JP2004218288A - 構造物の制震構造、及び制震装置の取り付け方法 - Google Patents

構造物の制震構造、及び制震装置の取り付け方法 Download PDF

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Takuji Takeda
拓司 竹田
Keiji Nakanishi
啓二 中西
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Abstract

【課題】本発明は、作業効率の向上に伴い、工期短縮を図ることの可能な構造物の制震構造、及び制震装置の取り付け方法を提供する。
【解決手段】柱1とプレキャストコンクリート造の梁2よりなる構造物3において、ラーメン架構の構面内には、間柱4が構築されている。間柱4は、柱下部5と柱上部6とこれらを連結する制震装置7とにより構成される。柱上部6及び柱下部5は、工場等であらかじめ製作されたプレキャストコンクリート造よりなり、梁2を挟んで上下方向に向かい合うように配されており、これら3者を貫通する複数のアンカーボルト8を介して梁2の下端面及び上端面に固着されている。これらは、柱上部6の下端面と柱下部5の上端面に、前記制震装置7が固定手段9を介して固定されることにより、制震装置7を介して連結され、制震機能を備えた間柱4が構築され、前記構造物3に制震構造が備えられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレキャストコンクリート造の構造物に適用される構造物の制震構造、及び制震装置の取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリート造の柱と梁を備えるラーメン架構の構造物は、作業効率の向上、及び品質の安定を図ることを目的に、現場における型枠工事、配筋工事及びコンクリート打設工事等を不要とすることのできる特許文献1に示すようなプレキャストコンクリート造の梁を採用することが一般に知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−220210号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなプレキャストコンクリート造の構造物において、制震装置を備えた間柱を採用する場合には、間柱の構築を現場打ちコンクリートにより製作しているため、構造物をプレキャストコンクリート造とすることにより得られる施工上のメリットを十分に生かすことができない。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、作業効率の向上に伴い、工期短縮を図ることの可能な構造物の制震構造、及び制震装置の取り付け方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の構造物の制震構造は、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構の構面内に、制震装置が備えられる構造物の制震構造であって、前記構面内には、制震機能を備える間柱が配置されており、該間柱が、前記梁の下面に取り付けられるプレキャストコンクリート造の柱上部と、該柱上部に対して鉛直方向で同軸上に配され、前記梁の上面に取り付けられるプレキャストコンクリート造の柱下部と、該柱下部の上端面と柱上部の下端面とを連結するように配される制震装置により構成され、前記柱上部及び柱下部の各々は、前記梁を挟んだ状態で3者を鉛直状に貫通する複数のアンカーボルトを介して、同時に前記梁に固着されることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の構造物の制震構造は、前記間柱の柱上部が、鉛直上方に突出して延在し、前記梁の梁成と前記柱下部の高さとを足し合わせた突出長さを有する複数の鉄筋を備えるプレキャストコンクリート造に成形され、前記間柱の柱下部が、該柱上部の上端面を前記梁の下面に面どうしで当接させるとともに、複数の前記鉄筋を梁に貫通させることにより、前記梁の上面に形成される前記鉄筋の突出部、及び該鉄筋の突出部を埋設する現場打ちコンクリートによりなる鉄筋コンクリート造に成形されることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の構造物の制震構造は、前記間柱の柱上部が、前記梁を鉛直方向に貫通し、上下端部を梁より突出するように配される複数の鉄筋の下端部と、複数の該鉄筋の下端部を埋設するコンクリートにより構成され、梁と一体化されたプレキャストコンクリート造に成形されるとともに、前記間柱の柱下部が、前記梁の上より突出する複数の前記鉄筋の上端部、及び該鉄筋の上端部を埋設する場所打ちコンクリートによりなる鉄筋コンクリート造に成形されることを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の構造物の制震構造は、前記ラーメン架構の構面内に、制震機能を備える間柱に代わり、制震壁が備えられており、鉛直面を備える平板状の軟鋼板材、及び該軟鋼板材を外周縁を取り囲むように設置され、剛性の高い部材よりなる枠組み材よりなる制震装置と、フランジの上面に複数のスタッドジベルが備えられたT形鋼よりなり、前記梁の上端面及び下端面の各々に固着されるとともに、前記制震装置と連結する対をなす取り合い部材により構成され、該取り合い部材が、ウェブを梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々から長さ方向に平行でかつ直交して突出するように、梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々とフランジの上面が当接するように配されて、フランジのスタッドジベルを前記梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々に埋設されるとともに、前記梁に埋設されるアンカーボルトを介して前記梁に固着され、該取り合い部材のウェブと、該制震壁の枠組み材を構成する上部材及び下部材の各々が、固定手段を介して固定されることを特徴としている。
