および取付金物の取付
状態を表わしたこの発明によるパネル体の概略
図、第4図、第5図はこの発明によるパネル体の
正面断面図、側面断面図、第6図、第7図は取付
金物の一実施例を示す断面図、平面図、第8図、
第9図はこの発明によるパネル体のそれぞれ実施
例を示す平面図、第10図はパネルと基礎等との
接続状態を示す断面図である。 A……パネル体、1……補強筋、2……溝条、
3……切欠部、4,4′……取付金物、5……基
板、6……取付片、7……張出片、8……取付
孔、9……吊り環、10……側壁、11……基
礎、12……ボルト、13……ナツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 取付金物は平板状の基板と、その基板の裏面
    から突設された取付片と基板の表面に張り出す張
    出片とを備えており、方形状のパネル本体の左右
    両側端面に、それぞれ少なくとも2個所ずつ前記
    取付金物の基板を添わせ、その取付金物の取付片
    を前記パネル本体の内部に配筋された補強筋に固
    着して取付けてなり、かつ、前記取付金物の外方
    に突出させた張出片には張出方向に延びる長孔状
    の取付調整孔をそれぞれ穿設し、かつ張出片に吊
    り環を設けてあることを特徴とするパネル体。
JP57119570A 1982-07-09 1982-07-09 パネル体 Granted JPS5910649A (ja)

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JP57119570A JPS5910649A (ja) 1982-07-09 1982-07-09 パネル体

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JP57119570A JPS5910649A (ja) 1982-07-09 1982-07-09 パネル体

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Publication Number Publication Date
JPS5910649A JPS5910649A (ja) 1984-01-20
JPH0432182B2 true JPH0432182B2 (ja) 1992-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11293951A (ja) * 1998-04-07 1999-10-26 Bridgestone Corp 住宅用免震地盤

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