【0010】
請求項5記載の構造物の制震構造は、前記ラーメン架構の構面内に、前記制震壁に代わり、ブレースダンパーが備えられており、該ブレースダンパーが、前記取り合い部材と、上下に位置する梁を連結するように斜方に配される制震部材とにより構成されることを特徴としている。
【0011】
請求項6記載の制震装置の取り付け方法は、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、プレキャストコンクリート造の柱上部、柱下部、及び梁をあらかじめ製作しておく第1の工程と、前記梁の上面の所定位置に柱下部を配置するとともに、梁の下面で前記柱下部と鉛直方向で同軸状となる位置に柱上部を配置し、前記柱上部、梁、及び柱下部の3者を鉛直方向に貫通するように複数のアンカーボルトを配置し、該アンカーボルトを介して前記梁に柱上部及び柱下部を固着する第2の工程と、前記梁の上面にコンクリート床スラブを施工するとともに、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築されることを特徴としている。
【0012】
請求項7記載の制震装置の取り付け方法は、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、鉛直上方に突出して延在し、前記梁の梁成と前記柱下部の高さとを足し合わせた突出長さを有する複数の鉄筋を備えるプレキャストコンクリート造の柱上部をあらかじめ製作しておく第1の工程と、該柱上部が下面に配置され、上面には複数の前記鉄筋の上端部が突出するように、梁を前記柱上部と一体となるようにプレキャストコンクリート造に構築する第2の工程と、前記梁の上面にコンクリート床スラブを構築すると同時に、前記鉄筋の突出部を埋設するようにコンクリートを打設し、前記梁の上面に柱下部を構築した後、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築されることを特徴としている。
【0013】
請求項8記載の制震装置の取り付け方法は、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、下面には、所定位置に該柱上部が形成され、上面には、柱上部を鉛直に層通し上端部を突出する複数の鉄筋が備えられる梁を、プレキャストコンクリート造に構築する第1の工程と、前記梁の上面にコンクリート床スラブを構築するとともに、前記鉄筋の上端部を埋設するようにコンクリートを打設し、前記梁の上面に柱下部を構築した後、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の構造物の制震構造及び制震装置の取り付け方法を、図1から図9に示す。本発明は、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなる構造物のラーメン架構の構面内に、制震装置を内包した構造を構築するにあたり、制震装置と構造物の梁との取り合い部材をプレキャストコンクリート造もしくは鉄骨造等、現場打ちコンクリート工事を不要とする構成を用いることにより、作業効率の向上に伴う工期短縮を実現するものである。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1に示すように、柱1とプレキャストコンクリート造の梁2よりなるラーメン架構を備える構造物3において、ラーメン架構の構面内には、間柱4が構築されている。該間柱4は、前記梁2の上面の所定位置に固着されている柱下部5と、該柱下部5と鉛直方向に同軸状で前記梁2の下面に固着されている柱上部6と、該柱上部6の下端面及び柱下部5の上端面を連結するように配される制震装置7とにより構成されている。
本実施の形態において、前記制震装置7には、鉛直面を形成する低降伏点鋼パネル7aとこれら上下端面に配され水平面を形成する鋼板よりなる対をなす接合板7bとにより構成されている鋼材ダンパーを用いているが、必ずしもこれにこだわるものではなく、制震装置として機能するとともに、間柱に内装できる形状を有する制震装置であれば、何れを用いても良い。
【0016】
また、前記柱上部6及び柱下部5は、図2(a)に示すように、工場等であらかじめ製作されたプレキャストコンクリート造よりなる部材で、その高さは、柱上部6と柱下部5、及び制震装置7の高さを足し合わせると、前記構造物3の階高となるように製作されている。これら柱上部6及び柱下部5は、前記梁2を挟んで上下方向に向かい合うように配されており、これら3者を貫通する複数のアンカーボルト8を介して柱上部6は梁2の下端面に、柱下部5は梁2の上端面に固着されている。
【0017】
このように前記構造物3の構面内に固着された柱上部6及び柱下部5は、柱上部6の下端面と柱下部5の上端面に、前記制震装置7の対をなす接合板7bが面どうしで突き合わされて固定手段9を介して固定されることにより、制震装置7を介して連結され、制震機能を備えた間柱4が構築され、前記構造物3に制震構造が備えられることとなる。
【0018】
上述する構成の制震機能を備えた間柱4が構面内に構築されている構造物3の、制震装置7の取り付け方法を以下に示す。
第1の工程では、図2(a)に示すように、工場等において、プレキャストコンクリート造の柱上部6、柱下部5、及び梁2を所望の大きさに製作しておく。なお、3者には連続して鉛直方向にアンカーボルト8を貫通できる孔6a、5a、2aをあらかじめ設けておく。
もしくは、柱上部6及び柱下部5にのみ、上述する孔6a、5aを設けておき、前記梁2には、前記孔2aを設けようとする位置に、両端部が鉛直状に突出するようにアンカーボルト8を固着しておいても良い。このとき、前記アンカーボルト8は、両端部が梁2の上下端面から柱上部6及び柱下部5の部材高さを越える高さを突出するように、その部材長を確保しておく。
【0019】
第2の工程では、図2(b)に示すように、前記梁2の上面の所定位置に柱下部5、これと鉛直で同軸となる下面の所定位置に柱上部6を配置し、各々に設けられた鉛直方向の孔6a、5a、2aが連続するように位置あわせを行った上で、該孔6a、5a、2aに前記アンカーボルト8を設置することにより、前記梁2に柱上部6及び柱下部5を固着する。
なお、あらかじめ前記梁2にアンカーボルト8を固着した場合には、該アンカーボルト8の両端部各々を、柱上部6もしくは柱下部5の孔6a、5aに差し込むことにより、梁2に対する柱上部6もしくは柱下部5の位置あわせを簡略に実施することができる。
【0020】
前記第3の工程では、図2(c)に示すように、前記柱上部6及び柱下部5が固着された前記梁2を用いて前記構造物3の架構を構築し、前記梁2の上面にコンクリート床スラブ13を構築する。
この後、図1に示すように、柱上部6と柱下部5の間に制震装置7を配置し、柱上部6の下端面及び柱下部5の上端面と前記制震装置7の接合板7bを面どうしで向かい合わせて、固定手段9を介して固定することにより制震装置7が取り付けられ、前記構造物3の構面内に制震機能を備えた間柱4を備える構造物3の制震構造が構築されることとなる。
【0021】
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態及び第3の実施の形態では、第1の実施の形態で示した構成と同様な構造物3の構面内に制震機能を備えた間柱4を備える構造物3の制震構造において、他の事例を示す。
【0022】
図3に示すように、柱1とプレキャストコンクリート造の梁2よりなるラーメン架構を備える構造物3において、ラーメン架構の構面内には、第1の実施の形態と同様に、柱下部5、柱上部6、及び制震装置7を備える間柱4が構築されている。
該柱上部6は、第1の実施の形態と同様に、工場等であらかじめ製作されたプレキャストコンクリート造よりなる部材であるが、図4(a)に示すように、その上端面には鉛直上方に延在する鉄筋10が複数突出している。該鉄筋10は、下端部が柱上部6に埋設されており、前記柱上部6の上端面からの突出長さを、前記梁2の梁成と柱下部5の部材高さを足し合わせた長さを確保できる部材長に形成されている。
このような構成の柱上部6は、図3に示すように、上端面を梁2の下面に突き合わせ、複数の前記鉄筋10が梁2を鉛直に貫通し、その上端部が該梁2の上面より突出するように一体的に接合されている。
一方、前記柱下部5は、前記梁2の上面に形成される鉄筋10の突出部と、該鉄筋10の突出部を埋設する現場打ちコンクリート11よりなる鉄筋コンクリート造に構成されている。
【0023】
このように前記構造物3の構面内に固着された柱上部6及び柱下部5は、柱上部6の下端面と柱下部5の上端面に、前記制震装置7の対をなす接合板7bが面どうしで突き合わされて固定手段9を介して固定されることにより、制震装置7を介して連結され、制震機能を備えた間柱4が構築され、前記構造物3に制震構造が備えられることとなる。
【0024】
上述する構成の制震機能を備えた間柱4が構面内に構築されている構造物3の、制震装置7の取り付け方法を以下に示す。
第1の工程では、図4(a)に示すように、工場等において、プレキャストコンクリート造の柱上部6を所望の大きさに製作しておく。なお、柱上部6には上面より鉛直状に所定の長さだけ突出する複数の鉄筋10を埋設しておく。
【0025】
第2の工程では、図4(b)に示すように、同じく工場等において、プレキャストコンクリート造の前記梁2を製作するが、梁2の型枠12の底面に前記柱上部6の断面と同形状の開口部を設けておき、該開口部に柱上部6を嵌合させた上で、型枠12にコンクリートを打設することにより、下面に柱上部6が配され、上面に柱上部6の鉄筋10による突出部が形成された梁2を構築する。
なお、このような柱上部6と一体となった梁2の製造方法は、必ずしもこれにこだわるものではなく、柱上部6と梁2とを一体化したプレキャストコンクリート部材を製作できる方法であれば、何れを用いてもその方法にこだわるものではない。
【0026】
第3の工程では、前記柱上部6が固着された前記梁2を用いて前記構造物3の架構を構築した後、図4(c)に示すように、前記梁2の上面に形成された鉄筋10による突出部を囲うように図示しない型枠を配置して、内方に場所打ちコンクリート11を打設することにより、柱下部5を構築する。このとき、同時に前記梁2の上面にコンクリート床スラブ13を構築する。
前記柱下部5を構成するコンクリート11の硬化後に脱型した上、図3に示すように、柱上部6と柱下部5の間に制震装置7を配置し、柱上部6の下端面及び柱下部5の上端面と前記制震装置7の接合板7bを面どうしで向かい合わせて、固定手段9を介して固定することにより制震装置7が取り付けられ、前記構造物3の構面内に制震機能を備えた間柱4を備える構造物3の制震構造が構築されることとなる。
【0027】
(第3の実施の形態)
図5に示すように、柱1とプレキャストコンクリート造の梁2よりなるラーメン架構を備える構造物3において、ラーメン架構の構面内には、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、柱下部5、柱上部6、及び制震装置7を備える間柱4が構築されている。
該柱上部6は、図6(a)に示すように、前記梁2を鉛直方向に貫通し、上下面より両端部を突出するように配される複数の鉄筋10の下端部と、複数の該鉄筋10の下端部を埋設するコンクリートにより構成されており、該梁2と一体的に構築されたプレキャストコンクリート造のユニット14を構成している。
一方、前記柱下部5は、該ユニット14の上面に突出する鉄筋10の上端部と、該鉄筋10の上端部を埋設する場所打ちコンクリート11よりなる鉄筋コンクリート造に構成されている。
なお、前記鉄筋10は、中間部が梁2に埋設されており、該梁2の上面からの突出長さには前記柱下部5の部材高さ、該梁2の下面からの突出長さには柱上部6の部材高さを確保できる部材長に形成されている。
【0028】
このように前記構造物3の構面内に固着された柱上部6及び柱下部5は、柱上部6の下端面と柱下部5の上端面に、前記制震装置7の対をなす接合板7bが面どうしで突き合わされて固定手段9を介して固定されることにより、制震装置7を介して連結され、制震機能を備えた間柱4が構築され、前記構造物3に制震構造が備えられることとなる。
【0029】
上述する構成の制震機能を備えた間柱4が構面内に構築されている構造物3の、制震装置7の取り付け方法を以下に示す。
第1の工程では、図6(a)に示すように、工場等において、プレキャストコンクリート造の柱上部6と梁2より構成されるユニット14を所望の大きさに製作しておく。なお、該ユニット14は、あらかじめ柱上部6及び梁2を形成できる型枠12を作成しておき、該型枠12の柱上部6の形成部及び梁2の形成部に、両者を層通するとともに、梁2の上面より鉛直状に所定の長さだけ上端部が突出するように複数の鉄筋10を配置しておき、該鉄筋10を埋設するようコンクリートを打設することにより、鉄筋10の下端部を内包する柱上部6と、上面に鉄筋10の上端部が突出する梁2よりなるユニット14を構築する。
なお、このようなユニット14の製造方法は、必ずしもこれにこだわるものではなく、柱上部6と梁2とを一体化したユニット14を製作できる方法であれば、何れを用いてもその方法にこだわるものではない。
【0030】
第2の工程では、前記ユニット14を用いて前記構造物3の架構を構築した後、図6(b)に示すように、前記ユニット14の上面に突出する鉄筋10の上端部を囲うように図示しない型枠を配置して、内方に場所打ちコンクリート11を打設することにより、柱下部5を構築する。このとき、同時に前記ユニット14の上面にコンクリート床スラブ13を構築する。
【0031】
第3の工程では、前記柱下部5を構成するコンクリート11の硬化後に脱型した上、図5に示すように、ユニット14を構成する柱上部6と柱下部5の間に制震装置7を配置し、柱上部6の下端面及び柱下部5の上端面と前記制震装置7の接合板7bを面どうしで向かい合わせて、固定手段9を介して固定することにより制震装置7が取り付けられ、前記構造物3の構面内に制震機能を備えた間柱4を備える構造物3の制震構造が構築されることとなる。
【0032】
上述する第1から第3の実施の形態によれば、構造物3の制震構造を、前記構造物3の構面内に制震機能を備えた間柱4を備える構成とし、第1の実施の形態では、制震装置7と構造物3の梁2との取り合い部となる前記間柱4の柱上部6及び柱下部5の両者をプレキャストコンクリート造に製作したことから、現場打ちコンクリート工事に係る作業工程を不要とすることができ、作業効率の向上に伴う工期短縮を実施することが可能となる。
また、第2の及び第3の実施の形態に示すように、柱上部6のみをプレキャストコンクリート造とした場合にも、柱下部5は、コンクリート床スラブ13の構築とともに、現場打ちコンクリート工事に係る作業工程を実施すればよいため、作業効率の向上に伴う工期短縮を実施することが可能となる。
さらに、高層構造物に適用する際には、前記梁2、柱下部5、柱上部6の製造
用いる図示しない型枠と同様に、ユニット14の製造の際に用いる型枠12を、繰り返し使用することができるため、大幅なコスト削減に寄与することが可能となる。
【0033】
(第4の実施の形態)
第1から第3の実施の形態では、前記構造物3の構面内に制震機能を備えた間柱4を備える構造物3の制震構造を示したが、第4の実施の形態では、前記構造物3の構面内に制震壁15を備える構造物3の制震構造を示す。
【0034】
図7(a)に示すように、柱1とプレキャストコンクリート造の梁2よりなるラーメン架構を備える構造物3において、ラーメン架構の構面内には、制震壁15が構築されている。該制震壁15は、前記梁2の上面の所定位置に配置されている第1の取り合い部材16と、該第1の取り合い部材16と鉛直方向に同軸状で前記梁2の下面に配置されている第2の取り合い部材17と、該第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17を連結するように配される制震装置7とにより構成されている。
本実施の形態において、前記制震装置7には、鉛直面を形成する低降伏点鋼パネル7aと、これらの外周縁を取り囲むように設置される鋼材等よりなる枠組み材7cとにより構成されているが、必ずしもこれにこだわるものではなく、制震装置7として機能するとともに、制震壁15に内装できる形状を有する制震装置であれば、何れを用いても良い。
【0035】
また、図7(b)に示すように、前記第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17は、フランジ16a、17aの上面に複数のスタッドジベル16b、17bが固着されたT形鋼により構成されている。これら第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17は、前記梁2を挟んで上下方向にフランジ16a、17aを向かい合うように配されており、第2の取り合い部材17は、スタッドジベル17bを梁2の下面に埋設した状態で、また第1の取り合い部材16は、スタッドジベル16bを梁2の上面に配されたコンクリート床スラブ13に埋設した状態で、これら3者を貫通する複数のアンカーボルト8を介して第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17は梁2に固着されている。
【0036】
このように前記構造物3の構面内に固着された第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17の、梁2より直交するとともに、梁2の長さ方向に延在するウェブ16c、17cに、前記制震装置7を構成する枠組み材7cの上下端部各々が、固定手段9を介して固定されることにより制震壁15が構築され、前記構造物3に制震構造が備えられることとなる。
【0037】
なお、前記第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17を梁2に固着さるアンカーボルト8の配置構造は、必ずしも上述するものにこだわるものではない。
例えば、図7(c)に示すように、第1の取り合い部材16は、あらかじめ前記梁2の上面より上端部が突出するように、梁2にアンカーボルト8aを埋め込んでおき、該アンカーボルト8aの上端部を、第1の取り合い部材16のフランジ16aに設けた図示しない孔に貫通させた上で、ナット20により締結する。第2の取り合い部材17は、フランジ17aの上面に前記梁2の梁成より略短いアンカーボルト8bを固着しておき、前記スタッドジベル17bと同様に梁2の下面より埋設する。このとき、第1の取り合い部材16のアンカーボルト8aと、第2の取り合い部材17のアンカーボルト8bは、前記梁2の内方で差し違え配列を形成するように配置する。
【0038】
また、図8(a)に示すように、第2の取り合い部材17には、フランジ17aの上面に前記梁2の梁成及びコンクリート床スラブ13の部材厚を足し合わせた長さより長い部材長のアンカーボルト8bを固着しておき、前記スタッドジベル17bと同様に梁2の下面より埋設する。これにより、前記アンカーボルト8bの先端部がコンクリート床スラブ13より突出することから、第1の取り合い部材16を、スタッドジベル16bが梁2の上面に配されたコンクリート床スラブ13に埋設された状態で、フランジ16aに設けた図示しない孔に、前記アンカーボルト8bの先端部を貫通させた上で、ナット20により締結する。
【0039】
さらに、図8(b)に示すように、第2の取り合い部材17には、フランジ17aの上面に前記梁2の梁成と同様の長さのアンカーボルト8bを固着しておき、前記スタッドジベル17bと同様に梁2の下面より埋設する。なお、アンカーボルト8bの先端部には、カプラー8cを取り付けておく。一方、第1の取り合い部材16には、前記第2の取り合い部材17のアンカーボルト8bと対応する位置にコンクリート床スラブ13の部材厚より略長いアンカーボルト8aをフランジ16aの上面に取り付けておき、梁2の上面に配されたコンクリート床スラブ13にこれらを埋設して、アンカーボルト8aの端部をアンカーボルト8bのカプラー8cに嵌合する。
【0040】
(第5の実施の形態)
第4の実施の形態では、前記構造物3の構面内に制震壁15を備える構造物3の制震構造を示したが、第5の実施の形態では、前記構造物3の構面内にブレースダンパー18を備える構造物3の制震構造を示す。
【0041】
図9に示すように、柱1とプレキャストコンクリート造の梁2よりなるラーメン架構を備える構造物3において、ラーメン架構の構面内には、ブレースダンパー18が構築されている。該ブレースダンパー18は、前記梁2の上面の所定位置に配置されている第1の取り合い部材16、及び前記梁2の下面に配置されている第2の取り合い部材17と、該第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17を連結するように配される制震部材19とにより構成されている。
前記第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17は、第4の実施の形態で示したものと同様で、フランジ16a、17aの上面にスタッドジベル16b、17bが固着されており、該スタッドジベル16b、17bを梁2の上面に配置されているコンクリート床スラブ13及び梁2の下面に埋設するようにして、各々が前記梁2に固着されている。なお、本実施の形態では、これら前記フランジ16a、17aの上面に、スタッドジベル16b、17bのみでなく、前記梁2の梁成よりも略短いアンカーボルト8が固着されており、該アンカーボルト8もスタッドジベル16b、17bと同様に、梁2の上面に配置されているコンクリート床スラブ13及び梁2の下面に埋設されることにより、第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17は、梁2に強固に固着されるものである。
【0042】
一方、前記制震部材19には、極低降伏点鋼製の斜材を用いており、ハの字型を形成するように対をなして配置されているが、必ずしもこれにこだわるものではなく、鉄筋コンクリートにより、該斜材の周囲をアンボンド状に覆われたいわゆるアンボンドブレースを用いる等、前記構造物3の構面内に配置できる形状を有する制震部材19であれば、何れを用いても良い。
【0043】
このように、ハの字型を形成する対をなす前記制震部材19は、両者の上端部が、梁2の下面で長さ方向の中央部近傍に配された1体の第2の取り合い部材17のウェブ17cに固定手段9を介して固定されるとともに、下端部が、梁2の上面に配されたコンクリート床スラブ13上で、構面の隅角部近傍の各々に位置する2体の第1の取り合い部材16各々のウェブ16cに、固定手段9を介して固定されることによりブレースダンパー18が構築され、前記構造物3に制震構造が備えられることとなる。
【0044】
上述する第4及び第5の実施の形態によれば、構造物3の制震構造を、前記構造物3の構面内に制震壁15もしくはブレースダンパー18を備える構成にするとともに、制震装置7と構造物3の梁2との取り合い部となる第1の取り合い部材16及び第2の取り合い部材17をT形鋼よりなる鉄骨造とし、前記梁2に対してアンカーボルト8を介して固着する構成としたことから、現場打ちコンクリート工事に係る作業工程を不要とすることができ、作業効率の向上に伴う工期短縮を実施することが可能となる。
また、構造物3の構面内に制震装置7を配置することにより、構造物3の制震性能を向上させつつ、柱1及び梁2のスリム化を図ることが可能となり、室内の有効スペースを拡張することができるとともに、コンクリートや鉄筋等の数量を大幅に削減でき、工費削減に大きく寄与することが可能となる。
さらに、個々の構造部材の重量を低減できるため、作業性の向上を図ることが可能となるだけでなく、基礎構造への負担を大幅に低減することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の構造物の制震構造によれば、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構の構面内に、制震装置が備えられる構造物の制震構造であって、前記構面内には、制震機能を備える間柱が配置されており、該間柱が、前記梁の下面に取り付けられるプレキャストコンクリート造の柱上部と、該柱上部に対して鉛直方向で同軸上に配され、前記梁の上面に取り付けられるプレキャストコンクリート造の柱下部と、該柱下部の上端面と柱上部の下端面とを連結するように配される制震装置により構成され、前記柱上部及び柱下部の各々は、前記梁を挟んだ状態で3者を鉛直状に貫通する複数のアンカーボルトを介して、同時に前記梁に固着される。
【0046】
また、請求項6記載の制震装置の取り付け方法によれば、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、プレキャストコンクリート造の柱上部、柱下部、及び梁をあらかじめ製作しておく第1の工程と、前記梁の上面の所定位置に柱下部を配置するとともに、梁の下面で前記柱下部と鉛直方向で同軸状となる位置に柱上部を配置し、前記柱上部、梁、及び柱下部の3者を鉛直方向に貫通するように複数のアンカーボルトを配置し、該アンカーボルトを介して前記梁に柱上部及び柱下部を固着する第2の工程と、前記梁の上面にコンクリート床スラブを施工するとともに、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築される
【0047】
これにより、制震装置と構造物の梁との取り合い部に係る現場打ちコンクリート工事による作業工程を不要とすることができ、作業効率の向上に伴う工期短縮を実施することが可能となる。
【0048】
請求項2及び3記載の構造物の制震構造によれば、前記間柱の柱上部が、鉛直上方に突出して延在し、前記梁の梁成と前記柱下部の高さとを足し合わせた突出長さを有する複数の鉄筋を備えるプレキャストコンクリート造に成形され、前記間柱の柱下部が、該柱上部の上端面を前記梁の下面に面どうしで当接させるとともに、複数の前記鉄筋を梁に貫通させることにより、前記梁の上面に形成される前記鉄筋の突出部、及び該鉄筋の突出部を埋設する場所打ちコンクリートによりなる鉄筋コンクリート造に成形される。
もしくは、前記間柱の柱上部が、前記梁を鉛直方向に貫通し、上下端部を梁より突出するように配される複数の鉄筋の下端部と、複数の該鉄筋の下端部を埋設するコンクリートにより構成され、梁と一体化されたプレキャストコンクリート造に成形されるとともに、前記間柱の柱下部が、前記梁の上より突出する複数の前記鉄筋の上端部、及び該鉄筋の上端部を埋設する場所打ちコンクリートによりなる鉄筋コンクリート造に成形される。
【0049】
また、請求項7及び8記載の制震装置の取り付け方法によれば、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、鉛直上方に突出して延在し、前記梁の梁成と前記柱下部の高さとを足し合わせた突出長さを有する複数の鉄筋を備えるプレキャストコンクリート造の柱上部をあらかじめ製作しておく第1の工程と、該柱上部が下面に配置され、上面には複数の前記鉄筋の上端部が突出するように、梁を前記柱上部と一体となるようにプレキャストコンクリート造に構築する第2の工程と、前記梁の上面にコンクリート床スラブを構築すると同時に、前記鉄筋の突出部を埋設するように場所打ちコンクリートを打設し、前記梁の上面に柱下部を構築した後、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築される。
【0050】
もしくは、柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、下面には、所定位置に該柱上部が形成され、上面には、柱上部を鉛直に層通し上端部を突出する複数の鉄筋が備えられる梁を、プレキャストコンクリート造に構築する第1の工程と、前記梁の上面にコンクリート床スラブを構築するとともに、前記鉄筋の上端部を埋設するように場所打ちコンクリートを打設し、前記梁の上面に柱下部を構築した後、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築される。
【0051】
これにより、柱上部のみをプレキャストコンクリート造とした場合にも、柱下部は、コンクリート床スラブの構築とともに、現場打ちコンクリート工事に係る作業工程を実施すればよいため、作業効率の向上に伴う工期短縮を実施することが可能となる。
【0052】
請求項4及び5に記載の構造物の制震構造によれば、前記ラーメン架構の構面内に、制震機能を備える間柱に代わり、制震壁が備えられており、鉛直面を備える平板状の軟鋼板材、及び該軟鋼板材を外周縁を取り囲むように設置され、剛性の高い部材よりなる枠組み材よりなる制震装置と、フランジの上面に複数のスタッドジベルが備えられたT形鋼よりなり、前記梁の上端面及び下端面の各々に固着されるとともに、前記制震装置と連結する対をなす取り合い部材により構成され、該取り合い部材が、ウェブを梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々から長さ方向に平行でかつ直交して突出するように、梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々とフランジの上面が当接するように配され、フランジのスタッドジベルを前記梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々に埋設されるとともに、前記梁に埋設されたアンカーボルトを介して前記梁に固着され、該取り合い部材のウェブと、該制震壁の枠組み材を構成する上部材及び下部材の各々が、固定手段を介して固定される。
【0053】
または、前記ラーメン架構の構面内に、前記制震壁に代わり、ブレースダンパーが備えられており、該ブレースダンパーが、対をなす前記取り合い部材と、上下に位置する梁を連結するように斜方に配される制震部材とにより構成されることを特徴としている。
【0054】
これにより、制震装置と構造物の梁との取り合い部材をT形鋼よりなる鉄骨造とし、梁に対してアンカーボルトを介して固着する構成としたことから、現場打ちコンクリート工事に係る作業工程を不要とすることができ、作業効率の向上に伴う工期短縮を実施することが可能となる。
【0055】
また、構造物の制震性能を向上させつつ、柱及び梁のスリム化を図ることが可能となり、室内の有効スペースを拡張することができるとともに、コンクリートや鉄筋等の数量を大幅に削減でき、工費削減に大きく寄与することが可能となる。
【0056】
さらに、個々の構造部材の重量を低減できるため、作業性の向上を図ることが可能となるだけでなく、基礎構造への負担を大幅に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造物の構面内に、制震機能を有する間柱を備えた第1の実施の形態の構造物の制震構造を示す図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態の制震装置の取り付け方法を示す図である。
【図3】本発明に係る構造物の構面内に、制震機能を有する間柱を備えた第2の実施の形態の構造物の制震構造を示す図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態の制震装置の取り付け方法を示す図である。
【図5】本発明に係る構造物の構面内に、制震機能を有する間柱を備えた第3の実施の形態の構造物の制震構造を示す図である。
【図6】本発明に係る第3の実施の形態の制震装置の取り付け方法を示す図である。
【図7】本発明に係る構造物の構面内に、制震壁を備えた構造物の制震構造を示す図である。
【図8】本発明に係る構造物の構面内に、制震壁を備えた構造物の制震構造の他の事例を示す図である。
【図9】本発明に係る構造物の構面内に、ブレースダンパーを備えた構造物の制震構造を示す図である。
【符号の説明】
1 柱
2 梁
3 構造物
4 間柱
5 柱下部
6 柱上部
7 制震装置
7a 低降伏点鋼パネル
7b 接合板
7c 枠組み材
8 アンカーボルト
8a アンカーボルト
8b アンカーボルト
8c カプラー
9 固定手段
10 鉄筋
11 コンクリート
12 型枠
13 コンクリート床スラブ
14 ユニット
15 制震壁
16 第1の取り合い部材
16a フランジ
16b スタッドジベル
16c ウェブ
17 第2の取り合い部材
17a フランジ
17b スタッドジベル
17c ウェブ
18 ブレースダンパー
19 制震部材
20 ナット

Claims (8)

  1. 柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構の構面内に、制震装置が備えられる構造物の制震構造であって、
    前記構面内には、制震機能を備える間柱が配置されており、
    該間柱が、前記梁の下面に取り付けられるプレキャストコンクリート造の柱上部と、
    該柱上部に対して鉛直方向で同軸上に配され、前記梁の上面に取り付けられるプレキャストコンクリート造の柱下部と、
    該柱下部の上端面と柱上部の下端面とを連結するように配される制震装置により構成され、
    前記柱上部及び柱下部の各々は、前記梁を挟んだ状態で3者を鉛直状に貫通する複数のアンカーボルトを介して、同時に前記梁に固着されることを特徴とする構造物の制震構造。
  2. 請求項1に記載の構造物の制震構造であって、
    前記間柱の柱上部が、鉛直上方に突出して延在し、前記梁の梁成と前記柱下部の高さとを足し合わせた突出長さを有する複数の鉄筋を備えるプレキャストコンクリート造に成形され、
    前記間柱の柱下部が、該柱上部の上端面を前記梁の下面に面どうしで当接させるとともに、複数の前記鉄筋を梁に貫通させることにより、前記梁の上面に形成される前記鉄筋の突出部、及び該鉄筋の突出部を埋設する現場打ちコンクリートによりなる鉄筋コンクリート造に成形されることを特徴とする構造物の制震構造。
  3. 請求項1に記載の構造物の制震構造であって、
    前記間柱の柱上部が、前記梁を鉛直方向に貫通し、上下端部を梁より突出するように配される複数の鉄筋の下端部と、複数の該鉄筋の下端部を埋設するコンクリートにより構成され、梁と一体化されたプレキャストコンクリート造のユニットに成形されるとともに、
    前記間柱の柱下部が、該ユニットの上面より突出する複数の前記鉄筋の上端部、及び該鉄筋の上端部を埋設する現場打ちコンクリートによりなる鉄筋コンクリート造に成形されることを特徴とする構造物の制震構造。
  4. 請求項1に記載の構造物の制震構造であって、
    前記ラーメン架構の構面内に、制震機能を備える間柱に代わり、制震壁が備えられており、
    鉛直面を備える平板状の軟鋼板材、及び該軟鋼板材を外周縁を取り囲むように設置され、剛性の高い部材よりなる枠組み材よりなる制震装置と、
    フランジの上面に複数のスタッドジベルが備えられたT形鋼よりなり、前記梁の上端面及び下端面の各々に固着されるとともに、前記制震装置と連結する対をなす取り合い部材により構成され、
    該取り合い部材が、ウェブを梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々から長さ方向に平行でかつ直交して突出するように、梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々とフランジの上面が当接するように配されて、
    前記フランジのスタッドジベルを前記梁の上端面に配されるコンクリート床スラブ及び梁の下端面の各々に埋設されるとともに、前記梁に埋設されるアンカーボルトを介して前記梁に固着され、
    該取り合い部材のウェブと、該制震壁の枠組み材を構成する上部材及び下部材の各々が、固定手段を介して固定されることを特徴とする構造物の制震構造。
  5. 請求項3に記載の構造物の制震構造であって、
    前記ラーメン架構の構面内に、前記制震壁に代わり、ブレースダンパーが備えられており、
    該ブレースダンパーが、前記取り合い部材と、上下に位置する梁を連結するように斜方に配される制震部材とにより構成されることを特徴とする構造物の制震構造。
  6. 柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、
    プレキャストコンクリート造の柱上部、柱下部、及び梁をあらかじめ製作しておく第1の工程と、
    前記梁の上面の所定位置に柱下部を配置するとともに、梁の下面で前記柱下部と鉛直方向で同軸状となる位置に柱上部を配置し、
    前記柱上部、梁、及び柱下部の3者を鉛直方向に貫通するように複数のアンカーボルトを配置し、該アンカーボルトを介して前記梁に柱上部及び柱下部を固着する第2の工程と、
    前記梁の上面にコンクリート床スラブを施工するとともに、前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築されることを特徴とする制震装置の取り付け方法。
  7. 柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、
    鉛直上方に突出して延在し、前記梁の梁成と前記柱下部の高さとを足し合わせた突出長さを有する複数の鉄筋を備えるプレキャストコンクリート造の柱上部をあらかじめ製作しておく第1の工程と、
    該柱上部が下面に配置され、上面には複数の前記鉄筋の上端部が突出するように、梁を前記柱上部と一体となるようにプレキャストコンクリート造に構築する第2の工程と、
    前記梁の上面にコンクリート床スラブを構築するとともに、前記鉄筋の突出部を埋設するようにコンクリートを打設し、前記梁の上面に柱下部を構築した後、
    前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築されることを特徴とする制震装置の取り付け方法。
  8. 柱及びプレキャストコンクリート造の梁よりなるラーメン架構を備える構造物の、構面内に備えられる制震装置の取り付け方法であって、
    鉛直状に配され上下端部が上下面より突出するように配される複数の鉄筋を備える梁と、該梁の下面で、前記鉄筋の下端部を内包する柱上部とを一体化した、プレキャストコンクリート造にユニットを構築する第1の工程と、
    前記ユニットの上面にコンクリート床スラブを構築するとともに、前記鉄筋の上端部を埋設するようにコンクリートを打設し、前記ユニットの上面に柱下部を構築した後、
    前記柱上部及び柱下部を連結するように制震装置を設置する第3の工程とにより構築されることを特徴とする制震装置の取り付け方法。
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